[1175] Santa8的・ファイルメーカーPro実践導入ガイド (2)

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1175    2002/10/10.Thu発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 21460部
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        <何といっても神の啓示なので>

■Powerbook Publishing Project ~ (27)
 Santa8的・ファイルメーカーPro実践導入ガイド (2)
 8月サンタ

■笑わない魚
 ゴボウについて
 永吉克之

■デジクリWebデザインレビュー:商品が探しやすい「コクヨ」のサイト
 小笠原たけし

■イベント案内
 IMI AUTUMN FESTIVAL 2002 さようなら21世紀~Your "emons" will come!!
 東京デザイナーズウイーク2002
 大阪デザイナーズウイーク2002
 東京デザイナーズブロック



■Powerbook Publishing Project ~ (27)
Santa8的・ファイルメーカーPro実践導入ガイド (2)

8月サンタ
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データベースソフトであるファイルメーカーが、購入後に自分でインターフェ
イスを構築する必要のある「キット状態」で売られていることは前回述べた。
基本的にソフト側に「枠」が用意されていて、そこを埋めていくだけで何かが
出来上がるようなものではない。これが第一のハードル。

だから購入後そのままの状態では、(簡単なテンプレートこそ付属しているも
のの)ハンドルとアクセルとブレーキが未装着のクルマのようなものである。
そこに自分の好きな形のハンドルやアクセルを付けて乗り回せるように仕立て
るということ、つまり使える機能的なデータベースを構築していくという作業
は、万人に可能なものではない。年賀状ソフトや顧客管理ソフトのような、レ
ディメイドのソフトウェアを買って使った方が、話が早いケースも多いだろう。

しかし機械やソフトの都合に合わせるのではなく、自分の日常の活動にぴった
りフィットするようなデータベースを求める場合、そしてそれを自ら作らなく
てはならない場合、ファイルメーカーが力になる。フル・オーダーメイドの良
さを理解し、目標が明確であれば「買い」のソフトだろう。

いや、目標が明確でなくとも、今までパソコンを漠然と使ってきて、このよう
なジャンルのソフトを使ったことがない人にも、本当は使ってみて欲しい。意
外にも、このソフトをさわって初めて、パソコンが面白くて仕方がなくなった、
という人すらいるのだ。

ファイルメーカー社・ファイルメーカーPro
http://www.filemaker.co.jp/

●参入障壁の低さ

ファイルメーカーの最大の美点は、使い始めるときには数学的な素養をほとん
ど必要としない点だ。住所録をつくるくらいなら、中学生でも大丈夫だろう。
最初の段階で必要とされる能力は、必要な入力欄を、必要な数だけ作ること、
そして見た目、体裁を整えることである。

簡単に概要を説明しておくと、必要な各入力項目を「フィールド」という。例
えば「姓」「名」「郵便番号」「住所」「年齢」「職業」など、必要なだけ定
義出来る。またこのフィールドには「テキスト」「数字」「日付」「時刻」
「オブジェクト」「計算」「集計」などの属性を持たせることが出来る。この
フィールドの集まりが、基本的なデータベースである。

フィールドを必要なだけつくったら、次は「見た目」の作り込みである。一つ
のデータベースファイルに対し、欲しいだけ見た目のバリエーションが作成で
きる。同じ骨組みに対し、複数の外観が同時に持てる訳だ。このバリエーショ
ンを「レイアウト」という。

つまり、一つ目のレイアウトには「姓」「名」「住所」のみを表示して、二つ
目には「姓名」+「年齢」のみ、三つ目はメンテナンス画面として全ての項目
(フィールド)を表示、というように、都合に応じ、表示したい項目を選んで
レイアウトを作成する。使うときはもちろん簡単に切り替えられる。

この「レイアウト」は、シンプルなドローグラフィックであり、PICTなどの画
像データを配置出来るので、文字の大きさ、ロゴ、色調など、とことん作り込
んでゆける。その操作感はあの簡単・秀逸な、「クラリスワークス」のドロー
モードそのものである。(もとは同じ会社だから当たり前だが)

Webであれば、テーブルと、GifやJpegなどの画像と、ラジオボタンなどのアイ
テムを組み合わせて画面を作り込んでいくが、ファイルメーカーもほぼ同じで
ある。ただしWebのような制限はないので、データベースにあるまじき大胆で
精密なインターフェイスも制作可能だ。縦書きも出来る。

「フィールド」も「レイアウト」も、後から、いくらでも追加・訂正が可能だ
から、まずは作り始めることである。使いにくければ、その都度直してゆけば
よいのだ。

「フィールド」を定義して、「レイアウト」をつくる、ここまでは誰でも30分
もあれば覚えられ、基本的な住所録、その住所を使った封筒ラベルや年賀状の
宛名くらいまでは作ることができる。

●次の展開「関数」

「計算」というタイプのフィールドには、関数を当てはめることが出来る。他
のフィールドの内容をもとにして、計算値を算出するのである。例えば「生年
月日」フィールドに入っている値と、「本日の日付」フィールドの値を使って、
その人の「本日現在の満年齢」を算出できる。あるいは全員の「身長」フィー
ルドの値を、Ave関数を使って「平均身長」を出したりする。

計算出来るのは数字だけではなくて、例えば「住所」フィールドに「東京都」
「神奈川県」「群馬県」「茨城県」「千葉県」「埼玉県」と入っていたら、自
動的に「関東」と表示させたり、あるいは漢字と数字の混じった文から数字の
みを抜き出して別のフィールドに表示したり、入力された総文字数を計算、末
尾の一字を抜き出すなど、「計算」フィールドを使って、さまざまな処理が可
能である。

ひとつひとつは全て、単純な処理ばかりだが、この要素を組み合わせて、複雑
な処理を実現していくのである。これが「いきなり難しくなる」第二のハード
ルかもしれない。プログラムの素養のある人なら楽勝だが、全くの数学音痴の
人にとって、関数の文法はどれだけ単純なものであっても、恐怖心を抱かせる
に十分なものだ。

しかしここでは「簡単だよ」と言っておく。私の場合、いつも「ファイルメー
カー 関数・スクリプト事典」茂田克格著 ラトルズ刊 2800円+税 という
小さな本を横に置いて、わからなくなったらその都度引いて覚えた。この本が
いいのは日々持ち歩けるほどコンパクトで、また関数とスクリプトの解説に内
容を絞っており、1項目に対し1ページを割り振っているので非常に引きやすい。
これはファイルメーカー関連の本の中では特別に優れている。買いである。

●「知恵と工夫」が役に立つ

フィールドと、フィールドに貼り付けた関数を駆使して、日々入力するデータ
から望みの数字や結果を、自動的に導き出すことが出来る。例えばこのへんま
でで、マンション一棟の家賃入金管理システム程度は構築可能だ。毎月25日を
締め日とし、入金はされたか、総合計はいくらか、未納の繰り越し、空室の場
合の損失… ここまで来ておわかりの通り、これは表のかたちをとっていない
Microsoft Excelである。Excelを使って同じようなことをされている方は、一
度は試してみる価値がある。凄くラクだよ。

ところで、一つの結果を得るのに、やり方は一つではない。スマートなやり方
もあれば、複雑極まりない、トリッキーなやり方もある。ファイルメーカーで
日々フィールドとフィールドを組み合わせてシステムをつくっていると、知恵
と工夫がものをいう「工作キット」を組み立てている気分になってくる。小さ
なものであれ、うまいやり方を思いついたときには、ちょっと飛び上がりたい
気分になる。

特に文系の人間は、3ステップ以上のことがらを全て「複雑」のひとことで片
づけて放置してしまいがちだ。多数の細かい、単純なステップを使って物事を
解決する、そのプロセスを体験するためにも、ファイルメーカーはうってつけ
のソフトであると思う。

●「リレーション」と「スクリプト」

ここまでは、単独のファイル内のお話である。ファイルメーカーには「リレー
ション」という機能があって、例えば「住所録」があり、「販売管理」という
ファイルがあった場合、「販売管理」内に「住所録」内の個人データを呼び出
すことが出来る。つまり一度住所録ファイルを作っておけば、その中の氏名と
住所の組み合わせの個人記録を、他のファイルで呼び出して使えるのだ。

リレーションという機能は、一つのファイルにいろんなデータを入れすぎて、
データが肥大したり、その意味が損なわれたりしないよう、目的に応じてファ
イルを分け、連携させて使う機能である。また、以前作成したファイルの中身
から、欲しいデータだけを引っ張ってきたりも可能だ。データベースを互いに
連携させて使うことで、より多くの事柄を、包括的に処理出来るようになる。

「リレーション」は、必要に迫られて自然に理解してしまうステップの一つで
はないかと思う。何度かトライ&エラーを繰り返すうちに、スマートに使える
ことが分かってくるのではないだろうか。

結局、必要とされるほとんどのデータベースは、「人」「もの」「金」の記録
である。「住所録」「商品台帳」「入出金記録」の三つを組み合わせれば「販
売管理ソフト」のできあがりである。リレーションが使えれば、営業部や製造
部、経理部など、企業のそれぞれの部門が所有するデータベースを、連携させ、
統合データベースとして構築できる。

えらくはしょってしまったが、「リレーション」まで出来れば相当複雑な業務
に耐えられるデータベースが構築可能である。もう一つ、「スクリプト」とい
う機能があるが、これは他の機能と意味合いが違っている。

「スクリプト」というのは魔法のようなものである。スクリプトに関してだけ
の内容で、一冊6000円もする本が売られている。

今回は初歩的な説明に終わってしまったが、次回は「スクリプトという魔法」、
「共有すること」「最適化すること」「大失敗すること」について書いていく。
サンプルファイルも必ず出すので、まだまだよろしく!

【8月サンタ】ロンドンとル・カレを愛する34歳 santa@londontown.to
・OS X用のメーラは、試行錯誤の末、Office.Xに付属するEntourageになって
しまいそうだ。EudraもMailも試したけれど駄目だった。特にMail(OSに標準
添付のもの)は起動したり、メールを受信したり、フォルダを切り替えたりす
る度に索引を作り直すのでうっとうしくて仕方がない。一日10通程度で、しか
もフォルダに1000件以内しかメールが残っていない人向きだろう。残念。
・秋の名曲シリーズ。ブルース・ホーンズビー&レインジ "The valley road"
ちょっと怖い、アメリカ南部的な歌詞も必見。

・ロンドン好きのファンサイト
http://www.londontown.to/

・デジクリサイトの「デジクリ・スターバックス友の会」
http://www.dgcr.com/

▼「MacWIRE Express」もよろしく。今回は夢見るPowerBook Cat
http://www.zdnet.co.jp/macwire/0209/03/nj00_digicre.html

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■笑わない魚
ゴボウについて

永吉克之
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面白そうなネタが思いつかず、のたうちまわっていたら「ゴボウについて書け」
という神の声が、台所の蛇口から聞こえてきたので、本日はゴボウがテーマで
ある。なぜゴボウなのか知らなくてもいい、なにしろ神の意志なのだから。

「求めよ、そうすれば与えられるであろう。探せ、そうすれば見いだすであろ
う。門をたたけ、そうすれば開けてもらえるであろう」(マタイ福音書、7:7)

これは真実だ。ネタを求めて苦しんでいた私に、神は「ゴボウ」という衝撃的
なテーマをくださった。アーティストである私が、ゴボウについて書くという
画期的なアイデアは、まさに神がかっているとはいえないだろうか。

ただ問題は、ゴボウの何について書けばいいのかが、示されなかったことであ
る。ゴボウの栄養価についてなのか、おいしい料理の仕方なのか、効果的な栽
培方法なのか、それともゴボウの闇の部分、その淫靡な世界を開陳せよという
ことなのか。あるいは、もっと実践的に、ゴボウでゴルフはできるのか、ゴボ
ウとヘチマでチャンバラをしたら、どちらが有利か分析せよということなのか。

                 ■

ゴボウ(牛蒡)はキク科で、学名は Arctium lappa 根っこを食べるのは日本
だけだそうだ。

食物繊維を多く含んでいるので整腸作用があり、腸の中の発ガン性物質を吸着
するため、大腸癌の予防になる。またコレステロールの低下、動脈硬化の予防
にもなるそうである。他にもいろいろ効用があるようだが、これ以上は読者の
方々が、てめえでお調べ頂きたい。

だいたい私は、ゴボウは好きではない。特に筑前煮に入っているゴボウはダメ。
しかし、好きでもない食べ物について記事を書くというのは難しいものだ。



太平洋戦争時の日本の戦争犯罪に関する文献を読んでいると、よく出てくるの
が捕虜虐待に関する証言で、食事として「捕虜に木の根を食わせた」というも
のだが、これは実は、ゴボウという日本人なら誰でも食べている植物の根だっ
たのである。しかし、それが検証もされず責任者は処刑されたとのことだ。
戦勝国が敗戦国を裁くことの矛盾がここでも露呈されたのだった。  (終)

……むむ、終わってしまった。後が続かない。というより、続けようと思えば
できるのだが、ゴボウと関係づけるのは無理だ。もし旧日本軍にゴボウ部隊と
いう、特殊な訓練を受けた秘密部隊があって、敵陣の中枢に潜入し、ゴボウで
破壊工作を行ったという事実でもあれば、なんとか話も展開するのだが。

                 ■

ではゴボウを擬人化した物語にしてしまうか。

 やあ、みんな元気? ぼくはゴボウだい。だから友達はぼくのことを、ニック
 ネームで「ゴボウ」って呼ぶんだ。

関西人ならここで、老若男女、動植物を問わず「そのまんまやないかい!」と、
ツッコミを入れるんだけど、君はツッコんでくれたかなー?

 ぼくはガールフレンドのエミちゃんというクラゲと結婚したいんだけど、彼
 女の両親が反対しているんだ。ゴボウとクラゲの間にできる子供なんて恐ろ
 しくて想像するのもイヤだ、というのが理由らしい。

 でもなんとか説得しようと彼女の両親に会いにいって「子供なんか、どうで
 もいいんです。ぼくが欲しいのは彼女の肉体だけなんです。もうぼくらは、
 すでに他人じゃないんです」というと父親が殴りかかってきたので、ぼくは
 窓ガラスを蹴破って逃げ出した。それっきり彼女とは逢ってないんだ。

……これも失敗である。というのは、単に主人公がゴボウというだけのことで、
ストーリー展開のなかで、彼のゴボウ性がまったく発揮されていない。つまり
彼はレンコンでもサトウキビでも何でもよかったのである。

                 ■

ふと思ったのだが、神は「ゴボウについて書け」と口頭でいわれた。しかし、
これは私の勘ちがいで、「ゴボウについて描け」、つまりゴボウをテーマにし
た絵を描け、ということだったのかもしれない。

しかしそういわれても、ゴボウには何の思い入れもないので、イメージが膨ら
まない。せいぜい、農民がゴボウの豊作を祝って、収穫の神に感謝するために、
村人の中から選ばれた処女を生贄に捧げている様子しか思い浮かばない。

まあ、とにかくゴボウを描いただけでも、それをテーマにしたことにはなるの
だし、何といっても神の啓示なのだから描くしかあるまい。

・これがゴボウだ。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~work/kunst/burdock.html



実はこの啓示、「御坊について書け」という解釈も可能なのである。

和歌山県に御坊という市がある。御坊市のサイトによると、平成12年現在で、
人口28,034というから甲子園球場の収容人員の半分ほどである。メガロポリス
ではなさそうだ。

そこで平成14年度予算を見てみた。日高港湾工業用地内配水管布設工事委託に、
\18,900000。合併処理浄化槽設置補助金として\52,200000。また、湯川小学校
の配膳室設置に\51,733000を計上している。
ふむ、何だかよくわからないが、とにかく素晴らしい。さすが御坊市だ。

・御坊市のサイト
http://www.city.gobo.wakayama.jp/

御坊市には『宮子姫物語』という伝承がある。そのストーリーを大胆に省略し
て紹介する。これも御坊市のサイトからの引用である。

 奈良時代、海女の夫婦にできた「宮子」という女の子は成長しても髪の毛が
 生えてこなかったが、母親が、海底で見つけた観音像に毎日祈っていると、
 髪が生えはじめた。ある日、宮子が髪をすいているところに飛んできたツバ
 メがその髪を一本くわえて都まで飛び去った。

 都にいた藤原不比等は、屋敷の軒下に作られたツバメの巣から、当時、美人
 の証だった長い黒髪が垂れているのを見つけた。そこで不比等は髪の主を探
 し出して養女にした。宮子は、後に東大寺を建立した聖武天皇の母となった。

一本の髪の毛をもとに、奈良の都から遠く離れた和歌山の漁村にいる女性を探
し出したのだから凄い。当時、近畿地方には住民が28人くらいしかいなかった
のだろう。

                 ■

最後に、「御坊について描け」という解釈も成り立つので、御坊をテーマに絵
を描かなければならない。面倒くさいが、何といっても神の啓示なので、実行
しないわけにはいかない。

・これが御坊だ。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~work/kunst/gobo.html

<本日の芸術>
http://www2u.biglobe.ne.jp/~work/kunst/012ccr.html

【ながよしかつゆき/アーティスト】katz@mvc.biglobe.ne.jp
毎回、ネタ探しに四苦八苦するのだが、結局は何か見つかるものである。今回
の記事を書いていて学んだのは、その気になれば、どんなことでもネタにし得
るということだ。興味のないことや知識の乏しいことでも、今回のような卑劣
な手段を使えば文章が書ける。次回は配電盤について書いてみようか。
EPIGONE / http://www2u.biglobe.ne.jp/~work/

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■デジクリWebデザインレビュー:商品が探しやすい「コクヨ」のサイト
小笠原たけし
http://www.zdnet.co.jp/macwire/0210/08/hj00_digicre.html
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扱う商品が大量にあるメーカーにとって、ユーザーがいかに素早く目的の商品
にたどり着けるかは重要な課題だ。「コクヨ」のサイトはスマートなインター
フェースにより、それを上手く実現させている。
▼デジクリとZDNet Macの連携企画。全文は上記サイトでお読みください。

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■イベント案内
IMI AUTUMN FESTIVAL 2002 さようなら21世紀~Your "emons" will come!!~
http://web.iminet.ac.jp/sayonara-21/
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今回の「IMI AUTUMN FESTIVAL」では、20世紀に夢見た21世紀(今やノスタル
ジックともいえる思い出)を再構築し、私たちが息をしている現21世紀の「新
しい未来」像をアート・建築・映像・音楽など様々な視点から模索することを
テーマに「さようなら21世紀」と題して開催いたします。

期間 10月12日(土)~10月14日(月・祝)
会場 インターメディウム研究所
   (大阪府吹田市千里万博公園1-1 日本万国博覧会記念協会)
入場無料(イベントついては有料のものもある。詳しくは下記イベント欄を)
http://web.iminet.ac.jp/sayonara-21/event.html

メインイベント
・ワークショップ 「消えるということ」 10月13日(日)13:00~17:00
 藤本由紀夫(アーティスト)×椿昇(アーティスト、IMI講座ディレクター)
 参加料500円(材料費含む) 定員50名
・トークイベント 「万博における未来の集積から都市・建築・アートの現在」
 10月14日(月・祝)15:00~17:00 五十嵐太郎(建築史家)
 参加料:500円 定員80名

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■イベント案内
東京デザイナーズウイーク
http://www.tdwa.com/
大阪デザイナーズウィーク
http://www.tdwa.com/02/osaka/
東京デザイナーズブロック
http://www.tokyodesignersblock.com/
───────────────────────────────────
東京会期はともに10月10日(木)~14日(月・祝)、会場は東京都内各地。
大阪会期は10月31日(木)~11月4日(祝)、会場は大阪市内各地。
ウィークは『実験~EXPERIMENT~』をテーマに制作された新作未発表の『実験
家具』127点と公募作品から選ばれた13点、計140点を展示するイベントもあり。
ブロック参加デザイナーは国内約150名、国外約100名を予定。

▼内容はサイトを確認のこと。ともに毎年恒例の巨大イベントだが、サイトを
見る限りでは全貌がよくつかめない。インターフェイスはかっこいいが、情報
を得るためには使い勝手がよくないため、いらいらさせられる。

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■編集後記(10/10)
・動いたり、光ったり、音が出たり、、、しなくていいから、もっとわかりや
すいインターフェイスで、大きな文字で、わかりやすい内容で、しっかり読ま
せてくれよ、そう言いたいサイトはいっぱいある。イベント案内でもふれた、
今日から始まる東京の大イベントなのだが、いまひとつ正体がはっきりしない
のと、どこでいつ何があるのかという情報にすぐにたどり着けない構造には疲
れるのだ。昨年もそうだった。本当に広く告知する気があるのか。身内だけの
いつものお楽しみ、みたいな感じがしてならない。イベントなら必要十分な項
目を並べて、A4用紙1枚にプリントできるというような構造でなければいかん
でしょう。姉妹メルマガ「写真を楽しむ生活」では、写真展情報をひんぱんに
掲載するが、ギャラリーのサイトにお粗末なものが多く、写真展の告知なのに
日付、作家名、展覧会タイトルだけというのもあって腹が立つ。かっこよさよ
りもユーザーの使いやすさを優先させてくれい。いつも言うけど。 (柴田)

・赤ん坊が身近にいると、今までわからなかった感覚がわかったりする。やた
らとカラフルなものが気になる自分がいる。いろいろと調べてわかっていた気
になっていたが、子供向けってもっとカラフルにする必要があるんだ、とか。
ぱきっとした感じの方がいいとか、面白い動きする方がいいとか、音が出る方
がいいとか、そういうもの。/昨日の後記。繁華街で声をかけられたのは卒業
して5年後。わかりづらくてすみませんです。       (hammer.mule)
http://www.nhk.or.jp/kids/okaa/uta/  にじ・そら・ほし・せかい
http://www.nhk.or.jp/kids/game/room/ 楽しすぎる。夢中なのわかる
http://www.nhk.or.jp/kids/game/inaiba/  赤ん坊はこれに興味ないらしい
http://www.miffy.com/  子供向けってこうなんだなぁ。お、歌が
http://www.apple.co.jp/isync/  うわ~、めっちゃいい。

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 「フジフイルムFinePix S2 Pro スーパーブック」1168号。
 「Adobe Photoshop7.0 プロフェッショナル
 カラーマネージメント・レタッチ・出力講座」1174号。

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
アシスト    島田敬子 

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