[0891] 暴力と破壊の虚しさ

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0891    2001/06/29.Fri発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 19138部
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 <コンピュータと一緒で楽しいバカンス>

■デジクリトーク
 暴力と破壊の虚しさ
 十河 進

■デジクリトーク
 バカンスでもバカンスじゃない
 MIDORI(ローマ在住)

■イベント案内
 第2回DNフェイス・トゥ・フェイス・トーク
 川崎和男 VS. デザインジャーナリスト



■デジクリトーク
暴力と破壊の虚しさ

十河 進
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●ヴァイオレンス派の巨匠

今でこそサム・ペキンパー監督の「ワイルドバンチ」(1969)は映画史に残る
名作扱いされているが、1969年の日本公開当時にはその大殺戮シーンは話題に
なったけれど、トンデモ映画扱いされていた。もちろん良識派は顔をしかめた。
その後、1970年に公開された「砂漠の流れ者」は完全に無視された形だった。

日本でサム・ペキンパーという監督名が一般的に知られるのは、1971年の「わ
らの犬」からである。最後の数十分にわたるヴァイオレンス・シーンの凄まじ
さとスーザン・ジョージの輪姦シーンを映画会社は売り物にし、テレビの映画
紹介番組でしきりにそのシーンが流れたものだった。

「真夜中のカーボーイ」(1969)でイメージを変えて演技派として認められた
ダスティン・ホフマンだったが、まだ「卒業」(1967)の青春スターという売
り方も可能だったから、彼と最後のヴァイオレンス・シーンの組み合わせの意
外性で客も呼べたのである。

「わらの犬」は文字通りセックスとヴァイオレンスを売り物にしてヒットした。
その後、立て続けにペキンパー映画が公開される。1972年は「ジュニア・ボナ
ー」と「ゲッタウェイ」という年間2本もペキンパー映画が見られた記念すべ
き年である。主演は2本ともスティーブ・マックィーンだった。

1973年にはクリス・クリストファーソンの初主演とボブ・ディランの出演が話
題になった「ビリー・ザ・キッド」が公開された。そして、1974年には「ガル
シアの首」が公開される。

ペキンパー映画では目立っていたが、脇役ばかりだったウォーレン・オーツは
1973年に初めてジョン・ミリアス監督の「デリンジャー」に主演した。「ワイ
ルドバンチ」で兄弟役を演じたベン・ジョンソン(FBI捜査官)に史実通り映
画館の前で撃ち殺されたウォーレン・オーツ(デリンジャー)は、すでに日本
でもマニアックなファンを獲得していたが、「ガルシアの首」で侘びしい男の
こだわりを演じ、日本でも多くのファンを生んだ。

CM業界の人たちは仕事のネタを求めてよく映画を見ているし、根っからの映画
ファンも多いが、「ガルシアの首」でウォーレン・オーツにまいった人たちが
いた。彼らは、ウォーレン・オーツに「ガルシアの首」そのままの白いスーツ
を着せコルト・ガバメントを持たせて西部の荒野に立たせた。そのポスターは
「ロンサム・カーボーイ」とキャッチコピーが入ったカーステレオの広告にな
った。

この時、ウォーレン・オーツに惚れ込んだグラフィック・チームはライト・パ
ブリシティの面々で、アートディレクターが細谷巌、コピーが秋山晶、写真が
目羅勝だった。CMは、CMランドが制作した。

この頃、ペキンパーはCM業界の人々のあこがれの監督になっていた。ペキンパ
ー映画の常連であるジェームス・コバーンも日本の紳士服メーカーのCMに担ぎ
出される始末だった。

ペキンパーが新作をヨーロッパで撮影しているニュースが入ってきたのは1974
年のことだっただろうか。新作の現場で撮影されたらしいCMがテレビで流れた。
メインはジェームス・コバーンだったが、髭を生やしサングラスをかけたタフ
な感じのペキンパー本人も出演しているCMだった。

その新作「戦争のはらわた」(1975)は奇妙な映画だった。翌年の「キラーエ
リート」(1976)はもっとヘンな映画だった。マコ岩松がVIP役で出演し主人
公がそのボディガードになるのだが、最後の船の墓場を舞台にしたアクション
・シーンには忍者たちが大量に出てきて日本の観客はしらけたものである。

やはりヒットしなかったのだろう。2年間、ペキンパーは映画が作れなかった。
1978年に久しぶりのペキンパーの大作として公開された「コンボイ」は、期待
が大きかったせいもあるが、ひどい映画だった。僕は「もうペキンパーは見な
いぞ」と腹を立てた。

案の定、ペキンパーは5年間、映画を作れなかった、あるいは作らなかった。
遺作になった「バイオレントサタデー」は、原作が当時のベストセラー作家の
ラドラムだったからもう少し話題になるかと思ったが、あまり客は入らなかっ
たようだ。ペキンパーの力の衰えは隠せなかった。

ペキンパーの最高潮の時代は本当に短かったが、その激烈な性格に似て、数年
間の作品は強烈な光とパワーを放っている。端的に言って1969年の「ワイルド
バンチ」から1974年の「ガルシアの首」までの7作品である。

●閉塞した時代状況に風穴を開けた映画

僕が「ワイルドバンチ」(1969)と「昼下がりの決斗」(1962)の二本立てを
見たのは、1970年の初秋のことだった。「「昼下がりの決斗」(1962)は、後
年のペキンパーの爆発を予兆させる作品だった。

残念ながら「ワイルドバンチ」は1969年の封切りの時には見ていない。「ワイ
ルドバンチ」は、公開後ジワジワと口コミで評判が広がり、僕は二番館にかか
るのを待っていた。

まだ世の中は荒れていた。警備ばかりが過剰になり、学生たちは取り締まられ、
何事かを成す前に挫折感を味わっていた。ほんの一、二年前の高揚は嘘のよう
だった。時代の閉塞感はますます強くなっていた。

デモに出て怪我をした友だちがいた。逮捕され完全黙秘を通したために、起訴
ぎりぎりの23日間を拘置所で過ごした友人もいた。捕まった途端にベラベラと
喋り、二泊三日で出てきた男もいた。

逮捕された友人のためにカンパを募り、救援活動もした。しかし、僕自身は何
をしていたのだろうか。校内を荒廃させる内ゲバを遠巻きにして、権力の側に
も左翼セクトの側にも絶望していたのかもしれない。

希望はなかった。世の中が良くなるとは思えなかった。いや、ますます悪くな
っていく感覚しかなかった。それは、自分の個人的な将来についても同じだっ
た。時々、叫び出したくなるような、何かの中に閉じ込められ蓋をされている
ような気がした。

だからだろうか。初めて「ワイルドバンチ」を見た時に、心の底から解放され
たような気分になった。あれほど人を殺した映画はそうないだろう。戦争映画
だって、もっとおとなしい。主人公たちを含めて、まさに皆殺しである。

「ワイルドバンチ」の開巻直後とラストには、無差別な大殺戮が描かれる。女
子供も容赦しない。そこにいて動いている者は、すべて射殺される。この映画
ほど女が撃ち殺される映画も珍しい。また、子供たちも殺戮を担う役割を持た
される。

無垢な人間はいない、女も子供も殺戮者だ、とでも言いたげである。主人公の
パイク(ウィリアム・ホールデン)は女に背中から撃たれ、その女を「ビッチ
(あばずれ)」と叫んで撃ち殺す。また、機関銃を撃ち続けるパイクを絶命さ
せるのは少年である。

スローモーションで描かれる血しぶきが飛び散る殺戮シーンは本当に美しい。
「ワイルドバンチ」は、プリミティブな破壊衝動を僕の身体そのものにもたら
せた。映画を見終わってからも打ちのめされたように、しばらく椅子から立ち
上がれなかった。

●暴力衝動を解放し浄化する

ペキンパーの映画では、突然の暴力的爆発、暴力的祝祭が描かれる。人間の根
元的な暴力への衝動、破壊と破滅への衝動をかきたてる何かがある。まるで自
分自身が暴力を振るっているかのような高揚感と、同時に反面の虚しさを感じ
させた。そのうえで、観客の暴力的衝動、破壊的衝動をペキンパーの映画は解
き放つ。

そのことが、観客にある種の精神の解放感をもたらせるのだ。ペキンパーの映
画は暴力的衝動を解放し、魂の浄化あるいは救いを与えてくれる。徹底して暴
力を描いた果てに、何かが昇華される。そんな芸当ができる映画監督はほとん
どいない。ペキンパーの師匠でもあったドン・シーゲルを除けば誰もいないだ
ろう。

ペキンパーの映画はそれだけのパワーを持っているのだが、中途半端な暴力映
画は刺激するだけ刺激して、観客に暴力的欲求不満を募らせるだけである。だ
から、「映画に影響されて」現実の世界で暴力的になったりする。

最近の映画は、暴力描写はますます過激に、刺激的に、リアルになっているが、
それは単に表面的なエスカレーションにしか過ぎない。サム・ペキンパーが映
像で描き出した「人間の原初的な暴力への衝動」の境地に達した映画はない。

だから、サム・ペキンパーの映画を見て、現実の世界で暴力的になる人間はい
ないと思う。ペキンパーは暴力の虚しさを感じさせてくれる。そのことが充分
にわかっている人だった。「わらの犬」(1971)を見れば、ペキンパーが暴力
について冷静に、批評的に認識していたことがよくわかる。

ペキンパーは暴力的爆発のシーンの間に心が静まり癒されるシーンを挟む。そ
こに僕はペキンパーの本質を見る。「ワイルドバンチ」で言えば、無法者たち
がメキシコの村で過ごす一夜の何と幸せなことか。だが、翌朝、男たちは村人
たちに別れを告げて立ち去るしかないのだ。暴力と破壊の世界へ。

ペキンパーが描いたように、人間の世界は虚しい暴力と破壊に充ちている。毎
日、人々は暴力に晒されて無意味に死んでいく……。

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
雑誌編集者。若い頃から白髪の多かった柴田編集長と違い、白髪一本なかった
のに最近、鬢に一、二本白髪がある。若く見られることが多いので、もう少し
増えてくれないかと思うのは贅沢だろうか。

昔書いた文章が「投げ銭フリーマーケット」に出ています。デジクリに書いた
文章も数編入っています。
http://www.nagesen.gr.jp/hiroba/

淀川長治の銀幕旅行「ワイルドバンチ」
http://www.sankei.co.jp/databox/paper/9809/13/mov/review/98/wildbunch/

全共闘時代用語の基礎知識「造反有理」
http://www.asahi-net.or.jp/%7Egr4t-yhr/zenkyoto.htm

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■デジクリトーク
バカンスでもバカンスじゃない

MIDORI(ローマ在住)
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●SOHOの悲喜?

バカンス日記の始めにも言った通り、6月に勝手にバカンスを取るものの、翻
訳の仕事をくれる出版社は私に合わせて休暇を取りませんから、仕事を休むわ
けにいきません。

だから、毎年のバカンスは100%バカンスではなく、仕事も持って行きます。
いわゆるSOHO故の悲喜ですね。いつでもバカンスをとれるけど、休めない。

ご多聞にもれず、コンピュータで仕事してますが、所有のコンピュータはデス
クトップ一台だけです。だから、これまで、バカンス中はアナログで仕事を続
けました。

例えば昨年は、足ヒレ、シュノーケル、お昼のトマトと一緒に翻訳する本のコ
ピー、辞書、ノート、ボールペンをゴムボートに積み込みました。午前中2時
間ほど泳いでお昼を食べた後、私はパラソルの影に入り、なるべく平らな岩の
上にバスタオル敷いて座り、ノートにボールペンで翻訳を書いて行きました。
あーなんと字が汚くなっている事! を再確認…

おかげで3週間、毎日じっくり日陰で焼いて満遍なくきれいに焼けるというおま
けがつきました。

仕事メールはローマの知人のアドレスにFWをセットして、毎日電話で確認をと
りました。私信とメルマガは無視。メールによるコミュニケーション欠乏の禁
断症状に喘ぎつつバカンスを終え、帰宅するや、日に3度洗濯機をまわしつつ、
超スピードで翻訳を入力、溜まったメールやメルマガに目を通し整理するのに
一ヶ月はかかりました。

今年は一大決心。ぬぁんで、毎年バカンスの後、大量入力に苦しまねばならん
のだ!! 結局、遅れたものの、バカンスの前の予定ではある企画が立ち上が
るはずだったのでメールは必要(なはず)でした。

今年のバカンスはコンピューターを連れて行くぞ!!

ダンナを説得してコンピューター+電話回線がある所へ家を借りたというわけ
です。

デスクトップ(Macの一体型)を毛布で包み、大きなズック製のバッグに入れ
て、車の荷台へ釣り道具や着替えのバッグと一緒に積み込んだわけです(これ
で、バカンスにコンピュータを連れて行く前例ができあがった)。

モーターボートの出し入れや荷物はこびに私の手が必要だったので、朝から午
後まではバカンスの人。シャワー、水着の洗濯、夕飯の後仕事の人。となりま
した。ほんと、SOHOの悲喜。バカンスでもバカンスじゃない。でも、嫌じゃな
いんですね。コンピュータと一緒で楽しいバカンスでした。翻訳を直接入力で
きてよかった!! メールも溜まらなかった。

大きくなったらノートブックとそれにつなげる携帯を買おう、出かけよう、と
年間36日有給があるダンナに言われたら、へ?! と複雑な顔をしないで、に
っこり笑って「Si'!」と言おう!

●目論み挫折

ところで、コンピュータがあったのは良かったんですが、今年のバカンスは読
みの甘さがいくつかありました。

1)水温が低い事。
毎年のバカンスはローマ近郊かローマより南で過ごします。水温が高くて水の
中に入る事が気持ちよく、2日もすると水とオトモダチになれます。だからス
ポーツが苦手な私でもシュノーケルを覚えたんです。6月の海は泳げる、とい
うのが我々の定説でした。

2)25ccのモーターは電気仕掛けの始動でないといけなかった事。
ダンナ一人がえいやっとロープを引っ張る時の支点にしていた足の神経を痛め
てしまいました。だから最後の一週間はボートなしでおとなしく海岸にいまし
た(涙)。

3)おまけに港のボートをつなげる場所の水深が腰の辺まであり、ボートをつ
なげるためにいちいち水に濡れるはめになるのも嫌でした。ただでさえ冷たい
水が、海からあがる夕方はもっと冷たくなるし。これもボートから身を遠ざけ
る要因にもなりました。

そんなわけで、海とオトモダチになれず、シュノーケルでの呼吸をうまくでき
るようになって、せめて1mの潜水ができるようになろう、という目論見は達成
されませんでした。

ダンナは水中銃を持ち、潜水着で潜り、タコをたくさん捕ろうという目論見を
達成できませんでした。子供は……子供は妙な目論見など持っていないので、
その場その場で楽しんでました。

土曜日には、私はミラノに行く用事があり、その夜コロッセオそばの公園に設
置された舞台で、サッカーチーム、ローマ優勝音楽祭の前夜祭があり、翌、日
曜にチルコマッシモでコンサートがあります。それを見に行かないといけない
し、フェリー代など支払って、ただ海岸にいるために往復するのもばかばかし
い…とバカンスを1週間早めに切り上げる事にしました。

はいはい、電話回線を主張した私のせいです。この条件がなければ南の海へ行
ったのに。そうすれば水温高く、水に好きなだけ潜ってタコを捕れたのに……

よしよし、来年はノートブックと携帯を持って、どこへでも好きな所へ行こう!!

【Midori】midoroma@geocities.co.jp
日曜日のチルコマッシモのコンサートは結局家でテレビで見た。なにしろ100
万人の人出。前日の昼間から寝袋で泊まり掛けの若者も多く、交通規制も激し
く、車でないとどこへもいけない我が家からはたして駐車場所が見つかるか、
この興奮熱気の輩が集まる場所で、駐車した車が無事かどうか心配しながら行
くのも気がそがれた。20歳若かったら何があっても行ったろうな。

55歳のローマ生まれローマ育ちのアントネッロ・ベンディッティがローマ市と
協賛して行った祝ローマ優勝コンサート(入場無料です。太っ腹だね、アント
ネッロとローマ市)、あぁ、ローマにいて良かった! と思わせるローマに対
する愛情たっぷりのコンサートでした。30年も第一線で自作の歌を歌いつづけ
るアントネッロの心を込めたコンサートは、表現する事って奥が深い、と思わ
せてくれた。

アントネッロはこんな人です。
http://www.geocities.com/HotSprings/4633/venditti.html

ただし、このページの中で、
File waveはページがないと言う表示がでる。

File midiで曲が聞けます。(私のアホMacでは聞こえないけど)
オフィシャルサイトではないからかな?

さらにここで、
http://www.repubblica.it/video/2001/06/25/04.html

コンサートのビデオが何分か見られます。そうです。女優がサービスに脱いだ
とこだけかもしれないけど(私のアホMacでは見られません)。

ミドラのホームページ
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Desert/5716/

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■イベント案内
第2回DNフェイス・トゥ・フェイス・トーク
川崎和男 VS. デザインジャーナリスト
グッドデザインにイエス? or ノー?
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デザインを評価するプロの視点とユーザーの視点から、川崎和男氏と気鋭のデ
ザインジャーナリストたちによる、グッドデザインをめぐる討論会。
スピーカー:川崎和男(インダストリアルデザイナー、平成13年度グッドデザ
イン賞審査委員長)都築響一(フリーランスライター)立川裕大(フリーラン
スライター、デザイン・プロデューサー)甘糟りり子(フリーランスライター)
大西若人(朝日新聞社大阪本社学芸部)

日時 7月17日(火)17:00~19:30
会場 東京デザインセンター ガレリアホール
東京都品川区東五反田5-25-19
   JR山手線 都営浅草線「五反田駅」下車 徒歩2分 TEL.03-3435-5640
http://www.jidpo.or.jp/
入場料 500円(賛助会員・学生会員無料/定員100名・申し込み先着順)
申し込み・問い合わせ (財)日本産業デザイン振興会 Design News 編集部
DNフェイス・トゥ・フェイス・トーク係(担当:菊池)
TEL:03-3435-5640(直通) E-mail:dn@jidpo.or.jp

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■編集後記(06/29)
・とうとう6月も終わりか。梅雨というのにあまり雨の降らない日々である。
雨になれば落ち着いて仕事ができるのになあ、と自分に言い訳してなんとなく
だらだらした毎日を送っている。「コモド」を見る。何頭もの巨大な人食いコ
モド・ドラゴンが襲撃してくるパニックものだが、相当にリアルで迫力があっ
た。さすが「ジュラシック・パーク」のSFXだ。「スリーピー・ホロウ」は予
備知識なしに見たが意外な傑作ホラーだった。首なし騎士が首を切ってまわる
シーンがすごい。これではPG-12は当然だ。猟奇殺人事件の謎解きものかと思
ったら、魔女や悪霊が出てくるほんまものオカルトだった。監督はリメイク版
「猿の惑星」のT・バートン監督。これを見て久しぶりに映画館に行こうかな
と思う。その久しぶり、ってのが「インデペンデンスデイ」以来(笑)(柴田)

・ばたばた、どたばた。でも妙に心静かだ。もちろん今週も休日はない。だけ
どイベントの準備をしたり、取材に出かけるのは楽しい。Webデザインに関し
ては、クライアントによっては気に入ってもらえなかったり、逆に喜んでもら
えて嬉しかったり。みんなそれぞれ哲学やら好みやらがあるから仕方ない。あ
んまりいい状況ではない気もするんだが、楽しいのは何故だ。(hammer.mule)

・プレゼント。最近の応募では、「全プレはコレですか」「きっとアレだと思
うけど、アレはちょっと…」というコメントつきだ。だけどやはり、ほとんど
全プレ状態の賞品には、応募がない……
http://www.dgcr.com/present/index2.html

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発行   デジタルクリエイターズ
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編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
        森川眞行 

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