[0485] 某メールマガジンのオフ会に参加

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0485   1999/12/07.Tue発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 14600部
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 <そうなると燃え上がるのがユーザーズ魂>

●デジクリトーク
 某メールマガジンのオフ会に参加
 カネマキトモコ

●デジクリトーク
 Expression2、新しくなって再登場!?
 大賀葉子

●展覧会情報
 CREAM ROOM年末企画展「¥2000×2000年」
 


■デジクリトーク (連載7)
某メールマガジンのオフ会に参加

カネマキトモコ
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さて、師走です。那覇も日増しに冷え込んでまいりました。その方面の方々は
年末進行などというものに追われていらっしゃることと思いますが―――ご愁
傷様です。さて。

<前回までのあらすじ>
紆余曲折を経て沖縄でデジタル系講師をはじめたカネマキは、ある日ひょんな
ことからオタク系サイトを開設。そして某メールマガジンのオフ会に参加する
ことになる―――。

当時、沖縄に来てまだようやく半年だった私の友人といえば、会社の同僚以外
に数えるほどしかいませんでした。ましてや、インターネットという絶好のネ
タがありながら、趣味関係のサイトにしか顔を出していなかった私に、沖縄在
住のネット話ができる友人がいようはずがありません。そんなわけで沖縄の情
報をメインとしたメールマガジンのオフ会に参加してみよう! と思い立った
訳です。

オフ会の会場は北谷(ちゃたん:今沖縄でもっともHOTなSPOTです。那
覇から遠いのがたまに傷ですが…)の居酒屋。いざ、バスに1時間以上揺られ
ての出陣です! 酒に酔う前にバスに思いっきり酔いながら到着したその居酒
屋には女子の姿がひとりもおらず、またどこからどうみても私が最年少という
ステキな状況。ここでその大人びた雰囲気に気圧されてはカネマキトモコ、女
がすたります。

泡盛をがんがんいきながら、目の前に座っているおじさんとなにやらそれらし
き会話を交わしたのが運のツキ。その目の前に座っていたおじさんこそ、現在
私の仕事上のパートナー、高木だったのです。

まあ、高木と実際に仕事面でのお付き合いがはじまるのはもう少し先の話です
ので、詳しくは割愛させていただくとして(笑)、鎌倉からやってきたという
そのおじさんの名刺にはメールマガジンがどうのこうの、とかウェブ構築がど
うのこうの、とかかれていました。世の中にはそういうお仕事もあるのね…。
とか酔い始めた頭でぼんやりと認識していたことを覚えています。

さて、そのオフ会も終了し、翌日からはまたも講師生活がはじまります。生徒
たちの面倒を見ることの最終目標には「就職」という二文字がありました。本
人たちの頑張りはもちろん重要ですが、それ以前に講師としては就職情報を集
めなければなりません。そこで私はあることに気がつきます。それは、県内に
就職口がほとんどない、という恐ろしい事実でした。

一応、クリエイティブ系の仕事を希望していた生徒たちに適した(というと語
弊があるような気がしますが)就職口がほとんどないのです。確かに、生徒た
ちのほとんどが東京(あるいはそれに類する大都市)に就職することを希望し
ているとはいえ、県内に就職口があるにこしたことはありません。

強力なコネクションがあれば、就職自体もどうにかなるのかもしれませんが、
あってCGスタジオどまりです。それも東京で業界を目の当たりにしてきた自
分にとってはう~ん、と少しうなってしまうようなレベル。逆におお!? とか
思えるようなレベルのものを作られる方はSOHO系がほとんどで、誰かを雇
う、という状況ではありません。学校を卒業したあとのレベルアップの場とし
ての働き口がほとんどないわけです。

クリエイティブ業界というのは基本的に、徒弟制度に近いものがあると思うの
ですが、その親方となって弟子を育てる力のある会社はほぼ皆無に等しく、そ
こで私ははじめて県が推進する「マルチメディアアイランド構想」ってどうな
っとんのじゃ~!? と疑問を抱き始めることになります。

【かねまきともこ】 tomoco@love-create.com
1975年横浜生まれ。沖縄在住。ラブクリエイト代表。インターネットウル
マ編集長。師走にはいってからここ、ずうっとのみっぱなしです…。肝臓が…。

インターネットウルマ
http://www.u-r-u-m-a.co.jp/

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■デジクリトーク
Expression2、新しくなって再登場!?

大賀葉子
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Expressionとはずーーーーーっと昔に、ここデジクリでも私が紹介させて頂い
た、幻の(?)ドローソフトである。紹介記事を書いたのも私なので、その責
任上、現在のExpression、そして来るべきExpression2 について報告させて頂
くことにした。

4年間もヴァージョンアップせず、ほとんど忘れ去られようとしていたExpres
sionは今、Expression2 となって、ふたたび脚光をあびようとしている(希望
的観測)。とりあえず、バージョンアップのためのテスター用ベータ版までは
こぎつけた。(^_^;) 本日はここにたどり着くまでの経緯を紹介させて頂く。

話せば長い話なので、カンタンに話をまとめると、Expressionはドローなのに
ドローらしからぬPainter ライクな描画を得意とする、どっちかというと知ら
れざる名ソフトだった。発売当時には注目を集めたように思うが、なにせ癖の
強いソフトで、しかも最初のMacintosh 版のほうはバグが多く、華々しいデビ
ューの割には徐々に冷遇されてしまったソフトでもあった。

しかし、私たち少数のマニアックなExpressionユーザーは、密かにこれをかわ
いがっていた。だが、ソフト自体はその性能と関係なく、非業の道を歩まされ
ていた。輸入販売元・FH(日刊デジクリの最初の版元会社に近い会社)の事実
上の倒産、代理店の移転、販売元の製品紹介ページから抹消………まあ、「鬼
っ子」とも呼ばれるExpressionは、こんな経緯もあって、一般からはあまり知
られてないままだった。しかし、そうなると燃え上がるのがユーザーズ魂とい
うものだ。

倒産前の元FHの社員でExpression担当であった石黒女史の愛と情熱に動かされ、
Expressionユーザーである京都のデザイナー・疋田女史と、私は秘密BBSに
集まった。Expressionの今後に何か突破口はないのか……と語り合いつつも、
バグ回避方法とヨタ話に花を咲かせ(^_^;) 、時の流れに身を任せていた。

そうこうしている時、もう一人、Kabi氏という非常にマニアックな同志を発掘
した(吉井宏氏からの情報で)。AZCOさんという方が運営しておられたメーリ
ングリストには、眠っている潜在ユーザーもたくさんいた。この頃からメーリ
ングリストの動きも活発になって来た。

疋田女史と私は彼を夕餉に誘い出すことに成功し、そして、「この現状に打破
すべく」とか何とか言いながら、ユーザーズページを企画することにし、Kabi
氏にその作業を一任(ほぼ押しつけ)し、ユーザーズページを展開することに
(思えば、3人で握手をしての分かれ際、Kabi氏の額にはアブラ汗が流れてい
た……)。

以後、ちょっとでもExpressionに触れたことのあるユーザーや古参のメンバー
のみなさんに、Kabi氏が熱意と愛で説得し、扉絵や投稿作品を日に日に増やし
掲載、疋田女史の担当でBBSも作った。私は英語ページへの英訳を担当した。
嬉しいことに、ユーザーズページが登場してから新規ユーザーも少しであるが
増え、現在に至った。

そしてなんと!! ある日、開発元のクリーチャーハウスから、一通の英文メ
ールが寄せられた。「あなたたちのページを見て考えさせられた。Expression
2の開発をしてみようと思います」と!!!

私たちが感涙にむせんだのは言うまでもないが、それよりも、我々(実際には
Kabi氏)が作ったページが開発元を再試行に向かわせたという事実にも、感動
した。「なんか、一(いち)ユーザーの力って、すごいじゃん!!」と。

まあ、正確には一(いち)ユーザーズページの力、かもしれないが、とにかく、
なかば諦めかけていた私達には何よりも嬉しいニュースだった。
  
現在、メタから権利を奪還したらしい開発元クリーチャーハウスがバージョン
2の開発を進めてくれており、テスター用のベータ版も公開中だ。ベータ版の
公開はメールでテスター志願をすれば誰でもできるようになっている(現在は
Windows のみ)。ちょっとでも興味がある人は、是非ぜひダウンしてみてテス
ターになって欲しい。

余談だが、このベータ版を1日も早く触りたいがために、SoftWindows を買っ
たユーザーもいる。疋田女史に至っては、Windows 機そのものを買ってしまっ
たという。(^◇^;)

Windows 版のみなので、私にはあまり語る資格がないが、とりあえず、今まで
の機能と併せてExpression2 の特徴を紹介すると、(英語版ですので説明を入
れました)

・ベジェなのに、タッチのついた線(スケルタルストローク)があっという間
に描ける!
(以前のヴァージョンよりさらに使い心地のよいオリジナルストロークが定義
できる)

・ Variable Widthパレット
(タブレットがなくてもストロークの太さを制御できる!
<---パスの太さの強弱が作れる!)

・ビットマップストローク
(画像もストロークにできる!)

・ドローだけど、テクスチャもつけられる!
(テクスチャは自分で作ることも可能)

・パスの縁をポヤケさせるソフトエッジ機能と、バスを凸状に見せるエンボス
ドエッジ機能
(<---ベベルもできる!)

・塗りとストロークに別々の透明度が設定できる!

・ビットマップオブジェクトとビットマップペンツールもついた!

・Photoshop用プラグインに対応!(画像読み書き系含む)

・パスに合成モードを設定可能!
(Photoshopで言うところの、乗算やスクリーンなど) 

・Warp Mesh
(メッシュの交点を動かすことでオブジェクトを変形できる!
 <----エンベロープ変形のようなもの)

などなど………新機能だけでも満載なんである。

………まあ、とにかく惚れ込んでる私たちが百の言葉を並べるよりも、体験し
て頂く方が早いだろう。ユーザーズページには、すでにE2の仕様・使用につ
いて詳細に検証したページを立ち上げているディープなユーザーも何人かいる。
触ってみれば、これが面白いソフトだというのは、きっと解って頂けるものと
確信している。

今はまだベータ版なので、今後も改良を重ねることとなりそうだが、開発元は
こちらの要求には応えてくれるところも多いので、ひとつ、自分もExpression
2の開発に関わるようなつもりで、テスト版を動かしてみて欲しい。

いそげ、クリーチャーハウスへ!!
Creature House:
http://www.creaturehouse.com/

原稿協力:
Kabiさん kabi@xpr.forum.ne.jp
疋田美幸さん http://www.nx.sakura.ne.jp/~moons/
石黒さん 14taka@yo.rim.or.jp
ユーザーズページ http://nx.x0.com/~moons/expression/

【おおが・ようこ】Yoko Ogre yoko@ogre.com
http://egg.tokyoweb.or.jp/questions/ogre/TobiNeko.html
イラストレーター。ディジタル・イメージ会員。
WinGraphic/MdN「Painter ラビリンス」連載中。
著書「Painter Super Art Paradise」の台湾版が近くリリース予定。
http://www.shuwasystem.co.jp/

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■展覧会情報
CREAM ROOM年末企画展「¥2000×2000年」
http://www.shinn.co.jp/cream/what.html
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ミレニアムの来年に発行が予定されている「二千円札」をテーマにしたグルー
プ展。参加者は大阪を中心としたエリアで活動中のGデザイナー、イラストレ
ーターなどあらゆるジャンルから集結。思い思いの表現手法でデザインされた
世界で一枚の二千円札で壁一面を埋めつくすこの展覧会は、人気投票も同時に
実施。

会期 12月7日(火)~12月24日(金)
オープニングパーティ 12月7日(火)7:00PM~
グランプリ発表&クロージングパーティ 12月24日(金)7:00PM~
会場 550-0002 大阪市西区江戸堀1-23-12 Boo高木ビル2F
   CREAM ROOM(http://www.shinn.co.jp/cream/
問い合わせ cream@shinn.co.jp

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■編集後記(12/07)
・風邪が回復しないので、今日も重要な打ち合わせをキャンセルさせてもらっ
た。咳がひどく、頭にガンガンひびいて痛い。とにかく寝るしかない。(柴田)

・私のようによくダウンする者ならいざ知らず、柴田さんまでがダウンしてし
まわれるなんて。大丈夫なのでしょうか。ああ心配。柴田さんあってのデジク
リでござんす。(hammer.mule)

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■ 日刊デジクリは投げ銭システム推進準備委員会の趣旨に賛同します ■
http://www.shohyo.co.jp/nagesen/ <投げ銭システムをすべてのhomepageに>
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発行   デジタルクリエイターズ
     <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
        森川眞行 

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