[1300] よのなかばかなのよ

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1300    2003/04/25.Fri発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 20903部
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       <この世界には恐ろしいことがひとつある>

■映画と本と音楽と… 167
 よのなかばかなのよ
 十河 進

■金曜ノラネコ便
 もう少し、ちゃんと撮る。
 須貝 弦

■青瓶 2479
 夜の海峡。
 北澤浩一

■イベント案内
 「企業戦略としてのWEBデザイン~WEBユーザビリティ」
 ファイルメーカー「iWeek 2003」でハンズオンデモ



■映画と本と音楽と… 167
よのなかばかなのよ

十河 進
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●深夜のドライブ

深夜のドライブが好きだ。真っ暗な道をヘッドライトが切り裂いて進む時の感
覚は他のものでは味わえない。両側に黒い木陰が迫ってくる道を走っていると、
冥界へ向かっている気がしてくる。日常が彼方に去り、非現実の世界へ入って
いく。この世にたったひとりしか生きていないような気になる。

深夜に走っていると、時々、ギャビン・ライアルの「深夜プラスワン」を思い
出す。ムッシュ・カントンことルイス・ケインは、深夜、リヒテンシュタイン
に向かいレジスタンス・ロードをシトロエンDSで疾走する。一瞬、彼は人車一
体の境地を経験するのだ。一種のドライバーズ・ハイである。僕も何度かそん
な経験をした。

しかし、ムッシュ・カントンと違って僕は深夜のドライブの時には、いつも音
楽を流している。90分テープをかけ、それが終わる頃に家に帰ってくる。自室
でテープがかけられなくなり、昔、エアチェックしたりレコード録音したテー
プは、もっぱらドライブ用になった。先夜は中島みゆきの「お帰りなさい」を
かけて走ってきた。

「お帰りなさい」は、中島みゆきが他の歌手のために書いた曲を集めて自分で
歌ったアルバムだ。研ナオコが歌った「あばよ」とか、桜田淳子が歌った「ひ
とり芝居」とか、加藤登紀子が歌った「この空を飛べたら」などが入っている。
根津甚八が歌った「ぴえろ」は残念ながら入っていない。

その中島みゆきのテープを入れて駐車場を出た。しばらくは人家が続く道だ。
やがて利根川と16号線の間を平行して走っている道に出る。くねくねとしたカ
ーブがあるワインディングロードのような道である。多少の高低もある。照明
があまりないから暗いのだが、木立は夜空の中でもくっきりとした影を見せて
いる。

急カーブにはさすがに反射板が設置されていて、ヘッドライトを受けてキラキ
ラと輝く。50キロに減速する。80キロを出していたら曲がりきれずにガードレ
ールに激突していたに違いない。ミラーを見ても一台の車もいない。もちろん
行く手にも対向車線にも車は見えない。自分が乗る一台の車だけが暗い道を疾
走している。

ボリュームを上げると、中島みゆきの歌声が車内を充たした。エンジン音が聞
こえなくなる。直線がしばらく続き、ゴルフ場を両断する道に入る。両側を高
い金網が続き金網に接して大きな木立がある。ヘッドライトをハイビームにし
てアクセルを踏み込む。メーターが100キロを示した。

カーブの手前で減速する。そのカーブを曲がると斎場がある。そこに近づくと
いつも背筋がゾクゾクする。バックミラーを見るのに緊張する。バックシート
に何かがいるような気がするのだ。おそらく、今日の昼間にも誰かの遺体が焼
かれたはずだ。毎日、人は死んでいる。

斎場の看板を見ながらアクセルを踏み込む。再びカーブが続く。もうすぐ、幹
線道路に出る。そうしたら、この非現実的な感覚ともお別れだ。明るく照明さ
れ、深夜といえどかなりの数の車が走っている二車線の道路だ。そんな幹線道
路に出た途端、中島みゆきの歌声が一瞬大きくなり車内に響いた。

──上から読んでも下から読んでも 世の中バカなのよ

●自分は正しいと思う人間の心

その歌詞が、いきなり僕を現実に引き戻した。スピードを上げているトラック
に気を遣いながら走る。信号が赤だ。ブレーキを踏む。先ほどまでの道では、
ほとんどブレーキを踏まずにいたが、幹線道路では走って停まり、走っては停
まりの連続だ。

中島みゆきの歌を聴きながら、「ホントにバカなんだよなあ、世の中」といろ
いろなことを思い出す。友人と酒場で話した状況を思い出し、「少し言い過ぎ
たか」などと反省する。仕事の現場でのやりとりを甦らせ、ムキになった自分
を「また、やっちゃったなあ」などと振り返る。

概ね、反省することの方が多い。修行が足らんなあ、と溜め息をつく。同時に、
人にはこちらの想いがなかなか通じないことを身に沁みて感じてしまう。ひと
つの言葉を巡ってもその人が持つ概念が違うことを、特に世代が違う人と話し
ていると感じることが多い。言葉のニュアンスが通じない。

言葉はその人の環境や歴史によって培われるものだ。同じ言葉を、違う意味で
理解していることもある。ある人には心地よい言葉が別の人にはイヤな言葉だ
ったりする。世代によって言葉に対するニュアンスも違うし、共通する知識も
経験もない。

言葉は現実だから、言葉の強さが気持ちを隠してしまう。相手の表情を見てい
ると、こちらが言っていることが「通じていないな」と読めることが多い。さ
て、どう言い換えたら通じるだろうかと絶句し、よけいな言葉を重ねて誤解を
招く。言葉を重ねれば重ねるほど、さらに袋小路に入っていく。

こちらが当たり前だと思っていることが通じない。ささいなことだと思う言葉
に相手がこだわったりする。まあ、世の中、いろんな人がいるからな、お互い
様と言えばお互い様、やれやれ、と諦める。そのうち「まあ、いいか」という
気持ちが湧いてくる。

突然、先日読んでいた中条省平の「フランス映画史の誘惑」に出てきたジャン
・ルノアール監督の「ゲームの規則」(1939年)のセリフが浮かんできた。同
じセリフを中条さんは去年出した「クリント・イーストウッド アメリカ映画
史を再生する男」でも引用していたから、よほど感銘を受けたのだろう。

──この世界には恐ろしいことがひとつある。
  それは、すべての人間の言い分が正しいということだ。

これは映画のセリフだから、こう言っているのだろうけれど、本来は「この世
界には恐ろしいことがひとつある。それは、すべての人間が自分の言い分が正
しいと思っていることだ」と理解すべきだろうと思う。

しかし、こういう本質的かつシニカルな指摘をされると、その先のことは何も
浮かばない。そこで世界は凍りつく。「この世界には恐ろしいことがひとつあ
る。それは、すべての人間の言い分が正しいということだ」の後に、どんな言
葉が続けられるだろう。

──だから、何を言っても無駄なのだ。
そう結論づける他にどんな方法がある?

●この世界には恐ろしいことがひとつある

日常生活の中の食い違いや対立くらいなら世界を滅ぼすことはない。しかし、
国家間の対立は世界を滅ぼす。民族、宗教、国家体制、イデオロギーなど世界
を滅ぼす対立はイヤになるほど存在する。その様々な違いによる対立を人類は
克服していけるのだろうか。

今年に入ってからのイラクを巡る情勢は、言葉では何も解決しないのではない
か、と絶望感を感じさせた。国連安保理での対立は「この世界には恐ろしいこ
とがひとつある。それは、すべての国家の言い分が正しいということだ」と思
わせる。言葉での説得あるいは理解し合うことなどは不可能で、結局、力関係
で決まるのか、と思う。

世界一の軍事力を持ち自国のルールがスタンダードだと思い込んでいるアメリ
カは、ついにイラクを攻撃しフセイン体制を排除した。連日、空爆がテレビ映
像で中継される。僕はNHKの衛星放送のニュースでCBSやABCのネットワークの
ニュース番組、CNNのレポートなどを見続けた。

夜空に火柱が立ち爆発のキノコ雲が湧き起こる画面を見ながら、今、確実に人
が死んだのだ、と思った。遠く何千キロも離れた場所にいて、僕らはテレビ映
像を見ながら人の死を目撃する。まるでハリウッド映画のように現実感はない。
だが、確実にそこで死んだ人間はいる。重傷を負った人間がいる。

イラク攻撃は、アメリカの圧倒的な軍事力を全世界に見せつける格好のパフォ
ーマンスになった。その軍事力を見せつけられた北朝鮮は「次は我が国か」と
戦々恐々としながらも強烈に反発し、イスラム諸国はテロリズムでの報復を考
えるだろう。

ラムズフェルド国防長官は記者会見で、まるで西部劇に出たジョン・ウェイン
のような発言を続けた。「イラクの兵や将校は滅びゆく政権のために死にたい
のか」と恫喝し、アメリカの大儀を明確にアピールする。相手は悪で、アメリ
カは正義だ。アメリカの発言に反対するヨーロッパを否定する。

僕は「イージー・ライダー」(1969年)のラストに登場するトラックの運転手
たちを思い出した。髪をのばしチョッパータイプのバイクに乗ったヒッピー風
のふたりを、運転手たちは髪が長いというだけの理由で射殺する。

彼らは保守的で頑迷で旧弊で、力を信奉し自分が正義だと信じ込んでいるアメ
リカを象徴する。世界を一面でしか見られず、多様な様式や価値観を理解でき
ない。そこには一片の想像力もない。救いようがないイントレランス……

湾岸戦争の時の支持率が90%あった国である。今回のイラク攻撃も70%のアメ
リカ人が支持をしている。CBSやABCのネットワークの特別番組を見ていても、
自国の軍隊への労りと武力の充実を誇る言葉ばかりが目立った。爆撃で重傷を
負った子供たちの映像は一切流れない。新聞は、子供を抱き上げて救い出すア
メリカ兵の写真を一面に掲載する。

アメリカのエリート層であるWASP(ホワイト・アングロ・サクソン・プロテス
タント)にとって、イスラム教徒は異教徒である。イラク攻撃はキリスト教と
イスラム教の宗教戦争の様相を呈してきた。人類は歴史から何も学んでいない。
言葉は無意味だ。どちらがより人を殺せるか、より破壊できるかを競い合って
いる。

世の中バカなのよ

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
出版社勤務。黄金週間に突入しますが、今年はけっこう忙しそうです。それで
も「魔界転生」だけは見にいこうと思っています。天草四郎をメインにしてい
るのは深作版と同じようだけど、原作で剣豪たちを魔界転生させる森宗意軒を
出しても誰も知らないモンね。

旧作が毎週金曜日に更新されています
http://www.118mitakai.com/2iiwa/2sam007.html

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■金曜ノラネコ便
もう少し、ちゃんと撮る。

須貝 弦
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3月末にデジカメを買った。サンヨーの動画デジカメから、ニコンのCOOLPIX
5000へと大きくステップアップを果たしたのだ。自分にはオーバースペックと
も思える500万画素、広角28mm~からの3倍ズームというのが、このデジカメの
特徴だ。用途はもちろん取材用、である。

むかしサラリーマンとして編集者をやっていた頃、取材で編集者自身が自分で
撮影をする必要があった場合、ちゃんとカメラバッグに一眼レフと交換レンズ
1~2本、外部ストロボと三脚を持って出かけていた。それがデジカメの時代に
なって、数万円で買えるコンシューマ向けのコンパクトデジカメでヒョイッと
撮影を済ませることが多くなった。

たしかに数万円のデジカメでも、解像度的にもクオリティ的にもなんとかなる
ことが多いのだが、それでも銀塩の頃に比べて「いい加減になったなぁ」とい
う気がする。撮り直しが効くぶん、銀塩のときようにラボから返ってきてから
わかる致命的な失敗とかはなくなったが、コンシューマ向けのコンパクトデジ
カメで「ただ撮っただけ」の写真が多くなった。

本当にそれで良いのだったら、銀塩のときに外部ストロボや三脚を持って行っ
てたのは、いったい何だったのか、と。

あるとき、屋内(それも地下の会議室)でインタビューを行い、その場で人物
の撮影をしたことがあったのだが、サンヨーの動画デジカメで撮ったらなんと
も冴えない写真になってしまい、後から少し後悔した。これが銀塩で、会社所
有のEOSとか持って行っていたら、広角レンズを使って、三脚をセットして、
外部ストロボでバウンスさせて――と、やっていたと思う。

そんなワケで、1カットしか使わないようなインタビューの撮影などでも、そ
してカメラマンが同行せずに自分で撮影しなくてはいけないような仕事でも、
もうちょっと「ちゃんとした」写真が撮れるようにと、新しいデジカメを物色
していたときに見つけたのが、COOLPIX 5000だったのだ。

ポイントは最初に書いた「広角28mm」ということと、外部ストロボが使えるこ
と、そして「安くなった」という3点(500万画素というのは意外とどうでもよ
くて、400万画素クラスでも良かった)。したがって、デジカメ本体と同時に
ニコン純正のスピードライトを買った。また、三脚は堀本さんが軽いのを譲っ
てくれた。どうもありがとう。

で、いいデジカメを買ったとは言っても、撮ることに関しては相変わらず素人
である。そこで今、書店でいろいろカメラ関係の本を読んで、情報を貯えてい
るところだ。また、ちょうどCOOLPIX 5000がスッポリと入る大きさの小さなカ
バンも買い、休みの日には連れ出してアレコレ撮っているほか、家の中でもブ
ツ撮りの練習などにいそしんでいる。

そして、桜の花びらを狙っているときに少し目覚めてしまったようで、実は今
から紅葉シーズンが待ち遠しかったりする。何年か前に秋の京都を訪れたとき
「なんでオヤジ連中はみんなキャメディアで紅葉の写真を撮りまくってるんだ
?」と疑問に思ったものだが、次の紅葉シーズンは私も仲間に入れてもらおう。

【すがい・げん】sugai@macforest.com
ライター。最近は密かに自転車雑誌に進出。新しい自転車も買ってしまった。
詳細は以下URLの「自転車部」へ。メルマガもよろしく(最近ペースが落ち気
味ですが)。
http://www.macforest.com/

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■青瓶 2479
北澤浩一
夜の海峡。

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■ 今(2003年4月23日現在)、関西の阪急電車車両ドア横に、青紫色をした
夕方の海の写真が飾られている。
 もちろんそれは広告で、兵庫県西宮市にある大手前大学、その史学研究所が
主催する日韓学術シンポジウムのための車内貼りポスターである。
 私は、暫くその制作に追われていた。

□「海峡をこえる技術の交流」
主催:大手前大学史学研究所
後援:国際交流基金・経済産業省近畿経済産業局・兵庫県教育委員会・西宮市
教育委員会・駐日韓国大使館韓国文化院
会場:大手前大学 西宮キャンパス(阪急夙川駅・阪神香櫨園駅徒歩7分)
日程:2003年5月24日(土)午前10時~午後5時 (入場無料)
問い合わせ先:大手前大学史学研究所 電話 0798-32-5007


■ 上記は車内貼りの規格、B3横である。
 この他に、美術館・博物館、関係各団体などで用いられるA2縦の作品も作成
した。画像とデザインは、配付されるチラシにも踏襲される。
 5月24日の当日には、EPSON PRINT CENTER (セイコーエプソン株式会社)の
協力で、B0サイズの大判で出力されたものが、会場内部と周辺に展示されるこ
とになっている。
 どんな作品画像かということは、今後大手前大学のWebでも公開されるので、
暫くお待ちいただきたい。
 大学で内科医をしている、絵にはうるさい友人に言わせると「躯じゅうが痛
くなるような気配」の画像なのだという。どういう訳か医師には、自分でも絵
を描いたり写真を撮ったりするひとが多い。
 彼の言葉の真意はともかく、濡れたような藍色が手前から広がる。


■ 今にして思うと、作品の画像を選択するのは一瞬だった。
 寝癖を立てた頭で、心当たりのあるデータのCD、DVDをひっくりかえす。
 文字組みもその配置も、その原型は数時間でできてしまう。
 勿論、デザインを詰めてゆくに、その後数日の徹夜と暫くの微熱があるのだ
けれども。
 それ以前。
 数ヶ月、何をしていたかというと、私は歴史とその周辺に関する本を読みふ
けっていた。箱ひとつくらいになった頃か。日韓の歴史、そしてその交流史と
いう視座を視覚化してゆくことは、一筋縄ではいかないことに気がつく。
 あまりにも知らないことが多すぎたということ。そして、例えば考古学的な
学説の是非ひとつをとっても、双方の近代史の問題がそこに投影されているか
らでもあった。それは、ある種の痛みにも似ている。
 今ここでその仔細を語ることはしない。
 夜更けに車を走らせていて、顎の下に髭が残っていた。
 マイルスとギル・エバンスの「Sketches of Spain」の最後の曲名がなんだ
ったのか、思い出せずにくりかえしている。


・Give A Whistle | kitazawa-office 北澤事務所
http://www.kitazawa-office.com/
・「青い瓶の話」MM
http://kitazawa-office.com/aobin/ao_top.html

・大手前大学
http://www.otemae.ac.jp/

・「列島いにしえ探訪」読売新聞大阪本社
http://osaka.yomiuri.co.jp/kodai/index.htm
Webデザイン・撮影・写真ポスター104枚

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■イベント案内
第14回イメディオサロン
「企業戦略としてのWEBデザイン~WEBユーザビリティ」
http://www.imedio.or.jp/seminar/eve/salon/salon14.html
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トップWebクリエイターの株式会社ビジネス・アーキテクツ代表・アートディ
レクター 福井信蔵氏をゲストに迎え、ユーザーにとって分かりやすい“ユー
ザー指向のサイト”とは何か、WEBサイトに優れたユーザビリティを与える正
しいサイト設計の手法などについて語っていただきます。(主催者情報)

講師:福井信蔵
日時:5月23日(金)16:30~20:00(受付開始16:00)
会場:講演会 大阪産業創造館 4F イベントホール(堺筋本町)
   交流会 カレー専門 B(堺筋本町)
費用:講演会 1000円(税込)/交流会 2000円(税込)
定員:講演会 250名(先着)/交流会 100名(先着)

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■イベント案内
ファイルメーカー「iWeek 2003」でハンズオンデモ
http://www.iweek.jp/
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ファイルメーカーは「iWeek 2003」に特別協賛し、i Weekハンズオン会場で
「ハンズオンで、今すぐ修得! デジカメでも、iモードでも、データベース
を有効活用しよう」デモを実施する。

ファイルメーカーのハンズオンデモでは、以下の3つの内容で、実際に自分の
手で操作しながら、データベースの作成法や活用法を修得できる。参加者全員
にもれなく、ファイルメーカー社オリジナルグッズをプレゼント。各セミナー
の最後には、楽しい抽選会も実施。ハンズオンセミナー参加ご希望の方は、5
月4日(日)直接会場へ。

12:10~12:40/16:30~17:00
・未経験者大歓迎! データベース作成の"いろは"を修得しよう
"日記帳"の作成をテーマに、表紙やページのレイアウトを自分の手でつくりな
がら、データベース作成の"いろは"を修得できる。Microsoft Excelファイル
をかんたんにデータベースにする方法も伝授。

12:50~13:20/17:10~17:40
・デジタル写真の活用法 世界にひとつしかない、オリジナルのフォトアルバ
ムを作ろう
デジタルカメラやフォルダから写真を取り込んで、オリジナルデザインの装丁
を作りながら、世界にひとつしかないフォトアルバムの作成法を修得できる。

13:30~14:00/15:50~16:20
・データベースのiモード活用法 プログラムの経験が一切なくてもできちゃっ
た住所録データベースを作成し、iモードから便利に活用するまでを、実際に
体験する。データベースをiモードから利用する方法を修得できる。

会場:iWeek 2003 iWeek ハンズオン会場(大阪ビジネスパーク ツイン21ギ
ャラリー4F)
大阪ビジネスパークへのアクセス
http://www.mid.co.jp/panacreate/

iWeek 2003の詳細
http://www.iweek.jp/

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■編集後記(4/25)
・「デジクリ」は4月26日(土)から5月7日(水)まで休みます。といいなが
ら、たぶん情報号を1~2回は出すでしょう。
・明日から12日間のGW休みに入る。昨年よりは短い休みだ。毎年、今年こそは
あれをやろうこれをやろうと考えてはいるものの、なにもなすことなく終わっ
ていた。それはバックナンバーを見るとわかる。2000年はマンション建設問題
でGWを終えて、その年はずっとこればっかりやっていて年収を200万円減らし
た。2001年はディジタル・イメージで日中韓の交流を実現して、うまくいった
ので気が抜けて風邪を引き込み寝ていた。2002年はなにもしていない。ほとん
ど無為に過ごしていた。今年はOS Xにトライ、できる限りの展覧会情報の整理、
仕事部屋のレイアウト替え、1日くらいはサイクリングか山歩き、録画しただ
けで見ていない映画も見なければ。それから「オールアバウト」サイトの徹底
的リニューアル。ああこれでは12日間は短すぎる。        (柴田)

・余裕のないスケジュール設定はしていない。いつのまにか時間がなくなる。
Webサイト関連の仕事をするようになってから、余計に時間に余裕がなくなっ
ているような気がする。昨日は一日制作用に空けていたし、今日は書類提出の
ために外出するだけで、あとは制作に専念する予定だった。ところが、なのだ。
まぁ通常営業時間の10時~18時は仕事できないと考えてちょうど。取引相手が
終業する21時くらいから朝までと、休日が制作時間。それでも携帯電話が発達
している昨今だと、休日の真夜中でも連絡は入るし、メール環境があると休日
にメールもらったものでも、休み明けには対応できないといけないので、休日
にメールを見ないとまずいから、結局仕事していたりするし。こんなやり方だ
と、みーーーーんな大変だと思うんだけど、クライアントさんはWeb制作が通
常業務でも何でもないところがほとんどだから、緊急対応を求めてこられるん
だよね。向こうにとっては新鮮な課題だから「行末が揃わない」なんてことを、
毎回説明しないといけないし。ドラマ「あなたの人生お運びします」を見たん
だけど、いいね、あれ。大好き。私も頑張らなあかんわ。これだけ毎回時間を
使い、間に入っている人たちも動いているのに、安い値段ではできないね。小
遣い稼ぎ感覚で仕事している人よりもいいものを、いい形で提示していかない
と。デジクリや勉強に時間使いたい。ジリ貧はイヤ。    (hammer.mule)
http://www.tbs.co.jp/ohakobi/  あなたの人生お運びします

<応募受付中のプレゼント>
 Web Designing 2003年5月号 1295号。
 ウェブ・ユーザビリティ&アクセシビリティ・ガイドライン 1297号。

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/ >

編集長     柴田忠男 <mailto:tdo@green.ocn.ne.jp >
デスク     濱村和恵 <mailto:zacke@days-i.com >
アソシエーツ  神田敏晶 <mailto:kanda@knn.com >
アシスト    島田敬子 <mailto:keiko@days-i.com >
リニューアル  8月サンタ <mailto:santa@londontown.to >

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