[1441] 明日という字は「明るい日」と書くのね

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1441    2003/12/18.Thu発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 19947部
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   <金銭の貧乏は我慢できても、魂の貧乏はつらい>

■笑わない魚 96
 明日という字は「明るい日」と書くのね
 永吉克之

■子育てSOHOオヤジ量産プロジェクト 5
 本物だけを使いたい
 茂田カツノリ

■Powerbook Publishing Project 70
 クリスマス・ボックス 心のごちそうとは
 8月サンタ

■ブックガイド&プレゼント
 Photoshopイラストレーション スーパーテクニック



■笑わない魚 96
明日という字は「明るい日」と書くのね

永吉克之
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「だから明日のことを心配するな。明日のことは明日が心配するだろう。その
日一日の苦労で充分である」(マタイ福音書 6:34)

私に来年はない。来年の自分の姿をある程度の現実性をもって予測できるのは、
せいぜい三月くらいまでである。それ以降の自分は、存在しないも同然である。

まだ存在しない人間のことは心配しないことにしているので、彼の心配は、四
月になって彼が存在し始めてからしてやるつもりだ。ことほど左様に先が読め
ない状況に、私は現在いるのである。

来年の三月くらいまでと書いたのは、それまでに中規模の不幸が二件と小規模
の幸福が一件、発生することが既に決まっているからである。二件の不幸につ
いては自虐ネタになりそうなので、後日書くかもしれない。一件の幸福という
のは、三月に作品展を大阪市内某所(画廊ではない)ですることだが、まだ日
取りなどは決まっていないし、お流れになる可能性もあるので、詳しいことは
書けないが、その作品展の結果と、二件の不幸の成りゆきが、四月以降の自分
の姿を作ることになっている。

                ■

ともかく、まだ起きていないことや、どうなるか予測できないことに心を乱さ
れるのは、もう疲れたのでやめることにした。例えば、私にとって失業は対岸
の火事ではない。隣家の火事である。もうすぐ自宅にも延焼するのだろうが、
少なくとも今はまだ燃え移っていないので、心配しないことにしている。

誤解を避けるためにつけ加えておくが、冒頭の聖句にもあるように、明日のこ
とを「心配しない」と言っているのであって、「考えない」とか「予定を立て
ない」とか「大晦日に曙がボブ・サップを倒すのを期待しない」とか言ってい
るのではない。

「心配」は、なーんの役にも立たない。心配することによって、ミルコ・クロ
コップが高山をKOする可能性が高くなるのであれば、喜んで心配するが、勝負
は強い奴が勝つという法則に支配されているので、その法則に委ねるしかない。
高山ファンの方々、スイマセン。

                ■

実は、私は今年の始めに、長年の懸案だった作品集の出版を今年こそは実現し
てやると、ゼウスに誓いを立てていたのである。実現のためならば、どんなこ
とでもする覚悟であった。編集者の靴の裏を舐めてもいい、相手が男色家なら、
一晩つき合ってもいいと思っていた。また、渋谷に深夜たむろする若い連中に
乾燥大麻を売ってこいと編集者に言われたら、迷わずに売りにいっただろう。

「あの組長のタマとってこんかい」と編集者から拳銃を渡されたら、前科者に
なるのを覚悟で飛び出していっただろう。出版界とはそういうところなのだ。

しかし結局、悲壮な覚悟はできたが、本はできなかった。根本的な原因は、一
日でも早く本を出したいという願望と、どんなに時間をかけてでも完璧なもの
にしたいという、相矛盾する願望がせめぎあっていたことである。

そこで、考え方を540°変え、みんなに言い触らしていた誓いを平気で反古に
して、仕切り直すことにした。今度は「いつ」は捨てて「完璧」を選ぶことを
太陽神ラーに誓った。作品集は、まあ20年以内には出そうと思っている。その
ときは、もちろんデジクリで告知させていただく予定である。読者プレゼント
にもなるといいなっ。

また、かつて一度宣言しておきながら、卑怯にも撤回した東京での個展開催も
30年以内には実現させたい。会期が決まったらデジクリで告知するが、DM希望
の方は私までメールで住所をお知らせ願いたい。

                ■

これは負け惜しみで言うのだが、アーティストの成功に適齢期などない。若く
して国際的名声を勝ち得ながら一発屋で終る人もいる。ピカソのように、若い
ときから晩年、そして死後もなお注目され続ける人もいる。あるいは若い頃に
無視され続けた作品が、かなり後年になってから評価される人もいるのである。

そして、これはヤケクソで言うのだが、30年近く絵を描いていて、コンテスト
の賞金以外で、私が絵で稼いだ金といえば、某新聞の美術欄に載せた作品の掲
載料一万円だけである。だがそれでいいのだ。今は金など要らない。私は40歳
や50歳で成功しようなんて卑猥なことは露ほども考えていない。

当面の目標は70歳だ。それでだめなら80歳を目標にするつもりだ。私は老境に
達してから成功するタイプのアーティストだということが分ったのだ。新鮮だ
が青臭いバナナより、茶色い斑点がたくさんできてブヨブヨになったバナナの
方が味わいがあって好まれるのは周知の事実である。

また、これは自己陶酔で言うのだが、アーティストに明日はない。壮絶な現在
があるだけだ。時間とは「現在」のシームレスな連続に他ならない。「明日」
というものは概念であって実在しない。現在を壮絶に生きることができれば、
朝(あした)に紅顔ありて、暮(ゆうべ)に白骨となりても、悔ゆることなし。
いのち短し恋せよ乙女、明日の月日はないものを。ケ・セラ・セラ。

                ■

テレビでインタビュアーが「来年はどんな年にしたいですか」なんて愚問を、
恥ずかしげもなく発しているのをよく見る。返答も「いい年にしたいですね」
なんて決まりきったものばかりである。人間は地球の公転の周期を単位にして
行動様式を変えているわけではない。「来年は、経済が安定して戦争のない年
にしたいですね」という返答は、来年も、さ来年も聞かれるだろう。街頭で、
どこかのテレビ局が、私に同様のインタビューしてくれないものだろうか。

「来年? そんなものはない!」

【ながよしかつゆき/アーティスト】
二週間ほど前から、左目に楕円形の残像のようなものが見えるようになった。
眼科に行くと網膜の裏に血がたまり、その部分が膨らんでいて、その形が見え
ていると言われた。原因はストレスらしい。絵を描いている時にはそうでもな
いのだが、モニタを見ながら字を打つのに、この楕円形が邪魔でしかたがない。
大変なストレスである。これがグリッド状だったらテンプレートになったかも
しれないが、歪んだ楕円では雲型定規にもならない。幸い来週からデジクリの
長期休暇に入るので、眼を休ませるために、その間はモニタもテレビも見ない
し、新聞も本も読まないことにした。街で困っている人を見かけても見て見ぬ
ふりをするつもりである。

E.MAIL / katz@mvc.biglobe.ne.jp
W.SITE / http://www2u.biglobe.ne.jp/~work

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■子育てSOHOオヤジ量産プロジェクト 5
本物だけを使いたい
茂田カツノリ
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子持ちになって人生観が360度、じゃなくて180度変わった僕は、ものの見方や
好き嫌いとかもガラリと変わった。一例を挙げると、「キル・ビル」のような
映画をあまり見たいと思わなくなった(行くけどね)。人が死ぬ場面を見ると、
「ああ、この人にも親がいるんだなあ」とか考えてしまうからだ。

それと、人生を長いスパンで考えられるようになった。子育てはあと18年ほど
続くわけだし、その間はできるだけ計画的に行動したい。このことに関連して、
安直で安価なものを買うのがイヤという思いが、これまでよりずっと強くなっ
た。

先日中古マンションを購入したのでこれからリフォームするわけだが、その素
材にもできるだけ安直なものは避けたいと考えている。そうして調べてみると、
日本の住宅業界が実に安直で有害な素材を、安価だというだけの理由で使いま
くってきたことがわかった。

「シックハウス症候群」も大きな問題だ。幸いうちの家族に化学物質に過敏な
人はいないが、いつそうなるかはわからない。子供はもちろん、SOHO生活で原
稿書きとかして家に籠もりっきりの大人のためにも、これは真剣に考えたい。

というわけで、リフォームに関するサイトをいくつかご紹介しよう。

●僕が読んだ本
『あなたにもできる住まいのエコ・リフォーム』
浅生忠克著/農山漁村文化協会刊/1,333円
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4540001914/ref=sr_aps_b_/249-8471618-4935568

この本によると、そもそも日本のような多湿気候において、マンションのよう
な高気密建築物をヨーロッパのまま建てることに無理があるそうだ。ほっとく
とシロアリやダニが発生するからと、防腐剤・防虫剤を大量に使う。内装施工
も簡略化するため、安価な塩ビタイルを安価な接着剤で貼る。こうしたものが
室内に充満し、徐々に体を蝕んでいるということなのだ。

今年の7月に建築基準法が変わって、有害物質のうちホルムアルデヒドについ
ては、世界でも最も厳しいレベルの規制が敷かれた。しかしその他多くの有害
物質が放置されている現状だから、業者の「規制を守ってるから大丈夫ですよ」
という言葉など信じちゃダメだ。

そうして考えると、家に限らず、便利で安直なものを多く採用してしまったこ
とについて反省するようになった。自分自身のためにも、もうちょっと気を遣
って良いものを選ぶようにしよう。

SOHOしてる皆さん、以下のサイトで素材を探して環境改善しませんか。僕とし
ては、塩ビタイル、紙ではない壁紙、各種接着剤については、たとえ新基準ク
リアとうたっていても危険だと考えるようにしている。

●SANWA COMPANY
http://www.sanwacompany.co.jp/
床材・壁材などの輸入業者。原則として業者向けだが、もちろん素人でも購入
できる。施工で起きた問題点やお客様からのクレームを公開するなど、Webサ
イトというメディアの特色をよく理解した運営をしているから、僕は好感を持
っている。

●ジョイフル本田
http://www.joyfulhonda.com/
東京都心部在住だとホームセンターというものが少なくて困る。東急ハンズに
行けばいろいろ買えるが、高くつくことが多い。そんなとき、僕は思いっきり
遠出して、日曜大工の聖地(と勝手に呼んでいる)ジョイフル本田まで行って
しまう。

千葉・茨城に店舗多数あり、材木・鉄骨から農機具まで、とにかくいろいろ揃
う。残念ながらネット販売はしてないので、行くしかない。以前ここで材料買
ってパソコン用の机を作ったのだが、24mmの合板を買ってお店で切ってもらい、
足と金具は出来合いのものを使って、6,000円ほどで巨大かつ頑丈なものがで
きた。

この会社は接客がしっかりしている点も、かなり素晴らしい。僕が先日行った
千葉ニュータウン店は、東京ドーム3.2個分の敷地+駐車場5,000台という桁外
れなもの。電車で行って買ったものを発送してもらうことも可能だが、日が暮
れたあと駅まで歩くのは暗くてかなり怖いと思う。

【しげた・かつのり】shigeta@amonita.com
Webプロデューサー/テクニカルライター、あるいはデジタル何でも屋。子育
てSOHO生活の楽しさにハマりつつ、少子化進む我が国を憂う38歳(みなさん子
供を作りましょう!)
妻のタカミミトコはWeb制作会社「有限会社アモニータ」社長で、イラストレ
ータでWebデザイナーで2児の母という“スーパーウーマン”(←本人これを否
定)。

[有限会社アモニータ]
http://www.amonita.com/

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■Powerbook Publishing Project 70
クリスマス・ボックス 心のごちそうとは

8月サンタ
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●「ハリポタ」はつらい。

先日、映画「ハリー・ポッターと秘密の部屋」と「ロード・オブ・ザ・リング」
を観た。

「ハリー・ポッター」は事前に想像していた通り、ペラペラ・スカスカの内容
で、それは監督やスタッフや脚本家のせいではなく、悲しいくらい安直でご都
合主義の、原作のためだと思われる。

だけど、今、周囲のだいたいの「大人」の意見は、「楽しめればそれでいい」
である。ハリー・ポッターはイージーな物語だけど、映像はまず素晴らしいし、
ジェットコースターみたいに飽きさせないように、うまく出来ている。

だから、「安直? あ、わかる、それわかるよ」というところで、皆思考を止
める。それ以上深く考えたところで何かいいことがあるわけでもなし、それよ
りみんなで盛り上がっているんだから空気を読もうぜ、ということだ。それが
余裕のある、大人の態度ということのようだ。

でもね、ファンタジー映画って、魂の栄養源みたいなものでしょう。まがい物、
紛らわしいもの、虚しいものを、心の舌が見分けられないとしたら、どう思う?

あきらかにジャンクなものとわかっていて、でも自分を騙しながら食べ続けて
いるうちはまだ良くて、一番怖いのは、そのうち本当に、無感覚になってしま
うことだ。

金銭の貧乏は我慢できても、魂の貧乏はつらい。

・ハリー・ポッター 公式サイト
http://harrypotter.jp.warnerbros.com/home.html

●悲しくなるほど素晴らしい映画

「ロード・オブ・ザ・リング」は素晴らしかった。「指輪物語」が、そのまま
そこにあった。映像のすべてが圧巻だった。原作を読んだときの自分のイメー
ジを、遙かに超えて、夢が具体的に現実になるというのはこういうことだ、と
思った。

素晴らしすぎて、映画を観ているあいだ、一片の想像力も必要としなかった。
ただぽかんと口を開けて観ていればそれで良かった。深い満足感があって、い
ろんな人にも勧めたいけれど、ある種の終末感を感じさせた。

この映画の出来の良さは、それだけで人の思考を止めてしまう。最高の仕事ゆ
えに、とてもショッキングで、喪失感がこみ上げてくる作品だった。

・ロード・オブ・ザ・リング 公式サイト
http://www.lotr.jp/
・J.R.R.トールキン 「指輪物語」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4566023710/ref=sr_aps_b_/249-3328863-1729912

●「夢」のハードル

かたや過去の魔法ものの、おいしそうなイメージだけを見繕って接ぎ合わせた
即席ファンタジー映画「ハリー・ポッター」、かたや「剣と魔法」のクラシッ
クを堂々と正攻法で料理してしまった、王道のファンタジー映画「ロード・オ
ブ・ザ・リング」。

この二つの映画は、娯楽としてのフィクションの、20世紀末のどんづまりを、
ハリウッド映画がぶつかってしまった壁を、ものの見事に語っていると思う。

それは「決定不能の世界」という現実である。

古いメモからの写し書きで、安原顕さんの本の文中の孫引きである。ちょっと
書名が今見あたらないので申し訳ない。興味ある方はヤスケンさんの本を読ん
でしまえばいい。原典はドゥルーズかなんかだったと思う。

 他者の不在(コミュニケーションの不在)
 敵の不在(取引の不在)
 自然の捕食者の不在(エコロジーによるコンセンサス)
 客体(オブジェ)の不在(主体しかない状況)
 死の不在(不死身のクローン)
 否定性の不在(絶対的肯定性)
 他者性の不在(差異への権利の不在)
 誘惑の不在(性の差異化とセックスへの無関心)
 幻想の不在(現実・ハイパー現実・バーチャルリアリティ)
 秘密の不在(透き通った状況)

この写し書きに、ファンタジー映画が、あらゆる娯楽フィクションが、抱えて
しまった問題が、語り尽くされている。私たちはいろんなものを得たけれど、
それゆえに世界の決定権を失ってしまった。敵がいないし、勝利もない。不快
もないかわりに、カタルシスも失ってしまった。かといって、もはや昔に戻る
ことなどありえない。

物語を成立させていた多くの要素が換骨奪胎されてしまい、全ては相対的で、
「理屈抜き」のエネルギーを得ることがとても困難になった。それでも私たち
は、心の贅沢を外に求める以上、ハードルをひたすら、ひっぱり上げる方向に
行ってしまった。

決定不能の世界に句読点を打つために、「ハリー~」ではひたすらいろんな小
道具仕掛け、わざとらしい勝ちゲーム、などを詰め込まなくてはならなかった。
「ロード~」の場合は、もはや想像力を必要としないほど、完成度の高い世界
を作り上げなくてはならなかった。

みんなが「おいしいもの、おいしいもの!」と安直に求め続ける限り、特に映
像を使った作品はとてつもなく金がかかり、高度で完成度が高い方向に行き続
けるだろう。それは高価な材料をたっぷり使った、高級料亭の料理のようなも
のだ。これから、もっともっと、くたびれた舌を満足させるため、エスカレー
トすることだろう。

●心の穴を埋めるもの

でもね、料理というのは、「食事」という行為の一部分のはずなんだ。

料理なんて、少し味が足らないくらいの方がいい。足りない部分は想像力で埋
める。それが人間の心意気のはずだ。

魂の贅沢、心に最高のディナーをとらせてあげたいのなら、私は「本」の方が
いいと思う。ひとりひとりが、ゆっくり、じっくり、楽しめる。もちろんいい
本でなくてはならないけれど。

●「1930年冬、英国湖水地方」

今年はだから、一冊の本をひたすらお薦めしたいと思う。出来ることなら、自
分で刷って配りたいほどだけど、それは無理。

・「長い冬休み」
アーサー・ランサム著 神宮輝夫訳 岩波書店
Arthur Ransome: "Winter Holiday" ,1933
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4001150344/qid=1071702304/sr=1-7/ref=sr_1_2_7/249-3328863-1729912
(在庫切れの場合は全国の公立図書館へ。児童書の棚に必ずあります)

70年まえの子供達の本だけど、冒険活劇の全てが詰まってる。ここに出てくる
子供たちは、いつも、「本当にわくわくしなくちゃ、生きてる意味がない」と
言い続けている。剣も魔法も出ないけれど、最高の本です。この冬、是非。

【8月サンタ】LondonとLyallとLeCarreを愛する35歳  santa8@mac.com
・まずお詫びです。デジクリのリニューアルが遅れているのは、ひとえに私の
作業が遅いからです。このままだと編集長もデスクも吉田さんも、待ちくたび
れて寝てしまう。とにかく、命掛けて(大げさでなく)頑張ります。良かった
と思ってもらえるように。
・そして皆さんにもいいことがありますように。良いWinter Holidayをお過ご
しください。また、来年、お会いしましょう。

・ロンドン好きのファンサイト
http://www.londontown.to/

・投稿ロンドン写真館に写真よろしく
http://www.londontown.to/cgi-local/upppu/upppu.cgi

・デジクリサイトの「デジクリ・スターバックス友の会」
http://www.dgcr.com/

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■ブックガイド&プレゼント
Photoshopイラストレーション スーパーテクニック ソーテック社刊
http://www.sotechsha.co.jp/
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Photoshopで絵を描くためのテクニックを収録。プロのイラストレーターによ
る解説で、リアルイラストやオリジナルタッチなどイメージ通りの絵を作成す
る技法がわかります。

著者:清水宏美・たぶき正博・開田裕治・ドルバッキーヨウコ・寺川昌子
定価:2,600円(税抜き)
体裁:B5変形・288ページ・オールカラー
出版社:株式会社ソーテック社
ISBN:4-88166-370-4
発売日:2003年12月15日

●この本を株式会社ソーテック社よりデジクリ読者2名様にプレゼント。応募
フォームをつかってください。締切は1月12日14時。
当選者(都道府県、姓)はサイト上に1月中頃掲載予定です。
http://www.dgcr.com/present/p_st_psi.html

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■編集後記(12/18)
・預金口座振替依頼書の「お届け印」が違っていたので返送されてきた。なに
しろはるか昔、その銀行名が違う時代につくった口座なので、ハンコがどれだ
かわからなくなって、多分これだろうと思って押したヤツが違っていたのだ。
窓口の娘は「私の生まれる前につくられた口座ですね」と言っていた。ハンコ
と住所を変更し、預金者名は変更させられた。名前は長いこと通称「忠男」を
使っていたが、これは姓名判断を得意とする妻が、この方が運勢がいいからと
本名「忠雄」から変えたのだ(じつは姓も変わったのである)。たしかにその
効果はあった(と思う)。でも今時の銀行は芸名を許してくれなかった。ここ
のところ、あれこれ山のように書いた契約書などの書類はもちろん本名だが、
それ以来なんとなく運がよくない方に傾いていくような気が……。 (柴田)

・家にクサガメが来た。父親が親戚からもらってきた。子供の頃にみどり亀は
いたような気がするのだが、育て方をすっかり忘れてしまっている。犬と違っ
てコミュニケーションとりにくい。近くで見ていると動かないくせに、離れて
見ていると動き出す。警戒しているようだ。餌をやって水槽から離れると、の
そのそと首を伸ばしてくわえる。大きすぎて一口では食べられない。と、前足
を口元に持っていき、口からはみ出た餌を引きちぎる。カルチャーショックだ。
なんで? あの足ってのそのそ歩いたり、泳ぐためにあるんじゃないの? 亀
ってそんなに器用だったの?               (hammer.mule)

<応募受付中のプレゼント>
音・辞典Vol.21<ループ素材100> 1440号

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/ >

編集長     柴田忠男 <mailto:shibata@dgcr.com >
デスク     濱村和恵 <mailto:zacke@days-i.com >
アソシエーツ  神田敏晶 <mailto:kanda@knn.com >
リニューアル  8月サンタ <mailto:santa8@mac.com >
アシスト    吉田ゆうみ <mailto:yoshida@days-i.com >

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