[0642] 前説でキマル「シミュレーションライド」

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0642   2000/07/03.Mon発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 16362部
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 <「こ、こんなところでロケできるの?」>

■デジクリトーク
 前説でキマル「シミュレーションライド」
 神田敏晶

■連載「ip2000」プロジェクト奮闘記 0105 7/03
 日本が週末の間にイスラエル、ギリシャ、クロアチア行ってきました。
 ------(フェーズ1)航海日誌42日目-------
 川井拓也@sea

■展覧会情報
 ADC展、本日より2会場で開催

■インフォメーション
 Japan Publishing Consortium 事務局移転
 


■デジクリトーク
前説でキマル「シミュレーションライド」

神田敏晶
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KNN神田です。

オーストラリアのFOXスタジオで007ライドにのってきました(なぜかFOXスタ
ジオ地に007ライドが存在します)。

流行りのライド物ですが、ジェームズ・ボンドの視点で展開されます。ミッシ
ョンを「M」からブリーフィングされ、新兵器の説明を「Q」から聞き、シミュ
レーションライドの部屋に乗り込みます。そして、映画がはじまり、敵のアジ
トに侵入し、そこからターゲットを追い詰めていきます。ヘリコプター、ボー
ト、列車と007映画のアクションシーンをまさに体験できることとなっていま
す。ものの数分ではありますが、ジェームズ・ボンドの視点で参加できるとこ
ろがミソとなっています。

「タイタニック」には時間の関係で乗船できませんでしたが、映画を3Dで体験
できるアトラクションになっているそうです。評価のほどは?ですが…。

かつてチャールトン・ヘストン主演の「大地震」という映画に「センサラウン
ド」という低音で揺れるように感じる映画のサウンドシステムがあり、映画に
臨場感を生み出す効果がありましたが、シュミレーションライドにはそれ以上
に映画の世界に入ることができるようになります。

シュミレーションライドの入場料金は世界のどこでも1000円以下というのが標
準の価格帯のようです。ライドプログラムも最近は多くなり、半年くらいの企
画で、そのものを変化させることができるようになります。IMAXシアターと同
様にプログラムがかけられるようになり、映像とライドがシンクロできるよう
になっています。

最近は映画の撮影時や使用したCGなどを、ゲームはもちろん、シミュレーショ
ンライド、DVDリリース時のマルチエンディングやディレクターズカット、そ
してWEBにまで反映できるような撮影をしていますから、今後はスクリーン以
外の映画の収益構造は、ヒット作品であればあるほど拡大していくことになっ
ています。

特にライド物は、コンプレックス型のショッピングセンターでも人気のもので
あり、映画館を併設するコンプレックスでは「小さなユニバーサルスタジオ」
としてサービスを付加することができます。また、映画を2時間見る時間がと
れなくても15分間ですべてが完結するライドは、収益構造としても映画1本の
時間に8回転できます。特に観光地でのライド人気は高く、どうしてここの観
光スポットにこのライド物が必要なの? というシーンによく直面します。

大阪のユニバーサルスタジオも、映画のアトラクションが体験できるという意
味では、コンテンツをそのまま上映しただけでも成功が半分約束されているよ
うなものですが、「前説(事前説明の略)」と呼ばれるライドの待ち時間での
説明や、ストーリーテラーとしての役者のガイド力などがどれだけ映画の世界
を盛り上げるかにかかっています。東京ディズニーランドの「ジャングルクル
ーズ」でも、ボートに乗る役者の演技次第で面白さがまったくちがいます。

ユニバーサルスタジオの「バックトゥザフューチャー」やディズニーランドの
「インディジョーンズ」のようなライドのみでも、すばらしいものがあります
が、やはりベスト1は、ラスベガスヒルトンホテルの「スタートレック」です。

ライドよりも前説段階の、エンタープライズ号で働く人々の動きに感銘を与え
られます。やはり、あのユニフォームの人たちがたくさん働いているとまさに
エンタープライズ号に乗船したかのような雰囲気に浸れるのです。ただ、機器
を調整するだけの無駄な人がたくさんいるのです。ライド自身も悪くはないの
ですが、役者さんたちの演技に堪能させていただきました。逆にショボイ、ラ
イドでも「前説」が面白ければ、満足度は非常に高まります。

大阪のユニバーサルスタジオの成否のカギは、外国人役者の大量雇用か? 日
本人役者の国境を超えての演技力が求められていると思うのです。

The smallest digital TV station in the world
KandaNewsNetwork http://www.knn.com
Toshi Kanda mailto:knn@rr.iij4u.or.jp

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■連載「ip2000」プロジェクト奮闘記 0105 7/03
日本が週末の間にイスラエル、ギリシャ、クロアチア行ってきました。
------(フェーズ1)航海日誌42日目-------

川井拓也@sea
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【現在の船の位置=凸】
東京>>香港>ベトナム>シンガポール>スリランカ>セイシェル>ケニア>
エリトリア>エジプト>イスラエル>ギリシア>クロアチア凸>>>イタリア>カナリ
ア>キューバ>メキシコ>カナダ>ロシア>東京
Transported by http://www.peaceboat.org/
Planning&Produced by http://www.taiyokikaku.com

【ip2000チームが航海しながら制作・発信中のコンテンツ】

●「ドリームキャッチャー~人生の宝物」
エジプトFLASH番組予告登場!ギリシャ受付け開始!
http://www.vaionet.com/

●発売中!Yahoo! Internet Guide
Yahoo! JAPAN Surfers' Picksに掲載
http://www.zdnet.co.jp/internet/guide/

【今日のコラム】
■□□□テクニカル度
■□□□旅行シズル度
■□□□おもしろ度
■□□□制作プロセス度

ふと気が付くと、いろいろなものの時間軸がずれてくる。私たちのクルーズは
実は休日を完全に無視した24時間90日連続操業のようなもの。エジプト以降は
寄港地が毎日変わるくらいの忙しさ。体力的には問題ないのだが、なにが大変
かと言えば通常の番組制作が行っている「リサーチ」「ロケハン」「キャステ
ィング」「撮影」「OKだし」「仮編」「本編」「字幕入れ」「web制作」を一
日撮影、一日ポスプロ内でやっていることにある。

よく考えてみれば、これを4人でやっているのだから驚異的ではある。しかし
サイクルに慣れてくるとそれも常識的なものになってくるから恐ろしい。

「ドリームキャッチャー」は船内でピースボート翻訳チームの協力を得て字幕
作業が行われ、アジアの分がほぼ完パケになりつつある。カイロから合流して
初めて番組をReeltime NITROで試写してもらう。いくつかのポイントに修正が
欲しい部分があったが、だいたいは予想とおりの上がり具合。コメントもお国
柄がでているし、ロケ地はどれもロケハンを綿密にやったようにユニークな場
所が多い。このユニークさはピースボートのコーディネーションの傾向の影響
である。

特に今週、次々とロケレポートを書こうと思っているがイスラエルのパレスチ
ナ地区におけるロケ地など「こ、こんなところでロケできるの?」ものであっ
た。とうてい通常のコーディネーターを立てていては無理な場所だ。現在まで
に「イスラエル」「ギリシャ」「クロアチア」のロケが終了した。

残すは「イタリア」そこで番組撮影は終了だ。そして、そして、ビッグニュー
スがあるのだ。イタリアのコーディネーションはなんとデジクリ読者! 私の
連載にイタリアからメールで感想をいただき、その後メールでのやりとりが続
いて、今回チベタベキアで感激の初対面&いきなり仕事(しかもロケ)という
前代未聞の段取りだ。

しかも、別々に2名の方から支援のメールをいただいていたのだが、船からの
メールのやりとりの中で、この互いに知らないイタリアの支援者同士を引き合
わせてしまうという豪快さ。まったく顔を合わせたことのない3人が出会い、
イタリアの地でひとつのプロジェクトを行うのである。

今回のプロジェクトを実現させるために「デジクリ」を最初の一歩にしようと
考えた今年の正月を思い出す。支援者ゼロから始めたこのプロジェクトの番組
制作ファイナルが、このようなかたちでできるのも何かの縁としかいいようが
ない。

イタリアが終わると、その後はさまざまな実験を行う長い洋上区間に入る。今
週はロケレポートを盛り込みながら、次のステップであるクルーズからの「イ
ンスピレーション」と「インスパイア」について話していく予定。お楽しみに!

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【ip2000プロジェクト】7/03
ついにクロアチアに上陸。
ip2000 TV/ストリーミング映像リリース間近、乞うご期待!
http://www.ip2000.net/
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■展覧会情報
ADC展、本日より2会場で開催
http://www.recruit.co.jp/GG/2000/g8-0007.html
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2000 TOKYO ART DIRECTORS CLUB EXHIBITION
2000 ADC展

ADC展は、広告・デザイン界でもっとも注目されるイベントのひとつ。ADC(正
式名称:東京アートディレクターズクラブ)は1952年、広告関係者により結成
され、現在、トップクラスのアートディレクター87名により構成されている。
この会員が審査員となって行われる年次公募展がADC展である。

今回は、1999年5月から2000年4月までの一年間に国内で発表、使用、掲載され
た約9,000点の応募作品の中から、ADC会員全員で4日間にわたる審査を行い、
受賞作品と年鑑収録作品を選出。これらの作品は『ADC年鑑』(美術出版社刊)
に収録され、日本だけでなく世界各国に紹介される。その受賞作品、優秀作品
をクリエイションギャラリーG8(一般{非会員}作品)とギンザ・グラフィッ
ク・ギャラリー(会員作品)の両会場で展示する。

会期 7月3日(月)~7月28日(金) 土・日・祝祭日休館 入場無料
   11:00 A.M. ~7:00 P.M.(水曜日は 8:30 P.M.まで)
会場 クリエイションギャラリーG8 [一般(非会員)作品]
http://www.recruit.co.jp/GG/
 
会期 7月3日(月)~7月26日(水) 日・祝祭日休館 入場無料
   11:00 A.M. ~ 7:00 P.M.(土曜日は6:00 P.M.まで)
会場 ギンザ・グラフィック・ギャラリー[会員作品]
http://www.dnp.co.jp/gallery/contents.html
 
構成 東京アートディレクターズクラブ
http://www.TokyoAdc.com/

協力 株式会社美術出版社
http://www.bijutsu.co.jp/

●関連イベント ―各会場で、受賞者の方をゲストに招きトークショウを開催

クリエイションギャラリーG8(第116回クリエイティブサロン)
日時 7月25日(火) 19:00~20:30
ゲスト ファーストリテイリング「ユニクロ」のテレビコマーシャル制作スタ
ッフ タナカノリユキ、ジョン・C・ジェイ、佐藤澄子ほか
・クリエイティブサロンの予約、問い合わせは、TEL.03-3575-6918

ギンザ・グラフィック・ギャラリー
日時 7月14日(金) 19:00~20:30(予定)
ゲスト サッポロビール「黒ラベル」のテレビコマーシャル制作スタッフ 米
村浩、中島哲也ほか
・問い合わせは、TEL.03-3571-5206

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■インフォメーション
Japan Publishing Consortium 事務局移転
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<JPC事務局移転のお知らせ>
JPCは7期に向けてより活発な活動を目指し、事務局業務の効率化を図るため、
事務局を7月1日をもちまして移転いたします。7月1日以降、JPCへのご連絡お
問合せにつきましては下記、新住所にお願いいたします。

107-0052東京都港区赤坂9-1-7 542 株式会社エイミス内 JPC事務局
TEL:03-3403-7780 FAX:03-3403-7712
info@jpc.gr.jp
http://www.jpc.gr.jp/

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■編集後記(7/3)
・土日は暑かった。暑いのは平気なはずのわたしでさえ参った。ハニー号は庭
の木陰に穴を掘ってすっぽり入り込んで暑さをしのいでいる。日中の散歩でも
このごろコースをショートカットするようになった。暑いのでなにもする気が
なく、畳にころがって簾越しの風を受けながら篠田節子の長編「ゴサインタン」
を読破。チベットから迎えた嫁の生き神さま騒動、というとみもふたもないが、
やりきれない話で、それでもこれからどうなるのか心配で一気読み。ハッピー
エンド(だと思う)でよかった。日曜日には城北で最大という書店に行ったが、
超冷房にふるえあがり、花輪和一と白土三平を買って逃げ帰る。(柴田)

・忙しい忙しいといいつつフェルメール展に行ってきた。暑い中、3時間待ち。
だけど「天秤を持つ女」を見られてご機嫌。コントラスト、色調、表情などの
表現がとっても素敵。持って帰りたいと本気で思いました。複製画を買おうと
思ったら、光が違い、くすんで見えるのでパス。印刷物ではお目にかかってい
たけれど、実物があんなに綺麗だとは思わなかったなぁ。チケットをくれた叔
母に感謝感謝。一緒に行けなくてごめんなさい。      (hammer.mule)
http://www.johannesvermeer.com/

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■ 日刊デジクリは投げ銭システム推進準備委員会の趣旨に賛同します ■
http://www.nagesen.gr.jp/  <投げ銭システムをすべてのhomepageに>
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発行   デジタルクリエイターズ
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編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
        森川眞行 

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