[0794] これからもすっぽんぽん

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0794    2001/02/05.Mon発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 17410部
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 <要するに開き直っているだけ>

■デジクリトーク
 これからもすっぽんぽん
 森川眞行

■デジクリトーク
 プレゼン オブ ダークサイド
 石ノ上満月

■セミナー案内
 第1回メディアコンテンツビジネスセミナー

■イベント案内
 C-enクリエイターズ・トークショー

■新刊案内
 「Multi-Bits IMAGE 2001年2月号」
 臨時増補版「Multi-Bits PLUS 2001年2月号」



■デジクリトーク
これからもすっぽんぽん

森川眞行
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前にも書いたけど、今年になって執筆が仕事の半分以上を占めている。言って
おくが、ボクの本業はデザイナーで、決して文章を書く事が本業ではないので
す。実は今も、ムック本の執筆でへろへろになっている。

文章を書く…という作業は、デザインをする作業に比べてはるかにしんどい。
加えて執筆のスピードも遅く…そーゆー意味では向いていないんじゃないか…
とまじで思ったりもする。実は、週に一度のデジクリの原稿も、編集長は「気
楽に書いていいですよ」と言ってくれるが、当の本人はそうはいかない。いく
ら無料メディアとはいえ、多くの読者がいる限り、それなりにキンチョーする。

あ、思い出した。実はこのデジクリって、柴田さんと神田さんとボクとでスタ
ートしたのだった。その時、原稿を依頼した方に「気楽に書いていいですよ」
…と言ったのはボク自身でした。

え~っと、何の話だっけ。

…そんな執筆地獄に陥っているボクのところに昨日メールに添付されたPDFフ
ァイルが送られてきた。それは1週間前に完成させた雑誌の原稿の初校である。
その雑誌とはアスキーのマックパワー。次号のマックパワーの付録の小冊子に
はDreamweaver4+Fireworks4の特集が掲載されるのである。

ボクの担当したのは16ページだが、これだけのページ数なのに10日以上も毎日
必死に原稿を書いた。そして原稿を送る際に、編集の方に「稚拙な表現や、回
りくどい表現はバッサリ手を入れてもらて構いません」と書いたのだった。

その送られてきたPDFのボクの原稿を見てビックリした。本当に文章が分かり
やすく訂正されているのである。「わし、こんなに文章うまかったっけ?」と
感心したりする。そこで思った。やはりプロの編集ってのはスゴイわ…やはり
餅は餅屋なんだなあ…。もちろんコレは自分の文章が下手であることの開き直
りなのだが(笑)

ボクは本業は原稿書きではない…それより表現はオソマツでも言いたい事を明
確に書くようにガンバロウ…とね。それには言いたい事を回りくどい言い方に
なってしまっても、ドンドン書いて行こう…そして何よりも早く原稿を仕上げ
ることが大切なんだ…と考え方を変えた。要するに開き直っているだけのだが。

そう思うと、今やっている原稿が急にスピードアップした。自分でもノリノリ
(死語)なのが分かる。セミナーで喋っているのと同じ感覚で原稿を書く事を
最優先して、書きまくっているのである。本当に殴り書きで、あとの編集作業
を考えると申し訳ないような気がするのだけどね。

文章を書くのは本業ではない…と開き直ってしまったボクだが、こんなボクで
も喋るようなスピードで文章を書いている時もある。それは日記。ボクは自分
のサイトに日記を掲載している。柴田さんや神田さんの原稿にもちょくちょく
出てくるアレである。日記を書くのに考えて考えて考えて書く人ってのは少な
いと思う。本当に感情のまかせて書き殴る。これが日記と言うモノだ。

しかし、こんな日記にもファンが多い。Silicon Cafe'のサイトで一番情報量
が多いのは日記ですよね…と言った人は数多い。またある人は、こんなに日記
に何でも書いてしまってコワくないですか…?と心配してくれる人も多い。そ
う、日記に嘘を書く人はあまりいない。

もちろん日記に最近の出来事を書くのはコワイ。特に仕事でテンパってるとき
などはクライアントが読んでいるんじゃないかとヒヤヒヤする(笑)。ちなみ
に神田さんはそれが恐くて日記を書かないそうだ(笑)。でもボクは自分で
Webサイトを公開し始めてから5年間ずっと日記を書き続けてきている。そいえ
ば、柴田編集長も昔Webで日記を書いていたよね。

昨年末の大阪のイベントで「Webで成功するにはどうしたらいいですか?」み
たいな質問をされた。ボク個人では本当は成功したなんて思っていない。むし
ろ苦労ばかり…恥ずかしい事ばかりである。…この質問は、今ボクがWebで仕
事を続けているのは、何が原因だと思いますか?…というコトなのかな?と思
ってボクが答えたのは「すっぽんぽんでいることです」というコトバだった。

そう、Webでのボクはいつもすっぽんぽんだ。自分のできることしか出来ない
し、知り得た技術や情報は伝えて行こうと思う。上手に伝えることができなく
てもいい。一生懸命に自分のコトバで書いていこうと思った。それはかっこわ
るいことかも知れないけど、自分にはこれしかできない。

そう思い続けて(今でも)Webでできる限りの事をしている。すっぽんぽんの
自分。包み隠さず等身大の自分でありたい。そう思って5年間やってきた。それ
だけのことだ。それが結果として、こうして仕事に忙しい日々を送っている原
因ではないか…と答えた。

そいえば、僕の日記を読んで、Webデザイン界のフォレストガンプと言ってく
れた人がいた(笑)

これからも、できることしか出来ない。できない時は凹む。けどそんな時も嘘
をつかないでやっていこうと決めた。そんな感じで今日の原稿は何が言いたい
のかワカランと怒られそうだが、今思っている事を日記のように書いてみよう
と思ったのである。…柴田さん、この原稿ボツですか?

森川眞行(もりかわまさゆき)morikawa@siliconcafe.com
ボクの日記のページには、日記才人の投票ボタンが配置されている。ログを見
るとかなりのアクセスなのに、実際に投票をしてくれる人は少ない。けど投票
してもらうと素直に喜ぶ自分は、5年前のサイトを公開した時と同じだ。あの
頃の気分を思い出すので、けっこう気に入っている。

http://www.siliconcafe.com/

▼掲載されちゃったからボツじゃないね。すっぽんぽんの森川さんがデスマッ
チセミナーのビデオ撮影をどうぞどうぞと言っているのには感心した。必死で
つかんだノウハウをさらけ出しちゃうんだから、なかなかできないことです。

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■デジクリトーク
プレゼン オブ ダークサイド

石ノ上満月
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最近はプレゼンが多い、とにかく多い。A4ペラのリーフレットだってプレゼン
だ。はっきり言ってプレゼンに通ってもそれほどおいしい仕事ではない。プレ
ゼンをしないと損のようにプレゼンになる。見積もりプレゼンなら何も作らな
いからいいが(負けてしまってはいいこともないが)、企画プレゼンで負ける
とやはりこたえる。

おまけに最近はプレゼン参加社が多い。100社なんてのもある。もちろん全社
が実際にプレゼンする訳ではなく、最終的にプレゼンをするのは20社くらいに
絞られる。それでも20社である。以前なら5社ほどだったのが、やはり不況が
影響してか、勝ち目のないプレゼンでも参加することになる。つくづく仕事を
得るのは難しい。

その日もプレゼンだった。秋の気配が漂いはじめたもののまだまだ暑い。着慣
れないジャケットを着て、つけ慣れないネクタイを締めて、汗をかきかき出か
けていった。

ある企業の会社案内とホームページのプレゼンだ。何日も前から準備を進めて
いた。僕はホームページ担当。最終的には300ページを越えるものになるだろ
う。フローチャートを作り、トップページのデザインをし、これを会社のサー
バに置く。プレゼンではネットにつないだパソコンをプロジェクターで投影す
るのだ。

カンペを作り、これさえあれば大丈夫。な~んてたかをくくっていた。甘かっ
た。そこそこ広めの会議室。時間になると、何人もの社員が円に組んだテーブ
ルにつき始めた。挨拶を済ませ、いよいよプレゼンの開始だ。広告代理店の方
のおおまかな説明が始まる。そして事件は起こった。

「ではホームページの説明をしてもらいます」
僕はおもむろに書類入れからカンペを取り出す。が、字が読めない。プロジェ
クタ投影のために部屋の電気が消されたのだ。僕は焦った(おいおいこんなこ
と予測してなかったよ~)。

見えないカンペを片手に・・・その後の事は恐ろしくて書くことができない。
深い深いダークイドの世界にはまりこんでしまったのだ。こんな時にフォース
が使えれば。何度そう思ったことか。

プレゼンの結果は言うまでもない・・・・と言うのは嘘で。ちゃんと仕事が取
れたのでした。めでたくもアリ、めでたくもナシ。

▼【いしのかみ・みつき】さんは、編集長のバーチャルビューティ仲間。LUNA、
VENA、MIOという3人の美少女が有名。現在大阪市内の広告制作プロダクション
のデジタルデザイン部に身を置き、主に印刷物用のCGを担当している。サイト
チェックに行ってこのテキストを発見、転載させてもらった。石ノ上さんのサ
イトLUNAR stoneはコンテンツがたくさんで楽しめる。見に行きましょう。
http://www.venus.dti.ne.jp/~stone-m/

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■セミナー案内   
第1回メディアコンテンツビジネスセミナー
http://www.imedio.or.jp/supports/seminar/media.html
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<主催者情報>

映画産業をビジネスとして成功させる為の方法論の講演や、映画産業活性化へ
今、関西は何をするべきか等を討論致します。

日時 3月1日(木)14時~16時30分
第1部講演 「日本で初めての映画メーカーを目指して」
第2部シンポジウム 「既成映画ビジネスの枠を超えて」
パネラー 仙頭武則/サンセントシネマワークス(株)
     竹中功/吉本興業(株)
     坂本潤也/扇町ミュージアムスクエアコロキューム
モデレーター 武部好伸氏エッセイスト
費用 3000円(お一人様・税込み)
定員 200名(先着) 
申込み http://www.imedio.or.jp/supports/seminar/media.html

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■イベント案内
C-enクリエイターズ・トークショー
http://www.c-en.com/larix/
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<主催者情報>

いつも多彩なゲストでお送りしている、C-enの公開インターネット生番組
「C-en Presents Larix Show」。今年最初のゲストはCGによる先駆的なビジュ
アルで話題を呼んだ「NTT東日本 SMAP GATCHAMAN 2000 」、「富士通
FMV 投票/闘う男 」などCMのVFXを手懸けているオムニバス・ジャパンの
テクニカルディレクター柳川瀬雅英氏をお招きいたします。

日時 2月20日(火)19:30オープン 20:00スタート
会場 e-style(渋谷QFRONTの5F)東京都渋谷区宇田川町21-6
参加方法 担当者青木までメールか電話(03-5459-6202)
生放送 ESN<http://www.e-style.ne.jp/>
入場料 500円(1drinkつき)

●柳川瀬雅英(やながわせまさひで)氏経歴
1963年生まれ、1988年(株)オムニバスジャパン入社、テクニカルディレクタ
ー/ VFXスーパーバイザー/クリエイター/デザイナーと、ひとつの肩書きでは
くくれないほど、企画から仕上げまで映像全般に関わる。絵作りに対しては、
いつも「キレイで不思議で気持ちの悪いモノ」を一杯作って行こうと思い、日
々スタジオで奮闘中。
・最近の主な作品
「NTT東日本 SMAPガッチャマン」「富士通FMV 投票/闘う男」
「中外製薬 新グロモント ファイアーボール篇」
「日本テレビ放送網 日テレ営業中キャンペーン 企業/実験室」
映画「KINO」、ほか JPPA AWARDS多数受賞。
http://www.omnibusjp.com/works/set-works.html

司会進行 榎本了壱 アタマトテ・インターナショナル代表 クリエイティヴ・
ディレクター/プロデューサー
http://www.atamatote.co.jp/

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■新刊案内
プロフェッショナルユーザー向けロイヤリティフリーのデジタル素材集
1800点を掲載した無料カタログ「Multi-Bits IMAGE 2001年2月号」
臨時増補版「Multi-Bits PLUS 2001年2月号」
http://www.multi-bits.com
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株式会社ミスミ デジタルサプライチームは、デザイナー、クリエイター向け
の無料通販カタログ「Multi-Bits IMAGE 2001年2月号(A4正寸・560ページ)
を、2001年2月2日にリリースし、カタログの無料送付を開始した。

FAX(フリーダイヤル:0120-343286)電話(03-3647-8639)、
ホームページ(http://www.multi-bits.com)でカタログ請求が可能

今回発行の「Multi-Bits IMAGE」は、ロイヤリティフリーのデジタル素材集が
収録されたカタログで、品揃えは約1800タイトルと日本一の品揃えを誇る一冊
となっている。誌面は、デジタル素材集を紹介するカタログページと、その活
用事例などを紹介する特集ページで構成されている。

また、Macintoshを中心としたハードウエアおよび周辺機器、DTP・WEBデザイ
ンのための商材が紹介されている「Multi-Bits DTP&WEB」の臨時増補版「Multi
-Bits PLUS 2001年2月号(A4正寸・48ページ)も同時にリリース、無料発送を
開始した。

【問い合わせ窓口】
TEL.03-3647-8639 FAX.0120-343286(フリーダイヤル)
URL:http://www.multi-bits.com/

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■編集後記(02/05)
・3日の土曜日に『All About Japan』のガイドキックオフ会に行く。なんでも
ガイドに応募したのは2000人近くいて、現在合格しているのが160人だか180人
で、けっこうな狭き門だったらしい。もちろんいまも募集中だけど。それで半
数くらいの人がリクルート11階のホールに集まった。知ってる人が誰もいない
パーティは退屈だ。3時では腹もすかない。ビール1杯飲んで呆然としていたら、
エディター(ガイドの世話人)が、「CGガイド」の土屋徳子さんを連れてきて
くれたのでやっと会話ができた。その後、「ダイビングガイド」の中島智恵さ
んと話す。このおふたりはデジクリ読者さんだ。「どこでも最年長」をキャッ
チフレーズにしてきたわたしだが、この会では年長者がいた。「信州ガイド」
の森俊二さんだ。森さんに挨拶に行ったら、そこで本日初めて知り合いに会っ
た。デザイナーの井上明さんは「そばガイド」だという。「何しに来てるの?
取材?」と言われ、じつはバーチャルビューティの、、ト説明するのはちょっ
と恥ずかしい。さすがリクルート、のりのりの司会ペアなんか芸人のように盛
り上げがうまかった。わたしを世話してくれる飯野エディターからは進行具合
を確かめられたが、適当に話を濁して逃げる。そして、日曜日いっぱい必死で
整理したが非常に危機、夜中の11時過ぎに飯野さんに泣き言メールしたら、会
社にいた(!)15日のスタートに向けて大変なんだ。そして、今日は朝からツ
インにしている液晶モニタが映らない。危機は拡大している、、、、(柴田)
http://pre.allabout.co.jp/

・ううむ、当初のデジクリには私はいなかったらしい。   (hammer.mule)

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発行   デジタルクリエイターズ
     <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
        森川眞行 

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 担当:濱村和恵
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