[1025] 病後記

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1025    2002/02/12.Tue発行
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 <剥き出しの時間の流れに対峙>

■デジクリトーク
 病後記
 モモヨ(リザード)

■デジクリトーク Webディレクションの花道--第3回
 孤独なバランスゲーム
 -企画と仕様(2)-
 UZ

■展覧会案内
 Photography 2「写真―絵画との親和」
 
■展覧会案内
 TAKAYA KOZAWA DIGITAL ART WORKS EXHIBITION 2002



■デジクリトーク 
病後記

モモヨ(リザード)
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このところインターネット内に蔓延するウィルスのことばかりが話題になって
いるが、現実の世界でもかなり強烈な風邪が流行っているらしい。

「今年の風邪は、悪質で、特に消化系をやられるみたいですよ」

近所の薬屋の亭主がそんなことを言っていたが、我が家でも子供達二人が風邪
(そのうえ水疱瘡)にやられ、私も奇病に倒れた。

この原稿がデジクリに掲載されている時点からは、すでに先々週になるが、木
曜、一月三十一日に、突然、倒れて救急車で病院に運ばれ、そのまま入院、と
いうことになってしまった。

その日は朝から妙に体が重かった。昼頃に嘔吐が始まり、ついで下痢。そのう
ち正体不明の腹痛が始まった。私は、つねづね、歯痛に勝る苦痛はあるまいと
たかをくくっていたが、これが間違いであることを知らされるはめになった。
腹部全体が、とにかく痛い。七転八倒するくらいに痛い。

病院について検診を受けたところ、急性の腸炎と診断され、ために即入院を宣
告された。以後、何日か食事を禁止され、点滴だけで過ごすはめになったので
ある。

救急車で病院に運ばれたため、ろくな用意もなく、もちろんアドレス帳も持っ
ていない。ゆえに、どこにも連絡できなかった。もちろん、それを持っていて
も、最初の二日ほどは、排便もままならない情況だったので、どうにもならな
いが、土曜日の夕刻、点滴を一時的にはずしてもらったところ、なんとか歩け
た。それで、つぎに幽閉されるまでに、一時間ほどの外出を無理やり願い出て
家に帰った。せめて連絡だけでもしておきたいところがいくつかあったのだ。
デジクリの原稿が書けないことも、このときに連絡した。

腹痛はすでに完治していた。ゆえに、病院へノートパソコンを持ち込めれば、
そこで原稿を書けるのだが、残念ながら病院ではパソコンの持ち込みは禁止し
ているという。携帯電話も禁止だ。

大部屋ならテレビは見てもいいのだが、この土曜日まで私がいた病室はナース
センター前の集中治療室だったので、コンピュータどころかテレビすらなかっ
た。そんな部屋で24時間点滴のチューブに繋がれていたのである。もちろん、
本なども持ってきていない。

その結果、私は、剥き出しの時間の流れに対峙することを余儀なくされた。

ふだん食事がどれほど私たちの意識を和ませているか意識したことはない。栄
養の摂取という定義だけが私にとっての食事であった。が、こうやって食事と
無縁の生活をしいられてみると、食事の意味が見えてくる気がした。30歳を過
ぎた頃より時間の流れが速く感じられていたのが、こうやって、病室に閉ざさ
れ、窓の外の、建物の影が移ろい行く様を眺めていると、剥き出しの、ゆった
りした時間の流れが見えてきた。

これは新鮮な発見だった。

時間の流れはそのまま、たっぷりと、とうとうと流れていたのだった。私の感
覚も、じつに、30歳以前のままだったのだ。問題は、知らぬ間に定着した意識
の澱だった。今回の入院はそれを思い知る「よすが」となった。それが、この
入院で私が得たもの。

もうひとつ、病気の結果得たものがある。退院の後、ナースセンターへのお礼
の品物を購入するため、隅田川沿いを歩いてたら、なんと、山田奈緒子(テレ
朝系ドラマ『トリック2』のヒロイン)が住んでいる(ことになっている)ア
パートを偶然、発見。これはうれしかった。

もちろん、失ったものもある。『トリック2』の放映第二回を見逃してしまった
ことだ。これは致命的である。
どなたか、録画した人がおられたら、連絡して欲しい。

※入院中のエピソードは、http://www.babylonic.com/内、日記にて、病中日
記として暫時公開中。

モモヨ(リザード)
momoyo@babylonic.com

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■デジクリトーク Webディレクションの花道--第3回
孤独なバランスゲーム
-企画と仕様(2)-

UZ
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考えるだけなら、誰でもできる。発想の豊かな人は、その発想を形にできるか
らこそ、評価される。机上の空論は虚しい。

だからこそ制作会社にやってくるのに、なぜか制作者の地位はなかなか向上し
ない。それは形作りに必要なパワーとは、発想と相対するベタな作業だからか
もしれない。

Webサイトの企画を作るとき、最も不安になることは「これは実現可能なもの
なのか」ということだ。ネットニュースでは大々的に取り上げられるので、一
般化していない技術もつい、できそうな気がしてくる。いくらでも大きなモチ
が描けてしまうのだ。

ブレーンストーミングで、楽しげなアイディアがたくさん出る。ではそれを形
に落としていこう、とする時、企画者の本当に孤独なバランスゲームが始まる。
取れるかどうかわからない話にも検証作業が必須。しかし実制作にいそしむデ
ザイナーやエンジニアの時間を奪って検証してもらうわけにもいかない。結果、
自分で調査し、構想を立て、ストーリーを組み立てるしかない。

企画書は複雑な3Dの地形図のようなものだ。現実感がなくては受け入れられず、
かといって二次元のっぺりのプランでは期待を喚起されない。論理的なコンセ
プトと、案件にかける情熱を同時に訴えるのだ。何かをしでかしてくれそうだ、
と予感させ、さらに、ぼったくったり中途半端に放り出したりしないと信じさ
せなければならない。いや、まず第一に、誰よりも自分で信じらるプランを考
えなければならない。



例えばこんな話、冗談じゃなく、よく転がっているタイプのものだと思う。過
去の担当者が書いた、情報系サイトの企画は、壮大なデータベース検索、リア
ルタイムデータ取り込みシステム、果ては基幹との連携までを構想した、A3い
っぱいにDBの筒が立ち並ぶものだった。企画書に新ゴBで黒々と打ち込まれた
コンセプトは、確かに正しい。「これから情報は、取得だけではなく活用を念
頭におくべきです」

つばを飛ばしてプレゼンしたに違いない。そんな言葉にぐらりときたのは、も
ちろん顧客も勉強不足で現実を見られていない人々だったからかも。しかし顧
客はなぜ、そんな負荷の予測不能な計画を受け入れてしまったのか。それは、
ただただ「値段が安かったから」。

プレゼンした当人は、企画が通ってしまった後で、ソフトウェアの値段を調べ
たというのだからひっくりかえる。Oracleのミニマムライセンスですらやっと
買えるくらいの値段が全体の作業費だったのだ。急いでSIをあたってみたが当
然、提示金額で請け負ってくれる会社はなく、動き出していない状態ですでに
赤字。インターフェイスに最も力を入れるべきカスタマー系のサイトであるに
も関わらず、激安ページ単価で徹夜仕事。しかも全員HTML覚えたての状態で、
レイアウトがたがた。

ついに収拾がつかない状態になって、我々に話がまわってきた案件だった。調
査してみると、Oracleの中にはまったくリレーショナルしていない表が3つ、
置かれているのみ。副業でめんどうみてくれることになった闇ベンチャーSIの
面々は、Telnetの画面を操作しながらうめいた。「全くセキュリティがかかっ
てない」「DBの管理IDもデフォルト・・・」

SIサイドでは、「今後は複合検索を行なえるようにするらしいと聞いたので」
と、困惑した表情で半端な作業の説明をした。データを数レコードインサート
するだけの作業で、月に何十万もがかかっていた。事情を聞いてみると、整備
されていないデータの入力を騙し騙し行なうため、毎回すべてのデータを入れ
替えているとのこと。お互いにばかばかしく、生産性のない作業のために、お
金と時間が虚しく消えていた。

そんな企画を置き土産として、そのでっち上げ企画者当人は転職していった。
「僕の言うことに、ついてきてくれるところじゃないと、仕事はできない」と
嘆きの言葉を残していったそうである。



とにかく形にしようと動き出した瞬間に、その発想はもろもろの制約により、
出口をがしゃんがしゃんと閉められていく。だったら形ありきのほうが、とプ
ロトタイプ作りに励む制作者の方々もいるだろう。しかしそのプロトも、顧客
の求める形に作り変えていく過程で、出口を見失うか、原型を見失う可能性が
ある。制作者の意図と顧客の要望で板ばさみのディレクションもまた、つらい。

某大手広告代理店の作成した企画書を見た。たしか百貨店のサイトである。コ
ンセプトも非常にもっともらしいことが書いてある。コンテンツ案は「オンラ
インショッピング」「会員制レコメンドシステム」「メールマガジン」などと
さらりと書いてあった。この企画書を書くときに、担当者は苦しんでいないこ
とがありありとわかった。

同席した我々の営業次長は、「今後、お手伝いして頂くこともあるかと思いま
す」と見下げた口調でのたまわれ、怒りを押さえるのが大変だったらしい。当
たり前みたいに言うけどな、作って見やがれ、できるのか、おらぁ!



そんな怒りを制作に持たれないよう、また後味最悪の詐欺企画にならないよう、
形にするときに制約事項となるシビアな要素を、ここでまじめに突合せなけれ
ばならない。発想の時点ではあえて押さえていたことを、直視せねば。

1)リソース
効率を上げて工場チックにできる作業とその人員、人に依存する部分の作業人
員を見越しておきたい。プログラミングはまだしも、デザインやFlashムービ
ーの場合、実作業までに落とし込んでいく人が必須だ。トップページならばコ
ンセプトワークから参加して詰めていく人、Flashなら絵コンテを書いて顧客
に説明できる人を確保したい。

2)金額
企画・ディレクションにかかる金額も含まれる。ここはプロデューサーのジャ
ッジポイントかもしれないが、制作窓口としての交渉ができるように、感覚を
養っておく必要はある。お金の感覚のあるディレクターでないと、携わるみん
なをHappyにすることができない。

3)時間
無理なものは無理、だめなものはダメ。いえる勇気が欲しいものだ。自分が苦
しむだけでなく、顧客によってはシャレにならないレベルで周辺が動いている
場合がある。一番恨みを買うのが納期を守れないことだったりするのだ。企業
は時間に対して人件費を払っているに等しい(残業代なんて、制作にとっては
異国の言葉)。ページ制作について人月、人日という考えは一般的でないかも
しれないが、作品を制作するというより開発作業とみなすほうが妥当なコンテ
ンツもある。

そんなこんなで企画をつめるためには、厳しいバランス感覚が必要。調査系の
仕事と発想系の仕事を組み合わせるのは大変な作業だ。発想の裏付けを取れな
い企画は企画として成り立たない、成り立たせてはいけない。特にビジネスに
は、誰がどうみても正しい「大義名分」が必要なのだ。消費者にダイレクトな
BtoCならまだしも、BtoBの場合、「面白そうだからやってみよう」で企画を持
っていくと、プレゼンの場が凍る。どんな堅物にも通用するビジネスプランを
自分達で考えられない顧客が、我々に求めているのだ。



プランニングの人は制作の人と、できるだけ近い距離にいたほうがいいと思う。
でないととんでもないモチを描いて、罪のない顔をさらすことになってしまう。
また面白げな発想でも、コンセプトから一本筋をつきとおせないものは盛り込
んではいけない。プレゼンでの突っ込みで、えらく苦しむことになるのだから。

企画書づくりに必要なことは、様々あるだろう。ストーリー、構成、レイアウ
ト、図解、キャッチコピー。絞り込まれた言葉や図の裏にどれほどの時間と思
いが詰められているか、にじませることができたら、いっぱしのプランナーと
なれるのかもしれない。

ぐるぐるとはまってしまわなければ、大抵の場合、ストーリーは見えてくる。
企画書はこんな構成に収まる。
1)現状分析
2)サイトコンセプト
3)コンセプトから具体案へのつなぎ
4)具体案(1)
5)具体案(2)...
6)運用案
7)スケジュール
8)プロジェクト体制
9)見積

2)が最も苦しい場所だ。ここで顧客のつぼをくすぐることができれば、絶対
その案件は取れる! と思う。コンセプトと具体案は、顧客の知らないノウハ
ウで固められている。顧客に効果が本当にあるのか? という説得がこの2)の
部分になるだろう。
 
たとえば先の例のように「情報を活用しよう」というコンセプトを立てたとす
る。具体案には、会員募集やレコメンドが入っていたとしよう。さてそれがブ
ライダルの情報サイトだったら?
 
「結婚は情報収集から本番まで約1年。一気に情報を得られるタイプのコンテ
ンツが求められる」と来て、会員には凝縮された情報を送るサイクルの短いメ
ールマガジンで、具体案決まり。そのメルマガでお友達募集をし、紹介者に特
典。情報はつづくよどこまでも~、でつなぎ部分が一丁あがり。

難しいのはこんな場合。
 
医療品のPRサイトだがとにかく制約が多い。かろうじて具体案には、病気の症
状を検索できるDB、健康の秘訣のまめ知識、取り扱い店舗マップなど。コンセ
プトは「この薬品に信頼感を持ってもらう」。
 
DBに格納する情報の種類や、その検索インターフェイスまでをあらわさないと、
信頼感を持ってもらえるコンテンツになるかどうか怪しい。また、Webサイト
で信頼感を出した所で、薬品の需要が増えなければ意味がない(病気になって
欲しいわけじゃないけど)。
 
私ならこう考える。多分まずあるべきなのは、単なるPRではない。むしろPRす
る場作り、製品の周辺を含めたWeb上での土壌作りではないかと。であればMR
向けの総合サイトを作ってしまおう。病院をまわって医師に個別に情報を提供
するMRのために役立つサイト。範囲が広すぎるなら眼科とか耳鼻科とか、総合
病院とか、絞ってもいい。土壌ができれば、そこでPRできるよ、でスムーズに
筋が通る、かなあ。
 
ここまで考えた所で、裏付けを取る。ブライダルなら、結婚関係のWebサイト
やそこでのメルマガサービス、その内容、会員数、世の中のカップルが結婚に
かける費用、時間、ケンカの回数などなど。
 
MRなら、そもそもMRの人がWebを活用しているのかどうか。外回りだから
i-modeがいいかもしれない。該当メーカーや取り扱い医薬商社のMRの人口、年
代、業務の具体例、医師が薬品をどのように評価するのか・・・むむむ、こん
なことを延々とサーフィン、長い夜になりそうだ。



発想と形作りのバランスを心で危うく保ちながら、企画書ができたら、ぜひ誰
でもいいので読んでもらいたい。顧客の業種について疎い人でもいいのだ。意
外な点を指摘されたり、全く意図と異なる捉え方をされる場合もある。この辺
りはWebのユーザビリティテストと似ている。

矢印がぐるぐるしていてナニを表したいのかよくわからないとか、これは上か
らじゃなくて、ナナメから入るべきだろうとか、いろいろな指摘があるものだ。
特にデザイナーの人に見せてみたい。直感的に図から情報を捉えることに長け
ている人は、イカした図解を書いてくれるかもしれない。

図解といえば、某Internet雑誌は、広告も多いが図解が大変約に立つ。図解に
表せない情報量は、盛り込んでもプレゼンの場のみでは受け入れてもらえない。
いわんやWebサイトにコンテンツとして盛り込むことをや。その雑誌をお勧め
してくれた上司は一年ほど前、これからのコンセプトは「情報過多からの救済」
にある、と言っていた。そのコンセプトを鮮やかに落とし込んでいく手法は、
今でも記憶に残る。

思えば企画書をまとめるなんて、やけに中間的な仕事だ。しかし企画書という
ドキュメントは、立派に形となって残る、大切なプロダクトであり、それは制
作物に値する。だからなおさら、具体化できるプランを作らなくては。

自分の企画書は、プロジェクトの進行過程で、これから何度も見直すことにな
るのだ。その度に、大抵青くなる。「誰がやると思ってたんだろ 汗;)」

以前の上司は、言いたい放題言って企画書は部下に書かせ、なんだかいい加減
な人物だったが、プレゼンの後で部下の企画書、その中のどんな言葉にも、疑
いを持つような発言は一度もしなかった。人が足りなかったので、チーフディ
レクターの立場ながら制作も行ない、私のコンテンツプランやサイトマップを
何度もひっくり返してJavaScriptを組んでくれた。根底でしっかりと信頼して
くれていたその人の心意気、また一個人としての繊細で大胆な性質に、私は今
でも強く憧れている。

【uz】
某コンピューターパッケージベンダー勤務を経て、現在はWeb系ライター、
Webサイト構築業務に携わる。「映画を研究する人々のためのサイトUrban
Cinema Squadもよろしく。
http://www.u-c-s.org/

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■展覧会案内
Photography 2「写真―絵画との親和」
http://www.mydome.or.jp/ocac/
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<主催者情報>

昨年度開催した「Photography」展に引き続き、写真をテーマにした企画展の
第二弾。今回は、写真に異なった手法を介在させながら独自の表現を行ってい
る、清原健彦、ローランド・ミュラー、弓田純大の3名の作品を、リレー個展
の形式で紹介いたします。
 
清原健彦は、ひと気のない団地や都市の風景が醸し出す空気感を表現するため
に、サービスサイズに焼き付けたカラー写真を下絵とし、赤、青、黄の三原色
の油彩やテンペラを何層にも重ねることで克明に再現した絵画を描いています。
 
一方ローランド・ミュラーは、自ら撮影した数百枚ものポジフィルムやコピー
フィルムをドローイングとともに手作業でコラージュしていきますが、最終的
にはチバクロームプリントの写真として完成させることにこだわっています。
 
また、弓田純大の作品は、デジタルカメラで撮影、あるいは写真をデジタル化
し、コンピュータグラフィックス(CG)の表現を加えたものですが、CGも写真
をつくるための技法のひとつととらえ、より写真的な世界を目指しています。
 
彼らの作品はある意味では絵画であるとも言えますが、写真技術によってしか
実現しないものです。写すことと描くことが混在する三つの異なった手法を比
較的に見ていくことで、写真とは何かを考えていきます。<入場料無料>

会期 2月11日(月)~3月23日(土)....2週間毎に展示内容が変わります

2月11日(月)~2月22日(金)「清原健彦展」
 ※最終日2/22(金)は午後4時まで。2/23(土)は休み
2月25日(月)~3月8日(金)「ローランド・ミュラー展」
 ※最終日3/8(金)は午後4時まで。3/9(土)は休み
3月11日(月)~3月23日(土)「弓田純大展」
 ※最終日3/23(土)は午後2時まで。

平日:午前10時~午後6時 土曜、祝日:午前10時~午後4時 日曜:休館

会場 大阪府立現代美術センター展示室B
   大阪市中央区大手前3-1-43大阪府新別館北館地下1階 TEL.06-4790-8520
   
主催 大阪府立現代美術センター

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■展覧会案内
TAKAYA KOZAWA DIGITAL ART WORKS EXHIBITION 2002
http://www1.plala.or.jp/kozawa/public_html/
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グラフィックデザイナー、CGクリエイターの小澤貴也さんの個展。
日時 2月9日(土)~2月20日(水) 18:00~24:00 日・祝日休
会場 E.O BRUNO‐ダイニングバー・ブルーノ
   東京都新宿区新宿5-17-1 モトイビル2F Tel.03-5291-6799
花園神社正面(明治通りに面しています)すぐ右。ラーメン屋さんの隣(歩道
橋のすぐ脇のビルの2階)。チャイナなおじいさんのメニュー看板が目印。

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■編集後記(2/12)
・まれに見るおもしろさだった「まれに見るバカ」(勢古浩爾、洋泉社新書)。
たぶん何の役に立たない本であろう。バカ天国の日本を憂えているわけではな
い。バカを矯正せよともいわない。ただただバカの生態を書いているだけ。バ
カはなぜ罪なのか、現代バカ著名人列伝、現代無名バカ列伝、わたしの嫌いな
10のバカ言葉、、、めまいするほど辛辣だ。なんという完璧な理屈だ。なんと
いうみごとな悪口だ。悪口の大好きなわたしは、二度目は鉛筆で傍線を引きな
がら読んだ。いままで出会ったバカな人々、いたいたこんなバカが、会社にも、
組合にも、自治会にも、アーティスト団体にも。自分はバカじゃないと思う人
は確認の意味で読んでおくべきだろう。自分のバカを確認できる。 (柴田)

・冷たい飲み物は極力飲まないようにしている。冷え性だから。でも温かい飲
み物の中にも、体を冷やす飲み物と、暖める飲み物があるとは知らなかった。
前者の代表がコーヒーに緑茶。後者の代表が紅茶や烏龍茶。ほうじ茶、番茶も
いいらしい。仕事中はほとんど緑茶とコーヒーだったのでショック! 早速、
しばらく飲んでいなかった烏龍茶を引っ張り出してくる。烏龍茶って何杯でも
出るし、いくらでも飲めちゃうんだよな。ご飯にも合うし。どうせ飲むなら美
味しいのがいい。が、種類が多すぎてよくわからないー。  (hammer.mule)
http://allabout.co.jp/gourmet/chinesetea/  中国茶。台湾か中国か…
http://www.oolongtea.org/j/  烏龍茶フォーラム。ストレスにもきくらしい
http://www2.bunny.co.jp/oolong/  烏龍茶倶楽部

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 

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 担当:濱村和恵
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