[0966] ピンクの象を見る

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0966    2001/11/02.Fri発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 19660部
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 <飲まないと眠れない躯になってしまった>

■デジクリトーク
 ピンクの象を見る
 十河 進

■デジクリトーク
 クリエータ? オペレータ?
 Alphonse R Mirumiru

■サイト案内 MacWIRE Express 2001.10.30 Vol.5 No.238
 今宵のJPCはひと味違う!



■デジクリトーク
ピンクの象を見る

十河 進
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●洋の東西を問わない酒に対するこだわり

イギリスの作家キングスリー・エイミスに「酒について」というエッセイがあ
る。確か、吉行淳之介が翻訳していたはずだ。エイミスは紳士の国の作家であ
る。紳士の国では、酒の飲み方にもいろいろ作法やこだわりがある。

エイミスは「ジェイムズ・ボンド白書」という本も出しているはずだが、ジェ
イムズ・ボンドも酒にはこだわった。彼はジンとドライ・ベルモットをステア
ーするのではなく、シェイクしてくれとオーダーしたと思う。ボンドは悪人の
巣窟へ潜入する時にもカクテルの材料を持っていったのではなかっただろうか。
スタイリッシュでダンディな紳士の国のスパイなのである。

ジンとドライ・ベルモットをステアーしてレモンピールを絞り、オリーブを入
れるとマティーニになるが、同じ材料をシェイクしパールオニオンを添えると
ギブソンになる。

ステアーとは、要するに大きめのグラス(ミキシンググラス)に氷を入れ、そ
こに混ぜ合わせる酒を注いでかき回すことだ。そこから氷が入らないようにし
て(ストレーナーという道具を使う)別のグラスに注ぐ。シェイクは、シェー
カーに氷を入れ混ぜ合わせる酒を注ぎ込みシェーカーの蓋をして振り回す。8
の字を描くようにシェイクしろ、とよく言われる。

そう言えばライムジュースとジンをステアーするとジン・ライムだが、同じ材
料をシェイクするとレイモンド・チャンドー作「長いお別れ」の中の有名なセ
リフ「ギムレットには早すぎる」のギムレットになる。僕もギムレットを飲む
時には、フィリップ・マーロウとテリー・レノックスの友情に敬意を表するこ
とにしている。

15年も前のことになるが、僕は今の家に引っ越してすぐにバーコーナーを作る
ことをめざしカクテルの道具を一式買い込んだ。シェーカーとミキシンググラ
ス(ステアーグラス)にバースプーン、それにジガーである。ジガーは計量カ
ップをふたつ底を合わせてくっつけたようなもので、僕は片方が15ml、片方が
30mlのものを買った。

グラスも少しは必要だろうと思い、オールドファッションドグラスとカクテル
グラスを買った。オールドファッションドグラスはグラス上端の縁が薄くて底
に鉛を流し込んで重くしたものが欲しかったが、いいなと思ったものは2万円
近くしたので厚手のガラス底になっているもので手を打った。カクテルグラス
は一個2000円のものを二個買って帰ったらカミサンに叱られた。今でも我が家
で最も高いグラスである。

昔のハリウッド映画を見ていると頻繁にホームバーが登場する。コメディもの
でよくあったのが、ソーダサイフォンでソーダを相手の顔にかけるというパタ
ーンである。パイ投げと同じくらい使われた手である。かけるのはマリリン・
モンローやジェーン・マンスフィールドで、かけられるのはディーン・マーテ
ィンとかフランク・シナトラなどプレイボーイタイプの男たちだった。

そこで、僕もソーダサイフォンを購入しようと思い、デパートの食器売り場へ
いったら安くて一万円。それに炭酸ガスのボンベも買わなければならなかった。
「一万円あればサントリーの500ml入りのソーダが100本買えるわよ」とカミサ
ンに言われ決心が挫けた。おまけに夫婦喧嘩の時にソーダをかけられるシーン
が浮かんでしまった。

もちろん、僕はカクテルブックも買い込んだ。レシピがわからなければカクテ
ルは作れない。東京・青山のバー・ラジオには一度いきたいと思っていたので、
「バー・ラジオのカクテルブック」という美しいカクテルの写真がいっぱい掲
載されている本を買った。

最初に挑戦したのは、もちろんドライ・マティーニである。バー・ラジオの尾
崎さんのレシピではドライ・ジン1にドライ・ベルモットを1/10~1/20、オレ
ンジ・ビターズを1ダッシュ、それに、オリーブとレモン・ピールが必要だっ
た。しかし、1ダッシュって何だ?

●ドライ・アンド・ドライのマティーニ

ドライ・マティーニはカクテルの王様と呼ばれており、アメリカ人は昼食時に
飲んだりするようだ。ジン・ベースだと香りが強く会社の上司にばれるので、
最近は匂わないウォッカ・ペースのウォッカ・マティーニが昼食時に人気だと
いう。ディナーに出かけたレストランのウェイティング・バーで、テーブルの
用意ができるまで一杯飲むのもマティーニが一般的である。

ビリー・ワイルダー監督の「アパートの鍵貸します/THE APARTMENT」(1960
/121分)は上司の情事のために自分のアパートを貸すサラリーマンの話だが、
上司が愛人と部屋を使っている間、近所のバーで時間をつぶすジャック・レモ
ンの描写でマティーニが使われていた。

マティーニに添えるオリーブはスティック(要するに楊枝)に刺して沈めるこ
とが多いのだが、そのシーンではバーのカウンターに何本もスティックが並ぶ
ことでジャック・レモンがつぶした時間の長さを表現したのだ。

スーザン・サランドン、シェール、ミシェル・ファイファーという熟女三人が
競演した「イーストウィックの魔女たち/THE WITCHES OF EASTWICK」(1987
/119分)の中で三人がホームパーティをする時に、大きな水差しのような容
器にたっぷりとマティーニを作って冷蔵庫で冷やしている描写があり、マティ
ーニをあんな風に作るんだと妙に感心した。

ドライ・マティーニはバーのカウンターに腰を降ろし「マティーニ、うんとド
ライにしてくれ」と注文するものだと、男のダンディズムについて書かれてい
た雑誌の記事か何かで読んだことがある。うんとドライにするということは、
ベルモットの量を減らすということなのだろう。

僕はいつもチンザノのドライ・ベルモットを使っていたが、ドライ・ジンにベ
ルモットを加えることでいくぶん甘みを増し飲みやすくするのだ。しかし、ハ
ードでドライなマティーニに対する要求は、どんどんドライ・ベルモットの量
を少なくすることになる。ジョークのひとつだが、頭の中でベルモットを考え
ながら飲むだけでいいというレシピ(つまりジンのストレート)もある。

これはイギリスの首相だったウィンストン・チャーチルのエピソードで、彼は
ベルモットの瓶を眺めながらジンをストレートで飲んだそうだ。執事にベルモ
ットを含ませ、「ベルモット」と囁かせてストレートでジンを飲んだとも言わ
れている。

昔、何かで読んだのだが、最初、イギリスではジンはクスリとして薬局で売ら
れていたもので上品な酒ではなかったという。ハードボイルド小説で探偵が聞
き込みの途中で出会うアル中気味の中年女などは、大概ジンを呷っている。匂
いでわかるのだ。つまり、安酒の象徴としてジンが使われている。

だから、紳士がジンをストレートで飲むのははばかられるのかもしれない。人
民(労働者)の酒と言われた頃の焼酎(「安くて回りが早い」と歌われた)の
イメージに近いのだろうか。しかし、今のジンは、ゴードン・ジン、ボンベイ
・サファイア・ジンなど、安売りの輸入酒の店でもスコッチより高値である。

●軟派な酒になった「スクリュー・ドライバー」

もうひとつカクテルで有名なのは「スクリュー・ドライバー」だろうか。要す
るにウォッカをオレンジ・ジュースで割ったものだが、口当たりがよくて強い
ので女性に勧めれば相手は酔いつぶれて……という下心見え見えのカクテルの
代表になってしまった。

女性を酔いつぶして何をするのかは知らないが、ここには「女は酒に弱い」と
いう無前提的な女性差別(?)意識が存在している。酒に強い女もいれば弱い
女もいる。それは男も同じだ。

僕も昔は酒が弱かった。三十歳を過ぎて覚えた酒だから、僕は他のものと同じ
ように知識から入った。僕は何かを始める時には大概「××を始めよう」と決
意して本などを読み、ある程度の知識を蓄えてから実践に入る。酒も同じで、
三十歳を過ぎた頃に「今日から酒を飲み始めよう」と決意して、自宅で酒を飲
み始めた。それまでは、もらったウィスキーが何年経ってもそのままという状
態だったのだ。

もっとも会社では誘われれば飲んでいた。しかし、三十歳の時に組合の委員長
になり執行委員会の後に酒を誘う立場になってからは、後輩たちを誘って飲み
にいくことが増えていた。その後、出版社の産業別労働組合である出版労連の
役員に出ることになり、そこでも毎週、会議の後に飲むことになった。僕は、
どんどん酒が強くなった。

「今日から酒を飲み始めよう」と決意してから、そろそろ20年近くになる。病
気になったり健康診断の前日だったり、ひどい二日酔いだったりする日以外に
酒を抜いたことがない生活になって、もう何年になるだろうか。もちろん缶ビ
ール一本ですます日も入れてのことだが、それでも飲み続けているのは間違い
ない。飲まないと眠れない躯になってしまった。

医者 酒は習慣性がありますから、飲み続けるとやめられなくなります。
男  大丈夫。私は30年飲み続けていますが、まだ習慣にはなっていません。

これはくだらないパーティ・ジョークだが、アルコールは中毒性があるから週
に一度くらいは肝臓を休ませる意味でも酒を抜けと言われている。僕もまった
く気にしていないわけではない。親戚の中にも、定年を過ぎたら毎日酒しか飲
まない生活になり離婚されたおじさんがいる。そんな話を聞くと、将来を憂う
こともある。

最近はアルコール中毒をアルコール依存症と言わなければならないらしいが、
要するに何事でも意志の力でやめられなくなる状態が依存症だという。そのう
ちプレステ依存症などという病気も出てきそうだ。10年ほど前だろうか、「マ
イケル・ダグラスがセックス依存症」というニュースが入った時には、「おい
おい、俺たちもなりたいぞ」と会社で話題になった。

もっとも、セックス依存症には相手が必要で、マイケル・ダグラスくらいにな
れば相手には不自由しないだろうが、フツーの勤め人ではセックス依存症にな
るのは無理だという結論になった。当たり前である。もっとも、僕の知り合い
でセックス依存症みたいな奴がいないでもない。

アルコール依存症については日本は寛容で、飲み屋は至る所にあり、深夜でも
酒は入手しやすい。アメリカはピューリタンの国だから、時に極端に走って禁
酒法ができたりする。アラブ諸国も宗教で酒が禁じられているのではなかった
だろうか。外国人客がいるホテルくらいでしか酒が飲めない、と聞いたことが
ある。

日本ではいつでも酒が手に入る状態だから、アルコール依存症になっても多少
の金さえあれば酒は飲める。酒を飲むために金を稼ぐようになったらアル中だ
が、明日また仕事をするために酒を飲むのはアル中ではない、と自分に言い訳
するのは酒飲みの自己弁護かもしれない。しかし、依存症というのは精神の病
だから気の持ちようで違ってくるのは事実だと思う。

「ピンクの象」という言葉がアル中のことを指すのだと、中学生の時に読んだ
ジェラルド・ガーシュの短編「ピンク・エレファント」で知った。以前にも書
いたけれどディズニーアニメ「ダンボ」の中で、間違って酒を飲んだダンボが
ピンクの象が何頭も出てきて踊る幻想を見るシーンがある。

ずいぶん前のことだが「ピンク・エレファント」という言葉をカメラマンの加
藤君に話したらすっかり気に入ったらしく「事務所を開くことになったら、事
務所名はそれにします」と言っていた。何だか酒ばかり飲んでいるスタッフが
集まりそうだ。

しかし、昔から「酒は飲んでも飲まれるな」とよく言われる。泥酔し道端で残
骸のようになることが多い(僕にも経験はある)礼儀正しい酔っ払いのテリー
・レノックスに向かって、フィリップ・マーロウはこうたしなめている。

──飲むのなら自尊心を忘れないようにして飲みたまえ。

ごもっとも、です。

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
雑誌編集者。最近、岩波新書の新刊を置いてある書店が少なくなった。関川夏
央さんの「本読みの虫干し」は2、3軒回っても置いていない。もっとも朝日新
聞の連載でほとんど読んでいると思う。「やむにやまれず」も読み始めたが、
文章のうまさにほとほとまいった。関川さんの文章はもう20年以上読み続けて
いるが、どんどんうまくなる。

昔書いた文章が「投げ銭フリーマーケット」に出ています。デジクリに書いた
文章も数編入っています。
http://www.nagesen.gr.jp/hiroba/

ネットギャラリーとオリジナルプリント販売を担当しています。
http://www.genkosha.com/gallery/photo/

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■デジクリトーク
クリエータ? オペレータ?

Alphonse R Mirumiru
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某月某日、こんな会話があった。立場を明確にしておくと、こちら(以後Aと
表現)は、インダストリアルデザイナーを目指す人、相手(以後Bと表現)は、
CGクリエータと分類されるだろうか。

A:最近、CGソフト使ってみたんだけど、どうかなあ。
B:なかなかいいんじゃないですか?
  でも、ここは、こうやってこうやる方がいいですよ。
A:そうなのか。
  でも、CGって、ごまかしだよねえ。
  やっぱ、ごまかしだよ。

(ここで穏和な空気が崩れる)

B:ああ、ごまかしですよ。
  でも、こっちも必死なんすよ。
  コマが気に入らなかったら、フォトショップで直すし。
  それじゃあ、だめなんすか?

と、あとは押し問答である。鋭い人は、もう感じていると思うが、この会話は、
とある3DCGソフトでの話である。いわゆるポリゴンの疑似丸め処理(メーカー
によって表現が違うけど、ポリゴンの荒さを隠すために、擬似的に法線を曲げ
て曲面を表現する処理)での話の食い違いである。まあ、自分も過去VPの企画
や制作に関わったことがあるので、その辺の苦労もわかるし、相手は、映像系
なので、身を引く形となるが。

だが、帰り道ふと思った。「なんかこっちが悪いみたいじゃん。そもそもメー
カーの努力というか、メーカーに言うことだろう?」

そこで、また思う。

「ソフトに左右されてたら、クリエータじゃなくて、オペレータじゃん」
(ここはぜひ太ゴシックにしたい)

疑問が疑問を呼ぶ事件。みなさんは、どう思うだろうか。

現場主義で行けば、「現在のコンピュータの能力を考えると仕方ないのでは」
とか「サーフェースを使えばどう?」とか「時間の制約がある現状では、どう
しようもないでしょう」とか、いろいろ意見が出るだろうと思う。

自分は、IRIS以前のソリッドモデリング(今でいうPovRayだろうか、でも今聞
かないなあ)で、育った。簡単にポリゴンとの違いを説明すると、数式で表現
されるプリミティブといったところか。いくら拡大しても、角張のない球体。
もちろん縮小しても同じである。

ポリゴンが普及し、プログラムの処理は軽くなった。しかし、データ量は膨大
に増えた。それに伴い、メモリは莫大に増え、CPUの処理速度も向上した。しか
し、ソフトの基本部分にそう変わった様子はない。ポストエフェクトやアニメ
ーションは、大きく進歩したが、やはり、モデリング手法は、変わりない。

こういう状態を「クリエータ」を名乗る諸氏は、どう思いますか?

ソフトが違うだけで、仕事が取れなかったり、取れたりといった現実。そんな
中、ソフトの奴隷(オペレータ)となっていないだろうか。希望する機能や性
能をどれだけメーカーがくみ取っているのかわからない。ほとんどが、米国か
カナダなどの外国製の現実。

B氏は、こうも言った「プログラムが作れないからツールをない金で買うんで
すよ」と。

私は、それは違うだろう。と言いたい。クリエータとは、日本語に直すと「創
造者」だろうか。だったら、プログラムも勉強して作れと言いたい。それが、
だめならメーカーに抗議するべきだと思う。

貴重な創造の時間をそういう修正を余儀なくされるソフトで潰してしまってい
いのだろうか。

ま、今回は、インダストリアルデザインという、モデリングデータが即CADデ
ータに変わる職種と映像系アニメーションの食い違いが発端なのだが。できれ
ば、メーカーには、こういう苦労を軽減する改良を願いたい。そして、「クリ
エータ」というものに、戻ってほしいと願うばかりであります。

【Alphonse R Mirumiru】r_mirumiru@mac.com
仕事:何でも屋。過去は一般人からソフトウエア業界を経て、CGに手をそめる
こととなる。CGと言っても3Dですが。

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■サイト案内 MacWIRE Express 2001.10.30 Vol.5 No.238
今宵のJPCはひと味違う!
村上龍も来るJPC Conference 2001のミドコロを解説する 大出裕之
http://www.zdnet.co.jp/macwire/0110/30/c_jpc.html
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JPCが主宰する「JPC Conference 2001」は、今までのJPCのノリとはひと味違
うコンセプトに基づいている。11月7日~8日に多摩美術大学上野毛校舎で開催
されるJPC Conference 2001の魅力を、今回のカンファレンスの企画の中心人
物の1人である、JPC理事でネオテニー事業企画部マネジャーの渡辺泰氏に話を
聞いた。>>そうです。今回はとっても面白い内容です。
 
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■編集後記(11/02)
・わざわざ本格科学冒険漫画と銘打ってあるから、さいしょは荒唐無稽なおち
ゃらけ漫画かと思った「20世紀少年」(浦沢直樹)だが、なんという面白さだ。
時間が現在と2000年血のおおみそかと少年時代と交錯しながら進んでいるが、
それにがまたうまい。壮大な叙事詩のわずかしか知らされていないが、とって
もこわい近未来ストーリーだ。どうやって話をまとめるのか、非常に興味があ
る。浦沢直樹のことだから、なんじゃそれ~みたいな脱力の結末(望月峰太郎
のことだヨ)はないことはわかっている。これはすごいぞ。    (柴田)

・やーっと咳がおさまってきた。まだ微熱が出たり、胃が気持ち悪かったりす
るのだが、調子が戻ってきたので2週間ぶりに外出できそうだ。人混みの中に
入るとまた調子悪くなるかなぁ。風邪ひきつつも、真夜中に仕事している皆さ
ま、人のこと言えないけど無理しないでね~!/プレゼント。「らぶ&そうっ
す」は今日発送。素材集はメーカーさんに発送お願いしてます。届くのを楽し
みにしてね! アンケートもありがとうございました!   (hammer.mule)

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発行   デジタルクリエイターズ
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編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 

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 担当:濱村和恵
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