[0766] R.F.M制作日誌 その3

投稿:  著者:  読了時間:17分(本文:約8,400文字)


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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0766   2000/12/15.Fri発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 17111部
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 <将来なりたい職業に「VJ」と言う項目が登場した>

■デジクリトーク
 R.F.M制作日誌 その3
 須貝 弦

■デジクリトーク
 VJ(visual jockey)って何?
 よしながたつき

■サイト案内 
 日経デザイン WEB MOTION 2000受賞作品発表



■デジクリトーク
R.F.M制作日誌 その3

須貝 弦
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●アクセス数のお話し

実は「マッカー」をやっていたころは、サイトのアクセス数など真剣に考えて
いなかった。「アクセス数ばかり気にしていると、アクセス数を稼ぐためのつ
くりになってしまう」と考えたからだ。だから、トップページにアクセスカウ
ンタをつけることすらしなかった。

実際、多くの人はトップページにアクセスカウンタがないことなんて気にしな
かったし、ライター仲間からは「いいよね、カウンタがないのって」と言われ
るくらいだったので、それでいいと思っていた。アクセス数を意識するのは、
ときどき濱村さんが送ってくれるログ集計を見るときぐらいだったのだ。

で、R.F.Mになってからは、結構意識するようになった。というのも、来年の4
月くらいからは、多少はバナー広告の入るようなサイトにしたいと思っている
からだ。今はバナーを募集するほどの内容に至っていないので「PR募集中」と
いうアピールを見せるだけにとどまっているのだが、将来的には多少は収入を
得たい(ほんと"多少"だけど)とは思っていたりして。

では、現在のR.F.Mはどれくらいのアクセス数があるのか。まず、トップペー
ジのアクセスカウンタは12日現在で2700ちょっと。オープンしたのが11月14日
だからほぼ1ヶ月経過したから、大ざっぱに言うと1日平均90、ということにな
る。まぁハッキリ言ってかなり少ない。ではページビューはというと、analog
で解析した「成功したホームページへのリクエスト数」が、1日平均で400程度
だ。いちばん少なくて150、もっとも多くて2000。この2000という数字は、11
月17日に記録していて、同日に配信されたデジクリの効果だと思われる。

全体のアクセス数はかなり少ないのだが、デジクリの原稿にURLを入れること
による影響がモロに出てくるので、それはそれで楽しい。先週も木曜日には
300PVくらいだったのが、金曜日には1000を超えた。週末は200台だったが、週
明けの月曜日は700近かった。金曜日だけではなくて月曜日にも影響があると
いうことは、金曜配信のデジクリを月曜日に読んでいる人が結構いる、という
ことなのだろう。

だが、先週金曜の1000超という数字にはちょっとワケがあって、11月17日の
2000を超えたときと比べると、サイト全体のページ数がかなり増えている。と
くに「Q-Mac掲示板」のシリーズを作ったので、人によっては9ある掲示板を片
っ端から開いているだろう。そうすればページビューは自然と上がってくる。
訪問者はそれほど増えなくても、だ。

でも、今はとりあえずページビュー優先でやっていこうと思う。ページビュー
は、コンテンツを充実させないことには伸びていかない数字だから、自分のガ
ンバリ具合(あまりガンバリすぎないようにしているとはいえ)を計るにはい
いだろう、とも思う。

当面の目標は、1日3000PV。今の10倍ってところ。これを今年度中に達成する
ためには、どうしたらいいかを考えているところ。っていうか、デジクリ以外
でほとんどPRしていない現状なので、まずこれをなんとかする、と。PR先行で
内容がともなわないのは大変かっこう悪いので、コンテンツを充実させたいな
ぁ、とか。

●Q-Macマニア、充実へ向けて

古いMacintoshを今後も元気に使おう! という企画「Q-Macマニア」だが、前
回の原稿で紹介したところ、さっそく何人かの方々がQ-Macの掲示板に書き込
みをしてくれて、たいへんうれしかったです。こういう喜びはデジクリ寄稿者
みょうりに尽きる。

だが、全体としてはまだまだ静かで、とくに古いPowerBook系の掲示板はほと
んど書き込みがない状態なので、もしPowerBook 100シリーズとかDuoシリーズ
なんかを使っている方がいたら、ぜひ自己紹介だけでも残していってほしい。
お願いします。あと、予想に反して(笑)LC系の掲示板は書き込みが多かった。

さて、Q-Macネタを充実させるという名目の元、私はPowerBook 520の中古を買
ってしまった(先週もチラと書いたが)。8、800円のワリには液晶がキレイだ
ったので、OS無し(初期化されていた。中古は本来それが当然だが)、バッテ
リを認識しないにも関わらず買ってきてしまった。外部CDドライブからOS 8を
インストールして、さらに後から漢字Talk 7.5.3にしてしまった。近日中に
7.5.3にする予定。そこらへんの内容を、Q-Macの中で日記形式で書いていこう
と思う。また、先週紹介したLC 630は、無事Ethernetカードを購入・装着して
ネットワークの仲間入りを果たした。この模様はすでにアップ済み。

ってなワケで、Q-Macのコーナーは私自身がとても楽しめる企画となっている。
自分だけ楽しくてもしかたがないが、でも自分が楽しくないことにはしかたが
ないし。楽しい楽しい、と言っているうちに6畳間がQ-Macだらけになることを
防ぐために、Power Mac 8100/80AVは人に貸し出すことになったのだが(あげ
る、とは言わないのがミソ。でも使っていないマシンはすぐ貸し出してしまう)。

あとは、はやくQ-Macのカタログを作りたいと思っている。Q-Macの画像とスペ
ック、さらにコラムや秋葉原の中古市場での相場情報までがセットになったカ
タログだ。これを少しずつ整備して、何度訪れても楽しめるようなサイトにし
たいのだ。

画像は、ただ単に机の上においたMacの写真を撮影するのではなく、シチュエ
ーションにこだわったものにしてみたい。昔、アスキーのMacPowerで使われる
Macの写真は、どれもアイディアに溢れていたが、あのイメージだ。秋葉原の
価格情報は、仕事で顔なじみの複数のショップに情報を提供してもらおうと思
っている。ショップのPRにもなるし、一石二鳥だ。最近秋葉原の中古Macショ
ップはどこも元気がないので、少しでも盛り上げることができればとも思って
いる。

で、Q-Macカタログが動き出せるのは、年明け以降になりそうだ。

●もうひとつの柱

R.F.Mの柱のひとつはQ-Macだが、もうひとつ柱にしたい今…栂(2000年ことえ
り誤変換大賞受賞)、もとい、コンテンツがある。今まったく何もない、
「Working with Mac」のコーナーだ。これは、Macを使って仕事をしている人
の仕事環境だとか、Mac導入までのいきさつだとかを紹介するコーナー、とい
うことにいたいと思っている。私がDTP雑誌の編集部にいたころによくやって
いたようなコトだ。

ただ、Macで仕事というとどうしてもデザインであり、DTPであり、Photoshop
とIllustratorであり――と似通ってしまうので、Macを使って仕事をしている
人の「ワーキングスタイル」のほうを前面に出す必要もあるだろう。

MacOS Xのリリースが早まりそうな手前、ClassicのMacOSでの環境構築術を紹
介したとしても、ちょっと弱いだろうという事情もある。でも実際に、たとえ
ばOS Xがリリースされて少しずつ現場に投入されるようになれば、その環境構
築術についての情報は、多くの人から求められることになるだろうから、常に
「準備万端」にはしておきたいのだが。

いずれにせよ、いろんな職場でのMacの導入事例が読めたら、面白いと思いま
せんか?

・Residents in forest of Macintosh
http://www.macforest.com/

【すがい・げん】sugai@macforest.com
印刷会社の営業アシスタント、DTP雑誌の編集者などを経て、98年よりフリー
ター兼フリーライター状態。現在、アスキー「MacPower」に芝大門啓介のペン
ネームでショップ紹介記事を執筆するほか、ZDNetのショッピングチャンネル
で月6本程レギュラーを持つ。あとは、忘れた頃にやってくるありがたい単発
仕事を少々。週の半分は、とある会社のお手伝い。「Residents in forest of
Macintosh」なんちゃってWebマスター。

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■デジクリトーク
VJ(visual jockey)って何?

よしながたつき
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はじめまして。VJ loveseedのよしながと言います。
普段は放送用映像の制作やコンサートやファッションショーなどの映像制作、
現場オペレートをしています。

●最近聞くVJとは何か

皆さんはVJ(ブイジェー)と言う言葉を聞いたことがありますか? 2000年に
なってからテレビ朝日のD's garage21というデジタルクリエーターのための番
組で取り上げられたり、流行に敏感なトゥナイト2という深夜番組で取り上げ
られたりと、多少名前を聞くようになってきた言葉です。

VJとはVisual Jockeyの略で、映像を現場でリアルタイムにスイッチングして
流す人のことを言います。DJ(Disc Jockey)がレコードを自在にミックスし
て流しているのを想像してもらえればわかりやすいと思います。

具体的な活動場所はDJさんとおなじくクラブ(旧ディスコ)や、歌手のコン
サートなどがあります。

●VJ誕生の歴史

音と映像の動機という観点で見ると、最古の例ははっきりしていません。70年
代にはYMOによって音と映像をライブで同期させることが行われていたようで
すが、VJという名前は使用されていませんでした。

VJという言葉と今の現状ができあがったのは97~98年頃のことで、日本の東京
を中心に多くのクラブでVJが現れはじめました。98年9月にdesign plexという
雑誌で「VJ大百科」という特集が組まれたあたりから加速度的に普及した観が
あります。

●CPUと共に成長する職業(?!)

これは実は偶然ではなく、パソコンのCPUの速度と大きな関係があるようです。
リアルタイムで動画を扱うというのはパソコンにとってはとても負荷のかかる
作業で、かなりのマシンパワーを必要とします。そして97~98年頃のCPU速度
に達したとき、はじめてパソコンベースでリアルタイムに動画が扱えるように
なったということが言えます。MacintoshでいえばG3-233Mhz、WINDOWSでいえ
ばpentium II 500Mhz 位でしょうか?

そして、面白いことにパソコンの進化と共にVJのシステムも改良されていって
います。99年に誕生したソフト「motiondive2」によってリアルタイムに画面
に文字入力ができるようになりました。これは映像を使って会場のお客さんと
chat的な単文でコミュニケーションが取れたり、トラブルが起きた際に「しば
らくお待ち下さい」的な表示をすぐに出せたりと、画期的なことでした。

さらに同年中に発売された「compositeSTATION」「RHYTHMIC CIRCLE FUSE」で
はパソコンにつないだビデオ映像とCGをリアルタイムに合成、エフェクト可能
になりました。compositeは弱冠20歳のプログラマーが作ったことでも話題を
呼びました。その後「m7」ではBPM(音楽のテンポ)に合わせてムービーの再生
スピードを変更し、音に同期させるgroovesync-engineが搭載されました。

それでも、今のパソコンの速度は映像を扱うのにはあまりに「遅すぎる」のは
事実で、今後CPUの速度上昇と共にVJの可能性も広がって行くでしょう。これ
は3DCGで「被写界深度」や「ラジオシティ」が実用化されていく流れに似てい
ます。

●21世紀のVJ

若者に対するアンケートで、将来なりたい職業に「VJ」と言う項目が登場した
ということを聞きました(DJはだいぶ前に登場していたようです)。デジタル
化によって誕生した職業にはプログラマー、CGクリエーター、WEBデザイナー、
等さまざまなものがありますが、今その中に「VJ」という項目ができつつある
のでしょうか?

また、ひとくちに「VJ」といってもVJソフトを生み出す人、アニメ系の絵を中
心に流す人、Live映像を取り入れる人、脳への刺激など学術的な観点から取り
組まれる人、その他いろいろな細分化が始まっている実感があります。

流行に早いテレビ局や企業では新しい可能性としてすでにVJに対するアプロー
チが始まっています。僕たちloveseedもいくつかの番組に出演させて頂いたり、
企業さんと仕事をさせて頂いたりしています。

CPUと共に成長する職業「VJ」。今後が楽しみです。

次回は(存在すればですが・・・(汗))具体的にVJをはじめてみたい、興味
があるのだけれど何からはじめたらいいかわからない、必要な機材は? ソフ
トは? 金額は? と、いった点にフォーカスしてみたいと思います。

記事中のVJ software
motiondive2 <http://www.digitalstage.co.jp/motiondive/>
compositeSTATION <http://composite.jp.org/>
RHYTHMIC CIRCLE FUSE <http://www.tranceweb.com/rcfuse/>
m7 <http://www.chronopixel.com/m7/>

【吉永龍樹】tatsuki@iki.co.jp
1979年生。91年頃からデジタルグラフィックをはじめる。99年に袴田晃司と
loveseedを結成。99年にSugarsoul,TinaなどR&B系のアーティストのコンサー
ト映像提供、LiveVJ。2000年春東京ゲームショー(幕張メッセ)でSONYブース
のVJ担当。2000年12月16,17日に渋谷109前でDoCoMoの新製品発表イベントにて
LiveVJ担当。
URL:http://www.e-mile.com/x/loveseed

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■サイト案内 
日経デザイン WEB MOTION 2000受賞作品発表
http://nd.nikkeibp.co.jp/nd/01/index.html
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日経デザイン主催、アドビシステムズ協賛のウェブデザイン・コンペティショ
ン「WEB MOTION 2000」の受賞作品が決まった。同コンペは、NIKKEI DESIGNの
ロゴを用い、日経デザインウェブサイトのオープニングムービーを制作するも
の。8月1日から9月30日までの応募期間に、国内外から214の作品が寄せられた。
このコーナーでは、その作品と受賞者の紹介がある。準グランプリは、酒向桂
輔、福井信蔵+中村勇吾の各氏。作品はサイトで見られる。勉強になりますよ。

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■編集後記(12/15)
・いよいよ明日はJPC(ジャパン・パブリッシング・コンソーシアム)のコン
ファレンスが多摩美の上野毛キャンパスで行われる。午前中はチュートリアル
中心で、午後は「21世紀メディア論」セッションだ。年末のこの時期で忙しい
のは承知、でも内容は濃いし、夕方のパーティ(かなり豪華)も含んで午後の
プログラム全部で一般は5000円というのはそうとうお得。パーティにはアップ
ルの原田社長も出席する。くわしくはJPCサイトで。このイベントのため、明
日は午前6時起きだ。/きのうのかすいさんのテキストは、実は旧バージョン
を掲載してしまった。後から、改訂版が送られてきていたのをうっかり忘れて
しまったのだ。すいません。なにかあったら編集長の責任です。/明日は、大
阪のギャラリートノムラでディジタル・イメージのクリスマス展(大阪会場)
のパーティがある。たこやきや高級ワインやそのほか豪華な内容になる模様。
こちらは無料、だれでも参加できる。本誌デスクも参加予定? (柴田)
jpcコンファレンス
http://www.jpc.gr.jp/index2.html
ディジタル・イメージのクリスマス展
http://www14.freeweb.ne.jp/art/tonom/

・「アウトオブ眼中」は死語に入ったそうだ。が~ん。まだ使ってるっちゅう
ねん! 「バイバイキーン」「ギャル」は復活したらしい。「ちょー」は大阪
では「ちょっと」の意味であって「超」ではない。なので、大阪ではあまり使
われなかった。「MM5(マジむかつく5秒前)」は使われないが「態度L」を使
う人はいた。擬音語がやたら多いのも大阪の特長。「ここまっすぐだーっと行
って、そこひゅーって曲がって(指は方向を指している)、ちょっと行ったと
ころにあんで(あるよ)」で通じる道案内。他の地域ではどうなんだろう?/
16日のクリスマス展、行くつもりなんだけど、行くと言って行けなかったら、
狼少年になるので行かないことにしておこう。       (hammer.mule)

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■ 日刊デジクリは投げ銭システム推進準備委員会の趣旨に賛同します ■
http://www.nagesen.gr.jp/  <投げ銭システムをすべてのhomepageに>
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デスク     濱村和恵 
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        森川眞行 

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