[1617] SOHOで食っていくこと

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1617    2004/10/14.Thu.14:00発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 18276部
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       <起業とか経営とかのアドバイス、大募集>

■子育てSOHOオヤジ量産プロジェクト(40)
 SOHOで食っていくこと
 茂田カツノリ

■デジクリトーク
 所幸則インタビュー(1)
 「ZOOM」とわたし

■デジクリニュース
 Multi-bitsがWeb上でフォントのシミュレーションとダウンロードを
 可能にした「Webフォントサービス」を開始

■デジクリレポート
 オリンパスイメージング、新製品 i:robeとm:robeを発表



■子育てSOHOオヤジ量産プロジェクト(40)
SOHOで食っていくこと

茂田カツノリ
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僕はSOHOという形で働いてるおかげで、子育ての時間が確保できてよかったの
だが、子供たちが赤ん坊の域を脱し多少余裕が出てみると、仕事のほうをもう
ちょっとうまくやらねば、という思いが強くなってきた。

最近思うのは、自分の限界なり制約なりを決めてしまうのは、他ならぬ自分自
身なのだということ。自分で「どうせ無理だ」と思ったことは、何があっても
実現しない。逆に自分の能力を信じ、もっと自分の器を大きくしようと意識す
れば、収入だってもうちょっと上がるはずだ(なのかな……)。

●「なんとなく」はダメだなあ

僕はいまでこそ妻と会社やったり本書いたりして一人前のように暮らしている
が、以前にもちょっと書いたとおり、かなりヘタレな20代を過ごしていた。

ある時期は時給800円のバイトで食いつなぎ、ある時期は今でいうNEETで、そ
うじゃないときはバンコクとかの日本人宿で沈没してるという、どう考えても
社会のお荷物な存在だった(今も荷物か)。

ちなみにそのころは、「自分は一生独身」と思ってたし、自分が子供持つなん
て全然まったく想像しなかった。親戚の集まりとかで「まだ結婚しないのか」
とか「定職に就け」とか言われて腹を立ててた(このあたりの話は近日)。

30歳になったころ独立し、最初は友達の事務所に居候させてもらってたが、執
筆の依頼が来てからは自宅にこもるようになり、その後ずっと自宅仕事のスタ
イルのまま来ている。

それで生活できてたし、好き放題旅行もできたし、結婚もでき子育てもできた
し、十分に幸福ではあったと思う。しかし仕事については、大きく二つほど反
省点がある(小さいのはたくさんある)。

ひとつは、「ちょっとラクしすぎたかな」という点。日常の中に、自分より無
能な上司と戦うとかいうのが全然なく、起きる時間も自由。昼間から映画見た
り酒飲んだり、長期の旅行にフラッと行ったりで、ずっとストレスとは無縁の
生活をしてた。実は自分でも、甘い人間になってしまったと感じてる。

もうひとつは「なりゆきで進んでしまった」点だ。パソコン書の著者にしても、
WebやCD-ROMの制作にしても、知り合い経由で依頼が来たから始めたことで、
自分で「こうなってやる」と思って進めたわけではない。

だから自分で営業というものをしたことがない。これを「自分から頭下げなく
ても仕事が来たのは、それに見合う能力があるから」などとプラスに考えるこ
ともできるかもしれない。

でもその結果、戦略を立ててその結果成功したり失敗したりという場数が、圧
倒的に不足したまま生きてしまった。要は「自分でこうしたいと考え、その計
画を推し進める」ではなく「来た仕事をこなす」という構造になってしまって
るのだ。

これはやっぱり、ダメだなあ。

いままではそれでなんとか生きて来られたが、来年40歳になるのでここで戦略
を変えよう、と思っている今日このごろなのだ。自分で作った目標や課題に向
かって、まっすぐに進む生活にしよう。

●仕組みを作る人と回す人

独立して仕事し始めたころから、周囲にはずっと「自分が動くのではなく、人
に働いてもらう構造を作らねばならない」と言われ続けてきた。

この考えは、僕はずっとイヤだった。理由はいくつかあるけど、要は労働する
人から搾取してるように思えたからだ。自分はちゃんと現場を踏み、ちゃんと
汗をかいていたいと思ったのだ。

初期の頃のWeb制作は、本当に最初から最後まで自分だけでできたから、それ
は面白かった。

でもね、現実にいまの自分らの仕事を見てみると、何の戦略もなく、会社とし
ての仕組みもない。「戦略を立てよう」「稼げる仕組みを作ろう」「新しいこ
とをしよう」といつも思ってはいたが、自分の時間は仕事でびっちり埋まるか
ら、何もできないまま時間だけ経つ。

ビジネスというものは当然、仕事を受注してこなすための仕組みが必要だ。仕
組みを作る部分というのにはそれなりに時間も労力もかかる。そしてもちろん、
できた仕組みを回すのもタイヘンだ。

いままではその両方を自分たちだけでやってきたわけだが、そろそろ「戦略を
立て、仕組みを作る」という部分に集中すべきだと思ってきたし、そうしたく
なってきた。

ということで方向性を変えようとしてるわけだが、相変わらず執筆とかで身動
きできない日々が続いちゃっている。この無限ループをなんとか脱して、まず
はいろんな人に会ってアドバイスをもらおう。

ということで、僕に起業とか経営とかのアドバイスしてもいいよっていう人、
大募集なのである。

●これから独立・起業する人へ

自分がやってみてわかったことなのだが、1人でやるのは気楽だからよくない。
だんだんダレてくるし、飽きてくる。

だから誰かの事務所に居候というのが良いスタイルのような気がする。あるい
は逆に、自分のとこに誰か居候してもらうか、必要性がさほどなくても、誰か
アルバイトに来てもらうようなことを考えるといいと思う。

小規模で地道にやるのも、ある程度大きく出るのも、苦労はたぶん一緒。どう
せなら大きな結果が得られるほうをめざそう。地道という心構えは大事だが、
それもビジネスの戦略あってこそ、である。

【しげた・かつのり】shigeta@amonita.com
Webプロデューサー/テクニカルライター、あるいはファイルメーカーPro7の
執筆を多数抱えて気が遠くなっているただの凡人。子育てSOHO生活を、心の底
から思いっきり楽しんでる。
仕事で追いつめらてたときに妙な夢を見た。Mac関係の友達大勢の中で、僕だ
け、どうしてもダブルクリックができないのだ。精一杯素早くやってるのに、
アイコンが「もそっ」っと動いて周囲から嘲笑が漏れたりで。なんだかなあ。

[有限会社アモニータ]
http://www.amonita.com/

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■デジクリトーク
所幸則インタビュー(1)
「ZOOM」とわたし
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「ZOOM国際写真展in 東京」(ZOOM International Photographic Exhibition
inTokyo)が、今週末の10月15日から始まります。この写真展に参加する所幸
則さんにいろいろ聞きました。

──「ZOOM」とはなんですか。

●「ZOOM」は今年30年を迎える国際的に評価の高い、イタリアの写真の専門誌
です。日本では入手が困難なため、名前は知ってるけどって人が多いんじゃな
いかな。

──展覧会の詳しい内容をおしらせください。

●フォトアートの最高峰、イタリア誌「ZOOM」の30年の歴史を代表的カバー写
真で辿るZOOM展。世界各国から招待されたアーティスト11人による作品展示
「国際写真家展」、それからゲスト写真家の講演会、ほかにも七五三、成人式、
記念写真からオーディション写真まで多彩な分野で活躍中のゲストアーティス
トに撮ってもらえる撮影ブースがあったり、写真を楽しむ人のために新しく開
発された技術の公開なんかもあるようです。

──面白そうなイベントですね。所さんはどこで参加されるのですか。

●「ZOOM」の表紙の展示と、国際写真家展で、15点ほど出展します。それから
ゲスト講演で10月27日(水)14:00~15:00、10月30日(土)16:00~17:00にお
話をさせてもらいます。

──国際写真家展の11人のアーティストというのは海外の方々ですか。

●ほとんどヨーロッパ、アメリカで活躍中の方ばかりです。面白いのが、世界
各地からっていうことと、ファインアート、フォトジャーナリスト、人物写真
家といったいろんなジャンルのカメラマンが集まってるってことです。

──たしかにバラエティに富んでいろようですね。そこに、所タッチの作品が
並ぶとなると他のアーティストとはまた違う世界がありそうですよね。今回は
どんな作品を出されるんですか。

●実はいま、これまで僕の作品を一挙にまとめて、僕の全集的な作品集として
発表する準備をしているところですが、そのなかから、ポートレイトと、天使
や妖精のファンタジー、そして新機軸となる最新作を数点を出展します。ファ
ンタジー一辺倒でないところが、いままでにないセレクトにもなりそうです。

──なるほど。そもそもどのような経緯で、所さんはZOOM展に参加されること
になったのですか。

●もちろん以前から「ZOOM」を沢山持っていましたし、知っていましたが、な
ぜかここ数年、日本で見なくなったので、どうしたんだろうと思っていました。
そこに突然、「ZOOM」の編集長のロザンナから僕のHPを通して、メールがきた
んです。僕の作品、たしかフランスの書籍で見たといって。だけどそれは曖昧
で、ドイツかイギリスなら心当りがあるって何度かメールでやりとりするうち
に、表紙と巻頭特集に抜擢されることなって。

──日本人の写真家の作品が「ZOOM」の表紙を飾ることはよくあるのですか?

●いままでに2、3人とか。僕ともうひとりは今回の12人の中に入っていますが、
刺青の写真で有名な柏木崇さん。このあいだ、この展覧会の打ち合わせではじ
めてご本人とお会いしました。今回の展覧会後には、「ZOOM」誌の日本版が出
るというお話もされていました。

──それは楽しみですね。本格的な写真誌が日本でも入手できるようになるな
んて。編集長のロザンナさんとは、「ZOOM」誌表紙の特集以降も交流があった
のですか。

●今年の5月にイタリア、ミラノに会いにいきました。あまりの歓迎ぶりにび
っくり戸惑いました(笑)。編集長の部屋には僕の「ZOOM」の表紙を飾った作
品は大きく飾ってあって、僕のファンだといわれるし、「ZOOM」で特集を組ま
れてからヨーロッパでは僕のファンがたくさん現れているんだともいわれまし
た。イタリア滞在の期間には、イタリア中のフォトグラファーが会いたくても
なかなか会う事ができないといわれている、超多忙なエージェントの社長に作
品を見てもらい、その場で契約を結ぶことになるし、個展をやるためのすばら
しいギャラリーのオーナーにも僕の作品展を僕の負担なしでぜひ企画したいと
言われるし、びっくりするような展開が待っていました。イタリア人の感情表
現は日本人とくらべて凄くおおげさという事は知っていますが(笑)、彼らい
わく「あなたはヨーロッパのレベルを遥かに越えている、自分を過小評価しす
ぎている」。どきどきわくわくしながら帰ってきました。

──それはすごい! では、所さんの気持ちもイタリアでの活動へと傾いてい
るのですか。

●そうですね。僕もちょっと決意しようかな、って。今後、もちろんすぐでは
ないですが、ヨーロッパでの活動がぼくの中心になるのかなっていうのは漠然
とありますね。まずはイタリアを含めて、ヨーロッパでの個展が目標です。

──そうなると、日本で所作品を見る機会が少なくなるということでしょうか。

●いえいえ。いまは、ちょうど区切りのときだと思うんです。僕は20年前から、
プロとして仕事をしてきましたが、どちらかというと写真家としては異端児と
してみられることが多かったし、なにか決めつけられてるような雰囲気もあっ
たりしたので、僕の作品にもいろんな面があるのでいろいろ見てほしいと思っ
ています。いま準備中の作品集はそんなところも含めて、僕のいろんな表現が
全部入ってます。それで、あらためて僕の作品を見てもらう機会になればいい
なという感じです。それに僕は日本人ですから、日本での活動をやめる気もな
いですよ。             (作品集についてのお話は つづく)

■ZOOM国際写真展in 東京
http://zoom.igd.info
主催:日本テレビエンタープライズ、NPO法人 国際写真文化交流協会
会期と会場:10月15日(金)~10月24日(日)11:00~19:00 日本テレビ放送
網本社汐留社屋「クリスタルホール」
10月26日(火)~11月15日(月)11:00~19:00 日本テレビ放送網旧本社麹町
社屋 南館「大会議場」
問い合わせ:国際写真展事務局(東京都港区東新橋2-3-14 エディフィチオコ
ート6F TEL.03-3222-2855)
ゲストアーティスト:ハワード クリストファーソン(芸術写真家)シャム イ
ンチ(ファッション写真家)柏木 崇(人物写真家)マックス マンデル(芸術
写真家)マウリッツィオ マルカート(静物、デザイン写真家)ソニア マリン
(ファッション写真家)アントニオ ポリタノ(フォトジャーナリスト)ウン
ベルト ステファネリ(芸術写真家)須田 慎太郎(フォトジャーナリスト)
所 幸則(芸術写真家)エドワード ブリドナー(芸術写真家)

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■ニュース
Web上でフォントのシミュレーションとダウンロードを可能にした
Multi-bits「Webフォントサービス」
<http://font.multi-bits.com/>
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株式会社ミスミのサイトMulti-bitsは、10月1日より、Web上でフォントのシミ
ュレーションとダウンロード購入を可能にした「Webフォントサービス」を開
始した。特長は以下のとおり。
1)これまで、CD-ROMなどパッケージソフトとしての入手が一般的だったフォ
ントが、Webサイトからのダウンロードで、即時入手できるようになった。
2)フォントのシミュレーション:指定の文字列を、指定のフォントで表示し
た結果を、Web上で確認できるサービス。購入前にフォントの雰囲気を確かめ
られ、何度でも試すことができる。約1500種類のフォントが、シミュレーショ
ンサービスに対応。
3)フォントのアウトラインデータダウンロード:シミュレーションした結果
の文字列を、1文字単位のアウトラインデータで提供するサービス。対応する
書体は約320書体、1文字あたり100円から。1回につき15文字まで、EPS形式の
ファイル(1ファイル)で、ダウンロード購入が可能である。
4)フォントの検索が容易。好みのフォントが見つかった場合は、「フォント
ポケット」に保存することで、自分だけのフォント見本帳を作成する機能も用
意されている。
以上のように膨大な数のフォントが掲載された見本帳から時間をかけて、イメ
ージにマッチするものを選ぶといった従来の方法とは異なり、ある程度絞り込
んだフォントでシミュレーションをした上で購入ができるので、非常に効率的
でフォント購入時の失敗も少なくなる。

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■デジクリレポート
オリンパスイメージング 新製品i:robeとm:robeを発表
<http://www.robe-gate.com/jp/>
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オリンパスイメージング株式会社による、新ブランド立ち上げと2種の新製品
記者発表会が、10月13日午後2時より、六本木ヒルズ森タワー40F、アカデミー
ヒルズ内で行われた。ちなみに10月1日より、オリンパス(株)の映像事業は
すべて、新会社、オリンパスイメージング(株)へ移行するとのこと。

・i:robe IR-500 (デジタルカメラ+周辺機器)
http://www.i-robe.com/jp/product/irobe.html

400万画素、360度回転の、本体を包み込むように展開する大画面の液晶ディス
プレイが印象的な、コンパクトなデジタルカメラ。特徴は何より同時発売の、
同一コンセプトでデザインされた携帯HDD、そして小型プリンタとの、クレー
ドルによる連携システムである。HDD、プリンタとはそれぞれケーブルレスで
直結し、そのまま保存やプリントが可能である。(これをDock & Doneという
そうで)

特にプリンタのデザインは出色の可愛さだが、中身はいわゆる"ビデオプリン
ター"の進化型(昇華式カラー、専用紙はカートリッジにて提供)である。サ
ービスサイズと、ポストカードサイズの出力が可能。

予価は本体約5万円、HDD約3万円、プリンタ約2万円でトータル10万円が必要と
なる。この「撮って、置くだけでプリント」というコンセプトが、この価格で
どこまで受け入れられるか。

・m:robe MR-500i (HDD内蔵音楽プレーヤー+デジカメ)
http://www.m-robe.com/jp/product/index.html

iPod+デジカメ+大きな液晶画面である。実物はかなり大きく感じる。液晶+
タッチセンサーを操作系に多用しており、シャッターボタンすらない(シャッ
ターは画像を表示させながら画面を指でタップする)容量は20GB。

音楽も、画像も、というのはiPodに対するある種の要望を完全に満たしている。
(動画は対応を検討中とのこと)液晶画面も大きいので、ビューアとして秀逸
である。実は直接のライバルは、CLIEのTH-55かもしれない。
http://www.sony.jp/products/Consumer/PEG/PEG-TH55/index.html

予価は約6万円。全ての操作にともなうタッチパネルの応答が良ければ、鞄に入
れておくデジタルガジェットとしては最強だろう。ただしMacには転送ソフトな
ど、対応していない。USBマスストレージとしての規格のみを満たしているとの
こと。

i:robe、m:robe、どちらの新製品も、画素数・F値がどうとか、HDD容量がどう
とか、スペックを気にしても余り意味のない製品である。広告代理店臭さが目
立つ贅沢な発表会であったが、徹頭徹尾語られたのは、デザイン・コンセプト
と、日常での使いこなしのイメージだった。佐藤可士和さんディレクションの
CFは、楽しさを簡潔にわかりやすく伝えていて、この新ブランドの人気を盛り
上げると思われる。

未だにOM1とC-2000ZとPEN-Dを使っているオリンパスびいきの筆者から言わせ
てもらえれば、オリンパスならではの遺伝子とは「ねばり強さ」であると思う
ので、一度立ち上げたコンセプトは頑として守り続け、他社の追随を許さない
ブランドへと、育てていっていただきたいと願う。(10月13日、8月サンタ)


<応募受付中のプレゼント>
『デザインの極道論』#1616号。締切は10月20日(水)14時。

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■編集後記(10/14)
・幼なじみの同級生が急病で亡くなったという連絡が来た。わたしの子ども時
代の環境は、まさしく、うさぎ追いしかの山、こぶな釣りしかの川、の農村で
あった。当時の一面の田んぼは、いま住宅で埋め尽くされている。棒きれを振
り回しながら、野山を一緒に走り回ったその男の子は、旅行ビジネスの最先端
を突っ走っていると風の便りで聞いたことがある。中学校までさそいあって通
学し、その後は近所にもかかわらず会うこともなかった。たまたま自宅で発見
した、父の撮影した写真のネガに彼も写っていたので、何枚かを大きめにプリ
ントして彼の家に届けたのは30歳を超えてからだった。そのとき、どんな話を
したかも忘れた。とくに急いでやる理由もないのに、古い写真アルバムを引っ
越し段ボール箱(まだいくつもある)から、棚に移動したのが前日のことだっ
た。不思議なタイミングだ。かつて村のモダンボーイだった父が、蛇腹式のカ
メラで撮った写真には、坊主頭でかわいげのないチビなわたしと、坊ちゃん刈
りの彼が、芋を保存する小屋の前で並んで立っていた。今朝、何年も使ってい
ない礼服とワイシャツを出して、鴨居にぶら下げた。       (柴田)

・カートリッジのままDVD-RAMが使え、マック対応をうたう(保証する)外付
ドライブを探していたら、ピクセラから新発売。今日納品の予定だったが、昨
日販売店から電話が入り、週明け発送になると言う。メーカー側に連絡を入れ
てもらい在庫確認してからの注文だったのに。聞くと同梱ソフトのバージョン
が違っていたらしい。サポートページから新しいバージョンのものはダウンロ
ードできるので、早く送ってほしいと頼んだが、メーカー側が出せないと言っ
ているとのこと。こういうのって我慢するしかないのかな。とっても急いでい
て、到着してすぐとりかかれるようにスケジュール調整していたんだけどさ。
なんばパークスまで取りに行きたいと思うくらいだ。/パソコン関連って納期
が遅れること多いよねぇ。ネット通販だと在庫があればすぐに送ってもらえる
から、在庫確認が重要。需要が供給を上回ることがあまりないイメージもある。
店頭にごろごろ転がっているものもあれば、三週間待ちなんてのもザラ。人気
液晶モニタを三週間待ったことがあるけれど、その間に値上がりしてしまい、
早めに注文したことで得したこともある。逆だったのがメモリ。なんだか株み
たいだねぇ。                     (hammer.mule)
http://www.pixela.co.jp/products/storage/pix_dvrr_fw6/  在庫切れ
http://www.nambaparks.com/  なんばパークス
http://www.nambaparks.com/project/index.html  メイキングストーリー

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
リニューアル  8月サンタ
アシスト    鴨田麻衣子

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