[1247] 副産物的に得られる幸福

投稿:  著者:  読了時間:23分(本文:約11,400文字)



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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1247    2003/02/07.Fri発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 21016部
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         <「幸福を求めるな」という言葉>

■映画と本と音楽と… 157
 副産物的に得られる幸福
 十河 進

■金曜ノラネコ便
 ウソ? 大げさ? 紛らわしい?
 堀本真理美

■展覧会案内
 サディク・カラムスターファ展
 吉岡紳行「疾走する鉄塊」

■セミナー・イベント案内
 MdNグラフィックデザインセミナー 
 「場所とデザイン 精華小学校と法善寺横丁界隈」
 上高地仁の「DTP実践セミナー 2」





■映画と本と音楽と… 157
副産物的に得られる幸福

十河 進
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●幸福を求めることのナンセンスさ

先日、哲学教授である中島義道さんの「不幸論」を読んだ。中島さんは「人間
はすべからく不幸である」とする立場ですべてを考察する。また、幸福を求め
ることを彼は否定する。人間は他人を不幸にする存在だから、自分の幸福を求
めることで誰かが不幸になる。そのことを自覚すれば、幸福を求めることがい
かにナンセンスかと中島さんは力説する。

「不幸論」に感銘を受けて(?)僕は彼の著作を何冊か立て続けに読んでみた。
どの本もペシミズムと鬱的理論展開に貫かれていて、さすがの僕もまいったが
かなり共感したと言ってもいいだろう。「幸福を求めるな」という言葉は僕の
中に深く刻み込まれた。しかし、中島さんはこんな言葉を引用していた。ジョ
ン・スチュアート・ミルの自伝の言葉だという。

──自分自身の幸福ではない何かほかの目的に精神を集中させる者のみが幸福
なのだ、と私は考えた。例えば、他人の幸福、人類の向上、あるいは何かの芸
術でも研究でも、それを手段としてではなくそれ自体を理想の目的として取り
あげるのだ。このように何かほかのものを目標としているうちに、副産物的に
幸福が得られるのだ。

若い頃にはそんなことは思わなかったのだけど、永く生きていると自分という
存在を取り囲む社会システムや人類の歴史の中の現在といったものを考える。
他者の存在(彼らの幸福)を自覚し、人類の向上ということも考える。簡単に
言うと、少しは社会全体が見えてくる。それがどういう歴史を経てそうなって
いるのかがわかってくる。

そうした時、自分がやっていることが、社会の中でどういうポジションにある
のか、とふっと思う。役に立っているか、とは問わない。何の役にも立ってい
ないという結論が出るのが怖いのだ。しかし、自分の仕事が誰かに影響してい
るのだろうか、喜んでくれる人がいるのだろうか、と期待を込めて考える。

仕事は生活の糧を得るためにやっているのだが、しかし、自分が長くやってき
たことを「喰うためだけだった」と、韜晦じみた言い方はしたくない。いや、
喰うためだけの仕事なんて、世の中にはあるわけがない。人はパンのみにて生
きるに非ず。

歳とってボランティアに生き甲斐を見出す人の心理がわかるようになった。自
分がやっていることが、直接、誰かのためになっていると実感できるのは素晴
らしい。「他人の幸福、人類の向上」を「理想の目的として取りあげる」こと
が人生の充実感に繋がる。その結果、副産物的(!)に幸福が得られるのだ。

そのことを偽善と批判するのは、間違っている。そうは思いませんか。

●山本周五郎作品の物語の力強さ

去年の暮れにフジテレビが黒澤明の「赤ひげ」をそのままテレビドラマにリメ
イクして放映したが、途中から見始めてやめられなくなった。オリジナル版の
映像が浮かんで何度も涙ぐんだ。

黒澤明監督を神と仰ぐ人がいるかもしれないから最初に断っておくけれど、僕
は黒澤明監督作品があまり好きではない。僕が繰り返し見るのは「用心棒」と
「椿三十郎」だけである。日本映画のオールタイムベストワンとして小津安二
郎の「東京物語」と競い合う「七人の侍」は、その説教臭さと農民たちを描く
視点に違和感を感じてなじめない。

ただ、黒澤作品の中で何度見ても泣いてしまうのが「赤ひげ」だ。その映画の
中にも、赤ひげ=弱者を教え導く完璧な強者、主人公の保本登=未熟で教え導
かれる者、患者=無知で貧しい救うべき弱者という図式が見え隠れするのだが、
物語の力強さの前に気にならなくなる。

テレビのリメイクを見て、オリジナル版の映像の迫力を改めて認識したのだけ
ど、物語の力はやはり凄かった。それは、おそらく山本周五郎の原作に負うと
ころが大きい。川島雄三監督「青べか物語」、小林正樹監督「いのちぼうにふ
ろう」など、周五郎原作で社会の底辺に生きる人間たちを描いた映画が僕は好
きである。「赤ひげ」は山本周五郎の弱者の視点が黒澤の権力志向・権威主義
を中和した結果、名作になった。

僕が初めて山本周五郎の「赤ひげ診療譚」を読んだのは、中学二年になる前の
春休みだった。読むきっかけは黒澤明の映画化で話題になっていたからだ。そ
の春休みに僕はロマン・ロランの「ジャン・クリストフ」も読み、その二作を
題材にして宿題の感想文を書いた。

「赤ひげ」の映画化では、若大将シリーズで人気者の加山雄三が本格的に黒沢
映画の主演をつとめること、内藤洋子という可憐な少女がデビューすることが
話題になっていた。しかし、完成は遅れに遅れ、そのことも当時のマスコミに
はよく取り上げられた。公開されたのは1965年4月3日だった。僕は公開直前に
原作を読んだことになる。

「赤ひげ診療譚」は後にNHKでシリーズドラマになり、倉本聰がシナリオを書
いた。保本登をあおい輝彦、赤ひげこと新出去定を小林桂樹が演じたと記憶し
ている。原作は一話完結のエピソードが続く構成になっているから、テレビド
ラマには向いている。

映画のシナリオは井手雅人、小国英雄、菊島隆三と黒澤明自身が担当し、様々
なエピソードをうまく繋いでいる。第一話の狂女の話は同じ作者の「五弁の椿」
を連想させるが、サスペンスを感じさせる展開で観客をうまくつかんでしまう。
しかし、その後のエピソードには次々と不幸な人々が登場する。

●自分の幸福を棄てることで幸福感を得る

「赤ひげ」は主人公・保本登が精神的かつ人間的に成長する話(ビルディング
ス・ロマン)の形をとっている。冒頭、幕府のご番医をめざす野心に充ちた権
力志向の長崎帰りの医者として保本登は登場する。

彼は許嫁が自分の帰りを待てずに他家に嫁入りしたことに腹を立てており、さ
らにその許嫁の父親の陰謀によって江戸庶民のための公的な療養所である小石
川養生所に無理矢理勤めさせられたと思い込んでいる。貧しい患者たちを嫌い、
人間扱いをしない。

彼は医者のお仕着せも身につけず、赤ひげの言いつけも守らず、禁じられてい
る酒を呑む。子供のように拗ね、養生所を追い出されように仕向ける。彼は自
分が最新の医療技術と知識を持っていると自惚れている。その保本登が貧しく
不幸な人々の人生と関わり、世の中を学び次第に成長していくのが「赤ひげ」
を貫くメインストーリーだ。

保本登が最初に目撃する不幸は、六助という老人の死である。膵臓癌で苦しみ
ながら死んでいく六助を登は正視できない。その臨終を醜悪なだけだと思う。
そんな苦しみを見たすぐ後、訪ねてきた娘によって六助の不幸で悲惨な人生を
聞くことになる。

六助は腕のいい職人だったが、妻は娘を連れて若い弟子と出奔する。やがて成
長した娘を母親は自分の男と添わせる。そうして男をつなぎとめようとしたの
だ。しかし、その後も男との関係を続けて娘に目撃される。

しかし、娘もそんな男との間に三人の子をなしてしまう。だが、母親が死に男
が「父親のところにいって金をもらってこい」と言うに及んで、ついに娘は夫
を刺す。子供を父親に預けて自首しようとするが、その時にはすでに父親は死
んでいた。

同じ頃、稼いだ金を仲間のためにばかり使い、患者たちや近所の人々から「神
か仏の生まれ変わり」と言われている佐八という男が臨終を迎えている。佐八
は自分の長屋へ帰りたいと要望し、戸板で運ばれる。その夜、大雨の後に土砂
崩れが起こり、佐八の長屋の裏庭から白骨が現れる。そのことを知った佐八は
「おなかが迎えにきた」と話を始める。

佐八が口説き落として女房にしたおなかは、ある大地震の時に姿を消す。死ん
だものと諦めていたが、ある時、佐八は赤ん坊を背負ったおなかと出会う。し
ばらくして、長屋におなかが現れ、彼女は「訳を聞いてくれ」と言う。「おま
えが辛くなければな」と佐八はやさしく応える……。

佐八を看取った翌朝、保本登はお仕着せを身につける。その姿で赤ひげに従っ
て岡場所へ診察にいった登は、ひとりの少女おとよを救う。母親が行き倒れに
なり、岡場所の女将に引き取られたが、いじめられ痛めつけられてきた少女は
誰にも心を許さない。頑なな態度を崩さない。

おとよは親切にしてくれる人間の存在が信じられない。何か狙いがあるのだと
疑っている。だからわざと登が差し出したお粥の入った茶碗を振り払い、「こ
れでも怒らない?」と試す。登は「かわいそうになあ」と泣きながら壊れた茶
碗のカケラを拾う。

翌朝、いなくなったおとよを探して登は強風の江戸の町を探し歩き、橋の上で
物乞いをするおとよを見付ける。登が様子を見ていると、おとよはもらった金
で茶碗を買う。「おとよ」と登が声をかけると驚いたおとよが茶碗を落とす。
登は壊れた茶碗を拾っておとよに話しかける。

──私が茶碗のことでおまえを責めたかい。もし、そんな風に見えたのなら謝
る。許してくれ。ねっ、謝るよ、おとよ。

親切にしてやっている、救ってやっているという傲慢な気持ちがある限り、相
手は必ず見抜き心を開かない。その人間のことを心底思っているのなら、そん
な傲慢さはないはずだ。おとよの捻れた心を思って流した保本登の涙を見るた
びに、僕はそんなことを思う。

医者としての知識や技術を、富と権力を得る(自分が幸福になる)ための手段
だとしか思わなかった野心家の保本登は、そこまで患者の心と躯の病気を治す
ことに懸命になれる人間になった。そのことを偽善と言ってはいけない。彼は
「人の病気を治すこと」に懸命になることが、自分のためなのだと悟ったのだ。

彼は不幸な人々が懸命に生きる姿を見て、医者として世の中の役に立とうと自
覚したのである。その結果、彼自身も幸福感が得られるという逆説が成立する。
結局のところ、人間は誰かの役に立っていると思えるから生きていけるのでは
ないだろうか。

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
雑誌編集者。笠原和夫、深作欣二という「仁義なき戦い」コンビが死んだ。ス
ーパーエディター安原顕が死に、とうとうギャビン・ライアルが死んだ。先日
は写真家の秋山庄太郎さんが倒れた時に、一緒に写真賞の審査をしていた某カ
メラ雑誌編集長からその時の様子を聞いた。「メメント・モリ」という言葉が
浮かぶ。

旧作掲載
http://www.118mitakai.com/2iiwa/2sam007.html

竹内敏信ネットギャラリー&オリジナルプリント販売
http://www.genkosha.com/gallery/photo/

フォトテクニックWebSite
http://www.genkosha.co.jp/pt/

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■金曜ノラネコ便
ウソ? 大げさ? 紛らわしい?

堀本真理美
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近ごろテレビを見ていると、素人(らしき人)が商品の使い心地を語るCMが目
につくことが多くなった。洗顔料やシャンプーといった、いわゆるビューティ
ケア製品が多い。ビューティケア製品ではないが、バス・トイレタリー、キッ
チン製品なども含めると、なぜか「洗いもの」系が多いように思う。そうそう、
入れ歯洗浄剤(!)も「洗いもの」系である。

で、どうなんだろう、あの手のCMの効果は? それらのCMを見て「へぇ、そん
なに良いんだぁ」と、その商品を買ったことのある方はどれくらいいるだろう
か。そして、半信半疑だったけれど「CMはウソじゃなかった!」と感じる人は
どれくらいいるだろうか。

いつものわたしなら「こんなのウソばっかり。どうせヤラセなんだよなぁ」と
思ってそういったCMの商品を手に取ったりしないのだが、あるとき試供品をも
らったので使ってみた。それは、様々な職業についているそこそこキレイなお
ネエさんたちが出てくる「D」で始まるヘアケア製品だった。女性の皆さんは
「あ、アレね」とすぐに思い浮かぶことと思う。

さて、その使用感は? うーん……やっぱりあのCM大げさだよなぁ。やはり直
接肌に触れるものは個人差が出やすい。そう頭ではわかっていても、気持ちは
「やっぱりあのCMはヤラセだー!」と思ってしまう。CMに登場する女性たちの
一人が「シャンプーなんてどれも同じ、って思っていたんだけど…」などと言
うバージョンもあるのだが、そんなところもウソっぽいんだよね、とわたしは
思ってしまう。

シャンプーに限らず、いわゆるビューティケア製品やダイエット・グッズの広
告はとかく大げさになりやすい。ときには「ものは言いよう」の範囲を越えて
いる。多くの女性は「美」に関することにはツラれやすいものだが、その期待
が裏切られた時の気持ちは、たぶん男性にはあまり理解できないかもしれない。

一方、バス・トイレタリー、キッチン回りの洗剤のCMは素人出演モノとタレン
ト出演のイメージCMとに分かれる。ビューティケア製品と違い、これらの商品
の効果は一目でわかるし使用感の差も出にくいはずだが、各社ともパッケージ
やネーミングが意図的と思えるほど紛らわしい。だからお店に行っても「あの
CMの商品はどれだっけ?」となってしまう(わたしだけか?)。

しかしCMに関して言えば、洗顔料などと違って商品の使用感が客観的に感じら
れるせいか、素人出演CMのほうが説得力があるのだ(これもわたしだけか?)。
例えば、お風呂のカビ取り剤の効果はかなりの満足度であるのに対して、イメ
ージCMが多い洗濯機用洗剤の白さ再現力はイマイチではないか。その差は、単
にそれらの製品のデキの良さに因るものなんだろうか?

モノを売らなくちゃいけないのはわかる。けれど、あまり大げさなCM(ギャグ
で大げさなのは可)や、「いかにも」な素人出演CMは好きになれない。そもそ
も各メーカーが、「商品の実力」と「広告のイメージ」のギャップが限りなく
少ない優良商品を、バンバン世に送り出してくれれば、何の問題もないのだが
……。

【ほりもと・まりみ】mari@macforest.com
そろそろ花粉症の徴候が出ている方いますか? 先日わたしは目や鼻がムズム
ズしていたので「あら、もう花粉症?」と思っていたら風邪でした。あっとい
う間に熱が出て悪化して先週寝込んじゃいました。現在9割回復。皆さんもお
気をつけて!

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■展覧会案内
サディク・カラムスターファ展
旅と儀式、言葉と形象
http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/gki/g201/g201ki.html
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トルコを代表するグラフィックデザイナーのサディク・カラムスターファは、
一見するとコラージュにも見える、色彩豊かで大胆な構図のポスターを数多く
発表している。歴史や文学、文化にも造詣が深い彼は、グラフィックデザイン
の社会的な役割や定義についても興味深い解釈を見せる。「日本におけるトル
コ年」でもある2003年。彼が手がけた文化事業などのポスターとブックデザイ
ンの代表作を紹介。

会期:2月7日(金)~28日(金)11:00~19:00(土曜日は18:00まで)日祝休
会場:ギンザ・グラフィック・ギャラリー(中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル )

■ギャラリートーク
出演:サディク・カラムスターファ(英語-日本語の逐次通訳)
日時:2月18日(火)16:00~17:30
会場:DNP銀座ビル5階 先着70名
参加ご希望の方は、ギャラリーまで(TEL.03-3571-5206)

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■セミナー案内
MdNグラフィックデザインセミナー
「DTPのデザインワークをより高精度に、より効率よく、よりクリエイティブ
にしよう!」
http://www.mdn.co.jp/Magazine/seminar/
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日時:2月21日(金)16:00~(3時間程度)
会場:TEPIA(港区北青山 http://www.tepia.or.jp/
料金:7000円(税別)
内容:美しい文字組みや表組み、スペーシングなど、デザインの基本要素を精
度アップさせる方法や、急な納期にも完全対応できる裏技テクニック。また、
ちょっとした手間でデザインにアクセントやメリハリを加える手法など Quark
XPressを中心に実用本位のノウハウを凝縮して教える。講師は小田嶋晴子さん。

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■展覧会案内
吉岡紳行「疾走する鉄塊」
http://www.so-net.ne.jp/BEAMS/beams/b_gallery/yoshioka.html
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期間:開催中~2月18日(火)11:00~20:00
会場:B GALLERY(新宿区新宿3-32-6ビームスジャパン6F TEL.03-5368-7309)
http://www.beams.co.jp/
内容:照明アーティストとしての顔も持つ吉岡紳行の平面作品の初個展。「幼
い頃に感じた目の前をトラックや車などの鉄の固まりが疾走する姿への”驚き”
や”憧れ”を形にしたい!」という思いから生まれた作品群は彼独特のライン、
フォルム、そして豊かな色彩感覚が相まって不思議な感覚を私達に喚起させて
くれます。それはきっと、幼い頃に誰もが持ち合わせていた”想い”(きもち)
のようなモノではないでしょうか。子供たちが描く自由奔放な絵にも通じる感
性を感じさせつつ、どこか洒脱な雰囲気も持ち合わせる吉岡紳行の作品をぜひ
一度ご覧下さい。忘れていた心のくすぐりを感じてしまう事必至です! 今回
は、個人オーナーの愛車も募集し描き、展示致しております。

吉岡紳行(ヨシオカノブユキ)1974年東京生まれ。大学時より工業デザイン学
科(インテリアコース)に籍を置きつつも、第1回創作キャラコン大賞で入選
(竹中直人選)するなど平面作品も制作、ジャンルを越えて積極的に活動する。
今回展示する”乗り物シリーズ”は2002年2月にニューヨークART EXPOに出展し
た以外では初の本格的な展示となる。個展としては初めて。

吉岡紳行サイト
http://www.dareyanen.com/n/

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■イベント案内
奥村昭夫レクチャー企画
「場所とデザイン 精華小学校と法善寺横丁界隈」
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日時と場所:2月15日(土)14:00~15:30 in大阪・難波 旧精華小学校304教室
料金:500円(予約)800円(当日)
問い合わせ:インターメディウム研究所(IMI)TEL.06-6816-4563
http://www.iminet.ac.jp/

内容:難波の戒橋筋商店街に、現在は廃校となった旧精華小学校の校舎がある。
この建物に一歩足を踏み入れると昔懐かしい雰囲気とともに、建物全体が地域
の文化を記憶しているような痕跡がある。周辺の法善寺横丁を含め商業ととも
に文化・芸術の発信をになってきた大切な場所。大阪の「あたりまえの風景だ
った場所」における、地域の特性や文化について、デザインするということを
通じて再確認し、未来のイメージを再構築していく。

奥村昭夫 グラフィックデザイナー。1973年パッケージングクリエイト設立。
月桂冠ザ・カップ200、牛乳石鹸赤箱・青箱、などのパッケージデザイン、江
崎グリコのCIを担当。NY・ADC、NY・TDCなど受賞多数。1998年、『デザイン、
発見。』出版。

このイベントは3月1日~23日に関西で開催されるアートフェスティバル「未来
せんきょ」の一環として行われます。

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■セミナー案内
上高地仁の「DTP実践セミナー 2」
http://www.incunabula.co.jp/
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インクナブラは上高地仁の「DTP実践セミナー 2」と題して、Mac OS Xと
InDesignの2つのセミナーを東京と福岡で開催する。また同時にフォントワー
クスジャパンによるOpenTypeのセミナーも開催する。東京はオープンマジック
セミナールームで2月25日(火)、福岡は八重洲博多ビルで2月26日(水)。各
セミナーとも定員は20名。
「本気でマスターするMac OS X DTP講座」参加費は12,000円(税別)。
「InDesign 2.0の機能をムダにしないマルチユースPDF講座」参加費は15,000
円(税別)。フォントワークスジャパンによる「OpenTypeフォントはどこまで
使えるか」は無料で参加できる。詳しくはサイトまで。

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■編集後記(2/7)
・「クイズミリオネア」を毎週見ている。とくに好きな訳でもないが、木曜日
の夕食のときには必ずテレビに映っているのだ。こういうご時世、賞金で借金
を返したいとか、子供の学費をなんとかしたいとか、リアルなことを願う回答
者が多い。貧乏だったり健気だったりの回答者にはつい共感を覚えてしまう。
逆に、恵まれた坊ちゃん嬢ちゃんにはちょっと反感さえ抱く。って、単純な視
聴者だねえ。昨日は気に入らぬ夫婦が出ていて(ヨメは客席だが)、落ちろト
思ったのはわたしだけであるまい。難問でもないのにひっかかり、客席に聞く
ことになったが、なんと客席は間違った回答を出した。やるなあ、みんな落と
したいんだなト深読みしたわたしであった。坊ちゃんはめでたく(?)敗退し、
次の回答者はリアル系なのでがんばれと思ったのだが、またしても客席は間違
った。なんだ、今日の客席は単にレベルが低いだけか。いや、まてよ、テレビ
なんだから何でもありだ。ト何も信用しないわたしであった。   (柴田)

・Mさんの知り合いと一緒に食事。「女の子欲しいけど、もう子供いるから」
と中国人の女性は言った。一人っ子政策は彼らの生活に食い込んでいる。日本
でそのような政策がとられたらどうなるだろう。現地ガイドは「上海の発展は
日本のおかげ」と言ったけれど、上海では日本語は通じない。どころか英語も
ダメ。大きなホテルとおみやげ物屋さんだけやっとという感じ。現地ガイドに
案内される場所では、日本人観光客は言葉に不自由しないけれど、個人行動し
たらかなり大変。「砂糖」は同じ字だけど「塩」は日本の漢字にはない文字。
塩ひとつ出してもらうのに一苦労。ただしスーパーには日本語表記の商品が並
ぶ。わさびまである。物価は日本の1/3~1/4くらい。けれど観光客の寄る場所
では日本人価格のものが並ぶ。食事しているテーブルで5個1,000円と言われた
つまようじケースが、すぐ隣の露店では15個1,000円。何しろ円で売られてい
るものには注意。Mさんの知り合いに、現地人の行く有名なお茶屋さんに連れ
ていってもらう。毬花茶が欲しかったの。いろんなお茶を飲み比べさせてもら
う。観光客用のパッケージは粗悪品が多く、それなのに価格は4倍以上。50gで
90元くらいのお茶が高級品だったんだけど、パッケージのお茶は5元並のもの
らしい。まぁ話1/4としても20元くらいのお茶が、100元以上で売られているこ
とになる。100元でも1,500円くらいだけどね。お金話ばっか。(hammer.mule)
http://www.hinopharm.co.jp/marihanacha.htm  毬花茶

<応募受付中のプレゼント>
 ファイルメーカーPro Webデータベース講座 1236号。
 平山郁夫展招待券 1243号。
 濱村デスクの上海土産 1245号。

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>;

編集長     柴田忠男 <mailto:tdo@green.ocn.ne.jp>
デスク     濱村和恵 <mailto:zacke@days-i.com>
アソシエーツ  神田敏晶 <mailto:kanda@knn.com>
アシスト    島田敬子 <mailto:keiko@days-i.com>

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