[1220] 東ハトのCM放送権

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1220    2002/12/16.Mon発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 21191部
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       <いつまで経っても物差しは誰かの借り物>

■KNNエンパワーメントコラム
 東ハトのCM放送権
 神田敏晶

■HipWeb! [volume.07]
<!-- Subtle Hints of Information Design, for Web Media Production. -->
 好きだとか興味だとか
 Jules Yoshiyuki Tajima

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■KNNエンパワーメントコラム
東ハトのCM放送権

神田敏晶
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KNN神田です。

テレビを見ていて、気になるCMがいくつかあります。
最近では、「トーハトのキャラメルコーン」のCFが気になっています。

冒頭の画面には、「滋賀県/南 善樹さん」のクレジットがでて、子供がキャラ
メールコーンを食べるゲームを展開しています。画面下には「これは東ハトの
CMです」というクレジットがでます。これがなければ、単なる家庭のおもしろ
ビデオですが、とても気になるのです。そのあと、「おかしなCM募集中!」と
して、www.tohato.co.jpのアドレスと続きます。

気になるので、サイトにいってみます。
http://www.tohato.co.jp/
にアクセスすると、待機画面で自動的に
http://www2.tohato.co.jp/index2.htm
に誘導されます。

↑これはCM放送時間やチャンネルごとで仕掛けをしていると独自にサイトで広
告効果が測定できて面白いのですが…。もしくは、
http://tbs.tohato.co.jp/
http://fuji.tohato.co.jp/
のようなサブドメインを切ってアクセスと系列チャンネルとの関係性を調べる
ことも可能でしょう。さらに番組提供がある場合などは、
http://19.tohato.co.jp/

のように時間帯を打たせることで番組提供の効果を測定することもできるので
はないでしょうか?

実際に www.tohato.co.jpサイトでは、トップページには、CMの応募に関連す
る情報はトップには何もなし、しかし、新製品で冬季限定製品である「フレッ
シュクリーム味」「ホットチョコ味」が登場します。

この仕掛けにより新製品をCMではなくネットで詳しく知ることができました。
このネット誘導型CMは正解ですね。

http://www.namashibori.com/

も当初はネットの意図がまったくわかりませんでしたが、現在はかろうじて、
「友達に勧めよう」で誰が誰に薦めているのかがネットでわかるようになりま
した。

CMと連動していない企業サイトが多い中で、連動させないながらも新製品を上
手くアピールする手法に感心しました。

海外では、ここのTV連動が秀逸です。
http://www.liptonbrisk.com/

さて、東ハトのコンテストは、バナーで見つけることができました。「東ハト
は、おかしなCMをあなたにつくってもらいたい。」とあり、クリックするとこ
こに飛びます。
http://www2.tohato.co.jp/top/cm.htm

まあ、ここまではTVCMとネットとの連動ということでの好事例なのですが、CM
募集の試みが面白いのです。なんと、応募資格が、合計500円分の東ハトのバ
ーコードを貼って、家庭用ミニDVのテープに A.キャラメールコーンの替え歌
B.対象商品のおもしろCM(自由課題)を入れて15秒で送るというのです。しか
も、応募したテープは選考者以外は、返却なし(笑)というのです。

しかも、賞品は計6組に「賞金1万円」と「テレビCMオンエア権」というものダ
ケなのです。

すなわち応募するには、「500円の東ハト製品購入」「ミニDVテープ原価約400
円」「郵送料金約100円」+制作・応募の時間コストがかかる意欲的なキャン
ペーンなのです。

このキャンペーンで、東ハトは、計6本のCMを6万円で作ることができ、数たく
さんのミニDVテープの素材が集まることとなるのです。事務局は株式会社スタ
ンダード通信社のようです。

ぜひ、ボツ作品の15秒CF上映会などへもご招待してあげるなどをして、応募者
への供養をしてあげないときっと応募者が浮かばれないような気がします。

むしろ、応募者はそんなことを気にせず、「テレビCMオンエア権」を獲得する
ために東ハト製品を購入し応募するのでしょうか?

数々のビデオ作品応募がありますが、マストバイのキャンペーンになっている
ことに今回は驚きました。

実際に、このようなキャンペーンは、ソニーやパナソニックなどのコンシュー
マーにAV機器を販売しているところがやることにより、もっと影響がでるので
はないかと思います。

近い将来、テレビでのCM以外に、才能ある偉大なる消費者がネット用のCMを作
ってくれることに期待したいと思いました。

CEO Toshi Kanda mailto:kanda@knn.com
45-14 Oyama-cho,Shibuya,Tokyo,Japan151-0065
Phone81-3-5465-6555 Fax81-3-5478-8719

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■HipWeb! [volume.07]
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好きだとか興味だとか

Jules Yoshiyuki Tajima
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「知識を如何に発想に活用していけるか、それも知識が足枷にならないセルフ
コントロールを先ず行えることが、Information Architectを名乗っている人
たちには必要不可欠なことだと思うし、Information Architectに限らず、Web
メディアの製作関係者(デザイナ、プログラマ、プランナ、マーケッタ、スト
ラテジスト、プロデューサ等など)にも、最低限必要な知恵なのでは?」、と
いうことを、前回のこのコーナーで少しふれたわけだが。

そこで、確かにそうなのかもしれないけど、ひとくちに言う程それって簡単な
類のことではないのでは? というふうに思われた方も少なくないだろう。

勿論、僕も、そういうセルフコントロールというのがとても大切なのだからと
言及すれば、誰かがその気になってくれて、その問題に対して留意し、面倒な
手合いだからという理由でどこかに放置されていたプログラムソースを手元に
持ってきて、マニュアルを見ながらバグ取りをしてルーチンを強化するように
取り組んでいけばそれでOkじゃん! などというふうに、重い腰さえあげれば
わりと簡単に事が運ぶのだから、とは思っていない。

だいたい、面倒な類だからといって手つかずで放置されていたにせよ、情報の
デザインに関するセルフコントロールが会得出来、その効力も継続して保てる
ようなプログラムが実存するなんて有り得ない! とはキッパリ言い切れない
けれど、少なくともそのような事柄に相対していくことが平易ではないという
認識は持っているつもりだ。

しかし、平易ではないからといって、安易な方向にその答えを探していこうと
する安住性に傾倒していくことは、この場合はいただけないだろう。それだと、
身に付けなければならないことを見過ごしてしまう落とし穴に、自ら足を踏み
入れ、どつぼにはまっていってしまう。

その安易な方向とはどういう手合いなのかというと、端的に言い表すならば、
他人の意のままにというがごとく、身の回りの情報をいざ目の当たりにしても
ちょっと覗き込む程度で、労せずして効果や効能の有無を探そうとする嗅覚に
囚われる向きの思考や行為だ。加えて、その手合いには、たとえそれが情報の
表面(上っ面)をなぞった程度だとしても、何かを会得出来たような安堵感を
覚えてしまうことなども含まれる。

ただ、現代社会に暮らす僕たちの周囲には、ちょっと見渡してみても有り余る
程の情報が溢れている。日常生活を取り囲むありとあらゆる物事に対し、その
物事の数に比例するというより、現在では一つ一つの物事に対していくつもの
情報が幾重にも折り重なるようにして付随している。

このような状況の真っ只中にいるのだから、身の回りの情報群をいちいち検証
して、自分の眼鏡に適ったものだけをセレクトしていこうなんてナンセンスさ、
そんな言い分がそれ程不条理ではないようにも映る。僕も、自分の生活を取り
囲んでいる一つ一つの情報に対して、綿密に検証していくなどといったことは
不可能だろうと思っているし、そのようにする必要性もさほど感じていない。
そのような完全主義を貫こうとしても、身の回りの情報を片っ端から検証する
なんてことは不可能だと思う。

一読すると矛盾しているように受け取られるかもしれないが、日常生活全般に
関わる情報を全て検証する必要はないだろうし出来ないだろうけれど、自分が
携わりを持っている分野に対しても、日常生活の延長線上と同様のスタンスで
接していくというのは如何なものだろう、と言いたいのだ。もし、そのような
ことがまかり通るのであれば、かなり安直なやり方でもって情報と情報が行き
交い、やがてそれらは自然淘汰という名の下の合理的精神でカテゴライズされ、
更に安直さが増したサマリだけがふわふわと世間に浮遊していくことになる。

そうなると、情報の送り手と受け手との間に、誤報や誤解、不信感や不満足と
いった不穏な因子があらゆる局面で生じてきてしまうだろう。

それに、労せずして得られた情報は、やがては、またもや労せずして得られた
情報によって容易にその価値観を塗り替えられることにもなるだろう。つまり、
曖昧極まりないままに選択したものは、それが、なにゆえ、また、どこに、と
いうように、価値の在処を自身で見出せず、自身の中でその情報を活かす種も
植え付けられないまま、そうこうしているうちに、また何か目新しくて価値が
*ありそうな* ものが現れると、それが、今までの価値観の *ような* ものと
容易く入れ替わってしまい、いつまで経っても物差しは誰かの借り物、という
ようなことになってしまう。

これが癖になってしまうと、周囲から見るとその人にとっては良くないことと
思えるのだが、不思議とそのような癖は感染する節もあり、その人たちの周囲
だけはなんだかハッピーなひとときが過ごせたりするので、これがまた借り物
まがいの物差しの乱用を助長することにもなっているようだ。

まあ、でも、もしも国全体でそうなっていくようであれば、借り物の物差しを
又貸ししながらそれなりに共存共栄していけるのだろうが、そうは問屋がおろ
さないだろう、というか、そうなってしまえば国自体が破綻してしまう懸念も
あるのだろうが、そういう人たちが増えている反面で、そうではない人たちも
少数ながら確実に増えてきているので、そこまでの心配は無用だろう、と思い
たい。ただ、今現在は、それらが交錯していて、何だかぐちゃぐちゃしていて、
整理がつきかねる様がフォーカスされているといったところなのかもしれない。

話はやや横道に逸れたが、ようは、いつまでも借り物の物差しでもないだろう、
ということだ。そこから抜け出す、というか、たとえ少しずつであっても真っ
当な方向に修正していくためには、やはり、情報のデザインに対してのセルフ
コントロールというところに論点は着地する。知識が、発想の足枷になるか否
かも、結局はここいらあたりへの着眼が基点、或いは基軸になるだろう。また、
この手合いの情報のデザインというものは、Information Architectと称する
その道の専門家だけに必要なわけではなく、冒頭でも言及しているようにWeb
メディアの製作関係者たちにも今後は必要とされてくるだろうし、既に現時点
でも現場によっては必要が迫られる場面というのは多々あるはずだ。

そして、情報のデザインに対するセルフコントロールを直視していくためには、
先ずは、自分の携わっている分野の周辺に存在する情報に対して、当たり前の
ようだが如何に携わっている意識で相対していけるか否か、そこいらあたりが
*要になってくる* だろう。

と、ここまでは情報のデザインとセルフコントロールについての提言論めいた
ことを書き記してきたわけだが、こういう事柄は、いったいどうしてそれじゃ
駄目っぽいのか、その辺にリアリティさが伴わないと、読んでいただいている
方もいまひとつピンとこない面があると思う。

なので、ここからは、前掲した *要になってくる* と言及したことに関連性が
あると思われる事例を記すこととしよう。

僕は今年の夏のとある日に、音楽関係の書籍を購入するために紀伊国屋サザン
シアター店に行った。僕はあるミュージシャンのインタビュー集を探していた。
でも、なかなか見つからない。おかしいなあ、このあたりにあってもよさそう
なのに、と、音楽の棚のあたりをウロウロしていた。ウロウロしていたものだ
から、偶然平台にズラッと並んでいる、何だか似たようなタイトルの単行本が
並んでいる光景に自然と目がいった。そして、「ぇえ~!?」っと素っ頓狂な
声をおもわず店内で発してしまった。

僕が目をやった平台には、「~になるためのナニナニ(この、ナニナニという
部分にはキャッチーなフレーズがあったと思う。)」とか「(赤面するほどの
誘い文句だったのだが、ちょっと失念したので、ここではナニナニと記す。)
ナニナニすれば~業界に入れる!」等など、あまりに驚いてしまったせいか、
各タイトルが似ていたせいか、具体的な題号は覚えていないのだが、その時の
印象を頼りに書き記すなら、「こうすれば必ず音楽業界に入れるマニュアル」
とか、「これでアナタもミュージシャン」など、なんかそんな、(あくまでも)
そんなニュアンスの単行本がズラッと並んでいた。それも平台にドテーンと。

“こんなの読んでもなれるわけないって”、と、僕は瞬間的にその時は正直に
そう思った。でもすぐその後に、“なれる人もいるかもしれないけれど、これ
らの本の存在が、それになれた要因の一番手に挙げられることはないだろう、
少なくとも”、というふうにも思った。

そのように思ったのと並行し、“何故、この手合いの似たような本がこれだけ
平台に並んでいるのだろう?”、と、そんな疑問符も脳裏をかすめたが、買い
求める人がいるからだよなあ、やっぱり、と、需要と供給の関係がこの平台に
並んでいる本たちを生み出しているのだろうという、至極当然とも思える仕組
みに、驚愕のあまり少しばかり思考が後追いしてくるような感じで気がついた。

断っておくが、僕はこれらの本の発行に関与している人たちに対して、これっ
ぽっちも悪意はない。また、これらを買い求める人たちにも同様に悪意などは
さらさらない。だから、この手合いの本の存在、及び買い求める人たちに対し、
単細胞をさらけだすかのような頭ごなしの否定や拒絶をしてるわけではない。

ただ、僕が関わったミュージシャンや業界の人たち、そしてそこで求められる
技量や才覚、また、成りたくてもなれなかったミュージシャン志望の人たちや、
いわゆる裏方指向の人たち、それらの様々な舞台裏を見て感じてきた経験から、
“これらの本を買い求める人たちは、いったい今までにどのような経緯を経て
きて、その過程でどのような想いを抱き、結果、これらの本に対しどのような
望みを託し手にとるのだろう?”、といった素朴な疑問を持ってしまったのだ。

なにゆえそのような素朴な疑問が、それらの本を目の当たりにして浮かんだの
かというと、有名になりたいとか、お金持ちになりたいとか、好きなことだけ
やって生計を立てられるならとか、このての欲が先行し、それらの欲がわりと
実現し易そうだからその世界に憧れていた、ということを簡単に言ってのける
人たちを沢山見てきているからだ。そして、その手合いの欲が先行した多くの
人たちは自分の能力を *自分で磨く* 以前に、なるべく無駄なことを避け効率
よく、そしてできれば簡単に、なおかつ失敗の確率が低い手立てを、といった
都合の良い抜け道の類の情報にばかり気をとられているのが特徴だった。だが、
結果的には、その人たちの思い通りに事は運ばなかったことが多い。つまり、
思惑通りに音楽業界に入ることが出来て、欲を具現化するまでに至らなかった
人たちがほとんどだった。

だが、そのような欲を抱いていた人たちを、端から責める気などは毛頭ない。
そのての欲は、今や誰しもが心の片隅に落書きのように描いてもおかしくない
世の中になってきていることを反映していると思えるからだ。表面の華やかな
部分やおいしそうな話を誇張し、マスコミがそれをばらまけば、それらに踊ら
されてしまう人たちが出てくることは、さほど不思議な現象ではないだろう。

残念なのは、とっかかりは欲だとかおぼろげな夢が先行したとしても、自分が
どこまでそれが好きで、そのことに自分が携わることによって誰に(有形無形
問わず)何を与えられるのか、など、そのあたりの意識が伴っていたならば、
無責任に欲を刺激し煽るような情報に心を奪われることもなく、欲の実現化と
隣り合わせにある不安や焦りを悪戯に駆り立てられることもなかったかもしれ
ないので、相対していた物事の行方も違っていた可能性もある、ということだ。

裏事情などをなるべく排除した僕の体験からのシンプルな意見としては、欲は
欲で、まあそれはそれとして、結局はその矛先に対してどれだけ好きになれる
のか、興味が沸いているのかといったことが大切なのだ。そして、それらへの
自覚の強さが、無責任な他人やマスコミから発せられる、得体のしれない動機
からの様々な情報に対し、安易に惑わされないことにもつながっていくだろう。

また、自覚の強さは、たとえそのような類の情報をどこかしらで見聞しても、
それらと自分の中のフィルタが向き合うイメージがし易くなり、本当に必要な
モノ・コトを選択する思考回路へとすっと入り込め、その時どきの自分の置か
れた立場にとって必要、或いは不足な面を補うためのクリップをまとめる時も、
嗅ぎ分け方が鈍っていない嗅覚が支えとなった編集力へとつながっていくのだ
ろう、と。

勿論、希望が適い、夢の実現化への道のりへと踏み出せた人たちにも、迷いや
落胆といったものに襲われる時もあり、常に一定したラインを保ちながら上述
したようなことが出来ているわけではない。しかし、根底に自覚の強さがある
ので、紆余曲折したりしつつも自身のコアと交信が出来るチャンスが残されて
おり、自らが携わっている物事から放たれる情報の意義、或いは意味を再認識
することも可能になってくるので、受け手側もそのようにコアが付随している
情報だからこそ、真摯に受けとめることができたりするのだろう、とも。

前掲した例は、音楽の世界を目指す、または、目指した人たちに焦点があてら
れているけれど、言及した本質の部分においては、Webを取り囲む職業の世界
とも共通している要素が多々見受けられると僕は感じている。

そららを箇条書きにして提示することも可能なのだが、あえてそれはしない。
それは謎解きだからといったふうな変に子供じみた意地悪でそうしないのでは
なく、僕のつたない文章であっても、そのあたりについての読み解きや照らし
合わせといった思考や行為の類は、興味を持った方であれば自ずとそこに手を
伸ばすようにして試してくださるであろうし、そのような方々に届いて欲しい
ので、下手でもこのような類の事を書かせていただいているわけだから、僕は。

最後に、幸いにといってはちょっと悲しい、というか、複雑な心持ちなのだが、
最近の音楽の世界を取り囲む状況は以前にあったような敷居が大分低くなって
きており、Webを取り囲む世界と似通ってきている面が多分にある。なので、
沢山のハウツー、及び動機を促す類の音楽業界絡みの本を目にしたことを発端
とし、情報のデザインをセルフコントロールする時の側面に介在する、問題視
されるべき点を示す一例として、今回は、音楽の世界での体験の断面からその
一部を切り出し、ここに記させていただいたのだが、ちょっとばかし食い足り
なかったかもしれない。

だけど、ここまででもかなりの字数を食っているので、このての問題に関係す
る話は、今回はひとまずここまでということで。次回、または、近いうちに、
今回の事例の趣をWebの世界の状況に視点を移し、書き記したいとも少しは考
えているので、またその時にでも。

【Jules Yoshiyuki Tajima / Web Media Product Manager】
・My favorite artist「Blankey Jet City」の楽曲の寸評。fanの一人として。
『悪い人たち』(ライヴバージョン)☆以前ここでも取りあげた『青い花』の
c/w。アルバム『国境線上の蟻』などにも収録されている。後づけで歌詞に対
して、ある部分のフレーズがどうだとか構成云々とかでは語れない、というか、
語ることの意味を遮ってしまうような引力を感じる。それは、聴き手の個々の
意識下に普段は眠っている、価値観の形成のされ方といった面との対話を呼び
覚まし、好き嫌いや共鳴や共感の有無といった受けとめ方に、媚びずに白黒を
つけさせるといった潔さがあるからだろう。類い希な質感で迫ってくる名曲。
これは戯言と受け取られるかもしれないが、クリスマスの日にこういう楽曲が
クリスマスチックな常連曲に混ざって、街で流れていたりする光景というのが
あってもいいんじゃないかな、とも。子供に問われたら親が説明すればいいし。
生徒に問われたら聖職者が説明すればいいし。無理矢理に蓋をしたり、説明を
濁したとしても、それはそれで一つの答えとして、胸に刻まれるのだろうから。

・My Web Page(ネット上でふと目に留まった記事へのメモ的趣のコメント等)
A cheap net watch by ordinary man Jules
http://home.att.ne.jp/sun/jules/nonsnob/

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■編集後記(12/16)
・中学校のときのクラス会を開いた。わがクラスはわりとまめに集まりがあり、
毎年の校庭の桜を見る会や、修学旅行と称する一泊旅行も隔年で行ってきた。
よそのクラスからの参加希望も相次ぎ、もはや同窓会の様相になっている。そ
こで話されることはまったくつまらない。女性は孫関係、男は自分のことばっ
かり、それがメインだ。なんか場違いのところに来てしまったようで、もっぱ
ら写真係をつとめていた。インターネットについて、かろうじて話が通じそう
だったのは女性ふたりだけだった。わが世代はじつに退屈だ。   (柴田)

・ドラマ「HR」がかかっていた。仕事をしながらだったので、内容は覚えてな
いんだけど、生瀬勝久が妙に面白い中国人を演じていて、それが妙にコミカル
で上手い。つい目を向けた。篠原涼子に主役を演じるように言い渡す生瀬。篠
原は経験がないから、と断ろうとする。生瀬は、じゃあ歳いった役者は皆上手
いのか? 下手な役者は活躍していないのか? というようなことを主張する。
妙に頭に残るセリフでございやした。/冬季限定の「雪の香り」の芳香剤が売
っていたと、母親が買ってきた。雪の香りって、雪の香りって…大爆笑したあ
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 Photoshop技芸全書 本日号。

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
アシスト    島田敬子 

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