[1228] 月へ飛ぶ想い

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1228    2003/01/10.Fri発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 21144部
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    <一日も早く歯医者通いから解放されたいです(切実)>

■映画と本と音楽と… 153
 月へ飛ぶ想い
 十河 進

■金曜ノラネコ便
 新春に目からウロコ/U2のベスト盤にハマる
 堀本真理美+須貝 弦

■展覧会案内
 キリンアートアワード2002~ 受賞作品展

■展覧会案内(みたいなもの)
 「パライソ復活!! 第2弾」



■映画と本と音楽と… 153
月へ飛ぶ想い

十河 進
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●別の言葉で言えば

一年ほど前にアルトサックスを購入し、最初に吹こうとした曲が「フライ・ミ
ー・トゥ・ザ・ムーン/Fly Me to The Moon」だった。好きな曲はいろいろあ
るが、「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」はその中でも僕のベストワンであ
る。リズミカルなアレンジでもスローバラード風のアレンジでも、とにかく素
敵な曲だ。心がウキウキしてくる。

「ソーファミレドーレミソ ファーミレドシ」(ファは半音上がる)と暗譜し
た僕は、バスのなくなった深夜に自宅へ向かって自転車を漕ぎながら歌ってい
る。「枯葉」や「黒いオルフェ」「サマータイム」なども暗譜して歌いながら
サックスのイメージトレーニングをやっているのだが、「フライ・ミー・トゥ
・ザ・ムーン」がやはりリズムに乗りやすく自転車を漕ぐ足も速い。「枯葉」
や「黒いオルフェ」をスローで歌っていると漕ぐのも遅くなり、いつになった
ら自宅に着くかわからない。

「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」を最初に聞いたのは、1960年代の初期、
ジュリー・ロンドンの歌だったと思う。当時、「フライ・ミー・トゥ・ザ・ム
ーン」は大ヒットし、いろいろな歌手によって歌われていた。フランク・シナ
トラ、ペリー・コモ、トニー・ベネット、アンディ・ウィリアムスといった男
性歌手から、サラ・ヴォーン、アニタ・オデイ、ヘレン・メリルといった女性
ジャズシンガーまで幅広く歌われた曲だった。

曲が作られたのは1954年のこと。最初のタイトルは「イン・アザー・ワード/
In Other Word」だった。「別の言葉で言えば」とか「言い換えれば」という
意味だと思う。あるいは「はっきり言うとさあ」というニュアンスだろうか。
ところがコーラス部分の最初の言葉「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」の方
が有名になって、今では「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」のタイトルでス
タンダードになった。

「私を月に連れてって 星の間で遊ばせて」と歌い、「別の言葉で言えば」と
続け「ダーリン・キス・ミー」と言う。要するに「あなたがキスしてくれれば、
私は月へ飛ぶ想い」なのだと言っているのだ。割りに単純なラブソングである。
女性が平気で「ファック」と言う最近のハリウッド映画を見ていると、そんな
時代があったのかと昔を懐かしんでしまう。

ジュリー・ロンドンの歌で入ったから、僕はこの詞は女性のものだと思ってい
た。だいたい男が「私を月に飛ばしてほしい」とキスをねだるというのも何だ
かなあ、と思う。「キスして」とストレートに言えない恥じらう女性のかわい
らしさを「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」という言葉に込めているのでは
ないかと僕は思っていた。

しかし、「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」の極めつけはフランク・シナト
ラの歌だと最近知って僕は彼のCDをいろいろ探してみたが、「フライ・ミー・
トゥ・ザ・ムーン」が入ったアルバムがなかなか見つからない。ようやく聞け
たのはスクリーンの上でだった。その時、女性歌手たちが「ダーリン・キス・
ミー」と歌っている部分を、シナトラは「ベイビー・キス・ミー」と歌ってい
るのに気付いた。

つまり「僕を月まで飛ばしておくれ 星の間で遊ばせておくれ」と、その男は
歌い「ぶっちゃけて言うと、ねぇ、ベイビー、キスしておくれ」とねだってい
るのだ。

●何とも言えない気分になるラストシーン

ラストシーンにフランク・シナトラの「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」が
流れてきて幸福な気分にしてくれたのは、クリント・イーストウッドが監督・
主演した「スペース・カウボーイ」だ。ここ数年で見た映画の中では、人に勧
めたくなるベストワンである。老優たちが活躍する素敵な映画だった。この映
画を見終わったあなたは、きっと「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」という
曲が好きになっているに違いない。

1958年、宇宙飛行をめざして四人の若者たちが空軍で訓練を受けている。フラ
ンクはリーダー、ホークは向こう見ずで怖いもの知らずの腕利きパイロット、
ジェリーは女たらしのエンジニア、タンクは真面目な航空士である。彼らはい
がみ合い喧嘩しながらもチームとしてまとまり宇宙をめざしている。だが、彼
らの夢はついえ去る。宇宙開発は空軍からNASAへ移り、最初に宇宙へ飛び立つ
のはチンパンジーと決まるのだ。

そこまでがモノクロームの映像でプロローグとして描かれる。見事なのはその
プロローグで四人のキャラクター分けとフランクと上官との確執など、全ての
要素が的確に描かれていることだ。さらに、ホークがジェット機を操縦しなが
ら昼間の月を見て「あそこへいくんだ」と言い、「フライ・ミー・トゥ・ザ・
ムーン」を歌う。これが最後の最後で効いてくる。

四人の若者を演じているのは若い俳優たちだが、声はクリント・イーストウッ
ド、トミー・リー・ジョーンズ、ジェームズ・ガーナー、キーファー・サザー
ランドが吹き替えている。特にホーク役のトミー・リー・ジョーンズは特徴の
ある声だし、目立つ役だから印象に残る。

40年後の現在のNASA。老朽化したロシアの通信衛星アイコンが地球に落下して
くることが問題になっている。今は協力関係になっているアメリカはロシアに
代わって、アイコンを修理し軌道に戻すことを約束する。そのロシアの通信衛
星にはフランクが設計した誘導装置が搭載されており、その誘導装置を修理し
てアイコンを軌道に戻す計画が立てられる。

ここで、ふたつの謎が提出される。ロシアの将軍とNASAの責任者(かつてフラ
ンクと確執があった上官)の秘密めいたやりとりで、通信衛星と言われている
アイコンに何かいわくがありそうなこと、フランクが設計した衛星の誘導装置
が冷戦中に建造された旧ソ連の通信衛星に搭載されていることである。

NASAは旧い誘導装置を直せる技術者がいないことから、今はリタイアしている
設計者のフランクのところに協力依頼にやってくる。フランクはNASAの責任者
になっている昔の上官を脅し、かつての仲間であるチーム・ダイダロスの四人
で宇宙へいき通信衛星を修理することを条件に協力を承諾する。

彼は仲間たちを訪ねる。タンクは牧師になっている。ジェリーは相変わらず若
い女性を身辺にはべらせ、優雅にジェットコースターの設計などをやっている。
喧嘩相手だったホークは、小さな飛行場で一般客を乗せて曲芸飛行をやって生
活している。

宇宙ゆきを承諾した四人が革ジャンを着てNASAのビルに入ってくるシーンは、
とても楽しく仕上がっている。ツボを心得たイーストウッドの演出だ。仲間を
取り戻すために銃を抱えて歩いていく「ワイルドバンチ」の四人の男たちや、
大波を制覇するためにサーフボードを抱えて歩いていく「ビッグ・ウェンズデ
ー」の三人はもちろん、任侠映画でおなじみの雰囲気である。

●過ぎてしまった40年の短さ

NASAの責任者は老人たちの宇宙ゆきを渋々認めたが、彼らを宇宙にいかせない
ように画策し、修理の技術だけを若い宇宙飛行士に教えさせようとする。全員
を若い宇宙飛行士たちと一緒に訓練させ、健康診断の結果がひとりでも悪けれ
ば諦めるという条件を出す。

老人たちの悪戦苦闘が始まる。イーストウッドの役は69歳だが、彼は1930年生
まれだから撮影時の実年齢も同じだった。ジェームス・ガーナーはイーストウ
ッドより年上かもしれない。トミー・リー・ジョーンズがたぶん最も若い。と
いっても60歳は過ぎているだろう。体力で若者たちに敵うわけがない。現代の
コンピュータ制御されたスペースシャトルにだって手を焼く。

「スペースカウボーイ」を見ていて、若さと老い、未熟と成熟、知識と経験、
過去と未来、実績と将来性といったことを考えた。人間は自分が体験しないも
のはわからない、という諦めも改めて噛みしめる。いくら想像力を働かせても、
いくら人の気持ちを理解しようとしても、自分が経験しないことは身に沁みる
ことはない。

多くの場合、若者たちは老人をバカにする。自分たちがいずれ老いることを彼
らは想像さえしない。それが若さなのだと言われれば、その通りと言う他ない。
四人の70歳近い宇宙飛行士たちも、毎日、若い宇宙飛行士たちにバカにされか
らかわれ冷やかしに遭う。バーで女性に「家にこないか」と声をかければ「家
って老人ホームのこと?」と言われる。「昔、軍隊にいた」と言えば「北軍? 
それとも南軍?」とからかわれる。

しかし、この映画は老人たちが主役だから、随所に彼らの熟練・経験・実績・
成熟が生きる場面が作られている。シミュレーターでコンピュータ制御による
スペースシャトルの着陸に失敗した後、ホークは手動制御で神業のような手練
を見せ、せせら笑っていた若い宇宙飛行士やNASAの連中の鼻を明かす。

そう、ここでは老いが若さに、老練が未熟に、過去の経験が進化に打ち勝つの
である。最先端の知識と技術を持つMIT出身の優秀なエリートである若手飛行
士は、老人たちの邪魔をするだけの存在であり、彼らの無知と未経験が引き起
こした危機を経験豊富な老人たちが救うのである。

世代間の断絶は、いつの時代にもある。若者たちと老人の断絶、彼らの間に共
通するものはほとんどない。かつて少年であり若者であった記憶はあっても、
老人たちに現在の若者に対する共感は生まれない。中でも僕は時間についての
感覚が若者と老人でこんなにも違うのかと感じた。彼らは40年経って、ようや
く夢が実現する。その40年という時間の長さ……

20歳の人間が「きみの夢は40年後に叶うだろう」と言われた時、前途に横たわ
る膨大な時間に圧倒され、そんな未来のことを実感できるわけがないだろう。
彼は、「そんなことなら夢など叶わなくてもいい」と思うかもしれない。

しかし、すでにその40年を生きてきた老人たちは違う。トミー・リー・ジョー
ンズが「40年なんて短いもんだ」とつぶやく言葉が印象的だ。また、イースト
ウッドは言う。

──たった40年だ。

40年経って叶う夢……。
僕にもまだまだ時間はあるのかもしれない。

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
雑誌編集者。年末年始はいつものように基本的に寝正月のはずだったが、浅草
へ車で出かけ、柴田さんと会い、正月の渋谷・恵比寿・代官山・青山を歩いた。
少し疲れた。

旧作掲載
http://www.118mitakai.com/2iiwa/2sam007.html

竹内敏信ネットギャラリー&オリジナルプリント販売
http://www.genkosha.com/gallery/photo/

フォトテクニックWebSite
http://www.genkosha.co.jp/pt/

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■金曜ノラネコ便
新春に目からウロコ/U2のベスト盤にハマる

堀本真理美+須貝 弦
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●新春に目からウロコ…………堀本真理美

新春のおよろこびを申し上げます。皆さんはどのようにお正月を過ごされたで
しょうか。わたしは、お節やお雑煮の他にフグ料理やら松坂牛のステーキなど
(もちろんアルコールも)のご馳走づくしで体重が2Kg増えてしまいました。
はた目にはわかりませんが本人は痛いほど実感できるわけで、ただいまダイエ
ット中です。

年末にはあちこちの媒体が1年を振り返っていたのと同様に、この時期は皆さ
んが「今年の抱負」を述べていらっしゃると思います。わたしの抱負は……商
売繁盛、無病息災。えっ、それは「抱負」じゃないって? とりあえず一日も
早く歯医者通いから解放されたいです(切実)。

ところで、昨年の[#1019]号掲載のコラムで登場した10年来の友人Hちゃんから
の年賀状は届きませんでした。というのは、実は我が家が喪中だったからなの
ですが、これで本当に連絡が途絶えてしまったら……と思うと残念です。そん
な旧い友情を偲ぶ一方、昨年の大晦日は数週間前に知り合った友達の家での年
越しパーティに出掛けました。

インターナショナル・パーティというふれこみだったこの集まり、参加者の国
籍は、日・米・英・加・豪・独と、わたしから見るといまいち国際色が薄い気
がしましたが……。それはさておき、こんなところで“男性から見た「女性の
ここが好き!」はユニバーサル?”という発見をするとは思いもよりませんで
した。

よく「女性のどこに魅力を感じますか?」などという雑誌のアンケートがあり
ますが、顔、胸、目、足、などの他に「うなじ」と答える人の意外な多さに、
どうも今まで納得が行かなかったのですが、オーストラリア人青年(推定27才)
は「いやぁ、男と違って線の細い、か弱い感じがいいんだよ」と力説。「ちょ
っとポニーテールしてみてよ」というので、手で髪をまとめてひょいっと上に
あげて見せると「いいよねぇ、ホントに」とニコニコしていました。

感性豊かな人であれば、おそらく男女を問わず「うなじ、えりあし」という日
本語の響きに多少なりとも風情や色気を感じるかもしれませんが、それは日本
人特有のものだとわたしは思っていました。もちろんこうしたことは主観に左
右されるものですが、英語で言えば back of neck、せいぜい necklineってと
こで、ちっとも「はんなり感」がないではありませんか。

うなじ(項)やえりあし(襟足・領脚)に弱い男子は、わたしの知り合いにも
3、4人はいますが、いまやすっかり非日常着となった着物姿に対する日本男児
の憧憬なのだと勝手に解釈していたわたしには、新年からちょっとばかし目か
らウロコでした。

それにしても……今どきポニーテールって珍しいですよねぇ?

●U2のベスト盤にハマる…………須貝 弦

昨年末、最後のデジクリの原稿を書き上げて以降が忙しかった。今まで年末=
忙しいのは当たり前だとは思っていたが、ここまで忙しいのは久しぶり。ただ
抱えている仕事が多いならわかるが、やることが次から次へと発生するという
のは、どうしてもストレスが溜まる。

年が明けて、今日(8日)になって少しだけ落ち着いた感じがした。だから、
10月に発売されて以来ずっと買うタイミングを逃していた、U2のベスト盤を買
いに行った。「THE BEST OF 1990-2000」だ。Amazonで買っても良かったんだ
けど、ヨドバシのポイントで買おうとずーっと思っていて、いざ先日ヨドバシ
に行ったら売り切れで。で、ビックに行ったら初回限定盤が残ってた。良かっ
た良かった。

1998年の終わり頃(だったと思う)に発売された、同じくU2の「THE BEST OF
1980-1990」がU2の青臭い歴史だとすれば、今回のベストは「どうかしちゃっ
てるU2」の歴史だ。雪の中を白い旗を持って馬に乗っていたU2が、いつのまに
かブールスを歌うようになっていたのが前回のベストで、遅れてやってきたテ
クノバンドが原点に帰って行くのが今回のベスト。

とはいえ私は、初期のU2をリアルタイムには知らない。はじめてU2を聞いたの
は1989年くらいで、だからもうブルースを歌っていたし、アメリカかぶれを演
じていた。その頃は、U2がアメリカのバンドだとすら思っていて、昔ステージ
で白旗振ってたことは後から知った。そのあと気が付いたときには、顔に化粧
して角が生えてた。裏声だった。終わったと思った。短い間だったけどありが
とうU2、みたいな。

しばらく音楽なんてJ-WAVEで聞き流すものになっていた私が、ふたたびU2に注
目するようになったきっかけは、こともあろうにアルバム「POP」だ。白旗振
ってた→アメリカにかぶれてた→角生やしてた、おしまい――そういう認識だ
ったU2が「DISCOTHEQUE」である。ラメラメ着て「ブン、チャッ」である。愚
直そのものだったアイリッシュ・バンドが、筋肉模様のシャツを着て来日した。
私がU2にハマッたのは、むしろココからなのだ。

でも、そのU2の変遷が「人生そう簡単にはいかない」と教えてくれているよう
な気がする。20年間メンバーが変わることもなく、とくに人気がガタ落ちして
ミジメになったりするわけでもなく、たいしたスキャンダルも起こさない、そ
のかわり時代ごとに揺れてきたU2のほうが、メンバーが抜けたり死んだり逮捕
されたりするよりも、なんとなくだけどリアルな感じがする。

そんなワケで2003年1月、スガイはひさびさU2にハマッています。

【ほりもと・まりみ】mari@macforest.com
昨年の健康診断で骨密度が同年代女性の平均値をはるかに上回っていたことに
エラくご機嫌です。大人になってからもシリアル、ミルクティ、カフェオレ、
ホットミルクなどで大量の牛乳を摂取しているからに違いありません。ところ
で、牛乳を飲むと「お腹がゴロゴロする」というのは男性が多い気がするので
すが? 素朴なギモン。今年は登場回数は少なくなりますが、金曜ノラネコ便
を今年もよろしくお願いします。

【すがい・げん】sugai@macforest.com
そう、隔週になったんです。少し出番が減りますが、今後ともよろしくお願い
いたします。でもねmariさん、うなじは触ってナンボだと思うよ。

▼来週からは隔週であのロボぐるみ・北川かりんさんが登場。って予告書いて
プレッシャーかけようと思っていたら、早くも原稿は届いていた。エライ!

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■展覧会案内
キリンアートアワード2002~ 受賞作品展
http://www.kirin.co.jp/active/art/art-award/
http://www.kirin.co.jp/company/news/08/020826_1.html
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会期:1月10日(金)~2月24日(月)11:00~21:00
会場:KPOキリンプラザ大阪(大阪市中央区宗右衛門町7-2 TEL.06-6212-6578)
内容:キリンビールの芸術文化支援活動のひとつ、新鋭アーティストとの出会
いと育成を目的としている「キリンアートアワード」。13回目となる2002年の
受賞作品展を開催。年齢・国籍・ジャンルを超えた950点の応募作品から選ば
れた受賞作品11点を展示する。入場無料。

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■展覧会案内(みたいなもの)
「パライソ復活!! 第2弾」
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<関係者から>

あけましておめでとうございます。
昨年はギャラリーパライソの「復活!!パライソ展」にお出でいただきまして
ありがとうございました。
本年もギャラリーパライソをよろしくお願いいたします。

まずはパンダが羊をぶっ飛ばします。イラストレーション、陶芸、グッズなど
それぞれの作家が育て上げたパンダが一堂に集合。
あなたのお眼鏡にかなったパンダを連れて帰って下さい。
もう、よりどりみどりです。
福を呼ぶパンダスタンプも設置中。笹々、押しに来てください。
パライソ楽団の軽快なミュージックをバックに流してお迎えしております。

「パライソ復活!! 第2弾」
◎「なんでパンダん?展」
出品作家(順不同):いさめぐみ、掘越穂波、藤原直子、仲田イサ代、薮内弘
子、堤 展子、吉田 健、高井三千代、まえだ恵子、MAD BARBARIANS、原田 晋、
仲田 徹、寺田順三、小川雅章、つき山いくよ、ちろ、武田 愛、長嶺光恵
展覧会場:ギャラリーパライソ(大阪市中央区西心斎橋2-10-27 森ビル3階
TEL/FAX.06-6213-8053 mailto:info@paraiso-tv.com
地下鉄心斎橋、四ツ橋駅から歩いて約5~6分です。三角公園のとなりの交番を
南へ5メートルほど。
期間:1月7日(火)~19日(日)11:00~20:00 最終日は17:00 月曜日定休
とにかく一度パライソをのぞいてみて下さい。
 入り口の上り框につまずかないでね。
※パライソ(paraiso) ポルトガル語で楽園、天国の意。

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■編集後記(1/10)
・今日の朝日・埼玉版に、新海誠さんと埼玉県についての記事があった。新海
さんは「作品に埼玉を使うのは、身近な風景をもっと好きになりたい、強く印
象づけたいから」と語っていた。やっぱりそうだったんだ。あの「ほしのこえ」
を見たとき一番感動したのが、なぜか懐かしくてたまらない風景の描写だった。
絵の中に埼玉県内を思わせる表示もあったが、まさかご近所だとは知らなかっ
た。新海さんは長野県出身で、大学に入る前から武蔵浦和駅の近くのマンショ
ン住まいだ。「ほしのこえ」のふたりがいたのは、まさしく武蔵浦和なのだ。
鉄道関係の描写など一部は違うけど、涙が出そうになるほどいとおしい風景は、
なんの特徴もない、中途半端な、つまらないご近所がベースにあったのだ。け
っこういいじゃないか、さいたま市。2月に川口市にSKIPシティなる「最新映
像の発信基地」が誕生する。埼玉県は、宣伝に利用しようと(?)新海さんを
同施設内の機材なんでもありのオフィスに移らないかと誘ったが、新海さんは
いまの環境がいいと断ったそうだ。いい話だ(トわたしは思う)。 (柴田)

・松嶋菜々子がオスカル様に見えるんですが…。これから、オスカルヘアが流
行るんでしょうか。/気まぐれに検索かけてみたら、結構サイトがありますな。
ベルばら大辞典まであるとは。              (hammer.mule)
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/0106sora/  ほら
http://monberu.milkcafe.to/  文句があるならベルサイユにいらっしゃい!
http://www.ikeda-riyoko-pro.com/  池田理代子オフィシャル
http://comics-news.shueisha.co.jp/common/versailles/  ベルばら大辞典
http://www.10daysbook.com/ebi/store/store_ikeda_riyoko.html  ネットで
http://www.10daysbook.com/  ランキングの顔ぶれがすごい
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アソシエーツ  神田敏晶 
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