[0030] 日常生活で得られるTips

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【日刊・デジタルクリエイターズ】 No.0030 1998/05/16発行
  <http://www.towers-inc.com/mag/daily/>
  情報提供はこちらまで 
  登録・変更<http://www.towers-inc.com/mag/daily/regist.html>
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●コラム『日常生活で得られるTips』/ 松岡アキラ

●実録・インターネット事情
 ・「プロバイダーからの不幸の手紙」
●イベント・情報
 ・WINDOWS WORLD Expo/Tokyo 98



■コラム『日常生活で得られるTips』
 ゲストライター:松岡アキラ

ほとんど毎日巻末にTIPSを掲載している松岡アキラです。

CGを作るためにはコンピューターの基本操作を覚え、使用ソフトを選択し習
得することは非常に重要です。そういう方々へのメッセージとして巻末TIPSを
続けているのですが、本当のCG上達方法は技術面以外の部分に隠されている
と思うのです。
それが「感性」と呼ばれるものなのかは分かりませんが・・・・・

パソコンと向き合っている間以外のCGの参考となる要素を日常生活から吸収
する方法を紹介します。

●形状把握に役立つあれこれ
・プラモデルや人形など、子供向けのおもちゃ
リアルなスケールモデルからデフォルメされたおもちゃなど種類も多く、見る
だけでなくさわることで動き方なども参考になります。

・模型雑誌
現物写真では撮影条件が悪いと把握しにくい部分も模型化されていると分かり
やすいです。雰囲気を出すために現物写真もあればさらに役立ちます。

・自分自身のからだ
これもいい教材ですね、容姿は度外視しましょう(笑)。

・構造の把握
乗り物などは資料で形状を把握するだけでなく、動作原理や可動部分の構造を
把握していると機能的なモデリングが出来ます。

・規格化された大きさを知っておく
建物など大きなものに関してはスケール感がつかみにくいです。外観の資料が
あっても細かな寸法図は滅多に手に入りません。ドアなどは寸法が規格化され
ているのである程度の大きさを把握できます。そこから全体寸法を割り出すの
です。
他にも道路標示(路面にペイントされている点線)など寸法割り出しに役立つ
物は数多くあります。

●形状表現に役立つあれこれ

・描く
とにかく手で描いてみることです。うまく描けるかどうかは関係ありません。
メモ書き程度でも構いません。大雑把な形状からモデリングに適した形にまと
めるのです。この作業がうまくできれば、モデリングに迷う時間を減少させる
ことが出来ます。

・粘土遊び
顔、人体などの入り組んだ形状は、粘土などを使って手触りで形状を把握して
おくとモデリングイメージが明確になります。

●質感、情景表現に役立つあれこれ
・形でなく色としてみる
林檎は赤い、米は白いなどの知識で知っている色ではなく、本当に目に飛び込
んでくる色を見極めましょう。金属や液体などは特に周辺の環境に大きく影響
されます。リアルな質感表現はその微妙な色使いを自分で作り出せるかという
点が大きいのです。

・距離によって変わるみえかた
大気のかすみで、遠方の山が青く見えたり(理屈は詳しく分かりませんが)、
遠くになればなるほど失われていく立体感など、CGの風景画がリアルに見え
ないのはこのような日常的な現象を考慮していないからです。
先日宇宙空間での宇宙飛行士の作業光景をテレビで見ましたが、鮮やかな光と
影のコントラストに「CGみたいだ」と思ってしまいました(真空だから?)

・光の当たり方
朝の光、昼の日差し、夕焼け、月明かりなどの自然光、室内やスタジオ、街灯
などの人工光、目に飛び込んでくる光の情報はこれらの集まったものなのです
(さらに拡散光とかあるようですが、専門家じゃないのでパス)。
光源の特性を把握し、的確な光源の配置ができれば、自然界と似たような再現
が出来る「ハズ」です。
木陰がどれぐらい暗くなるのか?、影の輪郭は?晴天時と雨天時の違い?な
ど、自然の光に対しても日頃から興味深く観察しておきましょう。
私の場合、神戸で行われるルミナリエに行った際、周辺の建物への光の届き方
ばっかり気になっていました(夜の市街戦の爆発シーンの照明設定の参考にな
ります)。

特にオススメは映画のライティングです。
人工的な照明で再現されたあらゆるシーンは格好の勉強材料です。

●アニメーションに役立つあれこれ
・動いているものだけを抽出
日常見られるあらゆるものの動きには、規則的なものもあれば不規則なものも
あり、それらが絡み合って一つの時間軸を構成している・・・・・とかいう堅
い話は別として、動くものの観察は非常に重要です。
目を見開き形や色でなく、動きの情報だけに集中してみましょう。
普段は気がつかないものの動きまで感じることが出来るでしょう。

・ビデオのコマ送り
走っているシーンや爆発などの瞬間的な動きなどは、ビデオのコマ送り再生を
することで細かく把握することが出来ます。

・実際に動かしてみる、試してみる
身ぶりやしぐさは自分の体で、落下や転がりなどは身近なものを使ってみる、
などと考えるだけでなく実際に「やってみる」ことが大切です。その際に起き
たハプニングなどは演出面での参考になるでしょう。

●作品として役立つあれこれ
・人生経験
失敗談やハプニングなどはその再現シーンを作るだけでもおもしろいものです。
作品のテーマになるような経験をたくさん積みましょう。
私個人にも私なりの経験が数多くあります(ヒミツです)。

・いろんな作品を見る
いい作品も見る。悪い作品も見る。感動した、びっくりした、わくわくした。
その気持ちをしっかり覚えておくことです。
パロディーなんかも非常にいい勉強になると思います(仕事では使えませんが)

・よくしゃべる
独りよがりにならないように、同士との交流も大切です。
雑談の中で突飛なアイデアが飛び出すことも多く、製作意欲も高まります。
隠し玉のアイデアはうっかり口にしない方がいいかも(そういうネタに限って
たいしたものでは無いことが多い)。

かなり私見が入っていますが、パソコンにさわっていないときでもあらゆるも
のが役立つということが分かっていただければと思います。
思いついたまま書いたので、抜けや書き損じもあるかと思いますが、皆さんは
皆さん自身の「役立ちあれこれ」を見つけるようにしましょう。

技術面に関しては引き続き巻末TIPSを愛読いただければ幸いです。

【プロフィール】
松岡アキラ(ディジタルクリエーター)
現在では広く知られているディジタルクリエーターという肩書きを3年前から
使っていたことだけが誇りの、さすらいクリエーター。
Macとの出会いは湾岸戦争の日。本格的なMac業務はその1年後。フリーへの
転機は阪神大震災。すべては1月17日が起点となっている(今年は何もな
かった)。Mac関連業務を転々とし、現在は3DCGをメインにさすらいつづけ
ている。独創性のあるCGがウリのはずだが、それではなかなか食べていけな
い。売れない芸人のお決まり文句。理想の仕事環境を求めながら、CG芸を磨い
ている。
mailto:akira@siliconcafe.com

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■実録・インターネット事情

「プロバイダーからの不幸の手紙」

----これを読んだら、アナタも不幸になる!?
請求書が恐いKONOMI@funfun(許斐節子)

先月、専用線接続しているプロバイダーから突然のメールが届きました。 上位
のプロバイダーがやめるので接続先がみつからず、廃業するとのこと。
「へぇ~、プロバイダーも大変なんだなぁ」

・・・なぁんて同情してる場合じゃないぞっ!
なんでこんな大事な話をメールで言ってくるのョ?
このまま放っておけば、あと1ヶ月で、うちのサーバーはInternetから、のけ者
にされるってことやんか!?
それに、プロバイダー側の工事費や保証料等々を最初にいっぱい払ったんだゾ!
なのに、たった1年でやめるなんて、ひどい!入会金、返せっ!
あぁ、悪いオトコに騙された気分。 プンプン

とにかく新しいプロバイダーを探さなくては!
ところが、今のプロバイダーと同じor安い料金のプロバイダーが・・・ない! ナ
イ! ないぃ~いっ!
OCNなら確かに『安い』。でも、プロバイダーの専用線を使用することが前提条
件なのだ。
ううむ。これじゃあ、持ってる専用線は使えないってことかぁ~?(もったい
ないよ)

というワケで、市内にアクセスポイントのあるプロバイダーを探したが、意外
とみつからなくって、結局、たまたま営業にやってきたODNと慌てて契約した次
第であります。
ケッコー悩んだ割には、アッサリ決めちゃったのだ。

だって……知ってました?
新しいプロバイダーと接続するまで、契約やJPNICへのアドレス変更の依頼、
NTTの工事etc.4週間近くかかるそうなんだって。
他のプロバイダーをあたる時間的余裕もないし、接続料金も随分安くなるので
「コレで決まりッ!」って、しちゃいました。(^o^)ホッ

これでホッとしていては、ダメなのだ。
新しいプロバイダーが決まったので、ホッとしていたのも束の間。
今度は、「長時間、サーバーを止めたくない!」という声が出てきたのだ。
なんでそんなコト言うの!(わがまま言わないでよ)

とはいえ、そんな心配するほど長時間サーバーが停止するかは別として、やは
りここは、今のプロバイダーとの接続が停止する1,2日前には新しいプロバイ
ダーと接続を始めた方が安全。
(ふむふむ、なるほど)
そう言われて、新たにサーバーを作る事になってしまったのでした。
(なんか、変だけど、まぁいいかな!?)

我が社は、Internetビンボーだい!
おやっ?必然的に、もう1回線分の専用線とルーター、HUB、サーバーが必要に
なるじゃあ あ~りませんか!

月々の接続料金が安くなるっからって言われても、これってホントに得したの
かなぁ?
計算したら、ケッコーな出費になっているのだぁ。
だって、この他に予想もしていなかった出費も待っていたのです。
マンション事情により電話回線が増やせず、今使っているアナログ2回線を
INSに変更する羽目に陥ったからです。

お陰で、INSの工事費とTA代が余分に要ってしまうし、専用線の工事は遅らされ
るし、もう散々! くそぉ~
それでも、ナゼか Internetも、サーバーもやめれないんですよね。
あぁ、今度は悪いオトコに貢いでる気分。
Internetのバカ……

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■イベント・情報

●WINDOWS WORLD Expo/Tokyo 98

昨年は、来場者数が20万人を突破したWINDOWS WORLD Expo/Tokyoが今年も開催
される。
昨年の様子はこちらでチェック。
http://www.idgexpo.com/wwe97/webpress/fr_webpress.htm

会  期  1998年7月1日(水)~4日(土)/4日間
開場時間  10:30~18:00(最終日は17:00まで)
会  場  幕張メッセ[日本コンベンションセンター]
      〒261-0023 千葉県千葉市美浜区中瀬2-1(043)296-0001(代)
入場料   展示会前売4日間共通入場券 2,000円
      展示会前売1日券      1,000円
      展示会当日4日間共通入場券 3,000円
      展示会当日1日券      1,500円
主  催  IDGワールドエキスポジャパン、IDGコミュニケーションズ
      朝日新聞社、テレビ朝日
後  援  Windowsコンソーシアム
併  催  Computer Telephony World Expo/Tokyo’98(7月4日は除く)
      Cyber Venture Expo(7月4日は除く)
協  力  日本電信電話(株)、エヌ・ティ・ティ・フェニックス通信網(株)
      (株)コンピューター・ニュース社

基調講演/特別講演(無料)------------------------------------------

●会期/7月1日(水) ●会場/国際会議場2Fコンベンションホール ●定員
/各セッション1,200名 ●参加方法/各登録所にて展示会、または有料コン
ファレンスの入場登録後、国際会議場2Fコンベンションホール前へ。

基調講演  10:45~12:00
「The Future of Windows」
マイクロソフト株式会社 代表取締役会長 古川 享 
PC業界の最新テクノロジーの動向と、Windowsファミリーの方向性、およびマイ
クロソフトの将来のビジョンや、まもなく登場するWindows 98が実現する新し
い世界を紹介。

特別講演1  13:00~14:15
「ITとAVがつながるプラットフォームの未来-VAIO World-(予定)」
ソニー株式会社 インフォメーションテクノロジーカンパニー プレジデント 
安藤国威
ソニーのパーソナルコンピューター、VAIOが国内で発売されてから約一
年。単にアプリケーションソフトを走らせるPCとしてだけではなく、様々な
AV機器に「つながる」VAIOは、マーケットにAVとITの融合と言う新
しい付加価値をもたらします。今後のコンスーマユーズにおけるPCとはどうい
う物か、又、どのような新しい使い方が提供できるのか、ソニーが考える
「VAIO World」の構想とその具体例を紹介します。

特別講演2  14:30~15:45
「PGMLが実現する次世代のWebコミュニケーション」
米国アドビ システムズ社 プロダクトディビジョン 統括執行副社長 ロス・
ボット
アドビ システムズがIBM、Netscape、Sun MicrosystemsとともにW3Cに仕様案を
提出したPGML(Precision Graphics Markup Language)は、(現行のWeb標準画
像であるGIFやJPEG等のビットマップ画像フォーマットとは異なり)XMLをベー
スとした2D ベクター グラフィックス記述言語です。このPGMLが標準化すれば
ダウンロードの高速化、グラフィックのインタラクティビティの向上、解像度
に依存しないプリント、グラフィックのズーム、アニメーションや特殊効果
等、全てがプラグインなしで可能となるため、Webに大きな変革をもたらすとの
期待が高まっています。
PGMLが実現する新たなWebの世界、そしてインターネットに関わる多くのデベ
ロッパーのPGMLへの対応の動向について語ります。

特別講演3  16:00~17:15
「The Future of Network Computing」米国ロータス社
Notes/Domino 製品統括担当シニアディレクター クリフ・リーブス
90年代のインターネットの普及は、企業ITのあり方も大きく変えました。90年
代初頭、いち早くネットワークコンピューティングを唱え、イントラネット/グ
ループウェアをリードして来た「ノーツ/ドミノ」の製品統括責任者が、「ナ
レッジマネジメント」をはじめとするネットワークコンピューティングの将来
像を、「ノーツ/ドミノ R5.0」など将来製品の実例を交えながら解説します。

7/3
Microsoft Enterprise Day(無料)
基調講演  13:00~14:15
「マイクロソフトの企業システム戦略の全貌」
マイクロソフト株式会社 常務取締役 長谷川正治
経営者や上級管理職のために、マイクロソフトの企業情報システム戦略を、完
全競争社会における次世代のビジネスコンセプトである"Digital Nervous
System"(デジタル神経中枢システム)と欧米の金融を含む最新企業システムの
事例をベースに、その全貌を語ります。

セッション1  14:30~15:45
「Windows NT 5.0プレビュー:企業におけるデスクトップOSの選択基準」
マイクロソフト株式会社 ビジネスシステム事業部 システムズエンジニアリン
グ部 課長 石塚智紀
次期Windows NTの新機能を中心に、マイクロソフトが考える企業のPC環境につ
いて解説します。

セッション2  16:00~17:15
「モバイル環境を含めたOffice/BackOfficeによる先進のコラボレーション環
境」
マイクロソフト株式会社 ビジネスシステム事業部 システムズエンジニアリン
グ部 部長 鈴木宣夫
Windows CE、Outlook98、Exchange Serverなどマイクロソフト製品による企業
システムのコラボレーション環境をご紹介します。

※聴講をご希望の方は下記のホームページ上で事前登録をして下さい。
http://www.idgexpo.com/

SPECIAL CONFERENCE(有料コンファレンス)------------------------------

最新の情報は、ホームページにてご確認下さい。<http://www.idgexpo.com/>

会 期:1998年7月2日(木)・3日(金)
会 場:幕張メッセ国際会議場2F/3F
受講料:エンタープライズ・コンピューティング・トラックERPセミナー
(7/2)1日券 4万円(税別)
TCOセミナー(7/3)1日券 4万円(税別)
2日間共通券 7万円(税別)
クリエイティブ・コンピューティング・トラック
クロスメディア・セミナー(7/2)1日券 2万5千円(税別)
プロフェッショナルグラフィックス・セミナー(7/3)1日券 2万5千円(税
別)
2日間共通券 4万円(税別)
受講方法:所定の申込書に必要事項をご記入の上、統括事務局宛ファックスに
てお申し込み下さい。
コンファレンス・チェアマン:アイ・ティ・アール 内山 悟志(代表取締役)
/メディアビーンズ 本間 修/アゴスト 広瀬 一郎(STEP-BY-STEPアート&デ
ザイン編集長)

●エンタープライズ・コンピューティング・トラック
7/2 ERPセミナー
「ERPからサプライチェーン、そしてEビジネスへの展開を読む」
企業の基幹システムは、意思決定支援やコラボレーションの仕組みを取り込
み、顧客にまで及ぶサプライチェーンを意識した変化を遂げようとしていま
す。ここでは企業の基幹システムを支えるERPに焦点をあてます。

1) 10:45~11:45
「ERP適用によるリアルタイム経営実現へのステップ」
トーマツ・コンサルティング パートナー 松下 芳生
これまでにないビジネス・パラダイムの変革が進行する中、企業再生を果たす
にはオープンでリアルタイムな経営へとビジネス・システムを変革しなくては
なりません。ERPの適用を含め、企業変革のステップを明らかにします。

2) 12:45~13:45
「ERPの第2ステージ:顧客からサプライヤー間の価値連鎖」
(株)アイ・ティ・アール コンサルタント 若井 直樹
来るべき企業活動全般におけるビッグバンに備えて、どのような企業情報シス
テムを構築していくべきかに焦点を当てます。顧客とサプライヤー間の価値連
鎖を考慮した上で企業の仕組みを変革する必要性にも言及。

3) 14:00~15:00
「エレクトロニック・コマースと企業システム戦略」
日本ガートナーグループ(株) シニア・アナリスト 永綱 浩二
エレクトロニック・コマースがあらゆる場面でボーダレス経済を生み出し、ビ
ジネス環境を変革しようとする中で、企業は、戦略や経営メカニズムの変換を
迫られています。ここでは変化の中での企業システム戦略に焦点。

4) 15:15~16:15
「消費者に向けたサービスの電子的な流通」
Zentaro Ohashi, VP, Internet & E-Commerce  米Netyear Group, Inc.
米国先進企業は、インターネットを利用して調達、販売および流通のさまざま
な場面で電子的な企業活
動に挑戦しています。在米日本人コンサルタントの立場からEビジネスに向けた
指針を提示。

5) 16:30~18:00
パネル・ディスカッション「ERP企業革新からEビジネスへの成功のパス」
モデレーター:(株)アイ・ティ・アール コンサルタント 若井 直樹
パネラー:Zentaro Ohashi, VP,Internet & E-Commerce 米Netyear
Group,Inc.
トーマツ・コンサルティング パートナー 松下 芳生
日本ガートナーグループ(株) シニア・アナリスト 永綱 浩二 他

「TCO最適化を目指したシステム運用管理戦略」
分散システムの普及に伴って、情報システムの運用管理は複雑化し、TCO
(Total Cost of Ownership)の増大を招いています。このセミナーでは、さま
ざまなTCO最適化のアプローチをとおして、効率的なシステム運用管理戦略をみ
ていきます。

1) 10:45~11:45
「TCOの最適化と企業情報インフラ戦略」
TCOコンソーシアム会長 / CSK 取締役 遠藤 玄声
TCOに始まり、ユーザーの情報リテラシーやシステムのサービスレベルなどの指
標化に基づく企業情報システムの最適化アプローチと、情報システム部門のあ
り方やアウトソーシングについて解説。

2) 12:45~13:45
「TCOモデルと最適化のためのテクノロジー」
日本ガートナーグループ(株)リサーチ・ディレクター 栗原 潔
TCOの概念を的確に理解することは、企業の情報システム運用効率を見直す第一
歩です。ガートナーグループの長年にわたるTCO分析から、TCOの最適化のアプ
ローチとそれを実現するテクノロジーを示唆します。

3) 14:00~15:00
「TCOから価値創造のための情報システムへ」
(株)アイ・ティ・アール 代表取締役/アナリスト 内山 悟志
TCOを第一歩として企業は情報システムの経営価値を問い直す時期にいます。米
国流ベスト・プラクティスから学ぶだけでなく、ERPやアウトソーシングの上に
差別化レイヤーを構築することが急務となっています。

4) 15:15~16:15
「企業変革を実現する戦略的アウトソーシング」
アンダーセン・コンサルティング ビジネス・プロセス・マネジメント・グ
ループ アソシエイト・パートナー 杉山 正二
激変するビジネス環境と急進する情報技術に対応するため、今、企業は大胆な
企業変革を迫られています。戦略的アウトソーシングは企業変革を実行する最
も激的な手段であり、競争優位の確立を約束するものです。

5) 16:30~18:00
パネル・ディスカッション「情報システム投資の最適化への成功のパス」
モデレーター:(株)アイ・ティ・アール 代表取締役/アナリスト 内山 悟

パネラー:日本ガートナーグループ(株) リサーチ・ディレクター 栗原 潔
TCOコンソーシアム会長 遠藤 玄声
アンダーセン・コンサルティング ビジネス・プロセス・マネジメント・グ
ループ アソシエイト・パートナー 杉山 正二 他
協力:日本ガートナーグループ(株)

●クリエイティブ・コンピューティング・トラック
7/2 クロスメディア・セミナー
「加速するクロスメディア環境」
かつてCD-ROM制作や商業DTPといったデジタルメディア制作の主要プラット
フォームはMacintoshでしたが、主要アプリケーションのクロスプラットフォー
ム化とWidnowsプラットフォームの急速な進化により、制作環境にも変化が現わ
れ始めています。このトラックでは、DTP、WEB、デジタルビデオ編集といった
クロスメディア制作環境としてのWindowsプラットフォームにスポットを当てて
いきます。

1) 10:45~12:00
「デジタル多チャンネル放送時代を切り開くDTV最前線」
<前半>
新日本製鐵株式会社 エレクトロニクス情報通信事業部 ネットワークシステ
ムソリューション部
サーバーソリューショングループ グループリーダー 甲斐龍一郎氏+制作プ
ロデューサー
<後半>
フォーカルポイント株式会社 代表取締役社長 恩田英樹氏+DTVユーザー
             (企画協力:アビッドジャパン株式会社)

CS/BSなど衛星放送の本格的スタート、地上波によるデータ放送といったデジタ
ルコンテンツのマルチソース時代を迎え、映像の制作・編集環境にも変化の兆
しが現われ始めています。このセッションでは、WEB/CD-ROM制作や商業放送に
おけるデスクトップビデオ制作の最前線を伝えます。

2) 13:00~14:15
「Windows環境におけるハイエンドDTP市場の最新動向」
月刊アイピーネット編集長、日刊デジタルクリエイターズ編集長 柴田忠男、
 図書文字情報システム(株)DTPセンター係長 久富隆洋
Windowsで商業DTPは可能か? このテーマについては多くの議論が展開されて
いますが、主要アプリケーションの登場やフォント環境の向上により、
WindowsDTP環境は大きな変化を遂げつつあります。ここでは具体的な制作事例
を用いて商業レベルでのWindowsDTPの可能性と現状に迫ります。
3) 14:30~15:45

「Windows環境におけるビジネスDTP市場の最新動向」
DTP WORLD編集長 永田豊志、大日本スクリーン製造(株)郡司秀明
ビジネスドキュメンテーションにおけるパブリッシングに焦点を当てるこの
セッションでは、ビジネスDTPの基本コンセプトからフォント環境、クロスメ
ディアへの展開、カラー出力の実際までを、さまざまな事例を用いながら紹介
していきます。

4) 16:00~17:15
「WEBに集束するメディアテクノロジー最前線」
マイクロソフト(株)マイクロソフトネットワーク事業部コンテンツ制作グ
ループ 井上由文
WEB上では新しいメディア技術が続々と登場し、進化を続けています。その枠組
みは、既存のデスクトップコンピューティング、モバイルコンピューティング
における情報アクセスのあり方さえも変えつつあります。このセッションで
は、最新のメディア技術を用いたサイトを事例に、デジタルメディアテクノロ
ジーの最新動向を探ります。

7/3 プロフェッショナルグラフィックス・セミナー
「デジタルクリエイティブワーク最前線」
Windowsは、世界中の映像・マルチメディア・3Dアニメーションなどのグラ
フィックスづくりにいまや欠かせなくなっています。アメリカ・日本の最新事
例を中心にSOHOから企業までどのように利用されているかを"高密度"に紹介。

1) 10:45~12:00
「米国最先端のマルチメディア&アニメーション」
オレゴン大学教授・コンピュータグラフィックス専攻 ケン・オコーネル
3年前のSIGGRAPHの座長を務めたことでも著名なCGのエキスパート、ケン・オ
コーネル氏がハリウッド映画などの最新事例を披露ながら、Windowsによる驚異
のメイキングを紹介。

2) 13:00~14:15
「シャドウエンターテインメントのスーパーCGクリエイション」
プロデューサー 新崎晴久、 代表 榊原正人
NHK『テクテク・キッズ』、坂本龍一コンサートや映画『スワローテイル』の
SFXを手掛けたシャドウが見せる、CG・画像処理・オペレーションのマル秘テク
ニック!

3) 14:30~15:45
「Photoshop5で変る画像処理のトレンド」
アドビシステムズ(株)猪股義治、デザイナー 小林裕二
画像処理ソフトのスタンダードPhotoshopが6月末に久々にバージョンUP。だが
新しく追加された機能をマスターするのは至難の技、との風評があります。デ
ザイナーの立場からPhotoshopで拡がるクリエイティヴィティを披露。

4) 16:00~17:15
「Windowsクリエイション、ホントの現状」
デザインウイズハート代表 杉山久仁彦、クリエイシオン代表 高木利弘
アーティスト/niftyserve絵風蔵代表 海津宜則
現在SOHOなデザイナー、イラストレーター、エディター、コンサルタントとし
て第一線で活躍中の4人に、実体験に基づくWindowsによるデザイン、DTP、画像
処理、プリプレス、Webクリエイションの正味の実力を語ってもらいます。

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【日刊・デジタルクリエイターズ】 No.0030 1998/05/16発行
発行社  タワーズ株式会社
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編集長  森川眞行 
     柴田忠男 
     神田敏晶 

情報提供はこちらまで 
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