[1320] 邦楽教育のこと

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1320    2003/06/03.Tue発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 21169部
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        <伝言ゲームである。教育ではない。>

■デジタルサウンズ研究室
 邦楽教育のこと
 モモヨ

■電網悠語:Ridual開発記編(41)
 規格
 三井英樹

■展覧会案内
 空山 基展
 日本グラフィックデザイナー協会新人賞受賞作家作品展2003
 田中一光回顧展「われらデザインの時代」
 ジブリがいっぱい スタジオジブリ立体造形物展

■ブックガイド&プレゼント
 Flash MX ActionScript<ほぼ >10行道場



■デジタルサウンズ研究室
邦楽教育のこと

モモヨ
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伝統とか、歴史というものは、ある日、突然、思いつきで学習するような質の
ものではない。

だいぶまえになるが、今年から音楽の義務教育課程に邦楽を正式に取り入れる、
というニュースを聞いた時、やはりそんなことを考えた。

最近、ころころと、いわゆる猫の目のように変わる教育方針だから、真に受け
るのも馬鹿馬鹿しいが、その小学校に通う子を持つ身とあれば、やはりこだわ
ってしまう。

その後、音楽の先生達が、そうした方針転換に対応すべく、講習会等で四苦八
苦しているという話をきいた。

それも、当然である。

音楽の先生といっても、邦楽はシロウト。いわゆる西洋音楽を学んだことしか
ない。それを突然、和楽器を持ち出して、邦楽を教えろというのは無理である。

宮城道雄氏の作品のような、西洋音楽理論のうえでも整理された邦楽ならいざ
しらず、音楽の先生達が講習を受けているのは、町の宗匠から、である。これ
は、とんでもないことといわねばならない。同じ音楽ではないか、といえば、
それまでだが、あまりに乱暴である。

本来、町の宗匠が教えている音楽は、西洋音楽理論を拒絶するものである。そ
もそも芸事は、師弟の対面しての伝授によって受け継がれてきている。目の前
で先生のやって見せることを、見て、それを真似ていくのである。

理論は、実践の集積の中から、自然と会得される。

バッハ以前の西洋音楽もこれに似た形式だったと思うが、バッハが、例えば即
興技法を整理して一般音楽理論として、また平均律というものが普及してか
ら、理論の自立が促進された。

宮城道雄の偉業は、そうした伝承の中で培われた日本音楽のエッセンスを、西
洋音楽の世界において整理し、実際に作品化して、目に見える形にしてみせた
ことだ。

現在、三味線などを音楽担当の教師が必死で学習しているところであろうが、
いまからでも遅くはない。そうした無駄なことはやめた方がいい。日本の音楽
センス、例えば三味の味わいのようなものは、経験的に積み上げられなければ
覚知できない性質を持つ。それを持たない者の教える邦楽は無残なものになろ
う。

日本人であれば誰でも内部に邦楽のセンスを持っているというのは迷信である。
私などは、昭和以後でも、演歌が全くだめ。自慢にならないが、こういうこと
を思えば、当然だ。

三味と一口にいっても江戸のそれと津軽のそれでは異なる。今の教師世代であ
れば、三味の響きに接したことなど一度もない、そういう人もいるだろう。

そういう教師が、講習で教えてもらったことを、そのまま、生徒に教える、な
んてのは、伝言ゲームである。教育ではない。

邦楽の問題については、私なりに愛着もあり、それを教えるということについ
ては、必ずしも反対ではない。問題は、講習で身につけた付け焼刃の演奏技術
を子供達に教えること、である。最初は、いい音楽、いい演奏を多く聴く。こ
こから始めるなら、歓迎なのだが。

モモヨ(リザード) 管原保雄
http://www.babylonic.com/

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■電網悠語:Ridual開発記編(41)
規格

三井英樹 / ※Ridual=XMLベースのWebサイト構築ツール
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ブラウザとかけて、子育てととく、そのココロは「甘やかすと後がたいへん」。

最近つくづくそう思う。Ridual Version1.0(V1)の開発を進めていて、色々な
ページを解析している。ブラウザで如何に見えようと、Ridualはお構いなく冷
淡に解析をする。解析エンジンはJavaに搭載されているHTMLパーサ。このパー
サが判断できない記述方法には対応のしようがない。

Ridualで既存サイトを解析すると、ウンザリするほどエラーメッセージが表示
されるのが常だ。単純なもので言えば、最初のHTMLタグがないものから、最後
の/HTMLタグよりも後ろに様々な情報が記述されている場合、レイアウト上デ
ザイナには常識的な方法であっても、HTML仕様書上は推奨していない記述方法
まで、原因は様々だ。

それでも、多くのサイトは、特にIEを用いれば「正しく」表示される。余り他
社の落ち度を胸を張って指摘できる立場にはないが、名だたる企業のサイトで、
このような「ブラウザによっては見える(ブラウザによっては見えない)」状
況が発生している。自戒を込めて書くが、ブラウザ依存の検証は、基本中の基
本ではあるが中々浸透していない。

それでもそのサイトを見せたい大方の人に見えれば良いというのであれば、そ
の目的は事実上達成しているのだろう。しかし、それで良いのか、という疑問
が頭から離れない。先ずは、なんのためのブラウザだろうという疑問。それか
ら、そのサイトの情報の二次利用を考えた場合の疑問。

最初のブラウザとは何ぞや論は、「大勢に見えれば良いじゃないか」派に余り
に逃げ腰なのが現状だ。だが、最初にブラウザに出会ったときの感動を何故そ
うも簡単に忘れられるのかと聞きたくなる。今まで図書館なりに行かなくては
接することが出来なかった情報に、マシンさえあればアクセスできるようにし
てくれたのがブラウザである。その恩も忘れて好き勝手に書いて良いじゃない
か、というのは少し解せない。

HTMLの基本も調べず、ただ「あるブラウザ」で表示できて動いたから、それで
良しとする風潮には、どこか危険な香りがする。独りよがりの匂い。ブラウザ
によって表示できないというクレームが来たときに、「そんなブラウザ使うな
よ」とバッサリと切り捨てかねない流れ。

自分達は出来得る限り自由に情報にアクセスしたいのに、他者には特定の方法
を強いる態度。最初の「ブラウザ」との出会いに限りなく異質な香り。楽だし、
正直言って魅惑的だが、理想からかけ離れた境地。

次の再利用に関しての問題は、Ridualでの問題でもある。Ridualは新規サイト
開発から既存サイトの解析までを縄張りにしている。それは螺旋階段的に開発
を進める上で必須だった訳だが、これには前述のようにHTMLを何らかの方法で
解析することが必要になる。

ここで問題が出る。正しいHTMLに出会わない。もちろん、この「正しい」とい
うのも、ここでは実際はJava搭載のHTMLパーサの仕様に合っているかどうかと
いう意味でしかない。しかし、HTMLの解析モジュールを自前で開発することは
コスト的に許されない。だからRidualは、フリーで提供されているモノを使っ
た。ここで、HTMLの解析のレベル(?)が、ブラウザとパーサーとでまさに雲
泥の差ほどの開きがある。

パーサは駄目なものは駄目だとはっきりと言う。ブラウザのように善意で解釈
してくれない。書き込まれたHTMLを見て、たぶん作者はこんなことを記述した
かったんだろうと判断はつきそうなものでも、ルール違反ですとお役所みたい
に突っ返す。今までワガママが自由にきいていた環境から、お目付け役にガー
ドされた「不自由な」環境に追いやられたような気さえする。しかし、ワガマ
マ放題の子は一朝一夕では直らない。まさに子育てと同じ。

一生涯、我が道を行き、他の人と協業しないのであればそれでも良い。サイト
のライフサイクルの間、特定のブラウザにしか見られない、他のブラウザのユ
ーザからのビジネスチャンスを捨ててしまうという覚悟があるならそれでも良
い。一度作成した情報の塊を、他のツールで再利用する気など持たないのなら
それでも良い。毎回毎回同じような情報を、同じようなコストをかけて作り直
して行けるならそのままでも良い。しかし、人もページもそんな風には生きて
いけない。

人であればどこかで集団に属する。自分の価値観だけで通用しない世界に接す
る場面がいつか来る。サイトであれば、リニューアルの時期は必ず来る。リニ
ューアルの来ないサイトは既に死んでいる。キャンペーンや生産終了した製品
の情報などを除いて、ある程度の情報は再利用したい。

たとえそれがサイトのボリューム感をつけるためだけであっても、ゼロから作
り直すのは手間と時間がかかる。もちろんコピー&ペーストも可能だが、プロ
グラムが書けるならもっと効率の良い方法があるはずだ。その時に、それまで
どの様に作られてきたかが問われる。どのような人の手を通して来たかが問わ
れる。どのようなポリシーで守られてきたかが問われる。

規格や標準を軽視してきた作られたサイトは、外見は良くても中身はボロボロ
で廃人のようだ。ソースを眺めて、同情さえしてしまう。逆にそれらに配慮し
ているサイトのソースは見てきて気持ち良い。私のコーディング技術はたいし
たことはないが、それでも美しいコードは直感的に分かるものだ。そういうサ
イトは、開発も、すんなりと進めたかは分からないが、活気ある状態でゴール
を迎えたことを予想させる。ノッてたんだろうな、と想える。

思えば数年前、ブラウザの覇権を巡って、熾烈な戦いがあった。結果的に切磋
琢磨はしたけれど、あのブラウザ戦争はなんだったのだろう。誰が何の得した
のだろう。表現力を手にすることと引き換えに、もっと大切なモノを失った気
がする。

世界中の九割が一つのブラウザをたとえ使ったとしても、残り一割の中に様々
な個性的なブラウザがひしめく。「万人」に情報提供を行うことを主目的にし
た場合、この九割のユーザではなく、一割への対応策が大きな壁となる。当時
こういう事態に落ちることを予想して、我々は表現力を求め続けていたのだろ
うか。Webデザイナは、幾つかのサイト構築の責任を負うだけでなく、ブラウ
ザ社会の動向を左右する力と責任とを持っていたのだと後で知らされている。
現在のブラウザ依存の壁を見越して、もっと「規格」を意識できたなら、もっ
とスタイルシート時代への移行を考慮した規格作りをできたなら、今は恐らく
違った世界になっていただろう。

そして今、当時の表現力に関する競争の時代から、タブ付であるかという操作
性、ページレンダリングの速度、ブラウザ自体の軽さ、対ウイルス堅牢性等、
評価軸はその重心をずらしてきている。結果として万人向けでないページは、
更に大きな足枷になっている。

Ridualでも、HTMLチェッカーのように、どこでどんなHTMLエラーが出るかを出
力してはどうかと、開発エンジニアと協議したことがある。彼は一言で片付け
た。「正確なHTMLのページは存在しないのだから、エラーを出すだけ無駄だ」。
殆ど全てのファイルにエラーが表示されるのであれば確かに無駄だ。ごもっと
も。返す言葉がない。でもなんだか無性に哀しい。

砂上の楼閣、そんな言葉が頭をよぎる。なんて不安定なものの上に、強大な情
報網がのっかっているのだろう。もう少し賢くありたい。

【みつい・ひでき】 h-mitsui@nri.co.jp / ridual@nri.co.jp

・AOLとMS和解で、再びNetscape危機。なんだか見てて辛い。WinもMacも標準
 ブラウザをIEにしたことはないなぁ。現在はどちらもNetscape7。Safariが
 XML/XSLに対応したらMacは変えるだろう。

・Ridual(XMLベースのWebサイト構築ツール)公式サイト
http://www.ridual.jp/

・超個人的育児サイト(書籍は絶版中)
http://member.nifty.ne.jp/mit/MilkAge/

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■展覧会案内
空山 基展 HAJIME SORAYAMA - THE EXHIBITION -
http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/
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21世紀のエロティック・ファンタジーを追求する空山基。さらに進化を遂げた
「人造美女」と「エロティックファンタジー」の新作を一堂に展示。そのほか、
20年間にわたる活動を、ポスター、POP、ジャケット、カード等映像などを交
えて紹介する。会場では作品集、リトグラフ等の販売を予定。入場無料。

会期:6月6日(金)~28日(土)11:00~19:00(土曜日は18:00)日祝休
会場:ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)(中央区銀座7-7-2 DNP銀座
ビル TEL.03-3571-5206)

・ギャラリートーク
出演:空山 基+安田弘之(漫画家)+寺田克也(イラストレーター)+川合
健一(編集者)
日時:6月20日(金)18:30~20:00 先着70名 入場無料
会場:DNP銀座ビル 5階
※参加希望の方は、ggg(TEL.03-3571-5206)に申し込む。

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■展覧会案内
日本グラフィックデザイナー協会新人賞受賞作家作品展2003
http://www.recruit.co.jp/GG/exhibition/2003/g8_0306.html
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会期:6月2日(月)~27日(金)11:00~19:00 水~20:30 土日祝休
会場:クリエイションギャラリーG8(中央区銀座8-4-17  リクルートGINZA8
ビル 1F TEL.03-3575-6918)
内容:新人賞対象者126名の中から、柿木原政広、林規章、水野学の3名が選ば
れた。それぞれの受賞作品および近作を展示する。

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■展覧会案内
田中一光回顧展「われらデザインの時代」
http://www.mot-art-museum.jp/ex/plan5.htm
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会期:6月21日(土)~8月31日(日)10:00~18:00
月曜日休館(但し7月21日は開館、7月22日は休館)
会場:東京都現代美術館(江東区三好4-1-1 TEL.03-5245-4111)
入場料:一般1000円、学生800円、中高生・65歳以上500円、小学生無料
内容:2002年1月に急逝したグラフィックデザイナー田中一光は、40年以上に
わたって常に日本のグラフィックデザイン界の中心に位置してきた。本展は、
没後初の本格的回顧展として京都美専の卒業制作や版画など、未発表作を含む
約500点で、活動の全貌を明らかにする。展示デザインは生前から交友が深か
った建築家、安藤忠雄が担当する。

【記念企画】
・シンポジウム「21世紀のクリエーターたちへ」 7月24日(木)17:30開場、
18時開演 有楽町朝日ホール(600席、入場料:当日1200円、前売1000円、チ
ケットぴあにて6月7日から発売)出演:安藤忠雄、横尾忠則(司会:柏木博)
・連携講演会「われらデザインの時代」 6月29日(日)14:00~浅葉克己 
15:15~松永真/7月13日(日)14:00~栗津潔 15:15~福田繁雄 東京都現代
美術館講堂(入場無料、先着200名)
・ミニコンサート・シリーズ「MUSIC TODAYを振り返る」 7月12日(土)、
19日(土)、8月9日(土)各日14:00開演 東京都現代美術館 企画展示室 2
階(入場無料)岩佐和弘(フルート)、鈴木大介(ギター)、古部賢一(オー
ボエ)ほか 田中一光がグラフィックを担当した現代音楽祭「MUSIC TODAY」
(1973~92、武満徹監修)から、貴重な曲目を再現する。

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■展覧会案内
ジブリがいっぱい スタジオジブリ立体造形物展 「ナウシカ」から2004年
夏公開「ハウルの動く城」まで
http://www.ntv.co.jp/rittai/
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会期:6月14日(土)~9月7日(日)10:00~18:00
月曜日休館(但し7月21日は開館、7月22日は休館)
1日4回時間制(チケットはLAWSONで販売、サイトに販売状況カレンダーあり)
1回目10:00、2回目12:00、3回目14:00、4回目16:00
会場:東京都現代美術館(江東区三好4-1-1 TEL.03-5245-4111)
入場料金:一般1000円、中高生800円、小学生500円、小学生未満無料
主催:東京都現代美術館、スタジオジブリ、日本テレビ
内容:誰もが記憶に残っているスタジオジブリ作品の映画の世界を立体造型物
として再現、公開当時の新聞記事と一体化したディスプレイで、観るものをし
ばし映画の1シーンへと誘う。そして、2004年夏公開予定の宮崎駿監督最新作
「ハウルの動く城」も全高5mの立体造型物として初お目見えする。会場には
「となりのトトロ」でおなじみの、ネコバスふわふわプレイランドなど遊べる
展示やキャラクター商品の販売コーナーも用意。

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■ブックガイド&プレゼント
Flash MX ActionScript<ほぼ >10行道場 毎日コミュニケーションズ刊
http://book.mycom.co.jp/book/4-8399-1108-8/4-8399-1108-8.shtml
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著者:外間かおり+佐藤信正
定価:本体2,500円+税
体裁:B5変型判 384ページ
ISBN4-8399-1108-8
発売日:2003年5月30日 毎日コミュニケーションズ刊
内容:Flash MX ActionScriptを使ってみたいけど、プログラムは苦手な人に、
10行程度でできるスクリプトを中心に紹介。簡単なプログラムから、それらを
組み合わせたちょっと複雑なプログラムまでできるようになります。

●本誌を毎日コミュニケーションズからデジクリ読者2名さまにプレゼント。
発送をもって発表に代えます。応募締切は6月17日(火)14時。
http://www.dgcr.com/present/p_fmxas.html

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■編集後記(6/3)
・「CG美少女」サイトで「CGアニメってなぜ難解なのか?」というコラムを書
いた。自分は理解力はあるほうだと思っていたのだが、自主制作CGアニメコン
テストの入賞・入選作品の内容がいまいち分からなかった。脳が老化したのか
なと心配になったのである。反応がいくつかあり、概ね賛同の意見だった。最
近ぶちあたったむずかしいモノは、「太閤の復活祭」という秀吉の辞世の句に
秘められた謎を解く歴史暗号ミステリだった。新書で680ページという分厚い
やつを2週間くらいかけて読み終えた。これは難解というよりめんどうくさい
と言った方がいいかも。おもしろいこじつけだった。一方、わかりやすい映画
も2本見た。DVD「火山高」、話はわかりやすいが超B級(好きだね、こういう
の)。こんなのでハリウッド云々なんて言ったら笑われる。「マトリックス」
や「グリーン・デスティニー」と比べるなんて失礼な話だ。WOWOW録画してお
いた「TOY STORY 2」、これは最高だった。難解な日本アニメにくらべてじつ
にわかりやすく、しかも次から次とスリリングな展開でおもしろい。主役のカ
ウボーイが神田敏晶さんに似ているなあト思いながら見ていた。  (柴田)
http://allabout.co.jp/computer/virtualbeauty/closeup/CU20030507A/

・アンケートが少しずつ返信されてきている。いろんな意見があって、考えさ
せられる。/自転車でうち合わせ先や事務所に行く。背中にPBG4ちゃんを背負
って合計25キロ。体力落ちているわ、PBG4ちゃんが子泣きじじい化するわで結
構つらい。事務所のあるMebic扇町はきれいな施設なので、汗だく化粧っ気な
しというおおよそ似つかわしくない姿で出勤するのは気がひける。汚い格好で
いる時に限って、突然の来客がある。そんなものよねぇ。  (hammer.mule)

<応募受付中のプレゼント>
 やりたいことからすぐ引ける・ファイルメーカー逆引き事典 1317号。
 Flash MX ActionScript<ほぼ >10行道場 本日号。

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/ >

編集長     柴田忠男 <mailto:tdo@green.ocn.ne.jp >
デスク     濱村和恵 <mailto:zacke@days-i.com >
アソシエーツ  神田敏晶 <mailto:kanda@knn.com >
アシスト    島田敬子 <mailto:keiko@days-i.com >
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