[0457] 絶対に絶対に負けるのがイヤ

投稿:  著者:  読了時間:14分(本文:約6,900文字)


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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0457   1999/11/02.Tue発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 14246部
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 <泡盛100名様プレゼント!>

●デジクリトーク
 絶対に絶対に負けるのがイヤ
 カネマキトモコ
 
●えむのHot Space! No.42
 Y2Kウイルス
 山口 壮/えむ 
 
●デジクリWebサイト案内
 デザイナーにおすすめ、日本最高のVRMLチュートリアルサイト
 VRMLaboR:バームラボー
 


■デジクリトーク 
絶対に絶対に負けるのがイヤ

カネマキトモコ
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今日も沖縄は暑いです。最高気温が27度(日差しが強いので体感温度は30
度前後)ってどういうことでしょうか…。

今回は、私が沖縄に来ることを決心するまでのお話です。

さて、19歳にして出版社のアルバイトに入った私のお仕事、といえばもちろ
ん体力勝負のトラフィックバイトです。念のため説明をさせていただきますと、
トラフィックバイトとはおつかいバイトのことで、デザイナーさんの元に指定
紙をとりにいったり、メーカーに素材を取りに行ったりという体力勝負なアル
バイトで、運がよかったりすると雑誌に文章を書かせてもらえたりします。出
版社に働く人々との出会いは19歳の私にとって衝撃的で、運命を変えたとい
っても過言ではないかと思います。

恋(笑)もしましたし、尊敬する上司にもたくさん出会うことができました。
そして2年間のアルバイトののち、新雑誌の創刊にあわせ、運良く(?)契約
新米編集部員となります。

仕事は非常に厳しいものでしたが、それでも作り出す仕事のひとつである編集
は私にとって非常に楽しいものでした。その頃の私が一番イヤだったこと――
それは男に負けることでした。絶対に絶対に負けるのがイヤでした。相当肩肘
を張っていたと思います。

そして、私は確実に男に劣っていました。体力面で劣っているのは事実でした
し、感情のムラも激しく、体調を崩しがちでした。今ならば、それは決して性
別のせいなどではなく、私自身の能力が劣っていたと素直に事実を認めること
ができるのですが、当時の私はそれを認めることができませんでした。結果、
仕事をやめることを考えながらも、やめる勇気もないうえに、またやめること
は私のプライドが許しませんでした。

そんな私に転機が訪れたのは、沖縄にくる3カ月ほど前のことでした。ちょっ
と生々しい話で恐縮なのですが、ある日気がつくと生理が来ていませんでした。
もちろん不規則な生活をしていましたし、ちょっとやそっとの遅れでどうとい
うことはないのですが、はっきりとかなり遅れている上に身に覚えがありまし
た。もし妊娠していたら? もちろん編集の仕事はやりたくてたまらなかった
仕事のひとつです。でも、妊娠していたらきっと迷わず仕事をやめるであろう
ことに私は気がつきました。

たとえギリギリまで仕事をしたとしても、絶対に周りの人間と差がつく―――
ならこどもをおろしてまで仕事を続けるのか? 答えはもちろんNO。その瞬
間、肩から力が抜けました。なあんだ、そんなもんか―――。もちろん仕事を
おろそかにするとかそういうことではなく、やらなきゃいけないことはちゃん
とやる。でも男と張り合ったって仕方ないということにようやく気がついたわ
けです。ちなみに、そんなことを考えていた数日後、無事生理はきたわけです
が(笑)。

そんなこんなでタイミングよく(笑)契約更改の時期がおとずれます。もちろ
んそこまでの働きが非常に悪かった私の契約継続が非常にむずかしいことはな
んとなく承知していましたし、どうする? と聞かれて私が出した答えは仕事
をやめること、でした。もちろん引き止めてくださる上司もいましたが、なに
よりも私は、私自身がかわらなければ、そしてかえなければ、という思いにか
られていました。(つづく)

【かねまきともこ】tomoco@love-create.com
1975年生まれ。横浜出身沖縄在住。インターネットウルマ編集長。今回は
沖縄とほとんど関係ない話になってしまいました。世の中には男性の方以上に
働かれているステキな女性もたくさんいらっしゃいます。どちらかというと私
は負け犬です。しょぼん。でも悪い意味で肩肘張ってるクリエイティブ業界の
オンナノコを見ると、もっと肩の力を抜けばいいのになあ、と最近の私はよく
思います。

インターネットウルマ
http://www.u-r-u-m-a.co.jp/
インターネットウルマでは沖縄県の泡盛コンテストを実施中。
なんと泡盛100名様プレゼント!
もしよろしかったらぜひぜひご参加ください~(笑)。

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■えむのHot Space! No.42
Y2Kウイルス

山口 壮/えむ
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◇Y2Kウイルス

日本ではデジクリのアソシエーツである神田さんが、西暦2000年の変わり
目をテーマにしたプロジェクトを着々と進行中ですが、同じ2000年を扱っ
ていても、ウイルスとなるとこちらは相当迷惑な話です。

「I-Worm.Fix2001」と「I-Worm.Suppl」の2種類を以前このコーナーでご紹介
しましたが、これらの他にも「Count2K」 または「Y2KCount」と呼ばれるトロ
イの木馬型ウイルス、「W97M.Chantal.A」 または「VBS.Chantal」と呼ばれる
Visual Basic Scriptを利用したもの、3つの変種がある「W97M.MMKV」という
MS Word 97 のファイルに感染するものが確認されています。

こうしたいわゆる「Y2Kウイルス」の流行に対応して、シマンテック社のサ
イトで情報の提供が始まりました。現在、Y2Kウイルスの概要や対策、Y2
Kデマウィルスについての解説、ウイルス発病日カレンダーなどが掲載されて
います。
(「1999年12月、最初のY2Kに関連のあるデマウィルスが発見されま
した。」なんてことも書いてありますけど、ま、これはちょっとしたご愛敬と
いうことで(笑))トレンドマイクロ社など、他のアンチウイルスソフト・メ
ーカーのサイトと併せてご利用下さい。

<ウイルス作家の間にミレニアムウイルスが流行>
http://www.zdnet.co.jp/pcweek/news/9910/25/99102501.html

<シマンテック/Year 2000 Awareness Center>
http://www.symantec.com/region/jp/sarcj/y2k/y2k-virus.html

<トレンドマイクロ>
http://www.trendmicro.co.jp/

◇アプリケーションの Mac OS 9 対応状況など

10月30日から販売が始まったMac OS 9 ですが、MacWIRE Online に主なソ
フトの対応状況が掲載されているほか、いくつかのソフトウェア・メーカーか
らもアナウンスが行われています。

また、Power Macintosh G3 (Blue and White) と iMac の一部の機種では、イ
ンストールの際に「ファームウェアをアップデートしてください」というメッ
セージが現れる場合があり、その場合は特別な注意が必要とのことです。

ところで Mac OS 9 と言えば、新 iMacとiBookでDHCPサーバーからIPア
ドレスを取得できないなんていう問題が登場早々に露呈してますね。これにつ
いては当面のところ手入力でIPアドレスを指定してやるしか回避方法はない
ようです。発売後にこんなバグが見つかるなんて、ちゃんと品質管理とテスト
をやってるんでしょうかねぇ。

MacWIRE Onlineに掲載されている Mac OS 担当プロダクトマネジャーさんへの
インタビュー記事では、このDHCP問題への取り組み状況についても語られ
ていて、なかなか興味深い内容です。

<マイクロソフト社製品に関してのMac OS 9対応状況>
http://www.asia.microsoft.com/japan/mac/msnews/r_macos9.htm

<アドビ/Mac OS 9対応状況>
http://www.adobe.co.jp/support/mac9.html

<BHA/B'sCrewのMac OS 9J対応について>
http://www.bha.co.jp/information/topics/index.html

<ソフトウェアのMac OS 9への対応状況は>
http://www.zdnet.co.jp/macwire/9910/29/n_os9soft.html

<アップルのMac OS担当者に聞く新バージョン「9」のあれやこれや>
http://www.zdnet.co.jp/macwire/9910/29/n_os9interview.html

<アップルコンピュータ/G3 Firmware Update について>
http://www.apple.co.jp/support/desktop/g3_macos9_install.html

<アップルコンピュータ/iMac Firmware Update について>
http://www.apple.co.jp/support/imac/macos9_install.html

<アップルコンピュータ/TIL-100349JO:トラブルシューティング :
DHCP サーバ参照に伴う、起動時とネットワーク接続の問題について(更新)>
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=100349

【山口 壮/ えむ】 mailto:PXX06120@nifty.ne.jp
http://member.nifty.ne.jp/yamaguchi/
会社の2台のNT Server がようやく落ち着いてまともに動くようになった。そ
れでもやはり時々再起動の必要が出てくる。こんなんじゃ信頼性はほとんどゼ
ロ。もちろん自分の知識と運用経験の少なさも否めないが。Mac OSX Serverの
出来はどんなものなんでしょ? Linux か FreeBSDを勉強しながら導入しよう
かなぁなどと思案もしている今日この頃。(実は「NTをUNIXで置き換えてやる」
なんていう野望もあったりして。(^^ゞ)

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■デジクリWebサイト案内
デザイナーにおすすめ、日本最高のVRMLチュートリアルサイト
VRMLaboR:バームラボー
http://www.atom.co.jp/vrml2/labo/
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インターネット3D技術であるVRMLの、本格的作成のためのチュートリア
ルサイトがオープンした。これは、以前、わたしが編集していた「月刊アイピ
ーネット」で連載した目玉企画「アーティストのためのVRML講座」(出淵
亮一朗)の完結編にあたる。「月刊アイピーネット」休刊で中断されていたが、
2年越しでまとまった。前半はいまだネット上には存続している「月刊アイピ
ーネット」で読める(PDF文書である)。

スクリプト編では、スクリプトの概要、イベント駆動型プログラム、VRML
Scriptの言語仕様、サンプルが8例。プロトタイプ編では、プロトタイプの定
義、IS文、外部プロトタイプ、サンプルが4例。応用編では、ワールドに因
果関係を与える、行動の多重性、マルチエージェントシステム、「デジタル生
命」を作る、作例が6例。

たくさんの簡単なサンプルワールドを紹介しながら、面白く解説している。実
際のワールド、コメント、ソースデータをフレーム分割で同時に見られるので
とてもわかりやすい(ワールドを見るためには、VRMLブラウザである、
CosmoPlayer 2.1, blaxxun Contact 4.2, Cortona client v2.0 などが必要で
あるが)。

VRML作成で一番難しくて、でも面白い、「スクリプト」と「プロトタイプ」
にとくに重点を置いて解説されている。応用編では、VRMLを使って簡単な
「デジタル生命」を作るにはどうしたらよいか? というところまで説明して
いる。

ちょっと興味ない、プログラムは難しすぎてわからない、自分の環境では見ら
れない、という方でも、付録の「アーティストインタビュー」は見てほしい。
ここでは、3DVRを通した「芸術論」や「文化論」も論じられている(デジ
クリさん必見)。

付録はほかに関連参考書一覧、関連サイト紹介など。現在オンラインで見るこ
とのできる、日本語の Web3D関連サイトとしては、最も充実しているといえ
る。デジクリ超おすすめサイトの誕生だ。

作者の出淵亮一朗さんは、1958年鳥取県生まれ、九州芸術工科大学画像設
計学科卒、(株)アスキー、(株)ハイテックラボ・ジャパンを経て、現在は
(株)アトムの専属アーティスト。94年キリンコンテンポラリーアワード最
優秀賞受賞、97年マルチメディアコンテスト/ネット部門エンターテインメ
ント賞受賞。その他、海外での作品発表、受賞いろいろ。

6、7歳のころ、マッチ箱の中にカンブリア時代の生き物なんかを紙で作り、
窓を開けて貼った青いセロハンを通して、中を覗くというパノラマ作りにこっ
ていた。VRMLによる3Dワールドを作っているとき、それを思い出してし
まうという。そういう人だから、むずかしいはずの話もわかりやすく感動的に
解説してくれるのだ。                    (柴田)

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■編集後記(11/02)
.ブック・オン・デマンドシステム総合認証実験のモニターに応募していて、
昨日返事が来た。モニターに決定した、という知らせだ。やった! シャープ
の電子書籍リーダーで楽しめる、ト思ってよく読むと、決定したのはPCビュー
ワだった。これはWindows ないと見られないのだ。事務局に電話したらチェッ
クミスとのこと、でもリーダーは落選とか。ちぇ、せっかくデジクリで報告し
ようと思っていたのに。しかし、応募アンケートを見る限り、回答からモニタ
ーを選ぶのは無理な設問、抽選だったのだろうか。じつに残念である。(柴田)

・ちょっと込み入った話だと、思いつくままにキーボードを打ち、その後にま
ずいと思われる部分を削除・校正していく。考えながらだと思考がストップし
てしまうからだ。しかし、乱れ打ちした後、いつもの癖でメール送信ボタンを
押してしまった時の悲劇ったらもう。呼べど戻ってこない失礼なメール…。そ
れもほとんど初対面の方の場合は…。言い訳したくない~。(hammer.mule)

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■ 日刊デジクリは投げ銭システム推進準備委員会の趣旨に賛同します ■
http://www.shohyo.co.jp/nagesen/ <投げ銭システムをすべてのhomepageに>
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発行   デジタルクリエイターズ
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編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
        森川眞行 

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