[0842] もうすぐそこまで来ている未来型のWebマスターって何だろう?

投稿:  著者:  読了時間:17分(本文:約8,000文字)


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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0842    2001/04/16.Mon発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 17876部
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 <増えてくる*はず*なのに増えてきていない>

■デジクリトーク 
 もうすぐそこまで来ている未来型のWebマスターって何だろう?
 Jules Yoshiyuki Tajima

■公募情報
 「未来のゆめ」コンテスト CG募集

■寄付金のお願い+ボランティア募集
 アースデイ東京2001を皆さんの手で作り上げてください!



■デジクリトーク 
もうすぐそこまで来ている未来型のWebマスターって何だろう?

Jules Yoshiyuki Tajima
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●Webマスターなる存在の果たす役割とは?

普段、企業のWebサイトを閲覧しているとよく目にするのがWebマスターという
言葉。サイト内で企業のロゴのように、目立つように表記されているケースは
少ないかもしれませんが、トップページや各カテゴリのページのフッターに、
このサイトに関する質問やお問い合わせはwebmaster@****.co.jp宛ににお願い
いたします、などというような記述はよく目にするのではないでしょうか。

そして、最近では企業向けの研修などにも、Webマスター講座なるものが、Web
デザインやWebデータベース、Webアプリケーションなど等に交じっていたりも
します。それだけ、このWebマスターという存在がWebサイトの*何か*と密接に
関わっているような印象が強く、また、その需要も多そうに見受けられます。

しかし、これだけ浸透しているWebマスターなる存在が、実際にWebサイトとの
関わりのなかで果たす役割とは何なのか? ということになると、いまひとつ
明確さに欠けているのではないでしょうか?

おぼろげには、企業のWebサイトを管理しているのがWebマスター、という印象
かもしれません。おそらく、大まかなな意味合いではそうなのかもしれません。
だがその実態となると、管理という言葉とは裏腹に、その存在意識をしっかり
認識している企業は少ないのではと思うことがよくあります。つまり、表面上
での言葉と、その実務との間にギャップがあるように感じるわけです。

Webサイトを管理するということは、その企業が所持しているWebサイトが何を
しているか、何をするために存在しているのか、そして、その状況はどうなの
だろうかということを把握し、改善や向上などに積極的な姿勢で関わりを持つ
ことであるはずです。そして、そのポジションにWebマスターが存在する。

本来は、前掲したような意味合いでWebマスターなる存在とWebサイトの関係が
成りたっていなければならないはずです。しかし、昨今ではWebサイトへのWeb
マスターの存在意義が、かなり技術志向へとなってきており、本来の管理とは
ズレが生じてきている兆候があります。

数年前まではそれでも良かったのです。何故かといえば、企業側にしてみれば
自社のWebサイトをインターネットメディアであるWeb上に、一種のステータス
として存在させる行為にそれなりの価値があったからです。その存在や存在を
維持するために、Webテクノロジーに長けたWebマスターが必要だったわけです
から。だが、Webサイトを所持する企業が増えれば、自ずとWebサイトを所持し、
存在させているというだけでは、ステータスを伴う価値が薄れてきたわけです。

では、現在企業がWebサイトを所持する価値とは何なのでしょうか?

それは、Webというメディア自体へのユーザが増えるに従いユーザがWebに目を
注ぐ機会が増えてきている今、Webサイトというツールを用いてWebを活用した
ビジネスチャンスを得ることにあります。

つまり、Webの存在価値が時代の流れと共にシフトしてきているわけです。

●テクノロジーに追いつくこと以上に大切なこと

Webサイトへの期待感が変化し、時代の流れにマッチしたWebサイトが望まれて
きているのですから、やはり時代に見合ったWebサイトを管理するWebマスター
というものへの需要も、数年前までとは異なる意味合いのものが自然と増えて
くる*はず*なのです。増えてくる*はず*なのに…と言った裏には、増えてきて
いないという現実を強調するものです。

それでは、何故増えてきていないのか? ということを考えてみなければなり
ません。

一つは、未だにWebサイト周辺のWebテクノロジーの進歩が日進月歩に近い状況
なので、それを追いかけるのに精一杯という一面があります。もちろん、技術
面を理解し、それをWeb上のWebサイトに反映させていくことは大切なことで疎
かにできないことではあります。しかし、どこかでこの論理にもズレが生じて
きていることに気づいていないという面があり、実のところはその気づいてい
ないというところに、増えてくる*はず*なのに増えてきていないという原因が
あるのです。

片やWeb周辺のテクノロジーの進歩があり、その一方でWebサイトの価値は存在
維持に力を注いでいるだけではダメなのだということがありながら、企業側の
Webマスターは、テクノロジーの追従とWebサイトの時代に見合った存在意義の
狭間に直面している、というのが多くの企業で見受けられる現状です。

ならば、そのような現状を打破していかなければ、いつまで経っても旧態依然
の姿勢、つまりテクノロジーを追い求めるWebマスター像だけが残り、そのWeb
マスターたちが日々の業務に追われながらテクノロジーを追いかけていかなく
てはならないという光景は変わるわけはありません。

ようするに、大切なのは変化を認識し、対応策を実行に移すことのはずです。

そう簡単に言われても、とか、それほど容易く出来ることではないので困って
いる、という声が戻ってくるだけならば、それはいつまで経っても変わらない、
または変われないことを認めてしまっているに過ぎません。簡単ではないから
こそ、価値が伴ってくるというように考えてみることが大切なはずです。

誰にでも、どこの企業にでも簡単に出来るのであれば、それは世の中に溢れか
えるはずですし、そのような溢れかえったものとユーザが見出す価値とが結び
つかなかいことは、今までのオフラインの世界でユーザの選択するモノやサー
ビスなどに対する動向を見れば明らかなはずです。

ましてや、インターネットメディアであるWebでは、Webであるが所以の恩恵が
ユーザに与えられるわけで、これは裏を返すとオフラインのビジネスでは隠蔽
できたことでさえも、ユーザの目にさらされてしまうことも意味しています。
今までは何気なく買っていたモノの価格や品質、どこでもこんなものだろうと
思っていたサービスの質、自分(ユーザ)の住んでいるところからの行動範囲、
など等のオフラインの認識がインターネットというインフラによって、ガラス
張りの世界にシフトしてきているわけです。

但し、すべての商業活動がインターネットに頼るものになるとはいえません。
しかし、既にインターネットメディアの可能性をどこかで感じており、そこに
目を向けてWebサイトなどを開設しているのであれば、今後更にWebマスターを
中心にしたところでの企業側の姿勢がクローズアップされてくることは間違い
ないところでしょう。

インターネットおよびインターネットメディアを利用するユーザの感覚に追い
越されてないことも、テクノロジーに追いつくこと以上に大切な時代だという
ことなのです、Webに関わろうとする企業及びWebマスターにとっての近未来は。

【Jules Yoshiyuki Tajima】 jules@tkk.att.ne.jp / jules@fallenmuse.com
The Internet Media Producer
1967年生まれ。音楽業界での作家・ディレクター業務を経て、1995年よりWeb
の世界へ。米国および日本で、数々のWebサイト制作プロジェクトの制作・デ
ィレクション・プロデュースに参加。2001年度中は主に米国New Yorkを拠点に
活動。

Jules's Books 『e-Bizプロデュース』
http://home.att.ne.jp/sun/jules/books/ISBN/4886472249/

▲今回のコラムとクロスする「視点+切り口+α」で綴られた、Jules著作の
新刊書籍『e-Bizプロデュース』のインフォメーションページです。

書籍名:e-Bizプロデュース
著 者:Jules Yoshiyuki Tajima
発行所:株式会社SCC
定 価:2400円+税
発売日:2001年3月15日
ISBN :4886472249

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■公募情報
「未来のゆめ」コンテスト CG募集
http://www.mirai-kobe.com/
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<主催者情報>

7月20日~9月2日まで、神戸国際展示場で開催される神戸21世紀復興記念事業
「21世紀☆みらい体験博」に向けて、CG作品(静止画・動画)を募集していま
す。「21世紀☆みらい体験博」<http://www.mirai-kobe.com/>は、神戸市パビ
リオンとして、インターネット博覧会に参加しています。コンテストの詳細は、
トップ画面の中にある「MOUMA(Museun of Ultramodern Art)」をクリック。

テーマ
「あなたの21世紀・未来のゆめ」「こどもに贈りたい21世紀・未来のゆめ」
未来の「まち」、「くらし」、「乗り物」、「ファッション」、「食べ物」、
「ロボット」、「あそび」など自由な夢を広げてください。
締め切り 5月7日(必着)
発表・表彰 7月

部門・賞
a)静止画部門  大賞1点(賞金20万円)優秀賞3点(賞金10万円)、入賞若干
b)動画部門   大賞1点(賞金50万円)優秀賞3点(賞金10万円)、入賞若干

審査結果
入賞以上の氏名は、ホームページおよび読売新聞紙上で発表します。
審査結果は入賞者のみ通知します。入賞作品はホームページで公開します。
審査に対する異議の申し立ては一切受け付けません。

主催 「21世紀☆みらい体験博」実行委員会
   (神戸市、読売新聞大阪本社、NHK神戸放送局など)

応募先・お問い合わせ
〒530-8551 大阪市北区野崎町5-9 読売新聞大阪本社事業局内
「21世紀☆みらい体験博事務局 CGコンテスト係」TEL:06-6881-7005
(電話でのお問い合わせは、土・日・祝を除く10:00~17:30)
E-mail:info@mirai-kobe.com

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■寄付金のお願い+ボランティア募集
アースデイ東京2001を皆さんの手で作り上げてください!
http://www.earthday-tokyo.org/
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<主催者情報>

「アースデイ2001東京」の開催・事務局運営資金は、各主催団体からの持ち寄
りと、協賛各社・賛同者による寄付、一部チケットの販売収入(大半のイベン
トは、入場無料です)によって賄われます。ところが時節柄、企業・団体から
の協賛金に、その多くを依存できない状況にあります。そこで、皆さまからの
寄付金、すなわち皆さまの想いを出来るだけ多く集め、その想いを糧に、アー
スデイ・フェスティバルを成功させようという、ボランティア・イベントの基
本に立ち返って開催する所存です。

当「アースデイ2001東京」が、皆さまの地球環境への想いを寄せるに足りうる
イベントであると、もし感じていただけたならば、是非、寄付金のご協力をお
願いいたします。

寄付金: 一口 1,000円から (※何口でもお願いします)
寄付者の特典: お名前と都道府県名とご職業(希望者)を、当ホームページ
上に掲載いたします。
寄付金の振込先: 口座名 アースデイ2001東京実行委員会
銀行名  三和銀行代々木支店
口座番号 (普通) 3948304

注意事項:
お振込みになられる方は、必ずe-mailかお電話で事務局までご連絡ください。
振込みの記録だけでは、カタカナでのお名前しか確認できませんので、正確に
登録することができません。そうした事態を防ぐために、e-mailかお電話にて
報告いただき、実際の入金の記録と照合させていただいています。

また、ご連絡いただく時、確認させていただくのは下記項目です。お手数です
がご協力よろしくお願いします。
・ お名前(匿名希望の方はその旨をお知らせください)
・ お名前のフリガナ
・ ご職業(掲載を希望なさる方のみ)
・ 住所(都道府県名だけでも結構です)
・ 電話番号 ・ 金額

お問い合わせ先:アースデイ2001東京 実行委員会事務局
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-29-7 ドルミ御苑801
TEL.03-3353-8572 FAX.03-5367-8379
E-mail: tokyo@earthday-j.org

*寄付金は事務局でも直接受け付けています。

●ボランティア募集

日刊デジクリでご紹介していただいた、グリーンリバー・アート展を企画制作
しているGREEN CREATORS NETWORKの杠聡です。今回のアート展開催にあたって
はすでにボランティアスタッフとして色々な方たちに協力をいただいています。
更に、当日の設営・監視・撤収をお手伝いしてくださる方が必要です。全部の
時間でなくても構いません。アースデイ当日はアーチストも多数駆けつけてく
れます。他にも面白いイベントが目白押しなので、それらを楽しみながらお手
伝いいただければと思います。

・仕事の内容
アート作品展示用パネルの設営・作品展示・撤収(21日夜も一度撤収します)
アート展開催中の会場監視
テントでの物品販売
作品集の移動販売

・21、22日  どちらかでも全日手伝ってくれる人
・21、22日(出来るだけ両日とも参加できる人) 
 朝7:00~11:00 11:00~19:00 18:00~20:00 

・全日お手伝い頂ける方には昼食を出します。
・ボランティア保険に加入しますので、事前に、お名前、連絡先を
GREEN CREATORS NETWORKまでご連絡下さい。

GREEN CREATORS NETWORK…環境問題・自然保護の活動をクリエイターの立場で
支援していこうという主旨で立ち上げられた組織です。
連絡先・191-0015 東京都日野市川辺堀之内478-2 Tel/Fax042-587-5972
yuzu@yuzuriha.com

●グリーン リバー・アート展
テーマ:すべての再生のために -森・川・海・地球・人・こころ- 

日時 4月21日11:00~19:00
   4月22日10:00~19:00
会場 代々木公園 B地区 ケヤキストリート
Webサイト <http://green_cnet.tripod.co.jp/>

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■編集後記(04/16)
・「本とコンピュータ」第1期最終号である16号を買いに行く。駅前のダイセ
ーコーにはこの種の本があるわけがないので、最初から行かない。まるひろの
紀伊国屋に行くが、ない。前に買いに行ったとき、レジではないと言われて自
力で発見したことがある。品揃えもサイテーの書店だ。須原屋が武蔵浦和駅前
の超高層の2階に支店を出したので行ってみる。きれいで広い。しかし発見で
きず、店員に聞く。が、うっかりバイトみたいな制服着てない娘に聞いちゃっ
たからたいへん。コンピュータ検索もトロい。みかねた男子店員が助け舟を出
すも、アリマセンとの回答。須原屋が扱っていないわけがないだろう、トくい
下がると本店にはあると思うと言う。そこで武蔵浦和では老舗ともいうべき、
すぐそばの正育堂に行く。発見できず。絶対にわからんだろうなあと覚悟して
レジのバイト姉さんに聞くと、サッと走っていってベテラン店員に連絡、あっ
という間に「本とコンピュータ」が出現した。素人ばっかりの書店員に接して
いると、さすがプロは違うなあと感心。仕事でたまに通う市ヶ谷駅前に教文堂
が地域で最大規模のオープンとか。通りを隔てた対面にある小さな店舗は、プ
ロ店員の味わいがある好書店だが、さてどうなることやら。どんな場面でも、
小気味よいプロの対応にあいたいものである。          (柴田)

・それから、センスのいい人はどんな本を読んでいるんだろう、どんな生活し
ているんだろう、なんてことも知りたい。いろんな国のことや、お薦めの映画
や音楽など、皆がこだわっているものも知りたい。苦労話も知りたい。アプリ
やハードでどういう可能性が広がったのか、なども。面白いデザインする人、
コンテンツを作る人って、なんか着眼点が面白かったり、ある意味、誰もそん
な見方しませんよ、というのをしちゃうから。つづく。   (hammer.mule)

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編集長     柴田忠男 
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