[0473] 「サイババの勝手でしょ」に学ぶ(?)

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0473   1999/11/22.Mon発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 14455部
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 <まるでジャングルの中で寝ているかのような気分>

●デジクリトーク
 「サイババの勝手でしょ」に学ぶ(?)
 神田敏晶
 
●デジクリトーク (連載5)
 グラフィックツールとの格闘
 カネマキトモコ

●公募情報
 「CGアニメコンテスト」が作品を募集

●公募情報
 デジタルコンテンツグランプリ東北'99が作品募集中
   


■デジクリトーク
「サイババの勝手でしょ」に学ぶ(?)

神田敏晶
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KNN神田です。

先週、日本のテレビを見ていて、もう、あきれかえるというか、あんぐりしま
した。現在、日本でどれだけのクルーが「成田のミイラ」でふりまわされてい
ることか…。おかげでこちらのY2K-Tokyo の取材日程やら放映予定が多いに狂
うという大迷惑をこうむっております。「すいません、神田さん、例のミイラ
の件でどうしてもうかがう事ができない…」「突発の事件で放映予定がズレて
しまいまして…」

まさに高橋代表の電波を流す時間があったら、こっちに帯域をくれ! って状
態です。死者が出ていることから、あまり軽はずみなことはいえないのですが、
どうして、あのような会見を公共の電波にのせるのか不思議で仕方がありませ
ん。笑い事ではないのですが、あの会見は1999年、日本のテレビ史に残る
ものでしょう。「世界の定説」にはなりえませんが…。

インタビュアー「あなたがサイババの弟子という事をサイババが否定している
のですが…」
高橋代表 「それはサイババの勝手でしょ」

思わず、口に含んでいたコーヒーで、液晶モニタとキーボードが、コーヒーま
みれのひどい状態になってしまいました。あらあら、どうしてくれるんですか。
きっと日本全国の「お茶の間の皆様」も同様の状態だったと思います。

しかし、あれほどまでの「間」といい開きなおり、しかも予期せぬ「言葉」に
驚いてしまいます。しかも、日本のマスメディアが大集合といった普通なら緊
張して大変といった記者会見現場が、もう失笑だらけだったそうです。

しかし、あの窮地に追い込まれた質問で「サイババの勝手でしょ」と開き直っ
てレスをかえせる能力には学ぶべきものが多々あります。しかし、日本の地上
波のみなさん、電波のムダ使いはもうこれ以上は、やめましょうね!

取材の際に大きな放送用カメラがズラット並ぶと、普通の人は緊張しますが、
デジカメのようなカメラだと緊張しなくなります。また、今の若い人たちは生
まれた時からビデオカメラを向けられていますから、カメラというものに対し
ての緊張度は、ますます低くなっているようです。このレンズ径と緊張度の間
には一定の法則がある用ですが、高橋代表にはこの法則は成立しませんでした。

先週の土曜日、ついに西暦2000年まであと1000時間をきったこともあ
り、電話リレーでニュージーランドの朝の5:00から翌朝の5:00までぶ
っ通しのインターネットライブ放送をおこないましたが、24時間テレビの主
催者の気持ちがよくわかりました。それと同時に1日の本当に長いこと、この
長いテンションを維持するのは本当に大変でした。しかも、途中で2回も爆睡
してしまいました。

寝ているところを放送されるのって非常に勇気がいります。それは映りがどう
のではなくて、まるでジャングルの中で寝ているかのような気分でおちつきま
せん。といいながらも、横になるとすぐ寝てしまう体質ですが…。しかし、目
がさめてもカメラが回っている事を意識して起きなくてはなりません。これは
なかなか大変です。あくびひとつ、カメラを意識しなければなりません。懸賞
ナスビ生活の大変さを感じました。時おり試験放送していますから、東京での
生活ぶりを見てくださいね。

ただいま、12月1日の本放送を前に、一番町から連日連夜、会議から中継か
ら酒盛までの合宿生活です。また、ライブでその現場を放送するよう調整中で
もあります。

また、東京におりますので、ぜひ事務所にも遊びにきてくださいね! そのま
ま放送される覚悟でお願いしますね!

KNN Tokyo
東京都千代田区一番町4-22ビューロー一番町#303 03-3221-9957
半蔵門 5番出口徒歩1分です。

【かんだ・としあき】
Y2K-Tokyo PROJECT http://www.y2k-tokyo.org/
The smallest digital TV station in the world
KandaNewsNetwork http://www.knn.com kanda@knn.com
Toshi Kanda kanda@knn.com
111 N.market st.suite1000-17
San Jose,California.95113-1101 USA
Tokyo http://www.space-d.co.jp/bureau/ichi-fol/ichi-top.html
4-22,ichibancho,tiyodaku,Tokyo 03-3221-9957

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■デジクリトーク (連載5)
グラフィックツールとの格闘

カネマキトモコ
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実は今(日曜日)横浜にいたりします。横浜は寒いですねえ。それでも今日は
暖かい方だとのこと。明日の朝9時すぎには那覇に戻ってるなんてなんか不思
議なカンジです。

さて、講師となったワタシの前にあるひとつの難関がたちはだかります。それ
はグラフィックツールの壁でした。

確かにパソコンは一応使うことが出来ます。さらにインターネットもメールも
そこそこ遊べます。しかし、あくまでそれは素人レベルのオハナシ。確かに業
界経験者ではありましたが、普通の人よりちょっとできるかも、というレベル
です。さらに! 正直なところ、Photoshop なんてちょこちょこっとさわった
ことがあるくらい~というレベルでした。(いや、確かに面接ではばっちりで
す! とか言ってましたけど)

さらに! さらに! 絵を描くことが非常に苦手だという特性もワタシは不幸
なことに持ち合わせていました。それでも講師となったからにはやっつけない
わけにはいきません。

5月だというのに気温が30度をこえはじめた沖縄で、ワタシの格闘が始まり
ました。

もちろん生徒たちだって一筋縄ではいかない強者ぞろいです。絶対に目を合わ
せようとしない奴に、べらべらとしゃべり続ける奴、授業初日から遅刻をして
くる奴、マニアックなメタルロッカーな奴……などなど、それはそれは個性豊
かでした(7人しかいないくせに)。その上、うち半分以上がPCに触ったこ
とがないという状況。

その日の授業の予習を午前中は必死におこない、午後は強者ぞろいの生徒たち
と、コミュニケーションをとりつつ、さらにPCの使い方からなにからなにま
でを教え、もちろん放課後も予習復習をかかさない、というまるで超マジメな
高校生みたいな生活でした。

どうにかこうにか2Dグラフィックスの授業をこなし終え、夏休みをのりきっ
たワタシをおそった次の難関は……3Dグラフィックスでした。今やCGと言
えば3Dだと大きな勘違いをしている人が多い世の中です。生徒たちだってご
多分にもれず、その気配が濃厚でした。

自慢じゃありませんが、通常4画面並んでいる3Dソフトのインターフェース
を見て、なんのことだかわからなかったほどなんですから! というよりも、
マテリアルって!? オブジェクトってなに!? っていうかマッピングって~!? 
はあはあ。というような状況です。幸い、本部の方で作られたテキストの出来
が非常によかったのと自分自身で行なった予習のおかげでなんとか乗り切りま
したが、もうそれはそれは情けなくて生徒に申し訳ない状況でした。

同じノリでDIRECTOR LINGOの波に襲われたり、HTML(の基
礎)の波に襲われたりもしました。

そのかわり、といってはなんですが、生徒たちの人数が少なかった分、充分に
指導をすることができましたし、一緒に学ぶ、という姿勢においては他のどの
講師にも負けていなかったと自負しています。また、いわゆるPCに頼らない
クリエイター的なデスクワーク(シナリオ関連など)では徹底的に生徒たちに
イロハを教え込みました。ワタシの授業ほど生徒が楽しそうな授業はめずらし
いと偉い人にほめられたくらいです。

さて、そんなワタシに一通のメールが届きます。それは高校時代からのつきあ
いを持つ某エロCGデザイナーからのものでした。(つづく)

【かねまきともこ】tomoco@love-create.com
横浜生まれの横浜育ちで沖縄在住。インターネットウルマ編集長。1975年
生まれ。余談ですが、当時の生徒のひとりは今うちで働いてくれています。よ
く働いてくれるようになったよなあ…と彼に感心する日々…。

インターネットウルマ
http://www.u-r-u-m-a.co.jp/

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■公募情報
「アマチュアCGAコンテスト」改め「CGアニメコンテスト」が作品を募集
http://www.doga.co.jp
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プロジェクトチームDoGA(大阪市)は、同チームが主催する「CGアニメコン
テスト」の作品を募集している。従来は、「アマチュアCGAコンテスト」と
いう名称だった。このコンテストは自主制作のCGアニメを対象とした国内最
大規模で、最も歴史のあるものである。1989年から毎年開催されており、
次回で12回目。前回の応募総数が300作品を超え、毎年極めてレベルの高
い作品が集まる。

このコンテストの特長は、制作者の立場にたった運営が行われていることで、
審査は公平。作品はコンピュータを使用した自主制作のオリジナル映像作品な
ら何でも良く、使用ハード、ソフト等は問わない。他のコンテストに応募され
た作品でも応募できる。プロでもプライベートに制作された作品であれば問題
ない。

主催者が行なう入選作品上映会には、毎年1000人以上の入場者がある。ま
た、入選作品を集めたビデオも作成され、CGアニメに関心を持つ方々に広く
頒布される。営利目的ではないコンテストであり、その運営には、趣旨に賛同
する多くのボランティアが参加している。賞金等は決して多いとはいえないの
で、賞金目的で出品する人は少なく、むしろ名誉を目的としている。

グランプリ1作品賞金20万円、各賞3作品程度賞金10万円、佳作5作品程
度賞金5万円、入選15作品程度賞金2万円、会場審査特別賞2作品程度。締
切は2000年2月14日(当日消印有効)。入選作品上映会は、東京会場4
月23日(日)、なかのZERO大ホール、入場無料。関西地区上映会の会場
日程等はまだ未定。

で、チームのWebサイトに行ってみると、アクセス数61万超のメジャーサ
イトだった。ここでは、「提言」というところにある、DoGA主宰のかまたゆた
か氏が日経CG(1999. 6)に特別寄稿した「自主制作CGアニメのビジ
ネス化」が掲載されている。かまた氏は以下のように結んでいるが、くわしく
は本文を読もう。問題は切実である。

「自主制作アニメのビジネス化にまつわる諸問題は、企業にしろ作家にしろ、
結局のところはモラルの問題といえます。自分だけの目先の利益に惑わされず、
夢のある新しい市場を作ることを考えていただきたいのです。

この世界は、まだ自由競争に委ねられるほど育ってはいません。やっと実った
青い果実を我先にもぎ取れば、すぐ根絶やしになってしまうでしょう。まずは
実が熟し、次の世代につながる種を得るべきです。今、何をすべきか、自分に
何ができるか、もう一度考えてみてください」
 
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■公募情報
デジタルコンテンツグランプリ東北'99が作品募集中
http://www.navis.co.jp/todas/digital/
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趣旨:東北地域の産・学・官の連携により、今後のデジタルコンテンツ産業を
リードするような人材・クリエーターの発掘とコンテンツ産業の育成並びに、
東北地域からの情報発信を目的として、「デジタルコンテンツグランプリ東北
’99」を開催します。本グランプリは、企業・団体・個人を問わず広く一般
・学生からCG、Webホームページ、CD-ROMに代表されるパッケージ
作品などのデジタル作品を公募するものです。入賞者、入賞作品については各
主催団体のホームページでの公表の他、広報・PRを積極的に行ない、観光を
始めとする自治体・学校教育分野などでの活用をはかれるよう、側面的な支援
(コーディネート)活動などに努めていきます。<趣旨より>

主催 デジタルコンテンツグランプリ東北' 99実行委員会 実行委員長:野
口正一(会津大学学長)
テーマ 本年度のテーマ「東北」(東北に対するイメージ、東北で見つけたも
の・聞いたもの等、東北に関連するテーマであればよし)
募集作品 CG・静止画、動画・アニメーション、Webホームページ、パッ
ケージ作品などのデジタル作品
応募資格 不問。グループも可。
賞体系 グランプリ1本100万円、優秀賞2本50万円、部門賞4本10万
円(その他特別賞、奨励賞)
応募期間 平成12年1月20日締切

審査委員 審査委員長/河原敏文 審査委員/千葉則茂(岩手大学教授)、モ
ンキー・パンチ、結城徹(イマージュ代表取締役)、アドビシステムズ、マク
ロメディア

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■編集後記(11/22)明日は「勤労感謝の日」でデジクリもお休みです。
・男子バレー中継の芸能的やかましさには閉口する。圧倒的に強いならその線
もありだが、むしろ弱いし……。ひいきの引き倒し。狂乱の応援が見ていて恥
ずかしい。昨日は東京国際女子マラソンで、走る姿の美しい千葉真子を応援し
ていたのだが、最後には世界のベテランたちにズルズルと抜かれて残念だった。
浦和レッズはぎりぎりのところで一部残留に望みをつないでいるが、サポータ
ーたちの熱狂ってのもちょっと恥ずかしい。           (柴田)

・高橋さんを擁護する気はさらさらないが、私もカメラを向けられると緊張す
る人間である。デジカメであろうと何であろうと、汚く映るのがわかっている
から少しでも綺麗に映ろうとして、さらに緊張して失敗する。取材などで笑顔
を要求されたりなんかしたらドツボである。嬉しくないのに笑うのである。微
笑ましくもないのに微笑むのである。なんで? そんなんできへんわ~。めち
ゃくちゃ照れる。顔を作っている自分に、である。自分のことを実際以上に綺
麗に考えている、ということではなく、周囲も映りに関しては同意してくれる。
何度かアマチュアカメラマンの人たちに課題提出などのために撮らせてくれと
泣きつかれたが、課題に使われたことはない。二度、同じ人に頼まれることも
ない。そんな私だが、密かに夢みていることがある。所幸則さんや野波浩さん
に写真を撮ってもらうことだ! じゃじゃ~ん! あの方たちなら、この私の
映りでさえ超越しはるはずだ。そして私は安心して歳をとれるのだ。昔、私は
ね~、こんなに綺麗だったのよ~(笑)。(hammer.mule)

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■ 日刊デジクリは投げ銭システム推進準備委員会の趣旨に賛同します ■
http://www.shohyo.co.jp/nagesen/ <投げ銭システムをすべてのhomepageに>
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発行   デジタルクリエイターズ
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編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
        森川眞行 

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 担当:濱村和恵
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