[1490] 誰にも青春があった

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1490    2004/03/19.Fri発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 19368部
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       <あなたがどんな青春を送っていたのか>

■映画と夜と音楽と…
 誰にも青春があった
 十河 進

■展覧会・イベント・セミナー案内
 今日から「フォトエキスポ2004」
 藤原新也の聖地 旅と言葉の全軌跡
 スター・ウォーズ サイエンス アンド アート
 インフォメーションアートの想像力展Vol.2
 WAO!定員制の「Web特別セミナー」
 JPC ウェブ・パブリッシング委員会定例セミナー

■サイト案内
 BroadStar【ブロードスター】グランプリ他、各受賞作品発表

■特報
 デジクリ主催「デジタルクリエーション大学院セミナー」開催!



■映画と夜と音楽と… 206
誰にも青春があった

十河 進
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●きれいに保存されていた映画全盛の頃の雑誌

一昨年の暮れのことになる。会社の後輩から「昔の映画雑誌がたくさんあるの
だけど、引き取ってくれませんか」と言われた。聞くと1950年代の映画雑誌や
当時のロードショーのプログラムのコレクションが相当に出てきたのだという。

彼の奥さんのお母さんが若い頃、映画が好きで銀座あたりのロードショー館に
出かけては買い集めたパンフレットやプログラムだった。「映画の友」や「ス
クリーン」といったファン雑誌も数年間のバックナンバーがそろっていると聞
いた。

──だったらネットオークションに出すと値が付くんじゃないの。
──いや、そうじゃなくて、誰か大事に保管してくれる映画の好きな人にあげ
たいと言ってるんですよ。
──でも、もらうんじゃ悪いなあ。
──いいんですよ、あげたいって言ってるんだから…

そんな会話があって、結局、年末休みが始まったら車で彼のマンションまで受
け取りにいくことになった。我が家からだと常磐高速を通り、首都高速の隅田
川近辺の出口を出ればいいから、早ければ30分ほどで着けるだろう。

年末休みに入った三日目、我が家の大掃除をすませて車で出かけた。深夜に酔
っぱらって一度訪ねたことのあるマンションだが、まったく覚えていないので
吾妻橋あたりから少し不安になったけれど、雷門あたりを一周して、この辺だ
ろうと思ったところのパーキングメーターの前に駐車した。

車を降りて携帯電話で連絡をしたら「今、ベランダに出ます」と言い、「ああ、
見えますよ。逆に歩いてますね」と言う。結果的に、彼のマンションのほとん
ど真ん前に駐車していたのだった。訳もなく「何だかついてるな」と思った。

部屋の中で「これですよ」と見せられたのは、大きな手提げの紙袋に入った映
画のプログラムと段ボール箱に入った映画雑誌だった。映画雑誌の表紙はハト
ロン紙でカバーが掛けられているものが多く、ハトロン紙は五十年の間に黄色
く変色していたが、カバーをとると退色していない美しい表紙が現れた。

──凄いね。きれいに保存してたんだ。
──まったく、よくとってましたねぇ。
──ほんとにいらないの?

そう僕が念を押したのは、彼が保存しておけばいいと思ったからだ。彼の父親
はアマチュア映画界では有名な映像作家で、キネマ旬報社が出していた「日本
映画監督全集」にも載っているほどの人である。子供の頃から、そのお父さん
の影響を受けているはずだった。

●半世紀前の映画好きの少女の姿が浮かんだ

その時、ドアが開いて子供たちの声が聞こえ、バタバタと女の子がふたり走り
込んできた。その後から奥さんと年配の婦人が入ってきた。その婦人が奥さん
のお母さんだった。奥さんの実家が近く、奥さんと子供ふたりはそこから帰っ
てきたのだ。「こちら、ソゴーさん。この映画雑誌を引き取ってくれる人」と
紹介される。

それから、しばらくお母さんの思い出を聞いた。六十歳をいくつか過ぎたくら
いだろうか。年代から推し量ると、そこにある映画雑誌やプログラムは彼女の
十代から二十代にかけての思い出の品である。「ローマの休日」「白昼の決闘」
「雨に唄えば」「王様と私」…などなど、ハリウッド全盛期の映画ばかりだ。

その頃の映画に関する思い出話を聞いている時、目の前にいる上品な婦人がど
んどん若返り、五十年前の姿になるようだった。僕は、颯爽と日比谷の映画街
を歩いている十代の若い娘を思い浮かべた。

自宅へ帰ってすぐに、僕はもらってきた資料の整理を始めた。まず、プログラ
ムやパンフレット類は「アメリカ映画」「ヨーロッパ映画」「その他」に分類
した。「その他」に入れたのはアニメ映画やドキュメンタリー映画、それに日
本映画だった。日本映画のプログラムは8冊しかなかった。五十年前の若い女
性も、やはり日本映画より洋画が好きだったようだ。

さすがにアメリカ映画は多くて140冊あった。当時はヨーロッパ映画も多く輸
入されていたから、こちらも48冊あった。フランス映画とイタリア映画が多い
が、イギリス映画やドイツ映画もけっこうある。僕は分類したもののタイトル
と主演俳優のリストをエクセルに打ち込んでいった。

プログラムの分類と整理が終わると、映画雑誌の整理とリスト作りを始めた。
最も古いのは1951年4月号の「映画の友」だった。僕は、まだ生まれていない。
編集長はもちろん淀川長治である。表紙はヴァージニア・メイヨだった。

一番新しい映画雑誌は1958年2月号の「スクリーン」だった。1951年から1958
年までの8年間が、おそらく映画に夢中だった時代なのだ。その後、結婚した
のかもしれないし、仕事が忙しくなり映画から足が遠のいたのかもしれない。

どの年も一年間すべてそろっているものはなかったが、1955年の「スクリーン」
は1月号以外の11冊があった。1956年の「スクリーン」の欠番は12月号だけで
ある。おそらく、最も熱心に映画を見ていたのは、この2年間なのだろう。

1955年の「スクリーン」の表紙は、エリザベス・テイラー、シルバーノ・マン
ガーノ、ダニー・ロバン、ミッシェル・モルガン、グレース・ケリー、ジーン・
ピータース、シド・チャリシィ、ジーナ・ロロブリジーダ、ジェニファー・ジ
ョーンズ、フランソワーズ・アルヌール、レスリー・キャロンといった女優た
ちが飾っていた。

──映画雑誌は「スクリーン」が46冊、「映画の友」が11冊、「スター・スト
ーリィ」が1冊。プログラムはアメリカ映画が140冊、ヨーロッパ映画が48冊、
その他に日本映画やディズニー・アニメのものが20冊。リストを打ち出したも
のを休み明けに渡すから、お義母さんに渡してくれるかな。

エクセルにデータを打ち込んだ後、僕はそう電話をした。そのリストを見て懐
かしい気持ちにでもなってくれたら、お礼代わりになるかなと僕は思った。

●あなたがどんな青春を送っていたのか

50年前の映画雑誌やプログラムを整理しながら、僕が思い出していたのは倉本
聰が書いた「前略おふくろ様」の大滝秀次のシーンだった。そして、そのシー
ンで話されたセリフだった。

東京で板前修業をしているサブ(ショーケン)は、親戚の海ちゃん(桃井かお
り)に頼まれて海ちゃんの父親に会いにいく。海は父親が若い女と再婚しよう
としていることを嫌悪し「死んだお母ちゃんが可哀想よ」と泣く。彼女は再婚
をやめさせてくれとサブに頼む(というような話だったと思う)。

サブは上京してきたおじさん(大滝秀次)と会う。「海ちゃんが死んだおばさ
んが可哀想だって…」というようなことを言うと、大滝秀次は例の泣きながら
怒るという絶妙の演技を見せる。その一生懸命さが滑稽なのだが、いつの間に
か哀愁が漂い出し見る人をしんみりさせるのである。

──子供たちがあいつを可哀想だって…、あいつらなんか何もわかっちゃいな
い。知りゃしない。あいつが若い頃、どんなにきれいだったか…、私と初めて
会った頃、どんなに可憐だったか…、あいつが何を考えていたのか、私に何を
言ったのか、誰も知らないんだ…

記憶で書いているだけだが、大滝秀次はそのようなことを言う。彼がどれほど
死んだ妻を愛していたか、若い頃に出会い何十年も一緒に生きてきたことの意
味、その絆、妻に死なれ若い女にうつつを抜かしていることの切なさ、そんな
言葉にならない様々な想いが大滝秀次の全身から伝わってくる。

──前略おふくろ様。おじさんはステキです。考えてみれば、俺はあなたの青
春も、若い頃のことも…、若い頃、あなたがどれほどきれいだったか、どんな
恋をしたのか、何も知らないわけで…

これも記憶だけで書いているのだが、そのようなことをサブはナレーションで
囁くように言うのだ。「北の国から」を見たことがある人はジュンのナレーシ
ョンをショーケンの声に置き換えてもらえばよくわかると思う。

人は目の前の人がどんな青春を送ってきたかなど考えもしない。自分の父親や
母親が若かった頃のことなど想像もしない。だが、自分に過去があるように人
にもそれぞれの過去があり、記憶がある。子供の頃の思い出があり、青春時代
がある。

僕が高校生の頃、一度だけ、母は昔見た映画のことを口にした。「暖流」とい
う映画だった。1939年(昭和14年)の松竹映画だ。佐分利信と高峰三枝子、そ
れに水戸光子が出た。ある病院に建て直しのためにやってきた事務局長と院長
令嬢、貧しい看護婦の三人が織りなす恋模様を描いたメロドラマである。

その話を聞いた時、まだ十代で(ということは生意気で)、フェリーニやアン
トニオーニやゴダールこそが映画だと思っていた僕はハナからバカにした。母
親に思い出の映画があることが意外だったし、映画から何かを感じることなど
ない人間だと思っていた。

だが、そんな反応をした十代の己を今の僕は恥じる。15歳で働きに出たばかり
の母は、おそらくたまの休みの日に友だちと映画を見にいったに違いない。実
家への仕送りでほとんどなくなる給金の中から貯めた小遣いで映画を見、甘い
ものを食べるのが母の唯一の楽しみだったろう。

中国で行われている戦争が激しくなっていた頃だ。漠然とした不安が乙女の心
を浸蝕していたかもしれない。だが、母は銀幕の中で展開するロマンスに心を
解放されたのだ。何もかも忘れて物語に浸った。だから、その映画は母にとっ
て思い出の一本になった。それから三十年の後、生意気盛りの息子にふと洩ら
すほど記憶に焼き付けられたのだ。

お母さん、あなたの青春も、若い頃のことも…、若い頃、あなたがどれほど溌
剌としていたか、どんな夢を抱いていたか、どんな人生を望んでいたか、どん
な人に憧れていたか、どんな恋をしたのか、時には耐えられないほどのさびし
さや悲しみを抱えていたのか、僕は何も知らないわけで…

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
花粉症が出始めた。目が痒い。そう思っただけだ「耳、かゆい~」と駄々をこ
ねる「神々の深き欲望」の沖山秀子のシーンが甦る。すべて映画に結びつく私
の記憶を何とかしてほしい。

旧作が毎週金曜日に更新されています
http://www.118mitakai.com/2iiwa/2sam007.html

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■イベント案内
今日から「フォトエキスポ2004」
<http://www.photoexpo2004.com/ >
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会期:3月19日(金)~3月21日(日)10:00~17:00
会場:東京ビッグサイト
・入場事前登録ただいま受付中(今回の入場には必ず登録が必要となる。入場
事前登録に申し込みすることで、受付での登録が不要になり、すばやく入場で
きる。Web上からの入場事前登録はフォトエキスポ2004の最終日前日まで受け
付けている)入場無料。
・写真のチカラ「フォトコレクション100」入賞作品は会場内で展示される。
1~2日目公開審査、3日目審査結果発表)
・テラウチマサトのスライドエキシビションなど、多彩なイベント情報はサイ
トを参照。

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■展覧会案内
藤原新也の聖地 旅と言葉の全軌跡
<http://www.daimaru.co.jp/museum/schedule/tokyo/ >
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会期:3月18日(木)~30日(火)10:00~19:30 最終日17時
会場:大丸ミュージアム・東京(東京都千代田区丸の内1-9-1 大丸東京店12
階 TEL.03-3212-8011)
入場料:一般800円、大高生600円、中学生以下無料
内容:写真家・思想家・評論家・小説家と多彩な顔を持つ藤原新也さん。イン
ドから始まった軌跡と藤原新也の全体像を、立体的に表現。約200点の写真作
品と共に、文章のパネルや作品集・旅のテーマごとの構成、DVDの放映などに
より、メッセージ性の高い、藤原新也の世界を展覧する。

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■展覧会案内
スター・ウォーズ サイエンス アンド アート
<http://www.StarWarsMuseum-east.jp/ >
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会期:3月20日(土)~6月20日(日)9:00~17:00 金20時 土日祝18時
月休(3/22・29・4/5・5/3は開館)
会場:国立科学博物館(東京都台東区上野公園7-20)
入場料:一般・大学生1400円(前売り1400円)小中高生700円(前売り500円)
前売り券詳細:ハローダイヤル03-5777-8600

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■展覧会案内
インフォメーションアートの想像力展Vol.2
<http://www.syabi.com/ >
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会期:4月3日(土)~18日(日)10:00~18:00 木・金は20:00まで 月休
会場:東京都写真美術館 地下1階・映像展示室(東京都目黒区三田1丁目13番
3号 恵比寿ガ-デンプレイス内)
内容:伝達の技術に価値を置く時代から、情報そのものに価値を見い出す「情
報の世紀」の中で、視覚・聴覚・言語による表現はどのような想像力を持つこ
とができるのか。この問いにこたえるため、「インフォメーション・アート」
の創造を目指す大学や学生が参加し、その新たな発見を展示するイベント。
観覧料:一般500円、学生400円、中高生・65歳以上100円

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■セミナー案内
WAO!定員制の「Web特別セミナー」
<http://www.dccwao.com/statics/school/schoolguide/shinjuku/shinka/seminar.ht
ml >
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<主催者情報>
6ヶ月で実現「進化したWebデザイナーへ」日時:3月22日(月)19:30~21:00
参加費:無料(予約が必要です)
場所:デジタルクリエイターカレッジWAO!東京校(新宿)
TEL.03-5381-0155 JR新宿駅南口徒歩5分
講師:株式会社サイトフォーディー 代表取締役 隈元章次(現在WAO! WEBコー
スディレクション担当)
内容:戦略的WEBデザインとは?
今回のセミナーでは、マーケティング知識・企業戦略を踏まえた商業デザイン
設計を、ユーザーの心理に基づき行う方法に触れる。『導線』を機能させ、目
的を達成させるためのサイト構築・・・・Webデザインの最前線より、「真のW
ebデザイン」の意味を問う。ぜひ会場へおいでいただき、「WEB業界の最先端
の声」をお聞きください。
参加申し込みは 電話03-5381-0155(WAO!東京校)
メールtokyo@dcc-wao.co.jp または上記サイトから

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■セミナー案内
JPC ウェブ・パブリッシング委員会定例セミナー
「アクセシビリティを確保した中・小規模サイトの管理手法」
<http://www.jpc.gr.jp/ >
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<主催者情報>
日時:4月8日(木)13:30~17:30 ※13:00~受付開始
会場:アップルコンピュータ 48Fセミナールーム
参加費:JPC会員・団体会員無料、一般10,000円(税込)
内容:Webコンテンツのアクセシビリティガイドラインが、JISの高齢者・障害
者等配慮設計指針として今年JIS化される見込みである。JIS規格に敏感な大企
業はもちろんのこと、地方自治体から中小企業までWebアクセシビリティを意
識したサイト制作と管理を求めるクライアントが急増している。今回、JIS化
の対策としてウェブアクセシビリティについて知っておくべきポイントを押さ
え、Web制作の立場からどのように対応すべきかをソフトウェア・ガイドライ
ン・管理手法の三つの視点から取り上げる。

・プログラム
13:30~14:30「WebアクセシビリティのJIS 化のポイント」
ソシオメディア株式会社 植木真氏
14:30~15:30「アクセシビリティを確保するための制作ノウハウ」
アンカーテクノロジー株式会社 森川眞行氏
15:45~16:30「アクセシビリティチェックと管理」植木真氏
16:30~17:30パネルディスカッション「知らないでは済まされないWebアクセ
シビリティ」モデレータ:JPC理事 白旗保則
パネリスト:植木真氏、森川眞行氏

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■サイト案内
BroadStar【ブロードスター】グランプリ他、各受賞作品発表
<http://www.broadstar.jp/prize/index.html >
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3月12日に「BroadStar Award 2004」が開催された。このイベントでは、イメ
ディオが運営している【BroadStar】に2003年2月~2003年12月までに応募のあ
った347件からグランプリ他、各賞が発表された。現在サイトで、受賞作品を
掲載しているが、グランプリ「tough gui!」の発想と表現は群を抜いて新しい。
特別賞2作のドラマも笑える。おすすめです。

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■特報・セミナー案内
デジクリ主催「デジタルクリエーション大学院セミナー」開催!

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主催:デジタルクリエーターズ
内容:グラフィックデザイナー、イラストレーターの海津宜則さんによる
Adobe Illustrator、Photoshopをツールとした総合デジタルクリエーション・
セミナー。
日時:4月9日(金)13:00~17:00
会場:大阪・メビック扇町
対象:原則として、大学や専門学校、その他で教育に携わる方に限る。
受講料:10,000円~5,000円(受講者数による変動制)最少催行人数12名、こ
のときの受講料は10,000円、20名で7,500円、定員30名に達したときの受講料
は5,000円。先着順、4月5日正午締切、それ以前に定数に達したとき締切。
申し込み・問い合わせ:デジクリ編集長あてにメールください。個別に対応し、
講義内容などをお知らせします。また受講者数、受講料金額は毎週月曜日に個
別に報告します。
問い合わせ先:tdo@green.ocn.ne.jp サブジェクトは「大学院セミナー」

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■編集後記(3/19)
・一昨日の午前のことだが、上空から降ってきた物体がテラスを掃除していた
妻の背中を直撃した。それは大きなじゃがいもだった。マンションの上階の方
から、いくつも落下してきたのだ。テラスに激突して砕け散ったものもあり、
かなりの勢いで落ちてきたのだろう。妻が言うには、そのとき上のほうから子
供のふざける声が聞こえたそうだ。さっそく管理人室のスタッフが上階を戸別
訪問して調べたが「犯人」は見つからなかった。妻の背中は打撲で紫色になっ
ていたが、一日くらいで痛みはなくなったそうだが、ショックは大きかったよ
うだ。じゃがいもだったからたいしたことなかったが、植木鉢だとか金属なん
かが落ちてきたら命にかかわる。じゃがいもだって、幼児の頭にでもあたった
ら死んでしまうかもしれない。マンションの一階での暮らしが楽ちんだと思っ
ていたが、とんでもない危険もあることを実感した。この「事件」は掲示板に
も張り出され多くの人が知ることになったが、いまになっても「じつは家の子
が……」なんて名乗り出る人はいない。危険物といえば、ベランダにBSやCSの
アンテナをつけることは絶対禁止事項で、掲示板で警告もされているが、それ
でも頑として取り外さない家も数軒。共同住宅暮らしも問題が多い。(柴田)

・ユーゴー書店や日比谷花壇の店員さんのすることって、商売としては当たり
前だとは思うんだけど、最近そういう店員さんは少なくなったから目立つんだ
よな。/「(パーツ商品番号のメモ書きを見せながら)何々が欲しいんですが
……」「ありません」「……」ということが増えた。次のアクションをこちら
から要求しないと店員さんは動かない。「えーとお取り寄せできますか」「え、
ああ、お待ちください」(店長に相談。店長が出てくる)「お取り寄せですか」
(メモ書きを見せ説明する)「少々お待ちください。(カタログを取り出す)
ああ、これなら別メーカーから同じものが出ていますよ。こちらです」/乾電
池4個パックを1つ買った。精算した後、レジの横に同じ電池の2個パックがワ
ゴンに入っているのを見つけた。4個パックよりも2個パック2つのほうが安い。
期限も同じくらい。レジ係が特売品くらい覚えていてもいいんじゃないかと思
うんだが。                       (hammer.mule)

<応募受付中のプレゼント>
SOHO起業家として生きる 1489号
Web Designing 2004年4月号 1489号

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/ >

編集長     柴田忠男 <mailto:shibata@dgcr.com >
デスク     濱村和恵 <mailto:zacke@days-i.com >
アソシエーツ  神田敏晶 <mailto:kanda@knn.com >
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アシスト    吉田ゆうみ <mailto:yoshida@days-i.com >

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