[0280] カラープリンタ校正における「キモ」

投稿:  著者:  読了時間:10分(本文:約4,800文字)


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【日刊・デジタルクリエイターズ】 No.0280 1999/03/19.Fri発行
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●カラープリンタ校正における「キモ」
 金曜日担当:須貝弦

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カラープリンタ校正における「キモ」
金曜日担当:須貝弦
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今日は、印刷会社と出版社との間での、A-Colorなどのカラープリンタを使った
校正のワークフローについて、ちょっと考えてみたい。それも初級編として、
たとえば今月になって「編集部の進行管理やってちょ!」などと内示を受けて
しまった人や、DTPに関わって日が浅い人など、参考にしていただければ。

さて、DTPのメリットとして、必ず納期短縮があげられる。では、どこをどうし
て短縮するか。実は、電算写植機や製版オペレーターさんをMacに置き換えただ
けでは、工程に関わる人数は減るけれども、スケジュールはそーんなには短く
ならないのが現実だ。つまりクライアントとしてのおいしさは、ちと少ない。

本当にスケジュールを短縮させたいと思ったら、校正をカラープリンタで行い、
色校正を省かなければいけない。これをやると本当にスケジュールは楽になる。
初校はモノクロプリンタで出力したモノを使い、再校ではA-Colorで出力したも
のを使う。このとき、一緒に色まで確認してしまう。そうすれば、再校でオッ
ケーだったものは即責了、出力してしまうことができる。

しかしDTPでの進行に切り替えた編集部などでは、この「カラープリンタでの校
正」に踏み切れないところが多い。理由は「やっぱり色が信用できない」とい
う人もいれば、「だってその、イメージセッターっていうのとカラープリンタ
とで出力結果が同じとは限らないんでしょ?」と、イキナリ本質をお見抜きに
なる方もいる。実際にテストしてみて「やっぱり違ったじゃん!」ってことも
多いので、印刷営業マンはいつでも狼少年になる危険性を秘めている。

A-Colorなどのカラープリンタですべての校正を済ませてしまおう! という場
合にキモになるのが、ひとつはキャリブレーション。いくつかの印刷会社が出
したA-Colorを見比べると、これが結構バラバラだったりする。城南地区の某プ
リプレス会社が出したポジに添付されたA-Colorを受け取った、城北の某印刷会
社の営業や現場担当者が「ここのA-Colorはどうしてこんなにキレイなん
だぁ!!」と驚愕の声をあげたというエピソードがある。ようはちゃんとCMYK
が再現できるように、A-Colorのチューニングをしたかどうかっていう話なのだ。
ある会社では、朝昼晩の1日3回、チューニングを取ることもあるという。そ
こまでやらないとクライアントの信頼を得られないというわけだ。

もうひとつの大きなキモ(臓物じゃぁないよ)が「検版」だ。とくに、出力を
する側にとっては大事になってくる。クライアントから完全データとA-Colorが
入稿されてきて、それを出力する。内部で作成したデータでも構わないけど。
それを色校正を取らずにそのまま下版してしまいたい! という場合、出力し
たモノがA-Colorの通りになっているかどうか、ポジと突き合わせてチェックし
なければいけない。

このときよくあるのが、ポジだけを眺めて文字化けだけを探している人。出力
センターならそれでもまったく問題ないと思うけれど、出版社対印刷会社の仕
事として考えれば不十分。先方の責了紙や校了紙どおりにブツができているか
どうかを確認する最後の砦としての検版をしなければいけないのだ。データ作
成を印刷会社側でやる場合はときにそうだ。ここでちゃんと検版をやっていな
いでミスを見過ごすような印刷会社には、クライアントは安心して仕事を出す
ことはできない。

出力チェックを万全に行いたいという場合は、DDCP(ダイレクト・デジタル・
カラー・プルーフ)でより精度の高い校正の出力を行うか、出力前にプレフラ
イトを行うなどすればいい。DDCPは「A-Colorの親分みたいなの」と思っている
人が多いが、まぁそんなものだと思う。つまりはどこまでの精度を要求するか、
それとコストとのバランスをどうやって取るか、ということだ。プレフライト
は出力前にPSエラーがないかどうかを確認する作業。ポジを無駄にしないため
にも、出力側だけではなく、完全データを出力センターに入稿するような人も、
ぜひ「フライトチェッカー」などのプレフライトソフトを持っておきたいとこ
ろだ。

【須貝 弦】すがい・げん
確定申告をした。最初の計算では13,000円程納税しなければいけなかったのだ
が、特別減税額を間違えていて、修正したら還付金が。なんかウレシイ。
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※今月号には、次のような記事がのっています。
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・エディターズ・ノート
 室謙二 ディスプレイで本を読む実験をしてみた

・地球切り抜き帳
 アメリカ アマゾン・コムの広告記事疑惑
 ヨーロッパ オン・デマンド出版を支援する欧州評議会
 中国 オンライン書店が本の流通を変える
 日本 デジタルでよみがえったグーテンベルク聖書

・論考
 イグナシオ・イニゲス・アラベナ
 オンライン雑誌『インテラ』とチリの電子出版

 吉村克己
 古書店はインターネットと相性がいい

・円卓議論(第5回)
 テーマ:「図書館の未来について」

 タネート・ウォンヤンナワ(タイ)
 劉志明(中国)
 上野千鶴子(日本)
 ハワード・ラインゴールド(アメリカ)
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・技術と日本語ものがたり(第二話)【英語版を追加】
 ガリ版 100年前の手動DTP
 紀田順一郎
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「地球きりぬき帳」は、アメリカ、ヨーロッパ、中国、日本から。
「論考」では、南米チリで国立大学のネットワーク化やオンライン雑誌の発行
に関わってきたキーパーソンにインタビュー。
また、インターネットへの取り組みを始めた日本の古書店界の動きをレポート
しました。
「円卓議論」は、「図書館の未来について」がテーマです。
前号で日本語版を掲載した「技術と日本語ものがたり」の第二話「ガリ版――
100年前の手動DTP」の英語を追加しました。

今後も、力のこもった記事を掲載していきたいと考えています。引きつづきご
支援くださいますよう、お願い申し上げます。

オンライン・ジャーナル『本とコンピュータ』
編集長 室謙二
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