[1569] いちご白書はもう聴かない

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1569    2004/07/23.Fri.14:00発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 18676部
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  <こんな軽装で登山してる女にどこが心得があるように見えるねん!>

■映画と夜と音楽と…(221)
 いちご白書はもう聴かない
 十河 進

■かりん島 
 「ライスボール with ピクニック 大山・阿夫利神社編<後編>」
 北川かりん

■イベント・展覧会案内
 shockwave.com AWARD2004
 The Second Stage at GG 奥原しんこ展

■ブックガイド&プレゼント 
 Mac OS X Server 10.3 実践ワークグループ&インターネットサーバ構築



■映画と夜と音楽と…(221) 
いちご白書はもう聴かない

十河 進
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●明け方まで呑んで歌っていた頃

もう10年以上も前のことになってしまった。二十世紀の終わりを、人々がまだ
ほとんど感じていなかった頃のことだ。バブル景気が続いていた記憶はないが、
現在ほどの不況感はなかった。僕はすでに四十になっていたが、今から思えば
若く、活動的だった。

映像作家のかわなかのぶひろさんに連れられて新宿の飲み屋を何軒もハシゴし、
明け方まで呑んでいたのもその頃のことだった。「青年、青年」とかわなかさ
んは僕のことを呼んだけれど、かわなかさんから見ればひとまわり下だったし、
見かけが若く見える方だったから、そう呼ばれたのだろうが、もう青年ではな
かった。

その頃、僕はビデオ雑誌の編集部にいた。その雑誌の巻頭記事で、イメージ・
フォーラムを主宰しビデオ・コンテストの審査員も多くやっていたかわなかさ
んのインタビューをし、その後、一緒に呑みにいくことになり、どういうわけ
かひどく気に入られたのだった。

もっとも、かわなかさんは忘れていたが、僕はそのずっと以前にかわなかさん
と会っている。新宿ゴールデン街のバーのカウンターだった。僕が呑んでいる
と、かわなかさんが入ってきて隣に腰を下ろした。その店は、赤木圭一郎のお
姉さんの店だったから、話題はいきおい日活映画になる。

どういう話の流れだったか忘れてしまったが、かわなかさんは「きみの年代な
ら『紅の流れ星』だろう。俺の頃は『赤い波止場』だ」と言い出し、「海が呼
んでるぜ~、空は青空さ~」と歌い始めた。「紅の流れ星」は渡哲也主演で石
原裕次郎の初期作品「赤い波止場」をリメイクした映画だった。

●活動家の女性が歌った「いちご白書をもう一度」

インタビューの後で呑みにいった時、かわなかさんは造形大の教授になったこ
とを打ち明けた。かわなかさんは「中卒の教授なんて、俺くらいのものだろう
なあ」と感慨深げに言った。「いや、少年感化院に入っていた教授も珍しいか
もしれない」と付け加えた。

その日、ふたりともかなり酔った頃、僕は昔、かわなかさんに会い、ふたりで
渡哲也の「無頼」のテーマを歌った話を持ち出した。「そうか、青年。これか
ら歌いにいこう」とかわなかさんは言い出し、いきつけのカラオケ・バーに僕
は付き合うことになった。

かわなかさんがかなりのカラオケ好きだと、その時に知った。それからは、呑
むと必ず最後はカラオケになった。オンチだからと尻込みする僕にも無理矢理
かわなかさんはマイクを握らせる。僕は、かわなかさんに気を遣って、いつも
日活映画の主題歌を歌った。裕次郎、旭、哲也、圭一郎である。

ある日、「青年、一晩中、歌い明かそうじゃないか」とかわなかさんが提案し
た。「はあ」と僕は答える。「いいじゃない」と、当時、かわなかさんがよく
連れて呑んでいた若い女性が賛成した。若いと言ってもかわなかさんに比較し
てであって、僕よりいくつか年上のようだった。その女性が、もうひとりの女
性を呼ぶという。

「彼女はゴリゴリの活動家よ」とその女性が言った。やっぱり…と僕は思った。
その女性の言動から、彼女がいわゆる全共闘世代だと僕は踏んでいた。やって
くるという彼女の友人がゴリゴリの活動家なら、間違いなくその世代だ。その
友人は今でもセクトにカンパをしているという話だった。

その夜、カラオケボックスで僕らは夜明かしした。やってきたゴリゴリの活動
家の女性は始発電車をめざして歩きながら、歌い足りなかったのか、カラオケ
の歌詞カードには絶対に載っていない「ワルシャワ労働歌」を歌った。いや、
歌う前に「仕上げに、ワル労、歌うわ」と豪快に言い放ったものだった。

  暴虐の雲 光を覆い     敵の嵐は吹き荒れる
  ひるまず進め 我らが友よ  敵の鉄鎖を打ち砕け

僕は彼女の「ワル労」を聴きながら、先ほどのカラオケルームで彼女が「いち
ご白書をもう一度」を歌ったことを思い出していた。すごく懐かしそうだった。
どっぷりと歌の世界に浸っていた。カラオケの映像には、デモに出た男女が機
動隊に追われて逃げるシーンや、髪を切って就職する男をじっと見送る女のシ
ーンなどが流れた。

●「いちご白書をもう一度」がヒットした秋

「いちご白書をもう一度」がヒットしたのは、1975年のことである。荒井由美
の作詞作曲である。8月に発表になり、その年の秋にヒットした。その頃にな
ると、学生運動などをやっている人間はもうひどい流行遅れになっていた。し
かし、まだまだ内ゲバは激しくて、時々、新聞を賑わしていた。

1975年の春、僕は「いちご白書をもう一度」の歌とは違い、元々、そう長くも
なかった髪のまま会社員になった。スーツはもちろんネクタイもしなくていい
会社だった。ジーパンで出社している先輩はいくらでもいた。それでも自分が
社会人になったことで、学生時代を遠い昔のように感じていた。

その年の秋、僕は結婚した。阿佐ヶ谷に住み、近所には学生時代の仲間たちが
いて、週末には彼らと夜明かしで呑んだりしたが、それでも過ぎてしまった学
生時代は戻ってはこなかった。南阿佐ヶ谷の近くにあった友人のアパートから
酔っ払って青梅街道を這うようにして帰りながら、僕は自分が確実に何かを失
ってしまったのだと感じていた。

そんな頃、「いちご白書をもう一度」がヒットした。阿佐ヶ谷の商店街を歩い
ていると流れてきたりするのだった。聴きたくもない歌だった。その追憶とノ
スタルジー、別れた彼女を懐かしみながら自分を憐れむような歌詞が大嫌いだ
った。学生運動の挫折を売り物にする感覚が許せなかった。

だが、その歌は、元々、それほど知られていたわけでもなく、まして名作でも
なかった「いちご白書」という映画を一躍有名にしてしまった。「いちご白書」
は見ていなくても「いちご白書をもう一度」という歌は好き、という人々が増
えたのである。

「いちご白書をもう一度」の歌詞に「雨に破れかけた街角のポスターに過ぎ去
った昔が鮮やかに甦る」という部分がある。僕は逆だった。「いちご白書をも
う一度」を聴いて、過ぎ去った昔を…、「いちご白書」という映画を…、そし
て、ひとりの少年のような女優を想い出したのだ。

●「いちご白書」が公開された18歳の秋

「いちご白書をもう一度」という歌が追憶する過去は、たった5年前のことで
ある。「ストロベリー・ステイトメント」という原題をそのまま訳して「いち
ご白書」というタイトルにした映画が封切られたのは、1970年9月26日の土曜
日だった。

封切りの一週間前に出た夕刊の新聞広告には、ラストシーンで警官隊にバリケ
ードから排除されるふたりの写真が大きく扱われ、「引き裂かれたふたり、哀
しみを通りこし、とめどなく流れる私の涙は、怒りのラストシーンそのもので
す」とOLの大川さんのコメントが80級くらいの活字で組まれていた。

学生のコメントを出すとあまりに直截すぎると考えたのだろうか、OLのコメン
トにしたのは学園紛争の話と言うより、学園紛争を背景にした悲恋物語として
売りたかったからに違いない。その広告の中には「現代のロミオとジュリエッ
ト」という言葉が使われていた。

しかし「いちご白書」の封切りの前日、70年9月25日には東京教育大生リンチ
殺人事件で中核派の5人が逮捕されている。内ゲバやリンチが頻繁になり始め
た学生運動の退潮期に、皮肉にもこのコロンビア大学の学園紛争の挫折を扱っ
た映画は公開されたのだった。

1970年にはすでに、高揚期の学生運動がノスタルジックに語られ始めていた。
どんなテーマでも当たるとなれば儲けのネタにしてしまう商魂たくましいハリ
ウッドである。「いちご白書」は、大学紛争の高揚期を懐かしむ世代に向けて
作られたのである。

●少年のような女優に恋をした

バリケード封鎖の中を描いた映画はいくつかあるが、「いちご白書」はその代
表的なものだろう。論争がある。対立がある。同世代だけの一体感がある。若
い男女が寝起きを共にするのだから恋愛があり、セックスがある。主人公も好
きな女の子がいながら、肉感的な女の子の誘惑に負けて寝てしまう。

「いちご白書」は大学紛争を背景にした普遍的な青春映画なのである。「ビッ
グ・ウェンズデー」がサーフィンを背景にした普遍的な青春映画であり、「ア
メリカン・グラフィティ」が週末のガールハントを背景にした普遍的な青春映
画であるのと同じように…

だから、「いちご白書」はある世代にとって忘れられない映画になり、ヒロイ
ンを演じたキム・ダービーは忘れがたい女優になった。僕もそんな世代のひと
りだった。

僕がキム・ダービーを初めて見たのは、「いちご白書」の前年に作られたジョ
ン・ウエイン主演の「勇気ある追跡」だった。流れ者の雇い人に牧場主の父親
を殺されたしっかり者の少女マティ・ロスは、片目で飲んべえの連邦保安官コ
グバーンを雇い、同じ犯人を追っているテキサスレンジャーと一緒に追跡の旅
に出る。

生意気でこまっしゃくれていて、まるで少年のようで、それでいて礼儀作法を
わきまえたレディとして振る舞おうとするマティ。不作法まるだしの男たちふ
たりとのギャップやカルチャーショックなどが映画にほのぼのとした雰囲気を
与えていた。

そのマティが自分と同じ年頃で、アメリカの大学に通う少女として登場してき
たのだ。18歳の僕には、自分と等身大に思えるキム・ダービーという女優が身
近な存在に思えたものだった。僕は彼女に恋をした。だけど、キム・ダービー
は「傷だらけの挽歌」(1971年)を最後に日本のスクリーンから消えてしまう。

それから何年かが過ぎてゆき、僕の学生時代は終わった。僕は就職し結婚した。
そして、キム・ダービーに恋した一時期があったことなどすっかり忘れ果てた
頃、「きみも見るだろうか~いちご白書を~」という歌声が毎日のように流れ
始めたのである。

その歌は僕に「いちご白書」を見た頃の自分を想い出させた。キム・ダービー
という少年のような女優に恋をした日々を甦らせた。だが、その時、僕を襲っ
たのは「そんなものすべてを僕はなくしてしまった。すべて失ってしまったの
だ。僕はもうそれを懐かしむことさえできない」という深い喪失感だった。

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
この連載を引き受けてそろそろ丸5年になります。最初の頃はそうでもなかっ
たのだけど、数年前からはデジクリの長期の休みが待ち遠しくなりました。年
末年始、ゴールデンウィーク、そして夏休み…。早くこないかなあ。

デジクリ掲載の旧作が毎週金曜日に更新されています
http://www.118mitakai.com/2iiwa/2sam007.html

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■かりん島 
ライスボール with ピクニック 大山・阿夫利神社編<後編>

北川かりん
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前回道を間違えて、慌てて元来た道を疾走したところまでお話した。今までの
感動は何だったのか? というくらい、風景も見ずに走った甲斐あって、何と
か元いた下社まで辿り着いた。

もう一度境内に湧き出る霊水を水筒に詰め、山頂への道を探した。神社の少し
はずれに小さな門があり、その向こうに急な階段があって、人が集っている。
どうやらここから登るらしい。

なーんだ、階段をそのまま、登っていけばいいのかー、楽勝じゃーんと軽い気
持ちで登りはじめたが、この階段の急な事! しかも階段はほんの入口付近だ
けで、すぐにゴツゴツした山道に一転した。

神社詣での山道という事で、舗装された道を想像していた私はかなりナメた格
好で来ていた。普段着用のジーンズに、リュックがなかったので肩にかけるタ
イプのキャンパス地のトートバッグ。しかし、周りを見渡せば、足許はトラッ
キングシューズでみんな登山仕様だ。ピッケル片手の人までいる。

足を一歩あげる毎に玉のような汗が猛烈に吹き上げ、ジーンズ地に染み込んで
どんどん足が重くなる。肩に荷物をかけているため、両手がうまく使えずバラ
ンスがとれない。まだ歩きはじめて10分も経ってないというのに、私はすぐに
息が切れはじめた。

子供の頃はよく近所の生駒山に家族で登りに行ったが、考えてみれば、登山な
んて、社会人になってからした事あったろうか? 私は体のつらさと淡い郷愁
に満たされながら、ひたすら登り続けた。

やっと1/3ほど登ったところに、茶店というには全く簡素だが、プレハブに缶
ジュースなどを無造作に置かれた売店らしきものがあり、おじいさんが接客し
ていた。このじいさんはこんなとこまで毎日来て仕事してるのか! とびっく
りする。ここで休むともう動けなくなると思い、冷えたジュースを横目で見な
がら通り過ぎた。

売店を少し過ぎたあたりで前方に痩せこけたおじいさんがへたりこんでいる。
年配の夫婦が「おじいさん、大丈夫ですか?」と心配そうに声をかけていた。
近付くと、おじいさんのシャツの腕の部分が血で真っ赤に染まっている。おば
さんが、「バンドエイドなら持ってるんだけどねー」と困っていた。私はなぜ
か、本当に、なぜか、オキシドールを持っていた。ただ、もっと軽い傷に対処
する事を想定して持っていたのだけど...。

「大丈夫ですか? あのオキシドールもってるので、使って下さい」
夫婦は素晴らしい! と感嘆の表情で私を見上げ、「消毒してもらいましょう
よ」とおじいさんを説得した。この夫婦とおじいさんはどうやら赤の他人同士
らしい。

おじいさんは大した事ないから大丈夫と嫌がったが、私は無理矢理シャツをめ
くりあげた。そしたら! なんと直径10センチほど皮膚がベロンと剥けて、広
範囲に血が流れている。そりゃ、シャツも血だらけになるぞ!

予想以上の傷のひどさに失神しそうになったが、そうもいってられない。オキ
シドールをふりかけてみたが、何の役にもたってなさそうだ。おじいさんは嫌
がり、逃げようとするし、何とかしなくちゃ! と気持ちばかりあせる。

夫婦は、「この人は何か心得があるようだ! 任せましょう!」なんて、勝手
なことをいう。こんな軽装で登山してる女にどこが心得があるように見えるね
ん! と心でツッコミながらあたふたしていたら、さっき汲んだ霊水があるこ
とを思い出した。

「そうだ。水でまず傷口を洗いましょう」私は水筒を取り出し、おじいさんの
傷に水をふりかけた。そして、ティッシュにオキシドールをじゃぼじゃぼ浸し、
上から貼付け、持っていたタオルを包帯代わりにぐるぐる捲いた。

さっきの売店のおじさんが騒ぎを駆けつけやってきた。「おじいさん、97歳に
もなって無茶しちゃ駄目だよー。どうする? ヘリコプター呼ぶ? 昨日もヘ
リ呼んだんだよねー。携帯電話貸してくれたら呼んであげるよ」と言っていた。
97歳! そんなんでよく山に登ったなー!! とただただ、びっくりした。ヘ
リコプターなんか呼んだら大事だし、お金もかかるんじゃないかと思って、私
が付いて下まで送っていきますよと提案した。

そしたら、夫婦が自分達は下ってきたけど、あなたは今から登るんでしょ?
せっかく楽しみに来たんだから行きなさい。おじいさんは自分達が送っていく
からと言われ、私はそのまま登山を続ける事になった。私も結構つらかったの
で、下山できる理由が出来たと密かに喜んでいたが、やっぱり登らないと駄目
か……。

おじいさんは付き添われながら、山を下って行った。途中立ち止まって私をじ
っと見つめていた。何だか遠くから見ると、山の仙人みたいだな。

すれ違う相手と挨拶しながら進んでいく。途中山頂までまだまだですかねー?
と聞いたら、「僕が山頂からここまで下ってくるのに30分かかりました」と親
切に教えてくれ、大山の凄さを身体で実感した。でも、こんなにつらくても見
知らぬ人と気軽に挨拶して喋ったりする事で何だか心が癒された。

やっとの思いで山頂に辿り着いた。素晴らしかった! こんなに高いところか
ら街を見下ろしたのなんて久しぶりだ! 六本木ヒルズなんかから見るより断
然素晴らしい! だって肌に直接風が吹き付け、手を伸ばせば雲をつかめそう
だ。私は大きく伸びをして、お空にタッチした。

なんで休日に一人でこんな苦しい思いをして山なんか登ってんのかと、途中考
えたりしたが、こんなに素敵なご褒美が用意されてるからだったんだな。日帰
りの一人旅にしては、てんこ盛りの充実した一日を過ごせた。何だか病みつき
になりそうな気配です。

北川かりん
http://www.h3.dion.ne.jp/%7Etasu/index.htm

いつも「かりん島」を読んで頂いてありがとうございます。
オフ会すごく楽しかった! たくさんの方とお会いできてとっても嬉しかった
です。色々な方に読んで頂き、支えられ、とっても感謝しています。
さてさて、実は……しばらく……「かりん島」をお休みさせていただく事にな
りました。しっかり充電&文筆猛特訓の後、カムバック予定です。また、ネタ
を仕込んで皆様の前に参上したいと思います。
それでは、またお会いしましょう!

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■イベント案内
shockwave.com AWARD2004
<http://www.shockwave.co.jp/award2004/>
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今年で5周年を迎える、日本の新しいクリエイターの発掘と育成を目的とした
コンテスト。プロ、アマを問わず短時間で気軽に楽しめるゲーム、アニメーシ
ョンやショートフィルムなどのエンターテインメントコンテンツを幅広く募集。
入賞者は賞金以外にも、shockwave.comで作品デビューする機会あり。

テーマ:衝撃波的娯楽(ショートフォーム・エンターテインメント)
応募資格:プロ、アマ、個人、ユニットは問わない
作品資格:既発表は不問。ただし著作権が応募者のみに帰属しshockwave.com
のサイトで1年間配信可能な作品
応募要項:詳細はサイトにて
締切:2004年9月30日
賞:グランプリ1作品賞金100万円、一般投票賞1作品賞金10万円、審査員特別
賞1作品賞金5万円、マクロメディア賞1作品Macromedia Studio MX 2004
主催:アトムショックウェーブ株式会社
問い合わせ先:運営事務局(award@shockwave.co.jp)

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■展覧会案内
The Second Stage at GG 奥原しんこ展
<http://www.recruit.co.jp/GG/exhibition/2004/gg_0407.html>
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会期:7月26日(月)~8月5日(木)12:00~19:00 日祝休
会場:ガーディアン・ガーデン(東京都中央区銀座7-3-5 リクルートGINZA7ビ
ル B1F TEL.03-5568-8818)
内容:『ひとつぼ展』の卒業生たちの、その後の様子を伝えるための展覧会。
第12弾のイラストレーター・奥原しんこは、第13、16回グラフィックアート
『ひとつぼ展』(1999年、2000年)に入選した。今では、数本の雑誌の連載を
もち、絵本や装画の仕事のほかに、自己表現の場としてコンスタントに個展を
開催したり、海外のアートフェアにも声がかかるなど、若手を代表するイラス
トレーターの一人となっている。

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■ブックガイド&プレゼント
Mac OS X Server 10.3 実践ワークグループ&インターネットサーバ構築
<http://ssl.ohmsha.co.jp/cgi-bin/menu.cgi?ISBN=4-274-06569-3>
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著者:甲斐 穣
体裁:B5変型 416頁 
ISBN 4-274-06569-3
定価:4935円(本体4700円+税)
発行:2004年7月 オーム社刊

内容紹介:DTPやWeb等のワークグループによる制作環境の構築に非常に適して
いるMac OS X Serverですが、実際の設定(アカウントに関する設定は特に誤
りやすい)は、添付のマニュアルに頼るしかなく、UNIXやネットワークの専門
知識が少ないクリエイターには、GUIで設定が可能とはいえかなり敷居が高い
のが現状です。

そこで本書では、特に専門知識がない方でも、Mac OS X ServerのGUIの管理ツ
ール(「サーバ管理」と「ワークグループマネージャ」)を使いこなして、ワ
ークグループサーバやインターネットサーバの構築が行えるように、手順を追
って設定方法を解説しています。

Mac OS X Serverでは、GUIの管理ツールで設定が可能な項目を、あえて手動で
設定しようとすると、非常に高度なUNIXのノウハウが求められるところがあり
ます。本書では、手動での設定は、GUIのツールではサポートされていない事
項のみを扱っていますが、むしろ、GUIの管理ツールをしっかりと使いこなす
ことができる知識の習得に重点が置かれています。

そして本書は全編にわたり、日常業務のほかにサーバ管理業務に携わらなくて
はならない小規模オフィスの経営者やSOHOのクリエータの時間を無駄にしない、
必要最低限の知識をわかりやすくまとめ、随所に挿入したColumnやTipsなどで
応用知識も習得できる、という配慮がなされています。

全3部構成となっており、第1部では社内のワークグループサーバの構築、第2
部では、DNSサーバ、メールサーバ、Webサーバ、ftpサーバなど、業務に必要
な機能を備えたインターネットサーバの構築、さらにセキュリティ環境の構築
など、基本を押さえたサーバ構築と管理のノウハウがわかります。

そして第3部では、応用的な使い方をしたい方のためにも、インターネットサ
ーバの機能を拡張し、Webアプリケーションサーバとしての活用方法や、メー
リングリストの運用、ストリーミングサーバの構築など、Mac OS X Serverで
ここまで簡単にできてしまうということを実感していただける内容です。すべ
てのクリエイターにおすすめの一冊です。

●本誌をオーム社よりデジクリ読者3名様にプレゼント。
応募フォームをつかってください。締切は7月31日(土)14時。
当選者(都道府県、姓)はサイト上に8月上旬掲載予定です。
http://www.dgcr.com/present/20040723.html


<応募受付中のプレゼント>
『デジカメユーザーのための Adobe PhotoshopCS 活用術 for Windows』
『Dreamweaver 効率的サイトデザイン術』
『Smart Web Design』『Final Cut Proパーフェクトガイド』
すべて本誌#1567号。締切は7月28日(水)14時。

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■編集後記(7/23)
・とうとう歯を抜いてきた。下の奥歯の一本が割れていてこれは治らない、そ
こに細菌が入って悪さをするので、ほっとくと他の歯も痛めてしまうから抜い
てしまいましょう、でも悪いのは半分だけだから半分は残します、っていう手
術というか工事というか。口の中に糸ノコをつっこんで歯を半分切断するイメ
ージを描くとこわいが、実際は前に治療した歯だから、かぶせてある金属を取
り去って、残った歯を削ったり引き抜いたりして、けっこうあっさり終わった。
麻酔が効いているから痛くもないし、正直怯えていたんだけど、ちょっと拍子
抜け。でも、家に帰ってからじんじんと痛い。当然、当日はビールは飲んでは
だめといわれている。夜は血が出る、腫れる、痛い(いずれも、かもしれない)
と歯科医から言われていたので、なんか憂鬱でさっさと寝ちゃったのだが、と
くに痛いこともなく朝を迎えた。今日はその部分をチェックしてもらい、ビー
ルが飲めるかどうかが決まる。ご褒美に黒ビールという気分である。(柴田)

・銀行にいた頃、現金が合わない時に「足りないことよりも余ることのほうが
ダメなんだ」とよく言われた。お客様の手元に渡るお金が少なくなるからだ。
人間は得したことよりも損したことを覚えているものだし、信用をなくしてし
まう。もし余った場合、お客様をできるだけ探し出し、偉いさんらがお詫びし
に行っていた。郵便局は数が多いからある程度は仕方ないとは思うけれど、信
用回復頑張って欲しい。/マジョリカ マジョルカのサイトがカンヌ国際広告
賞で銀賞をとったんだって。               (hammer.mule)
http://www.shiseido.co.jp/mj/html/  お告げ鏡をゲットだ

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
リニューアル  8月サンタ
アシスト    鴨田麻衣子

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お友達にも是非お奨め下さい (^_^)/
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E-Magazine<http://emaga.com/>、カプライト<http://kapu.biglobe.ne.jp/>、
Macky!<http://macky.nifty.com/>、melma!<http://www.melma.com/>、
めろんぱん<http://www.melonpan.net/>、
MAGBee<http://magbee.ad-j.com/>、posbee<http://www.posbee.com/>、の
システムを利用して配信しています。配信システムの都合上、お届け時刻が
遅くなることがあります。ご了承下さい。

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