[0416] World PC Expoを終えて

投稿:  著者:


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0416   1999/09/13.Mon発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 13987部
情報提供・投稿・広告の御相談はこちらまで mailto:info@dgcr.com
登録・解除・変更・FAQはこちら http://www.dgcr.com/regist/index.html
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

---PR-----------------------------------------------------------------
■■■■ MdN9月号誌上でも好評価!QMS3260シリーズ ■■■■


        デザイナーのためのPSモノクロレーザー。
   3260 PrintSystem EX は QMS Store 価格¥598,000!
■■■  http://www.qmsj.co.jp/Products/3260ex/overview.html  ■■■
-----------------------------------------------------------------PR---

 <埼玉は暑いうえに地震>

●デジクリSPECIALコラム
 World PC Expoを終えて
 神田敏晶

●ニュース
 T-Time の読みやすさを電子出版に展開
 ボイジャー『T-Time パブリッシャーズ・キット ver.2.0』9月17日発売

●編集長から
 日刊デジクリのつくりかた

●Webサイト情報
 「ことえり君はアナーキー」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■デジクリSPECIALコラム
World PC Expoを終えて

神田敏晶
───────────────────────────────────
KNN神田@東京です。

5日間にわたるWprld PC Expo(日経BP社主催)が終了いたしました。iBookに
G4ご覧になられましたか? すさまじい、人混みでしたねえ。会場でも何人か
の方にお声をかけていただきましたが、撮影中で走りまわっており、ゆっくり
対応できずにすいませんでした。また、番組はオンデマンドでコジマさんのウ
エブサイトからご覧いただくことができます。

http://www.kojima.net/infom/inf1301.htm

おススメは、やはり「コンパニオン特集」でしょうか?(^^)
http://www.kojima.net/real/d091103.ram

過去3年間、日経BP社の方々とこのイベント放送局をおこなってきましたが、
ボクにとって毎回いい勉強の場になっています。いつも一人で取材・放送を行
なっているので、久しぶりのグループワーキングにはとても感激でした。

スタジオの進行とロケチームとの進行、おおまかな台本があっても、現場重視
で企画が刻々と変化していきます。同日でCSで放送するために可能な限り、編
集がいらない撮影が要求されているので、複雑な事はできないまでも、その中
で精一杯遊んでおります。

今回は演者としての仕事なのですが、自分のセリフ憶え能力のなさにホトホト
愛想がつきてしまいます(^^)。みなさんご迷惑をおかけいたしました(汗)。

また、いつもイベント終了後に、一人でホテルの一室にこもり、空腹やら、酒
飲みに行きたい病と格闘しながら、あらゆる通信手段を使い、モクモクとペー
ジに画像や映像をアップロードしているのとちがって、やはり分業の良さに感
謝したいと思います。

夜はしっかり懐かしい面々との時間に費やす事ができました。コンピュータで
何でもできてしまう事に期待しすぎるのが問題かもしれませんね。

昨今、展示会の情報はどこのウエブサイトにもありますが、いろんな方と現場
で会えるという事の魅力は、きっと21世紀の中頃まで待っても解決できないの
ではないでしょうか?

いくらバーチャルリアリティで幕張メッセをウロウロすることができても、電
話がかかってきたり、チャットに呼び出される度にクイットできるとすると、
わざわざ体験しようと思いません。いつでもええわと考えるからです。

また、わざわざ東京駅から京葉線まで歩かされ、40分もかけて海浜幕張までい
くところに意味があるようです。せっかくきたんだからじっくり見て帰ろうと
思うからです。いつも、帰りの京葉線では、遠足の帰りの小学生のように、ヘ
トヘトに疲れて東京駅に到着するのでありました。

今回、お会いできた価値ある一人は、このデジクリの柴田編集長でもあります。
イヤ、ホンマです。毎週、毎週、原稿のやりとりをしながらも、物理的にアト
ムで会うのは、今年になってはじめて。あけましておめでとうモードでもござ
いました。

近くのベンチでコンパニオンの煙草休憩の紫煙を避けながら、ミーティングを
しました。やはり、メールではできない"あうん"の呼吸のミーティングの必要
性を感じます。その成果は、近々にデジクリらしい(?)新コーナーが登場す
る予定として反映されると思いますので、乞うご期待です。ですよね? 柴田
編集長(…とふってしまった)。

近況報告…

※今週も「東京ルームシェア計画」の場所探しモードで不動産屋さんをグルグ
ルまわります。でも、ホントに東京ってどうしてこう暑いのか? もう9月の
中旬ですよ~? 連日、汗ダクです。
※「海外ベンチャー体験」にもすっごい人が応募されてきました。なんとも1
億円以上のビルを買ったばかりですって…(^^)。う~すごい! しかも独身女
性?
※「Y2k-Tokyo」の打ち合わせも復帰しました!
http://www.knn.com/y2k/y2k-j.html Web担当にあの人を巻き込んでしまいま
した! 来週のデジクリにて進捗状況お知らせいたします。

【かんだ・としあき】
The smallest digital TV station in the world
KandaNewsNetwork http://www.knn.com
International Journalist & Travelist
Toshi Kanda kanda@knn.com

───────────────────────────────────
■ニュース
T-Time の読みやすさを電子出版に展開
ボイジャー『T-Time パブリッシャーズ・キット ver.2.0』9月17日発売
───────────────────────────────────
<以下は同社のリリース要約>

9月17日、電子出版を推進する(株)ボイジャーは、「T-Time」専用のファイ
ル形式「TTZ」ファイルを作成する為のプロフェッショナル・ツール「T-Time
パブリッシャーズ・キット ver.2.0」(価格30,000円+税、Win&Macハイブリ
ッド版)を発売する。

作成した「TTZ」ファイルは、WinとMac で兼用できるハイブリッドのデータに
なる。設定(フェイス)情報とテキストファイル、画像ファイルなどを1ファ
イルにまとめ、「TTZ」ファイルとして必要な諸設定を行なうことができる。
「TTZ」ファイルは、製品版T-Time だけでなく、ボイジャーホームページで無
償ダウンロード配布中の「T-Time ver.2.0機能限定版」で読むことができる。

つまり 「TTZ」ファイルを作成すれば、誰もがインターネットを通して縦書き
読書が出来ることになる。

T-Time による電子出版の利点は
(1)シンプルなテキスト中心の電子出版から、動画、音声、グラフィックを
組み合わせたマルチメディアソフトの出版が可能。
(2)本文をクリックして、動画や音声再生する、あるいは別ページに移動す
る。WEBブラウザーを起動し、指定のURLを開くことができるなど、様々なアク
ションを盛り込める。
(3)読者(ユーザー)自身が、縦・横組、フォント、文字サイズ、行間、字
間など指定でき、読みやすいレイアウトでファイルを読める。

パブリッシャーズ・キットを買わずとも、インターネットを通して「TTZ 」作
成サービスを受けられる。あらかじめ、T-Timeでレイアウト指定したファイル
を作成し、出版センターへ申し込めば、1ファイル当たり500 円+税で「TTZ」
ファイルへの変換サービスを受けられる。
http://www.voyager.co.jp/T-Time/ttz6.html

作成した「TTZ 」ファイルは、どのような方法でいくつ複製・配布しても、そ
れに伴う印税などボイジャーに対する支払い義務は一切発生しない。

「TTZ」ファイルを使用した出版活動がWEBやCD-ROMで展開されている。

『ジャマイカ飛び』(山川健一著、ひつじ書房刊、2,800 円+税)。
http://www.voyager.co.jp/T-Time/j_tobi.html

『オキナワなんでも事典』とオキナワ・オンライン
http://www.impala.co.jp/

T-TimeマガジンICETEA
TTZファイルによる、新しい形式のWEBマガジン。創刊2号公開中。
http://www.voyager.co.jp/T-Time/icetea/

LUNATECH デジタルブックストア
http://www.lunatech.co.jp/

『ちへいせん―青空文庫読書新聞』
http://www.aozora.gr.jp/
http://www.ne.jp/asahi/gaku/gaku99/CHIHEI/HTMLS/TUKIMIRU.html
http://www.ne.jp/asahi/gaku/gaku99/CHIHEI/TTZ_ARC/TUKIMIRU.TTZ

『アクセス』オンライン版:地方・小出版流通センターの情報誌
http://www.bekkoame.ne.jp/~much/access/actop.html
http://www.bekkoame.ne.jp/~much/access/acj/acj9907.html
http://www.bekkoame.ne.jp/~much/access/ttzfile/270.ttz

その他、数々のT-Time出版(TTZファイル掲載ページ)を紹介。
http://www.voyager.co.jp/T-Time/ttz5.html

「T-Time」ホームページ: http://www.voyager.co.jp/T-Time/
機能限定版のダウンロード: http://www.voyager.co.jp/T-Time/update/
「T-Timeによる電子出版」: http://www.voyager.co.jp/T-Time/ttz.html

───────────────────────────────────
■編集長から
日刊デジクリのつくりかた
───────────────────────────────────
幕張のディジタル・イメージ展の受付にいたら、デジクリ読者の岸本さんとい
う方から話しかけられた。どうしてわたしが柴田だとわかったのかというと、
シラガ頭だからであろう。いつかそういうこと書いた記憶がある。

わたしが浦和市に住んでいるというと、「大阪のほうのモノ知りの標準弁のお
じさんかと思ってました」とおっしゃる。また、「大阪の『日刊デジクリオフ
ィス』では、何人ものスタッフが編集会議なんかしてて、濱村さんがコーヒー
なんかいれてくれてるのかな、なんて思ってました」とも。

ははは、すごい想像! このさい、日刊デジクリの仕組をご紹介しよう。

原稿や情報は、全国からわたし(浦和市)とハマムラデスク(大阪市)のとこ
ろに集まる。ハマムラさんとメールで情報のやりとりをして(電話したのはい
ままでたったの1回だけ、そのときハマムラデスクは寝ぼけた対応をした)、
わたしが原稿整理しながら文字を組んでいき(組版ってものではない)、半角
使ったりして行末を整える。

このごろはその行末合わせ作業に熱中して、本文中の変換ミスなどを見逃す失
敗も多い。校正が甘い、というのはおおいに反省している。依頼原稿や投稿は
テキストを整えるだけだが、展覧会やセミナー、イベント情報は、いちおうサ
イトにいって確かめる作業をする。このごろは<以下は主催者情報>というの
も多いが、たいていはサイト内の情報を再構成して掲載している。

情報収集や整理を含めて、デジクリ制作にかける時間は毎日2時間くらいであ
る。たいていは前日の午後9時ごろにハマムラデスクに半完成したものを送る。
翌朝、ハマムラさんが情報を追加したり、最後の調整をして発行する。

ね、ふたりでつくっているのです。編集会議もコーヒーもない。ネットにはつ
なぎっぱなしなので、メールでの意見交換、打ち合わせは即刻できるのだが、
最近ハマムラさんは仕事が忙しく、意外なほどコミュニケーションは少ない。

じつは300 号以前はすべてハマムラさんが制作発行しており、わたしは原稿を
つくるだけだった。仕事やりながら、デジクリを制作発行し、かたわらで Web
もつくっていたのだから、なんてスーパーな女性なんだ。いまは、「仕事はふ
やさない」主義になったわたしが、わりと時間の余裕があるので、毎日ポツポ
ツとつくっているわけである。

幕張では知らない人から、読んでますよ、がんばってくださいね、と声をかけ
られることじつに10人。熱烈握手2名。ディジタル・イメージ展の受付にすわ
って、おしゃべりをしていたら会員みんなが読者で、デジクリ関係のうわさ話
が楽しかった。

「近々にデジクリらしい(?)新コーナーが登場する予定」という神田情報は
そのとおりで、さらに読者参加型の企画をいろいろと考えています。「こんな
面白い役立つメディアを無料で送ってもらってばかりで……」というあなた、
今度はあなたが全国のデジタルクリエイターに向けて情報を発信してください。
ちかくさまざまな原稿募集を開始します。

───────────────────────────────────
■Webサイト情報
[414号]須貝さんの「日本語入力にユウツ」に関連して
───────────────────────────────────
グラフポート/鈴木祥生さんのWebサイト「ことえり君はアナーキー」を参照。
「Mac ユーザーならことえり君のふがいなさに頭に来ていることでしょう。別
にことえり君は頭が悪いわけではありません。実はことえり君はアナーキーだ
ったのです。それではことえり君の誤変換の数々を並べてみます」として、怪
しい誤変換の霊を(なんで霊なんだ! 例より先に霊なんて!by柴田マシン)
紹介している。

http://www.mirai.ne.jp/~yoshio-s/

───────────────────────────────────
■編集後記(9/13)
・土日と信州小諸に行ってきた。新幹線で大宮から軽井沢までわずかに40~50
分、しなの鉄道で25分。とても近い。小諸の郊外に一軒屋を持っていて、かつ
ては夏と冬に長期滞在したが、最近はまったく行ってなかった。いままで両親
がときどき整備に行っていたが、入院と老齢でここ2年ばかり完全に留守にし
たら、庭がジャングルになっていた。先日軽井沢にドライブに行った娘が、つ
いでに見に行ったらお化け屋敷状態だったと報告。そこで、大鎌と鋸を持って
単独で密林討伐に行ったわけだ。苦闘の2日間。死ぬかと思った。そして今日
は体の節々が痛いのがまんしてデジクリを作っている。(柴田)

・そうなんです。今は編集長に甘えっぱなしです。関節大丈夫ですか~。最近
人に言われたこと。「普段は冷静なのに、一度どか~んときたら何しでかすか
分かりませんね。」人を殺めることはないと思うけど…。(hammer.mule)

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
発行   デジタルクリエイターズ
     <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
        森川眞行 

情報提供・投稿・プレスリリース・記事・コラムはこちらまで
 担当:濱村和恵
登録・解除・変更・FAQはこちら http://www.dgcr.com/regist/index.html
広告の御相談はこちらまで   mailto:info@dgcr.com

★等幅フォントでご覧ください。
★【日刊デジタルクリエイターズ】は無料です。
 お友達にも是非お奨め下さい (^_^)

----------------------------------------------------------------------
■  日刊デジクリは投げ銭システム推進準備委員会の趣旨に賛同します ■
http://www.shohyo.co.jp/nagesen/ <投げ銭システムをすべてのhomepageに>
----------------------------------------------------------------------

★日刊デジクリは、まぐまぐ<http://rap.tegami.com/mag2/>、
Macky!<http://macky.nifty.ne.jp/>、Pubzine<http://www.pubzine.com/>の
システムを利用して配信しています。

Copyright(C), 1998-1999 デジタルクリエイターズ
許可無く転載することを禁じます。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■