[1415] ロック誕生

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1415    2003/11/04.Tue発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 20381部
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<グラスの形が違うぐらいで、どこまで味が変わるのかな>

■デジタルサウンズ研究室
 ロック誕生
 モモヨ(リザード)

■買い物の王子さま 第16回
 ワインマニアのツボ

■ブックガイド&プレゼント
 一週間でマスターするPainter8 for Win/Mac



■デジタルサウンズ研究室
ロック誕生

モモヨ(リザード)
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先週、個人的な事情がごたついて休載させてもらったが、ここしばらくの間、
音楽のいのち、とりわけロックのそれを考え、その周辺アイデアをふらりふら
り気の向くままに考えてきた。まさに随想である。こうした思考をたどる散歩、
逍遥に帰着する場所のあろうはずがない。

が、それでも、ときどき、キラリ遠方に輝きが見える時がある。そんなはるか
に見えた輝きは、その場所に到達するや色を失うものが大半だ。が、それでも
何がしかのヒントにはなろう。

こうした、ほんの少しの希望と期待があって、私たちは生きている。これは、
多分、現実的な生活も、ものを考える作業も似たようなものだ。

これまで、考えてきたロックのエネルギー、その正体について、私たちはその
死から探索の糸をたぐってきた。「ロックは死んだ」という以上は、当然、ど
こかに誕生した時節がある。

ここしばらく、私は、そんな私たちの、とりわけ私自身のロックが、いつ、ど
のようにして、カタチを得たか、いのちを得たか、それを考えている。ひとそ
れぞれの思いによって時期は異なるだろうが、この誕生の時について、私は、
かなり具体的な時節、状況を指し示すことができる。

くりかえしになるが、それが万人に共通するものかどうか私という主体には判
断できない。が、私にとって、ロックの誕生は、その後の私の進路をも変えた
歴史的大事件だった。忘れようはずがない。

日本において、ロックの精神史というものが存在したとすれば、その発生の場
所には、ある種の流行語、レコード会社の担当者がでっちあげた宣伝用ブーム
がある。

たとえばアートロック。アートロックとは、ヴァニラファジやドアーズ、ジミ
ヘンなどのレコード帯に書かれていたレッテル、つまり業界用語だ。時代は六
十年代後半。サイケデリックカルチャー以後、それまでのポップミュージック
の一ジャンルとしてのロックとして魅力を語り切れない音楽が出てきた。それ
に適応させるために、音楽業界は、アートロックであるとか、ニューロックと
いう語を捏造?せねばならなかった。

この時期、ポップミュージックには、至る場所で価値転換がおきていた。

45回転のシングル盤主体に語られていた音楽作品がアルバム中心に語られるよ
うになり、ビルボードなどのチャートが意味を喪失していった。耳に心地よい
だけの音楽を人々が否定を表明したのである。日本では、この時期まで、ロッ
クは、他の洋楽モノなどと一緒に、ミュージックライフや音楽専科というグラ
フ誌上、スターの音楽として、ただあこがれる存在として語られてきた。それ
が機能しなくなったのだ。

こうした危機に呼応するように出版されたのが、中村とうよう氏の『ニューミ
ュージック・マガジン』(現ミュージック・マガジン)だった。日本のロック
精神史のようなものを知りたければ、この雑誌の創刊当時のそれを眺めれば了
解できるだろう。

この雑誌の創刊号から私は歩き始めた。ここが私にとってはロック誕生の場所
である。ここまであからさまな告白は、ちょっと恥ずかしい。これまで幾度も
書いてきたけれど、とうよう氏の子供達の一人として、私は、感謝の意を忘れ
たことはない。

モモヨ(リザード)管原保雄
http://www.babylonic.com/

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■買い物の王子さま 第16回
 ワインマニアのツボ

石原 強
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先日、ワインバーで出てきたグラスワインの香りの良さに驚きました。家で飲
んだことがある銘柄なのに、どうしてこんなに違うんだろう。その秘密は赤ち
ゃんの頭くらいもある大きなワイングラスにありそうです。こんなグラスで飲
んだら、もっと美味しいにちがいない。本格的なワイングラスが欲しくなりま
した。

早速、ワイングッズの専門ショップにアクセス。品揃えや商品説明が充実して
いるのはもちろん、ワインのウンチク話がおもしろい。これまで赤ワイン用、
白ワイン用くらいしか知らなかったのですが、同じ赤ワインでもブドウの品種
や銘柄によってグラスを使い分けることにびっくり。中でも有名メーカー「リ
ーデル社」の最高級品「ソムリエ」シリーズは、世界中の有名ワインに合わせ
てデザインされ、その数なんと30種以上。

「グラスの形が違うぐらいで、どこまで味が変わるのかな」そんな疑問を持つ
私に、ワインのウンチク・コーナー「Buyer's EYE 」が答えます。

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グラスの形状(デザイン)と人間の味覚との関係からいうと、特にボウル部分
のデザインとリム(口部)の直径やデザイン(チューリップ型か先細り型かな
ど)によって、ワインが口内に流れ込むワインの流量や、リムからの飛び出し
の勢いで、舌のどの部分に、どれだけの量のワインが、どういう具合に触れそ
して喉元に流れていくか? で味わいのかなりな部分が左右されます。
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形と味との関係を真面目に研究した結果だということ。それに、優美な形のラ
インナップはコレクター魂をくすぐります。でも、ハンドメイドの「ソムリエ」
シリーズは1客1万円前後。見るからに繊細で壊れやすそうで、普段使うのに気
が引けてしまいます。

そこで、比較的新しい「ヴィノム・エクストリーム」シリーズに決めました。
シャープなデザインが気に入ったからです。しかも、マシンメイドなので、値
段は3分の1。それでも、決して安くないけれど、ちょっと贅沢な気分で味わう
には最適です。

選んだのは、良く飲むワインのブドウにあわせて3種類。赤ワインの「カベル
ネ/メルロー」、「ピノ・ノワール」それに、白ワインの「シャルドネ」
買い物カゴに入れて合計金額を見ると合計が9690円。1万円以上は送料無料に
なるので、数百円で買える商品を探し、見つけたのが「甲州ワインの湯」340
円。これで、合計金額はちょうど1万円。

届いたグラスで早速試飲。それまで使っていたグラスより香りがはっきりわか
る。やっぱり買って良かったなあと思った、その後に問題発生。きれいに洗っ
て食器棚に入れようとしたら、背が高くて入らない。いろいろ試したら、一番
下の一段だけギリギリセーフ。ほっと胸をなでおろしましたが、これでは、30
種集めるのはとても無理そうです。

ワイングラスを買ったお店「ワイン・アクセサリーズ・クリエイション」
http://www.wineac.co.jp/

【いしはら・つよし】info@webanalyst.jp
ウェブプロデューサー、ウェブアナリスト
入浴剤は、箱に書いてある「赤ワインの色と香りで、ソムリエ気分のバスタイ
ム!」が笑えます。実際はワインというよりファンタグレープみたい。
先月いっぱいで、会社を辞めたため、現在フリーです。

個人サイトぼちぼち更新中「ウェブアナ」
http://www.webanalyst.jp/mt/
「お金をかけないサイト運営術」
http://www.webanalyst.jp/magazine/

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■ブックガイド&プレゼント
一週間でマスターするPainter8 for Win/Mac
http://book.mycom.co.jp/book/4-8399-1250-5/4-8399-1250-5.shtml
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著者:大賀葉子
価格:本体2,400円+税
体裁:B5変型判・288ページ・CD-ROM付属
ISBN:ISBN4-8399-1250-5
発行日:2003年10月31日 毎日コミュニケーションズ刊
内容:高機能グラフィックアプリケーション「Painter 8」の初心者向けの解
説書です。Painterを使うデジタルクリエーターとして著名な大賀葉子さんが、
数ある機能の中から、初心者にまず覚えてほしい重要機能を中心に、やさしく
説明しています。テキストで使う大賀さんオリジナル教材はすべてCD-ROMに収
録されていますので、個人レッスンを受ける感覚でたのしくPainterを学ぶこ
とができます。

●本誌を毎日コミュニケーションズよりデジクリ読者2名様にプレゼント。応
募フォームをつかってください。締切は11月18日(火)14時。
当選者(都道府県、姓)はサイト上に11月19日頃掲載予定です。
http://www.dgcr.com/present/p_paint8.html

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■編集後記(11/4)
・11月1日に行われた長嶋ジャパン対プロ野球選抜の試合中継はひどかった。
日本代表チームの壮行会だから、お祭りみたいなものだが、いちおう試合なん
だからしっかり中継してほしかった。最初に日本代表のメンバー紹介があった
が、選抜チームについてはなにもしない。試合開始時間のせいかと思ったらそ
うではなく、その後も選抜チームについては話題にしないし、テロップも出な
い。完全無視みたいなのだ。誰が投げているかわからない。誰が打席に立って
いるのかわからない。選抜チームの情報がないのだ。一度メンバー表がちらっ
と出ただけである。これってひどすぎないか。プロの選手は名前が出てナンボ
でしょう。まるで無名の素人チームとの試合みたいな扱いである。率いる王監
督は怒らなかっただろうか。すっかり腹がたってさっさと見るのをやめたが、
翌日の新聞でわずか2安打で長嶋ジャパンは沈んだことを知った。あんな放送
やるからだよ。って長嶋のせいじゃないけど。とにかくサイテー。(柴田)

・国連がバグダッド撤退。これからどうなるねん。どうすんねん。/筋肉量や
骨量まで測れる体組成計が欲しくなってきた。現役体脂肪計がかわいそうだか
ら買うのはやめようか。忙しいからと自己管理しなかったら、どんどん生活パ
ワーが落ちていく……。だらだらと読書三昧とか、時間を忘れて何かをするっ
ていうのが一番好きだ。だから無理してでも時間のことを気にしたり、自分の
体の変化を感じることも必要かなと。うーむ、無駄なあがき?(hammer.mule)
http://www.tanita.co.jp/bwl/  体脂肪から体組成へ

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 フォトショップ・サイバースタジオ・リミックス 1408号
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