[0911] EyeVisionで変わるスポーツ中継

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0911    2001/07/30.Mon発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 19278部
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 <こんなにも野球がおもしろかったのか?>

■デジクリトーク
 EyeVisionで変わるスポーツ中継
 神田敏晶

■デジクリトーク
 「日経デザイン」セミナー Strategic Web Design レポート
 岡井俊英

■展覧会案内
 吉野信デジタル写真展「ある日、どこかで」

■イベント案内
 アート&テクノロジー国際シンポジウム
 第3回デジタル・ルネッサンス@けいはんな
 IT時代のアート&テクノロジー・ベンチャー「創造力に投資する」

■展覧会案内
 JAGDA新人賞受賞作家作品展2001

■サイト案内
 【字A-ZA】

■プレゼント
 ジーイー企画センターが「色彩百科ビギナーズ」を発売



■デジクリトーク
EyeVisionで変わるスポーツ中継

神田敏晶
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KNN神田です。

「スポーツは見るよりやるもの」という持論で、自分のやっているスポーツし
か見ないので、「野球」というスポーツを今まで見ることはほとんどありませ
んでした。

また、野球の好きな方からは怒られるのかもしれませんが、あのチェンジの度
に団体で移動するのが、とてもかったるい。まあ、コマーシャルにむくので、
アメリカや日本では受けるわけです。アメフト同様に、分断される時間が多く
さらに見る気になれませんでした。

しかし、今回、朝の番組で「日本で初めて!」ということで、巨人VSヤクルト
の3連戦に「EyeVision」なる撮影手法が導入されることがニュースになってい
ました。アメリカのスーパーボウルで公開された、あのグルグルとゲームをい
ろんな角度から見ることができる撮影手法です。

まさしく、あの映画「マトリックス」で披露されたマシンガン撮影技術をその
まま球場内に持ち込んでしまったというとわかりやすいでしょう。あの技術が
もはや、ほぼリアルタイムにビデオでプレイバックできるのが感激しました。

さっそく、巨人VSヤクルト戦を観戦すると、まずは通常のリアルな映像のあと、
従来のスローモーション、そして、EyeVisionが登場します!

バッターがボールを打つ瞬間を一塁側からグルーッとバックネットをすぎて、
三塁側にまで見渡すことができるのです。今回は360度ではなく270度をカバー
しているそうです。野球そのものには、興味をおぼえないのですが、毎回、レ
ビューされるEyeVisionに野球中継の未来を見た気がしました。

かつて、スローモーション撮影は、写真画像からビデオとなり、さらに滑らか
になってきたことによって、今まで見ることができなかったボールの回転やピ
ッチングのポイントを見ることができ、選手よりもゲームをよりわかりやすく
理解することができました。また、再生している間に、野球独特のあの「間」
を埋めることもテレビ的に成功しました。

ピッチャーの投げる球のスピードが計測される技術も臨場感を増しましたが、
今回のEyeVisionでさらに、盗塁をした時のスタジアム全体の雰囲気や、ホー
ムランを打つ瞬間の打者のタイミングなど、今まで見ることができなかった映
像が体験できました。

特にクロスプレーの時の各選手の動きは、絶妙です。こんなにも野球がおもし
ろかったのか? と思わず、この3連戦でハマってしまいそうになりました。
単調なゲッツープレーがまさに映画を見ているかのように感動的に見えます。

ヴァーチャルリアリティー技術が、テレビゲームの「視点移動プレー」を刺激
し、そのゲームの視点移動を、映画で「マトリックス」が実写で披露し、今回
のEyeVisionでスポーツ番組に導入されてきました。今度は音楽番組でしょう
か? 来年のNABでは、バーチャルスタジオよりも、マシンガン撮影用セット
などが大流行しそうに感じました。

観客が熱狂するスタジアムの中で、巨人の松井がバッターボックスに入ります。
会場の中からグルーッとカメラが回り込んでズームして見せます。まだまだ画
像はぎごちないのですが、これはもう映画のクレーンで撮影したかのような迫
力を映し出してくれます。

ただ問題は、どんなシーンで見せるのかという時間的なタイミングは、この3
連戦の中でだんだんスタッフもコツがのみこめてきたようで、初日の時よりも
効果的にEyeVisionの映像を使いはじめています。最初はただ見せるだけでし
たが、どのように使うのかも経験値が必要なようです。カメラアングルのいい
勉強にもなりました。

しかし、試合中にもEyeVisionのURLが連呼されるので、サイトを見てみました
が、野球中継を見ている人はいかにインターネットと疎遠かがよくわかります。
カウンターがまだ、1800くらいなのです。この3日間のゴールデンタイムの視
聴率を考えると、少なすぎると思いました。みなさん、ゲームがはじまるとネ
ットどころではないのでしょうか?

スポーツ番組を見ながら、インターネットでチャットをするというアメリカ的
な動きには、日本はまだまだなのかなあ…と感じてしまいました。

EyeVision(アイビジョン)は、米国のCBS社とカーネギー・メロン大学(米国
ペンシルバニア州ピッツバーグ)ロボット工学研究所長・金出武雄(カナデタ
ケオ)氏が共に開発したもので、機器の制御は、三菱重工業が行なっています。

ぜひ、このEyeVision、今回だけに限らず恒常的に活用していただきたいもの
です。また、Jリーグやワールドカップ、テニス、K1、さらにはロックコンサ
ートなど、いろんな観戦で利用が可能ですね。本当のブロードバンド時代にな
れば、ご家庭からアクセスして、自分が見たい角度でネット経由でコントロー
ルするということも可能になると思うと、さらにおもしろいスポーツ番組体験
が可能になりますね。

しかし、ライブで球場に見に行く方が情報量は少なくなりますが、人間は情報
量よりも、体験の価値の方に重みを置くのはいつの時代もかわらないようです
ね。たぶん、これからもきっとそうでありたいと願います。本当に体験してい
る人の方が試合がよくわからないという事もそれはそれで問題なのですが…。
また、今回の技術で尽力された金出さんのような方が世界で活躍されているの
も嬉しいかぎりです。

これから野球の番組もちょっぴりみたい気になりました。

EyeVision
http://www.sdia.or.jp/mhikobe/products/video4d/indexj.html

三菱重工業
http://www.mhi.co.jp/news/sec1/010726.html

カーネギーメロンロボット工学研究所長 金出武雄博士のサイト
http://www.cs.cmu.edu/~tk/

金出武雄博士プロフィール
http://www.candc.or.jp/kensyo/2000_kanade1.html

KandaNewsNetwork & PineappleCompany COO
http://www.knn.com/ http://www.pineapple.co.jp/
Toshi Kanda mailto:kanda@knn.com

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■デジクリトーク
「日経デザイン」セミナー Strategic Web Design レポート

岡井俊英
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はじめまして、KNN 臨時特派員の岡井俊英(パイナップルカンパニー)です。

7月16日(月)、都市センターホテル3Fにて「ストラテジック・ウェブデザン」
と題したセミナーが日経デザイン主催で行われました。テーマは「企業サイト
のユーザビリティー戦略とその徹底手法」、日頃ウェブ制作に携わるクリエー
ターや企業でWebに関りのあるビジネスマンなど約250人が参加。当日は、かな
り暑かったのですが、会場は開演前から人がたくさん集り、熱心に3人の講師の
方々の話に耳を傾けていました。

●講演1 顧客中心主義のサイトデザイン 
     福井信蔵 ビジネス・アーキテクツ代表

今回のセミナーの目玉はやはり1トラック目の講師、福井信蔵氏でしょう。
「顧客中心主義のサイトデザイン」について時間を押してまでお話されました。
彼の手がけたサイトは非常に評価も高く、また日経デザイン誌でのコラム「思
策の糧」はいつも新鮮で確かなWEBに対する考え方を提示しています。

信蔵氏の講義内容は、普段Webサイト制作に追われている方々にとっては、
「ハッ」と気づかせてくれる内容ばかりでした。「ユーザーの視点」に立った
サイト制作なんて実は当たり前であるようなことが、それに気がつかず仕事を
している方々は大勢いると思います。

ついつい「クライアントの視点」のサイトになってしまいがちです。しかし、
その当たり前のことが実はできないし、制作サイド、企業サイドの両方に理解
されていないんですよね。

結局は自分自身がサイトのユーザーの立場になってサイト制作をするというこ
とが顧客満足につながり、ひいてはそれが企業側の利益にもなるということが
Webサイトの特徴でもあるでしょう。

ユーザーの都合と企業の都合の両方を理解し、目的をはっきりとさせ、サイト
の構造を作り、表現(デザイン)していく。この繰り返しにより、サイトを
「実装」していくことが大切なんです。

何か話が難しくなってきましたが・・・。実は信蔵氏は、こういったみなさん
が見落としがちな当たり前で「基本的な考え方」を話されていましたように感
じました。

そして今回の講演のキーワードは、「Webサイト」ではなく「Webサービス」だ
ということ、それと「Electric Commerce」から「Emotional Commerce」へ変
えようということ、この二つです。

また具体的な話ではNTTデータ、無印ネット、SONYなどの制作の話が聞けまし
た。NTTデータの話では、実際に信蔵氏が作られたページデザインを決める段
階でのグリッドデザインのいく通りものケーススタディーを披露されましたが、
照れなのか本人はかなり恥ずかしがっていました・・・。

また無印ネットは入念に現存の無印コミュニティーを調査し、約6ヶ月をかけ
て制作されたそうです。SONYの話では新しいブランディングの提案などが聞け
ました。メジャー級のサイトばかり制作されており恐れ入りました。

そして、それらのサイトを通して結果を出してきたことが、今の信蔵氏の存在
を作り上げてきたのでしょう。講演後、時間が足りなかったと言っていた信蔵
氏にこれからどういうサイトを作りたいですかと聞くと、「笑顔が見たい」と
一言。Webサイトどうこうではなく、彼の発想の根源はいつもここから生まれ
てくるのでしょう。

株式会社 ビジネス・アーキテクツ
http://www.b-architects.com/
株式会社 NTTデータ
http://www.nttdata.co.jp/
MUJI.net
http://www.muji.net/

●講演2 自社サイトのアクセシビリティー向上のポイント
     飯塚慎司 日本アイ・ビー・エム
     東京基礎研究所 アクセシビリティ課長

2トラック目の講師は、日本アイ・ビー・エム株式会社アクセシビリティ・セ
ンターの飯塚慎司氏。障害者や老人にもやさしい「バリアフリーなサイト」作
りを、今年6月21日アメリカでできた「リハビリテーション508条」などの話を
交えながら楽しくお話されました。

健常者主体のWebサイトばかりがはびこっていると言っていいと思うのですが、
公共的なサイトばかりでなく、一般企業サイトも音声ブラウザなど「アクセシ
ビリティ」を考慮したWebサイト制作が必要であると感じました。

日本では公共的なサイトでさえ「アクセシビリティ」は良いとはいえませんよ
ね。しかしWeb制作会社は、これを逆手にとってアクセシビリティでのビジネ
スが発生するとも考えられます。

日本アイ・ビー・エム株式会社アクセシビリティ・センター
http://www.ibm.com/jp/accessibility/

リハビリテーション法508条による技術標準
http://www.access-board.gov/sec508/508standards.htm

IBMの508条も考慮に入れたWebアクセシビリティ・ガイドライン
 IBM Web Accessibility Checklist-Version3.0
http://www.ibm.com/jp/accessibility/guideline/accessweb.html#navskip

●講演3 最新Webデクノロジーと制作環境
阿部成行 マクロメディア プロダクト マネージャー

最後に、今回協賛でもあったマクロメディア社からマクロメディア プロダク
ト マネージャー、またの名を「プレゼン大魔王」阿部成行氏によるプレゼン
テーション!?

「最新Webデクノロジーと制作環境」としてデータ中心型Webサイト制作ができ
る Dreamweaver Ultra Developer、そして最近話題の「Web3D」制作ができる
Director 8.5 Shockwave Studio の具体的な制作方法などを制作者側の立場に
なってお話されました。

実は3トラック目まで来たところで時間が少し押していたんです、でも阿部氏
がしっかり調整、さすがプレゼン大魔王!  純粋に楽しいものを作ること、
制作の効率UP、そしてその制作物をいくつものプラットフォームに対応できる
ことが重要と言っていました。

マクロメディア ジャパン
http://www.macromedia.com/jp/
Web3D START!!!
http://www.macromedia.com/jp/software/director/web3d/
Shockwave 3D ショーケース
http://www.shockwave.com/intel3d/

レポートして僕が思ったことは、Web制作会社はクライアントが企業であるこ
とから、どうしても「企業の都合」のよいサイトになってしまうと思います。
もうみなさん気づいていると思いますが、Webを見るのはユーザーなんです。
ユーザーをつかめばクライアントも喜ぶはずです。もっとうまくクライアント
とコミニュケーションを取って、楽しいサイトを作りましょう。

コミュニケーションツールであるWebサイトを作っているみなさんなのですか
ら、コミュニケーションが得意でないと! Web制作をしている自分自身にも
強く言い聞かせて・・・。

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■展覧会案内
吉野信デジタル写真展「ある日、どこかで」
http://www.olympus-pm.co.jp/plaza/tokyo/Photo/3K08/yoshino.html
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会期 7月26日(木)~8月10日(金)10:00~18:00 日祭休 最終日は15:00
会場 オリンパスギャラリー&2階ホール
   東京都千代田区神田小川町1丁目3番1号 小川町三井ビル オリンパスプ
   ラザ内 TEL.03-3292-1934
   入場無料

最近出かけたナミビアで、オヴァヒンバ族の部落に入って撮影をしていたとき、
見知らぬ日本人が何をやってるかと、不審な眼差しで警戒してたのですが、写
した本人の顔をデジカメの液晶モニタで再生して見せた途端、顔中に笑いと驚
きが広がり、そのあとは、撮影がとてもスムースに進行したのです。思いもか
けない成り行きは、デジタルカメラのおかげでした。そんないろいろな出会い
を、共に楽しんでいただけたらと思います。(案内より)

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■イベント案内
アート&テクノロジー国際シンポジウム
第3回デジタル・ルネッサンス@けいはんな
IT時代のアート&テクノロジー・ベンチャー「創造力に投資する」
http://www.keihanna-plaza.co.jp/KRI/
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日時 8月1日(水)10:30~17:30
会場 けいはんなプラザ 京都府相楽郡精華町光台1-7
主催 (財)関西文化学術研究都市推進機構/
   (社)関西経済連合会/芸術科学会
総合企画 土佐尚子 (株)ATR知能映像通信研究所

プログラム
10:30~10:50 主催者挨拶
10:50~12:00 招待講演
アート&テクノロジーベンチャービジネスの成功例
~MITメディアラボ卒の若手社長~
ロバート・シルバーズ(Runaway Technology Co. Ltd)
ジョナサン・クレイン(iRobot Inc.)
12:00 ~14:00 昼食・作品展示/研究デモ/企業展示
14:00 ~15:30 講演 インタラクティブアートビジネスへの展開と事例
        土佐尚子
15:30 ~17:30 パネルディスカッション
「アート&テクノロジービジネスが成功するためには何が必要か」
パネリスト スティーブ・ベントン(MITメディアラボ設立メンバー)
      今井賢一(スタンフォード日本センター所長)
      ロバート・シルバーズ
      ジョナサン・クレイン
      竹中功(吉本興業株式会社、チーフプロデューサー)
      福岡俊弘(週刊アスキー編集長)
モデレーター 土佐尚子
17:40 ~19:30 パーティ(有料3000円)
参加希望の方はHPへ 先着250名まで受付

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■展覧会案内
JAGDA新人賞受賞作家作品展2001
http://www.w-clock.com/design/index.html
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光陽社ダブル・クロックデザインギャラリーは、日本グラフィックデザイナー
協会(JAGDA)と共催で「JAGDA新人賞受賞作家作品展2001」を開催中。JAGDA
の活動の一環として、新鮮かつ質の高い作品を生み出した39歳以下のデザイナ
ーに贈られる「JAGDA新人賞」。その新人賞に輝いた植原亮輔・久保悟・寺島
賢幸・野田凪・平林奈緒美ら5人の受賞作品および近作を紹介している。

会期 7月17日(火)~8月11日(土)10時~20時(土曜18時)
会場 光陽社ダブル・クロックギャラリー
   大阪市中央区谷町4-5-8 3F TEL.06-6944-5920

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■サイト案内
【字A-ZA】
http://www.a-za.jp/
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書体アウトラインサービスを展開するNET-DTPのシンカのサイト。主な内容は、
対談『点と線』丸岡白舟印舗代表丸岡雅憲とシンカ代表野口淳、特集『書体の
力』装丁家坂川栄治の事務所訪問記、『つくりの処方箋』ダウンロード自由。
夏に使える書体サンプル『大人の文字あそび』男のための『たまがった』のす
すめなど。

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■プレゼント
ジーイー企画センターが「色彩百科ビギナーズ」を発売
http://www.gek.co.jp/goods/DLB-212.html
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<販売元情報>
デザイン・DTP用品メーカー株式会社ジーイー企画センターは「色彩百科ビギ
ナーズ」を発売した。本書は前書<ビギナーからプロのための>色彩百科を基
に、色に関わるプロとして知っておきたい知識を吟味し、エッセンスを残した
Lite版として刊行。割愛されたページもあるが、それ以上にリーズナブルな価
格となっている。楽しいイラストと文章で紹介されており、色の見え方、配色
の方法なども分かりやすく解説。色票はすべて、CMYK%が記載されていて、実
用的な資料として応用することができるもの。色名とその解説に加え、不透明
水彩による<絵具混合比>も120色にわたって掲載。マンセルやオストワルト、
XYZ表色法などもわかりやすく説明されている。

品名 色彩百科ビギナーズ
規格 A4判変型 100ページ
価格 ¥2,800(税別)

●読者プレゼント (株)ジーイー企画センターから「色彩百科ビギナーズ」
を1名にプレゼント。締切8月21日14時。
デジクリサイトのプレゼントのお知らせコーナーから応募してください。
http://www.dgcr.com/present/

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■編集後記(7/30)
・参院選が終わった。こういう結果を国民が選択しちゃったんだから仕方がな
い。朝日の社説にある通り「後戻りは、もうできない」。われわれはこれから
どういうふうに引きずり回されるのであろうか。わが選挙区では77歳という全
国最高年齢の人がトップ当選を果たした。この老人は政見放送でも顔をあげず
に原稿の棒読みというていたらくで、小泉改革とやらの一翼を担うには年齢か
らいってとても無理、曾孫と遊んでれば~という印象だが、小泉首相との2シ
ョットポスターが功を奏したのだろうか(そのポスターのとなりの新人も首相
2ショットだったがあえなく落選)。政治の季節に面白いマンガは「クニミツ
の政」で、中学中退の(って、ありか?)政治家秘書の大暴れ。絵は「GTO」
に似ているがちょっとヘタ。こういうマンガで若い人が政治をもっと面白がれ
るようになると、世の中は少しは変わるかも。ンなわけないか。  (柴田)

・参院選が終わった。私は無党派。特定の党を応援しているわけではない。党
の方針なんて見えないし、ころころ変わるし、どの党にも気になる人はいるの
で。「痛みを伴う改革」を掲げても自民圧勝ってことは凄いんじゃないかなぁ。
実際どうなるんだろうね。/現在のプレゼント4件。「デジタルフォト」は明
日締切なのでよろしくです! 「デジタル素材完全ガイド」は応募数が少ない
のでチャンス大!! 詳細はバックナンバーを見てね。   (hammer.mule)

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発行   デジタルクリエイターズ
     <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
        森川眞行 

情報提供・投稿・プレスリリース・記事・コラムはこちらまで
 担当:濱村和恵
登録・解除・変更・FAQはこちら <http://www.dgcr.com/regist/index.html>
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