[0084] オモチャ屋

投稿:  著者:



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【日刊・デジタルクリエイターズ】 No.0084 1998/07/18発行
http://www.towers-inc.com/mag/daily/
情報提供・投稿はこちらまで mailto:magazine@towers-inc.com
登録・変更 http://www.towers-inc.com/mag/daily/regist.html
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

●コラム「オモチャ屋」/ 篠原 保
●コラム「DTPはデジタル革命の通過点」/ 松尾博之
●コラム「感動の記憶を心に刻む」/ 和泉博樹

●本日のニュース
 ◎資生堂がWEBでのアートスペースを7月下旬にスタート
 ◎Macromedia Fireworksの発売日が8月7日に変更
 ◎インプレス、Fireworksモノの連載開始
 ◎主要サイト情報
  Apple/ Microsoft/ Netscape/ Sun Microsystems/ Adobe/ NewTek
●イベント・情報
 ◎「DIGITAL SATELLITE」デジタルクリエーション体験フェア98
 ◎セガ・アミューズメントテーマパーク夏休み限定アトラクション
 ◎オルブライト=ノックス美術館展-名画への誘い-



●コラム「オモチャ屋」/ 篠原 保

良い響きですねぇ。どこかノスタルジックで、それでいてウキウキしてきます。
「オモ」ってところで、なんか面白そうで、「モチャ」ってとこは粘着質だけ
ど軟らかくて、「ヤ!」ってのは元気があって良いじゃないですか。そんなこ
とないですか? そうですか。

さて、あなたにとってのオモチャ屋は、どんな感じでしょう?
駅前のさびれた商店街のはじっこの、くすんだショーウィンドーにレールの折
れたピッチングマシンが飾られてるような、さびれた感じの店ですか?たまに
連れて行ってもらうと、勢い込んでエスカレーターを駆け上がってしまってい
たデパートの6階のオモチャ売り場ですか? 小洒落た輸入雑貨屋風のショッ
プってのもあるでしょう、最近の人だと。こまっしゃくれてて、にくったらし
いですねぇ、まったく。

あぁ、デジタルの話ですね。もうちょっとしたら出て来ますんで、もう少し
待って下さいね。

で、それがどんなオモチャ屋であろうと、そこには大好きなキャラクターたち
が肩を並べていて、ぼくらに彼らをとにかく家に連れて帰りたくてしょうがな
い気にさせる場所なんですな。出会いの場所、なわけですよ。(あ、この際だ
から、レゴなんかの創造系オモチャは、きれいさっぱり忘れて下さい。)

もちろん、彼らに出会える場所はそこだけじゃありません。
ブラウン管の中では日替わりで見ることができますし、映画館では巨大な姿に
圧倒されたりもします。本という便利な媒体を使えば、それこそ、いつでもど
こでも彼らの活躍を読むことができます。お風呂で読むと大変ですけどね。し
かも、実はそこにあるものが「本物」の彼らであることがほとんどなんですよ。
オモチャ屋にあるものは、あくまでも彼らの偶像にすぎないわけです。大量に
生産された複製品でしかありません。

デジタルですね。分かってますよ、大丈夫。

確かにぼくらはオモチャを通して、本物の彼ら、を見たいことがあります。多
くの偶像がそうであるように、そこに唯一の本物の姿を投影してるわけです。
少なくともそれが何かのキャラクターを模したものである限り、オモチャは本
物を超えることはできないと言えます。

そうでしょうか?

違いますね。

そう、オモチャは、触ることができるのです。
ブラウン管は触ってみたらただの冷たいガラスです。スクリーンは布。本は紙。
本物なんて、どこに在るんでしょう? 西武池袋線の大泉学園の近辺に居るこ
ともありますが、それもキャラクターを再現するための道具にしか過ぎないは
ずでしょ?
要するに、キャラクターという存在そのものが、虚像なわけで、この世には存
在しないものなのです。ただし、ぼくらの手の中に在るオモチャは、たとえそ
れが塩化ビニルや亜鉛合金やスチロール樹脂の塊であったとしても、キャラク
ター以外の何者でもないんですよ。だってそうでなければ、家に連れて帰ろう
なんて思わないじゃないですか。

ぼくらはオモチャを文字どおり「手に入れる」ことで、キャラクターの実在を
指で確かめることができます。ツノのかたちを、筋肉の厚みを、ヒジ関節と
シールドのジョイントを、指で追うことができます。おまけに彼らを自分の支
配下に置いて、眺めたり動かしたり蹴飛ばしたり舐め回したりもできます。
まぁ、あえて後者2点は勧めませんけどね。

ぼくらが存在するこの次元で、キャラクターに触れ合えるのは、オモチャとい
うメディアがいちばん近くて確かなものです。
だからぼくらはオモチャ屋で出会いたいんですよ。より本物に近いキャラク
ターたちに。

・・・って、なんか終わりそうですが、ここからが、いよいよデジタルの話。

ぼくがやってるデジタルな仕事のひとつは、平常心で言えばかなり特殊な部類
のもので、横柄に言えばこの分野では草分けだったりするんですが、実情を言
えばあまり需要がないだけなのかもしれません。それは、キャラクターを
3DCG化して、イラストレーションに起こすというものです。そんなのいく
らでもありそうな仕事みたいですが、ぼくのは先述したブラウン管やスクリー
ンに登場したお馴染みのキャラクターがほとんどなのです。オリジナルも
ちょっとはありますけど、まぁそれは置いときましょう、この際。ちなみにぼ
くの業界では「ウルトラマンと仮面ライダーとゴジラとガンダムやって一人
前」ってことらしいですから、一応ぼくは一人前ってことになりますか。えへ
んあはん。

でもって、これが実に楽しいわけですよ。いやほんと。やりがいがあるって言
うと善人っぽくてイヤですねぇ、世の中に他人にやられたくない仕事があると
したらこれしかない、ってぐらい楽しいです。やりたいから、どんどん仕事受
けます。安くても受けます。だから当然、生活はピーピーしてますが、それで
も仕事してる時はウキウキします。データ化するのは面倒ですけど、粘土こね
てオーブンで焼いてパテ盛って削って色塗って、なんて作業に比べたら1万倍
も楽チンですよ。テクニックも必要無いですからね。一体どうしてこんなに楽
しいんだろうかと常々思ってはいたんですが、ある日、出来上がったモデル
データをグリグリ動かしてたらば、ふと思い当たったんですよ。

「あぁ、これってオモチャじゃん」

無論、蹴飛ばしたり舐め回したりはできませんが、マウスという手の延長を通
じて、ぼくはオモチャと戯れてたわけです。そして、かつて憧れていたキャラ
クターたちを、この手にしていたからだったんですな。楽しく、ないわけない。
だから納品されるイラストレーションは、副産物みたいなものです。オモチャ
は手元に残りますから、いつでも引っ張り出して来てまた遊ぶことができます。
しかも気が付いてみたら、店が開けるほどオモチャの数が増えてたんですよ。

ふー、ようやくつながりましたか。
デジタルな内容が若干少なめですけど、まぁ気にしない。

もうひとつの仕事であるキャラクターデザインの方では、自分の創ったキャラ
クターがオモチャになってほんとのオモチャ屋に並んでたり、オモチャ好きが
高じて自分でオモチャメーカーもやってたりもするんですけど、それはまぁ別
の機会に、ということで。
そいでは、今から近所の「トイザらス」に行って来ます。

【プロフィール】
'65年鹿児島県生 九州芸術工科大学画像設計学科を卒業後、イラストレーター
であり映画監督でもある雨宮慶太の主宰する「クラウド」に入社。東映の「超
光戦士シャンゼリオン」や戦隊シリーズ等のキャラクターデザインを手掛け、
'95年に独立。以後フリーとして、3DCGによるキャラクターイラストレー
ションと、主に玩具系のキャラクターデザインを生業とする。最近では、雨宮
氏と共に「日本一零細な玩具メーカー」クラウドトイズを旗揚げした。
http://www.kt.rim.or.jp/~mamama_t/

*********************************************************************
●コラム「DTPはデジタル革命の通過点」/ 松尾博之

MacintoshによるDTPが盛んになり始めたのは8年位前ですか?。
日本語書体がまだ2書体しか無い頃からその可能性が注目されあちこちで開催さ
れる「DTPセミナー」で語られるのは「デジタル革命がやってきた!」というよ
うなある種脅迫にも似た洗脳セミナー(笑)だったと記憶しています。

「デジタル革命なんだからプリプレスはコンピュータでやりなさい。」
「Macintoshを導入しないと生き残れませんよ。」

確かにDTPでプリプレス行程をおこなうことで時間の短縮や中間材料を削除でき
るメリットはありましたから、印刷業界はこぞってMacintoshとイメージセッ
ターを導入し現在に至るわけですが、最近になって「これでいいの?」と考え
始める余裕が出てきたんでしょうね。

「デジタル革命=DTP」という考え方が「DTPってデジタル革命の通過点でしかな
いんじゃない?」と気づき始めたのがここ2年くらいの事だと思います。

印刷物を発注するお客様は、別段印刷物を作成することが趣味なのではなく、
チラシやパンフレットを作成することで集客や物の販売に結びつけたいという
手段として、印刷物の作成を依頼しているわけで目的が達成できるなら別に印
刷物でなくてもかまわないわけです。(もちろんそれにかかるコストも考慮し
ますが。)

そんな時に現れたのがインターネットだったのですね~。
ただ、インターネットが紙の印刷分野に取って代わるという考え方ではなく、
お互いの得手不得手を補完しあうような関係として、考えられるのがいいで
しょう。

インターネットのメリットは安いコストで情報発信できること、文字や静止し
た画像だけでなく動画や音声も発信できること、情報の更新が簡単にできるこ
となどになりますが、その情報にたどり着くまでにはURLを知らなければなりま
せんしどうやって告知するかといった問題が残ります。

対して紙の印刷物は情報を切り離して直接渡すことが出来ますから、電車の中
でもトイレの中でも広げさえすれば情報を見ることが出来るというメリットが
あります。しかし反面、切り離された情報は紙にインクを載せられた瞬間から
鮮度を徐々に失い情報の更新は出来ず、音声などを載せることも出来ません。

例えばスーパーマーケットのチラシを一つの例で考えてみましょうか。
日替わり特売商品に「大根一本100円!」と載せたとしましょう。そしてチラシ
の片隅には「なお詳しい情報は下記のURLで!! http://www.●●●.co.jp」
と載せておきます。そしてWebpageでは大根のおいしい調理方法などを載せてお
くのです。

ここでチラシと同じ「大根一本100円!」の情報を載せても、その情報は既に
知っていることですから、ここではWebの特色の一つである「安いコストで情報
を発信できる」というメリットを生かして「面取りした大根は煮崩れしにくく
綺麗にしあがりますよ」とか「十字に隠し包丁を入れておくと味がしみて美味
しいですよ」「青森県地方に伝わる大根を使った郷土料理のレシピです」とい
うような印刷物で伝えるにはコストのかかる情報を発信することで、アクセス
したユーザーは「それじゃこの大根を買いに行こう」というきっかけになるん
じゃないかと思います。

そして紙でもネットでもコンテンツ作成に使用される材料はデジタルデータで
あり、印刷会社は両方のコンテンツを作成できる環境と材料をもっているわけ
ですから、後はやる気とお客様への提案能力ということになります。

今は印刷業界にとって正に転換期だと思います。マルチメディアの波に飲み込
まれて印刷機を回すだけの産業になってしまうのか、情報加工業として大きく
飛躍するのか選択のスイッチは自分自身が握っているんですけどね....。

【プロフィール】
松尾博之(まつお・ひろゆき) 少子の時代に3人の子を持つ父親。
印刷会社に機材や材料を販売する誠伸商事株式会社に勤める。
最近はMacintoshをベースにしたInternet Serverの構築・販売が主な仕事に
なっているが、マック・エバンジェリストであると同時に印刷業界・エバン
ジェリストでもある。
会  社・・・ http://www.seishin.co.jp/
会社メール・・ mailto:h-matsuo@seishin.co.jp
個  人・・・ http://www.matsuo.com/
個人メール・・ mailto:hiroyuki@matsuo.com

*********************************************************************
●コラム「感動の記憶を心に刻む」/ 和泉博樹

森川さんと同じ年代のデジタルクリエイタは、案外と少ない。なぜなら、この
年代は、諸先輩に学び、修行を重ね、1度はアナログの世界で自分なりの領域や
頂点を掴んでいるからだ。それを投げ捨て、新しいデジタルの世界に挑戦し、
再度自分のモノにするには、並々ならぬ努力ともう1つ大切なことがある。そ
れは「感動の記憶を心に刻む」ということだ。

それにしても、久しぶりに感激を通り越して、感動するセミナーを見せても
らった。先日の関西DTP協会主催の森川さんが行ったFireworksセミナーの事だ。

デザイナーが大切に思う機能を充分に備えているFireworksの素晴らしさに酔い、
まだ発売もされていないソフトを使いこなす、森川さんの美技に酔った。
感激した。凄かった。どんな言葉も目の前で繰り広げられる実演の素晴らしさ
を表現できない。これだけ日数をあけても感動が残っているので、来場できな
かったデジクリの読者向けに寄稿しようと思った。なぜなら会場には、たった
32~3人しかいなかったからだ。

森川さんが、初めてFireworksに触れたときに相当の感動があったと思う。
Webデザイナー宣言をしながらも、様々なDTPソフトを複合的に組み合わせ、ク
ライアントの無理な横やり・訂正に対応していたときに、Web専用ともいえるソ
フト(なおかつ心憎い機能が充実していて)に出会ったのだから・・・その感
動が、あそこまでFireworksを徹底検証させたのだろう。見ている私たちまで、
感動してしまった。中には批判的な人達もおり、「G3のスピードだからできる
ことで、まだまだ使えない」という意見もあった。

しかし、現在、デジタルを学ぶ総てのクリエイターへのヒントがここにある。

マックに初めて出会った時。インターネットが初めて紹介された時。「まだま
だ」という人達と「凄い!」といって感動したクリエイター達との違いだ。
前者は、毎日の作業に埋没し、後者はその感動を胸に、短期間で徹底的にその
感動の元になった事を自分のモノにしてしまう。

そこで思い出したのが、身体障害者でもあった父の主催する「心のサークル」
というボランティア団体で、私が物心がつくかつかない頃から18才までお手伝
いをしていた時の事だ。その時の私にとって不思議だったのは世間の人たちの
「弱者である身体障害者へのボランティア」という考え方だった。私にとって
「身体障害者」は身体のハンディを乗り越え、前向きに生きる、尊敬すべき強
者だったからだ。同様に在日韓国人の人々にも尊敬の念を持っている。

普通の生活をしている私たちは、悔しいことや悲しいことがあって、絶対に忘
れないでおこうと思っても、時の経過とともに「起きた事柄である」事実を心
の傷としていつまでも記憶に残し、その時の「思い」の記憶は薄れていく。し
かし、生まれもってハンディを背負ってきた人たちは、日々の生活の中で、そ
の時々の「思い」の記憶を心に刻み、事実である「ハンディ」を心の傷として
持たない。

先述の「G3のスピードだからできること」は事実だ。でも大切なのは、「感動
の記憶を心に刻む」ことであり、「感激した」思いなのだ。


デジクリ読者、デジタルクリエイター諸氏に告ぐ。

繰り返す日々・生活・職場で、感動を得ること、感動と出会うことは難しい。
7月27日(月)のFireworks新発売記念イベント/セミナー&セッションで、森川
さんは同様のセミナーをもう一度やってくれるらしい。これは、クリエイター
なら逃すことができないチャンスと思う。(デジクリ98.7.9号に参加方法掲載
<http://www.towers-inc.com/event> / でも、もし、申し込みが、すでに一杯
ならあきらめましょう。)

プロデザイナーとして、流行に流されることなく、計算高く立ち回るのでもな
く、先達の素晴らしいパフォーマンスに素直に感激し、自分の感動・ワクワク
に正直に向かう良い機会だと思う。

【プロフィール】
いずみ・ひろき
1958年大阪市中央区生まれ。 1980年大阪芸術大学デザイン学科中退。
以降、17年間グラフィックデザイナー・プランナーとして活動。
現、関西DTP協会理事 フリーペーパーの関西インターネットプレス「デジ・プ
レ」のビジュアル担当。アームデジタルデザイン研究所。関西お風呂マップの
制作者であり、PDFやプロのイラストレーターの使い方のセミナー講師を勤め
る。ホームページは工事中が多い。
http://www.arm-dd.com
mailto:izumi@arm-dd.com

---------------------------------------------------------------------
●濱村です。ありがとうございます。幸いまだ定員に達していません。こんな
風に書いていただけて、嬉しいです。森川と今コンタクトとれないので、私か
らお礼かたがた。今度のイベントもいいものになるよう努めてまいりますっ!

*********************************************************************
■本日のニュース

●資生堂がWEBでのアートスペースを7月下旬にスタート

資生堂がシグネット(CyGnet: Cyber Gallery Network)というウェッブサイト
のアートスペースを7月下旬にスタートさせるとのこと。
http://www.shiseido.co.jp/cygnet/

第一回展は、以下の2つ。
ハンガリーのEastEdge(ダニエル・モルナー主宰)による「タイレル・ハンガ
リー」。
ブレードランナーに出てくるタイレル社によるサービスという設定です。

朝岡あかねによるCostellation Project。「銀座プラネタリウム」と「星座図
鑑--夏の星座」の二つで構成される資生堂っぽいプロジェクト。

問い合わせは、資生堂企業文化部・宣伝部コンピュータデザイングループ
担当:樋口さん 03-3289-8204 fax03-3286-0543

*********************************************************************
●Macromedia Fireworksの発売日が8月7日に変更
http://www-asia.macromedia.com/jp/software/fireworks/buy/

7月末という話でしたが、店頭発売は8月7日になるようです。
もみさん、情報ありがとうございます!!

*********************************************************************
●インプレス、Fireworksモノの連載開始

7月29日発売の「作ろう! 魅せるホームページマガジン」上、同誌メールサービ
スにおいて「Macromedia Fireworks J」の広告企画と連載を開始。全3回の予定。

予告編は以下のサイトで見られる。
http://iad.impress.co.jp/tie-up/fireworks9807/
また、上のURLでは、7月21日より全5回にわたって、Fireworks の魅力と使い方
についてのサイトを開設していく予定だそう(制作・浜田氏)。

インプレスでは、サイト・メールサービス広告にも力を入れる。
---------------------------------------------------------------------
●よ、良かった・・大人の事情で消えるソフトにはならないみたいだ(泣)。
デファクトスタンダード化するのかな・・ほっ。(濱村)

*********************************************************************
●主要サイト情報

◆Apple
~~~~~~~
Peter Tamte氏(GT Interactive社MacSoft部の前executive director)、
Appleの消費者マーケティング部シニアディレクターに。
http://www.apple.com/pr/library/1998/jul/16tamte.html

◆Microsoft
~~~~~~~~~~~
6月末の会計年度の売上144億8000万ドル(前年同期比で28%増)、純益44億
9000万ドルと発表。四半期決算の売上は40億ドル(26%増)、純利益13億6000
万ドル。
http://www.microsoft.com/presspass/press/1998/Jul98/EarningsQ98-4.htm

「マイクロソフト オフィス 教職員向け文例集」(Office 97で作成した校務文
書例 約700アイテム)、無償ダウンロード開始。
http://www.microsoft.com/japan/info/releases/0716samp.htm

ECビジネスにおける製品開発と市場拡大に向けた協力について
http://www.microsoft.com/japan/info/releases/0716ntt.htm

◆Netscape
~~~~~~~~~~
Netscape Communicator4.5 Preview Release1がダウンロード可能。ダウンロー
ドは<http://home.netscape.com/download/prev.html>から。
http://home.netscape.com/newsref/pr/newsrelease646.html

◆Sun Microsystems
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
6月末の四半期売上28億8100万ドル(前年同期比で13%増)、純利益2億8800万
ドル(21%増)と発表。
http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/9807/sunflash.980716.1.html

米Sun発表記事7月1日~8日分の和訳を掲載
http://www.sun.co.jp/Press/flash/

picoJava Iの卓越したパフォーマンス、ホワイトペーパー新規掲載
http://www.sun.co.jp/tech/whitepapers/picojava_perf/

◆Adobe
~~~~~~~
「'98インターネットショーin秋葉原」出展のお知らせ
http://www.adobe.co.jp/whatsnew/index.html

「アドビであそぼ!夏休み大キャンペーン」のお知らせ
http://www.adobe.co.jp/whatsnew/index.html

旧バージョン「Adobe Type Library-J (OCF)」の「Outline 1ディスク」交換業
務変更のお知らせ
http://www.adobe.co.jp/whatsnew/index.html

◆NewTek
~~~~~~~~
Windows 95/98、Windows NTワークステーション対応Graphics Studioを発売。
LightWave 3D 5.6、Aura、LightWave 3D用プラグインのFilm Grain及びMotion
Packが1組になって2495ドル。
http://www.newtek.com/

嶋田美香

*********************************************************************
■イベント・情報
 今見られるイベント・アート・セミナースケジュール
http://www.towers-inc.com/mag/daily/event.html
---------------------------------------------------------------------
●【DIGITAL SATELLITE】 デジタルクリエーション体験フェア98
http://www.recruit.co.jp/DS/MP/dss.html

デジタルクリエーターのためのスペシャルイベント!
デジタルクリエイター必見のレクチャーあり、体験セミナーあり、の盛り沢山
な内容。

日時:7月25日(土曜日) 10:00~20:00
場所:タイム24 (ゆりかもめテレコムセンター下車3分)内 東京メディアポート
主催:株式会社リクルートフロムエー 株式会社タイム二十四
   東京メディアポート協議会
後援:東京都 東京都中小企業振興公社
協賛:東京メディアポート協議会協賛会員各社 アップルコンピュータ株式会社
   マクロメディア株式会社 株式会社ディ・ストーム  他
エントリー:入場無料 (ただし体験ブースは事前登録が必要)
      ※事前登録は【DIGITAL SATELLITE】で行います。
http://www.recruit.co.jp/DS/MP/dss.html

イベントプログラム:
1. 講演

 デジタルクリエイター必見のレクチャーです。クリエイター人気の根強いマ
 シーン、マッキントッシュ。同じく絶大な支持を得るアプリケーションのリ
 リースでお馴染みのマクロメディア社。今回はゲストとしてアップルコン
 ピュータ社長の原田氏とマクロメディア社から手嶋社長を招き、若きデジタ
 ルクリエイターへのアドバイスを対談形式で行います。また、この他にも多
 数のクリエイターに出演依頼交渉中です。

2. 体験セミナー

 ◎3DCG SOFTIMAGE LIGHTWAVE3Dを使った体験コーナー
 ◎STRATA SPHEREをつかったノンリニア編集体験
 ◎MACグラフィック体験コーナー
 ◎サウンドブース体験

 インストラクターをつけての体験アカデミー講座。
 これから始めたいクリエイターはもちろん、裏技的TIPSを学びたいクリエイ
 ターにも受ける価値十分の講座です。初心者には簡単なモデリングからレン
 ダリングまでが体験できるプログラムをご用意しました。

3. フリーコーナー

 シリコンのIndigo2を20台開放。憧れのハイスペックマシーンを使うチャンス
 です。インストラクターも常駐なので安心サポートです。

4. デモンストレーションブース

 ※アップルコンピュータ、マクロメディアのデモストセッションです。話題
 の最新マシーンやアプリの公開とマニアなら涙モノのセッション間違いなし。

5. 「デジサテ」スペース

 クリエイターメーリング登録やシゴト&プロジェクト探しが行えるスペース
 です。クリエイター同士のコミュニケーション、情報交換のスペースもご用
 意してあります。

---------------------------------------------------------------------
●セガ・アミューズメントテーマパーク夏休み限定アトラクション
「名探偵コナン」イベントアトラクション登場
~世界最謎の金庫“パズル・ガーディアン”の秘密を暴け~
http://www.sega.co.jp/sega/atp/event/konan.html

セガ・アミューズメントテーマパーク 「ジョイポリス(東京、新宿、横浜、福
岡)」「大阪ATCガルボ」にて7月18日(土)から8月31日(月)までの期間、
夏休み限定のイベントアトラクション「名探偵コナン~世界最謎の金庫“パズ
ル・ガーディアン”の秘密を暴け!!」を開催いたします。

「名探偵コナン~世界最謎の金庫“パズル・ガーディアン”の秘密を暴け!!」は、
お子様を中心に幅広い人気を誇る「名探偵コナン」(原作:青山剛昌、連載:
週刊少年サンデー/小学館、読売テレビ・日本テレビ系列にて毎週月曜19時30
分~放送中)を題材とした、館内回遊型の推理アトラクションです。

TVアニメ「名探偵コナン」の声優達の会話が館内に飛び交い、コナン達が作
中で使っている秘密兵器を使用する等、原作の世界に没入できる演出・工夫を
随所に散りばめています。原作の世界観を損なうことなく参加者と「名探偵コ
ナン」の各キャラクター達がジョイポリスやガルボで活躍する本アトラクショ
ンは全く新しいスタイルのバーチャル体験といえます。

場  所:東京ジョイポリス
      東京都港区台場1-6-1 DECKS Tokyo Beach3~5F
 TEL 03-5500-1801
     新宿ジョイポリス
      東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2 タカシマヤ タイムズスクエア11F
      TEL 03-5361-3040
     横浜ジョイポリス
      神奈川県横浜市中区新山下1-14-18
      TEL 045-623-1311
     大阪ATCガルボ
      大阪市住之江区南港北2丁目ATC「オズ棟南館」4・5F
      TEL 06-615-5363
     福岡ジョイポリス
      福岡県福岡市博多区住吉1丁目2-22
      TEL 092-272-2248
期  間:7月18日(土)~8月31日(月)
料  金:500円(各館への入場料金は別途、必要となります。)
定  員:各館により異なります。混雑時は入場を制限させていただく可能性
     もございます。
協  賛: コカ・コーラボトラーズ 東京テレメッセージ株式会社

---------------------------------------------------------------------
●オルブライト=ノックス美術館展-名画への誘い-
http://www.pref.aichi.jp/art/schedule/ms_eve08.html

オルブライト=ノックス美術館は、ナイアガラの滝への玄関口に位置する都市
バッファローにあるアメリカ有数の美術館です。19世紀半ばから100年にわたる
ヨーロッパ絵画の流れを、同美術館が誇るミレーやモネ、ファン・ゴッホをは
じめとする48作家62点の名品によってたどります。

主な作品:ルノワール《小さな青の裸婦》、ゴーギャン《黄色いキリスト》、
     ピカソ《裸婦》、マチス《音楽》など

場所:愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)
   〒461 愛知県名古屋市東区東桜一丁目13番2号
   TEL.052-971-5511(代表)
会期:6/19(金)~8/2(日)10:00-18:00(入館は17:30まで)
   毎週金曜日は20:00まで(入館は19:30まで)
休館日:月曜日(祝祭日、振替休日の場合は、その翌日)
観覧料:一般\1100(\900) 高大生\800(\600) 小中生\500(\300)
   ( )内は前売り及び20名以上の団体料金

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【日刊・デジタルクリエイターズ】 No.0084 1998/07/18発行
発行社  タワーズ株式会社
     <http://www.towers-inc.com/>
     大阪市中央区高麗橋1-5-6 東洋ビル3F
     TEL:06-231-1011 FAX:06-231-0838

編集長  森川眞行 
     柴田忠男 
     神田敏晶 

情報提供・投稿はこちらまで 
              担当:濱村和恵
------------------------------------------------------------
※リアルタイム編集後記「編集長はつらいよ」はこちら↓
http://www.towers-inc.com/square/editor/visit.shtml
※討論・激論・あったか感想・なんでもありの「日刊デジクリBBS」↓
http://www.towers-inc.com/cgi-bin/towers-inc/daily/dailybbs.cgi
※バックナンバーはこちらから手繰ってくださいね↓
http://www.towers-inc.com/mag/daily/
------------------------------------------------------------
★【日刊・デジタルクリエイターズ】は無料です。
 お友達にも是非お奨め下さい (^_^)

このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して
発行しています。( http://www.mag2.com/ )

Copyright(C), 1998 TOWERS INC.
許可無く転載することを禁じます。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■