[1145] Audacity補遺(ノイズリダクションそしてVSPのこと)

投稿:  著者:  読了時間:23分(本文:約11,200文字)


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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1145    2002/08/27.Tue発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 21317部
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    <効率的に見えつつもお節介にも思えるフルマイに出会う>

■デジタルサウンズ研究室
 Audacity補遺(ノイズリダクションそしてVSPのこと)
 モモヨ

■web bau -蜘蛛の糸から理念を紡ぐ-01
 今こそ必要なコンセプトが、バウハウスである
 UZ

■電網悠語:Ridual開発記編(6)
 自社開発
 三井英樹 / ※Ridual=XMLベースのWebサイト構築ツール

■新刊案内&プレゼント
 『Web Site Design』vol.5

■お詫びと訂正
 1144号のセミナー案内について



■デジタルサウンズ研究室  
Audacity補遺(ノイズリダクションそしてVSPのこと)

モモヨ
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前回、Audacityについて書いた時、このソフトで生活ノイズを軽減することが
できると書いた。実際にこれを試してもらうのが一番であるとも書いた。皆さ
ん、さっそく試していただいたようだが、中には、オペレーションがわからな
い、という方もあったようだ。

そこで、先日、私のサイトで公開中の記事に、ノイズ処理を試してみる方のた
めにハウツーを追加した。かなり具体的に書いたので、やり方が判らない、と
いうような方は参考にして欲しい。

ハウツーは、下記のインストール解説ページに記載。

http://www.babylonic.com/audacity/audinst.htm

と、同時に、Audacityのエフェクトについて、VSPが搭載可能であり、それは
WEB上のあちこちにフリーで公開されている旨も書いた。さらには、Audacity
の場合は、VSP等を追加でインストールして育てることが肝要だとも書いてい
るが、この文章だけの公開では、いかにも不親切なので、今回は、そうした
VSPについて、公開中のURLも含めて、皆さんに紹介したい。

私自身が実際に使っているVSPは、あちこちから貰ってきたもので、それをい
ちいち書いていくと際限がないので、ここでは、ある程度まとめて収録、公開
しているサイトを紹介しよう。

http://www.mda-vst.com/

例えば、ここはどうだろう。実際にページを開けばわかるように、Mac用、PC
用それぞれのVSTプラグインがリストアップされている。

何種類かのプラグインパックにわけてもダウンロードできるが、Mac OS X用な
ら、全種類一括ダウンロードしたほうが楽だろう。522kですむ。もちろん、そ
の全てを使わないかもしれないし、一般的なユーザーには邪魔なだけかもしれ
ない。それに、せっかく軽いAudacityである。プラグインを搭載した結果、重
くなるのは、その有利さを損なうことにもなる。

私自身は、こうしたプラグインは、ダウンロードは一括で行ない、それを選択
的にインストールしてやる方法をとっているが、あるいは、それが一般的かも
しれない。であるから、このMac OSの全セットも、ダウンロードは一括、イン
スツールは状況に応じて行いたい。

ちなにみ、前回紹介したケースのようにナレーションを多く扱うのであれば、
Ring ModulatorだとかVocoderだとかは必要ないだろう。むしろエフェクトを
かけたらトンでもない音になったとか、音が消えてしまったとか不慮の事故を
引き起こすことになる。エフェクトの中には逆相の音をミックスするものがあ
り、これを一対一で使用すると、減算の結果、音が消える。これが仕様である
が、こうしたことを理解しているのは、多分、セミプロ以上の方であろう。一
般の方には、まず邪魔になるだけだと思う。

ナレーションなどの編集・整音時にあると便利なのは、De-ess、ディエーサー
だ。これはある種のコンプレッサー/リミッターだ。普通のコンプレッサー、
いわゆるダイナミクス関連エフェクトが、全周波数帯域に対して有効であるの
に対して、こちらは高い周波数帯のみに効果を発揮する。こう書くと、それが
一体何の役に立つのか? そう思われるかもしれない。

より具体的現象にそって説明しよう。実際には、サ行タ行の発音などで、子音
が強調されすぎて、汚く収録されている部分(波形的に眺めるなら、子音が部
分的にダイナミクスの汚いピークをもっている部分)に、このエフェクトをか
けてやると耳にやさしくなる、そういうことだ。濁音、ダ行ザ行も同様である。
パ、バ行の破裂音が気になるところでも効果がある。ミュージシャンの場合、
ピッキングや子音発音を際立たせるエンハンサーというエフェクトがあるのを
知っているだろうが、そのエンハンサーと逆の効果がある、それがディエーサ
ー、そう考えればいい。

ちなみに、破裂音といっても簡単ではない。中にはマイクを吹いている(マイ
クに直接息を吹き込んでしまっている)場合があるが、これはディエーサーで
は対応できない。この場合、中低域、特に低域のダイナミクスをいじってやる
必要がある。プロの現場であれば、パラメトリックやパラグラフィックコンプ
/リミッターなどで処理することになる。が、そこまでしなくても波形を見な
がら細かく補正していけば問題はないだろう。

ここでは、一つのサイトを紹介するにとどめたが、実際に、フリーのVSTプラ
グインを公開しているサイトは、あちこちにある。これは喜ぶべきことだが、
プラグインという形態のせいか、いずれも特殊なエフェクトが多い。これが少
し残念。個人的には、基本的なエフェクター類の充実を望む次第である。

とはいうものの、なにも一切をフリーでことをしのがなければ問題ないわけだ
から、そこまで拘ることもないだろう。フリーでAudacityのようなソフトが公
開されることのメリットは、入門時の敷居を低くする、これにつきるのだ。そ
して、入門用といえども、手になじませて育てていけば、プロ級のサウンドエ
ディターに匹敵するまでに成長するのだから、これ以上は何も言うまい。

一つ一つのプラグインについては、またあらためて紹介したいと思っている。
読者の皆さんの中で、オレはこういうVSPをすすめるとか、私はこれを愛用し
ているとか、そういう情報があればぜひ筆者までご一報願いたい。よろしくお
願いする次第。

モモヨ(リザード) 管原保雄
momoyo@babylonic.com

音楽の未来を考える
http://www.babylonic.com/

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■web bau -蜘蛛の糸から理念を紡ぐ-01
今こそ必要なコンセプトが、バウハウスである

UZ
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建築という、生活の中心をなすものに、芸術を取り戻そうという試みであった
バウハウスが、モダニズムの代表みたいに言われて、民族性の侮蔑みたいに言
われて、ポストモダニズムに繋がっていってしまったことは残念だ。表層を眺
めていると、モダニズムがどのように、制作側ではなく受容側の人々に受け入
れられ消化されたか、よくわからない。むしろ受け入れられていたはずなのに、
その理念がユーザーという現実に繋がる前に、勝手に芸術家たちが違う方向へ
持って行ってしまったのではないかという気がしてくる。芸術家特有のエゴで。

デジタルバウハウスという言葉は、1990年代に一世を風靡した。芸術とテクノ
ロジーの統一、というバウハウスのコンセプトを、デジタルに絡めてに置き換
えたものだ。

本来のバウハウスの頃のテクノロジーとは機械工業技術であり、対象は実際に
手に触れるもの、それこそ建築や織物、陶器、版画、家具などの工業製品が中
心。絵画にしてもその色やバランスがもたらす心理効果を技術として生かすよ
うなものだったから、それらの形に芸術を投影させることを、ストレートに
「融合」といっても、間違いではなかったのかもしれない。

しかし現代のテクノロジー、中でもWebを中心に据えて、芸術との融合を図る
(私自身は、芸術がピンとこないので、創造と置き換えている)ことを考える
と、Webというバーチャルな空間と、さらに個々人の頭の中でバーチャルに育
つ芸術をつなぎ合わせなければいけない事態になる。そんな状態、普通の人々
がリアリティなど持てるだろうか?

アクセスすべき明確な動機がある、とあるサイト。そこから創造された理由た
る、シンプルな意味が導き出される。本当は、そんな姿がそろそろ見えてこな
くてはならないのではないだろうか。例えば現代のバウハウスが、テクノロジ
ーを芸術(もしくは創造)という手段によって一般まで下ろし、融合させ、文
化として育てていく流れだったらどうだろう。かつてのバウハウスとは逆の構
図でその理念が生きていたら、面白い。

「情報デザイン入門」で著名な渡辺保史氏は、最近の雑誌「X-knowledge」(*)
の中で、“デザインOS”がデザインの働きを再構築するコンセプトになるので
は、と述べている。バウハウスの盛り上がりは、それが体系化され整合性のと
れたOSとして機能していたからこそだった。

Web制作の最も楽しい部分、それは自分が全く異質な業界の、全く異なる背景
の持ち主とともに、その業界についてのベースをWebという無限の土地に建て
ていくことができることだ。どれだけそのWebという土地が肥沃で可能性に満
ちていて、エキサイティングなものであるか、そしてその中で、自分がいまま
で追求してきた実際の土地においての営みをどれだけ応用し再現できるか。そ
れが、発信側企業にとってのユーザーエクスペリエンスではないかと思う。も
ちろん受信するユーザーが、ある有意義な経験をできる土地であることが必要
だ。それがユーザーを育て、土地をより発展した豊かなものにする。

だからこそ、融合する際には、シンプルであるべきだと、私は思う。複雑に絡
み合って発展したリアルな世界の出来事を、より複雑にしてWebに移築したと
ころで、浸透するわけもない。事実、行なっていることはアカデミックで、文
化の最先端をぐんぐん切り開いているのだろうが、それが我々Web制作の局面
において、なかなか消化し応用し再現しきれない。何年経っても、さほど浸透
していない。

現状、Webという場面において、きっちりとしたOSは存在しているだろうか?
勝手にいろいろ考えて、分岐のし過ぎじゃないだろうか? Webに臨む上での
法則の体系化を図れば、そしてそれを認知するルートをひとつずつ考えていけ
ば、発展のための基盤ができ、いつか浸透するのではないだろうか。

おや、これはまさに、かつてのバウハウスの教育コンセプトと違いますか?

何年も前から言われていて、最近やっと浸透、いや、焦りの気配を見せている、
WebServiceについて、調べていた。技術の進歩はドッグイヤーというほどでも
ないのかな、という感想を、となりのSEが漏らした。

この状況って、技術の進歩が浸透できない要因がどこにあるのか、分析しきれ
ていないのではないかと、ふと思った。落とし込みの足りなさ、ターゲットの
履き違え、そして意義ばかりが大きくて、現実を伴わない、牽引役の振る舞い
が原因なのではないかと。

先の渡辺氏は、同誌の中で、こうも述べている。

「地上のあらゆるところに噴出している社会的な問題に対して、現代デザイン
はほとんど何も有効な手立てを打てなかった、いやそれどころか、間接的に社
会的な問題を引き起こす遠因になっていたのだとすれば、バウハウス的なデザ
インOSは実はそこかしこで機能不全をおこしていたとも言えないだろうか?」

バウハウスの理念は、決して個性を打ち消すことではなかった。しかしその浸
透を目指す過程で、画一化の象徴のように祭り上げられてしまった。

デジタルバウハウスのコンセプトは、画一化に走らなかった代わりに、その実
現の場所をそれぞれ勝手に探しているように見える。実現されるには、Webと
いうものがどういった利害をもたらすものなのか、実践的に考えていくことが
必要だと思う。

そうでないと、やがて意図していない方向へコンセプトは解釈され、浸透もせ
ず理解もされず、実験だけが消費され、ただの概念で消えていく。

しかし今こそ必要なコンセプトが、バウハウスであることは、Webの構築とモ
ロ肌脱いで取っ組み合っている身として、実感している。Webというものの発
祥した動機(そう、オープンソース。みんながそのコンセプトを理解していな
ければ発展しえないしくみ)を強大な背景として、一筋の大きな流れを、そろ
そろ感じたいのだ。崩れないシンプルかつ魅力的すぎる建物を、これから建設
していきたいのだ。

具体的には、いくつもいくつも挙げられる。顧客との対話ひとつ、隣の席のデ
ザイナーとの会話から、MLの発言から、教則本の解釈にだって。それが必要な
技術であり、身に付けたいという気持ちが芽生えれば、そしてそれを共有する
ことができれば、我々制作者は応用的にステキな建物をいくつも建てられるだ
ろう。

(*)X-Knowledge HOME vol.08 BAUHAUS エクスナレッジムック(2002年8月1日
発行)「バウハウスより先の「未来」を可視化するために "デザインOS"の再
構築は可能か?」より引用

【uz】
某コンピューターパッケージベンダー勤務を経て、現在はWeb系ライター、Web
サイト構築業務に携わる。
「映画を研究する人々のためのサイト Urban Cinema Squad」
http://www.u-c-s.org/ もよろしく。

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■電網悠語:Ridual開発記編(6)
自社開発

三井英樹 / ※Ridual=XMLベースのWebサイト構築ツール
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Webサイト開発ツールが低価格化する中、自社開発で何かを作るとはどんな意
味があるのだろうか。この Ridual を見せるたびにケゲンな顔をされる。しか
も、何故NRIが? とも。

若い方と仕事をすると、少し違和感に襲われることがある。HTMLを書いている
のに、出てくる言葉がDreamweaverやGoLiveの操作方法についてばかりの時だ。
同じ操作を幾つも行うのならともかく、一箇所の修正や加筆であれば、自分で
コードを書き足せばよい。両製品ともユーザのコードを優先する機能は備えて
いる。何だか「製品」という殻に包まれてしか、考えが広がらないような閉塞
感がある。

既存の(今でも生き残っている)製品はどれも素晴らしい機能を持っていると
思っている。でも不満がある。それは、「何故その操作でこのコードが生成さ
れるのか」といった原理のようなものが分からないことでだ。バグなのか仕様
なのかも分からない。ツールを使って開発を進めるとき、効率的に見えつつも
お節介にも思えるフルマイに出会う。「なんで、んなことするかなぁ」と思わ
ずつぶやく。昔エンジニアだった性からか、開発者の想いを考えてしまう。私
のこのインタラクション(操作)を、私がこのような意思をもって行ったと解
釈して、そして彼(開発者)が適切だと思うフルマイ(コード生成等)が実行
されるのだと。

こういったことをブラックボックスという。決められた入力(データや操作)
をしてやると、何故だか分からないけれど決められた出力が得られる。何が行
われているかを考えなくても良い品質(と思える)の出力が得られている時は、
それで満足できる。でも一旦不信感をもってしまうと、色々と試したくもなる。
こちらの操作に対しての挙動を見ては、「おぉ、そう来るか」と。それも楽し
くもあるし、それがツールの理解にも繋がる。それらの蓄積を Tips とも呼ぶ。
それらを使いこなせる者をプロと呼ぶとしても、何か引っかかるものがある。

今の時代のWebサイト開発に欠けている、あるいは追加しても良いツールはな
んだろうと考えたときに、上流支援と解析機能を考えた。そして、それはブラ
ックボックスでは辛いと思った。操作する者の意思をどのように汲み取って、
それをどのようにデータ化していくのか。それが分からない状態ではツールに
ならない。しかも、サイト構築は手法論としても確立していない。コーダによ
って品質も変わるのが現実だ。自社ルールも存在する。そんな状況を抱えつつ、
既存の有名ベンダーが製品化するのを待って、拡張するというのも気が乗らな
い。だから、自社開発するしかなかった。

もちろん楽な道ではない。資金的にもアイデア的にも労力的にも。でも、可能
性が広がっている。HTMLはコメント等の活用方法はかなり自由度が高い。特殊
タグを幾らでも追加して、解析エンジンが処理できるようにできる。社内でし
か使わない情報を自由に組み立てることが可能だ。また、機能的な制限事項が
明確なことも嬉しい。今のヴァージョンで何ができて何ができないのかが、説
明できる。明記された制限の中で色々と工夫するというのは、不自由でななく、
実は自由だったりする。

世の流れもあったと思う。オープンソースが取り上げられ、開発する者にスポ
ットライトが当たった。Dreamweaverのエクステンションも真っ盛りだ。ちょ
っとした自作ルールを効率化するために何かを自作する人達が増えている。そ
れは与えられたモノの、少なくとも初期状態では満足できない人達の動きだ。
色々なモノが多品種少数生産になっているのに、ツールは決まったものしかな
い、というのも変な気がするし。せめてカスタマイズはしたい。そのカスタマ
イズの究極が自社開発。

でも、その道のプロでもない者が自社開発をするということで、基本ポリシー
を置いた。既存製品の得意領域にはなるべく踏み込まないこと。できる限り連
携して動くようにすること。いいとこ取りを目指すこと。他がやっていないこ
とに注力すること。競っても負ける。

幾つか既存製品領域をかすめている部分もあるが、Ridual はまさに他力本願
的な製品に仕上がりつつある。ページリストを作りつつも修正は他ツールでな
いと行えない。サイトマップを作るが他ツール(Illustrator)でないと編集
できない、見ることさえ専用ツール(SVGviewer)が必要だ。サイト構造は記
述できてもページ内デザインには関与しない。表形式の情報(CSV)を生成す
るが、少し複雑なソート機能等は他製品(Office系)で行うことを前提にして
いる。情報の蓄積場所は作るが公開は既存技術(サーバ)で行う。

しかも、カスタマイズも考慮している。プロジェクトを新規に作るとき、実は
テンプレートにあるファイルの塊をコピーしているだけである。プロジェクト
の形はチームや部署によっても様々なので、その形が決まっているのであれば、
テンプレートフォルダに置くだけである。それで新規プロジェクトからは新し
い構造のプロジェクトが作られる。このテンプレートをコピーするという機能
は随所に活用している。つまり、カスタマイズの自由度がある程度はある。

XMLとXSLTも使っている。XSLTでクライアントサイドでレイアウトを調整して
いるモノ(ページ/リソース/ドキュメント一覧)は、XSLTを変更すれば好きな
見栄えに直すことができる。アイコンも単純にgifを置いて参照しているだけ
なので、その置き換えも追加も自由。シンプルに作った成果かもしれない。

では、何故NRIなのか。弊社はどちらかと言えばバックエンド開発とコンサル
テーションで知名度がある。正直フロントの領域で名を聞くことはまだまだ少
ない。でも、フロントの大切さは痛感している。B2Cサイトを作れば、いかに
バックエンドが強固でも閑古鳥が鳴いていては意味がない。いかに巨大なサイ
トを作ってもユーザを迷子にしては心苦しい。更に世はブロードバンド時代。
コンテンツは益々大きくなり、その巨大コンテンツに辿り着くためのユーザが
迷子になられたら、再びサイト不要論まで出てくるかもしれない。そして、今
後その巨大なコンテンツの方に目が向いて、サイト構造思索が手薄になる可能
性だって高い。やはり上流やデザインに目を向けざるを得ないのだ。

このRiduaプロジェクトは、かなり風変わりなスタートをしている。自分達(N
RI)のコアユーザではない人達(デザイナー)にメッセージを送りつつ、製品
化についてどう思いますか、と半分身を引きながら問いかけている。BB時代を
前に今までのワークスタイルを変革したいと思われる方々の生の声が聞きたい。

【みつい・ひでき】 ridual@mac.com / info@ridual.jp
機能的な話でもいい、手法論的な話でもいい。今言って貰えれば、貴方のルー
ルが実装されるかもしれません。mail でもフォーラムででも。リクエストを
お待ちしています。活用して下さい。
・Ridual(XMLベースのWebサイト構築ツール)公式サイト
http://www.ridual.jp/
・超個人的育児サイト(書籍は絶版中)
http://member.nifty.ne.jp/mit/MilkAge/index.html

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■新刊案内&プレゼント
『Web Site Design』vol.5
http://webtech.gihyo.co.jp/websitedesign/
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<編集部から>

だらしのない発行ペースでご迷惑をおかけしている「Web Site Design」(ほ
んとうにすみません……)ですが、やっとのことでvol.5(第5号)ができあが
りました。今回はこんな内容です。よろしくよろしく、お願いいたします。

・特集1 そんな言葉では伝わらない ~伝わるテキストのつくり方~
ウェブでの主役は実はテキスト。言葉であり、文章です。よりわかりやすい、
より伝わりやすいテキストをつくる方法を紹介します。

・特集2 初めてでもカンタン! レイアウト5つの法則
「サイトを作ったけれど、どうも見栄えが悪い」「ごちゃごちゃしてわかりに
くい」……。そんなあなたに送る、レイアウトのクイック・レシピです。

・特集3 毎日のサイト更新を効率化しよう
大切であり、またやっかいな更新作業。その計画から作業レベルの知恵、更新
プログラムといったさまざまな工夫をまとめました。

・シリーズ サイトデザインの舞台裏
ウェブの使いやすさ(ユーザビリティ)に関しては日本の先駆者であるソシオ
メディアの舞台裏を探ります。

定価:1,380円/192ページ/ISBN 4-7741-1563-0 技術評論社刊

●読者プレゼント 技術評論社から「Web Site Design vol.5」を読者3名様に。
ご希望の方は、プレゼントお知らせコーナーから応募してください。締め切り
は、9月5日14時。発送をもって発表に代えさせていただきます。
http://www.dgcr.com/present/

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■お詫びと訂正

1144号でご紹介しましたセミナー
 夢を叶えた日本人! ILM社CGアーティスト行弘 進氏が語る
 「夢実現。ハリウッド映画でCGを手がけるまでの道のり」
記事内のurlが間違っておりました。正しくは、以下の通りです。

http://www.dccwao.com/statics/oshirase/sp.html

こちらを参照の上、お申し込みになってください。お詫びし訂正いたします。

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■編集後記(8/27)
・デジクリの姉妹紙「写真を楽しむ生活」を創刊します。「紙」というもおか
しいけれど。まずは不定期ですが、すぐに日刊になるでしょう。インターネッ
トには、写真を趣味として楽しむための情報があふれています。写真をテーマ
にしたサイトも大変な数があります。それらの情報をまとめて、写真にかんす
るポータルサイトをつくるのが当初の野望でしたが、途方もなく大変なことで
あることが分かりました。まずはメルマガ発行で情報をうんと蓄積して、それ
から手をつけるのが順当であろうと判断しました。毎日ふたつのメルマガを制
作、発行するという暴挙は本当に可能でしょうか。いままでも先のことはあま
り考えずにやってきましたから、なんとかなるでしょう。たぶん。(柴田)

・なんとかなると思います。が、その無謀さゆえに、サイトは突貫状態のまま
創刊。まぁそのうちなんとかなるだろう、と思いながら進まないデジクリのサ
イト。とにかく走っていれば、何かは生まれるっすよね。方向はいつでも修正
できるんだし。方向といえば、自転車に方位磁石をつけたの。快適快適。知ら
ない土地で適当に走りながらも、帰宅できるようになって嬉しい。/昨日のセ
ミナー案内のurlが間違ってました。デジクリ読者さんなら、検索かけてらっ
しゃるとは思うのですが、訂正させてください。すみません。(hammer.mule)

・「Web Site Design」vol.5をプレゼント。詳細は1145号(今日の号)。

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デスク     濱村和恵 
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