[1270] 未練

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1270    2003/03/13.Thu発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 20658部
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登録・解除・変更・FAQはこちら http://www.dgcr.com/regist/index.html
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     <芸術家を志すとは地獄に堕ちることに他ならぬ>

■笑わない魚 60
 未練
 永吉克之

■Powerbook Publishing Project ~ (45)
 デジクリ仮想編集部をつくろう(2) 共同作業の仕組みをつくろう
 8月サンタ

■ブックガイド&プレゼント
 「2色印刷 デザイン&テクニック」 ワークスコーポレーション

■展覧会案内&プレゼント
 中村晋也彫刻展



■笑わない魚 60
未練

永吉克之
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私は高校三年の三学期に、美術系の大学に行こうと決心したのだが、それまで
は外国語大学を受験するつもりだったのである。「何考えとんねん、なんでま
た突然、美術系やねん、キミ」という疑問についての説明は、読者に笑っても
らえるほど面白くないので、省略させていただく。

もし私がアーティストになっていなかったら、言語学者か精神科医を目指して
いたはずだ。特に精神科医は、私自身が十代の頃に神経症(ノイローゼ)で悩
んだ経験があり、同じ境遇の人を救いたいという気持ちがあったので、なりた
かったのである。

結果的に、美大を選んでよかったとは思っているが、言語学や精神医学の道に
進んだとしても、それなりに面白いことができただろう、という思いを消すこ
とができない。これを「未練」という。

【未練】(goo国語辞典に拠る)
(1)あきらめ切れないこと。思い切りの悪いこと。
(2)まだ熟練していないこと。未熟。

                 ■

物心ついた頃からピアノの英才教育を受けていて、「あなたは来年、ショパン・
コンクールで優勝して、国際的超一流空前絶後前人未到のピアニストなるのよ。
あなたの才能に比べればスタニスラフ・ブーニンなんかゾウリムシ以下なのよ。
そして、ウイーンに移住して、世界中でコンサートをやって、CDは売れまくっ
て、ニースに別荘を買うのよ。ふふ、これで、新入りのくせに生意気な、町内
会でいつも顔を合わせる野村の奥さんを見下してやれるってものよ。ざまあみ
やがれ、あの淫売。そのうち亭主を寝取ってやるから、そう思え! むぐふは」

てなぐあいに洗脳されてしまっている人は別として、たいていの人は、「今の
職業についていなかったら・・・」とノスタルジー漂う眼差しで会津磐梯山を
眺めながら、つぶやいたことが一度や二度はあるだろう。

                 ■

人生は、時間を遡ってやり直すことができないから、悲壮感があって美しいの
だ。やり直しが利かないから、みんな必死で生きているのである。

「健二なんかと結婚しないで、雅彦と一緒になってれば、今頃はパリで暮らし
ていたのに」とか「IT革命のリーダーになろうなんて野望をもたないで家業の
廻船問屋を継いでおけばよかった」とか「談合三兄弟というダジャレをもう少
し早く発表していれば、流行語大賞をとれたのに」

とかいった未練は、人を後ろ向きにするだけで、何の役にも立たない。金は増
やせるが、時間は減っていく一方である。きれいサッパリ忘れて、現状を肯定
的に受け入れ、なすべきことを粛々と遂行してゆくのが、賢人のあるべき姿と
いうものだ。

と、ここで竹を割ったようにサバサバしてしまったら、さわやかな印象を振り
まいただけで、このあと記事が続かないので、今さら取り返しのつかないこと
をほじくり返して、クヨクヨしてみようと思う。

【私の未練リスト】

●デザイン科に入っておけばよかった。

 画家を目指していたので、美大では絵画科に属していたが、絵画科を卒業し
 ても、就職先といえば美術の教師くらいしかない。しかし「芸術家を志すと
 は地獄に堕ちることに他ならぬ」と腹をくくっていた当時の私は、サラリー
 マンになるなど、下根の衆生の所業だと頭から決めつけていたので、就職先
 の少ないことなど他人事であった。といいながらアルバイトで毎月、給料を
 もらっていたってんだから、お笑いぐさでえ。

 一方、デザイン科は就職先も多かった。求人情報誌を見ても、「デザイナー
 募集。未経験者可」なんていうのがゴロゴロあった。私は、デザイナーとい
 うのは、大工や寿司屋などと同じく「職人」であって、芸術とは無縁のもの
 だと思っていたので、まったく関心がなかった。デザイナーと板前は何が違
 うのか判らなかったくらいである。

 しかし実際は、デザイン科出身の芸術家なんていくらでもいるし、表現形態
 が多様化している現在、デザイナー的発想か芸術家的発想かなんていう区別
 は、もはやナンセンスかもしれない。

 嗚呼、それが予測できていれば、デザイン科を出てデザイン事務所に就職し
 て、デザイナーで収入を得ながら芸術家としての下地を作ることもできたか
 もしれないのである。なんでそれに気がつかなかったんだ。ボクのバカ!

●公務員になっておけばよかった。

 「芸術家を志すとは地獄に堕ちることに他ならぬ」などと公言して憚らなか
 った男が、まっこと情けない話だが、ちょうど芸術家としての自分の資質に
 自信をなくしていた頃に、経済的困窮に見舞われ、失意の中で、はからずも、
 この言葉を口にしてしまった。恐怖に負けて踏み絵を踏んでしまった切支丹
 たちの挫折感が解るような気がした。

 考えようでは、公務員(いろいろあるが)というのは一般的に、芸術家(特
 に独身)にはよい環境かもしれない。ふつうは残業がないだろうから、仕事
 が終わったら、後はずっと制作ができる。倒産がないから失業もなく安定収
 入が保障される。いいんじゃない公務員? ああ、公務員公務員。

●資格を取っておけばよかった。

 私が今もっている資格といえば、国連英検B級というやつだけで、メシの種
 になりそうな資格は、なあーんにもない。そんな私は今月47歳になるが、今
 失業したら、強烈に困る。この不況時に、ろくな資格もない、かなり傷んだ
 中年男が稼ごうと思ったら、詐欺師か泥棒か殺し屋か放火魔くらいしかない
 ではないか。私がそんなことになってもいいんですか、神様。どうなんだ!

                 ■

学生時代に呪文のように唱えていた「芸術家を志すとは地獄に堕ちることに他
ならぬ」が、この歳になって現実味を帯びてきた。しかし私は、まったく心配
していない。なぜなら「そのうちなんとかなる」からだ。

【永吉克之/アーティスト】katz@mvc.biglobe.ne.jp
私のサイトがぜんぜん更新されないので、「ほんなこて制作ばしよっとか?」
と疑問を抱いている方もおられると思うが、制作はしよります。未発表作もあ
るとですばってん、事情があってアップ出来んとですたい。とはいえ、そろそ
ろデザインのリニューアルくれえはしねえとな。もう、誰も見にこなくなっち
まわあな。ま、そのうちやったるがな。けったいなデザインにしてこましたる。
EPIGONE / http://www2u.biglobe.ne.jp/~work/

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■Powerbook Publishing Project ~ (45)
デジクリ仮想編集部をつくろう(2) 共同作業の仕組みをつくろう

8月サンタ
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●はじめに~ 今、起こりつつある事件のこと

・コラム「月4500円で掛け放題は真実か?サギか?」
※P-CUBEの池田由利子さんのお許しを得てリンクを張っています。
http://backno.mag2.com/reader/BackBody?id=200302232020000000000122000
http://backno.mag2.com/reader/BackBody?id=200303100410000000000122000

この携帯電話周辺のきな臭いお話については、つい最近、私に非常に近い人が
携帯電話アダプタ絡みのマルチ商法(別名MLM、どのように書いてもマルチは
マルチ)に巻き込まれたこともあり、ご紹介しようと思っていたところだった。

もし良かったら上記のリンクを読んでいただきたい。判断は読者の方に任せる
が、一つ言えることは「始まってもいないサービスにお金を突っ込むのは自己
責任で、自分のお金で、他人にお金を出させるな」ということで、もう一つは
「MLMは破綻する」ということだ。つらい目に遭うのは勝手だが、お願いだか
ら他人を巻き込まないでいただきたい。

もう一件、こちらは宣伝です。また今週末も国際フォーラムでホテリエのため
の英会話セミナー、やってます。こちらに来ている人は、自腹で来ているだけ
あって、みんなとても真剣で切実です。サービス業でちゃんとした英語の応対
したい人、来てね。

・ホテリエのための英会話セミナー 宿泊部門向け 応用編
http://www.londontown.to/misawa/hotel.html

では今週も、デジクリの改革プロジェクト、いってみよう!

●今回はその方法について

今回のデジクリ改革には、大まかに言って二つの芯がある。それは「効率化」
と「ビジネス化」である。スタッフの日々の作業負担を減らし、クォリティを
上げることがまず一つ。そして少しでも作業が報われる形にする、何らかの形
でギャランティーが出るようにすることが二つ目の目的である。今後も続けて
いくためには、どちらも同じくらい重要である。

その長い行程の中から、今週はまず効率化の考え方について。答えは一つでは
ないし、そのどれが正しいというわけでもないが、まず、とっかかりとして下
記のような作業を行っている。

●「共同作業」を実現する

デジクリのさいたま在住の編集長と、大阪在住のスタッフが、一つのテキスト
ファイルを、ドラフトから完成まで、共同作業で持っていけるようにすること。
また、完成したファイルはいつでも再利用が可能なかたちに蓄積していくこと。
これが基本である。

今までは、一つのファイルを少し進めては大阪に投げ、大阪も少し進めてはさ
いたまに返し、というように、前回述べたような「ラグビー・ボール方式」で
あった。このスタイルだと、お互いがお互いの仕事が終わるまでの、無駄な待
ち受け時間が生じてしまう。

これを、一歩連携を進め、さいたま・大阪が同時に、同じファイルに対して作
業可能な環境に変えてゆく。手の空いたスタッフが、そのとき出来る分だけを
進められるようにする。するとお互い、待ち時間を気にすることなく、有効に
手持ちの時間を使うことが出来る。

●必要なもの

まず、同じファイルを複数で共有する環境が必要だ。

同一家屋内ならLANを構築して、ファイル共有用のサーバを一台立てる。今回
は関東と関西なので、インターネットを経由したWAN(広域エリアネットワー
ク)か、VPN(バーチャル・プライベート・ネットワーク)ということになる。
VPNが一番魅力的だが、まだまだ(個人には)高価なので、ここでの選択肢は
インターネット経由でサーバを共有、ということになる。

●専用サーバを立てる

固定IPを取得し、サーバを設置する。今回はsanta8の六本木オフィスにIP割り
当て済みの光回線が来ているため、そちらを利用する。(santa8事務所はこの
回線を利用したハウジング・サービスを、もともと請け負っている)速くて安
定して接続できるなら、サーバは世界のどこにあっても構わない。

今回は仮サーバということで、最終型のiMacを購入してきた。新品を使うのは
メーカー保証が効くから。サーバにはOS、ハードウェア、回線種別の、無数の
組み合わせ、無数の選択肢があり、また、何も自分で立てずとも最初からレン
タルという手段もある。今回Macを選んだのはとにかく慣れていて楽だから、
という理由に過ぎない。iMacを買ってきてOS10.2をインストールしたら、ファ
イルサーバにする設定は、5分もあれば完了する。

●クライアント環境を整える

サーバ側のOSやハードウェアは、最低条件を満たしてさえいれば、割となんで
も構わないのだが、それに接続するさいたまと大阪のクライアント側の環境は
熟慮する必要がある。

くだらないトラブルに時間を食われるようなら、新環境に移行する意味がない。
そこで編集長とデスクには、MacOSXへの移行をお願いしている。ネットワーク
につなぎやすく、安定している。また作業補助に使える純正のチャットソフト
の存在、エディタとデータベースソフトを連携させる仕組みが、わりと簡単に
作れるなど、いろんなメリットを持っている。この詳細については、実作業で
説明していきたい。

いずれにせよ、少人数であっても、遠く離れた人間同士の共同作業というのは
大変なものなので、可能な限り環境は揃えておきたい。

●メルマガを「解体」する

舞台が整ったら、共同作業の仕組みを考える。デジクリ、写真を楽しむ生活、
ともに20~30キロバイトの、整形されたテキストデータである。このデータは
そのままでは双方から同時に書き換えるなどということは出来ない。

そこで、このデータを「解体」する。解体して、各部ごとに担当者がログイン
→ドラフト→完成へと進める、部分作業と進行管理の仕組みをつくることで、
あたかも「全てが同時に進行しているような」環境を構築していく。

具体的には、このメルマガは「ヘッダ」「見出し」「目次」「コラム」「情報」
「編集後記」「フッタ」などから構成されている。この構成要素に仮に「エレ
メント」という名前を付けておく。デジクリ各号をこの各エレメントに分解し、
必要なものを選択する。

データはその内容によって二つに分類できる。「データ」と「メタ・データ」
である。「データ」はコラムなどの本文そのもの、「メタ・データ」は、その
データの由来・属性を説明するデータ、「情報のための情報」である。例えば
デジクリで言えば、コラム、情報、編集後記などは「データ」、ヘッダ、目次、
フッタなどは「メタ・データ」である。

データをまず完成させ、メタ・データを生成して添付、全体を整形すれば、実
はそれこそがメルマガ、なのである。

今のままでもスタッフは、実はそのような作業を行っているのだが、これを意
図的に切り分け、自動化出来る部分は自動化もしたい、というのが今回のコン
セプトである。

●「生きた」データにして収納する

適切に切り分けられたデータに、適切なメタ・データが割り当てられて保存さ
れれば、そのデータは生きたデータとなる。生きたデータとは、今、現在、た
だちに、すぐに、再利用が可能なデータのことである。管理されたデータ、と
言ってもよい。

各エレメントは、そのままでは数十文字~数千文字のテキストデータになるは
ずだ。そこから改行記号などの余分なものがない状態、必要最小限の状態で保
存していき、分類、必要なものには適切なメタ・データをさらに添付すること
で生きたデータとして蓄積される。

このへんでデータベースソフトが必要になってくる。今回はファイルメーカー
Proを使用する予定でいる。といいつつ、柴田編集長がやった準備といえば、
ファイルメーカーをとりあえず買って、正月マラソンを眺めつつ、ソフトのマ
ニュアルをパラパラやっただけらしいのだが(笑)まあ、始めることがとても
重要なのである。

・ファイルメーカー社のサイト
http://www.filemaker.co.jp/

-------------------------------------------
    ★デジクリ解体後の構造★

 【データ】
   コラム、情報記事、編集後記などの文章

 【メタ・データ】
   ヘッダ、フッタ、目次、見出しなど
-------------------------------------------

●【データ】をどう扱うか

まずはデジクリの資産そのものである【データ】部分をどのように処理するか
をまず決める。(これは仮で構わない。ファイルメーカーなら、後からかなり
柔軟に構造を変更できるから。)

a.【データ内容】
コラムや情報、といったテキスト本文。

b.【属性】を添付する
「XXXX年XX月XX日発行:デジクリXXXX号:コラム」など、基本的な属性を付ける。

c.【分量】
「文字数・XXキロバイト」などの分量を記載。

d.【帰属】
執筆者情報、担当者情報を記載。

このような形にまとめて保存していくと、組み合わせて使えるデータパーツを、
たくさん蓄積することが出来る。

●帰属をクリアにして、ハードルを越える

ところで、(d)の【帰属】とは、人間の情報である。人間は皆、独立した存在
なので、人間のみの人名データベースを別に用意しておき、デジクリ本文デー
タとリンクさせることで明確に管理する。人・もの・カネの情報はそれぞれ分
けて、相互リレーションさせるというのが基本である。というわけで、同時に
デジクリ関係者の人名データベースも準備しなくてはならないし、カネのデー
タベースもつくらなくてはならない。(今後解説していく)

●まとめ

今週のまとめは【スタッフの時間を有効に使うために、共同作業へと切り替え
る。そのために、ファイル分割・進行管理の仕組みをつくっていく】である。
今回はまだかなり、仮の部分が多いが、基本的な考えは変わらない。

次週はさらに、具体的なデータベース化の実作業、そして効率を上げるための
手法について説明していく。

【8月サンタ】LondonとLyallとLeCarreを愛する34歳 santa@londontown.to
・先週はPetula ClarkさんをPetura Clarkさんと書いてしまいました。お詫び
して訂正致します。名曲"Down Town"が街角から聞こえてくる日を待ってます。

・ロンドン好きのファンサイト
http://www.londontown.to/

・投稿ロンドン写真館に写真よろしく~
http://www.londontown.to/cgi-local/upppu/upppu.cgi

・デジクリサイトの「デジクリ・スターバックス友の会」
http://www.dgcr.com/

▼「MacWIRE Express」もよろしく!
http://www.zdnet.co.jp/macwire/

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2色印刷は、印刷コストが低減できるというメリットだけではありません。微
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本書『2色印刷デザイン&テクニック』は、2色印刷について基本的な内容を解
説するとともに、2色印刷に適したデザイン例を掲載し、またその技法につい
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B5判・箱入り2冊セット
 解説編:120頁
 2色サンプル見本帳編:80頁
インフォメディア著
ISBN4-948759-44-9

●ワークスコーポレーションからデジクリ読者2名さまに「2色印刷 デザイン
&テクニック」をプレゼント。応募フォームをつかってください。発送をもっ
て発表にかえます。応募締切は3月27日(木)14時。
http://www.dgcr.com/present/index2.html

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■展覧会案内&プレゼント
中村晋也彫刻展
http://www.d-kintetsu.co.jp/abenonews/event/art.html
http://www.ne.jp/asahi/musee/nakamura/
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会期:3月22日(土)~26日(水)10:00~20:00 最終日は17:00閉館
会場:近鉄アート館(大阪市阿倍野区阿倍野1-1-43 9F TEL.06-6624-1111)
入場料:一般500円、中学生以下入場無料(消費税込み)
内容:日本における具象彫刻界の最高峰であり、海外でも高く評価される中村
晋也氏。釈迦十大弟子の完成および薬師寺への奉納、文化功労者の顕彰を記念
して展覧する。

●デジクリよりこの展覧会の優待券を、読者2名さまにプレゼント。応募フォ
ームをつかってください。発送をもって発表にかえます。
応募締切は3月18日(火)14時。
http://www.dgcr.com/present/index5.html

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■編集後記(3/13)
・ハニー号と散歩にでたとき、すぐそばの巨大マンションの隅にある申し訳程
度の児童公園でびっくりする現象を見た。子供がまたがって遊ぶ、丈夫なバネ
の脚を持った動物キャラが三体、そろって猛烈な勢いで振動していたのだ。そ
のとき公園は無人だった。ゲッ、大地震かト上空を見たがとくに変化はなく、
家も電線も揺れていない。たぶん子どものいたずらだろう。揺らしておいて急
いでマンションに駆け込めば、慣性でしばらくは振動しているはずだ。ヤラレ
タ。でも、これが夜の散歩の時だったらちょっと怖いかも。    (柴田)

・朝4時に起こされ、5時半にロビー集合。今度こそ飛行機は離陸するんだろう
なと思いつつ、バスを待つ。この文章では伝わらないとは思うが、私のグルー
プ4人はいつでも笑っていた。MさんとMさんの妹さんの冗談のかけあいがとっ
ても面白い。この姉妹の明るさって財産だと思う、と書いてもわかんないね。
なーんか「悪」が寄ってこられないパワーって感じなの。そういう人たちもい
るんだということで。この朝も皆が疲れ、うんざりし黙り込んでいる中、4人
だけは旅行中に起きた出来事を話しては笑い転げる。バスは1台しか確保でき
なかったらしく定員オーバー。なので、外から見えないように消灯し、ツアコ
ンたちは通路に座る。その(実際にも)暗く沈んだ空気の中、Mさんの妹さん
は「食べる?」と明るくポテチをくれる。何も食べていないから、とっても有
り難い。食べながらまた冗談を言い合い笑う。空港に到着し、出発が確定して
いることを知り安堵する私たち。手続きに時間がかかってしまい、自由時間は
5分ほどしかない。Mさんは「食事しよう!」と明るく言う。すぐに機内食が出
ますって、と言っている私を制し、「そんなのあてにならないわ」と。私は食
べるのが遅いので、5分なんてと、ぐずぐず反対していたら、「じゃあ豚まん
(肉まん)をテイクアウトしましょう」と。飛行機の到着を待つ間、私たちグ
ループだけが豚まんを食べ、おいしいね~と満足。これもまたまたMさんの凄
さを知る出来事となった。                (hammer.mule)

<応募受付中のプレゼント>
 「100% Pure Javaプログラミング日記」 1261号。
 「Mac OS X 至高のTips」 1262号。
 「おしえて!! Adobe GoLive 6」 1262号。
 「DTP&印刷ガイドブック」 1263号。
 CGのためのグラフィックバイブル「人体のしくみ」 1269号。
 「2色印刷 デザイン&テクニック」 本日号。
 中村晋也彫刻展 本日号。

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>;

編集長     柴田忠男 <mailto:tdo@green.ocn.ne.jp>
デスク     濱村和恵 <mailto:zacke@days-i.com>
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