[1581] 空に心があるんなら

投稿:  著者:


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1581    2004/08/20.Fri.14:00発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 18532部
情報提供・投稿・広告の御相談はこちらまで mailto:info@dgcr.com
登録・解除・変更・FAQはこちら http://www.dgcr.com/regist/index.html
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

           <空に心があるんなら>
           
■映画と本と音楽と…(223) 
 パイロットを巡る冒険
 十河 進

■イベント、セミナー、展覧会案内
 映画『ローレライ』イベント
 第15回ART-EX オープンアトリエ
 ダメオDAHOMEY1967 Photographs by IRVING PENN
 「谷岡ヤスジの世界 展 ― 天才キャラクターだもんね!」
 奈良美智―From the Depth of My Drawer
 真鍋博展
 Webディレクション集中講座 in 大阪
 第19回ハンズ大賞



■映画と本と音楽と…(223) 
パイロットを巡る冒険

十河 進
───────────────────────────────────

●航空機ものというジャンルがある

車の運転を始めて十年が過ぎた。免許を取ったばかりの頃、深夜に走らせてい
るとコクピットの中にいるような錯覚に陥ったことがある。飛行機に乗るのは
苦手なのだけど、操縦をするのなら別の話だろうなあ、とその時には思った。

最近、実際にセスナを飛ばしている人の話をよく聞くが、自分で操縦できるよ
うになったら、昔、読んだ航空機小説がずいぶん違う印象を持って立ち上がっ
てくるだろうと想像した。僕がよく思い浮かべるのは、ギャビン・ライアルの
「最も危険なゲーム」だ。

これは二日酔いの主人公が飛行場をうろつくところから話が始まるが、彼は水
陸両用の中古ビーバーのオーナーパイロットで、いろんな仕事に雇われて糊口
を凌いでいるしがない男である。しかし、その侘びしさと「ボロは着てても心
は錦」という心映えがとてもよくて、僕は何度も読み返す。

水陸両用機のメリットは水路や海や湖や川などに降りられることだ。滑走路に
しか降りられない場合は、着陸場所を探すのが大変だろうが、空から見ると水
面は簡単に見つかるのではないだろうか。もっとも荒れた海など、想像するだ
けで着水はむずかしそうである。

飛行機は速くて便利だが滑走路がないと降りられないという制約があり、それ
が映画などではサスペンスを生み出す要素として使われてきた。航空機ものの
ジャンルというと「大空港」がヒットして以来、パニックものばかりになった。
僕はあまり好きではないのだが、一般的には受けるのだろう。

飛び立ったジャンボ・ジェット機に小型機が突っ込んできたり、機内では様々
な人間ドラマが展開されたりするのだが、破損したまま飛び続けてもいずれ燃
料がなくなって墜落するわけだから、絶対的なタイムリミットが設定され、限
られた時間の中ですべてを解決しなければならないサスペンスが生まれる。

時にはパイロットが死んでスチュワーデスが操縦しなければならなくなったり、
どこにも滑走路がなくてハイウェイに着陸したりする。どこにも降りられず、
登場人物の誰かが「そうだ、あそこに建設中のハイウェイがある」なんて思い
付いたりするのだが、そのアイデアの意外さが映画の肝になる。

建設中のハイウェイに旅客機を着陸させるというアイデアを使った最初の映画
は、たぶんアンリ・ベルヌイユ監督の「シシリアン」だと思う。ジャン・ギャ
バン、リノ・ヴァンチュラ、アラン・ドロンが出た暗黒街映画の大作だ。ハイ
ジャックした大型旅客機をどこに着陸させるか最後まで明らかにせず、うまい
どんでん返しだった。

●空に心があるのなら翼も夢を見る

ギャビン・ライアルは自らが戦闘機乗りだったからパイロットを主人公にする
といきいきし、「本番台本」の冒頭など、まるで自分が飛行機を操縦している
かのようだ。南米の某国の戦闘機が主人公が乗るダヴ機を挑発するのである。
主人公はしがない流れ者のパイロットに過ぎないのに…。

「本番台本」の原題は「SHOOTING SCRIPT」で、そのまま訳せば「撮影台本」
という意味である。この場合の「SHOOTING」は「撮影する」という意味と、お
そらく「撃つ」という意味をかけている。小説の中では何人もがシュートされ
て死んでいく。

カリブ海沿岸で空中輸送をして稼いでいる主人公は、ある日、ハリウッドのロ
ケ隊にやとわれる。主役はウォルト・ウィットモアという名前を付けられてい
るが、明らかにジョン・ウェインがモデルだ。主人公は空撮時の飛行機の操縦
と、映画の中に登場するダコタ機の操縦を依頼される。

しかし、話は南米某国の革命騒ぎに発展する。その国の空軍のチーフは、主人
公のかつての僚友で優秀な戦闘機乗りである。主人公は旧式のダコタを駆って
最新鋭のジェット戦闘機と対決する羽目になる。その描写がすこぶるいい。プ
ロフェッショナル同士の闘いという感じである。

南アメリカに流れたアル中気味のパイロットを主人公にした冒険小説では、デ
スモンド・バグリィの「高い砦」も僕は好きだ。もうずいぶん前に出た小説だ
が、出た時に福永武彦が朝日新聞で絶賛した文章を書いていた。あの小説を悪
く言う人には会ったことがない。

航空機パニックものとしては、昔、双葉十三郎さんに「最近、何か面白いミス
テリはないですか」とうかがった時に「あれはいいですよ」と薦められたトマ
ス・ブロックの「超音速漂流」(文春文庫)は、読み出したらやめられなくな
った。

日本でパイロットを主人公にした物語というと、僕には若き石原裕次郎が主演
した中平康監督の「紅の翼」しか思い浮かばない。原作は、確か菊村到だった。
芥川賞作家だが、サスペンス小説に秀作の多い人である。「紅の翼」も日本に
は珍しい航空冒険映画で、主人公のパイロットは自らの飛行技術だけで悪漢と
闘う。

余談だが、僕はカメラマンの丹野清志さんと呑むと必ず一緒に「紅の翼」のさ
わりを歌う。その冒頭の詞はとてもいい。

  空に心があるんなら
  翼も夢を見るんだぜ

うーん、たまりません。「青い空~ 白い雲~ 紅の翼」と裕次郎の歌声が聴
こえてくる気がする。アニメーションの巨匠・宮崎駿も若き日に「紅の翼」を
見たのだろう。「紅の豚」というタイトルは「紅の翼」へのオマージュである
と僕は勝手に思っている。

●飛べない豚はただの豚である

宮崎駿の「紅の豚」には、随所に先行する映画や小説の記憶を刺激するシーン
がある。いや、宮崎監督が意図的にオマージュを捧げていると僕には思えるし、
様々な幸福な記憶を彼はすべて放出しているかのようだ。「となりのトトロ」
が少年時代の郷愁を描いたのだとすれば「紅の豚」は彼の憧れを描いている。

森山周一郎は「Shall We ダンス?」では草刈民代の父親役でちょこっと顔を見
せるが、元来、声優として人気のある人だ。ジャン・ギャバンなど渋い男優の
声を担当していたが、「刑事コジャック」のテリー・サバラスは嚆矢だろう。
その森山周一郎を主人公の声にすることから「紅の豚」は発想したのだと思う。

スタイリッシュ、ダンディズム…、男のかっこよさについて徹底的にこだわっ
た映画が「紅の豚」であり、その象徴が森山周一郎の声だった。公開前のテレ
ビCMだが、森山周一郎の声で「飛べねぇ豚は、ただの豚だ」と聞いた時、僕は
それだけで男のダンディズムを感じたほどである。

ただ、僕があまりにそのセリフに感じ入ってよく口にしていたものだから、ま
だ幼かった娘は日曜日にいぎたなく寝ている僕の布団をはねのけ、「飛べねぇ
豚は、ただの豚だ」と足で僕をつついた。はっきり言って、僕は深く傷つきま
した。

かつて憧れた幸福な記憶を甦らせるという意味では、「紅の豚」の冒頭シーン、
主人公が島の湖のように見える静かな入り江に水陸両用機を浮かべ、岸辺で昼
寝をしているところで僕は「最も危険なゲーム」を甦らせたものである。

ヒロインの造型も昔ながらの西部劇のようで、とても懐かしかった。姉御タイ
プの何でも包み込むような女性と、若く溌剌として自分の仕事に誇りを持ち、
男たちを叱りつける怖いもの知らずの少女、まるでジョン・フォード映画のよ
うだ。

そう、ジョン・フォードである。「紅の豚」のラストの延々と続く殴り合いは、
間違いなくジョン・フォードの「静かなる男」だ。周りではやしたて、お祭り
のように騒ぎまわる連中を含めて丸ごと「静かなる男」に捧げるオマージュに
違いない。

ただ、主人公を自ら望んで豚になった男にしたところが宮崎監督のセンスのよ
さだと思う。「狼生きろ、豚は死ね」とか「豚児」とか「豚に真珠」とか、否
定的で格好悪い象徴のような生き物である豚をダンディズムの極みのような存
在にしたことで、「紅の豚」は一筋縄ではいかない批評性を持った。

もちろんダンディズムを極めるためには、豚のパイロットとしての技術は抜群
でなければならない。プロフェッショナルなこだわりと技術を持たないダンデ
ィズムなんて単なる薄っぺらなカッコ付けでしかないのだ。通俗的な言い方だ
けど、中身のない奴にダンディズムは理解できない。飛べない豚は、ただの豚
でしかない。

数年前、メーカーの新製品発表会後の懇親会で広報部長と話をしていた。一部
上場の世界的な大企業の重役である。当時、五十代半ばだろうか、ダンディな
スーツを着こなし、話し方も自信にあふれていた。長いエリート・ビジネスマ
ンとしての人生が彼を作り上げてきたのだと僕は思った。

だからといって僕は反発したわけではない。それどころか、僕は彼の話しぶり
に好意を持った。彼がそれまでになる様々な苦労が、その人柄からうかがえた。
人は最初から最後までエリートコースを歩けるわけがない。半世紀以上も生き
ていれば屈辱にまみれることだってあるだろうし、死んでしまいたいと思うこ
とだってあったはずだ。

どういう話の流れか宮崎アニメに話題が転じた時、彼は「私は『紅の豚』がと
ても好きなのです。男のダンディズムとか、生き方の美しさとか、いろいろな
ことを感じさせてくれるのですが、その中でもやはり誇りの持てる仕事をしろ、
一流の技術を持て、と言われている気がするんです」と言った。

「飛べない豚はただの豚、ですか」と僕は応じた。

「あの映画を、私はちょっと不遇の時に見たものですから、ずいぶんと勇気づ
けられました」と言って、相手は照れたような笑いを浮かべた。

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
デジクリの夏休みはアッと言う間に終わった。原稿のストックができず、あわ
てて書いています。特に見るわけでもないのだけどオリンピックも始まったし、
何かと時間がないですね。

デジクリ掲載の旧作が毎週金曜日に更新されています
http://www.118mitakai.com/2iiwa/2sam007.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■イベント案内
映画『ローレライ』イベント
<SKIPシティ通信より>
───────────────────────────────────
樋口真嗣監督×フジテレビ・亀山プロデューサーが語る日本特撮映画 ~潜水
艦映画『ローレライ』の秘密のベールが今、明かされる~

日時:8月27日(金) 
会場:台場・シネマメディアージュ・シアター13にて3回実施
1回目 11:15~ 亀山プロデューサー&樋口監督のトークセッションで観る
『新幹線大爆破』
2回目 15:00~ 亀山プロデューサー&樋口監督のトークセッションで観る
『太平洋奇跡の作戦 キスカ』
3回目 18:00~ 亀山プロデューサー&樋口監督のトークセッションで観る
『日本沈没』
※各上映会ごとに、来年春公開予定の話題の日本初潜水艦映画『ローレライ』
の誰よりも早く、この上映会でしか見られないプロモーションフィルムを極秘
上映を実施!

各回の入場料:1000円
※各回のチケットをお求めの際は、
電話で購入 → 0570-02-9999(自動応答/Pコード:550-655)
インターネットで購入 → 電子チケットぴあ(http://pia.jp/t)にて検索
&購入
お店での直接購入 → 全国のセブンイレブン、ファミリーマート、サンクス
にて販売
・シネマメディアージュ・シアター13
http://www.cinema-mediage.com/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■イベント案内
第15回ART-EX オープンアトリエの案内
<大阪府立現代美術センターより>
───────────────────────────────────
英国(エジンバラ)より第15回ART-EXの招聘作家としてグレアム・トッド氏が
7月から来日しています。夏真っ盛りの大阪に降り立ち、はや2ヶ月。記録的な
猛暑をもろともせず、トッドさんは精力的に大阪の街を散策しながら9月の展
覧会に向けて制作に邁進中です。

そこで制作もはかどってきたところで一息入れて、改めて皆様にトッドさんご
紹介の機会をもうけたいと思います。トッドさんは自分で撮った写真や古い雑
誌から見つけた風景写真をもとに、風景画を描きます。大阪での滞在中に、四
天王寺さんの市で手に入れた1960年代の雑誌で見つけた風景をもとに描いた作
品もあるとのこと。

オープン・アトリエは、制作の現場にて作家を囲みながら交流する会です。ど
うぞお気軽にお立ち寄りください。
日時:8月26日(木)18:00~
sumiso(大阪市西区南堀江1-17-7 道頓堀倉庫 2F TEL.06-4390-5551)

●展覧会
会期:9月29日(水)~10月10日(日)11:00~19:00 最終日17時まで 会期中
休館日なし
会場:海岸通ギャラリー・CASO(大阪市港区海岸通2-7-23 TEL.06-6576-3633)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■展覧会案内
ダメオDAHOMEY1967 Photographs by IRVING PENN
<http://www.mingeikan.or.jp/>
───────────────────────────────────
入館料:大人1,000円、大高生500円、小中生200円
会期:8月21日(土)~9月26日(日)9:00~17:00 月休
会場:日本民藝館(東京都目黒区駒場4-3-33 TEL.03-3467-4527)
内容:アーヴィン・ペンが1967年に、VOGUE誌の仕事の合間に西アフリカダメ
オ(現ベナン共和国)で撮影した27点、未公開写真。
*本日現在、サイトに情報はない。確認してから行ってください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■展覧会案内
「谷岡ヤスジの世界 展 ― 天才キャラクターだもんね!」
<http://home.catv.ne.jp/hh/kcm/>
───────────────────────────────────
会期:6月15日(火)~9月26日(日)9:30~17:00 月休
会場:川崎市市民ミュージアム(川崎市中原区等々力1-2 TEL.044-754-4500)
入場料:一般500円、学生300円、中学生以下・65歳以上無料
内容:「鼻血ブー!」や「村(ソン)」のような独創的なリズム感あふれるギ
ャグ感覚と、「アサー!」の鳥に始まる奇想天外なキャラクターの造形に光を
当てつつ、代表作『ヤスジのメッタメタガキ道講座』『アギャキャーマン』
『ド忠犬ハジ公』などの、約200点の原画やパネル、意外と知られていないド
迫力のポスター類、あるいは「ガキ道講座」でセンセーションを巻き起こした
当時の『少年マガジン』など雑誌資料の展示によって、創作の秘密に迫る。
・シンポジウム「ヤスジはアートか???」
ゲスト:南伸坊、山下裕二、しりあがり寿
日時:9月23日(祝)14:00~
会場:映像ホール
料金:無料 定員:300名(当日先着順)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■展覧会案内
奈良美智―From the Depth of My Drawer
<http://www.haramuseum.or.jp/generalTop.html>
───────────────────────────────────
会期:8月11日(水)~10月11日(月)11:00~17:00 水20時 月休(9/20、10
/11開館)
会場:原美術館(東京都品川区北品川4-7-25 TEL.03-3445-0651)
入館料:一般1,000円、大高生700円、小中生500円(学期中の小中高生は土曜
日無料)
内容:初期の小品(1980年代)から最新作まで、ドローイング、絵画、写真、
立体、インスタレーションを展示。また、美術館のパーマネント・コレクショ
ンになる部屋も新たに作られる。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■展覧会案内
真鍋博展
<http://www.ejrcf.or.jp/gallery/>
───────────────────────────────────
会期:8月7日(土)~9月12日(日)10:00~19:00 土日祝18時 月休
会場:東京ステーションギャラリー(TEL.03-3212-2485)
入場料:一般800円、大高生600円、中小生400円円
内容:イラストレーターの先駆者の多彩な仕事を一堂に。SF、ミステリーなど
本の装丁のほか、近未来の社会を描いたイラスト、工芸デザインなど幅広い分
野の作品、書籍、資料から300余点を選んで「真鍋芸術」の楽しさを紹介する。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■セミナー案内
Webディレクション集中講座 in 大阪
<http://www.c-place.ne.jp/osaka/20040920.html>
───────────────────────────────────
<主催者情報>
日時:9月20日(月・祝)10:00~16:00(全1日・5H)
場所:大阪産業創造館5F 研修室B(大阪市中央区本町)
http://www.sansokan.jp/map/
講師:田口真行 (デスクトップワークス代表)
参加料:12,000円(税込)
定員:30名
対象:Webデザイナー・クリエイター、またはそれを目指す方、フリーランス
で活動したいと考えている方、SEO対策に興味のある方、企業のWeb担当で効率
的に改善したい方。 
カリキュラム:Webディレクション基礎編、実践編、応用編を一日で行います。
講師の田口氏は、現役のWebディレクター、プロデューサーでもあり講師経験
が豊富で、Webディレクターとしてプロジェクト管理をするための必要な知識
やテクニックを具体的に紹介し、わかりやすく解説します。また、講師が実践
してきたオリジナルSEO対策テクニックや、デザイン・ナビゲーションなどに
ついてもWebディレクターとして必要な、幅広い知識を得ることができます。
短期間で学んだことをすぐに実践できるとして好評な講座が、大阪で初めての
開催となります。主催:株式会社クリーク・アンド・リバー社 大阪支社 PEC

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■イベント案内
第19回ハンズ大賞
<http://www.tokyu-hands.co.jp/f_awd.htm>
───────────────────────────────────
主催は東急ハンズ。自由な発想でつくられたオリジナルで未発表の「手づくり
作品」。 ただし、審査会場及び作品展会場に搬入可能な作品に限る。年齢、
国籍、プロ・アマを問わない。一人で何点でも、グループや学校単位でも応募
できる。グランプリ1点100万円、準グランプリ2点50万円、そのほか各賞。応
募資料請求期間は8月2日(月)~11月22日(月)。募集受付期間は8月2日(月)
~11月30日(火)。


<応募受付中のプレゼント>
 「図解カラーマネージメント実践ルールブック2004-2005」#1578号
 締切は8月24日(火)14時。
 「Web Designing」2004年9月号 #1579号
 締切は8月26日(木)14時。
 「イラストを描く人のためのPhotoshop実践テクニック」#1580号
 締切は8月26日(木)14時。
 「図解カラーマネージメント実践ルールブック2004-2005」
 写真を楽しむ生活 438号 締切は8月24日(火)14時。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集後記(8/20)
・わたしも理事として運営に参加しているJPC(NPO法人日本パブリッシング協
会)が8月16日にメールマガジンを創刊した。記事は3つ、OSX委員会が必要な
ワケ、JPCセミナーレポート、セミナーのお知らせ。<さて、JPCは今後どうな
っていくのか? 時代の役目を終え消滅するのだろうか? どうやら、そうで
もないらしい。(--略--)というワケで「OS X委員会」を新設する。まったく
DTP黎明期と同じような話題がたくさんだ! カラーマネージメントはどうし
よう? 電子送稿はどうしよう? PDF-Xだろうか? 出版社の方々? とい
うことでJPCリバイバルだ! ユーザー一人では解決できないこと、ベンダー
一社では解決できないことみんなで解決しましょう!>と、猪股裕一理事長。
発表されて3年以上経つのにOSXへのシフトは進んでいない。まさしく、DTP黎
明期と同じように、OSXまわりにはいろんな話題がごろごろしている。それを
まとめていくのもJPCの仕事であろう。猪股さんはコラムの中で、既存のプリ
ンタでOS Xが使えないという問題を、あっけなく解決する方法を披露していて
興味深い。詳しくはメールマガジンを読んで下さい。「OS X委員会」が生まれ
たが、「フォント・組版委員会」は消滅した。その委員会はわたしが責任者で
あった時代もあるが、どうやらJPCでは今度こそ本当にお役目は終えたらしい。
そのうち余裕ができたらその方面にカムバックしたいと思うが……。(柴田)
JPCメルマガ購読申込はこちらから → http://www.jpc.gr.jp/jpc/mail/
・デジクリのトップページを見てね。ワケは聞かずに見てみましょー。

・翌日はバスの一日パス(2.5ポンド。500円くらい)を買って移動。路線番号
を見て、適当に乗って適当に降りる。乗り過ごしたら歩けばいいし、早く降り
すぎたら次のバスに乗ればいい。本当にバスは安いし便利。オックスフォード
通りはバスのラッシュ。乗用車はほとんど走っていない。乗降口がフリーで、
ストップしてもらいたければ紐をひく古いタイプのバスはあまり走っていない。
近々廃止されるそうだ。30度近くまで上がることってあまりないらしくクーラ
ーなし。自転車乗りは多く、ちゃんとヘルメットをかぶっているのが印象的。
飲食店は、室内はガラガラなのに外のテーブルは満席。時々「中はクーラー完
備です」という張り紙が見える。そのくらいクーラーが珍しいし、中はガラス
張りの温室効果で暑く、外で食べるほうが涼しい。夜は9時ぐらいまで明るく、
夏のロンドンは観光にうってつけ。ただし物価がばか高い。スーパーでの食料
品にはさほど差はないが、外食費が高い。日本の倍から3倍くらいの感じ。聞
くとバブルで毎年地価が20%ずつ上がっているそうな。   (hammer.mule)
http://www.dgcr.com/VB2004/  月曜日から

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
リニューアル  8月サンタ
アシスト    鴨田麻衣子

情報提供・投稿・プレスリリース・記事・コラムはこちらまで
                        
登録・解除・変更・FAQはこちら <http://www.dgcr.com/regist/index.html>
広告の御相談はこちらまで  

★等幅フォントでご覧ください。
★【日刊デジタルクリエイターズ】は無料です。
お友達にも是非お奨め下さい (^_^)/
★日刊デジクリは、まぐまぐ<http://mag2.com/>、
E-Magazine<http://emaga.com/>、カプライト<http://kapu.biglobe.ne.jp/>、
Macky!<http://macky.nifty.com/>、melma!<http://www.melma.com/>、
めろんぱん<http://www.melonpan.net/>、
MAGBee<http://magbee.ad-j.com/>、の
システムを利用して配信しています。配信システムの都合上、お届け時刻が
遅くなることがあります。ご了承下さい。

★姉妹誌「写真を楽しむ生活」もよろしく! <http://dgcr.com/photo/>

Copyright(C), 1998-2004 デジタルクリエイターズ
許可なく転載することを禁じます。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■