[1241] 嘘はヨイか

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1241    2003/01/30.Thu発行
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         <豊かな人は読まなくていいです>

■笑わない魚 54
 嘘はヨイか
 永吉克之

■Powerbook Publishing Project ~ (40)
 「クリエイターとして食べていく」話
 8月サンタ



■笑わない魚 54
嘘はヨイか

永吉克之
───────────────────────────────────
私は、善良な堺市民になることを人生の目標にしていたので、些細なことでも
ウソはつかないように心掛けていたのだが、ある時、改めて自分を振り返って
みて、あちこちで虚言妄言の限りを尽くしていることに気がついた。

                 ■

インターホンで、あ、セールスだナと判ると、「今、ちょっと手が離せないん
で」なんて、逃げ口上の見本のような口実でやり過ごそうとするのだが、敵も
その辺は見抜いていて「4~5分で結構なんですが」と食い下がってくる。
そこで「いま食事中だから」とか「セックスをしているところなので」とか、
ウソでも具体的に理由を伝えると、普通は諦めてくれる。

「このマンションの入口に、訪問販売お断りと貼り紙してあるやろが。どこ見
とんねん。お前の眼は後頭部についとんのか。そんな眼やったら、ひっこ抜い
て売ってまえ。臓器売買なら、ええルート知ってんど。紹介したろかー!」

私は気が小さいので、こういう具合にキッパリ断れないから、ウソで逃げよう
とするのだが、それだけではない。相手はセールスのプロだから、正攻法で断
ろうとすると、ああいえばこう、こういえばああいうで、貴重な時間を、どん
どん浪費してしまうから、手っとり早く話しを終わらせるために、ウソを使っ
てしまうのだ。

                 ■

24歳から31歳まで東京に住んでいたが、東京では、購読者数日本最多を誇り、
最強プロ野球球団をかかえる某新聞の勧誘活動が盛んだった(今でもか?)。
多い時には一日に勧誘員が3~4人は来たと思う。食事中であろうが、友人が来
ていようが、なかなか帰ろうとしないのである。それでも始めのうちは、こち
らもまともに応対していたのだ。

「最新のニュースならテレビの方が早い」とか「どの新聞も同じようなものだ
から、今取っている新聞をわざわざ断って某新聞に乗り換えることもない」な
どと正論で話をして、相手が諦めるのを根気よく待っていたのだが、そのうち、
こんな不毛な議論に長い時間を使うのはもったいないと思うようになってきた。

そんな時、「嘘は百匹のオタマジャクシに勝る」という格言を思い出し、ウソ
を使ってもいいから、早めに話を切り上げさせようと思ったのである。

そこで、読んだこともないのに「社説が偏向しているのが許せないから某新聞
は取らない」とか、そのころ、野球には全く興味がなかったのに「ぼくは阪神
ファンで、巨人が大嫌いやねん」なんて、意識して露骨な関西弁で言ったり、
「某新聞は勤め先で読めるので自宅ではいらない」とか、まことしやかなウソ
を言ったりしているうちに、だんだん後ろめたさがマヒしてきて「来週、稚内
に引っ越すからさ、契約できないんだよ」とか「いつも行く占いの館で、某新
聞を購読すると、狂い死にするって言われてるんだよ」とか平気で言うように
なってしまった。

しかし最後には、手の込んだウソを考えるのも面倒臭くなり、勧誘員が「某新
聞ですが」とやってくると、ドア越しに「あ、某新聞もう取ってます」なんて
安直なウソを臆面もなくほざくという芸当まで身につけた。しかし後でバレて
トラブったことはない。

                 ■

最近、内装関係の業者から、よく電話がかかってくる。この不況下、業者も必
死に食下がってくる場合があるので、要領よくウソをいわねばならない。

■もしもし、株式会社磯巾着ですが、ご主人様ですか?
□はい。
(独身だから主人もクソもないが、ここで「いいえ」というと「では、ご主人
 は?」ということになって、話が長引く要因を作ってしまう)

■お宅さまでは、もうリフォームはお済みでしょうか?
□はい。
(リフォームは済ましていないが「まだです」なんて言おうものなら、敵は涎
 を垂らして襲いかかってくるだろう)

■それはいつごろ、なさいましたか?
□1年くらい前です。
(10年前なんて言うと、「じゃあ、どこそこが老朽化している可能性があるの
 で、一度、当社の者がお伺いして・・・」なんてことになる危険性がある)

■どの辺りをリフォームされましたか? 床とか壁とか。
□家中全部しました。
(ウソくさいナと思いながら、相手も「そらウソやろ、アンタ」とはいえまい)

これで、普通の相手なら、諦めるはずだ。このように、ウソをつけば実に簡潔
に、わずか四言で話が終わる。

ちなみに、これを読んで、訪問や電話によるセールスを仕事にされている方は
憤慨されたと思うが、私は、「しつこい」セールスについて述べただけである。
「しつこい」セールスを方針にされている方は憤慨していただいて結構である。

                 ■

厳密に考えれば、社交辞令もウソの一形態である。年賀状をもらう度に思うこ
とだが、世話どころか、会ってもいないのに「旧年中はお世話になりました」
と書いてあることがある。

まあ、親しくもないのに、しがらみ上、年賀状を書かなければならない相手と
いうのはいるもので、そんな人に「去年はついに彼女ができませんでした。で
も今年はソープに行ってでも童貞を捨てる決心です。応援してください」なん
て書くわけにもいかないだろうから、これは必要悪と考えよう。

                 ■

ウソは素晴らしい。こんな高度なものを考案した人間は、やはり霊長類の王だ。

英語に "white lie"(罪のない嘘)という言葉がある。「白い嘘」とは美しい
表現ではないか。人を悲しませないため、傷つけないために、やむを得なけれ
ば、ウソ八百を並べ立ててもいいのだということがわかって、私はどれだけ救
われたことだろう。

私は、自分が悲しまないため、傷つかないために、どんな荒唐無稽なウソでも
平気で言えるような気がするのである。

【ながよしかつゆき/アーティスト】katz@mvc.biglobe.ne.jp
先日、東京に行ったついでに、千葉県佐倉市にある、川村記念美術館に行って
きた。見渡す限りの田園地帯のなかにポツンと建っているのだが、所蔵作品が
すごい。フランク・ステラだけで14点もある。その他、マティス、ピカソなど、
大物揃いで驚いた。やるじゃん佐倉市! それに比べて、わが堺市は、こーん
なにでかくて、人口も大腸菌より多いのに、なんで美術館がひとつもないの?
EPIGONE / http://www2u.biglobe.ne.jp/~work/

川村記念美術館のサイト / http://www.dic.co.jp/museum/

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■Powerbook Publishing Project ~ (40)
「クリエイターとして食べていく」話

8月サンタ
───────────────────────────────────
現在少なく見積もって、デジクリ読者の、20人に一人は自立した生活が厳しい
状態なのではないだろうか。あるいは10人に一人かも知れない。今回はその、
「厳しい」と感じている人と、一緒に考えていきたいお話である。豊かな人は
読まなくていいです。

●クリエイターとして、暮らしていける!?

絵描きやライター、各種デザイナー、フォトグラファーなどの「クリエイター」
の発注単価は下がっている。仕事の数自体は、減ったのか増えたのかわからな
いが(クリエイターが関与できる仕事は増えているので)、従来と同じ報酬体
系を維持していくことは、困難になっている。新規参入組の報酬は上がりにく
く、高額料金のクリエイターの多くは敬遠される。

クリエイターとして食べていくことが大変になっている。その道によって生活
していけることをプロと言うなら、プロとして、プライドある生活を維持する
ことが難しくなってきている。まっとうに素晴らしいお仕事をされている人で
も、純粋に物書きや絵描きとして食べていけるひとが減っているように思う。

一つのことで食べられるプロ生活というのは世間体も良く、格好いいし、憧れ
るけれど、実際にはもう、出来ることをなんでもやっていかないと、現実生活
は難しい。

別にそれはクリエーションの世界だけの話ではなくて、例えば現実社会を支え
る最前線、建設業界なども、公共事業が減り、全体の仕事も不景気で減って、
瀬戸大橋なんかを建てていたゼネコンが、小さなマンションなどの仕事まで手
がけるようになって、普通にマンションを建てていた中小の工務店はさらに苦
しく、大も小も仕事なら、「なんでも」やるはめになっている。

例えばホテル業界。一泊二万五千円からという値段をゆずらなかった、ある程
度余裕のあるお客のための「シティ」ホテルが、集客のため値段を一万円台前
半まで落とさざるを得なくなり、ビジネスホテルと真っ向勝負の世界に突入し
ている。

風呂は大理石、荷物を制服姿のスタッフが運んでくれる「うそ!?」というく
らい上等なホテルが、二人で一万二千円台で泊まれたりするので、安かった代
わりに素っ気ないサービスだったビジネスホテルは、相当きつくなってきてい
る。客の奪い合いである。限りなくラブホテルに近いことまでやり始めたとこ
ろもある。

※例えばホテルなら一休com。値段を見て唖然として欲しい。
http://www.ikyu.com/
(これ、見て欲しいような見て欲しくないような…)

例えばとても「堅い職業」だった銀行はいわずもがな、自前でサラ金に資金を
供給して稼ぐだけでは足りなくなり、ついにサラ金を、自分の手でやるように
なってしまった。「なんでもやる気」である。
※一例:東京三菱キャッシュワン
http://www.cashone.co.jp/

例えば個人が1000万でも500万でも借りて、デザイン事務所でも開きたい、人
をやとって店でもやりたい、そんな夢のある資金調達は今は事実上不可能だ。
だがサラ金スタイルの融資は、がんがんやるらしいですよ。

この「なりふり構わない」商売的なキツさの理由は、明らかに、仕事の発生す
る源、「市場」が伸びなくなってしまったからだ。今までは、日本全体が成長
していたから、どの分野にも「伸びしろ」があった。新しい人間が入ってきて
も、新しい客が入ってきていたから、その分だけ新しい仕事が発生していた。

現在はそうではない。ゼロサムである。一人が仕事を取れば、一人は仕事を失
う。全体のパイの大きさは変わらないか、あるいは萎縮気味傾向で、つまりは
食い合い状態である。「共存共栄」なんて、なかなか聞ける言葉ではなくなっ
てきた。(もちろん将来はわからないけどね)

●歪んだ「世代間利害」

ゼロサムであるだけなら、まだマシだと思う。もう一つの問題が深刻だ。世代
間の深刻な利害衝突である。日本では年功序列型の給与体系がずっと当たり前
だったから、高齢すなわち、高給を意味している。全く同じ仕事内容であって
も、中高年がやれば高コストは当然のことだったし、年齢に応じた定期昇給は
社会全体が「当たり前のこと」としてとらえてきた。

それが「あっさり」覆ろうとしている。私のような、祖父と親と私と三代、ほ
とんどサラリーマン生活をやってないような部外者的な人間から見ても、毎日
のように大企業が「定期昇給原則廃止」のニュースを出しているのは、結構ス
ゴイ裏切りではないかと唖然とする。とりあえず、中高年の世代は今の収入レ
ベルを、「周りがみんな高給だから」という理由で維持することは、非常に困
難になってきている。「50歳だから、50歳にふさわしい給料の仕事を」という
のは、笑い話になってきた。

「高齢=即、高付加価値の仕事人と見なされなくなった」ということは、その
収入の裏付けを得るために、高給を取り続けるために、「なんとなく」ではな
い、実質的な、シビアな勝負をしなくてはならないということだ。

例えば同じ仕事を発注するにも、ベテランと若手の見積もり内容は、コストか
ら考えても、同じという訳にはいかない。これは法人の場合に顕著である。ク
リエイターなら小さな所帯だから、小回りがきく場合が多いけれど、これが会
社になると、「セッタイ」だけが得意な年収一千万円の管理職を何人も抱えて、
いつまでも「規模と実績と信頼」だけを、高額請求の理由にするわけにもいか
ないだろう。

若者の会社は全くの逆で、きちんと仕事さえ出来れば、たとえ見積もりの結果
がベテラン会社と同じであっても、圧倒的に有利である。実績も信頼も信用も
ないかも知れないが、安く出来る。おまけに安くした上でも、当人たちには十
分、価値ある報酬額になるかも知れない。50代の100万円と20代の100万円では、
意味が全然違う。

「信用あるところじゃなけりゃ」「実績がものをいうね」「出来れば大きいと
ころで」とは、仕事の発注側がよく言うことだが、全ての場所で通用する言葉
でもないし、いつまでも通用する言葉でもない。「安い」という言葉に即、惹
かれる人間は掃いて捨てるほどいる。どんな会社も最初は信用ゼロだったのだ
から、こんな時だからこそ「安くて信頼できる、伸びる会社(人間)」を、見
つけたがっている経営者もちゃんといる。

つまり、この状況でいろんな規模の、いろんな世代の人間たちが仕事を奪い合
えば、「ある種の人間が不利になる」利害衝突は避けられない。どんな人かは
ここでは書かない。

この状況、ゼロサムの市場で、なおかつ年功序列の報酬体系が崩壊することが
重なること、それが本当に陰惨な世代関係をもたらしてしまう。その「陰惨さ」
をまずわかって欲しい。

●お互いの立場が、理解できないという悲惨

世代間対立というのは常にある。若い世代が、経験を重ねた世代より仕事が出
来ず、ものを知らないのは当たり前のことだ。だから「もっと勉強しろ」「お
前にはまだ早い」「それではまだ通用しない」「こんなものは仕事とは言えな
い」などの言葉で、もっと成長し、一人前の仕事をするように促し、社会人に
なるように励ましてきた。

ところが、この手の罵倒文句というものは、あくまで「上の世代が若い世代を
育てる意志を持っている」ということが前提で、「叱咤激励」として機能して
きたものである。「お前のことは俺が面倒を見てやる」という、上の者の責任
ある立場、信頼があるから通用してきた。その「育てる余裕」が、本当になく
なりつつあるどころか、商売敵だったらどうだろう。

自分の将来について、収入について、保証も何もしてくれない人間がどんなに
立派な言葉で「仕事のあり方」について語っても、それは「俺たちの権益を侵
すな」にしか聞こえないだろう。お互いにカネの余裕のない状態で、カネ以外
の、「カネに換えられない価値観」を共有することは難しい。
(これ、40代以上の人には、本当に、わかってもらえないかもしれない。理解
が全く出来ないかもしれない。今回のコラムは、読む人の立場・年齢によって、
本当に見方が違うと思う。でも、わかってもらえなければこの陰惨さが見えて
こない)

若者は貧乏で無知でものの価値を知らなくて当然の存在だが、その若者と仕事
を奪い合わなくてはならないとき、上の人間が今、踏ん張って「食えなくても
守らなければならない価値がある」と体を張って「身銭を切って」言わなけれ
ば、数十年かけて築き上げた文化なんて、数年でゴミクズみたいに消えるだろ
う。それを「今の若者が情けないから」「政治が悪いから」とか言うのは簡単
なことだ。

不景気で何が変わったかと言えば、「俺が面倒見てやるから、頑張って挑戦し
ろ」と若い人に言ってあげられる、余裕のある大人が激減したことだ。今は
「口は出すけど、リスクは負わないよ」という言葉を当たり前のように、全く
恥ずかしがらずに、堂々と言える人が増えてきた。そのくらい、追いつめられ
て来たのだと思う。

若者には駆け引きがない。だから、値段をおそるおそる出したときに、「本当
は高く出してあげたいけれど、今、うちは苦しくてね…」と言う老獪なクライ
アントの裏が読めない。これは社会的に当たり前の慣習かもしれないが、度を
過ぎれば全て、お互いの身にそのツケが降りかかってくる。

なぜこの話が悲惨かというと、「右肩下がり・やりなおし=失敗=落伍者・敗
残者」という、社会的視線の中のお話だからなのだ。さらに、高齢になればな
るほど、失敗した人はダメな人で、敗残者というレッテルがつく。イメージだ
けでなく、金融機関からは本当にレッテルを押されてしまう。だから、皆それ
に極端におびえてしまう。中高年の人ほどおびえる。そのおびえが、全体に余
裕を無くしている正体だ。

もちろんこんな状態は、あまりいいものではない。しかし、間違いなく現実に
起こっていることだ。

●実は、カネではないだろうか

鍵を握っているのは、実はカネではないだろうか。文化とカネは完全にがっち
りとリンクしている。「文化に余裕を持たせるために、クリエイターの仕事を
生み出すために、どうお金を引っ張ってくるか」、その選択肢が不足している
し、アイディアも不足している。そこを突かなくてはならない。根底にあるの
は、実は金融の話だと思う。

クリエイターという仕事は、デジタル時代になって垣根が低くなったため、今
送り手側の人数の方は、本物の爆発時代が来ている。文章を書く人、絵を描く
人、写真を撮る人、比較にならないほど増えている。しかし「お金の回り具合」
によっては悪かろう、安かろうにもなるだろうし、バンバン才能とカネが流れ
込む、新しい市場が出来るかも知れない。その上に、もっと面白い文化が建つ
かも知れない。

金融といっても、銀行とかそういうところからお金を借りるような話ではなく、
そういうところをすっ飛ばして、末端のクリエイターたちが、もっとダイレク
トにお金を動かす、そんな形が必要だ。借りる話だけではなく、貸す話、売る
話、そんなところは、もっともっと面白い話が出来るのではないかと思う。

今から「クリエイターとして食べていく」なら、「お金の回り方」をもっと見
つめて、何かやらないと、というお話でした。この件、非常に面白いはず。デ
ジタルはいろんなものの垣根をぶち壊してきたけれど、特に数字との相性は抜
群にいいはずだから。

【8月サンタ】ロンドンとル・カレを愛する34歳 santa@londontown.to
・う~ん、今回の話と無縁の人って、どのくらいいるんだろう。でも、新しい
マーケットがそろそろ欲しいよね。「部外者」扱いされるところに、どんどん
入っていこう。
・今、リビングストン・テイラーのアルバムを探してたりします。

・ロンドン好きのファンサイト
http://www.londontown.to/

・投稿ロンドン写真館に写真よろしく~
http://www.londontown.to/cgi-local/upppu/upppu.cgi

・デジクリサイトの「デジクリ・スターバックス友の会」
http://www.dgcr.com/

▼「MacWIRE Express」も新記事を掲載。iBook2台目買っちゃいました。
http://www.zdnet.co.jp/macwire/0301/07/nj00_digicre.html

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■編集後記(1/30)
・わたしも参加している「All About Japan」。なんと261もガイドサイトがあ
る。なかにはこんな狭いディープなテーマでよく続くなあと思うガイドサイト
もある(「CG美少女だってそうじゃないか」と言われればそうですけど)。新
着のコラムはよく覗くのだが、SOHOガイドサイトの美縞ゆみ子さんのコラムに
共感した。SOHOワーカーは、仕事が途切れることがこわくて、自ら「休む」こ
とができない。いわば「休暇恐怖症」のような状態になる。これはちょっと怖
い、という内容。「休むことに罪悪感を抱き、いつしか架空の上司の目をつく
ってしまう自分を何らかの形で解放してやれねばなりません」。いつか体も心
も壊れてしまう。そこで、「仕事に休暇をセットさせてスケジュール帳に書き
込むことにしたのです」という。ときどき壊れそうになるうちのデスクにも読
んでもらいたいものだが、日刊メールマガジンを2誌もつくってめんどうな部
分はデスクにお任せ、というこっちが悪い。なんとかしたいが。  (柴田)
http://allabout.co.jp/career/soho/closeup/CU20030125/index2.htm

・チェックインして、出国手続きと手荷物検査。余った時間で免税店に寄るが、
たいして欲しいものなんてない。欲しかった限定品の香水を探してみるが無い。
目の下のクマに良いという化粧品なぞ見て、どこの製品が評判良かったっけ、
最近新製品が出たはず、などと頭の中の引き出しを探るが、最近オシャレにう
とくて思い出せない。ふと外を見ると、機体に映画ロードオブザリングが描か
れている飛行機があった。離陸予定時間の10分ほど前に飛行機が到着。おいお
い、大丈夫かここの航空会社と思ったのだが、帰国時にその読みが当たってい
たことを知る。機内食はまずかった。普段おいしいものを食べていたんだなぁ。
飛行時間は2時間、時差1時間。着いた空港が浦東空港で、関空と同じ人のデザ
インだと教えてもらうが、後記を書くにあたっての裏付けはとってない。だだ
っ広くて匂いもあまりしない。気温も同じくらい。入ったトイレの洗浄用ボタ
ンは日本語。ぜーんぜん海外にいる気がしない。      (hammer.mule)
http://www.rpwf.org/  レンゾ・ピアノ公式

<応募受付中のプレゼント>
 Web Designing 2003年2月号 1231号。
 ファイルメーカーPro Webデータベース講座 1236号。

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