[1465] 男をみがく

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1465    2004/02/13.Fri発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 19608部
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          <「ああ、今しかないんだな」>

■映画と夜と音楽と… 201
 男をみがく
 十河 進

■金曜ノラネコ便
 向こう10年のために
 須貝 弦

■展覧会・イベント案内
 永井一正ポスター展
 スウェーデン日本芸術交流プログラム2004「Link Our Valuable Earth」展
 ブロードスター・アワード2004

■ニュース
 「デジタルハリウッド大学院」今春4月開校へ

■ブックガイド&プレゼント
 『デジタル人物撮影 実践の書』玄光社刊
 『コマーシャル・フォト データベース年鑑2004』玄光社刊
 「素材辞典イメージブック8」データクラフト刊




■映画と夜と音楽と… 201
男をみがく

十河 進
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●あいつも男をみがく奴

司馬遼太郎の「この国のかたち」を読んでいたら、近松門左衛門の「曽根崎心
中」から「あいつも男をみがく奴」という徳兵衛の台詞が引用されていた。そ
の後に、司馬さんは以下のような文章を続ける。

──ちょっと侠客のことばのようだが、そうではない。在所から都市に出てき
て一人前になるには個人の倫理的な修行が必要で、信用される人間をめざさね
ばならず、江戸人は町人も男をみがいていたのである。

僕は「男をみがく」という言葉が好きだ。今では流行らないかもしれないが、
努力する人間が好きである。懸命に生きている人が好きである。それも何か現
実的な利益を求めるためというより、己を高めるために、少しはマシな人間に
なるために努力している人が好きだ。

昔、23歳で現在の会社に入った日に当時の先輩であった柴田さん(現デジクリ
編集長)にいきなり「向上心なき者は去れ」と言われて、思わず「ハイッ」と
答えたことがあるが、何とかその後は柴田さんに認められる編集者になれたよ
うで、「去れ」と言われることはなかった。

柴田さんの矛先は、その後入ってくる若い編集志望の人間に向けられ、面と向
かって「あんた、編集者には向いてない。会社やめたら」と露骨に言われ、会
社のトイレの壁を濡らした人間は数知れない。いや、実際に柴田さんの言葉で
会社を辞めた人間もいる。有益なアドバイスでもあったわけだ。

ところが、それから二十数年、今は僕が「向上心なき者は去れ」と言っている。
永く同じ仕事をやってきたから、その人が「この程度でいいや」と思って仕事
をしているのか、結果は別にして自分の能力の最大を出そうと努力して仕事を
やっているのか、見えるようになった。

能力のある人が「この程度でいいや」と思って仕上げた仕事と、能力が劣る人
が懸命に仕上げた仕事を較べると、前者の方がいいということはよくあること
である。商品としても前者がすぐれ、よく売れることもある。仕事の結果には
運不運もつきまとう。

しかし、僕は「結果は別にして」と断ったように後者に好意を感じる人間だ。
最悪なのは、能力もなく「この程度でいいや」と仕事を舐めている人間である。
どんな仕事も奥が深い。その奥の深さがわからずに高をくくっている人が、僕
は嫌いだ。それに自分がやっていることに努力できない奴は、そのこと自体を
やめた方がいいと僕は思う。

仕事を好きになる必要はない。もちろん好きになった方がいいのだろうが、仕
事は結局、メシを食うためにやっている。若い頃から僕は、ちょっと露悪的に
「メシの種だから」と言ってきて、けっこう誤解されたけれど「メシの種」だ
から懸命に努力したいと思う。

仕事では、耐えねばならない局面はいくらでもある。こんな仕事やめてやらぁ、
と一度も思わない人間はいない。しかし、それでも自分の人生の時間の大半を
費やしてやっていること(好むと好まざるとにかかわらず、やらねばならない
こと)に懸命な努力ができない人は不幸だと思う。

それは自分の人格を貶めることだ。それだけの人間に留まってしまうことだ。
修行は自分のためにする。自分をみがく努力をするのは、自分という人間を自
分で認められるようになりたいからである。ちったあマシな人間になりたいか
らだ。それは自己満足かもしれないが、自分でさえ認められない人間が、人か
ら信頼されるわけはない。

●喧嘩修行で男をみがく

鈴木清順監督の「けんかえれじい」の中に、こんなセリフがある。
──キロクのような若いモンがいっぺえ、男をみがいておりやす。

南部麒六は、岡山市に下宿して学校に通う旧制中学生である。岡山市内の学校
に通うために下宿している。下宿には未亡人と女学生のミチコさんが一緒に住
んでいる。ミチコさん(浅野順子。少し前に大橋巨泉が参議院に立候補した時、
夫人としてニュースに映った)は評判の美少女で、キロクは彼女が好きでたま
らない。

キロクもミチコさんもクリスチャンで、ミチコさんが教会でピアノ発表会を開
催した時は、花束を贈呈する役を仰せつかったが、緊張して汗をかき上着を脱
いで体を拭いている時に出番がきてしまう。あわてて上半身裸のままステージ
に出て失笑を買ったりする。

そんなキロクは喧嘩上手だ。ある日、岡山では知られた喧嘩上手であるスッポ
ン(川津祐介)に弟子入りし、喧嘩修行に励む。スッポンもクリスチャンらし
いのだが、当時はハイカラな職業だったのだろう自動車修理工をしながら硬派
の喧嘩暮らしをしている。

スッポンとキロクの喧嘩修行が始まる。かかとに体重をのせてそっくり返って
歩く練習をしたり、竹藪の竹を斜めに切ったところに足をのせて素早く歩く練
習をしたり、キロクは喧嘩を極めようと努力する。そんな様子を見ていた下宿
の未亡人とミチコさんは言う。

──勉強の方をあれだけ熱心にやったら大したエラモンさんになるのにな。
──あの熱狂性は買うな。男はいくところまでいかなきゃだめよ。

スッポンから喧嘩の奥義を授けられたキロクは「これからは組織に入って修行
せい」と言われ、学校にある硬派の一派OSMS(オスムス)団に入団する。その
団長タクアンが言うセリフが「キロクのような若いモンがいっぺえ、男をみが
いておりやす」だった。

反権力意識を強めたキロクは軍事教練で軍人と喧嘩になり、岡山にいられなく
なる。逃げるように会津の中学に転校し、そこで様々な友人と出会い彼らと喧
嘩を通して理解し合う。キロクは、次第に社会に目覚め、二二六事件が起こっ
たことを知ると、矢も楯もたまらず東京へ向かう。

その後のキロクは、「続けんかえれじい」がずっと作られないから(原作もあ
るし、シナリオはできている)どうなっていくのかはわからないが、彼が喧嘩
を通じて自己を成長させていくのは間違いないだろう。キロクは喧嘩修行で男
をみがき、大人になった。成長を遂げた。己を高めた。

喧嘩修行で男をみがくのは実生活ではどうかと思うけれど、「けんかえれじい」
はやはり一種の成長物語(ビルディングス・ロマン)だと思う。男をみがくこ
とも、修行することも、自己を成長させることである。ちったあマシな人間に
なるためである。

●信頼される人間になる

1960年代(昭和30年代と言った方がいいかもしれないが)は、現在に較べれば
人々が向上心を抱いていた時代だった。今日より明日はよくなる、という希望
を抱いて人々は努力をしていた。努力しなければ、いつまでも貧しいままだっ
たからかもしれないが、そのためには己を高めることが必要だと思っていた。

そんな時代に青年たちが愛読した成長小説(ビルディングス・ロマン)という
ジャンルがあった。ロジェ・マルタン・デュ・ガールの「チボー家の人々」や
ロマン・ロランの「ジャン・クリストフ」などだ。

ちなみにロマン・ロランには「魅せられたる魂」という小説もある。余談だが、
女性誌などがよく使う「魅せられる」という言葉は、この小説から始まったん
じゃないかと思う。(当たり前だけど)決してジュディ・オングからではない。

さて、僕も中学生の頃には「ジャン・クリストフ」を読み始め、主人公の成長
に重ねて自分の精神的成長を実感したものだった。しかし、今、「ジャン・ク
リストフ」やら「チボー家の人々」を読む人はどれくらいいるのだろうか。日
本の小説なら「次郎物語」とか「路傍の石」なんてのもあったけれど、最近は
本屋でも見かけない。

だが、そんな成長小説を読んで、僕は倫理的な修行をした。立派な人間になろ
うとは思わなかったが、今よりマシな人間になりたいと考えた。成長すること、
向上心(上昇志向ではない)を持続すること、何かに情熱を持ち世のため人の
ためになることをしよう、そんなことを考えた。

先日、「昭和が明るかった頃」で講談社エッセイ賞を受賞した関川夏央さんの
スピーチが新聞で以下のように紹介されていた。

──昭和三十年代の明るさは社会に目標があったから。目標があれば努力を楽
しめる。目標を見失ったとたん、社会はモラルを溶かし、明るさが失われてし
まった。

確かにそうだと思う。目標がない、希望がない、夢を抱けない。そうだとすれ
ば、努力をするのに何の意味もなくなる。男をみがく必要もない。しかし、信
頼できる人間でありたいという目標は、どんなに時代が変わってもその価値を
貶めることはないだろう。

人に信頼される人間でありたい、というのは抽象的だが、目標としては具体的
だと思う。上司に信頼される、同僚に信頼される、部下に信頼される、仕事相
手に信頼される、妻に信頼される、子供に信頼される、友に信頼される、世間
に信頼される、そうあるためには自分の有り様が大切なのだ。それは、生き方
といってもいい。

しかし、相も変わらず僕は、日々成長すること、倫理的な修行をすること、そ
う言い聞かせながら「修行がたらんなあ」と今日もぼやいている。

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
今年のスーパーボウルも凄い接戦だった。しかし、NFLファンとしては9月のシ
ーズン開始までが待ち遠しい。ところで、巷の話題はハーフタイムショーのジ
ャネット・ジャクソンおっぱいポロリ事件ばかり。アメリカ政府が調査に乗り
出したり、本人がテレビで謝罪したりしてヘンな国ですね。

旧作が毎週金曜日に更新されています
http://www.118mitakai.com/2iiwa/2sam007.html

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■金曜ノラネコ便
向こう10年のために

須貝 弦
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先日から私は、ライターの仕事を大幅に減らそうとしている。全部辞めてしま
うというわけではないが、とにかく仕事を大幅に減らし、その分もっと他の世
界を見ようと思っている。広く浅くをモットーに今までやってきて、それはそ
れで良かったと思うのだけれど、もういい加減に何か「核」になるものを持た
ないと、この先10年できっと困ることになるだろうと思った。

今月で私は29歳になり、働き始めてから10年半くらいといったところだが、そ
のうち8年くらいは雑誌を作る仕事に携わっていると思う。サラリーマン編集
者を経てライターになり、ここ数年はソコソコに達成感を得られるくらいに稼
いだが、ふと我に返ると「何のキャリアもないのでは?」という焦燥感にから
れることがある。というか、最近はずっとその焦燥感を抱いていた。

「魂を切り売りするのもライターの仕事」と思って仕事をしてきた私だが、こ
こ最近は魂を切り売りしすぎたということもある。もう切り売りする魂がほと
んど残っていないから、充電が必要なんである――と勝手に思い込んでいる。
充電した後に再び魂を切り売りするのかと問われれば、答えはたぶん「イエス」
だけど。

30歳~40歳という時代をどう過ごすか。そのために、充電やキャリアの再構築
に時間を費やせるチャンスは、実はそんなに多くないと思った。「ああ、今し
かないんだな」って思ったら、即実行に移したくなった。このままグズグズと
何年か現状を維持してしまうよりかずっとマシだろう、と。

ライター仕事を大幅に減らして生み出した時間や気力を使って、当面は自分が
興味を抱いている分野について学ぶことと、そして何か違う世界を見ることを
考えている。もしかしたら、どこかの会社で働くということもあるかもしれな
い。改めてそういう経験をすることも、悪くないだろうと思っている。

【すがい・げん】http://www.macforst.com/
iBookのディスプレイ右上部に、シミみたいな領域がある。その領域は、とき
どき大きさを変えている。目立ってきたなぁと思うときもあれば、翌日にはほ
とんどなくなっていたり。いったい何なんだ!? 仕事を減らそうとしている
(というかすでにかなり減らしました)今の時期に、Macを買い替える事態だ
けは避けたい!

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■展覧会案内
永井一正ポスター展
http://www.dnp.co.jp/gallery/ddd/
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会期:2月13日(金)~3月12日(金)10:00~18:00 土日祝休
会場:dddギャラリー(大阪市北区堂島浜2-2-28 堂島アクシスビル1F TEL.06
-6347-8780)
内容:戦後日本のグラフィックデザインに独自の領域を築いた、永井一正氏の
半世紀にわたる活動を、ポスター125点によって展望。今回の展覧会のために、
新作(B倍版)5点連作も併せて発表する。

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■展覧会案内
スウェーデン日本芸術交流プログラム2004「Link Our Valuable Earth」展
http://www.kanakengallery.com/
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会期:2月10日(火)~22日(日)9:00~18:00 2/16休 最終日15時
会場:神奈川県民ホールギャラリー(横浜市中区山下町3-1 TEL.045-633-3687)
内容紹介:スウェーデン9名と日本作家20名の合計29名の中堅作家による現代
美術の展覧会。立体、平面(油彩、版画、写真)、インスタレーション、映像
作品などの多種多彩な作品が展示される。入場無料。

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■イベント案内
ブロードスター・アワード2004
http://www.broadstar.jp/award/
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ソフト産業プラザiMedioが運営するブロードバンドマーケットサイト「Broad
Star」に掲載された作品の中から、一般閲覧者による投票と特別審査委員によ
る審査をもとに年間の優秀作品を決定する「BroadStar Award 2004」。昨年度
BroadStarに応募のあった347本の作品から、一般投票の結果、The BroadStar
に殿堂入りした人気コンテンツを対象に、特別審査委員による更なる審査を行
い、グランプリ以下各賞を決定、表彰する。

日時:3月12日(金)13:30~18:30 17:00~18:30 交流会
会場:大阪産業創造館4階 http://www.sansokan.jp/map/
内容:
・講演会(1)
~映像ビジネス最前線~ 映画配給会社から映像コンテンツ会社へ
ギャガ・コミュニケーションズ 代表取締役社長兼最高執行責任者 丸茂日穂
・講演会(2)
~ハリウッドが注目する日本コンテンツの魅力~ 『リング』『呪怨』がハリ
ウッドでリメイク! 角川ホラー ハリウッドへの進出
角川大映映画 専務取締役 江川信也

・表彰式・受賞作品上映
・交流会
費用:無料(交流会は、3,000円/お一人様・税込み)
定員:200名(交流会は、100名)

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■ニュース
「デジタルハリウッド大学院」今春4月開校へ。
さらに四年制大学設置に向け始動。
http://www.bil.jp/release/dh/040212_dh_graduateschool/040212_dh_graduateschool.htm
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2004年2月12日、大学設置審議会は文部科学大臣に対して、2004年4月に開校予
定の「デジタルハリウッド(専門職)大学院」設置について答申を行なった。
文部科学大臣から設置が認可され次第、デジタルハリウッド株式会社は、日本
初、株式会社によるIT・コンテンツ分野の高度人材教育機関「デジタルハリウ
ッド(専門職)大学院」(学長:杉山知之)の願書受付を開始する(3/19願書
受付締切)。さらに、デジタルハリウッド株式会社は、今回の大学院に続き、
2004年4月に、コンテンツ、IT、英語教育を3本柱とした四年制大学「デジタル
ハリウッド大学」の設置を、文部科学省に対して申請する予定という。

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■ブックガイド&プレゼント
コマーシャル・フォト デジタルシリーズ
『デジタル人物撮影 実践の書』玄光社刊
http://www.genkosha.co.jp/cp/dgmook/jinbutsu/
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デジタルカメラを使った撮影のノウハウ、ライティングのポイントを解説。ま
た、肌をきれいに見せるレタッチのテクニックやプロの現場のレポートも満載。
・機材&撮影の基本
・人物撮影のためのレタッチ&画像処理
・プロフェッショナル人物撮影テクニック
・DBP for GX680実写レポート
そのほかプロの現場で役立つ情報集
AB判・146頁
ISBN4-7683-0184-3
定価2,730円(税込)
2004年1月31日 玄光社刊

●本誌を玄光社よりデジクリ読者2名様にプレゼント。応募フォームをつかっ
てください。締切は2月27日(金)14時。
当選者(都道府県、姓)はサイト上に3月初め頃掲載予定です。
http://www.dgcr.com/present/p_jinbutu.html

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■ブックガイド&プレゼント
『コマーシャル・フォト データベース年鑑2004』玄光社刊
http://www.genkosha.co.jp/cp/dbannual/
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「コマーシャル・フォト」2003年1月号から12月号に掲載したグラフィック関
連作品約300点、CM関連作品約1000点を、スタッフデータも含めて再録。プラ
ンニングやキャスティングの資料として利用できるようにクライアント&商品
名、カメラマン名、ディレクター名から掲載作品を検索できるようになってい
ます。
B5判・370ページ(カラー256ページ)
ISBN4-7683-0186-X
定価2,835円(税込)
玄光社刊

●本誌を玄光社よりデジクリ読者2名様にプレゼント。応募フォームをつかっ
てください。締切は2月27日(金)14時。
当選者(都道府県、姓)はサイト上に3月初め頃掲載予定です。
http://www.dgcr.com/present/p_cmphoto2004.html

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応募フォームをつかってください。締切は2月27日(金)14時。
当選者(都道府県、姓)はサイト上に3月初め頃掲載予定です。
http://www.dgcr.com/present/p_sozaijiten8.html

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■編集後記(2/13)
・飛び込み情報:ユビキタスマンさん出演のイベント「アートデモメッセ」
http://coolstates.com/artdemo/

・もうマンガは置き場所がないのにと思いながらも、また買ってしまった。ま
ず、池上遼一の「信長」(8)である。かつて小学館から刊行されていたが、
1990年3月、荒木村重がひとり漂泊の旅に出る第7巻でいきなり中断してしまっ
た。これは、たしか作者が城郭かなにかの図面を無断で使ってしまい、盗作問
題に発展したからだったと記憶している。そして今、メディアファクトリーが
「池上遼一マスターピース」を刊行しており、幻の8巻が昨年12月にようやく
日の目を見た。いままでの「信長」7巻と装丁が全然違う8巻、並べると違和感
があるので、メディアファクトリー版で全巻揃えちゃおうかなんて思うからい
かんのだな。次は双葉文庫さそうあきら「神童」全3巻。これは感動的な物語
だが、持っていたのは古本屋で買いそろえた4巻物で、愛蔵するにはいまひと
つだった。そのうちきれいな本が出るはずだと待っていた甲斐があった。しか
も、主人公の演奏シーンを大幅加筆している。さらに、効果音(?)も変えて
いるのに気がついた。バッティングのタイミングを「たま・ごっ・ちー」とか
「あだ・ると・ぐっちー」としていたのを、「ベー・トー・ヴェーン」「ショ
ス・タコー・ヴィッチ!」にしている。たしかに前者では時代が変わるとわか
らない。音楽マンガらしい適切な処理だろう。なんていいながら、読んでいて
涙が出る。すばらしいマンガだ。絵はもう少しうまいといいが……。(柴田)

・以前「エースをねらえ!」の話を書いたら、読者さんからメールが届いた。
上戸彩が好きじゃないから見てないんだって。原作があるものって、皆それぞ
れに思い入れがあるから難しいよね。私も、お蝶夫人や宗方コーチのイメージ
が違うって思うけど、原作通りのってまずないからな~。「ガラスの仮面」の
月影先生はイメージ通りでびっくりしたっけ。原作の素晴らしさがドラマ自体
を盛り上げるから、少々イメージが違っても、演出や脚本が悪そうでも、見て
みたら面白いかもよ~。/プレゼントのイメージブック、いいですよ~。サイ
トに使ってもいいっていうのが助かる。今回はペット写真がたくさんあって、
画像としても嬉しい。デスクトップに飾っちゃったりして。(hammer.mule)

<応募受付中のプレゼント>
デジタル人物撮影 実践の書 本日号
コマーシャル・フォト データベース年鑑2004 本日号
素材辞典イメージブック8 本日号

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編集長     柴田忠男 <mailto:shibata@dgcr.com >
デスク     濱村和恵 <mailto:zacke@days-i.com >
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リニューアル  8月サンタ <mailto:santa8@mac.com >
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