[1045] 象野郎、孤軍奮闘す!

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1045    2002/03/12.Tue発行
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 <私も負けてはいられない>

■デジクリトーク 1
 象野郎、孤軍奮闘す!
 モモヨ(リザード) Momoyo The LIZARD

■Webディレクションの花道--第8回
 一寸の過ちがクオリティを五十歩下げる(その2)-スケジューリング-
 UZ

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■デジクリトーク 1
象野郎、孤軍奮闘す!

モモヨ(リザード) Momoyo The LIZARD
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エドリアン・ブリューというギタリストを覚えているだろうか?

昔、車のCMに出演して、サイトか、象の鳴き声をギターで弾いて見せた(実際
はフランジャーの音だけど……)鬼才である。あなたが音楽ファンなら、わざ
わざ言うまでもないことだろうけど、超天才ロバート・フリップのキングクリ
ムゾンのメンバーだったり、トーキングへッズや、デビット・ボウイ、フラン
ク・ザッパなど、どこか一癖あるアーティストのバックでギターを弾いていた。
……というか、ロングトーンのフィードバックコントロールが彼の得意技なの
で、ギターを鳴かしていた、ともいうべき特異な才能の持ち主なのである。

そのブリューの未発表音源が実はmp3.comにアップされているのをご存知だろ
うか?

通常、メジャーアーティストの場合は、アルバムプロモーション用のストリー
ム配信だったりするのがmp3.comの通例だ。冒頭から数10秒の試聴のみで、曲
に入る前にぶつぎれというようなものも多い。

が、このブリューの場合、少々事情が異なる。公開しているのは一曲だけだが、
ちょっと立場が違っている。

http://artists.mp3s.com/artists/103/adrian_belew.html

このURLにアクセスしてくれればわかるが、公開しているのは『I Have A 
Dream』という曲だ。インターネットオンリーと明記してある。で、そこに付
されているコメントが、

「クリムゾンのアルバム用に書いた曲なんだけどさ、ヴァージンレコードの連
中が訳わからないこと言って、はじいてくれちゃった。この曲ってさぁ、そん
なにオフェンシブだと思う?」

オレにはわかんない、みたいな感じで掲載されている。
もっと詳細なノートは、

http://artists.mp3s.com/artist_song/540/540861.html

ここに書いてある。が、これが大変な長文だ。いちいち訳している余裕はない
ので、興味ある方はぜひ英語ページを参照して欲しい。

私がこの曲を紹介したのは、曲のよさはさることながら、世界レベルのアーテ
ィストがインターネットをパーソナルなツールとして使いこなす稀有の例だか
ら、である。

以前なら、ブリューのこうした行動は、即ロックジャーナリズムによって取り
上げられ、それによって動かされたファン達の抗議行動につながったものだが、
どうやら昨今のシーンではそれもままならないのか、この事件はあまり知られ
ていない。

実は私も去年まで知らなかった。

去年、NYを中心に活動している、ブライアン・イーノの信奉者のDJ(彼自身も
高名なミュージシャンでもあるが、これは秘密)が、私と、わが盟友ATPの作
品を彼のステーションにピックアップしてくれたのだ。そのラインアップにブ
リューの曲が並んでいた。こうした偶然のおかげで、私は、この作品を知った
わけである。そして、知ったからには、何か、手助けをしたい、そう思うのが
人情だ。

インターネットオンリーで曲を発表し、こうした個人的な情報発信を自らの武
器にする、という手法は、誰でも口にしてきたことだが、それをメジャーなア
ーティストがこなす場合、相当大きな圧力と闘う覚悟が必要とされる。それは
想像するに難くない。その先鋒がブリューなのだ。そんなわけで、私自身、こ
のエレファント野郎に対する尊敬の念を新たにした次第。

キングクリムゾンのファンは相当いるはずだが、そんな人の中で、このブリュ
ーの曲を聴いたことのある人がどれだけいるものか疑問である。皆さんの友人
にクリムゾンファンがいたら、ぜひ教えてあげていただきたい。少しでも多く
の人にブリューの孤軍奮闘にはエールを送ってあげて欲しい。そう願うのだ。

ちなみに、話にあがったイーノの名を冠したステーションは下記のURLだ。

http://stations.mp3s.com/stations/107/brian_eno-esque_you_bet.html

この中には、私、Momoyo The Lizard 名義の曲もラインアップされ、加えて、
この何年か、私がコラボレーションを続けてきたアーティストも収録されてい
る。中の幾つかのトラックはそんな作業の成果だ。例えば、かつては私も極東
の一メンバーだったダークライダーズ。もし、あなたがドアーズファンなら、

http://artists.mp3s.com/artist_song/1559/1559070.html

この曲を聴いて驚いてほしい。ジムの亡霊を髣髴とさせることを目的に作った
トラックだ。

他にも、よくさがせば、ロバート・フリップの仕事も混じっているし、デビッ
ド・ボウイの曲ある。ちなみに、ボウイのmp3.com登録曲は、ストリーミング
ながらも全曲通して聴ける。個人的にはライブ盤の『火星の生活』がいい。

http://artists.mp3s.com/artists/167/david_bowie.html

ボウイ、イーノ、フリップ、彼らは全て、音楽の歴史のある一時期、その革新
のために多大な貢献を遺したアーティストである。その彼らが、いま、インタ
ーネット上の音楽革命にも名を連ねていることは、うれしい限りだ。私も負け
ていられない。マジでそう思う。

モモヨ(リザード) Momoyo The LIZARD
管原保雄
momoyo@babylonic.com
http://www.babylonic.com/

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■Webディレクションの花道--第8回
一寸の過ちがクオリティを五十歩下げる(その2)
-スケジューリング-

UZ
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(前号からつづく)
さて、具体的にどんな分野に対して、どの程度の見積もりでスケジューリング
をすべきなのだろうか。私の場合、こんな順番、こんな留意点でスケジュール
を立てることが多い。

1)トップページ

どうも最ももめるのがここである。デザイン、色、レイアウトの問題は、サイ
ト全体のトーンやポリシーを含めて決める必要があるので、どうしても時間を
割く必要がある。また修正にもみっちり時間をかけるべきだ。社内での検討を
よく重ね、さらに顧客とのディスカッションを経て決まっていく。中規模サイ
トでも、ここだけで2週間くらいはかけるべきだろう。

2)第二階層デザイン・サイト設計

・第二階層デザイン
トップページが決まってくれば、そのナビゲーションスタイルを踏襲した第二
階層以降のページレイアウトが決まってくる。共通的なタイトルやコンテンツ
ごとのカラーを決定するような作業だ。

またコンテンツごとの位置付けをここで決定していくことにより、サイト設計
をデザインとあわせて行なっていく。このフェーズで、用意するhtmlファイル
の数や命名規則までもが決まれば、しめたものだ。

サイト設計によって、どれだけのイレギュラーなデザインが発生するのかも把
握しておく。その後のページレイアウトにかける工数をここで割り出すのだ。
この週はディスカッションウィーク。ディレクターは密に顧客と連絡を取りな
がら、改善案を数回、提案していく。またデザイナーには、工数をよく見極め
てもらい、具体的な工数を見積もっていく。1週間から2週間が必要か。

・サイト設計
ディレクター(設計専門のスタッフがいるならば、その人)が画面構成図をお
こしていく。制作する人に内容を伝えるためのシートだ。各ページについて、
構成要素と要望の指示を1枚の紙に落としていく。詳しく書きすぎるとそれ自
体を作ることに時間がかかってしまうので、使いやすいツールでテンプレート
化し、シンプルにまとめるのがいいだろう。
盛り込むべき要素は以下のもの。
-ページタイトル
-所属コンテンツ名
-ファイル名
-構成要素(タイトル=、○○のイラスト、xxへのリンク など)
-場合によっては、レイアウト案

システムなどが絡む案件の場合は、この画面構成にサイトフロー、サイトマッ
プを加える。サイトフローは、パワーポイントやワード、イラストレーターで
作る人もいる。万が一見たいと顧客が言った場合のことを考えると、PDF化で
きて、A3までの紙で出力できるサイズで作成するのがよいと思う。そうなると
どうしても簡易化された図にならざるを得ないけれど。

社内用には、それこそ壁にながーく紙をつなげてサイトすべてを書き表し、構
成要素を付箋を貼っていくような手も使えるだろう。設計を検討する時間とし
て、3日くらいは必要か。

3)システム設計

cgiやDBがらみなどのシステムを使用する場合、2)のサイト設計と作業内容的
に被りつつ、その設計を行なっていく。コンテンツごとに行なう内容がシンプ
ルに落とし込まれてさえいれば、SEはシステムを組み立て始められる。

難しいのは、サイト全体の設計はディレクターが行なったとしても、システム
分野はシステム設計からが仕事なので、別立てで工数を見積もらなければなら
ないことだ。システム開発は歴史も多少あるだけに、工数の見積方法がある程
度体系化されている。ページ制作とは別に考え、ここだけ人日単位で計算して
もいいのかもしれない。

4)画像制作、レイアウト、コーディング

HTMLのレイアウト方法によって、この3点をどう分けるかは色々だ。Photoshop
ですべてレイアウトしてから切り出しにかかるタイプの人なら、ボタンなどの
画像制作はすべてレイアウトに込み。Fireworksでレイアウトのみを行い、画
像はイラスト担当の人におこしていってもらうやり方もあるだろう。
JavaScriptを切り離してコーディングするパターンなら、レイアウトとコーデ
ィングもまた別だ。メンツがはっきりしているならば、どんなやり方をするの
かを各担当者にヒアリングしながら決めてもいいかもしれない。

5)Flash

Flashムービーを作成する場合は、素材について、それがどこまでそろうのか、
また素材を使える状態に加工するための時間はどれくらいか、を考えて、構築
期間を見積もる。

オーサリング担当者に加えて、Flashの知識があるデザイナーが確保できるな
らば、素材作りとオーサリングを分けて考えることもできる。(素材作り担当
に知識がないと、イラストのパスの取り方などで、オーサリング担当がけっこ
う苦労するらしい)

また、絵コンテを作成するのはオーサリング担当者だと思うが、その絵コンテ
に対して調整期間を確保しておかないといけない。Flashを組み上げ終えてか
ら物言いがつくより、手間はかかるが顧客も把握しやすい絵コンテの形にして、
事前に両者納得がいくまでディスカッションすべきだろう。必要とあらば、こ
れも静止画で場面イメージのラフを見せたり、似たような例を引き合いに出し
て説明する。「最悪、仕組みの説明から始めた場合は」というくらいの心構え
で。企画~オーサリング開始まで1週間くらいか。

6)ライティング

DTP上がりの制作会社なら、レイアウターがライターを兼ねているということは
少ないと思うが、別ルートから成長したWeb制作会社の場合、意外に兼ねている
所が多い気がする。ただしクオリティを求めるならば、分業すべきかも。

コンテンツの構築時から、タイトルや各種ネーミングのためにライターが入っ
てもいいかもしれない。しかしそのネーミングにしても、ボディ部分のライテ
ィングにしても、HTMLをよく分かっているライターが必ず必要だ。Webの特性、
Webでの文字認識のされ方などを見据え、効果的に文章を使える技を持ってい
る人がいるといいのだが。そうでなければ、ディレクターを交えてディスカッ
ションで決めていくか、決めた上で入ってもらうかのどちらか。
文字量を割り出すまでの段階が終われば、ものにもよるが3ページ程度を1日で
仕上げてもらうくらいの計算だろうか。

7)チェック

チェックは、ざっと以下の手順で進むだろう。
1サイクル目  社内チェック...修正、確認...仮アップ
2サイクル目  顧客チェック...修正、確認...
3サイクル目  顧客チェック...修正、確認...
最終サイクル  顧客チェック...ライブアップ

スケジュール的には、しっかり直しと確認が社内でできる時間を確保するのが
ポイントだと思う。でないとライブアップ後に結局いつまでも直しが続くこと
に。クオリティチェックは2段階で行なえるのが望ましい。作成する人の自己
チェックを除いて、同じ職種の人の相互チェックと、プロダクトマネージャー
(ディレクターが兼ねる場合が多いかも)。

そんな人数確保できねぇよ! という場合も、絶対的にこれだけは確保するこ
とをお勧め。後から時間を割く羽目になり、しかも請求もできない工数が膨ら
むことを防ぎたければ、ここにがっちりとリソースの確保とスケジューリング
をすべきだと思う。仮アップから、最初のチェック~直し~再確認のサイクル
までが1週間、その後は少しずつ縮まっていくだろう。

8)ドキュメント作成

構築中に必要となるドキュメントでも、作成時間としてとっておいたほうがい
いものもある。デザインガイドライン、システム仕様書、テスト項目表など。
テンプレート化されているかどうか、またプロジェクトの中に共通認識がある
かどうかで、作業量と期間は決まる。

サイトマップ、構成表作成などについては、期間は少し取りづらいだろう。流
動的に変わるものでもある。しかしいつまでに、どの程度まで決まったものを、
という内容は決めておくべきだろう。いつまでもずるずると修正しつづけても
つらい。


これらのスケジュールの見積もりを誤ると、どうなるか。

社内から上がる「もうちょっと待って」を立てれば、顧客にとっては狼少年化
する。信用度が落ち、スケジュールしばりのある仕事はまわってこなくなる。
 
しかし、顧客を立てれば、結局クオリティを下げて提出しなければならなくな
る。制作者にとって、自分の満足行くクオリティを上げられずにライブアップ
してしまうコンテンツがあったとしたら、制作者生命にとって大きなマイナス
ポイントだ。

もちろん無理を実現させるのは常に制作者であって、大抵は時間なんてものは
足りないものだが、それが顧客の求めるクオリティの最低ラインさえ達成でき
ないとあっては、それはもう制作会社の能力低しと判断されるのみだ。

最初から無理なスケジュールではなかったのに、管理能力のために最後に時間
が足りなくなる危険性も十分ある。うまくスケジュールをまわしていくための
ポイントはこんな感じ。

・早め、きつめなスケジュール
やばそうなものは早めに分かっているにこしたことはない。多少の無理は利か
せてこそ制作者なので、最初にリリースするスケジュールはぎりぎりの範囲で
設定しておくべし。

・遅延の連絡はできる限り早く
ちょっと遅れそうです、という連絡はぎりぎりにはしない。顧客側で予定が立
てられなくなるからだ。早めに手を打っておけば、考えようもあるというもの。
そのためには、無理そうだと踏んだら即、行動すること。「無理矢理なら大丈
夫かな」と思っていたその日に突発事項があってできなくなることだってある。

・遅延は後から取り返す
狼少年にならないように、最初のスケジュールはあまり細かく顧客に出さない
ほうがいい。大づかみで最終的につじつまが合えば万事OK。遅延したスケジュ
ールがあれば、その先に進んだときにその遅れをどう取り返すか。できれば最
初の段階でそこまでシュミレーションできているといい。

・焦りを制作者に伝えない
せかしてもできないものはできない。スケジュール感のない制作者は困りもの
だが、ものを作るときに時間ばかりを気にしていていいものが作れるわけがな
い。特に構想している時に焦らせるような言動は、ディレクターとして避ける
べきだ。そのためにはディレクターも、一度遅延を決めたらさっさと手続きを
し、あとは大きく構えて、制作者を信じて待つしかない。

・覚悟は早めに
とはいえ、「できませんでした、、、」と訴える制作者がいないとも限らない。
もしもそういった事態になったら、というシュミレーションをしておくのがリ
スク回避というものだろう。無理を聞いてくれる外注、自分が協力できるレベ
ルのデザインやコーディングのスキル、顧客をきれさせない言い訳術。磨いて
おくべき能力はたくさんある。

コアなことを言えば、言い訳を許してもらえるような顧客との関係の構築が、
最も大切であり強力であると思うが。



Webの構築手順の絡み合いは、印刷のそれにも匹敵するくらい複雑だ。しかも
その工程はルール化できるようなものに、まだなっていない。これからも変動
していくものと思う。

スケジュールを立てるだけで私は相当悩んでしまうが、それは本当は本末転倒
だ。スケジュールを立てる時間、なんていう項目は、悲しいかなスケジュール
表には入れられない。

工程操作と進捗管理に時間を割いても、それが崩れたときには腹を立ててはい
けない。緻密さとおおらかさの両方が必要なのだから、ディレクターとは本当
に人格者たるべき役割なのだ。

そうやって自分を励ましながら、自分が崇高な人格者となる日を夢見て、ちょ
っとずつ進んでいく。ぶーぶー言うデザイナーを「はいはい、すみませんねえ、
無理言って」となだめ、SEには「おぉはやい! さすが!」とおだてつつ、今
日もひとり深夜の会社で、日付のコマを数え続けるのだった。

【uz】
某コンピューターパッケージベンダー勤務を経て、現在はWeb系ライター、
Webサイト構築業務に携わる。「映画を研究する人々のためのサイトUrban
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ヒットコンテンツ企画の作り方」について語りつくします。

諏訪道彦氏(『名探偵コナン』『犬夜叉』プロデューサー/読売テレビ チー
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・NYのギャラリーから「ベスト・オブ・Compact-Impact:プロダクト」企画に
協力要請が来たので、わたしなりの候補を送った。その中でもっとも自信を持
って推薦したのが「叶姉妹ゴージャスドール」だったが、この半分冗談はさす
がに通じず落選。ユーザー(?)対象は15歳以上という「叶姉妹の雰囲気その
ままのゴージャスなドール」2タイプ限定1500セット、19800円! すごいね、
こりゃ。NYのキュレーターからは「あなたは買うのか?」と質問が来たが、買
うわけないでしょうが。カノウといえば、叶精作さんと、加納真士さんしか知
らないぞ、って後者を知るのは大阪のディープな人だけでしょう。(柴田)
・叶姉妹ゴージャスドール
http://www.takaratoys.co.jp/kano/index.html

・扇町ミュージアムスクエアが、今年いっぱいで閉館するのだそうだ。小劇団
なるものを初めて知り、観たのはここで。劇団☆新感線で、調べたら1986年。
すごい人気で、体育座りをし、知らない人と体を接しながらのおしくら観劇。
ステージよりも、そういう環境で観たことの方が思い出に残っている。いまは
そんな根性がなく、ついついふかふかシートのある劇場に行ってしまうし、発
掘するパワーもない。こういう客が増えたってことか。登竜門としてのOMSの
果たした役割は大きかった。いまでも劇団の規模判断基準になっていて、OMS
で何日間、と聞くだけでだいたいわかる。うーん寂しいなぁ。(hammer.mule)
http://www.oms.gr.jp/  OMS
http://www.sponichi.com/ente/200203/12/ente69697.html  記事
http://www.vi-shinkansen.co.jp/  劇団☆新感線
http://www.vi-shinkansen.co.jp/stageinfo/aterui.html  東京だけ?ぶー

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 

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 担当:濱村和恵
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