[1277] 希望

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1277    2003/03/25.Mon発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 20760部
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         <Webデザイナの女工哀史的な状況>

■電網悠語:Ridual開発記編(33)
 希望
 三井英樹

■かりん島 ライスボールwithピクニック
 「東京国際アニメフェア2003」&「森林へいこうよ2003」編
 北川かりん



■電網悠語:Ridual開発記編(33)
希望

三井英樹 / ※Ridual=XMLベースのWebサイト構築ツール
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Ridualの話をさせてもらうとき、幾つかのパターンで話させてもらう。Webサ
イト作りに一番大切なのは時間である、そして最終成果物を見て、今現在何を
すべきか考えるべきである、と。

時間の話はとにかく立ち止まっては駄目だの一言に尽きる。人は考えるもので
ある、だから時間を与えては考えてしまう。逆説じみているが、サイトはアイ
デアが浮かんだならそれが旬である、出来得る限り迅速に作り上げた方が良い。
どんなに更に良いアイデアが浮かんでも、全体の調整からし直すのであれば黙
った方が良いときもある。完成しない作業はデザイナを殺す。

最終成果物の話は、先日は国語のテストを例にして話した。国語の読解問題。
問題文を読んでから設問を見るか、設問を読んでから問題文を見るか。決めら
れた時間内に迅速に答えようとするなら、大半の人が後者を選ぶだろう。サイ
ト作りも同じだと思う。クライアントが抱えている状況(問題文)を読んでか
ら、どうしましょうかと考えていては駄目である。ドキュメントの提出期限が
迫ってから、どういったフォーマットで資料出せばいいかと考えながらワード
を開いては駄目である。運用を開始してからログの解析方法やそのフィードバ
ックを考えていては駄目なのである。何事も先手先手で先ず設問となることを
頭に入れてから、目の前の状況に接していくべきだ。

そうした体制作りは、アウトプットとしては提出物の体裁であったり種類であ
ったり数だったりするのだが、多分先ず「設問を読む」という部分に理解や共
感がなくて形から入ってしまうと、加速装置のつもりのワークフローが、単な
る負荷になってしまいかねない。こうあらねばならない、と頑なにデザイナが
ワードやエクセルで青くなっているのは哀しい。

自分達がやり続けていける体制を、早くから確立できたところは成功に進んで
いける。成功は経済状況ではない。仕事をしている開発者が活き活きしている
状況を指す。何のために働いているのか。まるで苦行のようなものだと割り切
っている人にもたくさん会って来た。労働はエンターテイメントではない? 
正直言って賛成できない。店員が輝いていない店で、好んで買い物をするだろ
うか。

先日のとあるセミナーで、Ridualをお見せしたときに衝撃的なコメントを頂い
た。「仕事をしていくうえで、希望が持てました」。別にRidualを使うと、薔
薇色のサイト構築環境になる等と誇大広告をした訳ではない。サイトマップが
自動生成できて、それなりのファイル解析が行える。そのためには色々と憶え
ることも多々ある。でも既存のツール群と連携する道は開けている。それは例
えば、RidualではXMLとJava。そういったいつもの内容を話しただけであった。

このコメントは、私の中で、当たって欲しくない予感を更に強めた。最近サイ
ト作りって魅力が薄れてきているんじゃないか、という予感。華々しいことを
している人はとっても限られていて、新しくこの世界に入ってきた人は昔の雑
巾がけみたいな修行時代がずーっと続いているような予感。アイデアは浮かん
でも、それを実装するための時間が別のことに丸呑みされて悲鳴をあげたくな
っているのに、それでも声を押し殺して耐えているような予感。

どんな時にそんな予感が背筋をつたわるのか。例えば、自分でサイトデザイン
していてブラウザチェックする時。例えば、読まれないと分かっているドキュ
メントを山ほど書かなくてはならなくなった深夜のオフィス。例えば、子供と
丸々一週間会えないとき。子供に誇りたい仕事の内容に不毛感を感じるとき。

でも自分でそんな嫌な予感を打ち消すように、上や前を向ける時もある。優れ
たサイトに出会った時。優れたサイト開発武勇伝に触れた時。活き活きとした
誰かに業界内で会えた時。

授業参観なんかで学校の子供達に直面するとき、目が虚ろだと気がつくと悲し
くなる。サイト開発者がヘトヘトで参っていると、話していて辛くなる。もっ
と楽しい世界だったじゃないか、と叫びたくなる。いつからこんな色に染まっ
てしまったのだろう。

昨年3Dのセッションに行ったとき、反対の意味で背中がゾクゾクした。活気が
あるのだ。7年ほど前のWebのセッションを思い出した。その時、そこにいる人
たちは、基本的にはWeb屋さんではない。ゲーム屋さんだ。ここに流れていっ
てしまったんだ、と直感した。しかし、目の前で話されているセッションの内
容は、3Dコンテンツの作成素材や完成映像などのリソース管理システムの話だ。
Webでもコンテンツマネージメント系の話は面倒で自由度が少ないので敬遠さ
れがちだ。しかしそこでは、活気を失わずに聞かれている。

3Dの世界は、レンダリングに時間もCPUもかかるので、その分無駄にできない。
誰もが初めて見る映像にチャレンジできる土壌もあって、管理系には力が入る。
そういった体制がしっかりと根付いている。しかも、発売してみないと莫大な
コストの回収ができるかどうか分からない、というリスク系チャレンジ。活気
ある者たちを惹き付ける魅力に溢れている。しかし、多分それだけじゃない。
やはりゲーム開発会社の人の活かし方が上手いのだと思う。育て方が上手いの
だと思う。楽しんで開発しているんだと思う。

「仕事をしていくうえで、希望が持てました」、とコメントした方は、現実の
サイト開発に何を見ているのだろう。延々と続くエンジニアとデザイナの確執
だろうか、延々と続くブラウザとの格闘だろうか。延々と続く散在するファイ
ルとの闘いだろうか。でも、多分まだこの業界から離れられないのは、やはり
Webに魅力があるからだろう。

情報にアクセスすること自体が大変だった数年前から、ビデオやライブが流れ
るようになるまで、たった数年。日々流れてくる情報に一喜一憂し、時に流さ
れ、自分を見失いもするが、助け手をネットの中に見つけたりもする。情報の
道路工事現場に輝く魅力は、実は少しもくすんではいない。だからここから離
れられない。そうした仕事をすることに誇りを持てる、だから更に離れ難い。

開発ツールやメンテナンスツールは色々と出てくる。でももっとデザイナを守
ってくれるツールが出て欲しい。Ridualに込めた願いである。私たちは楽をし
たいんじゃない、良いモノを作りたいんだ。

最後にWebデザイナの女工哀史的な状況を想う度に、浮かんでくる詩を。僕ら
はもっと活き活きできる。

ぼろぼろな駝鳥

何が面白くて駝鳥を飼ふのだ。
動物園の四坪半のぬかるみの中では、
足が大股過ぎるぢゃないか。
頚があんまり長過ぎるぢゃないか。
雪の降る国にこれでは羽がぼろぼろ過ぎるぢゃないか。
腹がへるから堅パンも食ふだらうが、
駝鳥の眼は遠くばかりを見てゐるぢゃないか。
身も世もないように燃えてゐるぢゃないか。
瑠璃色の風が今にも吹いてくるのを待ちかまへてゐるぢゃないか。
あの小さな素朴な顔が無辺大の夢で逆まいてゐるぢゃないか。
これはもう駝鳥ぢゃないぢゃないか。
人間よ、
もう止せ、こんな事は。

(高村光太郎-「道程」より)

【みつい・ひでき】 h-mitsui@nri.co.jp / info@ridual.jp

・今勤務しているのは横浜のYBPという場所。十年前湾岸の時も実は会社は違
うけれどこの地で働いていた。会議のために来日した米国人が休憩のたびに
一言も語らずCNNを見つめていた姿が忘れられない。彼らには自分の友人や
肉親が戦場に行くという現実があった。私はずいぶんとアメリカから影響を
受けた。正直言って、あそこは憧れの地だった。しかし9.11から価値観が変
わった。あの国に憧れてよいのか? と。どんなに友人がいても、思い出が
あろうと、思い込みがあろうと、今回の「ブッシュ戦争」には反対だ。
これがmailに流れるとき既に砲弾が飛んでいるかもしれない。何もかもを吹
き飛ばす火力が今の自分をむなしく思わせる。ネットにできることはないの
か? と書かれていた。今は次回こんなことが起きないように道作りに励む
しかない気がしている。
我家にはフィリピンに「娘」がいる。血は繋がっていない。会ったこともな
い。親だと言えるほどの額ではないが、毎月就学のためのお金を送っている。
年2回送られてくる彼女の写真を冷蔵庫に貼っている。国際飢餓対策機構。
その娘は戦争孤児ではない。しかし今回の砲弾は、この子よりもひどい状況
の子供達を一瞬で大量に生み出す。朝日新聞に砲撃でガラスが飛び散らない
ようにガムテープを張っているイラク婦人の写真が載っていた。そんなもの
でカヴァーできないだろうことは誰もが予感している。空しい。でも送金は
止めない。続ける。できることをやろう。(2003.3.19夜)

ref.国際飢餓対策機構
http://jifh.fhi.net/

・光太郎が戦争に対してどう言動したかは知っているつもり。でもこの詩は好
きだ、言葉に力があるから。

・Ridual(XMLベースのWebサイト構築ツール)公式サイト
http://www.ridual.jp/
(3/24-27:サーバメンテナンスのため重く感じることがあると思います。
ご迷惑をおかけします)

・超個人的育児サイト(書籍は絶版中)
http://member.nifty.ne.jp/mit/MilkAge/

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■かりん島 ライスボールwithピクニック
「東京国際アニメフェア2003」&「森林へいこうよ2003」編

北川かりん
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今回、上物が舞い込んできた。東京国際アニメフェア2003の招待券だ。アニメ
フェアなんて行った事ない。どんなだろう!? おにぎりを握る手にも力が入
るぜ! 神様 コラムのネタ提供ありがとうございます!

と、楽しみに待ち望んでいたが、アメリカのイラク攻撃ニュースを聞いて、テ
ンションが一気に下がった。海の向こうでたくさんの人が悲鳴をあげている時
にあたしはアニメかよ、と思うと何だかやるせなさばかりが募ったが、せっか
くの招待券をふいにするのもなーと思い、出かける事にした。

新橋から国際展示場までの「ゆりかもめ」はスシ詰め状態だった。身動きがと
れない状態の中で女子高生が「戦場のピアニスト」の全貌をありがたくも語っ
てくれた。おかげで、見たかったのにすっかり見た気分になってしまった。お
前は浜村淳か! と心の中で悪態をつきながらも目的地に到着した。

ビッグサイトの長い廊下を歩いて会場にたどり着くと、そこはアニメのオンパ
レード。でっかい鉄腕アトムやトトロ、アンパンマンが空中を飛び、よくわか
らないが今人気のキャラクターに扮したコスプレのお姉さんがチラシを配って
いる。胸の谷間も露わにセクシーな衣装だが、パンストがデンセンしていてい
るのが気になった。デンセンした事でもう君はかなりリアルな存在だよ。

会場は大盛況で、チビッコ連れの家族、中高生の男子、女子同士のグループ、
30~40代男性で一人で来てる人、外国の人等でいっぱいだ。今日は迷子が多い
ので、子供の手を離さないように気をつけて下さいというアナウンスが流れる
中、一緒に出かけた北川兼次がチョクチョク姿を消してしまって困った。

どこへ行った? と思って、キョロキョロ探していると、どこからか現れて、
片手にシールをもってニタニタ笑っている。「これ、プレミアがつくかな?」
そんな事いいから、オッサンが迷子になるなよ!

最新アニメは全くといってわからなかったが、アニメが一大産業なのだという
事が今さらながらよく分かった。文具用品、お弁当箱、パンツ、おもちゃ、学
校、声優タレント、主題歌などひとつのアニメから派生する利権は限りない。

ベーゴマのように車同士をぶつけて遊ぶ「クラッシュギア」というおもちゃが
あった。ボディは車の形をしているが、タイヤの部分が上下に高速振動してお
もしろい動きをする。その姿はまるでハイテク昆虫のようだ。興味深く眺めて
いたら、どうもこういうアニメがあるらしい事が分かった

あーこんな事知らないところがもうオバチャン、と思って他に目をやると、お
もちゃの展示の上には必ず液晶画面があり、元となってるアニメが放映されて
いる。アニメの世界観をおもちゃと共に販売しているのだ。この小道具を持つ
と子供はアニメの主人公になれる。充実した小道具のラインナップを見ている
と、アニメが先か? おもちゃの企画書が先か? と思わず勘ぐってしまう。

しばらく歩くと10代らしき女の子が感激のせいか、うっすら涙を浮かべている。
その先を見ると、全然知らない浅黒いオッサンがふんぞり返って女の子達と握
手していた。きっと有名な声優さんなのだろうが、失礼だが誰だか全然わから
ない。家族連れの人達もその人の事を知らないので「誰だ?」という眼差しで
みんな見つめていた。

全くもって不思議な光景だが、こういう熱烈なファンがいるからこそアニメ産
業がここまで大きくなれたのだろう。彼、彼女達は立派な現代のパトロンであ
る。だから、そのオッサンは偉そうにしてはいけないのだ。もっと平身低頭、
謙虚な気持ちでいて欲しい。でも、その人はそういうキャラが売りなのかな?
しかし、一体誰だ?

「アニメテクニックの世界展」というブースの端で、ナムコから出ている新し
いゲーム機にたくさんの人が並んでいた。もちろんアニメフェアにふさわしく、
画面からハイジやクララの映像が流れている。でも、ハイジの声が変だ。ん?
クララもなんか? ちょっと野太い? 

これは、アフレコをゲームにしたもので、例えばハイジの名シーン、クララが
車椅子から立つシーン「クララが立った!」(学生の頃私もよく真似して遊び
ました)をハイジ役の声優:杉山佳代子に代わって私が声をあてる事ができる
のだ。そして、録音された声がうまく画面に合ってるかどうかを機械が採点す
るのだが、これが結構おもしろかった。

もう、みんなダメダメなのだ。そこがゲラゲラと笑える。声だけで感情や場を
表現する声優さんてやっぱスゴイねーと改めて感心させられるゲームだ。

私が見ていた時はちょうど「あしたのジョー」でジョーとカーロス・リベラの
記者会見のシーンを、30代男性が一人でゲーム機の前でしゃべっていた。最後
に「ハハハハハハ!」と笑うところでこのシーンは終わるんだけど、やっぱり
彼もでっかい声で笑っていた。…不気味である。

無料だし、やってみようよ! と北川兼次を引っ張ったが、頑固なまでの抵抗
にあい、諦めた。洒落のきかない男である。ちなみに私は岡ひろみと宗方コー
チがやりたかったんだけど…。

次は「アニマトリックス」というブースに出かけてみる。マトリックスが大好
きな私は、今回これを一番の楽しみにしていた。その名の通り、マトリックス
をアニメでオムニバス制作したものらしい。囲われたブースの中では次回作の
映画「マトリックスリローデッド」の予告と「アニマトリックス」のデモ映像
が見られるようになっている。

ヘビィメタルにのってテンポよく動く主人公達と戦闘シーン、刺激的なカット
割り、大音量の音楽とビジュアルに気分は高揚し、麻痺していくようだ。でも、
いつもと違うのはついさっきまで見ていたテレビに映るイラク爆撃シーンとだ
ぶってしまうという事だろう。この空の続く向こうでは、実際に爆弾が落ちて
いるというのに、私たちはバーチャルな画面から繰り出される刺激的なシーン
に自分の暴力的な快感を主人公に投影して満足している。

今回、私はとても混乱してしまった。何だか今、何か私にできる事ってないの
かな? って。正直いってアニメフェア見にきてる場合なのかな? とも思っ
た。ただ、アニメなんか見てる場合じゃないよ! という結論はいけないと思
うんだ。

アニメを見られる環境があるという事はとても素晴らしい事だから。そしてア
ニメーションや物語にはとても大きな力があると思う。人間って、お金も食べ
物も大事だけど、同じくらい夢とか希望がないと生きていけないものだと思う。
そして、アニメーションやおもちゃにはそれを与えられる力があると思う。

特に小さな子供達にとってアニメーションの力は絶大だ。アニメーションや物
語、おもちゃの持つ力に期待したいし、希望を持ちたいと思ってる。子供から
夢を見る権利を誰も奪えない。

結局、私は混乱した状態のまま会場を後にした。何だか混沌とした中で、宙を
歩いてるような感じだった。ふと見るとビッグサイトの別のブースで「森林へ
いこうよ2003」というイベントがあって、無料だというので、せっかくだから
寄っていく事にした。

林業に携わる人がもっと森林の事を知ってもらおうというイベントで、林業求
人の受付も兼ねていたが、アニメフェアと比べるとこちらは可哀想なくらい閑
散としていた。

会場にはウッドチップが敷き詰められていて、とっても木のいい香りがする。
その中で、世界の巨木・巨樹という写真パネルがあって、何だろう? と思っ
て眺めていたら、おじさんが色々パンフレットを渡してくれて、もっと近くで
見て下さい。というので、ブースに入り込んで見させてもらった。普通の木だ
と思っていたが、よく見ると端の方に人間が写っていて、その小さい事といっ
たら!

この世の中にこんな大きな木があるなんて知らなかった! いや、正確にいう
と、子供の頃科学雑誌で見た事はあったけど、実際目にした事はないし、もう
そんな記憶自体忘れていた。何点か巨木を見てると、何だか涙が溢れそうにな
ってきた。

なんで、涙が出るのだろう? 年かな? 何だか人智の及ばないこんなスゴイ
ものがあるという事にびっくりして、とても感動した。写真パネルを見て泣く
なんて初めての体験だ。

後ろには日焼けした森の男達がくっちゃべってたので、恥ずかしくて涙は流さ
なかったけど、何百年という時を経て育ってきた巨木に圧倒されてしまった。
宮崎アニメって、最後よく緑や自然で終わるけど、何だかそんな感じだ。自然
のもつ生命力に自分の手に及ばない神々しさを見る想いだ。私は少し、救われ
た気がして会場を後にした。

今回、色々考えてしまった。私にできることって何だろう? ってことを。人
間のエゴで今たくさんの人が犠牲になっている。戦争という名の殺し合いが一
刻も早く終わるよう祈っている。

【北川かりん】
*今回おにぎりは展示会場を一旦出て、ビッグサイトのベンチにて食しました。
今回は卵焼きとキャベツ炒めのおかず付き。周囲ではチビッコ達が興奮のあま
りベンチでぐったりしていました。
●TASU ART WORK
TASUオリジナルTシャツプレゼント中!
締切り3月31日まで
http://www.h3.dion.ne.jp/~tasu/

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■編集後記(3/25)
・「SIGHT」15を読んでいる。手塚治虫の特集だ。構成とインタビュー相手の
人選がうまい記事である。「何故、手塚治虫はアトムが嫌いだったのか」(竹
内オサム)「何故、手塚治虫は尋常ならざる数のアニメ作品を手掛け、そして
虫プロは倒産したのか」(押井守)「何故、手塚治虫は『ぼくは絵が下手だ』
と言い続けたのか」(江口寿史)「何故、手塚治虫はマンガにエロスを持ち込
んだのか」(山本直樹)「何故、手塚治虫はあれほど多作だったのか」(斎藤
環)「何故、手塚治虫はマンガ家になってから博士号を取ったのか」(小松左
京)ね、みごとな構成でしょう。的確な問題意識でしょう。冒頭では、1984年
に渋谷陽一とさくまあきらがNHK-FMで手塚にインタビューしたものが初めて活
字化された。「『手塚ヒューマニズム』って言われるのは、ほ~んとにもう耳
をふさぎたい」と手塚。これは貴重なインタビューである。それぞれ面白い話
が出てくるが、多くは手塚治虫漫画全集400巻の終わりのほうで編集されてい
る対談集や、各作品のあとがきに掲載されているものがヒントのようだ。昭和
の終焉は手塚治虫の死で実感したわたしだが、あれから14年も経つのか。400
巻のホコリを払い、対談集やエッセイ集を読みましょうか。    (柴田)

・ビジネスがわからない。なぜ人がそこにお金を払うのかわからない。たとえ
ばいま払っている金額を減らせる、だからサービスを乗り換えるというのはわ
かる。手間が省けるから、自分の仕事に専念するために、もわかる。私の場合
は書籍や通信費にも払う。知識を得ることができるから、自分の役に立つと思
えば払える。気持ちを豊かにするためにも払う。たぶん欠けているのは、自分
の外見のためのお金。でも外見のためのお金が先に立つ人もいる。欲しくて仕
方ないものもない。我慢しようとすればできる。今からだと健康や時間、勉強
のためにお金をかけたいとは思う。でもこれもお金をかけずに済ませられる。
娯楽のためには皆はどのくらいお金を使うんだろう…。当たり前、誰でも知っ
ている事柄と思っていたことが「ノウハウ」「コンサル」という名前で、高値
で取引されている。換金できない私はビジネスセンスないな。(hammer.mule)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030324-00000157-kyodo-bus_all  50

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