[0773] ドメイン風ネーミング・モデルの落とし穴

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0773    2000/12/23.Sat発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 17193部
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 <「au.NET」よ、おまえはMicrosoftの運営するサービスなのかい?>

■デジクリトーク
 ドメイン風ネーミング・モデルの落とし穴
 なゆみ かすい

■連載「ip2000-phase2」 疾走記(171)12/23
 映像を持ち歩く時代がやってきた--(その2)
 川井拓也@東京

■イベント案内
 女性作家による“時間軸系アート”の祭典
 「第一回ウイメンズパフォーマンスアート大阪」
 Yuko Nexus6

■イベント案内
 平成12年度(第4回)文化庁メディア芸術祭 受賞作品決定

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■デジクリからお知らせ■
20世紀は12月23日の773-1.-2(特別号)をもって冬休みに突入の予定でしたが
23日発行の773号、24日発行の774号(特別号)でおしまい、に変更します。
21世紀は1月9日からスタートします。
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■デジクリトーク
ドメイン風ネーミング・モデルの落とし穴

なゆみ かすい
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(Another story of #717:新アニメ「新言語戦記C♯」に寄せて)

●惑星「.NET」の裏側にありしもの

「.COM」や「.NET」、そして「.ORG」というのは「gTLD」と呼ばれるものだと
いうことを知らなくても、それらがドメイン名の一部だということは多くの人
が知っている。

一方、Microsoftは「COM(Component Object Model)」を開発していた。オブジ
ェクト間の通信を取り決めた、あるいはそれを担う技術で「ActiveX」や「ASP
(Active Server Page)」といった技術もこの「COM」の上に成り立っている。

そして「COM+」の名の下にインターネットやイントラネットへの対応等を施し
たものの開発を続けいていた。しかし、今年になって突如として発表されたの
が「.NET戦略」。あわせて「COMフレームワーク」から「.NETフレームワーク」
へと舞台が変わることとなった。

これを見て、まず思ったことは「COM」の次は「NET」かということだ。つまり、
「.COM戦略」でも良かったはずなのに、あえて「.NET戦略」にしたかのように
見える。今や有名な「.COM企業」という代名詞との重なりを避けつつ、特色を
出したかったのかもしれないが、かといって「.NET」というのは安直すぎる。

いや、単に「.NET戦略」というだけならまだいい。性質の悪いところは、安直
さもいいかげんなところで「Windows.NET」というように何でも「××.NET」
と表現していこうとしているように伺えるところだ。もちろん、Microsoftも
「MICROSOFT.NET」は既に取得していたし、「.NET戦略」の発表にあわせてか
「WINDOWS.NET」や「OFFICE.NET」といったものは取得したようだがドメイン
名とプロダクト名との間での混乱は必至だ。

「.COM」ほどではないものの、「.NET」のドメイン名でも単語から慣用句まで
既に誰かが取得している。そのため、特定の分野に特化したソリューションを
展開しようとしても、分かりやすく単純なプロダクト名と同一のドメイン名を
取得するのは困難なことが多い。資金力にものを言わせるという手もあるかも
しれないが……。

とはいえ、ドメイン名はあくまでドメイン名。商標ないし固有名詞と混同する
つもりはない。その決定的な違いにドメイン名が世界でひとつを保証するもの
なのに対して、商標は必ずしもそれを保証するわけではないという性質がある
からだ。また、「.NET戦略」という総称と「××.NET」という表現の組み合わ
せを嫌っているのであって、それらの個々の表現を嫌っているわけではない。

しかし、Microsoftほどの影響力のある企業が「.NET戦略」という名称を使っ
てしまうと「NETドメイン」をMicrosoftのもの、あるいはMicrosoftが管理す
るものだと勘違いする人がいないとは言い切れない。Microsoftのローカルな
表現の「.NET戦略」と周知されたグローバルな表現の「.COM企業」という表現
とでは全く性質が異なるのだ。少なくとも、今はまだ。

一般に紛らわしすぎる名称であり、大人のすることのようには思えなかった。
そして、こんな想像をしないではいられない――もしも、Windowsをオープン
ソースに供するようなことがあったなら、今度は「.ORG戦略」とでも言い出す
のだろうか、と。

それでも、これからは「.COM企業」から「.NETサービス」の時代になるかもし
れないというのは、かねてから個人的にも考えていたことであり、「.NET戦略」
のコンセプトもあながち嫌っているわけではなく同調したい部分すらある。

そして、次なるは「.ORG活動」の時代……それが未来。

●それは落とし穴――あるいは墓穴

実は他にも気になるドメイン風ネーミングがある。それは、KDDIの携帯電話経
由のインターネット接続サービス「au.NET」だ。「AU.NET」というドメイン名
をWHOISで調べてみると驚いたことに「オーストラリア学術研究ネットワーク」
の所有となっていた。これは二桁の国記号で「AU」といえば、オーストラリア
なので自然でいて必然だ。

そのへんの調査をした上でのネーミングの採用だったのだろうか……。ドメイ
ンの取得はウェブ・サイトの開設を義務づけるものではない。従って、サイト
を開設しなくともメールのみだとか、その他のサービスだけのために取得して
もいいのだが、ドメイン風ネーミングがあるとユーザー的には「(www.)au.net」
というドメイン名のサイトが存在すると想像するのが筋というもの。

加えて、Microsoftの「.NET」のように「NET」を大文字で表記しているものだ
から更に紛らわしい。「au.NET」よ、おまえはMicrosoftの運営するサービス
なのかい?――と、問いたくなってしまうくらいだ。

また、アステル・グループの「ドットi(PHSのインターネット接続サービス)」
にしてもそうだ。もし、「.i」というTLDが新設されたら、それこそどうする
というのだろうか。

たとえ、意図していようが、していまいが、ドメイン名の取得を伴わないドメ
イン風ネーミング(もはや「.(ドット)」を含むこと自体、ドメイン名を意識
しているといっても過言ではないと思う)の採用には気をつけたいところだ。

●明日を迎えるために

さて、話は少し変わる。「JPドメイン」のような「ccTLD」の場合、従来のよ
うに第三レベルからの開放が望ましいと考える方だ。それはドメイン名を見る
だけである程度の属性が分かるからだ。

また、一般に開放されている三つの「gTLD」の場合、その違いは有名無実化さ
れてはいるものの(個人サイト等を省けば)ある程度はTLDと属性が一致する。
そのため分かりやすい。「.COM」や「.ORG」の間には見えない線が引いてある
のだ。

ところが、「ccTLD」で第二レベルから開放されている場合、ドメイン名から
は国籍しか属性が分からない。いや、登録に際して国籍を問わない「ccTLD」
も存在するので、それすらも危うい。

そのような理由から、取得しやすいことを除けば「××.JP」には魅力が感じ
られない。それゆえ、「gTLD」か従来の「××.CO.JP」や「××.GR.JP」等の
方が良いと思っている。分かりやすさよりも、読み取れる意味をとるわけだ。

その時、ドメインを取得するとして……「JPドメイン」なら、制限されている
ため逆に決めやすいが、「gTLD」だと時として迷うかもしれない。その中から
どれかひとつを取得するとして、目的がネット上で何かやりたいということで
あれば、先にも書いた「.NETサービス」という考え、そして「.COMは映画的で
ない!」という考えから「××.NET」で取得したいし、そうしてきた。

その「映画的でない」というのは「××.COM」という名称が映画に出てきても
お笑いにしか思えないからだ。世間で「.COM」が騒がれていたりしても、これ
まで「.COM」が格好の良いものだと思ったことはない。もちろん、個々の価値
観には違いがあるかもしれないし、空想めいているところもあるかもしれない
が、どうせなら映画や小説の中でも映えるような名前の方が良いでしょ?

しかし、先日は「NETドメイン」以外に「COMドメイン」と「ORGドメイン」を
あわせて取得した。それはTLD毎にサービスを切り分けるという予定を見据え
てのことで、この記事が掲載される頃にはその内容について既にお知らせして
いるかもしれないが「××.NET」を中核サービス、「××.COM」は未定ながら
も発展サービス、そして「××.ORG」がコミュニティーといった具合だ。これ
はオープンソース関連のサイト等でよく見られる「××.COM(商用版用)」と
「××.ORG(非商用版用)」の関係のモデルに倣って計画したものだ。

【なゆみ かすい】mailto:kasui@flux.gr.jp
たまたまTBS系のドラマ「教習所物語」を見て、どこかで見たことあるような、
誰かに似てるなぁ、でも、気のせいかなぁ――と思っていたら、そういうこと
かぁ(下のURL参照)。「金八先生」は再放送(福岡地域)で最終回まで見た
ばかりだったのに、他にも共通するキャストが何人もいることに気付いてなか
った。「誰が演じるかより、どう演じているかが大切」とか言うと、もっとも
らしいけど、誰が演じているかということを覚えるのって昔から苦手。そうい
えば、日常でも人違いが多い。そして人違いをするのが恐くなっていたりして。
http://www.tbs.co.jp/kyoshujo/corner/mizuki-chiharu.html

▼765号の「ドメイン風ネーミング・モデルの罪は誰があがなうのか」の改訂
バージョンです。手違いで旧バージョンを掲載してしまったのですが、今世紀
の誤りは来世紀まで持ち越したくないので、たしょう内容は重なりますが掲載
します。                          (柴田)

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■連載「ip2000-phase2」 疾走記(171)12/23
映像を持ち歩く時代がやってきた--(その2)

川井拓也@東京
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ip2000-Phase2 現在のオリビア号の位置(凸)
イースター島 >凸パペーテ(タヒチ)>ラウトカ(フィジー)>ポナペ(ミクロ
ネシア)>東京

【オリビア号は日付変更線の洋上で21世紀を迎えます。世界でもっとも早い21
世紀を600人の仲間と共にどんな気持ちでむかえるのでしょうか?】
http://www.japangrace.co.jp/board/ (企画・プロデュース担当)

●映像プレゼンテーションに必要なツールとは?

私たちの会社は映像の会社であるから今まではその「CM」や「CG」、「番組」
「PV」などの「商品」はVHSのリールにしてプレゼンテーションしていきた。
ディレクターは自分のリールを月に一度くらい編集して持ち歩く。プロデュー
サーは仕事やクライアントに合わせて作品を編集してお得意様に持っていく。

これらの編集はベーカム編集室でやるのが通常であった。最近ではデスクトッ
プPCの性能が飛躍的に上がってきたので、ノンリニアによる編集でリールを作
るようになった。しかしそれをROM等で持っていくことはまれだった。やはり
VHSにするのである。なぜならVHSはたいていの会議室、フロアにあるのですぐ
み見ることができるからだ。

一時期、映像をAVIにしてパソコンで見せたりプレゼンテーションファイルと
一緒にROMに焼いて渡すということもやってきたが、これも相手にとってはROM
付きのパソコンを起動させて再生しなければいけないので手間がかかる。簡単
なことのようだが、忙しい業界の人間にとってROMのついていない自分のモバ
イルノートではないデスクトップを探したり、それを起動させたりしなければ
見られないリールを渡す相手には好印象は持たないだろう。

どの方法にしても渡して自分がいないところで「再生」してもらうことには変
わりない。なぜなら「テープ」が持つリニア制は変らないのでそれはあらかじ
め編集されてきた順番でしか見せられないからだ。打ち合わせの流れで「これ
を見せよう」と思っても、早送りのノイズでは興ざめである。パソコンではそ
れができるがフリーズするなどの危険性もあり電源、音声の問題等調整してお
かなければいけない部分が多すぎる。要は面倒で信頼性に乏しいのだ。

そんな技術的には「できる」けど「なんかかっこ悪いぞ」的世界がそろそろ解
決されそうだ。

シャープの新型ザウルスのMPEG4ビデオ再生機能や、NTTがGショックばりの仕
様で発売して驚かせたG-FORTなどに動画再生機能がついたからだ。私はパーム
の使いやすさに往年のMACOSに似た親近感を覚えて使っていたが、それとは別
にこれらの製品が欲しくなってきた。

プレゼンする動画をメディアに格納しておき、見せたい時に見せることができ
る。単純なことに見えるがそれを「スマート」にできる時代になってきたわけ
だ。映像の切り札は、それ自体が持つ「情報量の多さ」と「感覚的にそれが優
れているかそうでないかが分る」ところにある。

web等であれば「デザイン」「ユーザーインターフェイス」「データ量」「コ
ンテンツの深さ」等のさまざまな要素を判断しなければいけない。それは結構
時間のかかるものだ。一方「映像」は「見れば」分る。映像の「クオリティ」
は「演出力」「技術力」そして「企画力」によるが、それは映像を見終わる頃
に即座に判断できる。CMなら15秒だ。これは効率がいい。1月にプレゼン攻勢
に出ようとしている私はワクワクしてきた。

さあ、来年は20世紀に作った「映像」をポケットにつめこみいろんな人に会い
に行こっと!                     (21世紀に続く)

動画が再生できる防水PDA!
http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/00/whatnew1206b.html

ザウルスで動画を持ちあるくためのMPEG4ビデオデッキ!
http://www.sharp.co.jp/sc/eihon/mie1/text/option.html

【かわい・たくや/デジタルコンテンツプランナー、プロデューサー】
ストリーミング映像、衛星放送番組、webサイト等を手掛ける。20世紀最後の年
は地球一周する船にデジタル機器を積み込み1クルーズマルチコンテンツを実験
した「ip2000」に明け暮れた。現在インパク出展に向けて動いている。
<http://www.ip2000.net>

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■イベント案内
女性作家による“時間軸系アート”の祭典
「第一回ウイメンズパフォーマンスアート大阪」

Yuko Nexus6
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ライター業の傍ら、コンピュータミュージックやサウンドアート作品を自宅ス
タジオでちびちび制作しているわたくし。新年は1月12~14日に大阪市芸術創
造館(旭区)にて行われます『第一回ウイメンズパフォーマンスアート大阪』
(略称・パフォー大阪)のお手伝いをすることになりました。

タイトルどおり女性アーティストの作品を集めたアートイベント。アートに限
らずどんな分野でも「女性の」ってゆー枕詞がついた企画は多いもの。女性の
時代といわれて久しいですが、いまだにそうした枕詞が必要なほど実態は「男
社会」なのかなー、とか、逆に女ってだけで実力以上に注目を集めちゃったり
(HPのカウンターが回っちゃったり?)ってことはあるかもなー……などなど、
思うことは色々ですが、それはともかく今回のイベントが面白いのは
「Time Based Art」をフューチャーしている点。

Time Based、日本語に訳せば「時間軸」になりましょうか。アート関係の専門
学校では「デジタルアート」を標榜するところが無茶苦茶多いご時勢ですけど
も、欧米のアートスクールで「デジタル」とともにかなり重視されているのが
この「時間軸系ファインアート」。映像やインスタレーション、パフォーマン
スアートなどを主に勉強する、Time Based Media科なんて学科があるようです
(日本では残念ながら非常に少ない)。

どんな道具を使って表現するか? アナログかデジタルか? みたいなことは
さておき、流れゆく時間の中に表現されるアートを考えてみようってな分野で
すね。それも演劇や劇映画、音楽といったある程度フォーマットの決まったも
のではない「オルタナティブ」な表現を追求してみようって感じでしょうか。

その最たるものがパフォーマンスアート。演劇やダンスや音楽演奏に似ている
ようでやっぱり違う。20世紀初期のダダやシュールレアリストたちがやらかし
た大騒ぎ、サイケな時代のハプニング、ある程度のお年の人(?)なら80年代初
頭のパフォーマンスブーム(ローリー・アンダーソン!)なんかを思い起され
るかも。

身の回りに当り前のように存在する現象やテクノロジーが、素っ頓狂なやり方
で作品化される驚きってのがパフォーマンスのひとつの醍醐味。ナマの身体に
よるインターラクション、何が飛び出すかわからない即興性etc...デジタル技
術がどっしり日常化した2001年に現代のパフォーマンスアーティストたちが何
をやらかすかってのがひとつの見もの。

今回のフェスティバルでは、国内外の作家によるライブパフォーマンスが日替
わりメニューでテンコ盛り。ポエトリーリーディングもあった
りして、バラエティ豊富。加えてやはり時間軸系アートであるところ
の映像作品も多数紹介されます。

21世紀っていったって、いつものお正月と変わんないよな~と退屈気味の方に
は特におすすめ! 男女老若を問わず、ご来場お待ち申し上げております。

●「第一回ウイメンズパフォーマンスアート大阪」
日時:2001年1月12日(金)午後6時~/13日(土)午後2時~/14日(日)午
後2時~ プログラムは各日異なります。詳しい情報は以下。
http://nav.to/women/

参加アーティスト:アマンダ・ヘン(シンガポール)、アラフマヤーニ(イン
ドネシア)、上田假奈代、白井廣美、田尻麻里子、谷川まり、永山亜紀子、の
ぎすみこ、日高理都子、山岡佐紀子、かなもりゆうこ、Yuko Nexus6

入場料:1月12日(金)/1500円
    13日(土)/1800円(アーティストトーク付き)
14日(日)/1800円(アーティストトーク付き)
    前売り各200円引き、3日間フリーパス4300円

予約、お問い合わせ:
tel&fax 072-832-1037(中西) e-mail miho@wht.mmtr.or.jp

会場:大阪市芸術創造館(06-6955-1066)
http://www.art-space.gr.jp/
  京阪森小路駅・地下鉄谷町線千林大宮駅下車徒歩10分

【Yuko Nexus6/ゆうこ・ねくさす6】
ライター&Macintosh演奏家。1995年に発行の著書『サイバー・キッチン・ミュ
ージック』(翔泳社、絶版)は異端のコンピュータミュージックバイブル(?)
の座を獲得。特殊音源レーベルカエルカフェからリリースのソロCD『Bit
Diary』『Neko-san, Kill! Kill!』で「ふにゃふにゃ系ズサンポップの女王」
と(一部で)絶賛される。今回の「パフォー大阪」では裏方&14日のオープニン
グに出演。
http://www02.so-net.ne.jp/~nexus6/index.html

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■イベント案内
平成12年度(第4回)文化庁メディア芸術祭 受賞作品決定
http://www.cgarts.or.jp/festival/winning/
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<主催者情報>

文化庁メディア芸術祭実行委員会では、審査委員会での審議をふまえ、12月22
日の実行委員会総会において、下記のとおり本年度文化庁メディア芸術祭賞を
決定しました。

応募締切の10月31日までに858作品の応募があり、海外からも153作品の応募が
ありました。全20点の受賞作の内、5作品が海外からの応募作品でした。

贈呈式は平成13年3月12日(月)東京都写真美術館(東京・恵比寿ガーデンプレイ
ス内)において開催し、同館において3月13日(火)から3月18日(日)迄、受賞作品
展や受賞者によるシンポジウム等を開催します。

※webサイトには受賞コメントや贈賞理由なども掲載しています。
http://www.cgarts.or.jp/festival/winning/

《受賞作品一覧》 賞/作品名/作者氏名(敬称略)

▼デジタルアート[インタラクティブ]部門
大 賞「ドラゴンクエストVII ~エデンの戦士たち~」堀井雄二・すぎやま
こういち・鳥山明
優秀賞「芸人街道膝栗毛。」檜垣紀行
優秀賞「シェンムー 一章 横須賀」AM2 of CRI 「シェンムー」開発チーム
優秀賞「Forest of Thoughts」Boris Mueller、Sven Voelker(ドイツ)
優秀賞「Vectorial Elevation, Relational Architecture #4」Rafael
Lozano-Hemmer(スペイン)

▼デジタルアート[ノンインタラクティブ]部門
大 賞「1」武仲貞宗
優秀賞「アヴァロン」押井守
優秀賞「garden of the metal」赤山仁・亀井克幸・西光一
優秀賞「Csoda Pok (Wonder spider)」PANOPTIC(アメリカ)
優秀賞「なつかしの21世紀」岸啓介

▼アニメーション部門
大 賞「BLOOD THE LAST VAMPIRE」北久保 弘之
優秀賞「S.O.S」ALLARD Xavier and HA Guillaume(フランス)
優秀賞「たれぱんだ オリジナル・ビデオ・アニメーション」宇井孝司
優秀賞「陽だまりの樹」杉井ギサブロー
優秀賞「Luz」Jose Javier Martinez(アメリカ)

▼マンガ部門
大 賞「バガボンド」井上雄彦
優秀賞「王道の狗」安彦良和
優秀賞「黄昏流星群」弘兼憲史
優秀賞「ぱじ」村上たかし
優秀賞「まっすぐにいこう。」きら

《受賞作品展・開催概要》
 
日時 2001年3月13日(火)~3月18日(日)
会場 東京都写真美術館
   東京都目黒区三田1-13-3(恵比寿ガーデンプレイス内)
   入場無料

《協賛事業》
・キャラクターをテーマにした企画展「キャラミックスドットコム」
http://www.charamix.com/
・映像コンテンツプレゼンテーション競演会(dmap)
http://www.cgarts.or.jp/dmap/
・学生CGコンテスト受賞作品展
http://www.cgarts.or.jp/
・Media Art in the World (SIGGRAPHなど海外コンテスト作品の上映)

【お問い合わせ先】
CG-ARTS協会内「文化庁メディア芸術祭事務局」TEL.03-3535-3501
contest@cgarts.or.jp
〒104-0031東京都中央区京橋1-11-2


■本日は編集後記はありません

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発行   デジタルクリエイターズ
     <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
        森川眞行 

情報提供・投稿・プレスリリース・記事・コラムはこちらまで
 担当:濱村和恵
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