[1575] 藤原ヨウコウ「最初で最後のプライベートワークス展」

投稿:  著者:  読了時間:30分(本文:約14,500文字)



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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1575    2004/08/02.Mon.14:00発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 18687部
情報提供・投稿・広告の御相談はこちらまで mailto:info@dgcr.com
登録・解除・変更・FAQはこちら http://www.dgcr.com/regist/index.html
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   <やっぱり京都に隔離しとくべきやったんとちがうかなぁ……>
   
■デジクリトーク
 藤原ヨウコウ「最初で最後のプライベートワークス展」
 井上佳子(藤原ヨウコウのヨメ)

■展覧会・イベント案内
 「スチームボーイ・19世紀ロンドン」展
 「ブロードスター」、夏休みエンコード無料キャンペーン実施中
 高校生対象 ケータイムービー制作コンテスト「クリエイター甲子園」

■ブックガイド&プレゼント
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 おしえて!! FLASH MX 2004 ActionScript
 HTML&CSSマスターブック
 萌える法律読本 ディジタル時代の法律篇





■デジクリトーク
アートの殿堂、ミュゼオピクトリコがこの夏、謎の館に???
藤原ヨウコウ「最初で最後のプライベートワークス展」

井上佳子(藤原ヨウコウのヨメ)
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デジクリ読者の皆様、こんにちは。暑い日が続きますね。本日は、東京は青山、
神宮外苑前、多彩なアーティストの作品展を数多く催してきたミュゼオピクト
リコに、暗雲がたれこめてきた……というお知らせです。

いや、でも、これは天気予報とちがいますよ。そう、なんと、この夏、あの、
あの、あのミュゼオピクトリコに、恐ろしくも忌まわしい、そして、妖気的か
つ耽美な画風で知られる装幀挿絵画家・藤原ヨウコウが登場! 青山といえば
墓地、墓地といえばお化け、お化けといえば藤原ヨウコウなので、今回の人選
と場所は、まさにうってつけ。今やおしゃれな街のイメージが先行する青山の
一角で、狂気と恐怖の異空間が堪能できるのも、なかなかに珍しかったり、迷
惑だったり。

とはいうものの、これはイラストレーターを目指す人に人気の雑誌「コミッカ
ーズ」(株式会社美術出版社刊)がプロデュースする作品展の第3回目にあた
るもの。ああ、怖いもの知らずの集合体。しかも、会場では、京都在住の作家
本人に会えるチャンスもあるというから、一応、期待度100%……ということ
に、しておこうかな?

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藤原ヨウコウ展 AH[a:]Art&Haiku
Yowkow Fujiwara's private & Last works improvised by
Kiichiro Kurasaka's Haiku,2003-2004

会期:8月17日(火)~8月30日(月)11:00~20:00 土日祝休業
ただし初日は15:00~20:00、最終日は11:00~17:00
主催:株式会社ピクトリコ
協力:株式会社美術出版社「コミッカーズ」

・オープニングレセプション 8月17日(火)18:00~19:30
・スペシャル ・イベント(ゲストあり・詳細は下記)
 8月21日(土)17:00~
特にイベントにつきましては、会場スペースの問題上、入場者数を制限させて
いただく可能性がございますので、詳しくはミュゼオピクトリコまでお問い合
わせください。

ミュゼオピクトリコ
東京都港区北青山2-7-25 神宮外苑ビル2F TEL.03-3796-2563
(地下鉄銀座線 外苑前駅3番出口より徒歩1分)
http://www.pictorico.co.jp/mp/
--------------------------------------

株式会社ピクトリコは、優れたインクジェットプリントメディアの開発で超・
有名、光沢紙やフィルム類はもちろん、水彩紙や布地、キャンバスなど、まさ
に多彩なメディアが揃えられており、その中でも、微妙に表情の異なる、さま
ざまな種類の用紙が用意されています。そこにプロフェッショナルなオペレー
タが、最大限の注意をもって出力してくださるわけですから、それだけで、も
う十分に魅力あふれるプリントアウトができあがってくること、間違いなし!

そしてミュゼオピクトリコは、「クリエーターには創作工房、アート好きには
ミュージアムショップ」というキャッチコピーが示すとおり、通常のプリント
アウトだけでは満足できないという人たちのための素晴らしい環境が整えられ
ているほか、さまざまなアーティストの展覧会、そして複製画の販売を行うな
ど、まさに、プロの作家はもちろんのこと、アート大好き人間にとっては、魅
力いっぱいのギャラリー&ショップなのです。

とはいえ、「熱暴走する20世紀最後の夜行性肉食痩せぼーず型プランクトン
(絶滅稀少非保護動物)」と化した藤原ヨウコウは、どうやら、それだけでは
止まることができない様子……藤原ヨウコウといえば、ミステリ、SF、ホラー、
伝奇時代小説と、幅広い分野にわたる装画・挿絵で活躍中ですが、今回の展覧
会では、そういった旧作は一切ナシ! 全点、新作が並びます。

「過去に作ったものは気にくわん」というワガママ言いたい放題の末に会期を
一年遅らせるという、人としてどうかという理由なだけ……というのが、この
ぼーずのアホさ加減をものの見事に言い当てていると言えるでしょう。

それも、一年前から入念な打合せや準備が始まり、用紙やプリント、仕上げに
も、こだわりにこだわった末に、当初の意図を途中ですっかり忘れて制作され
たものが展示されるわけですから、かなりどうかというものです。

そして、汚れに汚れまくった藤原ヨウコウの仕事場、さらには、出身大学の造
形工房にまで進出してしまったという、なんだかな~というエピソードは、お
そらくは、普通のプリントアウトの展示ではないであろうということを存分に
想像させてくれるはず。

元々、手描きの線画をスキャナで取り込み、デジタルで彩色や加工を行なうと
いう手順をとっていた藤原ヨウコウではありますが、最近では、保育園に通う
娘の絵や、絵を描く姿にいたく感動し(?)、「人間が『もの』をつくるとい
う行為はこれや!」とばかりに、ドローイングはもちろんのこと、墨を用いた
殴り書き、オブジェ制作めいたことまで始める始末。

基本がおかしい人なので当然まともなことになる訳もなく、さらには完成作の
評価は全て3歳の娘任せ、という無責任極まりない状態。いや、また、これが
厳しいんだわ、3歳児!

はてさて、こういった藤原ヨウコウの動向は、今回の個展に、どのように反映
されているのでしょうか?
実に危険です。恐ろしいです。忌まわしいです。アホです。
一言で言えば、鯨を襲うミジンコです!
ワケわからんわいっ!!!

でも、おそらくは、展覧会場にまで足を運ばない限り、肌で感じることのでき
ない、『もの』の空気は確かに存在しそうです(本人曰く「思ったほどではな
かった」そうですが……)。

そして、「AH」という、なんとも意味不明な個展のタイトル……ここには「た
め息」や「嘆き」「叫び」など、諸々の音の意が込められているとともに、意
外なことに、なんと「アート」と「俳句」の頭文字を合わせた、地口(駄洒落)
にもなっているのです!

というのも、今回、展示される作品は皆、藤原ヨウコウが敬愛する作家であり
俳人でもある倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう)氏の俳句に触発されて制作
されたものなのです。装幀挿絵画家として活動するだけではなく、テキストと
ビジュアルを有機的に結びつけていくビジュアルノベルの分野にも積極的に取
り組み、成果をあげている藤原ヨウコウならではのコラボレーション企画とい
えるでしょう。

ちなみに個展のタイトルも倉阪氏が命名。命名するだけならともかく、それを
良シ、とするミュゼオピクトリコもどうかと思いますが、この二人の狂気にあ
てられては、それも仕方がないことかも。

倉阪氏といえば、幻想かつ怪奇に満ちた物語世界の綴り手として高い評価を受
けている人物で、精力的に作品を執筆&発表中。藤原ヨウコウの代表作「こと
のはの海 カタシロノ庭」(SFマガジン・2002年1月号~2003年12月号掲載・
早川書房)は、月替わりで21名の作家を迎え、藤原が毎回異なったビジュアル
で応じるという企画連載でしたが、倉阪氏もまた、『世の終わりのための音楽』
という、素晴らしい掌編を寄せてくださっています。

わずか17文字の俳句と侮るべからず。そこには無限の物語と、読む人々の心根
を揺るがすようなイメージの数々が込められているのです。倉阪氏の句の存在
があってはじめて、今回の個展は成り立ったわけでして、互いに異なったフィ
ールドながら、綺想に富んだ言葉とビジュアルの相乗効果は楽しみかつ、ちょ
っとコワイかも~。残暑の季節にぴったりの展覧会、是非是非、ご来場くださ
い!

そして、8月21日のイベントには、なんと、その倉阪氏も来場! 藤原が即興
で絵を描き、それに対して、倉阪氏が即興で句を詠んで応じるという前代未聞
のコラボレーションのようなことが、ミュゼオピクトリコ会場内でなされる予
定です。一体、どんな作品が生み出されるかは謎の謎、その日、その場にいな
ければ見ることはできません。何しろ本人達が何も考えていないのですから。
「行けばどうにかなるやろう」という極めて不謹慎かつ無責任な企画なので、
どう転ぶか予測不能。

さらにイベント当日のスペシャルゲストには、作家・田中啓文(たなか・ひろ
ふみ)氏が乱入決定! 田中氏もまた、SF、ホラー、ミステリなどジャンルを
超えた活躍を続ける気鋭の小説家なのでありますが、同時に、なんとサックス
歴20年以上の奏者でもあり、日本でも有数のアマチュアジャズビッグバンド
「ユナイテッド・ジャズ・オーケストラ」のメンバーで、CD「ニュー・シネマ・
パラダイス/ユナイテッド・ジャズ・オーケストラ」(CASBA)を発表してい
ます。

但し、田中啓文氏のテナー・サックスは「スカトロ、ゲテモノ、ゲロ吐き、何
でもありの作風同様、オガーオガーッと凄まじいもの。おれはコンサート会場
で子供がひきつけを起こしたように泣き出したのを目撃している。要するに顔
文一致、じゃなかった音文一致である。」と関西在住のSF作家にしてジャズ・
マニアの堀晃氏を嘆じさせた凶悪極まりない音。予習しておくことを強くお奨
めします。参考書は『蹴りたい田中』(ハヤカワJA文庫・早川書房)。

あわせて『銀河帝国の弘法も筆の誤り』(ハヤカワJA文庫・早川書房)も参考
にされるとモア・ベターです! あ、もちろん「ニュー・シネマ・パラダイス」
もね。え? 「ニュー・シネマ・パラダイス」の買い方が分からない? 
Googleで「ニュー・シネマ・パラダイス/ユナイテッド・ジャズ・オーケスト
ラ」を検索してください。ちゃんと見つかります。

今回のイベントでは、ファラオ・サンダース・フリークなスクリーム・トーン
全開のテナー・プレイヤーとして参戦、音(?)と絵(?)と句(これだけは
確実)が織りなすパフォーマンスまがいのことが行われます。

え? 意味が全然分からない? Googleで検索して調べてください。調べても
分からんやろうなぁ……。もしくは近所のサックス吹きに……聞いても分から
んような気もするなぁ……。じゃ、近所の自称クリエイターに……もっと分か
らなくなるんやろうなぁ……。

ともかく、それぞれにおかしな面々が忌まわしくも脱力できる世界を紡ぎ出し
ていく貴重な瞬間、そして、他にも、親交のある作家・アーティスト・フォト
グラファーなどが飛び入り参加する可能性も……滅多に見ることのできない見
世物ですぞ。

でも、小さなお子さまや、怖いものが大嫌い! という方は、どうぞ避けて通
ってくださいな。なにせ暗雲たれこめる謎の館なわけですから、どんな出来事
に遭遇するやらわかりません。蝋人形にされるかもしれません。怪しいサーカ
スに連れ去られるかもしれません。鈍器で殴られるかもしれません。夜、怖い
夢にうなされるようなことになられても、当方としては責任は負いかねます。

え? そんなことはもうこんだけ読めば分かる? エラい物わかりのエエお方
さんどすなぁ……あんたさんは……あ、いつぞやはエラいお世話になりまして。
え? フジワラは全然変わってない? 「三つ子の魂百まで」言いますからな
ぁ、どう転んでもあの人はああいうアホな人ですわ。

そら、並大抵の苦労違いますえ。おまけに子供出来てから、頭、ぼーずにして
もうて。娘にいたっては、あの人がぼーずキレイに剃るたんびに「おとぉさん、
頭キレイ」とか言うて、きゃーきゃー、はしゃぎながら、あたまペチペチする
し、それだけならまだしも、保育園でも、あの頭で熱狂的なファンを獲得した
りするし(但し園児のみ)……。

もう気の落ち着く暇もありませんねん。え? もういいから先続けろ? ああ、
すっかり忘れてましたわ。もうどうでもいいんですわ、こんな個展。ホンマに
この個展のおかげでどんだけ苦労したか。こっちはこっちで仕事あんのに「あ
れせぇ、これせぇ」いうて、エラい迷惑。挙げ句の果てには……うだうだくだ
くだ(以下5時間愚痴が続く)

はあ、気を取り直して。

それはともかく展覧会のサブタイトルに「プライベートワークス」とはっきり
銘打っているだけあって、普段の書籍装幀の仕事からは全く窺い知ることので
きない、藤原ヨウコウの別の一面が、そこには確かに存在しています。

もちろん、藤原ヨウコウならではの、濃密かつ異様な空気を放ちまくる危険な
品(物理的に本当に危険なので要注意)も決して少なくはないのですが、同時
に、「え、こ、これが藤原の作品?」とばかりに、目玉がひっくりかえってし
まいそうな、愛らしい小品もご用意いたしております。一服の清涼剤とでも申
しましょうか。暗黒ワールドに目がくたびれたときには、そういったものの前
で、ほっと一息、お和みいただくこともできますよ。

こういうほっこりできるもんばっかり描いてたら、もう少し儲かるかもしれへ
んのになぁ……。意外とうまいんやけどなぁ……。
娘も喜んでるし……。
教育間違えたなぁ……。
忌まわしい絵ばっかり描きやがって……。
だからいつまでたっても家計が楽にならへんねん……。
せやのにマーズ何たらとか、セシル何やらとか、いうてはCD買うてきよるし…
…。家の中でサックス吹くは、バスクラ吹くは……。
たまらんで、ほんまに……うだうだくだくだ(以下15時間愚痴が続く)

おっとっと。

それくらい、いつもとは雰囲気の異なる作品群、さらには、今回のミュゼオピ
クトリコでの個展をステップとして、藤原ヨウコウは、新たな創作活動への一
歩を踏み出す予定です。その先駆けともいえるこの展示、倉阪鬼一郎氏の俳句
の魅力とあわせて、じっくり味わっていただければ幸いです。

もちろん、今回の作品展のために、どれほど、ピクトリコのスタッフの方々が
苦労されたかも、存分に味わっていってください。ああ、聞くも涙、語るも涙。
というのは出力担当の方だけで、実はスタッフの中のある方は面白がって、ア
ホを増長させていたそうな。

気の毒に……。朱に交われば何とか、いうけど……。
すんまへん、全部、フジワラが悪いんどすぅ。
なんというか、もう一人で抱えきれんぐらいの怪電波が脳みそまわってるみた
いやし……。
おまけに、ぼーずやから障害物無しに電波発信しよるからなぁ……。
免疫がある人はエエねんけど、今回みたいにいきなりやとなぁ……。
やっぱり京都に隔離しとくべきやったんとちがうかなぁ……。

この場をお借りして、今回の展覧会のために人柱になっていただきました多く
の方々に心から御礼申し上げたい……と、怪奇の主・藤原ヨウコウが、合掌し
ております。ぼーずなだけに説得力あったりして(←ないない)どっかで使っ
てたネタやなぁ……。

そんなわけですので、残暑の続く8月下旬、少しばかり、心身を冷やすために、
是非是非、アートなお化け屋敷(?)におでかけください。外にでたときは、
きっと、涼し~い気分になってますよ。もちろん、ミュゼオピクトリコでは、
あなたの心を存分に癒してくれる、他のアーティストによる素敵な複製画の販
売も行っておりますので、そちらの方も楽しんでいってくださいね。

……って、こんな紹介で楽しめるかっ!
ていうか、人、集まらへんやんかっ!

■イベントゲスト 作家プロフィール倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう)
1960年1月28日、三重県上野市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒、同大
学院日本文学専攻中退。印刷会社勤務後、98年6月から文筆専業。1987年『地
底の鰐、天上の蛇』(幻想文学会出版局)でささやかにデビュー。97年『百鬼
譚の夜』で再デビュー。98年『赤い額縁』(幻冬舎)で長篇本格デビュー。以
後、多彩な作品を発表するかたわら、俳句(同人誌「豈」所属)・翻訳・エッ
セイなども手がけている。秘書は黒猫のぬいぐるみのミーコ姫。主な著書に、
『The End』(双葉社)、『十三の黒い椅子』(講談社)『四重奏』(講談社
ノベルズ)、『十人の戒められた奇妙な人々』(集英社)、『ブラッド』(集
英社文庫)など。

田中啓文(たなか・ひろふみ)
1962年大阪生まれ。神戸大学卒。1993年長篇『凶の剣士』が集英社ファンタジ
ーロマン大賞に佳作入選して作家デビュー。1998年『水霊 ミズチ』が日本SF
大賞候補となり、一躍注目を集める。現在はSF、ホラー、ミステリなどジャン
ルを超えた活躍を続ける。2001年『銀河帝国の弘法も筆の誤り』(ハヤカワ文
庫JA)の表題作で星雲賞受賞、2003年には『忘却の船に流れは光』(ハヤカワ
SFシリーズJコレクション)で日本SF大賞候補となる。最新刊『蹴りたい田中』
(ハヤカワ文庫JA)イベント欄で紹介したように、サックス歴20年以上の奏者
としても活動中。

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■展覧会案内
「スチームボーイ・19世紀ロンドン」展
<http://www.muf.jp/exhibit/2004_04/index.html>
───────────────────────────────────
会期:7月24日(土)~9月5日(日)10:00~22:00 
会場:六本木ヒルズ森タワー 森アーツセンター内50F 森都市未来研究所
(東京都港区六本木6-10-1)
入場料:一般600円、高大生500円、4歳~中学生300円 六本木ヒルズ大展望台
割引セット券(一般1800円、学生1300円、子供800円)
内容:映画「スチームボーイ」に描かれる19世紀ロンドンに着目し、この時代
の産業、技術、都市、建築をキーワードに、映画の世界観をより詳しく紹介す
る。「スチームボーイ」背景画など約150点を公開、特別編集版「スチームボ
ーイ」(ハイビジョンシアター)、蒸気機関のおもちゃたち、メイキング映像
など。

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■イベント案内
映像作品発表サイト「ブロードスター」、夏休みエンコード無料キャンペーン
実施中
<http://www.broadstar.jp/info/encode/>
───────────────────────────────────
クリエイターに作品発表の場とビジネスチャンスの場を提供する「BroadStar」
では、短編映画・アニメーション・ミュージッククリップ・Flash・Shockwave
作品などあらゆるジャンルの映像・ゲーム作品(予告編等でもOK)を募集して
います。

BroadStarは、単なる作品発表だけでなく商談システム機能も提供しているの
で、企業とクリエイターを結ぶビジネスマッチングが可能。全ての登録作品は、
Webサイト上で順次公開。公開後、投票・審査により優秀と認められた作品を
表彰します。

募集内容:あらゆる映像・映画・動画・Flash・Shockwave作品を募集。作品の
ジャンル、発表・未発表は問いません。応募点数に制限はありません。
応募資格:プロ、アマ不問。日本在住者に限る。
募集期間:随時募集
応募方法:Webサイト上から作品を直接アップロード。
※ただいま、夏休みエンコード無料キャンペーン実施中!8月31日(火)まで
は、郵送受付も可能。

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■イベント案内
高校生対象 ケータイムービー制作コンテスト「クリエイター甲子園」
<http://www.dhw.co.jp/un/>
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<主催者情報>
デジタルハリウッド大学(認可申請中)が、KDDIの協力で、ケータイムー
ビーコンテストを開催。審査には、「銀河鉄道999」の漫画家・松本零士が、
加わるほか、優秀作品はauのEZwebで作品が紹介、さらに渋谷スクランブル交
差点の大画面QFRONTでの上映権も。ケータイムービーの作り方がわから
ない方も大丈夫。制作セミナーに参加して、自分だけのオリジナルムービー制
作にチャレンジしよう。

テーマ:「あなたの想い」
応募資格:高校生(グループ・団体可、20歳以下でも可)
審査基準:自分の気持ちや魅力をわかりやすく表現、企画・内容・クオリティ
等の様々な視点から優秀作品を選出します。※公序良俗に反するものは不可。
作品資格:未・既発表不問。著作権が応募者のみに属すること。デジハリ、KD
DIに属する媒体およびQFRONTでの作品発表が可能であること
応募要項:詳細はサイトにて
締切:8月31日(消印有効)
主催:デジタルハリウッド大学
問い合わせ先:TEL.0120-823-422

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■ブックガイド&プレゼント
ノンデザイナーズ・タイプブック
<http://book.mycom.co.jp/book/4-8399-1497-4/4-8399-1497-4.shtml>
───────────────────────────────────
著者:Robin Williams
体裁:B5変型判 216ページ
定価:1,890円(税込)
ISBN4-8399-1497-4
発売日:2004年7月20日 毎日コミュニケーションズ刊
内容:最近のデザインでは英語の語句が一般的に使われますが、そういうデザ
インに必要なタイポグラフィーのルールとテクニックを具体的な例でわかりや
すく解説した本です。また、可読性と可視性など日本語の文字組にも応用でき
るような考え方もたくさん入っています。ノンデザイナーズ・デザインブック
の姉妹書でやや専門的。

●本誌を毎日コミュニケーションズよりデジクリ読者2名様にプレゼント。
応募フォームをつかってください。締切は8月10日(火)14時。
当選者(都道府県、姓)はサイト上に8月中旬掲載予定です。
http://www.dgcr.com/present/20040802-1.html

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■ブックガイド&プレゼント
Flash MX 2004マスターブック for Windows & Macintosh
<http://book.mycom.co.jp/book/4-8399-1444-3/4-8399-1444-3.shtml>
───────────────────────────────────
著者:杉原正人
監修:福田友美
体裁:B5変型判 296ページ
定価:2,520円(税込)
ISBN4-8399-1444-3
発売日:2004年7月16日 毎日コミュニケーションズ刊
内容:本書では、個人で運営しているサイトを想定して、よく使う機能を手順
に沿って丁寧に解説しています。ActionScriptについてもわかりやすく解説し
ます。Flash MX 2004 をこれから使いたい、使ってはみたものの十分に使いこ
なせていない、そんなユーザーのためにおすすめの一冊です。

●本誌を毎日コミュニケーションズよりデジクリ読者2名様にプレゼント。
応募フォームをつかってください。締切は8月10日(火)14時。
当選者(都道府県、姓)はサイト上に8月中旬掲載予定です。
http://www.dgcr.com/present/20040802-2.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ブックガイド&プレゼント
おしえて!! FLASH MX 2004 ActionScript
<http://book.mycom.co.jp/book/4-8399-1427-3/4-8399-1427-3.shtml>
───────────────────────────────────
著者:森巧尚、komachan
体裁:B5変型判 280ページ
定価:2,520円(税込)
ISBN4-8399-1427-3
発売日:2004年7月16日 毎日コミュニケーションズ刊
内容:本書は、ActionScriptにはじめて挑戦する人と、トライしたけど「難し
い」と思ってしまった人のための手引き書です。イラストと会話によるわかり
やすい解説と、ゲームを主体にした楽しい作例を使って、ActionScriptの基本
からレベルアップのためのテクニックまでを教えます。本書を片手に、Action
Scriptを始めましょう!

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応募フォームをつかってください。締切は8月10日(火)14時。
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■ブックガイド&プレゼント
HTML&CSSマスターブック
<http://book.mycom.co.jp/book/4-8399-1435-4/4-8399-1435-4.shtml>
───────────────────────────────────
著者:森理浩
体裁:B5変型判 224ページ 
定価:1,995円(税込)
ISBN4-8399-1435-4
発売日:2004年7月16日 毎日コミュニケーションズ刊
内容:Webページを記述するHTMLと、スタイルを設定するCSSのしくみ、記述の
しかたといった超基本的なことから一歩ずつマスターしていきます。「手打ち」
経験のない人も、何となくわかっているけど…という人もHTML&CSSをしっかり
理解できる一冊です。

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応募フォームをつかってください。締切は8月10日(火)14時。
当選者(都道府県、姓)はサイト上に8月中旬掲載予定です。
http://www.dgcr.com/present/20040802-4.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ブックガイド&プレゼント
萌える法律読本 ディジタル時代の法律篇
<http://book.mycom.co.jp/book/4-8399-1555-5/4-8399-1555-5.shtml>
───────────────────────────────────
著者:プロジェクトタイムマシン
体裁:A5判 304ページ CD-ROM付き
予価:2,100円(税込)
ISBN4-8399-1555-5
発売日:2004年7月29日 毎日コミュニケーションズ刊
内容:一般の人にも分かりやすく「著作権」を解説した大好評の書籍「コンピ
ュータユーザのための著作権&法律ガイド」を大幅にリニューアル。今話題の
逆輸入CD規制や著作者・消費者無視の著作権法改正に加え、誰もが気になるCD
のバックアップや音楽著作権の疑問にズバリお答えします!

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応募フォームをつかってください。締切は8月10日(火)14時。
当選者(都道府県、姓)はサイト上に8月中旬掲載予定です。
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『HTML コンパクトリファレンス』『Mac OS Xで創るDVD』
『Windowsショートカットキー ハンディブック』
『Mac Fan GarageBandマスターブック』
『かくれた文字をさがせ! 3Dの不思議な動物園』
以上、すべてデジクリ#1574号。締切は8月6日(金)14時です。

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■編集後記(8/2)
・また図書館から借りた本を3冊一気読み。肥留間正明「勝新役者バカ一代」
(1997)、勝新と彼を育てた永田雅一の破天荒な一代(お約束の表現だねえ)
を綴るもので、期待通りおもしろかった。芸人のばかな話はたいていおもしろ
いけど。「勝新太郎年譜・出演作品全リスト・名言集」付きだが、ファンでも
ないので、これをチェックしてDVDを見るとかいうことはない。室積光「ドス
コイ警備保障」(2003)は、廃業した力士たちの再就職先として設立された株
式会社の奮闘記。「都立水商!」と同じように、ちょっとした(ありえない)
アイデアでものにしたユーモア小説(って、ジャンルまだあるのか?)。あま
りに調子よくって、そんなにうまい話があるかと言いたくなるが、文句なくお
もしろく気持ちイイから、まあいいでしょう。そして、鈴木光司「神々のプロ
ムナード」(2003)、これは主人公が謎に迫っていくプロセスはおもしろく、
壮大なストーリーを期待しながら読んだが、終わってみると腹が立つ以外の感
想はない。壮大どころか、しょぼい話だ。あちこちに散りばめた伏線らしきエ
ピソードは結局使われず終いだし、最後の1章で種明かしされる内容のつまら
ないことといったら。明らかな失敗作で、こんなものを書籍化した勇気は買う
(笑)。作者はこの小説になんと8年かけたという。物語の構想を練り、連載
を始めようとした矢先、オウム事件が起こってしまい、そのまま書けば事件を
真似たあるいはヒントを得たと誹りを受けるのは必定、そこで予定のストーリ
ーを捨てざるを得なかったとあとがきで必死に弁解していたが、それを差し引
いてもあまりのお粗末に投げ捨てたくなったがこれは借り物、1900円も払って
買った人が気の毒でならぬ。というわけで、デジクリも夏休み突入。(柴田)

・JR西日本のCM。仲間由紀恵が「ICOCAで行こか」と親父なコピーを連呼して
いる。ICOCAとは関西版のSuicaのことである。新しいCMでは、そのICOCAが関
東でも使えるようになったと言うではないか。東京行きの新幹線の中でふと思
い出し、帰りに早速使ってみようと決めた。山手線ならエリア外なわけないだ
ろうと、ICOCAを取り出しかざすと、キンコーンという音とともに「使えない
よ」という表示が。なんでよ~と帰宅してから調べると実施は8月1日からであ
った。使ったのは7月29日。ああ恥ずかしい。/3日早朝からロンドンへ旅行。
上海に行った時もそうだったが、前日だというのにまだスーツケースの中はか
らっぽ。仕事に追われ用意できず。焦る。物より思い出。面白いことがありま
すように。                       (hammer.mule)
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