[0981] ホームアプライアンスの時代

投稿:  著者:  読了時間:17分(本文:約8,300文字)


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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0981    2001/11/26.Mon発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 19744部
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 <「なりゆきコンテンツ」に奔走している間に………>

■デジクリトーク
 ホームアプライアンスの時代
 神田敏晶

■デジクリトーク
「エスタンプヌーメリック展」非公認動画記録係撮影ドタバタ編集記録Vol.03
 展覧会は施工から
 HAL_

■展覧会案内
 チップ・キッド展
 http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/gki/g187/g187ki.html

■イベント案内
 '01年末チャリティー企画展 「ハッピーアンブレラ200」

■セミナー案内
 「手に職」つける第一歩!~冬のデジハリウィーク開催~

■おしらせ



■デジクリトーク
ホームアプライアンスの時代

神田敏晶
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KNN神田です。

Windows XPがリリースされ、ようやくこれで過去のDOS資産との決別をスター
トしたマイクロソフトが描くPCの時代がはじまったかのように見えますが、ユ
ーザーサイドが、ハードウェアにプリインストールしたマシンを購入し普及す
るにはあと1~2年必要かと思います。

その前に訪れそうなトレンドとしては、ホームアプライアンスとしてのAV家電
のような気がします。低価格なCPUで、大容量ハードディスク、DVDコンポドラ
イブ、Ethernet接続、無線Wi-Hi5、TV/FMチューナー、などのAV機器とインタ
ーネットを統合化したハイブリッドなメディアサーバではないでしょうか?

「bitPlay」http://www.sony.co.jp/sd/products/bitplay/
http://www.zdnet.co.jp/news/0111/22/bitplay_m.html

のような、AV家電に身を隠したPCでエンターテインメント専用機が登場し、
ワイヤレス液晶TV「エアボード」
http://www.sony.co.jp/sd/products/Consumer/airboard/index.html
のような、ユビキタスなモニタが登場することにより、ビデオやTV、
そしてDVDが家庭のどこでも、メディアを入れ替えることなくシームレスに楽
しめる時代になりそうです。

しかし問題は価格です。bitPlayの実売価格が27万円で基本スペックはCeleron
800MHzでHDD40Gです。MDドライブや液晶モニタがあるので一概に比較できま
せんが、基本スペックにしてはこの価格の半額くらいにまで落ちてこないとホ
ームメディアサーバとしての位置づけにはならないでしょう。

また、MP3などのように圧縮した音楽をハードディスクで楽しめる時代になり
ましたが、映像まではそこまでできません。しかし、本格的なEPG(電子番組
ガイド)やテラバイトクラスのハードディスクが登場すれば、真の家庭内のメ
ディアサーバとしての機能が発揮できそうです。

それまでは、無線のWi-Hi5(IEEE802.11a)クラスの転送スピードによる動画
転送であったり、近距離でのケーブルにはBluetoothなどによるデバイス間コ
ントロール機能で、補えそうに思います。

今後は、先週のCOMDEXレポートでお知らせしたような、
Mediabolic社
http://www.mediabolic.com/
のような会社の製品であれば基本ユニットが200ドル程度で実現するというの
で、Windows XPが主流となる頃には、PCとは違ったホームネットワークでのワ
イヤレスデバイスが登場してくることでしょう。

もちろん、PCとのコミュニケーションも実現しているでしょうから、さらなる
エンタテインメントが登場してくることでしょう。

今後はエンタテインメント市場も、メディアやコンテントプロバイダーが提供
するものを消費するだけではなく、それをPCやメディアサーバに取り込み、加
工・編集して新たな価値として生み出す「家庭内事業家」もたくさん活躍でき
る時代にとなるような気がします。

電子メールメディアやWebで草の根メディアが起業し、もはや通常のメディア
よりもユーザーに近い視点で情報提供をおこないはじめています。今後は映像
などによる同様なことも可能となることでしょう。いまや掲示板やメーリング
リストの情報の方が早くなり、既存メディアの価値も問われてきています。も
しかするとメディアの番組ガイド的な役割はコミュニティに、その座を譲り渡
してしまうのかもしれませんね。

2006年度末には全世帯の約50%の2200万世帯がブロードバンド生活者になると
いわれます。テレビメディアが国家主導のデジタルTVというハードウェアイン
フラにあわせた「なりゆきコンテンツ」に奔走している間に、新たなツールを
手にした革新者たちが次世代コンテンツをデジタル網に放つ時代がやってきそ
うな予感がしました。

The smallest digital TV station in the world
KandaNewsNetwork http://www.knn.com
Toshi Kanda mailto:kanda@knn.com

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■デジクリトーク
「エスタンプヌーメリック展」非公認動画記録係撮影ドタバタ編集記録Vol.03
展覧会は施工から

HAL_
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展覧会開催3日前、いよいよ大型展示の施工が始まった。エスタンプ・ヌーメ
リック展はCG作品を額に入れた展示物を並べるだけではなく、建物丸ごと展示
会場にするためかなり大掛かりな展示になる。

別に大きさを競おうと言うわけではないのだが、メンバーの中では「私の作品
が一番長い!」とか「面積ではわたしのだ!」とかの言葉の応酬がある。私の
が3M×4.7Mと結構大きいと思っていたが、作品のサイズと面積で一番は鷺義勝。
なんと、**Mもある。(会場でのお楽しみ)次が吉井宏、niwako、杠聡、そ
の次に私の作品が来るのだから、想像を絶する作品である事は間違いない。

さて、施工作業開始は8時の予定が9時になってしまっていた。施工はプロにお
願いしてあるので安心。まずは杠聡作品の取りつけから、杠作品は建物の外観、
市谷~飯田橋間の総武線から良く見える位置に取りつけられる。通勤通学時に
利用される方はちょっとだけ神田川の見える窓際へ視線を向けて欲しい。

しかし、この施工だけで午前中一杯かかってしまった、単に上から垂らして下
側で引っ張るだけと考えていたのだがそうでもないらしい。色々な調整がある
のだろう。もちろん撮影はバッチリだ。

そうこうしているうちに、事務局からパイオニアのPDPやアップルのマシン、
ワコムの液晶タブレットCintiqが届く。メンバーも集まって日仏学院の中庭で
昼食会が始まった。日差しはぽかぽかと暖かく、ピクニック日和り。ランチは
サンドイッチとお稲荷さん、何故か今川焼きのデザートとゴッタ煮感覚の日本
人らしい食事会? このままシートを広げて横になりお昼寝をしたら、どんな
に気持ちがいい事か。と、加藤俊明と納得しあう。

午後一番にタワーの中の空間に吊るすための支具の取り付けだ。タワーの一番
上の明り取りのすぐ下に吊るすため、とてもての届かない場所に支具を掛けな
ければならない。中は2重螺旋の階段であるので梯子を置くスペースもない。
しかし、流石はプロフェッショナル、片足を乗せただけの梯子を一人が支え、
一人が支具を手渡し上に乗った職人がそれを受け取りかける。言葉で言うと簡
単なようだが実際は下の人間は筋肉がプルプル言うくらいの力の入りようで、
見ていてこちらもぷるぷるしてきた。

あ!!

しかし、その様が録画出来なかった。気の良い私は、垂れ下がったワイヤーを
支えているというお手伝いで精一杯だった。残念。もう一回やってもらおっか、
、、なんて無理だし。

次はタワーの外壁大型作品の展示。これも上は斜めになっており足場が悪いの
で非常に辛そうだ。しかも、円柱に巻く形の展示になるため、どうしても皺が
出来やすい。私は撮影と自分の作品の展示に追われていたが、その間パイオニ
アやマックの設置は終わり、メンバーは箱など全てを片付けていてくれた。設
営だけでも皆が協力しあい、意義のある行動の元に開催を待つ素敵な展示会に
なる。

タワーの展示が終わったのが4時を廻り、あと今日中にやってしまわなければ
ならない展示が吉井宏作品と加藤俊明作品ふたつもある。本当に今日中に終わ
るのか心配になってきた。

案の定、吉井作品の大壁面取り付け支具セッティングが終わって作品が上がり
始めたのが7時過ぎ。その間、吉井は持ってきた愛用のiBookで作業。1ヶ月発
売を送らせてまで頑張って書いているPainterClasicの書き下ろしの執筆だ。
これは、期待できそう。

私は展示準備が出来るまでJAMセッションのセッティングとうそぶいてお絵か
きに興じる。岡達也も混じり「取り合えず」というタイトルで保存された。本
当に取り合えずなので世に出る事はないだろうな。

時間も押して、これ以上現場にいられない私は吉井作品が徐々に持ちあがり動
きを見せ始めた撮影をし、完成を見ずに帰途についた。翌日加藤のmailで全て
が終了し家に着いたのが12時だという事を聞かされ、早く引き上げて良かった
と、残った人の事も考えずに思わず口にしてしまった。

加藤作品設営作業は撮影できなかったが、結構面白い画が取れたので御役御免
と言うところか。

以上メンバー敬称略。

War is opposite.
from HAL_===========================================
目┃撃┃せ┃よ┃。┃エスタンプヌーメリック展11/26~12/28
━┛━┛━┛━┛━┛aiD'en Web http://www.aiden.128.ne.jp/
「エスタンプヌーメリック」それは無限の可能性を秘めた新しい表現
「aiD'en」(Association internationale d'estampe numerique)

【はる】hal_@tmtv.ne.jp
金属素材によるオブジェ作りから一転してデジタル3Dにはまり込む。現在では
デジタルの中で如何にアナログ表現が出来るのかを模索。デジタル関連書籍に
執筆、コマーシャルアート、専門学校講師、こどもCG教室、等。
http://kobanzame.co.jp/HAL/

▼エスタンプヌーメリック展は本日から開催される。サイトに詳しい情報があ
る。展覧会サイトはやはりこれくらいの気合いは必要だ。オープニングパーテ
ィは18時から21時まで。参加は誰でも自由に。(入場料無料)
日本の中にありながら、まるでフランスにいるような錯覚にとらわれる東京日
仏学院という自由な空間をキャンパスで、アートを身近に感じられるびっくり
箱のような展覧会になるようだ。サイトに地図がある。

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■展覧会案内
チップ・キッド展
http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/gki/g187/g187ki.html
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今、ニューヨーカー達の間で最も注目を集めるグラフィックデザイナー兼ライ
ター、チップ・キッドの登場。キッドは文芸出版では世界有数のアルフレッド
・A・クノプフ社のアートディレクターとして活躍。特にコミックブックスで、
バットマン、ワンダーウーマンのシリーズを手掛け、“秘密のアイデンティテ
ィを持つスーパーヒーロー”のように昼間はシリアスな作品を、夜はコミック
ブックをデザインする。今回の展覧会では、80年後半から90年代のコミック・
書籍カバーのデザインワークを一堂に紹介する。

会期  12月4日(火)~12月22日(土)11時~19時(土曜18時)
会場 銀座グラフィックギャラリー
   東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F 入場無料

●ギャラリートーク
出演 チップ・キッド
日時 12月4日(火)4:00pm~5:30pm 先着70名 入場無料
会場 DNP銀座ビル 5階
※参加希望の方は、ギンザ・グラフィック・ギャラリー(TEL=03-3571-5206)
までお問い合わせ下さい。

・プロフィール
ペンシルバニア州立大学でグラフィックデザイン専攻。1986年学士号取得。ア
ルフレッド・A・クノプフ社のブックデザイナーであり、チップ・キッド・デ
ザイン社の代表でもある。ニューヨークのスクール・オブ・ビジュアル・アー
ツでシニア・デザイン・ポートフォリオを教えている。受賞多数。国際グラフ
ィック協会会員。

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■イベント案内
'01年末チャリティー企画展 「ハッピーアンブレラ200」
http://www.recruit.co.jp/GG/2001/g8-0112.html
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傘をテーマに内外約200名(クリエイションギャラリーG8/100名 ・ガーディ
アン・ガーデン/96名)の作家が制作した作品を、各会場にて展示・販売する
チャリティ企画展。収益金は財団法人日本ユニセフ協会に寄付される。

会期 11月27日(火)~12月26日(水) 土・日・祝日休み
   11:00~19:00 水曜日は20:30まで、最終日は17:00まで
会場 Creation Gallery G8 TEL:03-3575-6918
   Guardian Garden TEL:03-5568-8818
入場 無料

*作品販売について
展覧会初日11:00 A.M.より、各会場にて販売される。(全て予約販売)
販売価格/両ギャラリーともに13,000円

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■セミナー案内
「手に職」つける第一歩!~冬のデジハリウィーク開催~
http://www.dhw.co.jp/kansai/
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<主催者情報>

デジハリウィークとは社会人・アルバイト・学生のみなさんに「手に職をつけ
る第一歩!」として新しいことを学んでスキルアップを目指す1回完結の期間
限定特別セミナーです。7年間で卒業生を20000人輩出したデジタルハリウッド
のオリジナル授業を体験できるセミナーやe-ビジネスセミナー、デジタルクリ
エイターに必要なアナログスキルを 身に付けるセミナーなど様々な内容にて
開催します。すべて無料、複数受講可能となっておりますので、皆様のご参加
お待ちしております。

日時 11月27日(火)~12月16日(日)
会場 デジタルハリウッド大阪校・京都校・神戸校
参加費 無料(要予約)
申込方法 http://www.dhw.co.jp/kansai/
上記URLよりお申込ください。
お問い合わせ  大阪校 0120-655-810 osaka@dhw.co.jp
京都校 0120-634-810 kyoto@dhw.co.jp
神戸校 0120-634-810 kobe@dhw.co.jp

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■おしらせ
【 Artdex Design Contest 2001 】にたいして公開質問状を掲載しました。
http://www.dgcr.com/etc/pj_q.html

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■編集後記(11/26)
・木曜日の「コンテスト情報記事を削除した理由について」は大きな反響があ
った。賛否両論。3連休にはうんざりするようなご意見もタップリいただきま
した。本日午前10時に、主催社代表との往復メール集に代えて、公開質問状を
掲載した。べつに、主催社事務局管理部からの、公開停止要求に応じたわけで
はなく、要領をえない回答メールの内容を見せるよりも、公開質問にきちんと
答えていただいたほうがよかろうという判断である。コンクールに応募するク
リエイターだったら、誰しも抱くであろう疑問をまとめてみた。とにかく著作
権のからむ事柄については、クリエイター側できちんと対応しないといけない。
著作権について勘違いしている使用側は意外に多い。       (柴田)

・ワイヤレスオーディオアダプタを買った。パソコンのオーディオ出力をFMラ
ジオで受信できるようにするもの。カントリー音楽好きの母親は、通常のラジ
オ局からだと好きな音を聞くことはできない。インターネットで受信できるラ
ジオにはいくつものチャンネルがあるので、これをいろんな場所で聞かせてあ
げられたらなぁと思ったことがきっかけ。家中のラジオから、同じ音が聞こえ
た時は嬉しかった。お風呂場やベランダでも聞けるし、もちろんCDやDVD音、
iTunesライブラリも飛ぶ。テキスト読み上げソフトやマイク入力でのアナウン
スもできそうだ。家庭内FM局が開局できるやんー。問題は、フリーズ時の無音
と(さびしい)、ソフト依存のエラー音が一緒に送信されてしまうこと。後者
はおいおいいじるとして。お茶の時間はクラシックにしよー。(hammer.mule)
http://www.logitec.co.jp/goods/audio/fm01u.html LAT-FM01U
http://www.digitallyimported.com/  ここのTranceは仕事中にいいっす
http://www.shoutcast.com/  ここでチャンネル開拓できるよん

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発行   デジタルクリエイターズ
     <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 

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 担当:濱村和恵
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