[1029] オンラインシネマの時代かも……

投稿:  著者:  読了時間:17分(本文:約8,300文字)


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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1029    2002/02/18.Mon発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 20214部
情報提供・投稿・広告の御相談はこちらまで mailto:info@dgcr.com
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 <マッキントッシュの様々なトラップ>

■デジクリトーク
 オンラインシネマの時代かも……
 神田敏晶

■デジクリトーク
「エスタンプヌーメリック展」非公認動画記録係撮影ドタバタ編集記録Vol.07
 展示会終了、そして作業は、、暗礁に、、
 HAL_

■展覧会案内
 サイトウマコト展

■展覧会案内
 宇都宮メディア・アーツ専門学校卒業制作展
 併設「ディジタル・イメージ展」

■セミナー案内
 6時間耐久! FIRECRACKERデスマッチセミナー

■募集案内
 ISIS編集学校



■デジクリトーク
オンラインシネマの時代かも……

神田敏晶
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KNN神田です。

インターネットによって、旧メディアの不足分をようやくブロードバンドで補
える日々がやってきました。

米国では普通に見られる、スーパーボウルの最高に高い広告費用で流れるCMも、
ようやくifilm.comのサイトで見ることができました。全体的に、日本の広告
のほうが洗練されているかなって印象です。
http://www.ifilm.com/superbowl/

前回のデジクリで紹介したジュリアーニ市長のmonster.comのCMも確認するこ
とができましたが、数億の電波料に匹敵できるのかどうかと感じます。

面白かったのは、Liptonの新製品です。
internet.comでも「解雇された人形たち、Web 上で抗議行動」
http://japan.internet.com/wmnews/20020216/11.html
と紹介されていますが、本家のサイトも人形たちが、抗議活動するという変わ
ったプロモーションがおこなわれていました。
http://www.liptonbrisk.com/
これは新しいWebのプロモーション型ですね。

話題のCMの関連エピソードこちらからも見ることができます。
http://www.puppetsagainstbrisk.com/wpsb_eps1.html
ようやくTV-CMがWebと連動するキャンペーンに遭遇した思いです。

雪印のサイトもこれぐらいの抗議の謝罪をまじめに再現できたら、よかったの
かも…
http://www.snowbrand.co.jp/

しかし、ifilmのサイトを見るたびに見せられる同じCMには、はっきりいって
辟易としてきました。ブロードバンドコンテンツへの広告主不足を感じざるを
えません。ストリーミング広告映像配信サービスは、やはりユーザープロフィ
ールをいかに活用するかにかかっていることでしょう。自分にフィットしない
CMは苦痛なだけだからです。

ユーザーが無償でブロバンコンテンツを見るためには、CMが必要なのですが、
TVで見るよりもネットで見せられるためCMに対して抵抗感がでてきました。

現在も携帯で動画を見ようとすると、映画の宣伝すらもパケット代金を支払っ
て見ている状況なので、アホらしくなってきます。パケット代金が本当は安く
ならなければいけないのに…。

そんな映画トレーラー全盛の"似非"ブロードバンド時代ですが、ハリウッドの
大手メジャーがこぞってネットでのオンラインシネマ事業に名乗りをあげてい
ます。いわば、ネットでレンタルビデオを見る感覚ですね。

MovieFly http://www.moviefly.com
AOL Time Warner、Sony Pictures Digital Entertainment、
Viacom/Paramount Pictures、Vivendi Universal、Metro-Goldwyn-Mayer
による合弁会社(2001年8月18日発表)そして、それに対抗するように、
Movies.com http://movies.go.com/
Walt Disney、News Corp/20th Century Foxの合弁会社(2001年9月5日発表)
が登場しました。しかし、サービスインまでにはまだまだ時間がかかるようで
す。それは米国の映画制作会社と興行映画館を持てない規制と、独占禁止法か
らです。

しかし、そんな間に、台湾の著作権法を準拠したオンラインシネマが登場しま
した。movie88.comです。速さはネットビジネスの基本ですね。
http://www.movie88.com/

英語サイトをクリックして、無料公開のビデオを見てください。300Kでもフル
スクリーンにするとピクセルノイズやテープのたわみが気になりますがなんと
いっても無料です。

さっそく試しにと有料のUS20ドルプランを申し込んでみましたが、これがなか
なか価値があるではありませんか! 映画1本あたり1ドルですから20本の映画
が楽しめます。1本あたり2時間140円です。しかも3日間有効。さらに英語字幕
つきの映画もあるので、英語のヒアリングに有効でしょう。残念ながら日本語
字幕はありません。

新作映画は少ないのですが、いつでもネットにブロードバンドでつながってい
さえすれば映画を楽しめる環境は、ブロードバンド時代でも価格が安ければ料
金を払うというのが自分の行動で確認できました。

また、海外のTVもネットで対応しはじめました。
http://wwitv.com/
でライブ番組をチェックしてみてください。
テレビとネットが融合するのではなく、ネットがいろんなメディアを取り込ん
でいく姿が簡単に創造できます。

世界のTV番組やCMが見られるのもあと3~5年もすると可能かも知れませんね。

The smallest digital TV station in the world
KandaNewsNetwork http://www.knn.com
Toshi Kanda mailto:kanda@knn.com

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■デジクリトーク
「エスタンプヌーメリック展」非公認動画記録係撮影ドタバタ編集記録Vol.07
展示会終了、そして作業は、、暗礁に、、

HAL_
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年をまたぎ1ヶ月半にも及ぶエスタンプヌーメリック展は終了しました。(文
体を変えました(^o^)

終了してもはや1ヶ月が過ぎてしまったのですが、その間に記録したビデオ映
像の編集にほとんどを費やしてしまいました。でも記録編集が大変だったので
はなく、そのためのマッキントッシュの様々なトラップに目を廻していたと言
うのが本当の話です。

DVD映像の取り込み自体は非常に簡単です。ビデオカメラとG4本体をファイア
ーワイアーで接続し、カメラの電源を入れAppleのiMovieを起動させると再生
ウインドウの左下にDVカメラとフィルムのアイコンがあり、スイッチをカメラ
側に入れ、読み込みボタンを押すだけです。カメラ本体は巻き戻して再生出力
にしておきます。

読み込みボタンを押すと画面上に映像が表示され再生されます。適当な所まで
再生しストップすると、その部分までの映像が「クリップ1」と言う名前で保
存されます。これは画面右側のウインドウ内にプレビュー付きで保存されます。
撮影した映像は適当に分割してこのウインドウ内にしまっておく感じです。

この分割されたクリップのひとつを選択すると、再生ウインドウに表示され再
生できます。再生ウインドウの下のスライダーをShiftを押しながらドラッグ
するだけで選択範囲として指定されますので、その部分のカットやペースト等
も行なえ時間軸を自由に編集する事ができます。新しいクリップとして保存で
きます。

クリップ間の繋ぎはトランジッションを利用して画像のオーバーラップやフェ
ードイン、フェードアウトなど数種類を使う事ができます。タイトルの書き入
れも簡単で、そのタイトルテキストにも様々な動きを与えられ、サウンドも挿
入できます。

サウンドファイルはAIFFファイルなので自分で作る事もできちゃいます。こん
なに簡単なビデオ編集ができてしまうなんて考えてもみませんでした。日曜ビ
デオ編集作家がどんどん登場してきそうです。

さて、映像を取り込むのはiMovieで簡単にクリップしましたが3分の映像で約
600Mです。こんなクリップを20くらい作るとハードディスクの中はとんでもな
い事になります。メインマシンのG4/500MHではディスク容量が小さかったので、
出物のクイックシルバーを購入してしまいました。G4/733MHですが40GBのHDに
元のマシンの20GBを追加して作業しました。

でも、システムやアプリケーションで10GB残りは30GB、簡単な算数で空き容量
が出るようですが、この30GBが曲者です。30GB空いているといってもディスク
の中できれいに空いている訳ではありません。様々なアプリケーションが使用
したファイルの断片がディスクの中には残っています。この分断化されたディ
スクにDV映像が書き込まれていく事になり、しかもその編集作業をその隙間を
利用してしていくわけです。

今回は取り込んだ画像は他のソフトでも編集しましたので、なおさら小さなフ
ァイルの断片がハードディスクをずたずたに引き裂きます。サブのディスクは
20GBありますのでそれも利用しながらの作業ですが、映像の最終レンダリング
時に(編集後の書き出し)は何度も途中でシステムが落ちフリーズする事しば
しです。幾晩も幾晩もかかって失敗する事がありました。まさに、とほほ、の
状態です。

ハードディスクの分断化もさることながら、ムービーの完成後になって、この
トラブル一番の原因がわかりました。犯人はメモリーだったようです。
OS9.2.2でもOS Xでもメ搭載モリーは簡単に見る事ができます。上手く刺さっ
ていなければ、また壊れていればメモリー容量が足りないのでわかります。し
かし、今回はちゃんとメモリーは認識されていたのです。

それでも、私のMacキャリアーが何かおかしいと感じさせG4付属のApple Hard
ware Testを使用してみました。そこでエラーが出たのです。でも刺さってい
るメモリーのどれが悪いのかまではわかりません。一枚づつ抜き差しして特定
します。

壊れているメモリーはお店に持っていって交換してもらいました。しかし、お
店でチェックしたところエラーは出ませんでした。クイックシルバー以前のマ
シンでのテストだったので環境の差かもしれません。メモリーのトラブルは私
は初めてですが、なんでも疑って、面倒でも一応のチェックはしてみるもので
すね。

現在メモリー高騰中です、新しいメモリーは私が購入した時より1万円も高い
約25000円でした。なにか得をしたような気分です。それに、おかげさまで非
常に時間を費され、多大なる勉強させていただけたので、より得をしたので
しょう、、、。(~_~;)

でも、どうにか編集は終了し完成にこぎつけました。この映像は縮小して
aiD'enのサイトにもそのうちに載せたいと思っています。気にして見に来てく
ださい。

「エスタンプヌーメリック展」非公認動画記録係撮影ドタバタ編集記録は今回
をもって終了させていただきます。aiD'enは今年も大いなる活躍をいたします
ので是非ご期待下さい。

私自身は仕事としてGraphicsWorld誌で投稿作品の審査という掲載が始まりま
す、そこで、またお会いしましょう。長い間ありがとうございました。

「エスタンプヌーメリック」それは無限の可能性を秘めた新しい表現
「aiD'en」(Association internationale d'estampe numerique)
aiD'en Web http://www.aiden.128.ne.jp/

【HAL_】hal_@tmtv.ne.jp
金属素材によるオブジェ作りから一転してデジタル3Dにはまり込む。現在では
デジタルの中で如何にアナログ表現が出来るのかを模索。デジタル関連書籍に
執筆、コマーシャルアート、専門学校講師、こどもCG教室、等。
http://kobanzame.co.jp/HAL/

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■展覧会案内
サイトウマコト展
http://www.dnp.co.jp/gallery/ddd/dki/d107/d107ki.html
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本展は、「グラフィックワークへの節目」というべく、過去20年間に制作した
ポスター作品の中からサイトウ自ら選択し、話題作やメッセージ性の高い作品
のみを一堂に集めたもの。

会期 2月12日(火)~3月6日(水)10:00~18:00 土日祝休
会場 DDDギャラリー
   大阪市北区堂島浜2-2-28 堂島アクシスビル1F Tel.06-6347-8780

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■展覧会案内
宇都宮メディア・アーツ専門学校卒業制作展
併設「ディジタル・イメージ展」
http://www.media-arts.ac.jp/
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宇都宮メディア・アーツ専門学校の主催。学校側の展示内容は、ビジュアルデ
ザイン、コンピュータグラフィックス、マルチメディア、建築設計、インテリ
アデザイン各科による卒業制作作品ならびに進級制作作品約100点。

「ディジタル・イメージ」作家の作品は同展示場内の特別コーナーに併設展示
される。
「ディジタル・イメージ」参加作家
アライ・マサト、荒木慎司、雨宮由里子、井沢洋二、石川浩二、梅地浩太郎、
扇原康成、太田みちよ、岡部タカノブ、小笠原たけし、小川アリカ、川野隆司
加藤俊明、叶 精作、上口睦人、神谷一郎、北岡久美子、喜多見康、小沢貴也、
楜沢順、小松修、鈴木明実、高橋里季、富岡聡、所幸則、ドルバッキーヨウコ
中野博文、中山嗣朗、HAL_、Hiyama Office、藤井啓誌、セドラック星沢順子
松林あつし、武藤修、ラジカル鈴木、横井由美子、吉井宏、Rey.Hori、ROGMA6

会期 2月22日(金)~25日(月)10時~19時(25日は14時まで)
会場 栃木県立総合文化センター・第1、第4ギャラリー
   宇都宮市、県庁隣り
入場料 無料

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■セミナー案内
6時間耐久! FIRECRACKERデスマッチセミナー
http://www.whj.co.jp/morikawa.html
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シリコンカフェの森川眞行氏を講師に迎え、FIREWORKSとDREAMWEAVERを使い、
WEBサイトを誰でも簡単に作れてしまう最新サポートツール『FIRECRACKER』を
中心に新しいWEBサイト構築のテクニックをレクチャーするセミナー。

日時 2月23日(土) 10:30~16:30(昼食1時間休憩あり)
場所 仙台ソフトウェアセンター
定員 40名(完全予約制)
講師 森川眞行(シリコンカフェ)http://www.siliconcafe.com/
参加費 2,000円(当日お支払いください)
主催 株式会社きた出版 / Web Hands Japan http://www.whj.co.jp/
申し込み 上記URLか murahide@non-period.com へ直接メール

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■募集案内
ISIS編集学校
http://www.eel.co.jp/06_editschool/index.html
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<主催者情報>

編集工学研究所が主催する「ISIS編集学校」(校長・松岡正剛)では、3月1日
開講の第5期なぜ科[守](入門篇)の受講生を募集中。インターネット上で編
集の“方法”が学べる学校です。日本全国・世界各地から参加する受講生と、
“編集の稽古”を軸にし互いの編集力を学びあうことができます。

受講期間 3月1日~7月(5ヶ月間)
申し込み締め切りは、2月22日(金)
その他詳細は、ISIS編集学校HP(上記URL)まで
問い合わせ ISIS編集学校事務局 TEL.03-3568-2103

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■編集後記(2/18)
・先日テレビで、ミステリーサークルをつくるイギリスの3人の男たちが紹介
された。日本のテレビでは初めて(?)の実演つきだ。設計図とロープと踏み
板という簡単な装備なのに、短時間でみごとな図形をつくっていた。ミステリ
ーサークルはUFOのしわざだとか、自然現象プラズマのせいだとか(大槻先生
の珍説)いままで楽しませてもらったが、もうこれでお終いだろう。じつは、
本家のイギリスではとっくにサークル熱はさめているそうだ(「トンデモ超常
現象99の真相」)。サークル制作ビデオは既に93年に制作されているし、92年
にはイギリスの畑で「サークル偽造競技大会」も開催されたという。騒いでい
るのは日本のテレビ局だけではないか。それにしても、ネッシーといいミステ
リーサークルといい、イギリス人はとんでもないイタズラ好きだ。(柴田)

・パンクラス、大阪大会に行って来た。うーん、あんまり面白い試合内容には
ならなかったので残念。がしがしこねこねこんこんくりくり、判定。でもまぁ、
やらせじゃないんだから、こういう内容があってもいいよね。アライケンジ選
手に期待、鈴木みのる氏つよーい。麒樹真選手が怪我欠場で、一週間前に急遽
近藤有己選手がメインに決定。見られるのは嬉しいが、コンディションが気に
なってしまう。近藤氏が殴られると、それまでぜーんぜん聞こえなかった「き
ゃー」という悲鳴があちこちから。なんでやねーん! わざわざ試合を見に来
るくらいなんだから、殴られたりするの見慣れているんとちゃうんかー。これ
試合やんか。やっぱ強いと人気ありますねぇー。      (hammer.mule)
http://www.so-net.ne.jp/pancrase/  パンクラス
http://www.bs-asahi.co.jp/pancrase/  BS朝日ハイブリッドアワーで放送中

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編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 

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