[1722] 50年の映画人生

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1722    2005/04/01.Fri.14:00発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 18400部
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       <私は納税にまでチェックをいれまくりたい>       

■映画と夜と音楽と…(250)
 50年の映画人生
 十河 進

■Workforce of a Freelance(13)
 報酬の中の消費税と源泉徴収
 新居雅行

■展覧会案内
 HAL_【愛犬達の肖像版画展】



■映画と夜と音楽と…(250) 
50年の映画人生

十河 進
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●アカデミー賞ばかりが賞ではないが…

今年のアカデミー賞は、個人的には「クリント・イーストウッドに主演男優賞
を!!」という期待で見ていたのだが、残念ながら主演男優賞は獲得できなかっ
た。ただし、監督賞と作品賞のふたつのオスカー像を抱えてインタビューを受
ける74歳の姿には拍手を送った。

受賞の時に隣りに座っていた奥さんに感謝の言葉を述べていたが、僕は「おい、
おい、また、違う奥さんじゃないか」と突っ込みたくなった。何番目の奥さん
だろう。12年前の「許されざる者」でも監督賞・作品賞でオスカーを受け取っ
たが、その時は隣りにフランセス・フィッシャーが座っていた。

その時にも僕は「あれ、あれ、出演者だから隣りに座っているのだろうか」と
思ったが様子が違う。フランセス・フィッシャーは「許されざる者」では娼婦
たちのリーダー役を演じている。ずっとイーストウッド作品を見ているとわか
るが、いかにも彼の好みの女優さんだ。

イーストウッドは共演した女優と恋仲になったり、好きになった女性を映画に
出演させる。「ペンチャー・ワゴン」で共演したジーン・セバークと恋に墜ち、
ジーン・セバークが夫と別れるかどうか悩んだという話もあるし、「ガントレ
ット」「ブロンコビリー」「ダーティハリー4」のヒロインは愛人のソンドラ・
ロックを起用した。

イーストウッドは身内を使うのも好きらしく、娘のアリソンを「タイトロープ」
で使っているし、後にジャズ・ベーシストになる息子のカイル・イーストウッ
ドも「センチメンタル・アドベンチャー」で使っている。「トゥルー・クライ
ム」では別れたフランセス・フィッシャーと現在の妻と幼い娘を出演させた。

イーストウッドは軍務についていた頃に演劇に目覚めたという。その頃の演劇
仲間が後に「逃亡者」で人気が出るリチャード・キンブルことデビッド・ジャ
ンセンである。ふたりとも売れない若き俳優志願者だった頃、何かと励まし合
ったことだろう。

その頃、イーストウッドには若くして結婚した奥さんがいた。確か、マギーと
いう名前じゃなかっただろうか。日本風に言えば「糟糠の妻」である。彼女が
アリソンやカイルの母親だろう。イーストウッドが大スターになる頃まで結婚
していたはずである。

イーストウッドが初めて出演した映画は1955年の「半魚人の逆襲」だとされて
いる。続いて「タランチュラの襲撃」に出たが、どちらも端役である。人気が
出るのは「ローハイド」に出るようになってからだ。1959年から7年間、イー
ストウッドは「ローハイド」に出演し続ける。

1960年代、フランキー・レインが「ローレン、ローレン、ローレン…」と歌う
主題歌は日本でもヒットしたが、僕は「ローハイド」を見たことがない。僕の
育った地方では「ローハイド」は放映されなかったのだ。

「ローハイド」の休みを利用してヨーロッパで出演したのが「荒野の用心棒」
だった。イタリアの監督がスペインでロケした西部劇だ。この映画が世界的に
ヒットし、イーストウッドは続けて「夕陽のガンマン」「続・夕陽のガンマン」
に出演する。

僕が初めてイーストウッドを見たのは「続・夕陽のガンマン」である。だから
ということではないが、この三時間近い大作を見た時、僕は「大傑作だあ~」
と思った。1967年の秋のことである。

●セルジオ・レオーネとドン・シーゲルとの邂逅

「荒野の用心棒」がヒットし、黒澤プロから「『用心棒』の盗作だ」と訴えら
れるまで、僕はセルジオ・レオーネという監督の名を聞いたことがなかった。
イーストウッドもそうだったらしい。イーストウッドは「『用心棒』が好きだ
ったから、シナリオが気に入って出演を決めた」と語っている。

だが、「荒野の用心棒」のヒットによって雨後の筍のように量産されたマカロ
ニ・ウェスタン(アメリカではスパゲッティ・ウェスタンと呼ばれたそうだ)
の中でもレオーネ作品は群を抜いてクオリティが高い。

ジュリアーノ・ジェンマ(最初、モンゴメリー・ウッドなどというアメリカ風
の名前で出ていた)やフランコ・ネロはマカロニ・ウェスタンから人気が出て
ハリウッドに進出した俳優たちだが、彼らが主演した「荒野の一ドル銀貨」や
「ジャンゴ」などは、残虐性ばかりを強調したものだった。

しかし、後に「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」という名作を
作るレオーネ監督作品はどこか違っていた。特に「続・夕陽のガンマン」は、
イーストウッド(グッド・ガイ)とリー・バン・クリーフ(バッド・ガイ)に
イーライ・ウォーラック(アグリー・ガイ)を組み合わせて、笑えるシーンを
挟みながら悠々と「宝探しストーリー」が進んでゆく。

17歳の時に見て最も僕の印象に残ったのが、橋を挟んで膠着状態になった南軍
と北軍の闘いを描いたエピソードだ。北軍の将校は馬鹿げた闘いで部下たちを
死なせることに嫌気がさし、酒浸りになっている。

イーストウッドとウォーラックは、その橋を通らないと宝を埋めてある墓地に
たどり着けない。だから、将校が砲弾を受けて死んだことをきっかけに橋を爆
破してしまう。しかし、それは「戦略上の拠点か何か知らないが、あの橋さえ
なくなれば俺は部下を死なさずにすむ」と願った将校の遺志を継ぐことでもあ
った。

ベトナム戦争が泥沼化していたあの時代、僕は「続・夕陽のガンマン」の橋を
めぐるエピソードに強烈な厭戦メッセージを感じたものだった。

「マカロニ・ウェスタン」といういくぶん蔑みの含まれた呼称の映画で有名に
なったイーストウッドは、ハリウッドでは三流扱いされる。だが、幸運にもイ
ーストウッドはひとりの監督と出会う。ドン・シーゲルである。

ふたりは「マンハッタン無宿」「真昼の死闘」「白い肌の異常な夜」と三本の
作品を作り上げる。また「恐怖のメロディ」でイーストウッドが初監督する時
には、ドン・シーゲルはアドバイスを与えワンシーンに出演さえした。

続いて、あの有名な「ダーティハリー」が生まれる。1971年、日本公開を待ち
かねて見にいった僕は、冒頭の狙撃シーンからラストでアンディ・ロビンソン
を射殺しバッヂを投げ捨てるシーンまで椅子から身を乗り出したまま手に汗を
握っていた。「ダーティハリー」が以後の刑事映画を変えたのは間違いない。

●人間理解の深さを示す老監督の境地

日本では1993年3月30日のことだった。アカデミー賞では無冠だったイースト
ウッドが「許されざる者」で初めて監督賞を獲得した時、僕はテレビの前で拍
手しながら「ホントなら『ホワイトハンター・ブラックハート』でとっていて
もよかったんだ。いや、『ペイルライダー』だって『バード』だってあった」
と思った。

受賞から数カ月、日本公開になった「許されざる者」を見にいった。かつて女
子供まで殺しまくったという無法者が愛する妻を得てまっとうな人間になり、
子どもたちを育てながら養豚をしている。だが、豚が病気になり苦境に陥った
時に昔の仲間の息子が賞金稼ぎの話を持ち込んでくる。

シナリオはずいぶんまえに入手していたが自分が歳をとるのを待って映画化し
たというだけあって、60歳を過ぎたイーストウッドが素晴らしかった。久しぶ
りに馬に乗ろうとすると乗れない。銃も昔ほどうまく撃てない。中心になるテ
ーマである「暴力」と共に「老いること」や「善と悪」ということを考えさせ
る深みのある作品だった。

そして、美しい夕焼けの風景をタイトルバックにしたクレジットがすべて出た
最後のスクリーンに「ドンとセルジオの想い出に…」と献辞が映し出された時、
少し前になくなったふたりの名監督に対するイーストウッドの感謝と尊敬を感
じて僕は彼の40年の映画人生を振り返った。

だが、その後もイーストウッドの創作欲は衰えない。10年の間に「パーフェク
ト・ワールド」「マディソン郡の橋」「目撃」「真夜中のサバナ」「トゥルー・
クライム」「スペース・カウボーイ」「ブラッド・ワーク」と精力的に監督し
出演をする。

そして、三人のクセのある俳優を揃え監督に徹した「ミスティック・リバー」
は単なるミステリー映画の域を越えて、人間存在の根元のようなもの、人が生
きることの苦悩と悲しみ、神の視点から見たような人間たちの悲劇を描き出し、
老監督の人間理解の深さを示した。

その結果、昨年のアカデミー賞ではショーン・ペンが主演男優賞、ティム・ロ
ビンスが助演男優賞を獲得した。もうひとり助演男優賞の枠があったならケビ
ン・ベーコンが獲っても不思議ではなかった。だが、イーストウッド自身は監
督賞も作品賞にも縁がなかったのである。

ところが、今年は「ミリオンダラー・ベイビー」がアカデミー賞の前哨戦であ
るゴールデングローブ賞で早々と監督賞を受賞した。アカデミー賞では監督賞
だけではなく、主演男優賞にもノミネートされているという。

イーストウッドはミステリアスな演技をする。決してわかりやすくはない。善
人か悪人か、といった割り切った演技はしない。たとえば「許されざる者」で
は傷だらけの顔にされた娼婦に見せる優しさと、死にゆく保安官の頭に冷酷に
ショットガンを向ける酷薄さとが同居する人間を演じた。

イーストウッドは、表情を見ていてもミステリアスだ。悲しみなのか怒りなの
か、驚きなのか諦めなのか、喜んでいるのか皮肉に笑っているのか、どちらに
でもとれるのだ。彼は複雑な心理をほんの少しの表情の変化で見せる。大仰な
演技は彼にはまったく似合わない。

だから僕は「アクター・イン・リーディングロール オスカー・ゴーズ・ツー
クリント・イーストウッド」と聞けることを期待したのだった。

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
黒縁の大きなメガネをし顔の半分以上を隠すマスクをかけ、ウィンドブレーカ
ーのフードをすっぽりかぶり花粉対策をして出かけようとする僕を見たカミサ
ンが「怪しい人になるからやめなさい」と言う。と言われても背に腹はかえら
れない。ゴーグルをしたい気分…

デジクリ掲載の旧作が毎週金曜日に更新されています
<http://www.118mitakai.com/2iiwa/2sam007.html>

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■Workforce of a Freelance(13)
報酬の中の消費税と源泉徴収

新居雅行
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いきなりだが、極めて事務的な話題を展開しよう。お仕事をしてお金をいただ
くのは当然だが、経理関係の処理をしないといけない上に、さらに「納税義務」
がある。多くの方は税理士の方にまかせていたりするのが実情だが、何でも自
分でしないと気が済まない私は納税にまでチェックをいれまくりたいのである。

●フリーランスの報酬と税金

税金にはたくさんの種類があるが、ともかくおなじみなのは「所得税」だ。サ
ラリーマンであろうが、個人事業主であろうが経営者であろうが、個人・法人
いずれも所得に応じた税金を支払う。これが所得税だ。

一方、消費税は基本的にはお金を使ったときに払う税金であって、所得税はお
金をもらったときに払うとすれば、所得税と消費税は逆の関係と言えばいいだ
ろうか。所得税は分かりやすいが、消費税はちょっと仕組みが難しくなる。

概念的には多くのビジネスでは、仕入れて販売する。たとえば、原稿を書くこ
とは明らかに販売であり、原稿を依頼することは仕入れに相当する。けっこう
昔は、原稿を書くことに消費税を上乗せするという概念を理解できない編集者
はともかく、そういう経営者までいたのも事実で、けんか腰に納品していたこ
とを思い出すが、もっともそれはその人の学習能力を測る指針にもなっていた
ので、立腹はしながらも当時いた会社では、そういう情報をもとに相手の会社
の資質を計ったものである。

末端の消費者は、消費税は払うだけだ。まあ、これは概念としては分かりやす
い。だが、ビジネスをしている人は、消費税を払ったりもらったりする。しか
し、この消費税はけっして「もらった」わけではなく、お国に代わってお預か
りしているものだ。だから、お預かりした消費税はお国にお支払い…じゃない
支払いをしなければならない。

だけど、そうすると、問屋をたくさん通せば消費税はどんどん上乗せされるわ
けで、逆に仕入れたときに支払った消費税分は、お国に払うときに差し引く。
よって、消費税分としていくらもらったかを計算し、さらに消費税分としてい
くら払ったかを計算しておき、その差し引きを納税するのである。これが基本
的な仕組みだ。よって、正確に計算するには取引ごとの消費税額をきちんと記
録しておく必要があるわけだ。

●消費税の法律が変わったぞ

消費税にはいろいろと特例がある。以前は、年間の収入が3000万円までの業者
は個人・法人とは関係なく、消費税の納税を免除されていた。では、消費税を
もらってしまった場合は、実は単に「収入」にしてしまっていいのである。こ
れは小規模業者にはおいしい話である。

一方、消費税導入後のいろいろな経緯もあってか、なぜか「会社は消費税込み、
個人は消費税抜き」のような規則がまかり通っている。もちろん、ライターや
コンサルタントなど、ブツの販売を伴わない場合は、確かに個人で3000万円か
せぐのはごくまれであるだろう。そんな方を超売れっ子というのだ。作家でそ
れほど稼いでいたら、税務署もだまっていないだろうから、きっとごまかしは
しづらい世界に入るだろう。

だけど、個人で仕事をしているのに等しいものの、会社を名乗ったり屋号を名
乗っていたら? そうだ、3000万円以下の収入で推移していれば、うまくすれ
ば消費税分はまるまる追加の収入になっている。消費税の規則から言って、個
人か会社かは関係ないはずなのに、きっと経理処理を簡素化するためにそうい
うことになっているのだと思う。

ところが、数年前に法律が改正され、年収1000万円以下の業者が免除となった。
つまり、1000~3000万円の収入が2003年度にあった場合、個人の場合だと多く
は2005年度から消費税納税義務が発生する。実は私もその部類に入るので、早
くから「消費税よこせ~!」と言い続けてきた(苦笑)。

ただ、ちと勘違いして2004年からと思っていたら、税務署に勤める友人と飲み
に行ったときに「あほか」と言われて勘違いを知った次第である。言い訳をす
ると、2004年から変わると書いたサイトをいくつも見たのであせったのである
が、後からブックマークを見たらなくなっていたりしていたので、きっと誰か
が一瞬間違えた情報を流したのではないかと信じている。いずれにしても、こ
の規則の変動で、そこそこの個人事業主も納税業者になっていると思われる。

ところで、「会社は消費税込み、個人は消費税抜き」というのは、正しい経理
処理という点では完全ではないが、一方で「余分な支払いをしたくない」とい
う意図もあると聞く。まあ、確かにキャッシュの流れではそうだが、この場合
「すべての支払いに消費税を上乗せする」としたところで、実は経理上は通常
はよけいな出費にならないのが一般的だ。

個人に払ってしまった消費税の金額分は、受け取って預かっている消費税分か
ら差し引くので、シンプルな経理処理を考えれば同じになるはずである。一部
の取引先ではそうした経理をしていて、これが実はいちばんシンプルなのであ
り、税金を払うことは法律的にも道義的にも何も問題はない。それに、そこか
ら仕事をいただく個人事業者にとってはおいしいわけで、仕事のつながりを太
くするという要因にもつながるだろう。

●ではどう支払われるのか?

このように消費税の処理が加わるというものの、所得税の源泉徴収も行われる。
もちろん、税抜き報酬金額が決められてそれが基準なら分かりやすい。報酬に
対して、それぞれ消費税額と源泉徴収額が決まるのである。10万円の報酬なら、
消費税は5千円、源泉徴収税額は1万円となり、9万5千円が振り込まれる。これ
が原則のようだ。ただし、消費税を入れた105,000円から10%引きした94,500
円ではなく、それぞれ計算されて合計される。(電卓を使ってがんばって計算
してみよ~!)

しかし、報酬が税込み10万円ならどうか? こういう表現をした場合、この
「税」は消費税である。すると、1円以下の単位の処理の問題もあるが、本体
価格は95,239円、消費税額は4,761円となる。よって源泉徴収税額は9,523円と
なり、10万円からこれを引いた金額90,477円が振り込まれる。振込金額が最初
の設定金額に対して概ね0.9048をかけたものになるというのが覚えておいて損
のない比率だと思う(もちろん、四捨五入はどこでするかは問題だが)。ある
いは電卓計算する場合は、最初の金額に0.95をかけて1.05で割れば振込金額が
求められる。

ところで、報酬が77,777円(これはいわゆる「7並び」)といった金額が設定
されていることがある。これも税込みと言われるが、これは消費税は含まれて
いないけど、所得税の源泉徴収分が含まれているのが普通だ。源泉徴収は100
万円以下の支払いなら一律10%が原則だ。つまり、77,777円の報酬の場合、源
泉すれば支払い金額が70,000円というきっちりとした数字になる。

報酬を現場で即金で払うような場合は、確かに支払いの作業がらくちんになる
のは分かるが、そのときに設定した金額でいまだに支払っている会社があるこ
とも事実だ。銀行振込が当然の現在、こういう金額設定はかえって経理処理を
複雑化する。(ちなみに、9並びはないということらしい…9,999円の報酬は、
10,000円の報酬と支払い金額が同じになり、後者で処理することが多いようだ)

報酬が77,777円の場合、消費税は別とすると計算は単に端数が多いだけだが、
経験的に古いやり方をそのままやっているところは「消費税って何ですか? 
個人には不要なはずでは」なとと言いかねないので、そういう場合は77,777円
が消費税込み報酬となることが多いのではないだろうか。

前記のような消費税、源泉徴収の計算をすると、本体=73,889、消費税=3,888、
源泉徴収=7,388となり、振込金額は正しくは70,389円となる。だけど、きっと、
70,000円を振り込むことになるだろう。差額は源泉徴収されたと見なすように
すれば、389円も余分に源泉徴収されることになる。どっちで計算するのだろ
う? いずれにしても、固唾をのんで振込金額を見守ることになる。

ワールドワイドに税抜き報酬金額で統一してくれればどんなに経理作業が楽に
なるかと思ってしまうけども、少なくとも上記の3パターンのどれであるかを
認識しながらお金の入りをチェックしないといけない、ということになってし
まう。

【にい・まさゆき】msyk@msyk.net
トレーナー、コンサルタント、デベロッパー、そしてライターと、あれこれこ
なすフリーランス…であったのですが、実はこの号が出た日から会社員になり
ました。“Workforce of a Freelance”のコーナーは約半年という短い期間で
したが、いったんここで終了させていただき、機会があれば別の装いでお目に
かかりたいと思います。ご愛読、ありがとうございました。

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■展覧会案内
HAL_【愛犬達の肖像版画展】
<http://homepage.mac.com/HAL_i/exh.html>
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aiD'enメンバーとして「エスタンプ・ヌーメリック」を中心に活動し続けてい
るHAL_が、初めてレンタルギャラリーを使った個展を開催します。

展示内容:Artist HAL_の描く「愛犬達の肖像版画展」
お散歩犬達50人の会話とつぶやき(版画作品50点その他)
13年間共に過ごした愛犬「リキ丸」が他界し、追悼の思いを込めて描き始めた
作品が50点を超えました。作品の中の犬たちはそれぞれの思いで会話しつぶ
やいています。その声をギャラリー内で是非聞き耳を立ててご覧下さい。メイ
ンの作品はキャンバスや高級水彩紙に出力額装され、その他デジタル版画の特
性を生かし様々な形で展開する姿もご覧になれます。会場にはHAL_が常駐し作
品制作の姿もご覧になれます。

会期:4月7日(木)~11日(月)10:00~18:00
MIDDLLE DAY PARTY 9日(土)14:00~18:00
会場:Lei'OHANA(横浜市都筑区荏田東1-20-21 TEL.045-941-6169)
渋谷から田園都市線「あざみ野」乗り換え6分--横浜市営地下鉄「センター南
駅」徒歩10分・横浜から横浜市営地下鉄20分

●現在、日本のアート活動がレンタルギャラリーを使用した物が中心です。し
かし、ほとんどの日本のギャラリーは名前ばかりでレンタルスペースでしか他
なりません。そこではキュレーターやギャラリーによる運営はなく、会場の手
配から設営まで作家負担で行われます。そこで今回の試みのひとつとしてパー
トナーシップ制をもうけました。パートナーシップ制とは、今までおつきあい
下さった個人・企業の皆様に個展運営の手助けを仰ぐと共に「一人のアーティ
スト」を支え新たな成長のためのご協力を仰ぐと言う新しい試みです。なにと
ぞ御高察よろしくお願い致します。mailto:HAL_i@mac.com

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■編集後記(4/1)
・吾妻ひでお「失踪日記」(イースト・プレス)がブレークしているようだ。
でも、近所の貧弱な本屋では見つけられない。仕方なく自転車を飛ばして川口
の書泉ドームに行った。1Fの新刊本の棚では見つからない。ここは齋藤「声を
出して読みたい」センセイの、怒濤のように出版される本がいつも積まれてい
る。この人の本は、ブックオフで105円で出たら買うリストに入れてあるのだ。
文芸書の新刊は2Fという案内があったので、レジに立っていた管理職ふうのお
じさんに「あずまひでおのなんとかにっきはありますか」と聞いた(失踪日記
というのを失念)。まったく無表情、キーワードを聞いてもピクリとも反応し
ない。新聞や週刊誌で話題の本なんだよ、吾妻ひでおでわかんないのか、なん
とか言ってくれよ。まるで話にならないお方なのだ。あんた、本当に本屋さん
か? そばでバリバリ働いていた若い女店員がみかねて「失踪日記は先日4Fで
見ましたよ」と教えてくれた。4Fはコミックのコーナーに、パッケージされて
それはあった。なぜ、マンガのようにパッケージされているのか? それは、
マンガだから(笑)。帰り道、待ちきれずに内容を確かめたら全部マンガだっ
た。最後にとり・みきとの短い対談はあるが。てっきり文芸書と思っていたか
ら、これはうれしい。読み始めると止まりません。この件はまた。(柴田)

・数ヶ月前、焼肉を食べに行った。フィニッシュにいくつかお肉を頼み、デザ
ートのパフェも同時に頼んでおいた。ら、デザートが先に来た。溶けるから先
に食べないとだめじゃないか。バニラやチョコのあとに肉は食べられない……。
/編集長が大阪に来た。煙草が苦手なのでスタバに行く。会議して食事をして、
また会議をするために同じスタバに入る。レジのお兄さんは覚えてらしたみた
いで、二回目は、紙袋にコーヒーを詰めて渡してくれた。すまぬ、お兄さん。
二度目も店内だ。道理でマグカップにするか聞いてこなかったわけだ。先日の
酒屋さんといい、今回のスタバ兄さんといい、きのきくプロな人たちに接客し
てもらって嬉しい。                  (hammer.mule)
http://www.aprilfool.jp/  今年はどんなのがあるかな

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
リニューアル  8月サンタ
アシスト    鴨田麻衣子

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