[1243] エンゲル係数の次はブロバン係数

投稿:  著者:  読了時間:27分(本文:約13,100文字)



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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1243    2003/02/03.Mon発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 21089部
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        <時間もディスプレイにシフトできる>

■KNNエンパワーメントコラム
 エンゲル係数の次はブロバン係数
 神田敏晶

■HipWeb! [The last]
<!-- Subtle Hints of Information Design, for Web Media Production. -->
 日常生活の中でも Let's Study
 Jules Yoshiyuki Tajima

■セミナー案内
 シリコンカフェの「Dreamweaver、Fireworks 長時間徹底セミナー」

■展覧会案内&プレゼント
 世界の文化遺跡を描く 平山郁夫展





■KNNエンパワーメントコラム
エンゲル係数の次はブロバン係数

神田敏晶
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KNN神田です。

かつて消費の動向を知るための指数として「エンゲル係数」がよく引用された。
しかし、最近ほとんど「エンゲル係数」などメディアで見ることも聞くことも
なくなった。そこで「エンゲル係数」に代わる指数として「ブロバン係数」を
提案してみたい。

「エンゲル係数」は、ドイツの統計学者のエルンスト・エンゲル氏が考案した
指数であり、エンゲル係数=飲食費(外食を含む)÷国内家計最終消費支出で
計算される。

戦後まもなくの日本、1948年のエンゲル係数は60.4%。まさに食べるために働
くという状況。エンゲル係数が40%を下回るのが1960年代。そして今では23%
程度にまで下がっている。30万円の給与であれば、約7万円が食費にかかると
いうことだ。

一般的にエンゲル係数が低いほど、生活水準が高いと評価されるが、これを
「通信費」+「ネットコンテンツ費」でのブロバン係数で見ることによって、
生活の質ではなく、「ネット消費」の質を知ることができるのではないだろう
か? 家計調査であらわされる「交通・通信費」項目と分離しなければ、ブロ
ードバンド時代の消費動向は見えないからだ。

家計調査のしくみと見方
http://www.stat.go.jp/data/kakei/10.htm

そこで、自分自身の1か月分の通信コストを調べてみた。

 NTT固定電話 3,000円 ほとんど使用しない
 有線ブロードバンド 4,305円 100M光ファイバー
 DoCoMoAOL 2,079円 海外接続時のAP利用
 IIJサーバ 840円 メール専用サーバ
 ZERO Inc 315円 やめ方がわからない
 DDI AirH" 128K 10,059円 国内無線常時接続用
 Yahoo! 294円 ?
 Yahoo!オークション 294円 オークション
 DoCoMo 10,000円 携帯電話
合計 インフラだけで 31,186円

ほとんどインフラだけで3万円を超えている(数年前は常時接続のプロバイダ
ーが高くて常に5万円を超えていたが…)。今後はISDNをやめて、Yahoo!BBに
したり、余分なサービスを解約することによって、1万円くらいは節約できる
ことだろう。こういった費用もネットで管理してくれて、適切に安いサービス
の方に自動的に切り替えてくれれば、合計の10%ずつでも手数料を払ってもい
いと思う。

さらに、このインフラに有料コンテンツ料金が加算されることとなる。着メロ
や待ちウケ画像などのサービスはないが、ネットゲームやネットでのギター講
座、ネット英語講座、アダルトサイトなどのブロードバンドコンテンツを考慮
するとさらに1万円から2万円を毎月支払っていることとなる。

業務上、ブロードバンドコンテンツには最低1万円/月は支払って、どんな有料
コンテンツならば値頃感があるかをチェックするためだ。仕事柄ブロバン係数
は高くなりがちであるが、このような「ブロバン係数」で消費生活におけるネ
ットワーク依存度が明確にみえるのではないだろうか?

これはボクの事例だが、ブロバン係数が上がるにしたがって、定期的な印刷メ
ディアや有料CATVの支出が減ってきた。エンゲル係数はほとんど変わらない。
ブロバン係数の上昇は、物質的(アトム)コンテンツの購買費を圧迫するよう
だ。これは金銭的なものは当然だが、さらに時間もディスプレイにシフトする
ことができるからだ。

顕著な例が、紙の新聞をやめたことだ。経済紙と一般紙はほとんどネット上で
問題がなくなった。現在、紙の新聞を読むのは、広告を読むためでしかない。
また、週刊の雑誌も週に一度のインターネット喫茶での3時間ほどあれば、す
べて読めてしまうこととなった。料金は1000円もかからない。インターネット
喫茶は、雑誌や買わないけども見てみたい写真集などを見る時にちょうどいい。

最近は書籍類もイスに座って座り読みができる書店でほとんど流し読みし、デ
ータが必要な本だけ購入する。また、手元にないより、あればいいという本は
「Amazonマーケットプレイス」で指定値で注文しておくという便利な購入方法
が登場している。希望価格(上限)を決めて登録しておけるので便利だ。オー
クションのように、面倒なお礼を述べたり、振込みの手間がないところが気に
いっている。しかし、忘れた頃に届くのはちょっと問題だが…。

…というように、ブロードバンドやネットが発達することによって代替できる
手段が増えてきたから、かなり消費のスタイルが変化してきた。

総合研究所や調査会社のお手盛りの調査データで、バラ色のブロードバンド市
場を推測するのではなく、新しい家計調査のような調査手法で、交通費と通信
費を分け、教養・娯楽の数字との割合と比較したブロバン係数をあらわし、本
当の意味でのブロードバンド化がもたらす、日本の消費パワーの推移を感じた
いと思うのはボクだけだろうか?

KandaNewsNetwork,Inc. http://www.knn.com/
CEO Toshi Kanda mailto:kanda@knn.com
45-14 Oyama-cho,Shibuya,Tokyo,Japan151-0065
Phone81-3-5465-6555 Fax81-3-5478-8719

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■HipWeb! [The last]
<!-- Subtle Hints of Information Design, for Web Media Production. -->
日常生活の中でも Let's Study

Jules Yoshiyuki Tajima
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※下記は2000年に僕が発行していたHipWeb! Mail Magazineのコンテンツです。
 既に読まれた方も若干いるかもしれませんが、リライトをしていますので、
 再度読んでくださるのに値する内容にはなっているだろう…とは思います。

▼ This column was published by HipWeb! Mail Magazine of July 3, 2000.

企業に招かれてのレクチャーで、Webサイト制作のことについて話すと、質疑
応答の時に耳にする言葉で頻度が高いもののひとつが「Webデザイン」。そし
て、Webデザインについて語られる時には、Webサイト制作と関係が深いと思わ
れるインフォメーションデザインの要素であるナビゲーションスキーム、メタ
ファ、インタフェースなどの用語が頻繁に飛び交う。

このような傾向は、インフォメーションデザインがWebデザインのみならず、
Webサイト制作全般においても重要な要素のひとつであるということの認知の
表れでもあるわけで。なので、Webデザイナだけがそれに相対して関わってい
けばいいんだってことではないことを、暗に示しているとも言える。

マネージャーやプロデューサ、プランナやディレクタ、システムエンジニアや
プログラマ、はたまた営業畑の人をも含め、Webデザイナ以外でサイト制作に
関わる人たちにとっても、門外漢だと自らが言い放ち、無責任に傍観している
わけにはいられない事柄になってきているのだろう、と。

事実、インフォメーションデザインがどういうモノ・コトを指すのか? その
認識が、Webサイト制作に携わる各スタッフ間の思考回路にどの程度の割合で
存在しているかによって、制作スタッフ間における制作物に対する意思の疎通
度合いはかなり違ってくる。あまりにもチンプンカンプンな意思の疎通しか図
れないスタッフの構成だと、無駄な説明や説得ばかりが増えてしまって、所謂
理想的なブレーンストーミングの趣からは離れていき逆行していってしまうで
しょうから。

加えて、そのような状況に陥ってしまうと、制作期間中における各スタッフの
モチベーションにも影響を及ぼしてくる。さながらあちらこちらに段差がある
ように、各自のモチベーションのバラツキが顕著に表に出てしまうことになる。
そうなると、それがプロジェクトや制作チーム全体にも波及してしまい、一致
団結といった趣の集中力も低下していき、惰性で事に臨む姿勢が隠す術もなく
露呈されていってしまう。ここまでくるともう手遅れで、Webサイトの出来や
クライアントとの交渉などにも暗い陰を落とす確率が高くなってきてしまう。

なので、ようは、Webサイト制作に関わりを持っている立場にいるのであれば、
インフォメーションデザインという事柄に対して、普段から意識を向けておく
ようにすることが大切でもあり必要だということ。

とは言っても、このインフォメーションデザインという代物、専門のデザイナ
でさえ頭を悩ませる類のものなわけだから、Webデザインや情報デザインに関
する参考書籍を数冊程度読んでも、イマイチその先の応用性までに思考がいか
ない場合が多い。少なくとも、僕が今までに知り会ってきたデザイナ以外の人
には多く見受けられる傾向だったし、たとえデザイナと名乗っている人でさえ
そうだったりすることが意外と少なくなかったりもした。

では、インフォメーションデザインへの意識付けとか、参考書籍などを読んだ
後に応用性へと繋いでゆく掛け橋は、何をどうしていけば習得できるのか? 
ってことになる。

理想を言えば、ちゃんとした先生(人にもよりますが、その人にとって信頼を
寄せられると思える先生という意味。)が在籍しているアートスクールなどで
学ぶことにより、そこで学んだという既成事実による良い意味での自己暗示が
支えとなり、自信へと結びつく道標になる可能性も高いので、それもベターな
選択のひとつではあるのですが。だけど、既に日常の業務に追われている社会
人だったりすると、なかなかそういう類のスクールに通う時間がないのが現実。

それでも、Webデザインや情報デザイン関係の参考書籍を数冊程度だとしても
目を通したことがあり、ナビゲーションスキーム、インタフェース、メタファ
などの用語やそれに関連してくる機能が、Webサイトという器ではどの部分を
指し、どのような役割があるのか大凡の見当がついているということであれば、
インフォメーションデザインに相対していく思考回路の通りを良くするための
簡単なトレーニングは、案外手軽に日常生活の中でも出来たりするのではない
かなって。

*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*

ここからはそのトレーニングの一例のさわりを記しますが、“さわり”という
だけに、これらは決して即効薬ではなく、“何故?”とか“こうしたらもっと
良くなるのでは?”とか、“Webにも応用出来るかな?”等などの自問自答を
することによってヒントに成り得ることなわけで。また、そのての問いかけが
介在してこなければ、アートスクールなどに通って知識を得られてもその先は
無いと断言出来る。

なので、現状知識の程度差などが各々にあろうとも、それらは自らが必要だと
感じた時に補っていけばいいわけだし、また、そうしていただくことを前提と
して、ここでの一例はあくまでもヒントの欠片、或いはアイデアを絞り出して
いく思考回路の潤滑が少しでも良くなる寄り道になればといったことですので、
まあ、だから、補助薬的に受け止めていただければ、と。

では、先ずはひとつめの例として「テレビ」を採り上げ、そこから少し。

勤めていたり学校に通っている人たちが部屋に帰ってきてからテレビを観る時、
そこにはパターンが存在することも多いはず。ここでのパターンとは、テレビ
番組の編成でいうところのワンクール(3ヶ月)、ツークール(6ヶ月)の間に、
習慣で観るようになったとか、お気に入りの番組をみつけたというようなもの。

パターンが存在すると、自分が今観たいと思っている番組をテレビ画面に映し
出すためには、リモコンのどこ、またはナンバーをプッシュすべきかで戸惑う
ことは少ないでしょうから、使い慣れたテレビのリモコンが手元にあれば事足
りる場合が多くなりますよね。

だけど、何らかの理由でもってある日会社や学校を休んだと仮定しましょう。
で、暇だからテレビでも観ようということになったとします。普段はリモコン

ひとつだけで事足りていた番組選びも、パターンが通用しない時間帯ではどこ
のチャンネルで何をやっているのかな? と、選択に要する時間が増えてしま
う。それに、その選択の仕方も行き当たりばったりに類似した感覚に頼るよう
にもなるし。つまり、いつものパターン(習慣や好みに沿った能動性)が通用
せず、ある意味で迷子状態。

それでも所詮は生きている間に充分に慣れ親しんだテレビなので、お昼時なら
こんな番組かな? とか、ゴールデンタイムだったら? とかといった具合に、
ある程度の目安はつくはず。それに、チャンネルの数だってたかが10個未満な
わけだし(ケーブルや衛生はこの際別として)。

そう思うと、わりと簡単に観る番組をチョイス出来そうな気もするのですが、
好みの番組ということを念頭に置くとやはり不便なことには変わりないわけで。
そんな時は、新聞を購読している人なら番組欄のページを頼りにするかもしれ
ませんが、ここでは普段の利用形態(リモコンでテレビを操る)を前提とし、
新聞を手元に持ってくることなどはしないと想定してみる。インターネットで
閲覧出来るタイムテーブルなども、とりあえずここでは除外対象。

となると、新聞にあるようなテレビ番組欄のような一覧表が、リモコンのワン
プッシュかツープッシュで画面に呼び出せたらなあ、なんて思いませんか?

番組欄をテレビ画面に呼び出し、そこに掲示されている番組紹介を頼りにリモ
コンの選択ボタンでチョイスして、自分の好みの番組へジャンプ出来るという
機能があれば迷子状態に陥るケースも減少するでしょうし。Webサイトに例え
ればサイトマップのようなもの。

勿論、テレビの鑑賞の仕方? としては、事前に番組情報などは知らなくても、
リモコンでランダムにチョイスしたチャンネルで面白そうな内容が放映されて
いれば、そのまま観つづけるといったテキトーな観かたも、現状電気代だけの
負担で受信料が徴収されない民放ではおおいに有り得るわけですけど。まあ、
その辺のテキトーな閲覧の仕方が、いつまで続けられるかどうかは、近い将来
デジタル放送普及でのチャンネル数の増加や、有料制導入などと共に変わって
くる可能性もあるので、それらを見据えた上で習慣とか好みとかを介在させた
想定にも、それなりの意味が出てくるだろうっていうニュアンスなのですよね。
あえて、パターンが通用しないという想定も、そうすることによって普段では
思いつかないとか見えにくいことに相対する機会を作れるってことでもあるし。

で、前述のテレビ番組の例に戻すと、ここではナビゲーションスキーム関係の
ヒントの一片が伺える。サイトマップというのは、Webではさほど珍しくない
概念だけど、テレビの画面上にその役割を移すと、案外新鮮で便利だったりも
するでしょう?

想定はややイージーだけどWebの概念をテレビにもってくると新鮮だったり、
それとは逆に、テレビの機能性や利便性をWebサイトの器に置き換え想像して
みることで、新鮮で便利な役割を担うインフォメーションデザインとかもある
はず。それにこの例では、テレビの画面に番組欄を表示できる機能が付け加え
られると、リモコンにどのような記号がつきどこに配置すれば認知し易く操作
し易くなるのだろうか? 等などにも考えは及ぶので、メタファとかも絡んで
きたりするし。テレビジョンの観察から得られたメタファのヒントが、Webで
試してみる価値がありそうなアイデアらしきものだったりするかもしれないし。

まあ、何もテレビだけではなくとも、身の回りにはこのての置き換えの材料は
いくらでもあるので、それらを観察したり考察していくことにより、また違っ
た趣のヒントやアイデアにもつながるはずで。

テレビの場合だとWebサイトのような階層とかにあたるものが明確にはないと
いうことから、日常生活の中を見回して違った材料をもってくるとかですが。
で、階層とかまでを考慮したインフォメーションデザインとかだと、各階の各
フロアーにいくつもの売り場があるデパートメントとかを例に採って、階層に
関係する色々な局面を想定することも出来るのではないかな、と。

例えば、6Fの時計売り場に行くお客さんにはどういう情報が必要となるのか?
そこまで行くには入り口や各階のフロアーにあるどのエレベーター、もしくは
エスカレーターで移動してもらうのが適切なのか? そして、それらの案内や
選択肢を、来店したお客さんに直感的、或いは程良く間接的に判断してもらう
ためにはどのような配慮(情報のデザイン)が有効なのか? 等など、色々な
角度でもってシミュレーションが行えるのではないかなって。それに、この手
合いのシミュレーションは、Webサイトでいえば階層と階層の間の往来のし易
さ、目的のコンテンツが存在するページへの到達のし易さを推し量ることなど
とも相通じるものがあったりするし。

また、お客さんの視界に入る位置には関連商品の売り場やイベント関係の催事
コーナーが配置してあるなあとか、黙っていても目当ての品物やそれを揃えて
ある売り場にさほど労せずして来られるケースでは、どのような共通性がある
のか等などの観察も出来る。このような観察ではナビゲーションスキームとか
インタフェース、加えて、ユーザインタラクションに応用出来るヒントなども
見つけられるかもしれない。

ホントは、商品やテナントの知名度、巷と市場の相関関係や色感やBGM等など、
マーケティング的側面や心理学的な要素なども結びついてくるのだけど、それ
だけでも一冊の書籍程度のボリュームになっちゃうのでここでは割愛しますが。

例を示しての考察の付加がかなり駆け足だったので、前掲の記述した範囲だけ
ではたぶん不足感が残るかな、と。だけど、Webサイトのインフォメーション
デザインを考える際には、例にあげたような日常での便利だとか不便だとかの
要因が参考になるケースは多々あるはず。それらの要因を解決するための案を
絞り出すプロセスでのアイデアの一片が、Webメディアに反映される可能性も
十分にあるだろうから、的外れな観察日記の類だとそう簡単に一蹴出来ないの
ではないかなって。

それに、こういうことを習慣的にやっていると、(PCに限らず)初めて操作を
するハードウェアとかソフトウェアなのに迷わないとか、初めて行ったはずの
ショッピングセンターなのに、思いのほかにスムースに移動出来て思わぬ買い
物をしてしまった? とかの発見もあったりして、はて? これらはなにゆえ
そうなのかという考察に値することに出くわす機会も増えるでしょうし。

まあ、インターネットのデバイスがPCから他の何かに変化していっても、イン
フォメーションデザインの要素はどこかしらに関係してくるだろうし。だから、
普段から日常空間の中から色々と事例をとりあげ、そこに垣間見える事が織り
なす模様を観察したり想定を加えていくなどして、自分が感じ取れた「?」に
対し自問自答し、仮説をたてていく行為を伴うトレーニングは、時間に限りが
ある人たちにとっては箸にも棒にもというほど無価値ではないんじゃないかな。

▲ This column was published by HipWeb! Mail Magazine of July 3, 2000.

※個人的な諸事情により、今回でHipWeb!はひとまず終わりとなります。まだ
 書き足りない事柄もありますが、暫くの間は自分の中で消化していくことに
 します。ちなみに、毎回本文の後に書き記させていただいた「Blankey Jet
 City」の楽曲の寸評ですが、これも実のところは情報のデザインの一つの例
 だったりします。volume.01で少しふれていますが、発信側の思惑とは離れ、
 情報を受けとる側の感覚的な面が強く作用するといった、ユーザ側に情報の
 デザインが委ねられる性質が強いとか。それが前提の、だとかですけれど。
 まあ、それはともかく。読んでくださっていた方々へ。短い期間でしたが、
 ご愛読していただき本当にありがとうございました。また、このような場を
 与えてくださったデジクリの関係者の方々にもこの場を借りて、ありがとう
 ございました。またいつか、機会に恵まれましたら…。

【Jules Yoshiyuki Tajima / Web Media Product Manager】
・My favorite artist「Blankey Jet City」の楽曲の寸評。fanの一人として。
『ガードレールに座りながら』☆この楽曲は1991年に発売されたデビューアル
バム「Red Guitar and the Trooth」と、1995年発売の「THE SIX」というアル
バムに収録されている。同名タイトルでの収録だが、「THE SIX」のは正確に
記すと『ガードレールに座りながら NEW VERSION』ということで、異なるアレ
ンジが施されている。詞と主旋律は同じだが、「THE SIX」に収録されている
ものはアコースティックギターとストリングスによるオーケストレーションの
アンサンブルが絶妙。アレンジが異なることによって、楽曲自体から想い浮か
べることが出来る絵の構図や色調にひろがりと深みが増し、聴き手の想像力を
掻き立てるエモーショナルなイメージに、数段とリアルさが伴ったのではない
だろうか。余談になるが、このリメイクされた楽曲は、メンバーの一人である
浅井健一氏が、後にBlankeyと並行しつつ活動をすることになるSHERBETという
バンドの、色合いを出すパレット的な位置付けにもなっているのでは? と、
あくまでも個人的な想像の域でだが、そんなふうに感じたりもする。

・My Web Page(ネット上でふと目に留まった記事へのメモ的趣のコメント等)
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http://home.att.ne.jp/sun/jules/nonsnob/

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■セミナー案内
シリコンカフェの「Dreamweaver、Fireworks 長時間徹底セミナー」
http://www.siliconcafe.com/seminar/030211.html
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Webデザイン・Webサイト構築の為の定番ソフトDreamweaver。数多くの便利な
機能を持って効果的かつ効率的なサイトを構築できるソフトウエアです。しか
しながら多くのユーザーの皆様がこの機能を使いこなせずに、現在でも問い合
わせなどがシリコンカフェにも寄せられてきています。そこで、シリコンカフ
ェでは今までのセミナーのノウハウを活かして、少人数制で長時間の徹底セミ
ナーを開催することにしました。

今回のセミナーは、あくまでセミナーであり、トレーニングではありません。
実際にこの内容をトレーニング形式の授業で行なうと、専門学校でも半年かか
るカリュキュラムになっています。それを5時間に濃縮して行なうため、トレ
ーニングのようにじっくり時間をかけるわけにはいきませんが、少人数制で行
なうメリットとして、講師と近い距離で随時質問を受付けて、それにお答えす
るようなスタイルでカバーしていきたいと思っています。<詳細はサイトを>

開催日:2月11日(祝日)13時~18時(5時間)
場所:明治薬科大学・剛堂会館ビル会議室(東京都千代田区紀尾井町3-27
TEL.03-3234-7362) ※マップは以下
<http://www.siliconcafe.com/seminar/meijimap.html>;
「麹町駅」より徒歩3分。「半蔵門駅」より徒歩5分。「赤坂見附駅」より徒歩
10分
料金:5000円(領収書発行希望の方は、事前にお知らせ下さい)
定員:20人(先着順)
お申し込み:電子メールでmorikawa@siliconcafe.comまで「セミナー申し込み
希望」と書いて送って下さい。折返し確認メールを送付します。(森川眞行)

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■展覧会案内&プレゼント
世界の文化遺跡を描く 平山郁夫展
http://www.hirayama-museum.or.jp/tenra/jyoho/joho1.htm
───────────────────────────────────
会期:2月13日~19日 10:00~20:00(入館は30分前、最終日は17:00まで)
会場:近鉄アート館(大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43)
   http://www.d-kintetsu.co.jp/abenonews/event/art.html
   (まだアート館サイトには現在の催し情報しかありません)
内容:世界の文化遺跡を描いた素描画中心の展覧会。

●デジクリより、この平山郁夫展の招待券を読者2名様にプレゼント。(注:
ペアチケットではありません)
ご希望の方は、プレゼントお知らせコーナーから応募してください。締め切り
は、2月7日14時。発送をもって発表に代えさせていただきます。
http://www.dgcr.com/present/

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■編集後記(2/3)
・昨日はちょっとローカルな写真展を見に行った。ネイチャーがテーマだった
ので、地元にもこんないい風景があるのかとうれしくなった。残念だったのは
展示方法で、入賞作品はきれいにマット加工されていたが、入選作品は全部同
一の木の額の中に、印画紙やプリントをそのまま置いただけで、マットがなく
そうとう貧相だったこと。これでは作品がかわいそうである。中にはデジタル
のジャギジャギもろ出しの美しくないプリントもあって、これは出品者が悪い
のだが。それにしても、観客は年配者ばっかりとはどういうことだ。(柴田)

・次は上海ガニ。メインなのでなかなか出てこない。ほかを食べ過ぎて、メイ
ンが食べきれないのはやだなぁとセーブ。これは皆そうだったらしく、カニが
出た瞬間、妙な沈黙が流れる。ち、小さいっ。食べ方を教わり食べてみる。日
本で食べるカニのほうがおいしいような…。日本海側から来ていた多くのツア
ー客は、地元で食べるカニのほうがおいしいと言い張っていた。私もカニより
も、小エビの唐揚げや野菜のほうが。上海は旧暦なのでいまは年末。あちこち
に正月飾りがいっぱい。キンカンもいっぱい。車は右側を走り、ほとんど信号
はなく、歩行者は何もないところを平気で渡る。運転マナーは大阪に住んでい
る私でも驚くくらい。あちこちでクラクションを鳴らしているが、誰が誰に鳴
らしているのかわからない。運転技術レベルは高く、人や別の車をぎりぎりの
ところでかわして走る。大きな道路には自転車道があってうらやましい。雨の
日は前カゴまで覆う大きな合羽を着て自転車に乗っている。 (hammer.mule)
http://www.airnz.co.jp/mediacentre/frodo_plane.jsp  見たのは2号機
http://www.maf.gr.jp/fan/asian_square/vol06/koneta/koneta.html  合羽
http://cn.sms.yahoo.com/cjdbn/  春節大拜年

<応募受付中のプレゼント>
 ファイルメーカーPro Webデータベース講座 1236号。
 平山郁夫展招待券 本日号。

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編集長     柴田忠男 <mailto:tdo@green.ocn.ne.jp>
デスク     濱村和恵 <mailto:zacke@days-i.com>
アソシエーツ  神田敏晶 <mailto:kanda@knn.com>
アシスト    島田敬子 <mailto:keiko@days-i.com>

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