[0087] Fireworksセミナー直前

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【日刊・デジタルクリエイターズ】 No.0087 1998/07/23発行
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●本日のコラム「Fireworksセミナー直前」
 木曜日担当:森川眞行

●柴田のコネタ
「CG分野の専門誌ふたつを見比べる」

●マイクロソフトの新社長にスティーブ・パルマー氏!

●本日のニュース
 ◎主要サイト情報
  Microsoft/ Sun Microsystems/ Silicon Graphics
●イベント・情報
 ◎第9回国際デザイン・コンペティション



●本日のコラム「Fireworksセミナー直前」
 木曜日担当:森川眞行

さて、いよいよ来週だ。7月27日、エル大阪・エルシアターで「WEBデザインで
儲かりまっせ」というイベントを開催する。主催はボクの所属するタワーズと
マクロメディア。まだ、チケットの申込は間に合うみたいなので是非来てね~!

「Flash3」「Dreamweaver」「Fireworks」というWEBの三種の神器の一挙大検証、
技のすべてを大公開!司会はデジクリ編集長の神田敏晶。プレゼンターは水曜
日のFlashのコラムを書いてもらっている『マツカサ・コンビ』(まつむらまき
お氏と笠居トシヒロ氏)そしてFireworksのプレゼンはボクがやります。
Dreamweaverは、関西では右に出る人はいないといわれる杉山氏。もう、【日刊・
デジタルクリエイターズ】の為のイベントって感じやねっ!

実はこのイベントの為に、改めてFireworksを色々検証している。1時間ちょっ
との与えられた枠の中で、効率よくFireworksの機能を説明しなければならない
から大変だ。今まで幾度かFireworksのプレゼンをやってきたが、いずれも時間
が足りなかった。時間が足りないということはボクのプレゼンが「へたくそ」
なせいもあるが、それ以上にFireworksの機能が豊富であることが大きな原因で
あると思う。

また、この4~5ヶ月間、Fireworksばかり操作しているのでボク自身がFireworks
にどっぷり浸かりすぎているせいもある(笑)。要するにマニアックなのである。
マジでFireworksを起動させない日はない。マニアックなボクだから、効率よく
プレゼンするためにFireworksの機能を整理してもう一度考えてみようと思う。
なんせセミナー直前だから。

Fireworksとは何か?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

FireworksとはWebグラフィックス制作の為に新しく開発されたアプリケーション
である。Adobe Illustrator、Adobe Photoshop、Gifアニメーション制作ソフト、
Web用グラフィック変換ソフトなど、多くのソフトウエアを使って作業していた
ワークフローを根底から変えるオールインワンソフトである。…う~ん、なん
だかこうやって書くと、いかにも安っぽい言い方だなあ…(タメイキ)
しかし、本当のコトだ。でも、なかなか理解してもらえない。それはクリエイ
ターにとってIllustratorとPhotoshopがあまりにもグレイトだから。
IllustratorとPhotoshopを使わない仕事を想像できないのだと思う。そして現
状としてFireworksを使わなくてもIllustratorとPhotoshopでなんとか仕事をし
ているから、今さらFireworksなんて…という人が多い。ついでに言うと、他の
Webグラフィックス制作用のアプリケーションが、あまりにもお粗末なので、
Fireworksに対しても使う以前から期待されていないのだ。

実はFireworksはIllustratorとPhotoshopを合わせた以上の機能があるとボクは
思う。それはひとつのアプリケーションの中でラスターイメージとベクトルイ
メージを同時に扱えるコトである。クリエイターが制作する環境の中でこの垣
根を取り外した功績は極めて大きい。ラスター、ベクターを意識せずに制作す
ること、作品に集中できる環境は、成果物に必ず反映される。
具体的な機能としては、ライブエフェクトという機能がそれだ。

ここで、機能としてのFireworksをまとめてみよう。
●ラスター、ベクター同時編集
●常に編集可能なライブエフェクト
●強力なテキストコントロール
●書き出しファイルの最適化
●書き出しプレビュー
●イメージマップ(クリッカブルマップ)
●アニメーション制作機能
●Javaスクリプトロールオーバー
●画像のスライスと再構成するHTMLの自動生成

ね、すごいでしょ。これだけの機能を1時間ちょっとで説明するには限界がある
のですよ。いつも後半の要素はすっ飛ばしたり、全然触れることができなかっ
たりする。今回のセミナーは今から計画を練っているので、なんとか全ての項
目をクリアするつもりなので期待して下さい。

今回の原稿は、上の機能についてそれぞれ簡単に述べようと思っていたのだが、
ココまで書いてそれが無理だと悟った(あほか)…とゆうわけで、以下はメモ
書きを羅列しておきます。詳しくはセミナーで説明します。

●ベジェ曲線はAdobe Illustratorと同じ操作性
●ベジェが苦手な人には、直感的なパス変換ツール
●ベジェで描いた曲線をビットマップでプレビュー
●エクスプレッション並みの豊富なブラシストローク
●ブラシストロークの描画スピードや力も後で編集できる
●カスタマイズすることによって無限の表現ができるブラシ
●KPTなみのプリセットグラデーション、もちろん変更可能
●塗りのイメージをビットマップ(テクスチャ・パターン)で行える
●オリジナルビットマップを塗りに登録できる
●ベクターイメージなのに、塗り設定で周囲をぼかせる
●ドロップシャドウ等のフィルタがプリセットされている
●エフェクトはラスター、ベクターの区別なく適用できる
●画像を編集してもエフェクトの属性は残る
●塗りやブラシ、エフェクトの属性だけをオブジェクトにペースト可能
●GIFだけで10種類のパレットで書き出しできる
●全ての書き出しGIFパレットで色数を少なく設定できる
●プレビューではファイルサイズ、表示時間も確認できる
●実際に書き出されたファイルは極めて軽量である
●同条件(圧縮率)のJPEGなのにPhotoshopの1/2サイズに軽量化する
●Photoshopデータはレイヤーの状態もそのままにコンバートできる
●Illustratorのデータも同様に、レイヤー名そのままにコンバート
●全てのオブジェクトに透明度を与えることができる
●さらにブレンドカラー設定を与えることもできる
●主なブレンド設定は、乗算・スクリーン・比較・差の絶対値など
●ラスター、ベクターの区別なくオブジェクトを変形できる
●レイアウトに役立つオブジェクトの整列機能
●矢印キーで1ピクセル毎にオブジェクトを移動できる
●テキストデータにも塗り、ブラシ、エフェクト機能が使える
●エフェクトや塗り設定を行った後もテキスト内容だけを変更可能
●縦書き可能
●テキストはボックス管理でレイアウトに適している
●テキストをパスに沿わせることができる
●テキストをアウトラインに変換することができる
●エクストラではアンシャープマスクが使える
●その他、Photoshopのフィルタがかなり使える
●Photoshop用プラグインも使える
●カラーコントロール用のプラグインが標準バンドルされている
●トゥイーン機能でシェイプや透明度を連続複製できる
●トゥイーン機能をフレームに分割してアニメーションにできる
●フレームを使ってすぐにアニメーションを作れる
●ラスターイメージに複数のアルファチャンネルが適用できる
●オブジェクト単位でアルファを適用できる(画期的!)
●マスクグループはラスター、ベクターの区別なく適用
●いつでも解除できるマスク合成
●JAVAスクリプトを自動生成するロールオーバー
●レイアウトした画像を分割(スライス)して出力
●分割された画像はテーブルタグで構成するHTMLを同時書き出し
●クリッカブル、ロールーバーに登録したURLは変更可能
●名称を付けて、フォルダにまとめて出力してくれる
●バッチ処理での一括変換もオリジナルをフォルダに待避させてくれる

ふ~、まだまだあるかもしれない。
いっそのこと解説本でも書いてみようかな…。とりあえず今はセミナーに集中
する日々。
それでは会場で会いましょう!

【プロフィール】
もりかわ・まさゆき
1958年大阪府茨木市生まれ。 1981年大阪芸術大学美術学科彫塑専攻卒業。
以降、17年間グラフィックデザイナーとして活動。
1989年Macintoshに遭遇して、カッターナイフとシャープペンと写植見本帳
を窓から捨てる。1993年シリコンカフェの名称でフリーランスになる。同年
関西DTP協会を設立して初代会長に就任。1996年G-TOOLという素材フリーサ
イトを作り、爆発的アクセスに腰を抜かす。1997年、ボクのアイデアに出資
者があつまり、G-TOOLをコアにした新会社・タワーズ株式会社を設立。取締
役に就任。

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■柴田のコネタ

「CG分野の専門誌ふたつを見比べる」

「DTP WORLD」のワークスコーポレーョンから「CG WORLD」が創刊された。表紙
はTOY STORYである。ディズニーである。きっと大変な目にあっただろうなーと
同情する。広告は25本入っているから、月刊誌としては上々のスタートなので
あろう。

特集は「話題のデジタルアニメはこう作られる」と「はじめてのノンリニアビ
デオ編集システム導入ガイド」である。前者は、内外の主な制作会社のレポー
トとそのメイキングを追っているが、ピクサーをはじめ、香港のメンフォンド、
日本のスタジオジブリ、マッドハウス、白組、ビルドアップ、インナーブレイ
ンなどの作品やシステムは興味深い。電影世界通信、カメラワークテクニック、
3D速習講座、用語解説、ハイテクゲーム最前線、コマーシャルCGなどの連載も
豊富だ。海外取材など意外にメジャーな印象があるなと思ったが、ネタが続く
のか少し心配になった。

CGの分野では前から専門的な「日経CG」が一誌という状態だったが、一般向き
のCG雑誌「CG WORLD」が出て、これから盛り上がるのだろうか。CAD/CAM 中心
の固い内容だった「日経CG」も、最近ではCGの映画やアニメの制作ストーリー
やプロダクション紹介にも力を入れており、俄然面白くなっている。

両誌を読み比べる(正確には見比べる)という酔狂をやっているが、情報の内
容は「日経CG」が勝り、見せ方、雑誌の作り方はさすがに「DTP WORLD」で成功
した(一見きめ細かそうなとっつきだが、よく読んでみるとあまりきめ細かで
もなく、たいした内容でなかったりすることも時々ある)「CG WORLD」がうまい。

■CG WORLD ワークスコーポレーション刊 A4判160ページ 定価1280円
 TEL.03-3444-6570(販売部)
■日経CG 日経BP社刊 A4判216ページ 直販制年間13860円

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■マイクロソフトの新社長にスティーブ・パルマー氏!

米国マイクロソフト社(Microsoft Corporation、本社:米国ワシントン州レド
モンド)の会長兼最高経営責任者(CEO)であるビル ゲイツは、販売/サポート
担当上級副社長を務めていた スティーブン A・バルマーを本日、社長に任命し
ました。バルマーの昇進は、マイクロソフト社がリーダーシップを拡大し、将
来成長が見込まれる数多くの事業機会で優位を保つというゲイツの構想の一環
として実施されたものです。バルマーの社長就任により、ゲイツはマイクロソ
フト社の長期的なビジョンと製品戦略に専心できるようになります。(マイク
ロソフト社980721リリースより)

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●とりあえず、これでちょっとはゲイツさん、楽になりそうですね。マイクロ
ソフトのCEO業って大変そうですもんね。世界一の金持ちだとか、パイぶつけら
れたり、法廷に日参したり、大変ですよね。バルマー氏がスピーチを社長の立
場でやれば、ゲイツさんは、ちょっとは、豪邸にいる時間を確保できそうです。
きっとマイクロソフトのCEOより、日本の総理大臣の方が楽チンだとボクは思い
ます。いよいよWindows98日本語版も発売がせまってまいりました。とりあえず
24日の真夜中、日本橋で…。
アップルのTシャツ来てますので声かけてね~(神田)。

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■本日のニュース

●主要サイト情報

Microsoft
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Microsoft Site Builder Networkの最新本「How the Web Was Won:Conquering
the Digital Frontier」発売。ウェブのプロやビジネスの意志決定者に向けた
実用的戦術と対策ガイド。29.99ドル。
http://www.microsoft.com/presspass/press/1998/Jul98/WebWonPR.htm

スコットランドにあるMicrosoft公認 OEM複製所が強盗の被害に。消費者は純部
品で構成された偽造ソフトに対し注意が必要。
http://www.microsoft.com/presspass/press/1998/Jul98/MSrobsPR.htm

ニュースレター(7/21):Windows98 発売情報
http://www.microsoft.com/japan/info/releases/nl07_21.htm

「Microsoft Windows 98」日本語版向けインターネット サービス プロバイ
ダー参照サーバー、7月25日に開設。日本国内の代表的なインターネット プロ
バイダー16社が登録。
http://www.microsoft.com/japan/info/releases/0722r98.htm

BackOffice Small Business Serverを専用線環境で使用するための技術資料を
公開
http://www.microsoft.com/japan/bkoffice/SBS/tech.htm

Sun Microsystems
~~~~~~~~~~~~~~~~
Java Blend 1.0を発売。Java技術を使用し、あらゆるデータベースにアクセス
可能なビジネスアプリケーションを構築する際の複雑なプロセスを簡単にする
開発ツール。
http://wwwwseast2.usec.sun.com/smi/Press/sunflash/9807/
sunflash.980722.2.html

JDK(Java Development Kit)のベータ4、<http://java.sun.com/products/jdk>からダウンロード可能。
http://wwwwseast2.usec.sun.com/smi/Press/sunflash/9807/
sunflash.980722.1.html

Silicon Graphics
~~~~~~~~~~~~~~~~
SIGGRAPH 98 Snap Shot 7月21日分掲載(現地から最新情報を毎日更新)
http://www.sgi.co.jp/Headlines/1998/Jul/siggraph98/0721.html

嶋田美香

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■イベント・情報
 今見られるイベント・アート・セミナースケジュール
http://www.towers-inc.com/mag/daily/event.html
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●第9回国際デザイン・コンペティション
http://www.jidpo.or.jp/japandesign/jdf/rules/rule_f.html

財団法人 国際デザイン交流協会 の主催で、国際グラフィックデザイン協会協
議会、国際インダストリアルデザイン団体協議会 、国際インテリアデザイナー
連盟の承認を受けて行われているコンペンション。ポスター、イラスト、写真
等に限らず、乗り物や照明器具、公園、地域開発などデザインという枠での
様々な「作品」を募集する。

過去の受賞作品においても絵画的作品以外にも家、体温計、太陽エネルギーの
洋上水素製造所、目覚しと読書用ライト機能付きまくらなどなど、時にはデザ
インが美しいだけでなく、発明的・画期的な作品も多く応募され受賞している。

「編む」という言葉に、異なるものの交流の原理、インターフェースの原理、
リサイクルの原理があるとし、様々な文化、世代、感受性、思考をグローバル
な概念にまで編み上げて行こうと言うことで、今まで、「水」「土」など、感
じ一文字でのテーマから、9回目となる今回、「編む-intertextuality」-未
知なる可能性を求めて- と変化している。
 
【応募資格】
全世界のあらゆる分野のデザイナー、技術者、学生などが、個人またはグルー
プで応募可能。ただし、コンペティションの主催者(当協会の役員および職員)、
審査員、それらの家族、ならびに主催者および審査員のいずれかと共同
制作した作品は応募不可能。

【締め切り】
1998年12月1日~1999年1月21日  第1次審査作品受付

【審査基準 】
1.テーマに対する適合性
2.独創性
3.社会性、時代性
4.未来への提案性
5.近い将来における技術の実現性

【賞】
大賞(内閣総理大臣賞) 1点
金賞(通商産業大臣賞) 1点
大阪府知事賞 1点
大阪市長賞 1点
銀賞(協会会長賞) 1点
銅賞(協会理事長賞) 3点
奨励賞 若干点

【審査員】
・第1次審査審査員(5名)
長谷川 逸子(日本)建築家
河原  敏文(日本)映像プロデューサー
川上  元美(日本)デザイナー
オーグスト・モレロ(イタリア)
インダストリアルデザイナー
坂下  清(日本)インダストリアルデザイナー

・最終審査審査員(5名)
マリアン・フランドセン(デンマーク) インテリア建築家
川上  元美(日本)デザイナー
オーグスト・モレロ(イタリア) インダストリアルデザイナー
坂下  清(日本)インダストリアルデザイナー
ギー・ショッカート(ベルギー) グラフィックデザイナー

【問い合わせ先】
財団法人 国際デザイン交流協会
第9回国際デザイン・コンペティション事務局
〒530-0001 大阪市北区梅田1丁目3-1-800 大阪駅前第1ビル8階
電話 06-346-2612 ファックス 06-346-2615
mailto:jdf@mxp.meshnet.or.jp

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【日刊・デジタルクリエイターズ】 No.0087 1998/07/23発行
発行社  タワーズ株式会社
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     大阪市中央区高麗橋1-5-6 東洋ビル3F
     TEL:06-231-1011 FAX:06-231-0838

編集長  森川眞行 
     柴田忠男 
     神田敏晶 

情報提供・投稿はこちらまで 
              担当:濱村和恵
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