[0682] 天才を理解できる凡人の悲劇

投稿:  著者:  読了時間:20分(本文:約9,900文字)


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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0682   2000/09/02.Sat発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 16762部
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 <こんな使い古された手をよく使うなあ>

■デジクリトーク
 天才を理解できる凡人の悲劇
 十河 進

■連載「ip2000」プロジェクト奮闘記 136 9/2
 劇場映画企画「イゴールの旅」(仮題)の出だし
 川井拓也@land



■デジクリトーク
天才を理解できる凡人の悲劇

十河 進
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●メガネをかけた石田ゆり子さんと数センチ

もう10年以上前のことだが、女優の石田ゆり子さんをワニブックスの編集部で
見かけたことがある。ちょうどご自分の写真集の校正刷りが出ていた時で、大
きな作業テーブルの僕の対面に座って熱心に見ていた。

ワニブックスの担当者はよく知っている人だったし、その「石田ゆり子写真集」
を撮影したのは当時、僕が連載をもらっていた渡辺達生さんだったし、その写
真集のデザイナーである北本さんは僕がワニブックスに紹介したのである。こ
こは、きっと誰かが石田さんに紹介してくれるだろうと、僕は期待した。

「ゆり子さん、こちらソゴーさん。カメラ雑誌の編集者」と誰かが紹介してく
れれば、後は大丈夫だと思った。後は僕の人間的魅力と会話の楽しさでお友達
になってみせる。ああ、俺にも美しい女優のお友達がついにできるのだ! と
気持ちは一気に先走った。

そのためには、彼女と親しい渡辺達生さんや集英社写真部の中村昇さんの名を
借りてもいいだろう。「いやー、タっちゃんとはマブダチでさぁ。集英社のノ
ボルさん、知ってるよね。昔から世話になってるんですよ」などと言えばきっ
と警戒心を解き打ち解けてくれる………はずだった。

しかし、誰も石田さんには紹介してくれなかった。

だいたい僕の用事さえ取り次いでくれているか不明だった。編集部はどこでも
一緒だが、誰か知らない人がいきなり入ってきて座っていても気にしない。誰
かの外部スタッフか何かだと思っているのだ。こちらから声をかけなければ、
誰も「ご用件、うかがってますか」などと聞きはしない。

あの時、何の用事でワニブックスへ行ったのか忘れてしまったが、たぶん写真
の借用か返却だったと思う。僕のやっていたカメラ誌はタレントやアイドルを
表紙にしていたが、撮り下ろしではなく2次使用が多かった。

その後、用事を終えて地下鉄に乗り吊革につかまって見下ろすと、何とまた目
の前に石田ゆり子さんが座っていた。距離的には先ほどより近かった、という
か、僕の膝は腰掛けている彼女の膝の数センチのところにあった。「清楚」と
いう字がそのまま座っていた。細いメタルフレームのメガネをかけていて、誰
も石田ゆり子さんだとは気付かなかった。

メガネをかけている石田ゆり子さんを見たのは、あれが最初で最後だ。

僕は、メガネをかけている女性に凄く弱い。何年も知っている人が、ある日、
コンタクトが見つからなかったといってメガネをかけてきた時、その新鮮さに
改めて魅力を感じることがある。

メガネをかけ、さらにひっつめ髪にして襟足を見せ、肩パットの入ったスーツ
にタイトスカート、片手にファイルを持ちハイヒールの音高くカツカツと廊下
を歩いてこられるだけで恐れ入ってしまう。「家来になります。何でもします」
という感じである。

●黒縁メガネにひっつめ髪はセクシーではないことの象徴

僕が見かけた頃の石田ゆり子さんは、まだそんなにテレビにも出ていなかった。
「不機嫌な果実」で大胆な役に挑むのはずっとずっと後のことで、テレビドラ
マでも脇に回ることが多かったと思う。その頃は妹のひかりさんの方が人気が
あった。

石田ひかりさんの主演作「アドレナリン・ドライブ」(1999)では、きれいな
はずの彼女が、最初はおどおどした真面目な野暮ったい看護婦として登場する。
何だかボサボサした感じの髪型に黒縁風のメガネ(今時、誰があんなメガネか
ける?)をかけている。

その彼女がやくざの大金を手にして逃亡するのだが、その途中でどんどん大胆
になり、どんどんきれいになっていく設定だった。大胆な赤いドレスを着てシ
ョートカットにしコンタクトレンズをした彼女を、一緒に逃げている安藤政信
くんは最初わからない。彼女だと気付いて「きみって、そんなにきれいだった
んだ」と言う。

まったく、と僕は思った。ふる~い手を使うものだ。ステレオタイプのパター
ン化された展開である。最初にボサボサ髪のメガネで出てきた時から読めてし
まうから、こんな使い古された手をよく使うなあ、とがっかりした。

メガネを外して髪型を変えれば誰でも美人になれる(わけではない)。そんな
ことは映画的お約束でしかないのだ。

昔のハリウッド映画のファンなら「飾り気のない髪型にメガネの女性」と言え
ば、すぐにある特定のイメージが湧くのではないだろうか。秘書タイプの典型
としてよく登場した。インテリだが堅物、というイメージだ。一種の記号、お
約束である。

たとえば、プレイボーイでハンサムなロック・ハドソンあたりが、色っぽい女
優が演じる金持ちの女とつきあっているとする。そこにインテリで堅物で肩パ
ットの入ったスーツを着た、ひっつめ髪のメガネ女が登場する。

最初は主人公はまったく見向きもしないのだが、ある時、メガネを外した女の
美しさに目を見張り、「こうやった方がセクシーだ」などと言いながらひっつ
め髪を解いてしまう。もちろん、その後は甘い抱擁とキスが続くのだ。(この
場面に至るまで、ふたりは顔を合わすと喧嘩しているという設定が多い)

ハリウッド映画の定石として、メガネとひっつめ髪の女性は最もセクシーさの
ない存在として捉えられる。だから、メガネを外しひっつめ髪を解くというこ
とは、セクシーな女性に変身する象徴的な映画表現なのである。

つまり、ひっつめ髪にメガネの女性をハリウッド映画が登場させるのは、メガ
ネを外し髪を解く瞬間(セクシーな女へと変貌する瞬間)を見せるためである。
したがって、女性がメガネを外し髪を解くのは、映画の中では誘惑のサインと
しても使われてきた。

ハンフリー・ボガート主演「三つ数えろ」(1946)は、レイモンド・チャンド
ラーの長編第一作「大いなる眠り」の映画化作品だが、その中にフィリップ・
マーロウが訪ねる書店の女店員が、メガネを外して髪を解くシーンがある。そ
の前に店のドアのブラインドを下ろすので、明らかな誘惑である。

ハリウッドでも性的な表現規制が厳しかった頃の映画だから、その後の展開は
不明瞭なのだが、ハワード・ホークス監督は「わかる人にはわかる」という描
き方をしている。大きな声では言えないが、メガネを外し髪を解き色っぽい目
で誘惑するパターンはアメリカのポルノムービーにもよく使用されている(よ
うだ)。

●襟足を美しく描くための映画

女性にはあまり縁のない生き方をしてきた僕としては、残念ながら今まで誰も
目の前でメガネを外しひっつめ髪を解いてくれたことはなかったのだが、ひっ
つめ髪(および襟足)を美しく描いた映画を見たことはある。

僕は「うなじ」より「襟足」という言葉の方が好きだが、「愛を弾く女」(19
92)はその襟足にこだわった映画である。小説版「愛を弾く女」では、ヒロイ
ンのシニョンについての言及が頻繁に現れる。後ろで束ねた髪をネットで包ん
でいる状態をシニョンというのだろうか。これは小説版「愛を弾く女」を読ん
で初めて知った。

「私は再びヴァイオリニストの顔をちらりと見た。髪をシニョンにまとめてい
るせいで、その小さな頭のかたちがひときわ美しく見えた。大きく開いた黒い
Vネックのニットの洋服から、真っ白い首筋がのびていた」

主人公が初めてヒロインを見た時の小説の描写である。映画でも同じシーンが
丁寧に撮られていた。「愛を弾く女」のポスターもLDジャケットもCDジャケッ
トも本の表紙もすべてヒロインがヴァイオリンを弾いている横顔のバストショ
ットだ。髪を後ろでまとめ、その首筋に一筋のほつれ髪が伝っている。

映画で新進ヴァイオリニストのカミーユを演じるのはエマニュエル・ベアール。
ヴァイオリンを弾くベアールの襟足が本当に美しく描かれる。彼女は難曲と言
われるモーリス・ラヴェルのヴァイオリン・ソナタを録音するために練習して
いる。

彼女の本番用ヴァイオリンの調整を頼まれるのが、主人公である寡黙で孤独に
生きるヴァイオリン職人のステファン(ダニエル・オートゥイユ)だ。ベアー
ルとオートゥイユは実生活では夫婦で、そのことがこの映画ではプラスに働い
ている気がする。

小説も映画もヴァイオリン工房から始まるが、小説では「ヴァイオリンは八十
個のほどの部品からできている」という文章で始まり、ヴァイオリンの音色を
決める魂柱の説明に続く。

僕は映画シナリオを小説化したもので感心したことはないが、「愛を弾く女」
だけは例外だ。ノベライゼーションに監督のクロード・ソーテが加わっている
せいか、見事である。「愛を弾く女」だけは映画を見、さらに小説を読むこと
で、より深い感動が得られるだろう。

●深く絶望した男の生き方とは?

僕は公開前に小説を読んだ。小説として実によくできていて、一人称で語られ
る主人公の生き方に深い味わいと余韻を感じた。原題は「冬の心」。固く閉ざ
した主人公の心を言っているのだろうか。映画では描かれないのだが、なぜ彼
がヴァイオリン職人になったかが、小説では語られる。

主人公はヴァイオリニストになる夢を抱えて音楽学校に通っていたが、自分が
素晴らしい耳を持っているものの演奏者としては全く才能がないことに気付い
てしまう。つまり、彼は自分が演奏するラヴェルのソナタがまったく駄目であ
ると判定する耳を持っていたのだ。

「アマデウス」(1984)の主人公サリエリは、モーツァルトが天才であること
を理解できる音楽的才能を持っていたから、己の才能に絶望し嫉妬のあげくモ
ーツァルトを毒殺したとされている。サリエリと同じ悲しみをステファンも味
わったのだ。

しかし、プロの音楽家さえ聞き分けられない微妙なヴァイオリンの音色の違い
を聞き分けられるから、己の才能に絶望しながらも彼はヴァイオリン職人にな
った。友人の経営者がお客の相手をし、彼はヴァイオリンを相手にする。

友人の新しい恋人はカミーユであり、主人公は彼女のヴァイオリンの調整を頼
まれ練習にも立ち会う。彼は彼女を見つめる。映画は彼女が次第に彼の視線に
抵抗できなくなる、つまり彼の視線が語るものに惹かれていく様子を淡々と描
き出す。

まさに視線の映画だ。彼は美しいカミーユの襟足を見つめ、彼女はその視線に
囚われ、本番録音が終わった日、その高揚の中で主人公に愛を告白する。だが、
彼は冷たく言い放つのだ。

「僕は君を愛していない」

ステファンの絶望は、愛する女からの告白さえ拒否するほど深かったのだと、
映画を見終わってしばらくしてから僕は理解した。夢を失った男は、夢の残骸
から離れられず、ヴァイオリンを作り続けているが、そのことでさらに絶望を
深めていた……。

「愛を弾く女」は、味わい深い映画である。ラヴエルの音楽(ジャン・ジャッ
ク・カントロフの演奏)もいいし、映像も俳優たちも素晴らしい。そして、ス
テファンがカミーユに惹かれていくきっかけになるひっつめ髪の襟足が、やは
り何と言っても素晴らしい。

余談だが、スタジオ・ジブリの「耳をすませば」(1995)というアニメーショ
ンの主人公は、ヴァイオリン職人をめざしている少年である。僕は、この映画
(小説)からインスパイアされたのではないかと睨んでいるのだが…。

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
自称「流れ編集者」または「編集流れ者」

TWO-素肌のメッセージ
写真家渡辺達生プロデュースのヤングアダルト向け週刊誌
http://two.cplaza.ne.jp/

石田ゆり子さんメーリングリスト
http://www.ons.ne.jp/~yudai/ml/Yuriko_ml.html

石田ひかりさんパワフルリンク
http://www.jah.ne.jp/~take1/prw/hikari/

短髪娘愛好推進委員会
http://www.ca.sakura.ne.jp/%7Esink/sink/scclub.htm

ハンフリー・ボガート・ハードボイルド・コレクション
http://www.pioneer-ldc.co.jp/ndf-ld/9810/020.html

レイモンド・チャンドラー著作リスト
http://www.asahi-net.or.jp/%7Eue4k-ngt/bnavi/chandler.html

耳をすませば
http://www.asahi-net.or.jp/~hn7y-mur/mimisuma/index.htm

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■連載「ip2000」プロジェクト奮闘記 136 9/2
劇場映画企画「イゴールの旅」(仮題)の出だし

川井拓也@land
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【物語】
※この物語はフィクションです。船名やバーの名前はモチーフにしていますが
語られるストーリー、人物などはまったくの創造です。

客船オリビア号。この船は76年にウクライナで造船された大型客船である。5
隻の姉妹船と共に造船されたオリビア号は、美しいラインを持つ15000トンの
客船である。造船された当時は「カレリア」という名前だった。黒海にデビュ
ーしたクルーズシップとして、ヨーロッパの上流階級の人々を乗せて多くのク
ルーズを行ってきた。船には3つ星ホテルとしての機能はもちろんのこと、カ
ジノ、映画館、アスレチックルーム、ミュージックホール、そして5つのバー
を備えるものだ。

カレリアはその後ソ連の政治事情に合わせ船名を変える。「レオナルド・ブレ
ジネフ」彼が死去したときに追悼の意を表してこの名前になった。名前を変え
たブレジネフ号は黒海からさらに足を伸ばし、世界クルーズに就航し全盛を極
めた。しかしヨーロッパでは多くの新造船が開発され、クルーズは年々豪華に
なっていった。船のサイズも2万トン、3万トンと大きくなり1万5千トンのブレ
ジネフは小さい部類に入っていく。

客は少なくなり、船会社は別の会社にブレジネフを売却した。新しい船会社は
K&Oシッピングカンパニー。ここは貨物船などを主に扱う会社である。ブレジ
ネフを買い受けたK&Oは船のペイントを変え船名も変更した。そして現在のオ
リビアという名前になる。

オリビアとはこの船が造船され、母港として使用している黒海のオデッサ地方
の昔の呼び名である。ソ連の香りが強かった星のマークなどのペイントを塗り
つぶし美しいブルーのラインを入れた。オリビア号として蘇った船はリーズナ
ブルな大型客船として上流階級ではない人々を乗せていく。

この船のクルーの大半は、オリビアと改名されたあとに募集された船員が多か
った。クルーズ全盛期には明確に差別されていた1等・2等・3等の客室ランク
別のバーやパブリックスペースも、現在はすべての乗客が使えるようになって
いる。現在の乗船者は日本人を中心にアメリカ・カナダ・イタリア・スペイン
・韓国などさまざまな人種だ。

K&Oの方針により船はさまざまな団体にフロア単位で貸し出されそれぞれが独
自の企画を行っている。NGOの団体が乗りこんで平和活動を中心に行っている
フロアもあれば、デジタル系の学校が洋上クリエイティブスクールを開講して
いたりもする。もちろん旅行会社による団体ツアーも使用しているし、修学旅
行として使用しているフロアもある。

そんな雑多なバックグランドを持つ人々が集まるのが、船内にあるパブリック
スペースである。パブリックスペースはミュージックサロンというステージの
ある大きなサロンと、窓から大海原を見下ろせるドニエプルラウンジ、後部デ
ッキのプールサイドにあるネプチューンバー、その横にあるシックなムードの
サダコラウンジ、そしてスイートルーム上の船の中でもっとも高い位置にある
キジーラウンジ。

この物語の舞台となるのはそんなバーの中でも異色のミラーバーである。ミラ
ーバーはもっとも船底に近い位置にあり、もともと3等客室用の憩いの場とし
て設計されたバーだった。文字通りバー全体が鏡で囲まれており、今から見る
とかなり古めかしいデザインだ。そして船底にあるという位置関係からか、船
内にあるバーの中でもっともはやっていないのだ。

ウクライナ人のバーテンであるイゴールは、その店を1人で切り盛りする。ひ
じょうにいかつい体格でポパイのようなイゴールは、ウクライナなまりの激し
い英語でサービスをしている。50近いであろうその顔には、深いシワが刻まれ
ているが色は白い。オリビアには造船した時から乗船しているらしいが詳しい
ことは分らない。

船のクルーはパートによって勤務時間帯が違うので、バーで働いているイゴー
ルとブリッジで働いている士官などはまったく違う勤務時間帯だし、居住スペ
ースも乗船客以上に厳密に分けられている。厳しい階級性であるクルーは互い
に自分の持ち場だけを守るのである。

イゴールについては、他のクルーもあまり細かい身の上を知っているものがい
ない。なぜならK&Oという会社に引き継がれても残ったクルーというのは、イ
ゴールただひとりあるからだ。カレリアからブレジネフ、そしてオリビアへの
変貌を知るただひとりのクルーなのだ。

そして彼には奇妙な伝説があった。76年にこの船に乗り込んでから一度も故郷
に帰ったことがないという。船がドックに入る時も彼は船に寝泊りしていた。
休暇が出て他のクルーが嬉々として故郷に帰るのに、彼は見送るばかりだった。

そんなイゴールがきりもりをするオリビア号のミラーバーには、いつもちょっ
とユニークな人たちが集まってくる。カウンターの向こうで時々合いの手をは
さみながら(イゴールが発する言葉は「それから?」だけ)彼ら旅人たちの寄
港地でのエピソードを聞くイゴール。客は無口なイゴールに自分の体験や悩み
を語っていく。なにをアドバイスをするでもないイゴールであったが、不思議
と客はなにか解決の糸口をつかんだかのような顔をしてミラーバーを後にして
いく。

その一つ一つのエピソードがオムニバスで描かれる。エピソードの間にはイン
ターバル的にクルーたちのエピソードが入る。以下はそのタイトル(すべて仮
題)である。

プロローグ(3分)
「ミラーバー」(5分)
「第一夜 ベトナムの草」(10分)
「写真屋のセルゲイ」(2分)
「第二夜 ガンジスの夕陽」(10分)
「レストランのナターシャ」(2分)
「第三夜 ケニアの大地」(10分)
「バーテンのカミンスキー」(2分)
「第四夜 クロアチアの朝」(15分)
「機関士のゴーリキ」(2分)
「第五夜 エジプトの月」(10分)
「ルームサービスのサーシャ」(2分)
「第六夜 ペルーの虹」(15分)
「一等航海士のミハイル」(2分)
「第七夜 イゴールの旅」(10分)
エピローグ(2分)
合計102分

【ip2000最新情報】

9月4日フェーズ1乗船フォトグラファー福家聖美の写真展開催!
http://www.ip2000.net/news/okaeri_0821/kiyomi.jpg

9月9日に渋谷のQFRONTで「ip2000世界1周帰国報告会」開催!
http://www.dh2000.net/event2000/vj.html

「ドリームキャッチャー~人生の宝物~」毎日ノンスクランブル枠で放映中!
http://www.vaionet.com/

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■編集後記(9/2)
・展覧会のタイトルをつくる材料を求めて、南浦和丸広の文房具売り場に行っ
た。「ハレパネありますか?」「??タレパンダですか?」/桑田が逆転打を
浴びて勝ち試合を落とした日はくやしくて眠れなかったトいう妻の友人の、ダ
ンナも猛烈巨人ファンだが、テレビのナイトゲームのスイッチを切れ、または
音声は消せト怒る日があるという。負け試合のときではない。解説にカケフか
カワトーが出る日だ。わたしもまったく同感だ。/我が家は二世帯住宅で、隣
はかつて義父母が住んでいた。徹底的にリフォームして、いまは息子が住んで
いる。ある日、二階から下りていったら、キッチンの床でハニー号が大の字で
寝ていて、寝たまんま尻尾をぱたぱたと振っていたという。自分で玄関を開け
て、六畳間を抜けて、キッチンに行ったのである。で、玄関の戸はちょうどハ
ニー号が入る隙間が開いていたという。自分で戸を閉めるようなことをしたら、
化け猫ならぬ化け犬だが、さいわいそうではなかった。でも、けっこう重い戸
をよく開けたものだ。しかし油断のならぬヤツである。      (柴田)

・ネタがない。ひねってたたいてこねくりまわしてもネタがない。うーん、あ、
デジクリのサイト、結構なアクセス数があるんすよ。バックナンバーにしても
古いものをじっくり読んではるみたいだし、メルマガとるよりウェブで見るほ
うがいいという人も多いです。実際に言われます。メーリングリストにも結構
アクセスがありますわ。参加してくれはったらいいのにな。そうして、サイト
デザイン変えないとなぁ、なんて思いつつ、先に食べるための仕事をしてしま
うという優柔不断なワタクシ。軽いものがいいよなぁ。   (hammer.mule)

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編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
        森川眞行 

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