[0856] 映画と人生の人?

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0856    2001/05/11.Fri発行
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<キムタクがドストエフスキーを愛読しているという設定のドラマでも~>

■デジクリトーク
 映画と人生の人?
 十河 進

■デジクリトーク
 「2001年宇宙の旅」というこの時代に・・・
 それでもどっこい、ロシアはガガーリンなのだ! の巻
 CHOCO

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■デジクリトーク
映画と人生の人?

十河 進
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●男の子、いかに生きるべきか

一昨年の夏から今年の4月までで、僕は78回の原稿を書いている。そのテキス
トをすべてまとめてみたら346780字になった。400字詰め原稿用紙で860枚以上
になる。その字数の中で「人生」という語を検索したら151回出てきた。語数
にすれば302文字である。全体から見れば、0.09%弱に過ぎない。

なぜ、そんなことを調べたかというと、少し前のことだが、僕は柴田編集長に
「映画と人生の人」と形容されたからだ。そんな呼び方は気恥ずかしい。それ
にいつものことだが、柴田さんの言い方にはからかいのニュアンスがある。だ
から僕は「そんなに人生を語っているかなあ」と思い調べてみた。

僕は正面切って人生論などを展開した覚えはない。もちろん、何かを語る時に
は「生き方」を語らざるを得ない。しかし、「こう生きるべきだ」とか、そん
なおこがましいことを書いたつもりはない。僕自身が考えていることを映画や
小説を題材にして語らせてもらってはいるが、人に生き方を強制するような主
張をしたつもりはない。

僕は高所から人を諭すような、導くような「人生論」の類が大嫌いだった。人
間のタイプで一番苦手なのが「偉そうな人」と「自信たっぷりな人」である。
そんな人と会うと一応は穏やかに話を聞いているのだが、心中密かに「はいは
い、あんたが大将」と合いの手を入れている。

まあ、他人はどう反応するかわからないから、僕にもそんなところがあるかも
しれない。時に説教くさかったり、偉そうだったりするのかなあ、と反省もす
る。このコラムを書いていて、最も気を付けているのが「偉そうに書かないこ
と」だ。知識をひけらかしている印象にとられるのも怖い。

基本的に僕は「なぜ、生きるのか」ということは書いてこなかったと思う。僕
は、人が生まれて生きることには何の意味も目的もないと認識している。しか
し、人は努力すれば生きる目的を見い出すことはできる。いや、生きる目的や
意味を得ようと思うなら人は努力しなければならない。

1969年に芥川賞を受賞した「赤頭巾ちゃん気をつけて」の中に、主人公の薫ク
ンが「男の子、いかに生きるべきか」と問いかける部分があったと思う。当時、
僕は薫クンより一歳下だったけれど、やはり「男の子、いかに生きるべきか」
を問いかけていた。

人はどのようにも生きていける。しかし、できれば自覚的に生きていきたい、
と僕は思っている。だから「どのように生きるべきか」を自覚的に考えてきた
つもりではある。そういう意味では、このコラムでも「人々はどのように生き
ておるのか」を本や映画を題材に考察してきた。

「いかに生きるべきか」を考えるのに、最も適しているのは「他の人間はどの
ように生きておるのか」を検証することだ。その生き方のモデルは小説や映画
の中に厭になるほど描かれてきた。

小説にしろ映画にしろ、すべては人の生き方を語っているものだ。「なぜ生き
るのか」「いかに生きるか」を探るために、そして生きることを意味づけるた
めに人類が発見したのが「物語ること」であり、それは神話の時代から行われ
てきたことである。

だから映画や本について語ることは、「生きること」について語ることに他な
らない。したがって「映画と人生の人」という言い方は屋上屋を重ねている形
容だと思うのだが……。

●生き方を深く考察する小説群

村上春樹さんと読者のメールでのやりとりをまとめた第3弾めの本が先日、朝
日新聞社から発行された。「スメルジャコフ対織田信長家臣団」というタイト
ルである。

織田信長家臣団についても僕は大いに興味があったのだけれど(特に滝川一益
とか丹羽長秀といったマイナーな人に)、スメルジャコフを出してくるセンス
は村上さんらしくてとてもいいなと思った。

スメルジャコフと言えばドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」の登場人
物である。今時、ドストエフスキーを出してくる村上さんの「まっとうさ」に
は感服する。ドストエフスキーの作品を読むことは、深く深く人生を考察する
ことである。

登場人物たちは実によく喋り、論争する。彼らは形而上学的な論争を展開し、
「生きる意味」や「生きること」について日常的に語り合う。現代の日本の風
潮から見れば、もっとも野暮な小説であり、生真面目でネクラ(古い言い方で
すが)な文学である。

だから、現在、ドストエフスキーの小説(それも大長編の「カラマーゾフの兄
弟」)を読む人がどれくらいいるのだろうかと思っていたが、「スメルジャコ
フ対織田信長家臣団」を読むとけっこう完読した人がいるらしい。

あるいは、村上さんの「バー・スメルジャコフ」の会員になりたくて完読した
と言っているだけかもしれないけど、そんなことを疑いだしたらきりがない。

実は、僕は「カラマーゾフの兄弟」は何度か読もうとしたが未だに読み切れて
いない。僕は劇団四季の「カラマーゾフの兄弟」を見て、とりあえず全体のス
トーリーを把握しているが、あれはかなりのダイジェスト版だった。

へそ曲がりの僕としては「カラマーゾフの兄弟」や「罪と罰」といった代表作
に向かわず、10代の時には「未成年」と「白痴」を読んだ。作品的完成度や評
価は別にしても、その2作品だけで僕はかなり衝撃を受けた。ドストエフスキ
ー体験という言葉があるが、確かにあれは強烈な体験である。

中にはドストエフスキーを読了しても、赤川次郎を読み終えたのと同じという
人がいるかもしれない。まあ、しかし、まったく読まないよりはましだと思う。

ドストエフスキーの作品は「カラマーゾフの兄弟」を始め「白痴」「罪と罰」
などいろいろ映画化はされているのだが、やはり映画化作品より原作を読むこ
とをおすすめする。人によっては難行苦行かもしれないが、読むことで何かを
深く考えるきっかけになるはずだ。

僕は黒澤明が映画化した「白痴」を筆頭に長編の映画化作品は敬遠しているの
だが、ルキノ・ヴィスコンティ監督「白夜/LE NOTTI BIANCHE」(1957/107
分)とロベール・ブレッソン監督「白夜/QUATRE NUITS D'UN REVEUR」(1971
/83分)は見たいと思っている。

しかし、村上さんのような人気作家が「ドストエフスキーは偉大な作家です」
などと書いてくれると、多くの若い人がドストエフスキーを読んでみようと思
うらしく、それはとてもよいことだ。

少なくともキムタクがドラマでバタフライナイフをかっこよく見せた結果、若
者たちがバタフライナイフを持ち歩くようになるよりずっといいと思う。誰か、
キムタクがドストエフスキーを愛読しているという設定のドラマでも書いてく
れないだろうか。

●理屈っぽいだけの人間

──深く考えよ

これは、30年ほど前にはIBMの社内標語(?)だった。1970年にIBMに入社した
兄が持っていた会社のノートパッドのヘッダーに印刷されていた。もちろん英
語で「Think Deep」と書かれていた。その言葉は、僕の座右の銘のひとつにな
っている。

世の中には物事の表層しか捉えようとしない人もいるが、僕はできれば様々な
ことの本質を捉えたいと思ってきた。人が何かを言ったなら、それはどのよう
な思いから言われた言葉なのか理解しようと考えるし、誰かの文章を読んだ時
も「なぜ、そのように彼は書いたのか」を考えようとする。

仕事にしても同じことだ。形だけ整えて事足れりとする人もいるし、それで問
題はないのだが、僕はその仕事の意味や本質的な部分を主張しがちだ。僕は本
質的なコアの部分が変わっていなければ、形になった部分が変化していても問
題にしないのだが、多くの人は表面的な部分の違いを問題にし、コアの部分の
変質を見過ごしてしまう。

言ってみれば僕は理屈っぽいだけの人間なのかもしれないが、どうもそういう
風に考える傾向があるのは事実だ。以前、読者から「何て理屈っぽいことを書
く人だろうと最初は思った」というメールをもらったことがある。まったく、
その通りだと思う。

世の中のすべてのことは深く考察するに値する。村上春樹さんも書いていたが、
「アイロン掛けにはアイロン掛けの哲学が存在する」のである。だから、僕は
自分が知らないこと、人がやっていることを「どうせ大したことじゃない」と
嘗めてかかる人をあまり好きになれない。

僕の手帳にはローマ時代の修辞家クィンティリヌアスの”Damnant quod non
intelligunt”(人は自分が理解できない物事は、駄目なもの、間違ったこと
と決めつける)という言葉を、自らの戒めとして挟んである。

様々な物事には独自の経験則やルールや決まりがある。どんなに単純に見える
ことだって、そこにはオリジナルな何かが必要なはずだ。そう考えるのは僕が
職人の家に育ったからかもしれない。どんな仕事も表層に表れた部分だけを見
てなめてかかると痛い目に合うことは経験している。

どんなものにも深さがある。表層にあらわれない部分だ。深く考察するという
ことは、その部分を想像することなのではないか。まあ、僕が理屈っぽいのは、
物事の表層に表れない部分を分析し理解したいと思っているからかもしれない。

映画や本の話を書いていてもついつい「人生の人」などと揶揄的に言われるよ
うなことを書いてしまうのは、そんな性癖から出ているように思いますです。

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
雑誌編集者。連休中は風邪でほとんど自室に籠もっていた。おかげで溜まって
いたビデオテープを消化し整理できた。沢木耕太郎が以前に朝日新聞に映画評
を書いていた「アメリカン・ヒストリーX」がよかったです。

昔書いた文章が「投げ銭フリーマーケット」に出ています。デジクリに書いた
文章も数編入っています。
http://www.nagesen.gr.jp/hiroba/

ドストエフスキー掲示板
http://www.coara.or.jp/~dost/1-9.htm

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■デジクリトーク
「2001年宇宙の旅」というこの時代に・・・
それでもどっこい、ロシアはガガーリンなのだ! の巻

CHOCO
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ロシアの宇宙へのこだわりは、いまもちょっと我々の理解を越えるところにあ
る気がしますねん。

最近も、例によって「偉大なる祖国戦争(第二次大戦の通称)」に次いで、ロ
シア人の愛国心を掻き立てる最後の手段ともいわれてきた我らが英雄(??)
宇宙飛行士ガガーリンが、地球を一周して、ボルガ川に落っこちてきた日の記
念式典などで、特に地方都市は大いに盛り上がっていたようである。

しかし、日本だったら英雄伝に、そこまで落ちが付く事はまずないやろ!?
というくらい裏話がけっこうある。
(いや、今時の犬も食わないマスコミならやるか?)

この地球一周後の不時着事件は、当時のソ連では極秘に計画された実験だった
だけに、大いに平和の田舎住民たちを脅かし(というより反応自体鈍かったり
して)最初に発見した人は地元の警察に通報して、スパイだと思い込んでしま
ったという。これぞ、強烈なロシアン・アネクドート(小話)になるようなネ
タだ。

しかも、それだけでは済まず、ロシア人にとっては「ありがちな笑い話」らし
いが、落下してきた物体(ロケット)の中にあった無線機などの機材は、地元
の人が珍しい拾い物として、ちゃっかり頂いてしまってついに見つからなかっ
たとか(まさに手癖の悪い例だが、ソ連時代の悪習慣?)。

おまけに、ガガーリンは、当局と連絡を取るために、公衆電話を借りなあかん
わ、宇宙から来たゆったとこで誰も信じないもんやから、身分証明書を見せて、
スパイとちゃうことを延々と説明せなあかんわ、もうさっぱりわやくちゃやっ
たという話。

ほんまかいな? と思って、ロシア人に聞いてみたら、「昔は田舎には、なに
もかも中央に集められていて、ほとんど、農作物以外になんにもなかったから、
珍しくて金になりそうなものが目の前にあったら、片っ端からもらっていくの
が常識だったし、そんなもんとちゃう?」

ほとんど現在の極東地方から来て、日本海を荒らす(?)問題の船員軍団と、
ほとんど同じレベルやんか! あんたら、全然成長してへんのとちゃうの!!
と関西人を怒らせもするが、ほんま、驚くほど単純な動機。恐ろしいほど、統
治不可能な人民やんか。それって。とはいえ、実は、このアホみたいな単純さ
こそ、ロシア的というんか。

さらに、この前見た特集番組で、幸か不幸かガガーリンの着陸した名誉ある村
に、偶然ずーっとただ住み続けてきたロシア人たちの様子と、そのあまりにも
淡白過ぎる発言の連続。そして、おそらく数十年前から、ほとんど何も変わら
ずにただただのんびり暮らしてきた人々の悠々とした様子。

なんだか、宇宙船がどう間違って落ってきたのか知らんが、おそらく、最初は
迷惑極まりない話か、ただ、びっくりおったまげてどうすればいいのか、大騒
ぎだったのだろうが、今やそれも昔。

その辺を歩いている、百姓風に質素だけど、かわいい身なりでお喋りのおばあ
ちゃんなんか、まず”正真証明の嘘八百”と分かるくらいに大袈裟な手振り身
振りで、演じてみせて、「あたしゃ、ガガーリンを食事に招待したよ! そり
ゃ、そうだとも。当然だろ。天下のガガーリンよ。食べきれんほど、山盛りテ
ーブルに盛って、みんなで接待したった!」と自慢気に言いながら、なぜかそ
そくさと去って行ったと思えば。

またいまやもう昔のスレンダーな体型は見る影もなく、でも、それなりに魅力
的にぽっちゃり子豚型貯金箱体型で、いまや貫禄の方が勝っている感じの血色
がよい金髪熟年美女は、ガガーリンに口説かれた一部始終、いま頃になって、
「もはや時効ね」と暴露してくれたのはいいが、またこの自慢話が長いのなん
のって・・・

 「(前略)あのときはデートをわざと断って、
 それなりにかわいい子に譲ってやったけど、
 (しかし私に比べるとたいしたことない、というイントネーション)
 後で新聞にガガーリンが大きく載ったときには、
 それはそれはうれしかったわよ。
 だって、私はずっと前から彼のことを知っていたもの。
 でもあの新聞写真、実物よりずっと男前だったわね。
 今よく考えてみると」

けっこう鋭い横槍で、ガガーリンを追っ払ったわけね、あーた。

おいおい、待ってーな。カメラは、狭い町の中をさらに移動して落下現場のボ
ルガ川へいく。「そう言えば、川沿いに立つガガーリンの像まで、なぜか、ま
ったく本人とは違う顔しています!!」テレビ局まで、そんな突っ込みを入れ
ているし、いやいや、ロシア人ってのは、英雄に対してでもけっこうシビアに
言ってくれたりして、老夫婦むっつりした顔で一言。

「えらい愛想のいい、にこやかによく笑う人やったねえ。決して男前とは言え
なかったし、どこにでもいるような顔やったけどなんか普通とは違うような気
がしててんよ」なんて、あんたたち率直なんやろう。もうちょっと、国家的英
雄やのに褒め称えてみたらわ? と、ついつい関西人ですら、口をはさみたく
なるくらい。

でも、こういうのも実は一種のお上への反抗心だったりして。しかしまあ、今
も宇宙技術力はそれなりにあるんだろうが、この末端ロシア人のお気楽さ、天
然ボケ的素朴さは永遠に不滅?! なんとちゃうかなあ、と思ったりするのだ
った。

ロシア映画というと、日本ではタルコフスキーとかソクーロフとか、なんやえ
らい難解もので、頭がねじれそうなのばっかりと思われていそうな気もするが、
私がいつぞや見た「不思議惑星キンザザ」という映画ほど、この不思議大国ロ
シアの実態のおかしくて、哀れで、やがて笑える生態を描いたものはなかった
気がする。

この映画の中にも出てくるような、まさに、ポンコツの廃材で作ったような宇
宙船でボコボコ言いながら、きっとガガーリンもボルガ川に”ボットン式”で、
はまったんとちゃうかな? そう思うと、なんだか親しみ倍増するのは私だけ
か??

そんな風に想像すると、ソ連宇宙開発史の一頁も割合に懐かしい気分で見られ
るのが、なんだかおかしい。真面目なロシア人には、もしかすると怒られるか
もしれないが(ま、多分大目に見てくれるやろけど)こういう「どたばた」で、
「裏の裏あり」なところが、昔の怖ーいソ連というのも、けっこうお笑いネタ
になったりして。

と、なんでも笑ってしまえる、楽天性こそ、このロシアで生き残る秘訣やった
りして・・・と思うのであった。

モスクワの未来派演劇批評家   CHOCO

ロシア演劇MM 「ロシア・天井桟敷」HP
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/5825/tenjousajiki.html

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会場 大阪産業創造館

内容 未曾有のベンチャーブームが巻き起こっている隣国韓国から、本気で大
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   参加ください。交流会も韓国審査員も参加します。この機会に是非、ベ
   ンチャー業界の情報交換を!(通訳を配置しております)

費用 無料(交流会は¥4000)
問合せ TEL.06-6264-9898   FAX.06-6264-9899
    担当 長谷川 新 avm@b-platz.ne.jp
主催 大阪市、大阪産業創造館
協力 株式会社TJC

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Illustrator 9.0「特性を活かしたデザインワーク」13:00~14:00
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札 幌 5月18日(金)定員120名
 ホテルルーシス札幌(メディーナホールA)
 札幌市中央区南7条西1丁目

名古屋 5月22日(火)定員450名
名古屋国際会議場(レセプションホール)
名古屋市熱田区熱田西町1-1

東 京 5月24日(木)25日(金)定員各300名
ザ・ガーデンルーム(恵比寿ガーデンプレイス内)
目黒区三田1-13-2

福 岡 5月30日(水)定員200名
エルガーラホール(中ホール)
福岡市中央区天神1-4-2

大 阪 6月1日(金)定員600名
MIDシアター
大阪市中央区城見2-1-61

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■編集後記(05/11)
・マンションもいよいよ仕上がって引き渡しのタイミングである、当初に聞い
ていた話では。ところが、いま最後の突貫工事のまっただ中で、近隣と約束し
た工事時間なんてとっくに無視して、早朝6時頃から夜遅くまでガンガンとや
かましいことである。まだ外装のタイルは半分も貼られていないし、立体駐車
場も仕上がっていない。今月中に本当に仕上がるのだろうか。夜になると、全
フロアの外通路に照明が入りなかなか壮観だ。いままで仕事部屋の正面に見え
た5階建てがなくなって駐車場になったから、空間が広がって予想外にいい感
じだ。あといくつかの課題を始末すれば、マンション騒動は終わる。思えば去
年の今頃は、この問題にかかりきりで仕事ができなかったなあ。 (柴田)

・理屈っぽいと言われる。考えすぎと言われる。裏読みして失敗することも。
考える時間が長すぎるような気がする。サイトの制作や、記事を書く際に時間
がかかるのは、いちいち調査してしまうからかもしれない。あやふやな言葉は
使えないので、簡単な言葉になるか、時間をかけてその言葉の意味を調べたり
する。私が「最近はやりのよくわかんないけど使っちゃえ」用語を敬遠するの
はそのせい。相手を煙に巻くために会話しているんじゃないもの。プレゼンに
は必要なのかもしれないけど。日本語にない専門用語は仕方ないとは思う。サ
ーバの意味を問われても、他に置き換える言葉は見つからない。サーバとは、
という根本的な仕組みの説明を長々とすることになる。相手はもう興味を失っ
てきているにも関わらず。言葉の使い方に厳しい人と会話すると、適当な言葉
を使うと突っ込みが入るし、そういう人は知識も豊富なので、下手な言葉は使
えない。こんな後記なんかだと特定の人に向けて書いているわけじゃないし、
上には上がいるので、ときどき怖いっすよ。        (hammer.mule)

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編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
        森川眞行 

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