[1436] そうだ、Costcoに行こう

投稿:  著者:  読了時間:22分(本文:約10,900文字)


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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1436    2003/12/04.Thu発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 20000部
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     <来年は間違いなく、" Year of the CMS "になる>

■子育てSOHOオヤジ量産プロジェクト 4
 そうだ、Costcoに行こう
 茂田カツノリ

■笑わない魚 95
 柿右衛門は常識か
 永吉 克之

■Powerbook Publishing Project 69
 デジクリ舞台裏、そしてblogが駄目な理由
 8月サンタ



■子育てSOHOオヤジ量産プロジェクト 4
そうだ、Costcoに行こう

茂田カツノリ
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子持ちになると、トイザらスというお店はやっぱり素晴らしく思う。おむつな
どの消耗品、ベビーフード、服、絵本や塗り絵、ベビーカーやチャイルドシー
トなど、すさまじい品揃えと安さで、大型デパートの子供用品売り場も存在意
義を失ってしまう。

子供だって、クルマの中からトイザらスのジェフリー君が見えただけで大喜び
である。こうやってアメリカ的大量消費社会向きの人間ができてしまうのかと
いう危惧はあるのだが、楽しいものは楽しいのだ(僕も)。

●トイザらスのサイト
http://www.toysrus.co.jp/
子供が小さくて外出しずらいときこそ活用したいオンラインストアは、かなり
の品揃え。それも全体の品揃えからするとごく一部だから、まずはお店に行か
なきゃ、である。

地方都市ならたくさんあるが、東京都心部にはないから、サンシャイン60かお
台場まで行こう。ちなみに東京の多摩地区も、府中の「ベビーザらス」1店の
みである。神奈川・千葉・埼玉にはたくさんあるんだけどね。

●イオンのオンラインストア
http://www.aeonshop.com/
JUSCOのイオングループが運営するオンラインストア。子供用品の充実はかな
りのもの。近所にJUSCOがない都心部在住者には、かなり助かる。そう、渋谷
区在住時はオムツを売ってるところが少なくて苦労した。

ということで、子持ちになったら「トイザらスイオンカード」が必須ってこと
ですね。

■Costcoは楽しいぞよ

お買い物の話になると語らずにはいられないのが「Costco」。アメリカ生まれ
の会員制ホールセールクラブで、店舗数も少ないからご存じない方も多いかと
思う。

本来は商店やレストラン等の仕入れ向けなのだが、一般消費者の利用も多い。
食品や日用品をまとめ売りするというスタイルなのだが、アメリカの商品をそ
のまま持ってきてるので品揃えが実に面白い。日本では普通手に入らないもの
も多いし、ソニープラザのような輸入雑貨店と同じ品物が1/10で売ってるなん
てことも多い。会費を払わないと入店もさせてもらえないし、日本法人のWeb
サイトすらないから、行ったことない人には未知の世界だ。

安さを目的にする人には輸入品以外はたいしてメリットないかも知れないが、
そうではなく面白いものが見たいという人は、ぜひ体験してほしい。というわ
けで、初めて行く人へのアドバイスを、以下にまとめてみた。

会費は年4,000円だが、自営業や会社経営者は、名刺を持ってゆけばビジネス
会員として年会費3,500円と、ちょっとお得になる。法人登記の有無は問われ
ない。「自分にとっては役に立たない」と思えば、会費は返還してくれる。
同じ住所の家族ならもう1枚カードがもらえ、カード1枚につき本人以外に2名
まで入場できる。このとき18歳以下の子供はノーカウント。夫婦なら友達を4
名連れて行けることになる。

クレジットカードはアメックスとCostcoカード以外使えないので、現金を持っ
てゆこう(ATMあり)。購入単位が大きいので、すぐに3~4万円いくことを覚
悟しよう。

写真現像が安くて早いから、フィルムがあればもっていこう。またコンタクト
レンズを買うかもしれない人は、保険証も。服の試着ができないので、自分の
サイズを把握しておこう。

クルマで行くのが前提だけれど、買ったものを自分で発送することは可能なの
で、電車でチャレンジする人もいる。

どんなものが売ってるかは、2chの買い物スレッドなどを参考してほしい。僕
が気に入っているのは自転車や三輪車、キムチ、肉(品質良し)、甘いもの
(トリュフチョコ最高)、ジーンズ、メガネ、家具いろいろ、パンなどなど。
サムソナイトのオフィス家具もいい。フードコートのホットドッグもおいしい。
とにかくほかで売ってないものがたくさんあって笑える。

●Costco-USのサイト
http://www.costco.com/
英語のみのサイトだが、「warehouse locator」にて日本の店舗についての情
報が得られる。オンラインストアもあるが、日本からは買えない。またWebに
掲載している商品が、日本のお店で売っているというわけではない。日本語サ
イトはないが、Costcoで購入したものを倍額ほどで転売してるサイトは多数あ
る。

店舗は現時点では下記の4カ所。

○幕張店
幕張メッセ駐車場出口の向かい。高速湾岸線→東関東自動車道→湾岸習志野で
降りて幕張メッセに向かう→「幕張メッセ駐車場」の標識に従って立体交差に
上がり、降りたところで駐車場に入らず右の道に出ると目の前。週末の帰路は
ディズニーランド渋滞があるので、京葉道路に待避したほうがいいかも。
電車だと海浜幕張駅から歩けるが、バスもある。

○多摩境店
多摩ニュータウンの西のはずれにあり、都心部からの道順は割と難しい。お勧
めルートは、中央道を国立府中で降り→府中四谷橋→多摩センター→唐木田駅
→尾根幹線に入り相模原方面へ。八王子市と町田市の境界にあるトンネルをく
ぐって最初の信号を右折するとすぐだ。
京王線多摩境駅からは、徒歩10分ほど。バスもある。
なお尾根幹線より南は、東京都とは思えない険しい山道があるので、うっかり
迷い込まないように(経験者...)。

○尼崎店・福岡久山店…行ったことないので知りません

年中無休が原則で、去年は元旦もやってた。営業時間は平日11:00~20:30/土
日祝10:00~18:00(久山は毎日10:00~21:00)。時間等は変更の可能性もある
ので確認してほしい。週末の混雑は相当なものなので覚悟の程を。

アメリカでは「カスコ」と発音するが、日本では他社類似商号の都合で「コス
トコ」と呼ぶことになってるそうだ。

アメリカ的大量消費につながる余計な買い物は避けたいものではあるが、Cost
coは面白いからぜひ見てみてほしい。なおハマって余計な買い物をしても、ワ
タクシはいっさい関知しないので、よろしく。健闘を祈る、フェルプス君。

【しげた・かつのり】shigeta@amonita.com
Webプロデューサー/テクニカルライター、あるいはデジタル何でも屋。子育
てSOHO生活の楽しさにハマりつつ、少子化進む我が国を憂う38歳(みなさん子
供を作りましょう!)
妻のタカミミトコはWeb制作会社「有限会社アモニータ」社長で、イラストレ
ータでWebデザイナーで、2児の母という“スーパーウーマン”(←本人これを
否定)。

有限会社アモニータ
http://www.amonita.com/

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■笑わない魚 95
柿右衛門は常識か

永吉克之
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こんなことが世間の常識として通用していたとは、この歳まで知らなかった。

恥ずかしい、消えてなくなりたいと、自分の常識の乏しさを嘆くことが、たま
にある。いろいろ見聞して知識は広がっても、そこここに「常識の空白地帯」
がポッカリ残っている。しかしたいていは自分の浅識を嘆くにとどまるのだが
事と次第によっては、トラウマになることがある。

●柿右衛門事件の経緯とその波紋。

つい最近の話である。美術商関係者と話をしていて、たまたま「柿右衛門」と
いう聞き覚えがあるような、ないような名前が出たので、赤児のごとき純朴な
心で「そりゃ、どこのウマの骨ですか」と尋ねたら、相手は一瞬、何と返答す
ればいいのか困惑したような表情になり、2~3秒間の沈黙をおいてから驚嘆の
声をあげた。

「へえー、柿右衛門知らんの? そんな日本人いるんやね。びっくりしたワ」

後で調べたところでは、酒井田柿右衛門(さかいだ・かきえもん)とは16~17
世紀の陶工で「柿右衛門様式」という有田焼のスタイルを確立した人物らしい。
名前は以降、代々受継がれていて、現在14代目ってえくらいだから由緒も伝統
も権威も栄誉も栄養もある名前なのだろう、多分。

歌舞伎でいえば市川団十郎(現在12代目)なみに権威のある名前に違いない。
だから柿右衛門が何者なのか知らないということは、市川団十郎や桂春団次や
引田天功や東京ぼん太が何者なのか知らないというのと同じくらい、日本人と
しては不名誉なことなのだろう、多分。

そこで、もしやと、"KAKIEMON"でネット検索すると、やっぱり海外のサイトが、
てんこ盛りで出てきた。ってことは歌麿や北斎クラスの、日本が世界に誇る、
伝統美術の赤色巨星ということなのだろう、多分。ならばなおのこと、それを
知らないというのは由々しき問題だ。

                 □

そして、どのくらいの人が柿右衛門という名前を知っているのかが知りたくて、
母と弟と、工学部卒出身のプログラマーと、いぶし銀のようなコーヒーハウス
のマスターと、半分友達のような教え子に聞いてみたら5人とも名前を知って
いた。78歳の母と45歳の弟、40代のプログラマー、還暦前のマスターが知って
いたのは、まだなんとか納得できたが、親子ほども歳の離れた教え子より私の
方が無知だったと知って、「大ダコに教えられ、じゃなくて、負うた子に教え
られ、か」なんて駄洒落を言って自嘲するしかなかった。

例えば、あなたが友人と会話しているところを想像してみていただきたい。
「来年の3月に銀星が地球に大接近するじゃない。だから望遠鏡買うんだよ」
「あそう、金星がねえ。そりゃ見なくちゃ」
「金星じゃなくて、銀星。ギンセイ」
「銀星? どこにあんの、それ」
「・・・何いってんの、銀星だよ、太陽系の。水星と金星の間にある惑星」
「はあ?」
そして、あなたは混乱した頭で帰宅し、妻と小学生の娘に恐る恐る尋ねる。
「あのさ、銀星というのがあるの知ってたかい?」
「銀星って、星の? そりゃー知ってるわよ。知らない人なんているの?」
「じゃ、じゃあミドリ、お、おまえ銀星って知ってるか?」
「うん、学校でならったよ。水、銀、金、地、火、木、土・・・」
「うぎゃー!」

とまあ、こんな気持ちであった。なんだか、SFショート・ショートになりそう
な話だが、きっと誰か似たような話を既に書いているのでしょうな。

                 □

この事件が私にとって特に屈辱的だったのは、柿右衛門が、畑違いとはいえ同
じ美術界の人間だったというところである。もしも私がドサ回りのサーカスで、
人間ポンプをやっていたら、柿右衛門の名前を知らなくても、何に憚ることも
なく、陽の当たる大通りを、大手を振って歩けたことだろう。花売りの娘さん
に、恋人はいるのと声をかけ、通行人からの投げ銭でその日暮らしをしている
アコーディオン弾きの老人の伴奏で『パリの空の下』を歌うこともできたのだ。
だって巴里は、ラララ、そんな街。

しかし、専門家というものは、畑違いでも隣接する分野に関しては素人以上の
認識を持っていて然るべきである。産婦人科の医師が生体肝移植を行なったり、
眼科医が痔の治療を行なったりするのは、いまや常識になっている。

しかし私は絵描きであるにもかかわらず、同じ美術の陶芸に関しては素人以下
であった。そういえば、有名な陶芸家の名前は誰一人として挙げることができ
ない。私は情けなさのあまり半泣きになって検索をしてみたが、高麗左衛門、
源右衛門、今右衛門など知らない名前しか出てこないので、もう「陶芸」とい
う名のジャンルは存在しないことにした。もはや柿右衛門はない。陶器も磁器
もない。有田も伊万里も信楽もない。なーんにもない。

                 □

とはいえ私は決して自分がアホだとは思っていない。関西ローカルだが、明石
家さんまが司会をやっている『明石家電視台』という番組があり、そのなかに
『アホちゃいまんねん、ペアでんねん』というクイズのコーナーがある。松尾
伴内、間寛平、村上ショージ、中川家などがレギュラー回答者を務めているの
だが、私の正解率は毎回ゆうに50%を超え、自信の源泉となっている。

しかし柿右衛門事件を機に、きっと他にも私が知らない常識が無数にあるので
はないかという妄想に苦しめられるようになった。日本は1945年を最後に戦争
をしていない、と私は思いこんでいるが、実際は1972年から2年間にわたって
スーダンと戦争をしたのかもしれない。また、現首相の小泉純一郎の前任者は
森喜朗ではなく、その間に和田敏政という人物が4年間在任していたのかもし
れない。コンピュータのOSのシェアの大半を占めているのはマイクロソフトで
はなく、明治乳業なのかもしれない。

私がこんな歪んだ人間になったのは、すべて柿右衛門のせいだ。諸悪の根源は
柿右衛門である。あ、いやいや柿右衛門なんて、もともと存在しなかったのだ。

【ながよしかつゆき/アーティスト】
名刺をリニューアルした。いくら考えても、ありきたりなデザインしか浮かん
でこないので、苦し紛れに小説を載せた。『路面電車』という連載小説だが、
名刺交換する機会もあまりないくせに100枚も作ってしまったので、連載第2
回目を読んでもらえるのは再来年以降になるだろう。

E.MAIL / katz@mvc.biglobe.ne.jp
W.SITE / http://www2u.biglobe.ne.jp/~work/

・柿右衛門様式
http://www.kougei.or.jp/crafts/0422/special/keifu3.html

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■Powerbook Publishing Project 69
デジクリ舞台裏、そしてblogがダメな理由

8月サンタ
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●デジクリは共有データベース上でつくられています

この11月4日から、12月3日午前8時現在までの一ヶ月に、総記事数802本、うち
「デジクリ」176本・姉妹誌「写真を楽しむ生活」626本。

皆さんが楽しみにされておられるデジクリのコラムは総寄稿数62本。うち未掲
載8本。制作の作業は、決してまだ楽々とは言えないが、制作管理体制のほう
は、誰がみてもわかりやすい形へと進化してきた。

この調子でいくと、デジタルクリエイターズでは年間一万本程度の記事を制作
することになりそうだ(ゲップ)。そのほとんどが今までは、「メルマガの中
に埋め込まれたテキスト」という状態でしか取り出せなかったのだが、これか
らは執筆者単位、種別、発信元、あらゆる単位で取り出して加工可能になる
(冒頭の数字なんて数秒でリアルタイムで取り出せる)。

しかもサーバ上に置かれた一つのデータを全スタッフで正しく「共有」してい
るので、●●さんの原稿を柴田編集長が抱えていて、▲▲さんの原稿はハマム
ラデスクが持っている、ということがない。全員が常に同じものをみているの
で、収拾がつかなくなるということがない。

ちなみにWebベースのDBと違い、排他制御がガチガチに効いているので、ある
記事を誰かが編集中のときは、そこにカーソルを入れようとすると「使用中で
す」と弾かれてしまう。だから編集中の上書きミスはない。(しかしカーソル
入れたまま休憩に行ったりすると大変。そこはチャットなどでフォロー)

それぞれが全員の仕事を見ながら作業出来るので、次はお互いのフォローを高
めていくということになる。制作については柴田編集長に一番負担がかかって
いるし、事務については大阪オフィスに負担が集中している。これをなんとか
分散していきたい。ひとつひとつ、定型繰り返し作業を自動化、もっと使いや
すくしていく予定である。

余談だが、作業は大阪事務所、大阪ハマムラデスク自宅、さいたま柴田宅、六
本木santa8事務所の4か所からそれぞれ各人の好きな時間帯に行われている。
全員が同時に顔を合わせたことはまだ一度もない。だいたいデスクと編集長自
体、年に数回しか直接会わない。なんとも大笑いである。そのうち「事務所」
なんて重たい殻も捨て去って、その分豊かな生活にまわしたいものだ。

●CMSをつくったら、blogが見えてきた

結局の所、デジクリDBとは「コンテンツ・マネジメント・システム」、つまり
「CMS」である。

写真、絵、文字、音楽、制作物が全てデジタル化されてきた現在、今度はそれ
らをどう管理し、編集し、制作する環境を構築していくかが焦点となってきた。
その核となるのがCMSである(カラー・マネージメント・システムにあらず。
こちらの意味が標準になっちまいそうな勢いですな)。

今のところ、CMSといえばWeb制作ワークフローを楽にするツールと捉えられが
ちだが、本来Webだけでなく、DTP、DTM、DTV、複数の人間が制作に関わる、デ
ジタルを基本としたパブリケーション業務全てに、応用される概念である。そ
のクリエイターにとっての業務上の重要性は増すばかりで、来年は間違いなく、
" Year of the CMS "になるだろう。

ところで、このCMSを構築する上で最も難しいのが、意外にも「編集作業の切
り分け」なのである。今のところデジクリはテキストなので、「収集」「編集」
「整形」「出版」とおおざっぱに切り分けているが、成功しているかどうかは
まだわからない。今も熟考中だ。もっと良くできるのではないかと思う。

人間が著作を仕上げる過程というのは、なんとも感覚的なものがあり、それを
複数の人間の作業に切り分ける必要があり、またどこまでも編集・改編可能な
デジタルデータの宿命で、「ここで編集」「ここでリリース」する瞬間を明確
に切り分け、固定することが困難なのだ。

困難? どうして? と思われるかも知れないが、これは文面で読むより、紙
の上でも結構なので、自分のワークフローを書き出して、個人用CMSの設計を
はじめてもらえば、すぐに体感してもらえると思う。それは「デジタル編集の
迷宮」である。頭では理解できないが、体で理解できるたぐいのものである。

よりよいデータを制作するために設けた複数の仕掛けが、果てしのない作業工
程の追加という堂々巡りを生む。過程ばかりが延長されて、どれが結果だか見
分けがつかなくなる。どのみち思い切りよく切り分けてシステムをつくるわけ
だが、意識していないと、それこそ収拾がつかなくなる。

今回のデジクリDBのように、とりあえずメルマガ生成まで形にして、振り返っ
てわかったことがある。今話題の「blog」とは、この「CMSのつくりかけ」部
分そのものだった。「出口のないCMS」だったのである。

●どこにも行き着けないblog

blogとは、情報の編集過程を、「だらしなく」共有可能にするために、表に出
したものという定義がいいかと思う。「永遠にリリースされない出版システム」
と言ってもいい。Typepad、Blogger、Wiki、よくあるトラックバック機能付き
のものは全て、このカテゴリに入るだろう。

blogとは、たとえて言えば出版・マスコミ界の業界雑誌「編集会議」なのだ。
例外なく全てのblogに漂う、生ぬるさ、馴れ合い感、腰の座らなさ感は、編集
中の状態を共有してしまうということに端を発している。コンテンツの完成度
が問題なのではない。これは構造的な問題なのだ。

・雑誌「編集会議」http://www.sendenkaigi.com/web_pub/2004/200401.html

●茂田さんの本のプレゼントもやってます

ところで、今回のプロジェクトはすべてファイルメーカーベースで動いている。
そのファイルメーカーが14週連続で購入者向けにガイドブックプレゼントとい
う販促をはじめた。デジクリでSOHO子育て連載をはじめてしまった茂田克格さ
んの名著も入ってるので、興味のある方は是非。

・デジタルキャンパスキャンペーン with ガイドブックプレゼント
http://www.filemaker.co.jp/promos/digital_campus.html
・ファイルメーカーガイドブック紹介
http://www.filemaker.co.jp/solutions/books.html

【8月サンタ】LondonとLyallとLeCarreを愛する35歳  santa8@mac.com
・なんかね、今回のblog系の話の根のいやらしさは、どう考えてもネットバブ
ルの酔いから醒めたくない人たちの騒ぎっぽいということなんですわ。後始末
のことなんか何にも考えちゃいないような。編集魂がないのに技術センスだけ
があると非常にもったいないことになるって思う。デジクリは地味だけど、ス
ゴイことやります。ゼロから手作りの現場主義CMS。では来週は恒例クリスマ
ス・ボックス。はやいなあ。。(しみじみ)
・12月の口開けは、やっぱりThe Beach Boysの" Little Saint Nick "。

・ロンドン好きのファンサイト
http://www.londontown.to/

・投稿ロンドン写真館に写真よろしく
http://www.londontown.to/cgi-local/upppu/upppu.cgi

・デジクリサイトの「デジクリ・スターバックス友の会」
http://www.dgcr.com/

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■編集後記(12/4)
・日本が主催でやってほしかったのが「Miss Digital Worldコンテスト」、オ
ンラインのバーチャル美人コンテストだ。「Miss Digital Wirldは、バーチャ
ルリアリティーを通して語られる現代の理想の美を追究します」と言うのは、
このコンテストを運営するトリノのフランツ・セラミ氏。12月から来年の11月
まで行われ、優勝者には5000ドルの賞金が贈られるという。いま日本が世界に
誇れるものは、アニメ、マンガ、そしてバーチャル・ビューティである(と思
う)。ぜひ、日本の作家に優勝してもらいたいものだ。なお、そのサイトのト
ップページにいる美女は日本のBeans Magic社の制作である。(柴田)
http://allabout.co.jp/computer/virtualbeauty/closeup/CU20031129A/index.htm

・書きたい話がない。なのでふと、オーストラリアのウェブサイトデザイナー
ってどういう人がいるのかなぁと調べる。オーストラリアのYahoo!で検索する
と「Adult web site design」というのがひっかかる。アダルトってあのアダ
ルト? 見てみると、黒バックで怪しげ。ポートフォリオを見て確信する。相
談は無料だって。ニュースレターまで発行しているところがあるよ。ひとつ上
のカテゴリに行くと、ホスティング会社やプロモーション会社まで。日本のYa
hoo!ではどうかと調べたら、ジャンルってのが。趣が違うなぁ。「閲覧に関す
るアドバイス」というカテゴリがあるのって、日本ぐらい? (hammer.mule)
http://au.yahoo.com/  「adult web design」で検索しカテゴリをチェック。
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