[1778] 来るべき明日

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1778    2005/06/28.Tue.14:00発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 18131部
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         <今日戦わない人は明日も戦わない>         

■電網悠語:Ridual開発記編(100)
 来るべき明日
 三井英樹

■デジタルサウンズ研究室 
 日本人おことわり、というインターナショナルサイト
 モモヨ(リザード)

■買い物の王子さま(90)
 気持ちも軽くなる
 石原 強



■電網悠語:Ridual開発記編(100) 
来るべき明日

三井英樹
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自分の発した言葉を、自分で噛みしめることがある。最近「国語の問題」を何
度も思い出す。国語の文章題で、問題の文章を全部読んでから設問に答えるか、
設問を読んで文を読んで答えるか、という話。

時間効率を考えるならば、後者のほうが適している、という話をする。何が問
われるかを先に知った上で状況を読み取って行った方が処理が早い。Webサイ
ト開発でも、先読みは必要であり、ドキュメント制作体制などの事前準備が必
要なことを示すためのものだった。でも、もと広い話に応用できる気がする。

●将来の夢

尊敬する友人の中で、課題を先読みした武勇伝を持つ人がいる。Flashに憧れ
て、Macromedia主催のセミナーの最前列でかぶりつくように見ていた人だ。彼
は、その三年後、壇上に立っていた。

彼にとって、壇上に立つことが目的ではなかったろう。けれど、壇上に立つた
めの必要条件を見切り、この業界の中でそのスキルを研ぎ澄まして行った結果、
壇上に上がり、技術紹介を雑誌に連載するようになった。

彼はその話をする時、願わないことは実現しない、という文脈で話す。そして、
やりたいことを、強く心の中に刻んでおくことは、自分の解くべき課題を認識
しているのと似ているように思う。

文章を読んでから設問を見ていては、技術革新が余りに早いネットの時代には、
自分の夢さえ見失ってしまう。時代が変わろうが、技術が変わろうが、やりた
いことを忘れない。先に「問われること」を押さえておくことは、需要なポイ
ントかもしれない。

現実は、国語の問題のように分かりやすくはない。何が問われるのかはどこに
も書いていない。自分で読み取るしかない。そして、それを読み取るのも、そ
の人のスキルだ。それをチャレンジと呼んだり、ヴィジョンと呼ぶのかもしれ
ない。

●収支的に辛いプロジェクト

私は、辛い仕事を受けたことも、お願いしたこともある。どちらの場合も、同
じ言葉が鍵になる。「今度埋め合せするから」とか「今回だけ我慢して」。で
も、過酷な発注した立場から言えば、「今日戦わない人は、明日も戦わない」。

過酷で対価以上の仕事の埋め合わせをする方法は、数種類しかない。今回が特
別であることを「顧客」に十分に納得させ、ある意味恩を売っておくこと。あ
るいは現在のプロジェクトと並行して次プロジェクトを推進すること。どちら
も、顧客への高度な信頼関係と度胸が必要だ。普通はありえない関係だろう。

こうした正当な労働対価を支払う方法以外では、広告費に変換する方法がある。
とにかく仕上げたプロジェクトを可能な限り露出する。雑誌、メルマガ、セミ
ナー、持てる限りを使って宣伝する。その結果、別案件が作り手に打診されれ
ば、眠れぬ生活を強要した側としては、少しは罪悪感から開放される。

でも、やはりそんな事をやる人は稀だろう。自分が喰うのが精一杯の世界なの
だから。今日、クライアントや上司と戦って適切な予算を確保できない人が、
次回にそれができると考える方が不自然なのだ。二回目のプロジェクトに、前
回分の残金という項目があることはない。

映画で、「直ぐに返すから」と何度も借金をねだるような卑劣漢が、薄幸な主
人公に近づいてきたとき、誰もが「ピンチ」だと思い、「やめておけ」と心に
願う。なのに、自分の前に、適切な予算を持たずに、重労働をねだる者が頭を
下げると、ムゲには扱えない。映画では、下げた頭の下には、緩んだ口元が
映っているようなシーンなのに。

契約は対等な立場で交わされるものであり、金を持っているものが、スキルを
持つものを好きにして良い訳ではない。なのに、「金」の前に「スキル」は頭
を上げられない。歪んだ関係だが、対応する方法が一つある。

正等対価を払わぬ相手を見切ることだ。払わないと言われてから対処するので
はない。払いそうにない相手かどうかという「問題」を先に読んでおく。問題
が分かっていれば、兆候に気付く可能性が高くなる。

対応できないのは、開発に火がついた状態で、手も足も出せない状況で、交渉
ごとが入ってくるせいもある。初期の頃から「ヤバイ」と気が付けば打てる手
立てが増えるだろう。

●コミュニケーションのアウトソーシング

Webはつまるところ、「投資」でしかないのだと思う。手を届かせたい対象ユ
ーザがいるから開発をする。手を届かせたいと願い気持ちの強さは、予算とい
う額に現れる。あるいは熱意ある人が、担当者として権限を持たされているか。
どんな人の発言を重視するかは、企業にとっては投資であり、そこに目的があ
る。

企業の「投資額」が不充分だと感じたら、それは長続きするプロジェクトでも
なければ、良い関係を構築できる可能性も低いだろう。投資を値切るようでは、
収穫にも期待していないのだ。少なくとも時代を切り拓いていくような熱意は
そこにはない。ならば、志あるWeb屋もそれに付き合う必要はない。

今やWebは単なるページ群ではない。その企業のやる気もお客様への気持ちも
現してしまう「鏡」のようなものだ。そして、それを構築するには高度なスキ
ルが要求される。その高度なスキルは、単なる技術力だけでなく、同じ気持ち
でお客様と接することができるような共有意識も含んでいる。徐々に単発の発
注から、コンサルタント契約のような中長期の付き合いがチラホラと見えてき
ているのはそのためだ。

日米通算200勝という偉業を成し遂げた野茂投手が、渡米当時頑なに複数年度
契約にこだわっていたのを奇異に感じた(というよりハラハラした)けれど、
彼は契約時のことよりも、シーズン中にどこまで「投手」に集中できるかとい
う課題を先読みしていたのだろう。

安定した技術提供を望むなら、同じように連続複数プロジェクト契約とでも呼
べるような、互いを「パートナー」と呼べる関係が最適だろう。何のことはな
い、コミュニケーションのアウトソーシングだ。人事部のアウトソーシングと
同様に短期でコロコロ替えるものではなく、信頼度も高い関係。社内では育て
られない異文化を含んだ、社外遊軍部隊と呼んでもいいかもしれない。

そして、これらはやはり、いかにお客様(エンドユーザ)との意思疎通を図る
かという「設問」を先読みした企業が、先に動き出している。プロジェクト毎
に発注先を選定するためにかけてきたコストを、その目を付けた企業への教育
などの投資に使うことも可能となる。戦略的Web活用の第一歩である。

●地雷撤去

ヴィジョン的課題、防衛的設問、戦略的問題、様々な形をした、先に読むべき
問題が存在する。そして、解答を得るためのプロセスには、もう一つ手法があ
る。あり得ない選択肢を早めに消し去ることだ。

設問を読み、文書を読み、もう一度設問を見る。五択問題などでは、アテズッ
ポウの回答で正解しないように、論外な選択肢が含まれていることが多い。そ
して、時間が迫ったりしている状態で選ぶと、見事に引っかかったりする。

現実の問題でも、同じようなことがある。あり得ない選択肢を残しておくと、
部長会議等で、泣かされることもある。信じがたい結論を出される前に、危う
い可能性は早めに断った方が良い。選択肢に線を引いて消すように。

そして、未来のあり得ない選択肢だけでなく、過去の情報から「地雷」も合わ
せて除去したい。私は、私を苦しめた相手を忘れない。人を苦しめて仕事をし
ているフリをする人には、どこか共通点がある。その共通点を見切れたなら、
地雷を踏まずに、先まで辿り着けるかもしれない。

良心も志もある開発者が淘汰され、地雷が地中にヌクヌクと埋まり続けてられ
るのは、理不尽だ。次の人のためにも、地雷は見つけたら撤去したい。

●まずは課題の整理

聖書には、「汝の敵を愛せよ、汝の敵のために祈れ」という言葉がある。これ
を根拠に、クリスチャンは誰もを愛する博愛主義者だとされる。でも、私の聖
書理解は少し違う。

この言葉の通り、敵を愛したところで、敵は敵なのだと思う。敵のために祈っ
ても、そのことでは敵は味方にはならない。敵を敵として認識することを、こ
の言葉は禁じていない。敵が居なくなることも保障していない。敵は敵のまま
ずっと居る。居なくなることはない。

何を境にして、「こちら側(味方)」と「あちら側(敵)」に別れるのだろう。
この聖書の言葉は、正しい「境界線」を持ちなさい、と言っているようにさえ
感じる。あなたの「敵」は誰ですか? あなたの「課題」は何ですか? と。

人が誰かを敵とすることはしょうがない。その上で、その敵との付き合い方を
諭している。ただ無闇にいがみ合ったり、攻撃し合っても、関係は酷くなるば
かりだ。状況は良くならない。

戦い合うことが「課題」ではなく、状況を良くすることが「課題」であるなら
ば、手にすべきが武器かどうかは考え直してもよいだろう。先ずは課題の整理
である。

三年後に私が航空券予約をするときどんなWebアプリを使っているのか、宿の
予約は? あるいは家計簿は? 視点を先において、今ある課題を整理して見
る、敵を整理して見る。それが見切れたなら、自分自身の今やるべきことが、
もう少し意味あるものに肉付けができるかもしれない。

万能に見えたパソコンが、ネットがなければただの箱に見えるほどに、ネット
は私達の生活の一部になりつつある。この「深化」を留めることはできないし、
留めてはいけない。その上で自分が対処すべき課題を読み取りたい。

もっと楽しく開発できる時代が、もっと使いやすいWebが、「来るべき明日」
として目の前に現れることを、十年近く前にWebに出会った時よりも強く、遥
かに強く願っている。だから頑張れる。だから進んでいける。

ps.
R2(Ver.2)がどのような形でリリースできるのか分からないのですが、どん
な感じになるのかが垣間見えるプロト版を作成しました。要点は、サーバ製品
になるという点、そしてWebサイトの状態をXML化するエンジンであるという点。
XML化してしまえば、様々な応用が可能です。また、七面倒くさくてコムツカ
シいことをやっているように見えるかもしれませんが、サイトの情報がXMLで
吐き出せたなら、InDesignとかに組み込んで、詳細なドキュメントが自動生成
すらできます。また、XMLデータを基盤にFlashでインタラクティブなサイトマ
ップも作れます。こんな未来もあるかもしれないと思っていただければ。
<http://www.ridual.jp/>

【みつい・ひでき】 h-mitsui@nri.co.jp / ridual@nri.co.jp
・前回のWebクリエーション・アウォードは、まだノミネート段階。念のため。
・自分の感覚が一般的なものなのかどうかを疑いながら、ただひたすら書きま
した。最後の方は、過度にネガティブに突き進んでしまった気もしていますが、
私自身が一番興味のあることを書き綴ることが、読者の方への礼儀だと考えま
した。想いが先走って、論旨が分からなくなったり、口の悪い友人に、「あ、
家族」、「あ、ウンチク」とか馬鹿にされながらも書き綴りましたが、よく書
いたなと自分で感心もしています。肝心のRidualの今後は未だ全然未定ですが、
プロトを見てのご感想なり、コラムへの感想なり頂ければ幸いです。
読み続けて下さった方々、ありがとうございました。再見。

・販売窓口(ベクター)
<http://shop.vector.co.jp/service/catalogue/sr042976/>
・Ridual(XMLベースのWebサイト構築ツール)公式サイト
<http://www.ridual.jp/>
・超個人的育児サイト(書籍は絶版中)
<http://homepage3.nifty.com/mitmix/MilkAge/>

▼三井さんの連載は100回をもって終了しました。おつかれさまでした。でも、
「再見」の予感というか期待が、なんて一方的に言ってしまうのだ。(柴田)

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■デジタルサウンズ研究室 
日本人おことわり、というインターナショナルサイト

モモヨ(リザード)
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エイベックスのお家騒動から、そろそろ一年になる。

音楽業界では、とくに評論家、ユーザーの側から、輸入盤の規制問題などの筆
頭にあげられた旧経営陣が、それによって退いたわけだが、この春、ある映像
関係の人と話をした時、この事件について、まったく別の見方を指摘されて、
少し考えた。

去年のお家騒動が、映像等のオンデマンドなど、ネット経由での配信に関して
エイベックスは積極的に動いていた最中の事件だった、ということである。

近年、エイベックスがアニメなどに積極的に関わっていたことは、私が指摘す
るまでもないことだろう。そうした営業機軸のなかで将来にむけて、既存の映
像系企業を巻き込んで新しいプロジェクトを始めようとしていた。それに大き
な投資をつぎ込んでいたという。それが、騒動の結果、積み上げてきたプロジ
ェクトの幾つかは停止し、いろいろな企業間で取り決めてきたはずのルールも、
またゼロから作り直す必要に迫られている。というのである。

「日本の映像配信は、あの人(Y氏)の失脚で5年遅れた」

というのが、その映像関係者の言葉だった。この言葉を聞いたとき、私は、ひ
どく複雑な思いを持ったのを覚えている。一方で、音楽や洋楽に関して、必要
以上に企業保護の法案を作り、不透明なままそれを通してしまった、という事
実があるからだ。

この問題は、その時に書いたように、多くの音楽関係の人々の反発を生んだ。
その記憶は、冒頭に書いたように、去年のことだから記憶に新しい。当時、私
は、これからのエイベックスのやり方が重要だ、と書いている。

その後のエイベックスは、創業当時のCD中心主義にもどりこそすれ、状況全般
を活況化するようなムーブメント、企業活動は、いまのところ見せていない。
映像分野と音楽分野、現場と経営、そうしたものの間で物の見方が異なるのは
当然だが、最近の意識、意見の割れようは気になる。

映像の配信では頓挫したプロジェクトが多いと聞くが、音楽配信の方は、現在、
準備段階。近いうちに本格的なサービスが始まり、企業間での競争が始まれば、
あっという間にブレークするだろう。

考えてみれば、レンタル業を最大の媒介とし、聞く側がMDにコピーしていた、
そんな日本の環境を考えれば、ダウンロード販売がブレークするのは当然のこ
となのだろう。一部コレクターが対象とするアーティスト(私などはその最た
る例だが)以外は、音が聴ければいいのだ。

つまり、パッケージを所有する意欲を聞く側が持っていないのだから、借りて
くるという手間を省けるのなら、みなダウンロードに走る。そんなことは、目
に見えている。

現在のレンタル大手あたりは、すでに映像、DVDをメインにビジネスを展開し
ているから、もし配信が開始されたとしても、事業にダメージも少なかろう。
むしろ、積極的にダウンロード・ステーションなどを設けて、集客に利するこ
とさえ考えていよう。楽曲のダウンロード販売にむけての加速はもはやとめら
れまい。

前哨戦はすでに始まっている。先月、米国の某有償ダウンロードサイトが日本
人に対するサービスを停止した。アクセスするIPアドレス及び料金支払いによ
って国を識別しているようである。日本人は、ダウンロードできない、とご丁
寧な説明が提示される。日本国内で予定しているダウンロード価格が、他に対
して割高であるため、インターナショナルサイトを利用する者の増加が見込ま
れていた。それに対して、すでに布石が打たれたのだ。私はそう考えている。

いま、世間で問題になっているクレジットカードデータの情報漏洩問題も今後、
何らかの影響を引き起こすだろう。ネットのドメスティック化をさらに増すか
もしれない。そんな気がする。

モモヨ(リザード) 管原保雄
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・Apple Storeのお得な整備済み製品
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■買い物の王子さま(90)
気持ちも軽くなる

石原 強
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最近、仕事の出張が増えました。出かける時は、打ち合わせ書類、ノートPC、
移動中に読む本に一泊の着替えをバッグに詰め込みます。中身の詰まったバッ
グはずっしりと重く、移動中など肩から滑り落ちることもしばしば。持ち上げ
直す度にバッグはその重さを増し、肩に食い込んでくるかのようです。

このバッグは、サイズ・デザインなど吟味を重ねてセレクトし、予約注文をし
て3か月も待ってやっと手に入れたもの。期待通りのお気に入りのバッグだけ
ど、残念ながら付属の肩掛け用ストラップに難あり。サイズが外国人向けのせ
いなのか一番短くしても長すぎます。それに肩パッドの部分がレザーなので見
た目はカッコ良くても滑りやすいのです。

交換できるストラップを東急ハンズや鞄屋さんで探してみたものの、なかなか
合うものは見つかりません。そんな時「肩への負担を50%軽減」するというカ
メラのストラップがあると聞きました。それが「OP/TECH(オプテック)」の
ストラップです。

---
このストラップの肩にかかる重量が軽く感じることは特筆もので、わたしも、
これは確かに『50%軽減』だ!と表現したくなりました。それ以来、当店店頭
では、評判のロングセラー商品です。
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50%軽減効果は半信半疑だったけど、自分に合った長さに調整できるのはいい。
価格も3,200円と手頃。これで重いバッグが少しでも軽くなるならと、同じメ
ーカーのカメラバッグ用ストラップを買ってみることにしました。

ストラップ色はバッグにあわせてブラックを選びます。「メール便発送可能」
との表示があり、配送にヤマト運輸のメール便を指定すると、送料は160円と
リーズナブルです。注文から2日後には、郵便受けに商品が届きました。

早速、バッグに取り付けてみます。肩パッドは幅広で長めのサイズ。裏側には
滑り止めになるゴムの突起もついています。取り付け金具は金属で頑丈そうで
す。それをつなぐナイロンのベルト部分だけは薄くてやや安っぽい。けれど、
余分なものがなく色が黒で統一されているので見た目は良い。

荷物を詰めたバッグを肩にかけてみる。ネオプレン製の肩パッドは柔らかく少
し伸縮性があるので、肩にぴったりとフィットして安定感があります。電車の
乗り換えの時に急いで走っても、それまでのように滑り落ちることがなくなり
ました。

50%軽減はオーバーな気がするけど、いつもより30%くらいは軽く感じられて
効果を実感できました。それにバッグが軽いと、出かける時の気持ちさえも軽
くなるような気がしてきます。

バッグストラップを買ったお店「カメラのミツバ」
<http://www.rakuten.co.jp/mitsuba/>

【いしはら・つよし】info@webanalyst.jp
ウェブプロデューサー、ウェブアナリスト
いろいろなスペックを見比べて、店頭で触って調べてみても、すべてに満足で
きる買い物ができるとは限りません。でもせっかく一生懸命選んだものなら、
あきらめずになんとか使いこなして行きたいのです。
・ウェブアナ
<http://www.webanalyst.jp/mt/>

<応募受付中のプレゼント>
Web Designing 2005年7月号 本誌1774号
イラストレーションスタイル Illustration Style 本誌1775号
(6/29 14時締切)


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■編集後記(6/28)
・「宇宙戦争」を見た。もちろん、スピルバーグ&トム・クルーズの方ではな
く、1953年の「宇宙戦争」だ。引っ越しの際、WOWOWを中心に録りためていた
SFやホラーやアクションの映画ビデオを惜しげもなく(いま考えると、惜しか
った)捨て去ったわたしだが、この「宇宙戦争」は残っていたのだからお気に
入りの一本なのだ。もちろん、とんでもなく古い映画だが今見てもなかなかの
出来に感心する。とくにウォー・マシンといわれる円盤の造形が秀逸。H・G・
ウェルズの原作では長い脚で歩き回る機械みたいなものだったらしいが、あの
美しいデザインの円盤にしたところがいい。新「宇宙戦争」予告編ではまだウ
ォー・マシンの姿がはっきり見えない。原作に戻るのか? エイリアンはちょ
っとマヌケなデザインだが、いかにもな感じでいい。ウォー・マシンの都市攻
撃シーンはむしろ美しい。人類はまったく打つ手なし。だが、地球の大気中に
あるウィルスに免疫のないエイリアンは全滅して、人類は救われる。よかった
よかった。ところでこのビデオ、地上波の映画劇場の録画だった。解説の水野
晴郎は若い。夏目雅子は美しい。浅井慎平も若い。なつかしいCMが続々と出て
きて楽しめた。新「宇宙戦争」は、「あるアメリカ人一家の視点から人類の未
来への生き残りを賭けた愛と勇気の壮絶な闘いを描く」などと予告編にあって、
本家「宇宙戦争」の淡々としたクールな物語とはだいぶ違うようだ。うっとお
しそう。でも、あの年頃の健気な(そういう役かどうかは知らない)女の子が
出てくるともうダメ。涙なしには見られないだろう、たぶん。   (柴田)

・Engadget日本語版がオープンしていた。/ネタがないのでニュース拾い読み。
/食前の「低脂肪乳」で体脂肪減。/AudibleがRSSで音声コンテンツ配信。/
世界中を飲み込むグローバル化に「ノン」。/お風呂の後は多機能マッサージ
で極楽気分。そういや最近店頭でマッサージ機を試してみたのだが、やっぱ人
の手にはかないませんな。細かく部位設定できたり、センサーで凝り部分を見
つけ出したりできればいいのだろうと思っていたのだが、この三洋のはできち
ゃうみたいな感じ。試してみたいー。           (hammer.mule)
http://japanese.engadget.com/  Engadget 日本語版
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/kenkou/pickup/381415  体脂肪減
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/USNEWS/20050627/163363/  RSSで
http://www.audible.com/  Audible ↓ガヴラス監督
http://nikkeibp.jp/style/life/person/proposer/050623_gavras1/
http://nikkeibp.jp/style/life/joy/bath/050622_massage/  マッサージ機

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
リニューアル  8月サンタ
アシスト    鴨田麻衣子

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