[1781] 最も汚れた舌は

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1781    2005/07/01.Fri.14:00発行
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   1998/04/13創刊   前号の発行部数 18041部
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<机上の論理の極ではないか>

■デジクリトーク
 最も汚れた舌は
 中野 潔

■Otaku ワールドへようこそ![7]
 手には銃、心は童心:サバゲに入門
 GrowHair

■展覧会案内
 2005 ADC展
 「フォロー・ミー!:新しい世紀の中国現代美術」


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■デジクリトーク
最も汚れた舌は

メディアリサーチャー 中野 潔
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●「生きる軸」論議

ドラマ「汚れた舌」の最終回を見た。全体のうち、3分の1ぐらいしか見ていないので、全体での批評は、できない。

最終回を見て気になったのは、「生きる軸」論議である。ヒロインの元恋人は、ずっと昔に自殺したヒロインの父についてこう意味のことを言い放つ。「彼は陶器の職人だった。それを軸にしていれば、他人の評判を気にして自殺することなどなかった。陶器の芸術家になりたくなって、軸がぶれた。それで、死を選ぶことになった」・・・。

「生きる軸」論議は、この最終回、何度か繰り返し登場する。ヒロインの現在の恋人は、ヒロインが花屋をたたもうとしているのを見て「結婚してもしなくても、恋人とうまくいっていても別れても、お前は花屋という仕事を軸に生きているものと思っていた。その花屋をたたもうとしているお前は、おれが好きだったお前ではない」・・・。

一方、ヒロインとも別れ、妻とも離婚し、経営していた花屋からも離れた、その恋人は、「おれは、経営していた花屋から離れても、たった一人で花屋をまた始める。誰と別れようがくっつこうが、花屋という仕事がおれの軸だからだ」・・・。

繰り返し語られることによって、この「生きる軸」論議は、一見、かなりの説得力をもって、視聴者の心の中に入り込み、陰影のあるボリューム感をもった姿で立ち現れる。

●「いいものが作りたい」ときに自分が職人か芸術家か意識するのか

しかし、ここは踏みとどまって、見つめ直さなければならない。ベテラン脚本家の人生談義に小賢しさがないのか、見極めなければならない。

焼き物を仕事にしている人は、「いい焼き物が作りたい」と心から思うのだろう。そのときに、焼き物職人としていいものが作りたいのか、陶芸家としていいものが作りたいのか、自問してどちらかに決めてから、作るのだろうか。その方がいい仕事ができるのだろうか。

第三者が見て、その人が職人に徹したときにいいものを作るのか、芸術を目指したときにいいものを作るのか、感じることはできるだろう。しかし、その予断なく焼き物に精魂を込める人を、外から「軸がぶれる」と批評する陶芸家の気持ちなど、筆者にはわからないし、それを言わせた脚本家の意図もわからない。

工芸を職人仕事と芸術とに分けて捉えるなど、近代というよりもっと近く、現代の仕業であろう。実用陶器と陶芸とを切り分け、市場を分けて流通させ、何桁か違う値をつける・・・。その自由市場の現実を別に否定などしない。需要と供給とで物の価格が決まるのは、資本主義社会の基本の基本である。しかし、それと「生きる軸」とを結び付けてしたり顔をする脚本家の仕業の小賢しさ・・・。

●人は愛か仕事かあらかじめ決めて生きるのか

愛か仕事かの論議も浅薄だ。脚本家は、単純に、愛を選ぶか仕事を選ぶか選択せよ--と言っているわけではない。そのテーマ設定ではあまりに陳腐すぎる。愛に満ち溢れているときも愛をなくしたときも、自分の仕事はこれだ、その仕事人に戻ろう--といえるなら、軸がぶれていない・・・。仕事がうまくいってもいかなくても、金があってもなくても、愛される妻であり続ける、子供を愛する母であり続ける--といえるなら、軸がぶれていない・・・。脚本家は、そういう。

机上の論理の極ではないか。

俳優陣の好演もあって、実は、この問題設定が、かなりの説得力をもって、視聴者の胸に飛び込んでくる。しかし、ちょっと待ってほしいのだ。

人は、同時に誰かの子であり、誰かの配偶者であり、誰かの兄弟姉妹であり、誰かの親である。同時に誰かの部下であり、誰かの同僚であり、誰かの競争相手であり、誰かの上司である。どれであるか決めてかかることなど、できはしないのだ。そして人は、同時に愛に生き、仕事に生き、趣味に生き、金銭や名誉や他人に理解できない執着のために生きる。

結婚式の日にも、親の葬式の日にも、勲章をもらう式典の日にも、人は飯を食い、糞もする。よしんばそれが1日、2日がまんできたとしても、汗を流し、二酸化炭素をはき、心臓を鼓動させることをやめることは、できないのである。

●机上のアイデンティティー論議に振り回されるな

「私は、何があろうが、これに拠って立つ」・・・。そう言いきれる人をわたしは尊敬する。しかし、そういう人ばかりでは、世の中は成り立たないのだ。数少ないからこそ、尊敬に値する。そういう人がいなければ、文化面や産業面での所産を社会に残し、時の流れのなかで社会を豊かにしていくことは、多分できない。

一方、拠って立つところを明言できる人は、往々にして、周りに迷惑を振りまく。そのプラスとマイナスのバランスの中で、社会における居場所が見つかってくるのだろう。この脚本家も、多分、そんな、尊敬に値する人の一人なのだろう。

だが、そんな生き方を世の中の大多数の人に押し付けるのは、考え物だ。多くの人のアイデンティティーは、拠って立つ、決してぶれない、人生の中心としている何かによって、保たれているのでは、ない。墨流しの模様のように、愛と仕事と金と名誉とが織りなす模様、さらにそれが過去から未来に向かって揺れ動く・・・。人類の数百万年の中で、たった一つしかないその惑いの模様によってこそ、その人はかけがえない存在になり、他人からいとおしく思われる・・・。筆者は、その営みの確かさに賭けたい。

汚れた舌は・・・

説得力のありそうにみえる人生論議で、人の心を扇情的にひっかき回す・・・。役者の名演技でリアリティーを与えられた机上の論で、人の神経をいたずらに逆なでする・・・。最も汚れた舌は、脚本家よ、あなたの舌だ。

【なかの・きよし】k_nakano@a7.shes.net

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■Otaku ワールドへようこそ![7]
手には銃、心は童心: サバゲに入門

GrowHair
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ポスン、ポスン、ポスン、と銃をぶっ放してきた。直径6mmのプラスチックの弾を空気の力で打ち出すトイガン(おもちゃの拳銃)である。

敵味方に分かれてフィールドを動き回り、敵を見つけたら銃撃戦を交わすサバイバルゲーム、通称サバゲ。人から誘われたのをきっかけに、6月中旬の週末、試しにと行ってみた。まるで実地に戦闘に赴いたような緊張感と恐怖感があり、いつの間にか真剣になっている自分がいた。

生まれてこの方40年以上、サバゲとはまったく接点のない暮らしをしてきたが、つい最近になって、ひょんなところでつながりができた。4月のある日、仕事帰りに居酒屋で飲んでいて、サバゲのチームとたまたま隣り合わせ、たちまち意気投合。チームリーダーがサバゲを熱く語るのを聞いて面白そうだと思い、ちょうど6月に初心者と女性を対象にした講習会があるというので、行ってみる気になったのである。そういう面白い出会いのある居酒屋とは、他でもない、秋葉原にあってメイドさんのいるお店である。濃ゆい人たちが集まるのだ。

●秋葉原でハシゴ

4月22日(金)、腹心の部下である雨続(あめつぐ)君と一緒に仕事で外出だった。仕事もさることながら、オタ知識でもいつも頼りにしている。が、彼は秋葉原にはずっと昔に一度行ったきりだとういう。外出や人ごみが嫌いなのだ。オタクらしいと言えるが、秋葉原はメッカなので一度は巡礼を経験しておかなくてはいけない。「いいから来い」と引っ張っていった。

閉店間際の「アニメイト」を足早に回り、「がしゃぽん会館」、コスチュームのお店「コスパ」を経て、メイド喫茶 "Cure Maid Cafe" へ。紅茶をいただく。

続いて、メイド居酒屋「ひよこ家」へ。ここで一杯飲みつつ、晩飯。カウンター席だった。我々の左側に2人、右後ろのテーブル席に4人というグループがいた。挟み撃ちに合って何となく言葉を交わすようになり、気がついてみるとひとつのグループにまとまっていた。

彼らはサバゲのチームだった。アメフラシ氏率いる「ジャコランタン」。雨続君は趣味でライトノベルのようなものを書き、ホームページに載せている。その中で、サバゲを題材に扱ったこともあるといい、アメフラシ氏とすっかり話が合っていた。拳銃の名前だか何だか、私のとんとあずかり知らぬ専門用語が飛び交っていた。

では、もう一軒、メイドさんのいるお店に行きましょう、ということになり、8人でメイドバー "JAM" へ。真夜中近くまで飲んで、盛り上がっていた。

●サバゲとは

サバイバルゲームとは、おもちゃの銃を持って定められたフィールド内を動き回り、撃ち合いをするゲームである。語弊があるかもしれないが、端的に言って戦争ごっこである。

フィールドにはアウトドアとインドアがある。アウトドアは原野山林である。インドアは、木造で簡易的に作られた市街地である。道は迷路のように曲がりくねり、駅があったりバーがあったり民家があったりする。

2チームに分かれて勝敗を競うのが基本的な形。バリエーションとして、3チームに分かれる「三つ巴戦」や、自分以外は全員敵として、ひとりだけが勝ち残るまで続ける「バトルロワイヤル」という形態もある。

基本的には、被弾した者がゲームから抜けていく。撃ったのが敵でも味方でも自分でも、また、物に当たって反射してきた弾でも、装備に当たったり服にかすったりしただけでも、被弾は被弾。自己申告制なので、被弾した者は大きな声で「ヒット」と宣言し、速やかにフィールド外に出る。

勝敗のつけ方にもいろいろあるが、一方のチームが全滅するまで戦う「全滅戦」と、各軍の陣地に旗を置き、自軍の旗を守りつつ敵軍の旗を取れば勝ちという「フラッグ戦」に分けられる。フラッグ戦の亜流には、丸腰の人間が旗の代わりを務める「人間フラッグ戦」というのもある。

銃はプラスチック製のおもちゃだが、見かけはかなり本格的である。拳銃(ハンドガン)と機関銃(マシンガン)がある。圧縮空気の力でプラスチックの弾が発射される。弾はBB弾と呼ばれ、直径6mm、重さ0.2gのものが一般的である。この重さの場合、初速が秒速100m以内でなくてはいけないという、1ジュール規定がある。また、屋外戦用には、環境に配慮して、バクテリアや紫外線によって分解されるバイオ弾もある。

目に当たると危険なので、ゴーグルは必須。また、長袖の服や手袋もほぼ必須。必須ではないけれど、あった方がいいとされるのが、迷彩服や黒づくめなどの軍装。敵に見つかりづらいという実用の意味もあるが、サバゲへの意気込みを示し、緊張感のある気分を高めるという効果もある。なりきるにはまず形から。言わばコスプレである。ウケ狙いで、ウエスタン調のカウボーイになってみたり、ビジネススーツのサラリーマンになってみたり、というのもアリだ。やっぱコスプレだ。

●サバゲの精神はアブナくないのか?

サバゲの歴史はけっこう長く、過去に流行り廃りの波が何度かあったようである。読者の方々の中にも、「昔やったなー。実は今も押入れの奥に黒光りするのが一丁眠っているのだ」なんて御仁がおられるかもしれない。しかし、一般的にはまだまだ陽の当たらないジャンルのようである。

もちろん悪事を企んでいるわけではないので、楽しさが分かり合える者どうしが集まって、人知れず活動する、という形態に問題はない。だけど、格好が格好なだけに、サバゲにはいろいろなイメージを抱かれそうである。

ひとつは鬼ごっこやかくれんぼや雪合戦といった子供の遊びの延長。「いい歳こいた大人が一体何をやっておるんじゃい、成長せんかい!」なイメージ。確かに、しょせんはおもちゃの銃を撃ち合う遊びである。真剣になればなるほど、どこかに滑稽さがつきまとうのは避けられない。が、真剣になるからこそ面白いのだ、というジレンマがある。上級者ともなれば、筋骨隆々として、構えがきれいで、動きが素早くきびきびしている。厳しい鍛錬の賜物なのだろうと思わせる。

ある種の空虚感が漂うのはサバゲに限ったことではない。単に「好きだから」という理由で、実用的には何の役にも立たないことに心血を注ぎ、知識を蓄え、技を磨いて、道を究めんとしてきた、おバカな俺たち、そんな馬鹿馬鹿しさを自虐的に笑ってしまおう、というのはオタク全般の底流をなすメンタリティなのかもしれない。

今回手ほどきを授けて下さったインストラクターの方々は、サバゲが楽しくて仕方がないという感じが顔に現れていて、子供のように無邪気そうにも見えた。が、教え方には気配りがいっぱいで、雑談も楽しく、どちらかというと、頼れる兄貴という印象がまさった。聞くところでは、普段は真面目な態度で仕事に臨み、世間的には相当立派な地位をお持ちの方もいらっしゃるとか。社会人としての責務はしっかりと果たしつつ、たまには童心に返って心の荷を降ろすというバランス感覚がいい。

もうひとつ、心配なのが、現実の戦争と重なり合うイメージである。現実には世界のどこかで国どうし、民族どうしが反目しあい、しょっちゅう武力衝突が起きている。それは残虐な殺し合いにほかならない。それをあたかもカッコいいことのように礼賛し、模倣するのは、いかがなものか。その精神、アブナくないのか?

サバゲに興じる人たちは一般人からそういうふうに見られがちであることを重々承知していて、心を痛めている。サバゲは紳士のスポーツであることを盛んに強調し、一般の人々に無用の誤解や恐怖感を与えないよう、気配りに努めている。

実践練習では、早々と被弾してフィールドを出てきた人たちどうしで雑談に花が咲くのだが、「やられる前に3人殺してきた」みたいな言い方は、上級者からたしなめられた。「そういう物騒な物言いは控えなさい」と。「殺す」の「死ぬ」のという表現は、野球や将棋でも使うけれど、サバゲで使うと比喩になってない。

●サバゲの手ほどきを受ける

前置きが長くなったが、そういう経緯で、6月11日(土)、サバゲの講習会に参加してきた。

朝8時に新宿で待ち合わせ、雨続君と一緒にアメフラシ氏の車に乗せてもらって中央高速を一路西へ。10時の会場集合に程よく間に合った。会場は八王子の北西部の山あいにある屋内フィールド "I.B.F." である。がっしりした鉄骨の巨大コンテナのような建物内に、木造の市街地が作られている。元は鉄工所だった跡形がそこここに残っている。

私の格好は戦闘地よりも秋葉原でよく見かけそうな、いつもの。一応長袖のネルシャツ。装具一式はアメフラシ氏から貸してもらった。拳銃はフルオート M93R(ってよく分かっていない)。雨続君は折り目跡もばりっとした迷彩服。自前で新調してきた。やるじゃん。アメフラシ氏は、カウボーイスタイルに、米軍の礼服、戦闘服と3着用意して達人ぶりを見せつけ、女性陣から人気を博していた。

集まったのは約30人。うち20人が初心者、また、9人は女性である。講義を授けて下さるのはオーナーの山田氏。始めは銃の扱い方や安全のためのルールなどの講習。それからフィールドに入り、交代で的を撃ってみる。テーブルの上に、ブックエンドのようにL字型をした金属性の的が立ててあり、いいところに当たるとキンと音がして倒れる。じっくりと狙って引金を引けば大体当たる、という感触がつかめてきた。構え方などを直してもらうと、よく当たるようになってきた。

次に、早撃ち勝抜き戦。1対1の対戦で、各自の前方に置かれた5つの的を10発以内の弾でより早く倒した方が勝ちというルール。私は雨続君が対戦相手で1 回戦敗退。マガジンを装填し、撃てる体勢に入るまでの動きの俊敏さで負けた感じ。

昼食は各自そこいらへんで。アメフラシ氏がカップラーメン等を持参、バーナーでお湯を沸かしてくれた。アウトドア気分が盛り上がる。

午後はいよいよグループ対戦のゲーム。赤チームと黄色チームに分かれ、両手両足背中にチームカラーのテープを貼る。約10人対10人で、反対側の入口からフィールドに入り、7分間、対戦する。これを、チームを組み替えたりしながら、何度も何度も繰り返す。

間抜けな頓死を喫することもたびたびあり、その度ごとに何かを学んだ。例えば、最初はおっかなびっくりで進んで行くのに、ひとたび味方がやられるのを目にした途端についカッとなり、敵前に踊り出て乱射してしまったりする。結果は自分がやられるだけ。そうやって1人ずつやられていくぐらいなら、最初から塊で移動した方がまだ勝ち目がある。

こういうことをひとつひとつ体で覚え込んで基本の形が身につけば、次にはチームとしての人員配置など、作戦を立てたりして、より深い楽しみ方ができるのだと思った。1日ではその域までは行けなかったが。

夕方6時。全員集まってあいさつして、お開き。体力気力を使い果たし、存分に楽しめた。アメフラシ氏、山田氏ほか、スタッフにはこんな面白い世界の扉を開いていただいたことに感謝している。

●付記:関連サイト

- メイド喫茶 "Cure Maid Cafe"
< http://www.curemaid.jp/
>

- メイド居酒屋「ひよこ家」
< http://www.hiyokoya.net/
>

- メイドバー "JAM"
< http://jam-akiba.com/
>

- サバゲのインドアフィールド I.B.F.
< http://ibf8.web.infoseek.co.jp/
>

- アメフラシ氏のホームページ
< http://home.catv.ne.jp/dd/syusuke/
>

- 雨続君のホームページ
< http://ametsugu.net/
>

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ハードボイルドな中年男。拳銃を片手にすっ、ぴたっ、すっ、ぴたっと素早い身のこなし。獲物を狙う目は野獣そのもの。...の域までは、なかなか。筋肉痛以外の後遺症として、新宿歩くにも背後が気になって仕方がない。壁際をさささささっ。ゴキブリか、俺は。
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■展覧会案内
2005 ADC展
http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/

http://www.recruit.co.jp/GG/exhibition/2005/g8_0507.html

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会期:7月4日(月)~7月30日(土)
会場:
銀座グラフィックギャラリー(東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F TEL.03-3571-5206)11:00~19:00 土18時 日祝休

クリエイションギャラリーG8(東京都中央区銀座8-4-17 リクルートGINZA8ビル 1F TEL.03-3575-6918) 11:00~19:00 土日祝休 水20:30

内容:2004年5月から2005年4月にかけて発表されたポスター、新聞広告、雑誌広告、エディトリアル、小型グラフィック、CI、TVCFと多様な分野からの10,000点を超える応募作品の中から、87名のADC会員によって厳正な審査が行われ、グラフィック、広告作品の最高峰ともいえるADC賞が選ばれた。

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■展覧会案内
「フォロー・ミー!:新しい世紀の中国現代美術」
< http://www.mori.art.museum
>
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会期:7月2日(土)~9月4日(日)10:00~22:00 火17時 
会場:森美術館(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53F)
入場料:一般1500円、大高生1000円、中学生・4歳以上500円
内容:中国の新世代のアーティスト16組(19名)による2000年以降の作品約40点を紹介する。

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■編集後記(7/1)
・昨日、電子書籍ビジネスコンソーシアムの参加出版社14社による共同企画のプレス説明会がおこなわれたのでのぞきに行った。2年前だったか、コンソーシアム設立の発表会では立花隆が映像でコメントを寄せ、いよいよ本格的な電子書籍時代の到来をうたいあげたものだが、その後電子書籍が本をめぐる世界を大きく変えたかというと、どうもそうではなかったようだ。この日は、発表側がずらりと並んだのに対し、取材側はおよそその倍くらいしか来ていなかった。発表の内容は、我が国初めての「電子書籍フェア」を開催するというもので、正直拍子抜け、今頃そんな取り組みが「画期的な企画」(ニュースリリースによる)なのだろうか。せっかくコンソーシアムに参加しているのだから、集まってなにかできないかということで出版部会が結成され、そのなかで「いつまでも勉強会でもないだろう。実際に、電子書籍を製作し販売するなかで、経験を共有し、認識を深めたい」という提起があり、この企画に至ったという事情が正直に話されたが、コンソーシアムの活動のスローぶりをよく表わしている。今回は、戦後60年「今、戦争を考える」フェアというもので、各社が戦争をテーマにした書籍を電子化し、オンライン書店で販売すると同時に、書店10店舗で書籍やオンデマンド出版本の販売をするという。出展書は46冊、なかには間に合わせで出展したようなのもあるが、主婦の友社のように、1942年発行の既にない本の復刊や電子書籍のほうがリアル本より発売が早いというケースなどは注目できる。また、ebijの書き下ろしフルカラーのマンガ「笑ってください」(村野守美)も面白そうだ(しかし、わたしは買えない。Macユーザーは読めない)。いまひとつ、意気の上がらない発表会であった。2年前から電子書籍はほとんど進展がなかった。ようやくこれから、可能性をさぐるという段階のようだ。嗚呼。この企画のオンライン書店は以下、7月8日より発売開始される。(柴田)
< http://www.atmarkit.co.jp/news/200507/01/ebook.html
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< http://www.sigmabook.jp/
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< http://www.ebookjapan.jp/
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・まぐまぐでは、許可していない広告アドレスの「:」がスペースに置き換わっちゃうのね。びっくり。K様ご指摘ありがとうございます!/iTunesやiPodがポッドキャスティング対応になったし、せっかくだから以前後記に書いていたように音声配信をしたいなぁと考えた。受信してiPodに入れたら通勤電車の中で聞けるっ。でも誰が音声を吹き込む? 試しに自分でやってみた。高校二年生の時、つぶれかけの放送部に助っ人で入ったことがあった(すっかり忘れていた)。発声練習をしたかすかな記憶があるし、お昼休みの番組をやったことがあったような……放送室でお弁当食べてたような気がするから確かそうだ。ほとんど先輩のサポートで終わった気もするが。「が」は「んが」だったよな、なんて思いながら、プロジェクトXっぽく数行吹き込んで聞いてみたらダメダメだった。文字が目の前にあれば何を話しているのかわかるけれど、関西弁のイントネーションが時々出てくるし、「四位以降は」は「よんぃいこうは」になってしまう。鼻から抜けないし、声帯も衰えてる。ということで自分でするのは諦めたので、あった(トモロヲ風)。(hammer.mule)
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 コロンが抜けて

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