[0868] 闇の中でこそ見える光がある

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0868    2001/05/29.Tue発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 18162部
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 <ろくなものではないのだ>

■デジクリトーク
 闇の中でこそ見える光がある
 モモヨ(リザード)

■デジクリトーク
 わたくしの仕事環境――収入を度外視したSOHO例(第2回)
 接続経路
 白石昇

■連載「ip2000ジョイントコラム」(172+4)
 TBSの地雷ゼロ番組に見る社会貢献とマスメディアの役割(後編)
 ユビキタスマン・カワイ

■セミナー案内
 山田久美夫&EPSONデジタルカメラセミナー

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 “風の形”―意識するエネルギー―



■デジクリトーク
闇の中でこそ見える光がある

モモヨ(リザード)
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インターネットの音楽配信について語られるとき、よく語られるのが著作権保
護の問題だ。

全世界レベルでナプスターなどを語る際にこれが話題にのぼり、音楽業界にお
いてもモラルが再度問いなおされているわけだが、わが国では、若干、事情が
異なっているようだ。今回は、そのあたりをお話しよう。

わが国では、基本的に、こうしたことを話題にのせるのは、音楽の有償配信の
現場だ。違法コピーを著作者に無断でネットにアップするのは、どう考えても
弁護のしようがない。著作権保護という観点からも、こうした海賊行為は抑止
すべきだからだ。

しかし、残念ながら、現在のところ、論戦はすでに筋を外れてしまっている。
今、著作権保護システム導入に懸命なのは、音楽の有償配信をしている側だか
らだ。

ナプスターなどでは、オーディエンスの側がCDからデータをリッピング(吸い
上げのこと)して、それをmp3形式にエンコードし、ネットにアップしている
のである。つまり、音楽の有償配信データが流用されて、こうした行為が頻発
しているわけではない。オーディオ装置とコンピュータ、それにインターネッ
トに接続する環境があれば、誰でもmp3データをネット上に流せる。

なのに、現在の著作権業界では、CDは現状のままにして、インターネットの有
償配信データのみ、いわゆるコピー防止の処置がされる、というわけのわから
ない状況になっているのである。

●マイナスの技術、ネガティブな技術

結果、例えば一曲数百円の課金であるにしても、インターネットとの接続代と
ダウンロードの手間、さらには限られた支払い方法を考えると、ユーザーが一
曲を入手するまでに、実際、ダウンロード代金の2倍近くを消耗したような気
分になる。

CDなら、一時に購入し、後は音楽を享受するだけなのに、配信の場合は、10曲
なら10倍、つまり10回同じ手続きを繰り返さなければならない。今、日本では
200円から350円が相場だが、こうしたことを考えに入れると基本的にCDより割
高なのがインターネットでの音楽なのだ。

「それは、mp3へのエンコード代が加算されているからさ。加工の工程が増え
れば高くなるのは当然じゃないか」

という答えが返ってくれば、私も少しは納得するのだが、実をいうとこのよう
な答えが返ってきたことは一度もない。

そのうえ、先程述べたように、現在、有償配信データのみに、いわゆる得体の
しれないコピー防止のためのプロテクトがかけられている。

当初は、これに疑問を呈していた配信サイトもあったのだが、業界の圧力のた
めか、現在では、おしなべて、この技術導入に積極的なのが現状。

私の感想はただ一言。

ろくなものではないのだ。

このプロテクトのおかげで、自分が購入した音楽がCDに焼けなかったり、MDに
コピーできなかったり、特定の会社のプレーヤーやコンピュータでしか聴けな
いとしたら、いったい何のためのダウンロードかわからなくなる。

CDを購入すれば、それを自分の環境にあわせてMDにコピーするのも、テープに
とるのも可能だったものが、ことインターネットというだけで、とたんに不自
由や不具合が発生する。一体これは何故なのだろう?

そして、きわめつけ! 笑い話のようだが、その新技術のおかげで音質そのも
のの低下が見られるのだからたまらない。

技術として見たとき、これはマイナスの技術、ネガティブな技術としか言いよ
うがない。科学技術は、人の生活を豊かにするためにある。基本的に便利にな
るはずの新しい媒体とその可能性を損なうものを私は技術として認める気には
ならない。

私はこの問題を幾度も語ってきた。しかし、文章にする度に、このあたりの事
情と音楽業界の空騒ぎは、どこか焦点がボケているように思えてならないし、
それが好転する兆しも見えない。

現在、有償配信を業とする側は残念ながらインターネットに対してセンスがな
さすぎる。世代から言っても、自らがそれを享受していないのだから当然の帰
結であろう。今後、その世界で何をするべきなのか、判断できるわけがないの
だ。

いま、これを読んでいるような方々がいつか世の中の舵をとるようになるだろ
う。その時に先人の失敗を忘れないで欲しい。

闇の中だからこそ、光が見えるのだ。

モモヨ(リザード) 管原保雄
momoyo@babylonic.com

責任編集 バビロニクス/音楽の未来を考える
http://www.babylonic.com/

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■デジクリトーク
わたくしの仕事環境――収入を度外視したSOHO例(第2回)
接続経路

白石昇
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4年ほど前、首都の大学生寮に住んでいたわたくしに、いきなり友人から電話
がありました。700キロ離れた北部の大都市からです。「今イベントの核心に
迫ってるんだよ、お前、すぐ来いよ」と彼は言いました。

どうやら北部でこっちのミュージシャンと日本のミュージシャンがイベントを
やっているらしく、それを見るために彼はこっちに来たらしいのです。そして、
首都についてわたくしに電話の一本もよこさずすぐに北部へ向かったらしいの
です。友人は通りと宿泊している宿の名前を言って電話を切りました。

日本からはじけるために旅行に来ているのだし、もともとそういう性質を持っ
た友人なのですから、それは致し方ないな、と思いつつわたくしは4秒ほど迷
った結果、その日の夕方、首都から高速エアコンバスに乗りました。

そして夜通しバスに揺られること10時間以上、北部の大都市に着いて宿を探し
求め再会したのですが、友人と適当に遊んでいるうちに何がイベントの核心な
のかとかそんなことはどうでも良くなってしまいました。

そんなお祭り気分の中で友人の知人を紹介してもらったのですが、その中に家
賃不払い運動というのを一人でされている方が一人おられました。初対面で物
腰やわらかに「いやあきょう大麻吸ってバイクでドライブしたんだけどさあ、
気持ちいいよねえ」とおっしゃる前衛的な方です。

そんな感じなので、予想通りその彼がやっている家賃不払い運動というはとて
も前衛的な理念に基づいたものでした。「家をたくさん持っている人間が、家
を持っていない人間からお金を取るのはおかしい。理論的には俺のいうことは
間違ってないんだよね」とその方は物腰やわらかかつ前衛的にそうおっしゃい
ます。確かにそうだな、とわたくしも思いました。

しかし理論的には間違っていなくても、世の中には所有、という概念が存在し
てその理論が通らないこともままあるのです。というかそれが通ることはほと
んどないのです。結局彼の運動は、それを続けてゆくうちに、家族とか、仕事
関係の人とか、関係ない他人に迷惑をかけることになって頓挫しかけていると
いうことでした。

そう言った土台をふまえた上で、とにかく資本主義社会において家という物を
所有している人より、それを所有できずに賃貸している人は圧倒的に弱いよう
です。

特にここは日本とは違いそれが顕著なのです。通常ここでは市内通話が一律3
バーツで時間無制限なのですが、賃貸している人間はそこに備え付けてある電
話を使わなければなりません。

それがたいてい一回5バーツ以上なのです。前に済んでいたアパートメントで
は10分ごとに10バーツ加算されてゆく計算でしたが、今住んでいるところは7
分で自動的に切れてしまうのです。7分間です。切れるのです情け容赦なくそ
れはもう。

その7分間でわたくしはサイトを更新しメールの送受信をし、メールマガジン
を発行しなければならないのです。ちなみに、わたくしのモデムの通信速度は
288です。混んでいるときは容赦なく途中で切れます。そうなると一日に何度
も繋がねばなりません。

さすがにそういう事をしていると、電話代が月に千バーツ超えるのはザラなの
で管理人さんに自分の電話回線が欲しい旨相談いたしました。管理人さんはあ
っさりいいよ、とおっしゃいました。加入費は3000バーツ以下ですむようです。
わたくしは書類に記入し、近所の電話会社まで出向いて工事手続きを取りまし
た。先月上旬のことでした。

しかし、2週間ですむと説明を受けた電話工事なのですが、1ヶ月経った今も来
やしません。さすがにそれでは精神衛生よくないので電話したら、日本国旅券
を持ってもう一度電話会社の方に来てくれ、という電話がありました。と、そ
う言うわけでわたくしの通信経路は今後どうなるかまだ流動的なのです。

それでは、次回はプロヴァイダについてご説明差し上げたいと思います。

【しらいしのぼる】noboru@geocities.co.jp
言語藝人。昭和44年5月1日長崎県西彼杵郡多良見町生まれ。『抜塞』で第12回
日大文芸賞を受賞。

現在収入の見通しも立たぬまま泰国首都圏某所で泰日辞書データを入力しなが
ら泰文字と格闘する日々↓
http://www.geocities.co.jp/Hollywood/2444/obenkyo.html

いっこうに泰単語を覚えられない自らのアルツ脳の出来の悪さを現実として直
視し、現実逃避の為にメルマガ発行に逃げる毎日。↓
http://www.geocities.co.jp/Hollywood/2444/mailmagazine.html

公式サイト
http://www.geocities.co.jp/Hollywood/2444/

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■連載「ip2000ジョイントコラム」(172+4)
TBSの地雷ゼロ番組に見る社会貢献とマスメディアの役割(後編)

ユビキタスマン・カワイ
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●地雷ZEROの議論の先とは?

5月27日にTBS50周年特別企画として「地雷ZERO 21世紀最初の祈り」が放映さ
れた。この番組に関して「NGO.NPOとメディア間の映像コーディネーションを
考えるプロジェクト/ip2000」のメーリングリストではさまざまな意見が交わ
された。私はそこでこのようなことを考えた。メーリングから自分の発言を引
用させていただく。

TBSの番組への議論がいろいろあるようですね。私は思いますに番組の構成に
主観が入る場合、作り手の主観として置き換える場合と司会やタレントに置き
換える場合のふたつの方向に分類できると思います。関口宏などの「知ってる
つもり」などは後者ですね。人物についての知識が身につくということではす
ばらしいのですが、そこになぜかおばちゃんの井戸端会議のようなシナリオが
くっついてくるわけです。それがよくも悪くも地上波の番組を象徴しています。

一方、CSのディスカバリーチャンネルやヒストリーチャンネルは対象物からあ
る一定の距離を置いて淡々としたナレーションで番組が進行していきます。こ
れは主観を排しているように見えます。実際には主観なき番組構成はありえな
いのですがその体温を極力低くすることで主観の印象を払拭することに成功し
ているのです。それは単調ともいえるくらいなのですが、チャンネルのトーン
として統一されており慣れてくるとその不純物のない感じが心地よくなってき
たりします。ただ地上波になれている層には、これが有効に働くとは思えませ
んが・・。

今後ますますメディアは模索を続けると思いますが、ブロードバンド化でパソ
コンによるオンデマンドの映像視聴が可能になった場合、その番組のテイスト
がどのようなものになっていくかは非常に興味深いものがあります。

もともとパソコンは動的な動機があって操作をするもので、その身体的な姿勢
等考慮しても「ゆっくり見る」とか「集中して映像を見る」等には向いていな
いわけです。構成の軸で見せることはおそらく無理だと思われます。その時に
なんとなく私が想像するのは、クリックしてトランプをめくるような映像コン
テンツ、例えば1000人の地雷に関する意識調査のインタビューがあるとしてひ
とり1分トータル1000分とします。タイトル等が工夫されていることで「31才
会社員 日本人」等が最初のストリームの1秒で分かるとします。ユーザーはそ
れで興味が沸かなければクリックすると次の「18歳NPO所属 韓国人」という映
像が出るわけです。

人間が興味があるかないかを判断する最初のきっかけはビジュアルであること
はよく知られていることです。今はザッピングという行為つまりリモコンによ
るチャンネル切り替えによってその「自分の趣味趣向に合わないものを排除し
て合うものにターゲットを合わせる」という欲望を実現させているわけです。
これは非常に狭い範囲の中で「映像と接する自分の時間」の中でせめて満足度
(映像を見ることに費やした時間への代償を得る)を上げようとしている行為
といえます。

●ブロードバンド時代の映像コンテンツとは?

ブロードバンド時代の映像コンテンツはCDショップでCDの試聴をする時のよう
に、容易にセレクタブルである必要があると思うし、その代替のコンテンツを
すぐさま用意できないといけないと思います。そこにエージェント機能等が付
加されていくことで初めて「今までのメディアの延長」から「新しい映像との
接し方」になっていくと思うのです。

地雷ゼロという番組を通してマスならではの波及効果、それは次の日に番組の
影響からCDの売上が上がるというリアルで単純だが効果のある反響に感嘆しつ
つも、その真意の浸透度のおもいのほか浅いということに即在メディアの限界
を感じずにはいられません。

私は現在仕事でいくつかの次世代映像システムのインターフェイスに関する仕
事をしていますが、そのような限界をどう打破するか常に考えていきたいと思
っています。ユビキタスメディアにおける脚注リンクも私のイメージする映像
による「インスパイアエンジン」の実現を目指して構想し実現に向けようとし
ているものです。さまざまなところがそのシステムの研究をしている題材では
ありますが、問題は制作するサイドがそういったものにどれくらいついてこれ
るかなのです。

私はある意味、現在の映像の仕事にやりがいを感じている人たちはそのような
新しい領域のための映像を作るのは無理と思っています。映像を作ること自体
に趣味的、もしくは職人的な面白みがあった牧歌的な時代からデータベース的
なものになっていくからです。

しかし、大きな大きな目的がある人たちにとってその自分の撮影したパートが
有効に活用されるためにどのような音声を使用するか? どのような言葉をイ
ンタビュー対象者から引き出すか? 映像の検索対象キーワードにどのような
タグを設定するか? そこに大いなる意味を見出せるはずです。

もはや、映像を構成するのはエンドユーザーの頭の中になるかもしれない時代
なのですから・・・。

【カワイ・タクヤ/フィールドプランナー】kawai@ubiquitousman.jp
CM、CG、映画の制作担当からストリーミング映像、衛星放送番組、webサイト
等のプロデューサーに。現在は「人の集まる場」をメディアを問わず考えるプ
ランナーとして多種多様な仕事をしている。

TBS 50周年特別企画「地雷ZERO 21世紀最初の祈り」
http://www.tbs.co.jp/zero/index-j.html

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■セミナー案内
山田久美夫&EPSONデジタルカメラセミナー
http://www.i-love-epson.co.jp/go/event/azumino/index.htm
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<主催者情報>

・高精細デジタルカメラで広がるMAXARTの可能性 講師:山田久美夫氏
高精細(547万画素)一眼レフデジタルカメラとMAXARTでどのような世界を表
現できるのか? MAXART PRINT展の作者である山田久美夫さん自身にお話して
いただきます。

・デジタルカメラでホームプリンティングを楽しむための新技術、
PRINT ImageMatchingとは?

EPSONがおすすめするデジタルプリントの新基準「PRINT Image Matching」 と
はどういうものか? 開発担当者がご説明いたします。

日時 6月3日(日)13時~
会場 アートスタジオあずみ野
長野県南安曇郡豊科町南穂高1115 スワンガーデン安曇野内
TEL.0263-72-0821
定員50名 料金500円
※電話もしくは直接アートスタジオ受付にて。先着順で定員になり次第締切。

・山田久美夫MAXART展「安曇野早春」
会期 5月24日(木)~6月5日(火)10時~18時 水曜休
会場 アートスタジオあずみ野

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■展覧会案内
“風の形”―意識するエネルギー―
http://mssohkan.com/
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<主催者情報>

会期 開催中~6月16日(土)13時~18時30分(水休)入館無料
会場 夢創館 阪急「王子公園」下車。北へ徒歩8分
作家 増田頼保(ますだ よりやす)
絵画から出発し、現在は風力発電の企画・デザインに携わる、JAICA及びタン
ザニア政府の要請で、風力発電機取り付けのためアフリカ、タンザニアから帰
国したばかり。絵画約20点及び風力発電機3機を展示

ディスカッション「21世紀型エコエネルギー」
―自然の力・市民の力・科学の力・アートの力―
内容 展覧会開催の関連イベントとして、地球環境・科学の立場、市民の立場、
美術(風からの発想・創造力)の立場に携わる3人の専門家の方をお招きして、
ディスカッションを行います。

日時 6月3日(日)14時~ 17時~懇親会
参加費 一般3000円(一般・大学生以上)
    学割2000円(中・高校生)
    (懇親会の軽食・飲食代含む)
ディスカッションパネラ-
山藤泰(自然エネルギー・コム社関西駐在)藤永延代(おおさか市民ネットワ
ーク)増田頼保(環境芸術家)
要予約 夢創館までTel.078-802-8822 E-mail:mssohkan@mc.neweb.ne.jp

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■編集後記(05/29)
・ろくなものではないのだ、ト。編集者の醍醐味ってのはこういう原稿に出会
うことだ。このテキストの意味は波紋を呼ぶだろう。話題にして欲しい。問題
になってみろ、と思う。また昨日の号では意図して2本のコラムを並べた。ミ
ニコミだって世の中に影響をあたえる動きができると自信をもって言うつもり
だ(じつは18000部という数字は、わたしがいままで手がけたメディアでは最
大だが)。デジクリでは柔軟性、ってのを大切にしたいと思う。いいな、おも
しろいな、意義あるぞト思ったら着手しちゃう。あとは走りながら考えればい
いではないか。7月に大阪でイベントを企画中。思いつきに終わる可能性もあ
るが、動いてみなきゃわからんでしょう。近く発表します。    (柴田)

・うん。供給する側の都合をユーザに押しつけないで欲しいよね。モノのない
手間がかかってコスト高なものをいちいちダウンロード購入しないといけない
理由って何なのさ? そんなことよりも、CD化時点でのベスト盤からもれた廃
盤曲のダウンロードとかで、ニーズに柔軟に合うサービスしてくれるとか、最
高音質で聞けるとか、歌詞や訳詞付きのプレイヤーを開発するとかさ。プラス
アルファが欲しいよね。新曲なんて探せばネットに同じものが転がってるって
ば(利用してない)。着メロは入力の手間が省けるからダウンロードするかも
しれないけど、音楽はモノを買った方が安全だし、ジャケあるし。普通に聞く
にはCDをプレイヤーにのせるほうが早い。もう少し環境や圧縮技術が発達する
までは、MP3曲のダウンロード利用はしないなぁ。     (hammer.mule)

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発行   デジタルクリエイターズ
     <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
        森川眞行 

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 担当:濱村和恵
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Macky!<http://macky.nifty.com/>、カプライト<http://kapu.cplaza.ne.jp/>、
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