[0197] メールマガジンと編集するという事

投稿:  著者:  読了時間:19分(本文:約9,300文字)



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【日刊・デジタルクリエイターズ】 No.0197 1998/12/05発行
http://www.dgcr.com/      1998/04/13創刊
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●今年の懺悔特集(日刊デジクリ自身が懺悔します)
「メールマガジンと編集するという事」
 ゲスト:魚井宏高

●スガイのDTPウォッチ:第8回
「台風24号」

●えむのHot Space! No.001
「PostPet 2001」

●主要サイト情報
 Microsoft/ MetaCreations/ Apple/ Netscape

●セミナー情報
 マッキントッシュ無料体験セミナー<ニューイヤーカード制作>

●デジクリClassifieds募集中!



今年の懺悔特集(日刊デジクリ自身が懺悔します)
「メールマガジンと編集するという事」
ゲスト:魚井宏高
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個人が「まぐまぐ」(http://www.mag2.com/)等を利用して気軽にメールマガジ
ン(メルマガと略しておく)を「出版」できるようになっているのはみなさんも
ご存じだろう。これは、そんな中で関西から発信されているあるメルマガで僕
が体験した話だ。

事の起こりはレギュラーライターの方が書かれた話で、まあ要約すると「Mac版
のI EではFlashムービーがうまく動かないので何とかしてくれないかな~」と
いう実感のこもった話だった。さて、次の日の号を読んでみると「(IEで~とい
う)話を読んで」という投稿(匿名というわけでもなくメールアドレス付きで)が
載せられていた。残念ながらこちらはとってもひどい内容で、先の話と議論が
かみ合っていないばかりか、明らかに事実に反すること(例えばOpenTransport
はMS社が開発した、ってなこと)が書かれていた。

そのメルマガの編集者(編集長もだが)は顔見知りだし、そんなに技術的なこと
に詳しくない(失礼)ことも知っていたので、あんまりよくわからないままに載
せてしまったのかな?と思って、余計なお世話とは思いつつも、誤っている点に
ついて指摘したメールを編集者に送り、技術的なことに関して裏をとらずに安
易に載せない方がいいですよ、と忠告した。

次の日、編集者から返事がきた。そのメールの文面をそのままここに載せるの
はマナー違反なので、要約すると、要するに「あの記事を載せたことは誤りで、
申し訳ない。これからはチェックもちゃんとするようにします。ところで、先
に私に送られたメールをこのメルマガに訂正文、あるいは反撃文として僕の名
前入りで掲載してもいいでしょうか?」ということだった。僕の返事は(肝心な
ところだけ)原文のまま揚げると「記名にするほど気合いを入れて書いたもので
はないので、名前を出すのは遠慮しておきます。それから、あれは反撃ではな
くて訂正です。反撃だと相手の意見も主張としては存在することになりますが、
今回は当てはまらないでしょう。」とした。

その日には返事は来ず、次の号には「「(IEで~という)話を読んで」を読んで」
というタイトルで、僕がメールで指摘した部分がそのまま、無記名で載せられ
ていた。多少曖昧な返事が裏目に出たのか。。。

しかし、これで僕はかなり気が抜けてしまった。これは僕の思いこみなのかも
しれないが、いわゆる編集者というのは掲載した記事に対して全責任を負って
いるものだ。だから、たとえ自分が書いたものではないにせよ、事実と反する
ことを掲載したときには自分たちの問題としてそれについて謝罪するべきじゃ
あないのかい?それをさあ、誰か書いたのかわからない「反論」(というより感
想)でうやむやにしてしまうっていうのは雑誌としての責任放棄にしかならない。
これでは、ミニコミ以下だ。メルマガの編集者が全てそうだとは思いたくない。
だけど、編集するという事に対してこの程度の見識しか持ち合わせない人達に
編集者だとか、編集長だとか名乗って欲しくもないんだ。僕の考えはおかしい
のかな?

それとは別に残念だったのは、元々のライターさんが次の話で「同じメールが
来て気が滅入った」と書いていたことだ。それだったら、せめて僕のメールを
名前入りで載せてもらった方がましだったかな、っとね。

と、ここまでは実は別のコラムの原稿になるはずだった話なのだが、字数の制
限なんかで書ききれない部分や、まあ、いろいろあってデジクリに投稿するこ
とにした。そう、文中の「あるメルマガ」とはこのデジクリのことだ。

さて、ちょっと整理すると、僕はこの一連の出来事の中でデジクリが犯した誤
りは三つあると思っている。

一つ目は、自分たちのために原稿を書いているライターに対するいいかげんな
(とあえて書かせてもらう)投稿を、たいしたチェックもせずに掲載し、彼を守
らなかったこと。こんな事が何度も続くようならライターはそこで書くのをみ
んないやがってしまうだろう。

二つ目は、かの投稿に明らかに事実に反する記述があったにもかかわらず(違う
というなら反論してもらっても構わない)、そのことに関して編集者(もしくは
メルマガ)という立場で謝罪することをせず、匿名の投稿という形で読者や関係
者に対する責任を回避したこと。

三つ目は、それら全ての過程を最終的にチェックするべき編集長(という立場
の人間)が3人もいるにもかかわらず、なんにもしていないことだ。編集長とい
うのは名目だけのものじゃないはずだろう?

もちろん、僕は何も好きこのんでこんな事を書いてるわけじゃない。僕にとっ
てデジクリの編集に携わっている方々は大半友人であり、中には尊敬している
先輩までいるのだから。しかし、この出来事は僕にとっては、友人だからこそ
どうしても見過ごせないことなのだ。

とはいえ、僕は今でもデジクリを読んでいるし、毎日楽しみにもしている。面
白い話が多いからね。これからも編集スタッフには頑張って欲しいと思う。

さて、あえてもう一度尋ねよう。僕の考えはおかしいのだろうか?
意見のある方はメールをいただけたらと思う。これ以上このような本筋ではな
い話でデジクリの紙面を使うわけにもいかないだろうから、いただいたメール
は僕のウエブサイトで公開していくことにする。

【魚井宏高】 うおい・ひろたか
大阪電気通信大学情報工学部助教授。研究、教育の傍ら、主にMacintosh関連雑
誌で解説、レビュー、コラムを書くテクニカルライター業もすでに7年になる。
MacFan internet誌の「Internet研究中」というコラムは3年目に入った。我な
がらよく続くものだと思っている。
URL http://www.fishbone.tm/
E-mail uoi@fishbone.tm

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【1998年 デジクリ懺悔】
いよいよ、1998年も終わり、デジタルクリエイターズの今年の懺悔(^^;)特集
をさせていただきます。

まずは、魚井センセからのご貴重なご意見。スタッフ一同深く反省するともに、
このメールマガジンはメディアなのかどうかを改めて考えました。ボク個人と
しては、メディアというよりも、一人一人にお手紙を書かせていただく感覚に
近いです。雑誌への寄稿、テレビでの放送よりもむしろ、講演の席のようにコ
コだけの話しが提供できる場として、これからもいろんな事にトライしていき
たいと感じています。また、オヤ?と思う部分はいつでもご忌憚のないご意見
をお待ちしております(神田)。

濱村です。申し訳ないです。いっぱいいっぱいやってます。懺悔します。ご迷
惑をおかけした皆様、おんぶにだっこしていただいている皆様、本当にありが
とうございます。少しでも向上できれば、と思っております。
今回の魚井先生の件にしても、私の認識の甘さから起こってしまったことです。
文章のやりとりって本当に難しいのに、配慮が足りなかったと反省しています。
「反撃」というのも、もっと軽い意味で書いていたのですが、甘かったです。
どうもすみませんでした。事情はメールさせていただいていましたが・・こん
な文章じゃ伝わらないですよね・・。愛の鞭ありがとうございます。

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■スガイのDTPウォッチ:第8回
「台風24号」
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こんにちは、U2のベスト盤を聞いて過ごしている須貝です。やっぱり「WITH
OR WITHOUT YOU」は名曲ですね。
最近、いくつかの締め切りに追い越されてしまい、加えて(またしても)体調
が悪いので、本当にツライです。でも大丈夫、この週末でリカバーできるはず
です。

今日は簡易版下の話。あんまりDTPっぽくないかも。

私は高校卒業の頃から、しばらくずっとミニコミとかフリーペーパーとか作っ
ていたんですが、その版下はいつも会社のレーザープリンターから出力したも
のでした。ミニコミの印刷なんかどうせダイレクト刷版ですから、スキャナで
取り込んだ写真をPageMakerでペタペタ貼り付けて、文字を流して出力すれば簡
易版下(っていうかこの場合はそのまま刷版になるんだけど)の完成です。こ
れを台紙に手作業で貼り込んでから「下版」すれば、結構見られる品質で(少
なくとも新聞よりはキレイ)刷り上がっちゃっうわけです。大きなホチキスで
綴じれば、もう立派なミニコミの出来上がり!ってわけです。

こんな簡単に本ができるのに、どうしてみんなやらないんだろう、企業でも十
分使えるやり方なのに....とずっと思っていたんですが、今の一般企業は「タ
イフーン」(日立工機の)とかでやっちゃうんですね。町のコピーセンターと
同じことはできてしまう。モノクロだけど。でも、綴じまで自動でやってくれ
るんだから、有り難いですよね。
必要なときに必要な部数を社内で用意できてしまうんだから、大手企業がみん
なこの手の出力機を持っているのも頷けます。これを「オンデマンド印刷」っ
て今でも言うんですかね。感覚的には「コピー」ですよね。

もし、自分がミニコミを作っていた当時勤めていた会社にこういう出力機があ
れば、「8ページのミニコミ50部」なんて、会議資料のコピーの合間にチョチョ
イとできちゃったのにな、などとつい思ってしまいました。


[第7回の訂正]
DTPウォッチ第7回の中で、EGBRIDGEがMacOS 8.5で問題なく使えると受け取れ
る文章がありましたが、実際は8.5には、完全には対応していません。誤解を招
くような文章で、申し訳ありませんでした。

【須貝 弦】すがい・げん
あんまり忙しいので、バイク関係のWebは更新できていない。いつかは紙媒体を
出すのが夢なんだけど。そのときはタイフーンのお世話になるのかな?

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■えむのHot Space! 「PostPet 2001」 No.002
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PostPetの新バージョンが間もなく発売されます。その名も”PostPet2001”!
安直なネーミングだと思えなくもないですが、まぁ、とりあえずは良しとしま
しょう。でも、まさか2001年までの3年間を、バージョンアップせずにこのま
までいく......なんてことありませんよねぇ。こうなると次期バージョンの名
称が楽しみです。単純に”PostPet 3.0”なんていうふうにはしてほしくあり
ませんね。
今回は、キャラクターのフィギュア付きスペシャル・パッケージも"2,000上乗
せされた価格で限定発売されます。これを機会に僕もPostPetを使ってみよう
かな(^^)。(「ポストペットデラックス」ユーザーへの優待販売や無償バージ
ョンアップ・サービスはありませんので、旧バージョンを安値で買おうとお考
えの方はお気をつけ下さい。)

さて、このPostPet 2001の名前を見た瞬間、Windows NTの新名称「Windows
2000」を連想しました。Microsoft社はどうしてこんな名前をつけたんでしょ
う?PostPetは”2001”ですから、「21世紀の始まり」ということで未来指向
の考えが多少なりともくみ取れます。しかし”2000”では単にキリのいい数字
というだけで、思想のカケラも感じられません。「2000とは、このOSを使った
場合の1日に再起動しなければならない回数だ」なんておっしゃった方もおら
れますね(笑)。

このWindows 2000についてのJohn C. Dvorak氏によるコラム「Windows 2000の
不吉な運命」が非常に興味深いです。これによると、このOSのプログラム・コ
ードが3500万行にも達する点を、Gartner Groupが問題として挙げているそう
です。Dvorak氏は「Windows 95には3000件以上ものバグがある。このOSのコー
ドは確か500万行以下のはず」とも書いています。Windows 2000って大丈夫な
んでしょうか。(Mac OSやSolaris、Linux等、他のOSのコード数も知りたいと
ころです。)日本ではWindows NTの人気が特に高いようですから、各種サービ
スのみならず、多くの企業の基幹部分にも、このOSが導入されていることで
しょう。Windows 2000が信頼するに足るOSとなることを願ってやみません。

<PostPet 2001 のごあんない>
http://www.so-net.ne.jp/postpet/2001/info2001.html
<Windows 2000の不吉な運命>
http://www.zdnet.co.jp/magazine/pcmag/9811/jd981116.html

【山口 壮/ えむ】 mailto:PXX06120@nifty.ne.jp
http://member.nifty.ne.jp/yamaguchi/
三重県生まれの197x年型男子。濱村裏番長のCuteなお願いメールについつい乗
せられて、とうとうこんなコラムを担当するまでに至りました。いやぁ立派に
なったもんやわ(笑)。大学でドイツ政治学を専攻していたはずなのに、ドイ
ツ語なんて頭の片隅にも残ってないのはなんで?(卒論までドイツ語で書いた
のにぃ~。)現在、将来を模索している最中であります。

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■主要サイト情報
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Microsoft/ MetaCreations/ Apple/ Netscape
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▽Microsoft
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SBN Japan 「DHTML Dude: 条件分岐コメント、ラジオボタン」公開
http://www.microsoft.com/japan/sitebuilder/

▽MetaCreations
~~~~~~~~~~~~~~~
Kai's Power Tools Version 5 を出荷
http://www.metacreations.com/press/kpt5_ships.shtml

▼Apple
~~~~~~~
12月3日現在のiMacデモ展示販売店の店鋪リストならびに大学生協リストは下
記ページにて(更新後)。
http://imac.apple.co.jp/shop/index.html

Hot NewsのOther Newsのコーナーで、「James Cameron's Titanic Explorer」
CD-ROMを紹介した。映画「タイタニック」のJames Cameron監督の名を冠した
このCD-ROMの内容がプレビューできる。QuickTimeムービーも豊富だ。
http://www.foxinteractive.com/products/titanicexplorer/

▼Netscape
~~~~~~~~~~
3Comと共に新製品「Palm VII」用のワイヤレスインターネットメッセージング
サービス、「iMESSENGER」を提供すると発表。
http://home.netscape.com/newsref/pr/newsrelease709.html

【▽担当 山口 壮/ えむ】 mailto:PXX06120@nifty.ne.jp
http://member.nifty.ne.jp/yamaguchi/

【▼担当 love miku】 mailto:ki-masui@jade.dti.ne.jp
http://www.jade.dti.ne.jp/~ki-masui/
Mac 3DのパイオニアVIDI (Visual Information Development) が営業を停止
した。Presenter 3Dのロックされていないバージョンを無料でリリースすると
いう。
http://www.vidi.com/

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■セミナー情報
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・12月14日(月)19:00~
・12月17日(木)19:00~
・12月21日(月)19:00~
■定員 :25名
■会場 :デジタルハリウッド東京校 Mac4教室
※総合受付けにお越しください、スタッフが御案内させていただきます。
■参加費 :無料
■申込方法:事前に電話・メールでお申し込みください。当日の受講票を
発送させていただきます。
・電話/03-5281-9221
・Eメール/dh@dhw.co.jp
※タイトルを「マック体験DC」としてください。
※参加希望日を明記してください。
※日刊デジタルクリエイターズでお知りになった旨、ご記載ください。
※住所/氏名/年齢/職業/メールアドレス/電話番号をご記載ください。

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「売ります、買います、あげます、ください」などのクリエイターにとって有
益な情報をお待ちしております。zacke@ppp.bekkoame.or.jpまで。
不要になったものが、案外ほかの方には有益なものかもしれませんっ!
企業の方からの情報、プレゼントお待ちしております。自社製品などをアピー
ルしてくださいませ!

なお、このコーナーでの取り引きは個々の読者と直接コンタクトをお取りくだ
さい。編集部ではトラブルの責任を負いません。

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発行   デジタルクリエイターズ
     <http://www.dgcr.com/>

編集長  森川眞行 
     柴田忠男 
     神田敏晶 

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 担当:濱村和恵
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