[1461] 1600回の夜

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1461    2004/02/06.Fri発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 20084部
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        <早起きするようになって2kg痩せた>

■映画と夜と音楽と… 200
 1600回の夜
 十河 進

■かりん島
 おはよう早起き生活の陰陽
 北川かりん

■セミナー・イベント案内
 野中文雄のオブジェクト指向で考えるActionScript(書籍付き)
 ワード資生堂 「ワードフライデイ」
 キャラクターモーションデザイン ワークフローセミナー



■映画と夜と音楽と… 200
1600回の夜

十河 進
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●笑わせるのはむずかしい

200回である。1999年の8月末からスタートし、4年と5カ月が過ぎた。石原裕次
郎と浅丘ルリ子の言葉を借りれば、「ひと口に四年と言えば短いが、朝が1500
回、昼が1500回…、夜も同じだけあった」ことになる。僕の場合(くどいよう
だけど)4年と5カ月だから「朝が1600回、昼が1600回、夜も同じだけあった」
のである。

一回目から読んでくれている読者が何人いるかわからないけれど、旧作を掲載
してもらっている118三田会のサイトにも最初の6回分は外させてもらった。初
期のコラムは「笑ってもらいたい」ということで、面白おかしく書いたつもり
だったが、人を笑わせるのはむずかしい。笑ってくれた人もいなかったわけで
はなかったが、後から読むと恥ずかしい。

このコラムを引き受けたのは、デジクリ編集長の柴田さんと30年近いつきあい
だからだった。入社した出版社の先輩で、在社中にはいろいろと世話になった
し、金にもならないメールマガジンを部活と称して日刊で出している情熱にほ
だされた(?)からである。以来、僕もずっと部活の気分でつき合っている。

ネットの世界の不思議さは、まったく顔を合わさずに物事が進行することだ。
柴田さんとは年に一回くらいしか会わないが、毎週、原稿を送っているので何
となくいつも会っている気がする。デジクリの創刊号には祝辞をよこせと言わ
れて簡単なコメントを書いたので、濱村デスクの名は6年前から知っているの
に一度も会ったことがない。

濱村デスクには僕が編集していた「デジタルグラフィ(DG)」という季刊誌で
は、筆者として原稿をお願いしていた。WEBソフトなどのテストレポートを書
いてもらっていたのだ。それもすべてメールのやりとりだけですませていたの
で、結局、一度も会っていない。

そう言えば、宇多田ヒカルが結婚した時、テレビ局からDGのバックナンバーを
売ってくれと言ってきた。DG9号(だったと思う)に結婚相手の紀里谷さんの
インタビュー記事とポートレートが載っていたからだ。(紀里谷さんの作品を
最初に紹介したのは柴田編集長の「スーパー・デザイニング」だと思う)

このコラムを引き受けた理由には「デジタルグラフィ(DG)」の宣伝になるか
と思ったこともある。当時のプロフィールの文章は「デジタルグラフィ編集長」
にしていた。そういう風に正体を明らかにしてメールマガジンに原稿を書くの
は、ちょっと警戒する部分もあったのだけど、特に問題なくやってきた。

そのおかげ(?)でyahooやgooなどの検索サイトで僕の名を入れると、いろい
ろとヒットするようになってしまった。検索でヒットする十河進なる人物は、
香川県警の高松北署の署長であり、高松市役所に勤めながら全国のマラソン大
会に出場するランナーであり、日刊デジタルクリエイターズに駄文を書いてい
る男である。

同姓同名の人たちは、やはり僕の出身地の高松市で暮らしているようだ。高松
市には「十河同族会」というものがあり、年に一度、鎧甲に身を固めて馬に乗
って行進しているらしいから、北署の署長もマラソン好きの市役所員も参加し
ているのだろうか。

●ウェットでセンチメンタル

「日刊デジタルクリエイターズ」が創刊になった時、前述のように僕はデジタ
ルフォト、デジタルデザイン、DTP、CGなどを特集する雑誌を作っていたので、
情報収集のために最初から講読した。編集部のAクンも講読していたし、目の
前に座っていたSさんやMクンも読んでいた。「スーパー・デザイニング」編集
部にいたSクンも読んでいたはずだ。

それから一年少しして僕がデジクリに連載を始めたので、会社で隣や前に座っ
ている人が毎週僕のコラムを読むことになる。だから最初は、当たり障りのな
い話を書いていた。ネタは映画と本と音楽である。たまにデザインや美術の話
も書いた。結局、蓄積した知識だけで書いていた。

「デジタルクリエイターズだけど、仕事と関係する話は書きませんからね。趣
味的な話なら書きますが…」と言って引き受けたので、本当に趣味的な話ばか
り書いてきた。そうは言っても、自分の考え方や価値観は隠しようもなく出て
しまう。三、四カ月が過ぎる頃には、かなり個人的な話になっていた。

連載を始めて半年経った頃に、昔、同じ編集部で仕事をした亡くなったKさん
のことを早川義夫を巡る思い出と共に書いた。その回には多くの読者から真摯
なメールをいただいた。マジメでウェットでセンチメンタルな文章だと自分で
も思ったが、一度は書かずにいられなかった話だった。

その数カ月後、「祭りの準備」という映画にからめて、どうしても忘れられな
い思い出を書いた。あのおかげで生きてこれたんだ、そう思う出来事は誰にも
あるけれど、僕にとってのそんな思い出を書いたのである。その回には、「メ
ールマガジンを読んでいて泣いたのは初めてです」というメールを多くの方か
らいただいた。

自分の文章で人が泣く…、そんなことは信じられなかった。だが、その時にも
らった多くのメールが僕を後押しした。誰かに向けて文章を書く歓びを与えて
くれたのだ。誰かが読んでいる、真摯に想いを込めて読んでくれている、そん
な実感が持てたのだった。

僕は映画を見、本を読み、音楽を聴く。そして、文章を書く。少年の頃から個
人的な文章を書いてきたが、仕事でも三十年近く様々な文章を書いた。仕事で
書いた文章は何万もの人に読まれるものだった。ただし、それは誰かを取材し
た文章だったり、たとえば写真の撮り方を解説する文章だった。

個人的な文章を書き、その文章に誰かが感応してくれる。それはとても新鮮だ
った。ネット時代ならではのことなのだと思ったが、ネットの向こうに実体の
ある人々がいた。しかし、自省として言うと、そうした読者を意識したがゆえ
に僕の書くものは変わってしまったかもしれない、とも思う。それがよかった
のかどうか、今の僕にはわからない。

●犬の漫才師の志を持続する

村上春樹さんのデビュー作「風の歌を聴け」の中にディスクジョッキー(DJ)
が登場する。彼は「やあ、みんな今晩は、元気かい? 僕は最高にご機嫌に元気
だよ」という軽薄なノリで登場する。主人公の「僕」がシニカルなトーンで語
り、気取った会話が続く小説の中では、どちらかといえば否定的な軽薄さを与
えられている。

ある時、「僕」のところにDJから電話がかかり、「僕」にビーチボーイズのヒ
ット曲「カリフォルニア・ガールズ」をプレゼントしてくれた女の子がいたこ
とを知る。「僕」はDJと話していくうちに、昔、修学旅行でコンタクトレンズ
を一緒に探してあげたお礼にレコードを貸してくれたクラスメイトのことを思
い出す。

だが、「僕」はDJとの電話での会話に突然腹が立ち「じゃあ……ムッ……犬の
漫才師なんてのがいてもいいわけだ」という彼の言葉に、「あなたがそうかも
しれない」と切り返す。DJは「はっはっはっはっは」と笑うだけである。

DJの作られた軽薄さ、軽いノリに腹を立てたものの「僕」は返さないままなく
してしまったレコードのことを思い出し、レコード店にビーチボーイズのレコ
ードを買いに出かける。だが、そのレコードを返すべき女の子の連絡先は結局、
わからない。それでも、「僕」の記憶の中でその女の子は蘇り胸に刻まれる。

小説のラスト近く、DJはもう一度、登場する。いつになく真剣なお喋りで番組
を始めた彼は、番組に届いた一通の手紙を読む。それは脊椎の病気が原因で全
身マヒになり三年間寝たきりの17歳の少女が姉に代筆してもらった手紙だ。

──私がこの三年間にベッドの上で学んだことは、どんなに惨めなことからで
も人は何かを学べるし、だからこそ少しずつでも生き続けることができるのだ
ということです。

そう書く少女の手紙を読んだDJは、夕暮れの港にいき山を見上げる。少女の手
紙に病室の窓から港が見えるとあったからだ。だとすれば「港から君の病室も
見える筈だものね」と彼は語りかける。もちろん、たくさんの灯りが見えるだ
けで病室は特定できない。しかし、彼は、その灯りのひとつひとつに様々な人
が生きていることを感じて涙を流す。

──でもね、いいかい、君に同情して泣いたわけじゃないんだ。僕の言いたい
のはこういうことなんだ。一度しか言わないからよく聞いておいてくれよ。
  僕は・君たちが・好きだ。
あと10年も経って、この番組や僕のかけたレコードや、そして僕のことをまだ
覚えていてくれたら、僕のいま言ったことも思い出してくれ。

原文では「僕は・君たちが・好きだ。」の部分だけがゴチック体になっている。
僕はその部分を読んでサリンジャーの中編「ズーイー」の最後を連想した。ズ
ーイーは子供の頃に長兄のシーモアから言われた言葉「肥った夫人のために靴
を磨け」を、人間のエゴに絶望している妹フラニーに教える。その言葉を聞い
たフラニーは、他者への愛を取り戻すのである。

サリンジャーに較べて村上さんの言葉はストレートだったが、それゆえに力を
持ち、このベストセラーになった中編の余韻を爽やかなものにした。己を「犬
の漫才師」と自虐的に言うDJが港からたくさんの灯りを見ながら感じたこと、
内部にこみ上げてきた熱い想い、それをリスナーたちに伝えたいという確信、
それらがクールを装う村上春樹の文章の奥から確実に僕に届いたのだった。

DJは犬の漫才師を自称するような軽薄な存在だが、他者への愛を失わず、夕暮
れの灯りに人々の人生を想像し、自分の中から湧き上がってくる想いに涙を流
し、それを誰かに伝えたいと思う。

僕もそんな風に文章を書けたらな、と願いながら1600回の朝と昼と夜を過ごし
てきた。

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
クリント・イーストウッド監督「ミスティック・リバー」を見にいこうと思い
ながらなかなかいけない。「許されざる者」を越えたという評もあり、見なけ
ればと焦る。前作「ブラッド・ワーク」は封切り初日に見にいったのだが。

旧作が毎週金曜日に更新されています
http://www.118mitakai.com/2iiwa/2sam007.html

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■かりん島
おはよう早起き生活の陰陽

北川かりん
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毎朝5時に起きている。

……もとい、正しくは5時20分に起きている。なぜなら、5時に目覚ましをセッ
トして、起きあがるまでに20分ほどかかるからだ。本当は4時半にセットして
5時まで5分ごとにアラームが鳴って起きるようにしたいのだが、家族からやめ
てくれと言われて、仕方なく今の時間で努力している。

毎年、「今年は朝型人間になろう!」と思いつつ、実際朝5時に目が覚めると
「なぜ、起きなければならないのか?」という問いが発生して、毎回その答え
が「わからない……」で終わってしまってあっけなく新年の誓いはやぶられて
いったのだが、今年はまだ続いている。

それもこれも、展覧会の作品制作の為である。やはり早起きというのは強力な
目的がないと中々難しいようである。

今年のお正月に「時間をつくる」という目標をたてた。去年は忙しくて時間が
なくて何にもできなかった。確かに本当に忙しかったのだけど、なんだか何も
しない自分に対する言い訳っぽくて嫌だったので、今年は何とか時間を生み出
そうとあれこれ策を練っていた。はじめは徹底した夜型人間になるつもりだっ
たが、時間管理の本をあれこれ読んでみると、どうもみんな朝早起きして時間
を作るのがベストだと書いてある。

確かに仕事から帰った体はくたくたに疲れきっていて、頭もうまく働かない。
ならば、思いきって早く寝て、リセットされた脳で仕事をこなした方がはかど
るに違いない。そんな理由からおはよう早起き生活に切り替えたのである。

朝静まりかえった静寂の中で仕事をし、薄紫にたなびく夜明けに毎朝感銘し、
イオンをたっぷり含んだ朝の新鮮な空気を肺いっぱいに吸い込み、植物が風に
揺れる音を聞いてゆっくり私の五感が目を覚ますのを感じる。

……こんなすがすがしい朝が目標ではあるが、実際はそうではない。

まず、起き上がるまでが大変だ。毎朝豊満な布団が私を魅了し、ここ最近の極
寒が布団と私の接着剤の役目をする。それを引き剥がすようにヨロヨロと起き
上がる私の姿はまるで生まれたての子馬のようだ。

ボサボサの頭に寒さ対策のジャージを3枚重ねて着込み、MACの電源を入れ、起
動音を聞きながらコーヒーをすする。閉め切った窓のない四畳半の部屋で、片
方の膝だけじんわりと温かくなる小さな電気ストーブを頼りに、仕事をする。
あっという間に6時30分になって、襖をあけると窓から明るい朝の光が差し込
んでいる。この時、前の晩からずっと起きていたような錯覚に襲われ、毎回頭
が混乱する。

これが私のすがすがしいモーニングライフだ。

朝の仕事時間はわずか1時間弱。1日だけの成果をみると大した事ないように見
えるが、週末にこの1週間の収穫を振り返ると、日々の積み重ねというのは素
晴らしいと実感する。早起きの大きな利点は日々の充実感につきるだろう。自
分にとって大事な事を朝の一番に行なうのは、人生の指針を再確認するのに最
適だ。

そして、なんと美容と健康にも効果があることがわかった。運動も食事制限も
なしで、早起きするようになって2kg痩せたのである。理由は簡単。リラック
スした食事の時間は睡魔に襲われる。食い気より眠気が圧倒的な勝利を納め、
少量の食事量で済むのだ。早起きするようになって知らない間にどんどん私の
体重は減っていたのだ。

……それともやつれてるのかな?

しかし、物事には陰と陽があるように、早起きにも欠点がある。最大の欠点は
休みの日になると何にもしたくなくなって、ただひたすら寝てしまうという事
だろうか?

「寝る」事が愛おしい。そして「寝る」事がレジャーになってしまっている。
又、体重が減っているにもかかわらず、慢性的な睡眠不足の為、顔はいつもむ
くんでまんまるい。体重計にのるまでずっと太ったなーと思っていたほどだ。

人間どこかで睡眠時間はやはり補給しないと駄目なようである。結局はバラン
スが大事ってことかな?

●Pepper's Gallery Expriment Program
Do android dream electric sheep
アンドロイドは電気羊の夢をみるか? Figuer,Dolls and Others Exhibition
このタイトルは80年代のSF映画「ブレードランナー」の原作、フィリップ・K・
ディックのSF小説からとっています。遺伝子工学の進化が人クローンも生み出
すという、ディック的悪魔がまさに現実のものとなった時代、今わたしたちは
なぜ疑似世界に夢中になるのでしょうか? フィギア、ロボット、関節人形、
ジオラマ、3DCG、など、今増殖しつつある、さまざまなディック的疑似世界の
ものたちを集めたエキジビションプログラム。

●北川かりん出展スケジュール
Group Exhibition
秋田麻衣、北川かりん、琥珀、吉田陸斗
会期:2月16日(月)~21日(土)11:00~19:00 土曜16:00 日曜休
会場:Pepper's Gallery(東京都中央区銀座7-13-2銀座パインビルB1 TEL.03
-3544-3240)
http://www.peppers-project.com

北川かりん
http://www.h3.dion.ne.jp/~tasu/

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■セミナー案内
野中文雄のオブジェクト指向で考えるActionScript(書籍付き)
http://www.67.org/ws/0401-03/040302-1.html
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日時3月2日(火)19:00~21:00(2時間)スタート6週間。全12時間。
定員:5名
受講料:48,000円(消費税込み)
内容:
1.ActionScriptの基礎(イベントハンドラアクション・変数・条件判定など)
2.umction(関数)を使う
3.イベントハンドラメソッドを使ったスクリプティング
4.オブジェクトを使ったスクリプテイング
5.イベントを捉える - リスナー(可能な範囲まで)
受講者の方には教科書として『オブジェクト指向で考えるActionScript - Fl
ash MXでより進んだWebデザイン作成 -』セレンディップ刊 価格2,800円 7月
29日発売予定を初回にお持ち帰りいただきます。

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■イベント案内
ワード資生堂 「ワードフライデイ」
<http://www.word-shiseido.net/scripts/schedule/sch01000.asp >
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東京銀座資生堂ビル9階「ワード資生堂」で毎週金曜19:00より開催しているカ
ルチャープログラム「ワードフライデイ」は、さまざまなジャンルで活躍する
表現者の言葉に直接触れる2時間。3月から第四期目がスタートする。

【3月】
5日「あ」:アート・オブ・ライフ。表現の発明は暮らしから息吹くもので
すか? 土地の記憶を孕みながら人々とつながる作品が生むアートの精神。
ナビゲイター:島袋道浩(美術家)×岡本敏子(岡本太郎記念現代芸術振興財
団館長)

12日「い」:いちばん新しい思想には、何が隠れているか? 身近で起きる今
を深く見つめることで浮かび上がる新思想とその行方。
ナビゲイター:東浩紀(哲学者・批評家)×巽孝之(慶應義塾大学文学部教授)

19日「う」:宇宙の片隅で異形の命を生み出すSF的想像力って?(仮)
SF・異形・変身……。向こう側の世界を描く作品の魅力とは。
ナビゲイター:大原まり子(作家)×松浦理英子(作家)

26日「え」:永遠の謎? 脳という物質が生む意識の不思議さ
ものに質感や気配を感じるのは何故? 脳と意識の謎に迫る。
ナビゲイター:茂木健一郎(ソニーコンピューターサイエンス研究所シニアリ
サーチャー)

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■セミナー案内
キャラクターモーションデザイン ワークフローセミナーwith MOTIONBUILDER
5 & 3ds max 6
http://www.too.com/digitalmedia/seminar_index.html
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主催:株式会社Too
協賛:ダイキン工業株式会社、ディスクリート(オートデスク株式会社)
日時:2月18日(水)13:30~17:00(13時受付開始)
定員:80名(参加無料・先着順)
会場:デジタルハリウッド東京本校(東京都千代田区神田駿河台2-3 DH2001
Bldg.)http://www.dhw.co.jp/access/
セミナー内容:
PV STUDIO 3Dの紹介 講師:ダイキン工業
3ds max 6 プレゼン&デモ 講師:ディスクリート
MOTIONBUILDER 5 プレゼン&デモ 講師:ダイキン工業
3ds max6とMOTIONBUILDER 5の連携 講師:ダイキン工業

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■編集後記(2/6)
・自転車がパンクした。暗くなって道を急いでいるとき、交差点の歩道のブロ
ックにぶち当たった。そんなものがあろうとは思っていなかったので、まさに
激突だ。あやうく交差点の真ん中に転がり落ちるところだったが、なんとか体
勢を持ち直す。でも胸がハンドルに当たってしばらく痛かった。たちまち前輪
の空気が抜けた。家まで押して帰り、空気を入れたがすぐに抜けた。パンクな
んかいつも自分で直すのだが、あいにく工具がロッカーの奥の奥にあるのでめ
んどうだ。これ幸いと、今回だけは自転車さんに持っていって直してもらう。
2か所穴があいていたが、直すのに5分とかからぬ早技だ。元サイクリング部の
わたしにしても15分はかかる。さすがにプロだと感心した。昔ながらの道具に
バケツの水、これは変わらない。ヤスリが電動になったのが進歩か。昨日の
「ITmedia」に、「話題の『空気入れのいらない自転車』に乗ってみました」
という松尾公也さんの記事が載っていた(いろんなことやる人だ。ビアンキで
往復39キロの自転車通勤しているとか)。話題の発明品「エアハブ」を搭載し
たブリヂストンのモデルははなかなか具合よさそうだが、重量が16.9キロはち
ょっと重い。ところで、わが家のジャイアント・クロスバイクは、家の中に置
く場所がなくなり、玄関ポーチに違法を承知で置いていた。文句をいわれたら
「オブジェです」と言うつもりだったが、駐輪場の追加募集に当選したのでい
まはそっちに置いてある。あたたかくなったら乗り回すつもりだ。 (柴田)

・一昨日の続き。元ミノルタでデザインをなさっていた片山功氏の言葉が印象
的だった。(ものづくりにおいて)「消費者」という言葉をデザイナーが使う
のは誤りではないか、マーケティングの視点だと。営業や企画は企業のために
作るが、デザイナーは生活者のために作らなければならない。「製品」は作り
手の言葉、「商品」は売り手の言葉、じゃあ使用者・生活者の言葉は?/前田
氏は「川崎和男さんは『使用者の夢を叶えるのがデザイナーの仕事』と言って
たでしょ」って。ついついクライアント(作り手、売り手)側の視点で提案し
てしまう、そんな自分がいることに気づかされる。     (hammer.mule)
http://www010.upp.so-net.ne.jp/kd_s/  片山功氏

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編集長     柴田忠男 <mailto:shibata@dgcr.com >
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