[1200] 菊地桃子の個性に学ぶ

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1200    2002/11/18.Mon発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 21334部
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         <冴えない個性がかっこよくなるとき>

■KNNエンパワーメントコラム
 菊地桃子の個性に学ぶ
 神田敏晶

■HipWeb! [volume.05]
<!-- Subtle Hints of Information Design, for Web Media Production. -->
 Webサイト構築の仕事でInformation Architectになりたいのですが…
 Jules Yoshiyuki Tajima

■公募案内(結果発表)
 エプソン カラーイメージングコンテスト入賞者発表

■イベント案内
 2ch管理人西村博之氏 講演会





■KNNエンパワーメントコラム
菊地桃子の個性に学ぶ

神田敏晶
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KNN神田です。

ただ今、COMDEXに向かっている飛行機の機内の中からです。たぶん、経由地の
バンクーバーあたりから原稿を入稿することとなりそうです。

No.1186のデジクリ「スイッチする本当の理由」でも紹介しているアップルの
ユニークなコマーシャルの中に登場する「菊地桃子、学生。」も最近気になっ
てしかたがありません。

CMを見終わった後も、彼女だけはなかなか記憶から消えません。アメリカの
Appleのキャンペーンでは、このRealpeopleのファンサイトが登場しているよ
うですね。

そんな中、別のCMで菊地桃子さんを発見しました。よく芸能人の菊池桃子さん
と同姓同名と呼ばれるようですが、彼女は池ではなく、地のほうのようです。
…といっても本名かどうかがよくわからないのですが…。

ユニクロで有名なファーストリテイリングのCMにも実は菊地桃子さんが登場し
ていたりします。こちらは、かなり気を使って凝視しないとわかりませんが、
しっかりとあの独特の個性のオーラを放っています。「U HAVE COLORS」のタ
ートルネックを着る女性のCMです。

登場は、15人目の淡いブルーのブラに黄色のタートルを切るカーリーヘアの女
性がきっと菊地桃子さんにちがいないと思うのです。曲のリズムでいうとちょ
うど9小節目のところで登場しています。

ファーストリテイリングの広報に問い合わせたところ、モデルさんではなくや
はり一般の人なので、個人情報を教えるわけにはいかないといわれてしまい、
菊地桃子さんなのかどうかは確認できないところですが、「個性があって輝い
ている人たちを個人、芸能人にかかわらず選ばせていただきました」と広報担
当者は今回のCMの採用コンセプトを教えてくれました。

SONYのCOCOONチャネルサーバーがあると、こんな気になるCMも番組の途中に何
度かはいっているので、正確に見つけることができます。最近はニュース番組
を主に録画というよりも、溜めるという感覚なのですが、ポール・マッカート
ニーの来日ニュースから、ノーベル賞の田中さんまで、現在の日本の縮図を短
時間で確認できるツールとしてはとても便利なマシンかと思います。

ビデオとはまったくちがった使い方ができるので、TV地上波に関しては、フロ
ー的ではなくストック的に見る新しい視聴習慣が形成されそうです。現在のテ
レビの問題点もよく見えるようになりました。

やはり、気になるのは、数々の賞を受賞する田中さんの行動です。はっきりい
って、かつて学校のクラスの中には、なんだかサえない田中さんタイプの人っ
て必ずいましたよね? 最近は、そんなのんびりしたタイプの人が少なくなっ
てしまったので、田中さんを見ているとどこかホッとしてしまうのです。

たぶん、どこの会社の中でも一人くらいはいらっしゃるのですが、その人があ
る日突然、世界的な権威者になることによって、その人自身の見方を大きく見
直すこととなるのです。変わらないのは本人とその個性なのですが、周りがそ
の個性に気づく瞬間なのです。

メジャー大リーガーのイチロー選手もオリックス入団当時は、インタビューで
も、どこかあの寡黙さが、単にサえない口ベタに見えました。また、サッカー
の世界の中田選手も、日清食品の「ラ王」のCMの時では、チョイ役であのクー
ルさがサえない感じでした。マラソンの高橋尚子選手のポジティブな発想も、
最初はエキセントリックな印象だったのですが、いまや個性として光輝いてい
ます。

マイナスのように映る個性に、そのメディアの光が強く当たりだすと、その個
性が誰にも真似できないものになってくるようです。どの段階から、サえない
個性がカッコよくなってくるのでしょうか、どこかに法則性があるようですね。

人の記憶は、はじめて見て印象に残るまでに28回くらい脳裏にインプットしな
ければ記憶にとどまらないようです。28回以上、テレビで見たことによって、
その特別な性格が個性として引き立つのでしょうか? また、その個性の原石
をTVプロデューサーたちはどこで嗅ぎ分けているのか興味のあるところです。

さらに、その個性は同じ個性は排除してしまう傾向にあるようです。ちょっと
乱暴な分析ですが、「ノーベル田中さん」のおかげで「タマちゃん」の個性は
すっかり人々の記憶の中から忙殺されてしまいました。ニュースの傾向として、
同じタイプのニュースは二つは必要ないからです。

反対に「癒し系ニュース専門番組」というような、今後はニュースの中に専門
性を加えていくようなことがあると、他に同様のどんなニュースがあるのかが
知ることができてよさそうです。今の日本のメディアは、タマちゃんブーム、
田中さんブームと、どのチャネルも同じニュースになる傾向があり、他の兆候
がつかめないところが問題でもあります。

そのうち、news.google.comの日本語版が登場して、日本のニュースメディア
の存在価値を替えてくれることに期待したいと思います。そこで巨大メディア
がどう反応するかによって今後の動きは変わってしまうことでしょう。

日本の巨大メディアの存在価値は、あと数年で大きく変わっていくと思われま
すが、しばらくは氷河期を迎える「メディアザウルス」の動向に愛を持って見
続けて行きたいと思います。

ジャパネットたかたが地上波で一日中流れるようになった時に、テレビはその
役割をすでに終えているのかもしれませんね。

日本のテレビニュース局は、菊地桃子さんの個性に学ぶ必要が大いにありそう
にボクは感じました。

KandaNewsNetwork,Inc. http://www.knn.com/
CEO Toshi Kanda mailto:kanda@knn.com
45-14 Oyama-cho,Shibuya,Tokyo,Japan151-0065
Phone81-3-5465-6555 Fax81-3-5478-8719

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■HipWeb! [volume.05]
<!-- Subtle Hints of Information Design, for Web Media Production. -->
Webサイト構築の仕事でInformation Architectになりたいのですが…

Jules Yoshiyuki Tajima
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「Webサイト構築の仕事でInformation Architectになりたいのですが…」、と
いう相談を、つい先日僕はある人から受けた。正確に言うならば、直接相談を
持ちかけられたのではなく、僕の知り合いをとおして打診をされたのだ。

僕はその話が持ち込まれた時、とりたててスケジュールに追われているという
わけではなかったのだけれど、精神的に鬱のピークの時期だったので、一度は
お断りをした。だが、間に入ってくれた人がまあ話だけでも、とかとも言うし、
その仲介者は僕にとって大切な人なのでそう無碍にもできず、じゃあちょっと
だけならという事の成り行きになった。

Information Architect、つまり日本風に言うならば情報アーキテクト、情報
建築家、などと言われている手合いのものだし、英語表記をカナ読みしたイン
フォメーション・アーキテクトという名称も、現在ではかなり浸透している。

相談者は情報デザイン関係の学科が設置されている学校の生徒さんで、情報の
デザインを学ぶべく、そこに籍を置いてから数年ちょっと、ということだった。

一度は躊躇したものの、こんな僕でもいいのなら、という気になった理由の一
つには、相談者の人が情報のデザインをどのようなカリキュラムでもって学習
しているのだろうか? という興味もあってのことだった。それも日本のその
ての学校のカリキュラム構成という点に。

ちなみに米国では、情報デザイン関係のカリキュラムを組み込んだスクールは、
アート関係に限らずビジネス関係のスクールにも何年も前からあったし、その
手合いの教育を受けた人たちがWebメディア関係にもけっこういた。というか、
一時は急に増えたという印象もあった。現に、今から数年程前の米国における
ITバブルを取り巻く連中の間では、Information Architectという肩書が妙に
幅を利かせていた。

たいした肩書の効力だなあという興味もあり(シニカル的には、付け焼き刃っ
ぽい知識をよくまああれだけ誇大広告的にアピールできるもんだなとも思って
いたし、実際にそのような輩も少なからずいた)、情報デザインのカリキュラ
ムを設けているいくつかのスクールから資料を取り寄せたり、資料だけでは不
十分な時には実際に話を聞くためにスクールを見学しに足を運んだりもした。
なので、米国での情報デザインに関するスクールのカリキュラムがどんなもの
なのかは、僕自身が知り得た限りのおおよそでだが把握することが出来ていた。

※これは余談だが、米国ではWebメディアの関係者のみならずクライアントに
 位置する人たちさえも、情報のデザイン、或いはコミュニケーションのデザ
 インということがビジネスに活用出来るのでは? という風潮があったりも
 する。したがって、Webディベロッパーから話を持ちかけられる側(クライ
 アント)にも情報のデザインというものへの興味があり、双方の認識が一致
 する部分なども手伝って、肩書が幅を利かせられる背景というのがあったり
 する。実際、情報デザイン関係の分野で著名なエドワード・タフト氏の本は、
 いわゆるエリート層と呼ばれる米国のビジネスマンたちの間でも根強く支持
 されていたりもするし。蛇足だが、僕も氏の著書は、リチャード・ソール・
 ワーマン氏の書籍や、情報アーキテクチャの書籍で日本でも有名なルイス・
 ローゼンフェルド氏やピーター・モービル氏のよりも、示唆に幅と奥行きや
 暖かさが感じられるので好きだし、氏には尊敬の念をも抱いている。

だから、自身が把握できているものと、日本のそれとはどのような違いがある
のか、そのあたりに興味があった。

で、僕がお会いした相談者曰く「今まで学校で教えてもらってきた事や、これ
から教えてもらう知識で、将来Webサイト構築のビジネスに関わるInformation
Architectになれるのか、最近ちょっと迷いが生じてきているのです」という
ことで、いささかうち明け話のような趣だった。

僕は、彼女(相談者は女性)が持参してきたそこの学校のカリキュラムの表を
手にとって眺めつつ、彼女がその学校で受けたきた授業内容の話にしばし耳を
傾けていた。

彼女の話を大まかに記すと、学校で受けている授業は、項目の数はかなり多い
ので、自分としては幅広い知識を見聞することが出来て有意義なのだけれど、
その一方で、幅広いということが災いし、広く浅くという範囲に留まっている
ような気がして、果たして将来これらの知識が実際のWebサイト構築に関わる
Information Architectという職業の世界で通用するのだろうか? という、
現状の授業の内容と自身の未来図とを照らし合わせてみての迷いというのか、
不安めいた面が感じられる内容だった。

確かに、僕が目を通したカリキュラム表には、情報デザインの概要から始まり、
色彩や造形についての基礎概論、情報社会におけるサーベイやマネジメントの
見地からの講義、また、人間工学に通じるヒューマンインタフェース等など、
一見すると多彩な項目が並んでいた。他にも、文化論めいたことや認知科学と
いった類のものなどもあったりした。

僕としては、このあたりは日本も米国も著しく相違する点はないなと思ったが、
米国のカリキュラムでもそうだったのだが気になる点が一つだけあったので、
ちょっとそのあたりについて訊いてみた。

「あのさあ、この表とかを見る限りにおいては、情報デザインの基礎を学んで
いくうえでのプログラムド・ラーニング(Programmed Learning)はまあまあ
よく考えられているものだと思うのだけど、ヒューマンとか認知とかといった
心理学的な要素が垣間見えるということは、オブザベーショナル・ラーニング
(Observational Learning)といった観察的な学習のようなことは授業内容に
組み込まれてたり、講義をされる方々から留意するようには言われているの?」

すると、相談者の方は、「あの、それって心理学に関係することでしょうか?
それなら認知心理学の*ような*ことも、一応勉強するようにはなっていますが」
という答えがかえってきた。

うん? *のような*という言葉が気になったので、「たとえばその認知心理学
的なことについては、どういうことを勉強したというか、これからしていくと
いった予定があるの?」、と僕は最初の質問を折り畳むように訊いた。

すかさず返答はかえってきて、「認知心理学ということだと、短期記憶や長期
記憶とかの仕組みとか、そういう感じですが…」ということだった。

その返答を受けて僕は、「じゃあ、ショートターム・メモリー(STM=短期の
記憶)やロングターム・メモリー(LTM=長期の記憶)に関係してくる事柄に
ついてはとくに他には教えてもらえないようになっているの? たとえば…」
という言葉の後に、僕は次に示すようないくつかの用語を、その場に持ち合わ
せていたノートに書いて、彼女に訊いてみた。

ワーキング・メモリー(Working Memory)
プロアクティブ・インヒビジョン(Proactive Inhibition)
レトロアクティブ・インヒビジョン(Retroactive Inhibition)
プライミング・エフェクト(Priming Effect)
バラード・ウィリアムズ・フェノメノン(Ballard Williams Phenomenon)
ツァエガルニク・エフェクト(Zeigarnik Effect)
セマンティック・ネットワーク・モデル(Semantic Network Model)

「短期記憶や長期記憶がどういうものなのかということは、いくつか事例を示
されて講義を受けましたが、ここの紙に書かれてある用語(ここではこのメル
マガでの一行の文字数を考慮し、カタカナと英語表記だけだが、実際にはその
後に、用語を日本語表記にしたものも書いてあった)の類は講義ではとくに聞
いたような覚えはありません」、というのが彼女の口からでた言葉だった。そ
して、その言葉に続いて、「でも…これらの用語の意味は分かりませんが、短
期記憶と長期記憶に何か関係があるようなことなのですか?」と。

僕は、「ええ、短期記憶や長期記憶を考えていく際には、これらの用語が意味
する事柄を踏まえるか踏まえないかで、大きく捉え方が違ってくると思います。
単純に7つ程度のチャンクや20~30秒程度が短期記憶の目安でとかって解釈を
したままだと、Webのインタフェースやナビゲーション、他にも広告の差し込
みなどを考える時に、人間の記憶って短期と長期があるから…っていうふうに
一色単にそういうものだと思い込んでしまいますから。だってちょっと考えて
みても、というか、君自身の体験だけの範囲で思い起こしたとしても、物事に
対する記憶や忘却や想起の仕組みがそんな単純なわけないってことは…察しが
つくと思うのだけど」、と質問に対する回答らしき言葉を伝えた。

「では、やっぱり今の講義では実践ということには程遠い…」、と彼女が口に
しかけたので、僕は少し慌てて、「あぁ、あの…、別に一つ一つの講義が広く
浅いからって、それじゃあ役に立たないって言っているのではなくてさ。この
カリキュラム表にあるような事柄は、基礎知識として勉強するには凄く自分の
ためになると思うんだ。ただ、要素を掻き集めてその総和を全体とするのでは
なく、全体から各要素の関係を考えていくというゲシュタルト・サイコロジー
(Gestalt Psychology)という心理学があるのだけれど…、広義の意味でその
ような感じで捉えていくといいかなって思ったから。

既に何かの講義で習ったかもしれないし、これから習うのかもしれないけれど、
エドガー・ルビーンの図と地っていう、浮き上がってるものを図、背景となっ
ているものを地、っていうような感じで、君自身が学校でのカリキュラムとい
う情報をデザインしていくってことが、まんべんなくということへの拘りから
くる迷いや不安を打ち消す手掛かりになるんじゃないのかなと思うけど」とい
う言葉でもって、彼女自身が現在抱えて込んでいる迷いに更なるマイナスイメ
ージが付加してしまうことを避けようとした。

まあ、前掲の相談事云々の場ではなんだかんだ言ってはみたものの、最後に発
したのはイントリンスィック・モチベーション(Intrinsic Motivation)って
いうのが大切なんだからってことだった。

予め報酬が定められ、それに向かって行動するということよりも、好奇心とか
興味によって動き、結果、報酬とか成果につながるっていうことじゃないと、
なかなか長続きはしないし、学校で教えられる知識や観念に縛られてしまい、
変な話、デザインしていかなくてはならない情報に対し自らバイアスを持って
しまう基礎を、形成してしまうことにもなりかねないわけだから、ってことを
言ったら、一応その相談者の人も、ここに来る前よりは大分迷いが消えました、
とは応えてくれたが…。

でも、今回のことであらためて思ったのは、情報デザインに限らず、Webデザ
イン等のコースを持つスクールでは、まず最初に生徒のイントリンスィック・
モチベーションをスクール側も掌握し、また、生徒本人にもそれを伝えるとか
して、などということがホントは必要なんじゃないかなあ…と。

可能性を最初から摘んでしまうとかという逃げ口上を用意周到に準備するより、
イントリンスィック・モチベーションの結果を伝えた後にも可能性の類を示せ
ることとか、豪勢に盛られたカリキュラムの離陸と着地等などを提示出来ると
いった情報のデザインが、スクール側にももっと求められることではないのか
な? と思った次第で。そこいらあたりは、米国の方が少しだけキチンとして
いるようにも思える。単に合理的精神の表れだと言えるのかもしれないが。

まっ、でも、結局はスクールのカリキュラムがどうだとかこうだとかっていう
以前に、実際にそれをやる、またはやっていこうとする側にいる人の気構えも
大切なんでしょうけれど。馬にニンジン、という言葉があるけれど、本人が馬
じゃなければ、鼻の先のニンジンにはさして興味が持てないだろうし、また、
ニンジンがピーマンだったら、本人が馬であっても食指が動くほどの興味は示
さないのだろうし…。

【Jules Yoshiyuki Tajima / Web Media Product Manager】
・My favorite artist「Blankey Jet City」の楽曲の寸評。fanの一人として。
『Chaming blody Tuesday』&『Dirty Animal』☆この二つはBlankey Jet City
ではなく、元Blankey Jet Cityのベンジーこと浅井健一氏が率いるJude(ユダ)
というバンドが、10月に2タイトル同時に発売したアルバム。実は、この年末、
Judeの「JUDE "シルベットのクリスマス" TOUR」というツアーがあり、12月の
赤坂ブリッツに友達から誘われていることもあって、2枚のアルバムからこん
なのをやってくれればなあっていう、超個人的な希望からの選曲をしてみたと
いう次第で。実際は、Live会場のキャパや音響設備、ツアーならばそれまでの
反応(リスナーの反応をアーティスト側が受けて、その情報をデザインすると
いった趣)、コンディション等など、色々な要素が関係してくるので、単純に
良い楽曲を並べればいいというものではないけど、どうせ行くならこんな曲順
ならなあというのを思い浮かべてみるのも楽しいかもしれない、ということで。
1.Lovely/2.Cherio Mary/3.Joey in my pocket/4.Escape from a Basket Road
5.Zowle/6.Chad/7.チェリーソーダ/8.川/9.白雪姫/10.シルベット

・My Web Page(ネット上でふと目に留まった記事へのメモ的趣のコメント等)
A cheap net watch by ordinary man Jules
http://home.att.ne.jp/sun/jules/nonsnob/

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■公募案内(結果発表)
エプソン カラーイメージングコンテスト入賞者発表
http://www.i-love-epson.co.jp/topmenu/release/021114contest.htm
http://www.epson.co.jp/contest/
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応募点数:写真部門9699点(単写真2391点・組写真7308点〈1008組〉)、グラ
フィック+アート部門5691点(単作品2846点・組作品2845点〈474組〉)、全
15390点
大賞:約3年間にわたりデジタルカメラによって撮りつづけたカラー写真数万
点からセレクトした581点で構成される、内村恭彦さんの「Bit Photo」が大賞
に選出された。大賞(賞金300万円+副賞エプソン製品)

大賞「Bit Photo」内原恭彦
写真部門優秀賞「exposed eroticism」河原隼平
グラフィック+アート部門優秀賞「しみ」海津 研
勝井三雄賞「time」中居義光
原田大三郎賞「error-shower」吉田幸弘+PS-5220
森村泰昌賞「自分「MIND」雨宮里江
長島有里枝賞「MY ROOM ♯2」安瀬英雄
藤原新也賞「ライト エア(Light air)」樋上朋子
森山大道賞「ZIBETA」山下 豊
写真部門エプソン賞「ロボぐるみ光生物学」TASU 北川かりん+北川兼次
グラフィック+アート部門エプソン賞「Fish 009」渡辺トシヒロ
写真部門ストレートフォト賞「故郷への手紙」外山桂一
グラフィック+アート部門CG賞「Flowers After Dark」竹内克彦
写真部門プロスぺクト賞「新世界」岡部 桃
グラフィック+アート部門プロスぺクト賞「生活水準向上力」つじうちようこ
写真部門 入選14名、佳作28名
グラフィック+アート部門 入選15名、佳作32名

ファミリースナップアワード 2002 入賞者発表
http://www.epson.co.jp/contest/

グランプリ、準グランプリを筆頭に「家族スナップ賞」「ほのぼの赤ちゃん賞」
など身近なテーマに沿った6種類の賞を設定するとともに、「シニア賞」「ジ
ュニア賞」では、それぞれ70歳以上と15歳以下の応募者をクローズアップ。さ
らに、各学校を対象にデジタルプリントの活用が、現場での実践教育に役立つ
ことを願った「学校支援賞」を設けた。応募点数は15,275点(単写真11,111点・
組写真3,982 点《1,201 組》・学校支援賞182点《43作品》)。
グランプリ「かがし村のホリデー」喜多 壮一郎(兵庫県)
準グランプリ「お縁側」児島六郎(和歌山県)

表彰式
日時:11月22(金)表彰式:16:00~ (15:00より受付開始)
会場:スパイラルホール(東京都港区南青山5-6-23 スパイラル3F)
受賞作品展/入場無料
会期:11月22日(金)~28日(木)11:00~20:00 11月22日 11:00~18:00
会場:スパイラルガーデン(東京都港区南青山5-6-23 スパイラル1F)

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■イベント案内
通信メディア研究会主催企画
2ch管理人西村博之氏 講演会
http://www.tsu-me.com/
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日時:11月21日(木)
場所:中央大学 多摩校舎 8号館8304教室
開催時刻:開場13時20分 開演13時50分 終了15時20分 予定
演題:「進化するヴァーチャルコミュニティ」
入場無料

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■編集後記(11/18)
・「冬の温キリン」とかいうなんの情報もない新聞広告があったのでサイトに
いったら、懐炉をいれるとあったかいダックスフンドのプレゼントキャンペー
ンだった。温感あるビジュアルだ。CMも見られるが、これは二度と見たくない
類のヤツ。じっさいよくオンエアされている超不快CMだ。松嶋奈々子、坂口憲
二、優香の3つがあるが、いずれも伴奏なしでへたくそな歌をうたう。音痴な
素人にアカペラさせてどうする。CM制作者やスポンサーで、こりゃーだめだよ、
と言う人はいなかったのか。まともな音楽担当者だったらヘッドホン叩きつけ
て帰っちゃうよ。きいてあろえりーな以来の居心地悪いCMだ。出演している本
人たちは恥ずかしくないのか。温感あれど音感ナシ、なんちゃって。(柴田)

・漫画「シャカリキ!」を読んだ。自転車モノの漫画ってないのかと探し見つ
けたもの。いやー、好きだわ、これ。日頃自分が思っていることとか、同じ言
葉を見つけて嬉しかった。こういうのをアニメにして子供達に見せて欲しいな。
「はじめの一歩」もそう。夜中に放送するようなものじゃないと思う。殴り合
いだから子供に悪影響? バカいってんじゃないっての。いま凄いと言われる
人たちですら無力な時期があったと見せられるのは、その陰の努力を子供達に
見せる力があるのはTVアニメだよね。と書きつつ、アニメはほとんど見ないん
だけどさ。人と人との触れ合い、暖かさを感じるアニメもいいけど、前へ上へ
の推進力を見せるアニメももっとやって欲しいな。いまの自分の苦労は、山頂
を見るためのものだっていうような。よく人から「熱いねぇ」と言われるんだ
けど、自分のこと熱いなんて思ったことないから(それが普通だから)、この
漫画を読んでも単にドキドキワクワクなだけなんだけど、小学生に読ませるの
は危険というページも見つけて変な感じがしてたりする。  (hammer.mule)
http://nevinevi.hp.infoseek.co.jp/7omoide5syakariki.htm  そうかなぁ
http://www3.justnet.ne.jp/~kura/soda/  作者ファンページ
http://www.vap.co.jp/ippo/  はじめの一歩。大阪でも見せやがれ!
http://www.ne.jp/asahi/studio/j/  スタジオオフィシャル
http://www.wao-corp.com/animation/nitaboh/  こういうのもね

<応募受付中のプレゼント>
 ノート=ウドム・テーパニット著 白石昇訳書「エロ本」1197号。

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>;

編集長     柴田忠男 <mailto:tdo@green.ocn.ne.jp>
デスク     濱村和恵 <mailto:zacke@days-i.com>
アソシエーツ  神田敏晶 <mailto:kanda@knn.com>
アシスト    島田敬子 <mailto:keiko@days-i.com>

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