[1857] 友だちなんて必要ないか?

投稿:  著者:  読了時間:20分(本文:約9,500文字)


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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1857    2005/11/04.Fri.14:00発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 18300部
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            <「マジ、感動するぜ」>           

■映画と夜と音楽と…[269] 
 友だちなんて必要ないか?
 十河 進

■インターフェイスの旅[2] 
 キャンセルボタンなんかいらない
 鷹野雅弘

■イベント案内
 retired weapons



■映画と夜と音楽と…[269] 
友だちなんて必要ないか?

十河 進
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●ホントにあったジャスコと××

10月下旬のことだった。早朝、暗いうちから起きて車で家を出た。目的地まで
は70キロほどのドライブだ。少し緊張する。ヘッドライトを点灯し高速のイン
ターへ向かう。常磐高速に乗ると、朝の5時半だというのに交通量は多い。暗
くてヘッドライトばかりが目立った。

利根川の橋にかかると、いきなり横風にあおられた。以前、橋の上に出た途端、
突風にやられて車がスーッと横に流れたことがある。肝を冷やした。あれ以来、
利根川に出る瞬間に身構えるようになった。利根川を渡るだけでもけっこう時
間がかかる。

少し走ると谷和原インターになる。高速を降り下館方面に向かう。免許をとっ
たばかりの頃、やたら走り回ったエリアなので土地勘はある。水海道に入ると
「ここから東京行きのバスが出ているのか」と思い、バス停を確認する。「駅
付近にヘンな店があるんだったな」と、先日読んだ小説を思い出し目で探す。

追い越し車線に怪しい車が並ぶ。シャコタンというのだろうか、外観も改造を
しているけれど、エンジン音がまったく違う。人を不安にさせるような轟音だ。
「やっぱり、いるんだなあ、走り屋が…」と思う。「エイジといったっけなあ、
イチゴが惚れるのは…」と連想する。

以前、よく右折した道を直進する。道路に大きく「下妻・下館方面直進」「つ
くば方面右へ」と書いてある。「つくば方面」にはよくいった。つくばの石丸
電気は輸入盤のクラシックやジャズを置いていて、秋葉原へ出るより簡単なの
でドライブがてら買い物に出かけたのだ。道は広く、車が少ない。

「下妻・下館方面」に入ると、後は道なりにまっすぐである。両側は、桃子が
言うように田圃だけだ。懐かしい田園風景である。農道と交差する四つ辻には
信号もない。ずっと遠くまで見渡せるから、車がきていればひと目でわかる。
気がつくと100キロで飛ばしていた。

田圃の中にジャスコが見えてきたときには「マジ、感動したぜ」と、頭の中で
土屋アンナの声が聞こえた。巨大なジャスコだ。ジャスコにいく道のところだ
け立体交差になっている。通り過ぎた後も振り返って見た。

左にいけば、おそらく下妻市の中心地になるのだろう。そう思いながら正面に
視線を戻したとき、僕はジャスコを見たときよりずっと感動した。いや、驚い
た後にジワーッと感動がこみ上げてきた。現実に、下妻にそれがあるとは予想
していなかったからだ。

──貴族の森

大きな看板にそう書いてあった。その下に小さく「下妻店」とある。「この喫
茶店、ホントにあったのかよ~」と再び土屋アンナの声がする。「マジ、感動
するぜ」と今度は思わず口を衝いて独り言が出た。そのまま「貴族の森」の前
を通り過ぎる。

外観は映画の中に出てきたそのままだった。周囲の感じは違っている。あの映
画はCGで風景をかなり加工していたから、おそらく「貴族の森」をロケで撮影
し画像修正をしたのだろう。中も映画のまんまなのだろうか。今度は「マンマ
じゃないですか」と言う桃子の声が頭の中に響いた。

●「下妻物語」にはまる

少し前になるが、朝日新聞の書評欄に嶽本野ばらの「下妻物語・完 ヤンキー
ちゃんとロリータちゃんと殺人事件」が取り上げられた。その本の広告を見た
ときに僕は買おうかなと考えたのだが、朝日新聞が書評で取り上げるとは思わ
なかった。しかし、その書評の冒頭の数行には思わず「異議ナーシ」と叫んだ
ものである。

──正編『下妻物語』(02年)と昨年の映画版は、傑作だった。昨今グローバ
ルな関心を呼ぶ先端的な少女文化を切り口に、奇妙に骨太な日本的感性を垣間
見させるという仕掛けが、何とも渋い。

いつだったか、ある読者から「作家の嶽本野ばら(とくに、エッセイ)、そし
て、十河さんの作品に出会えて、私はとても嬉しいです」というメールをもら
ったことがある。

嶽本野ばらという名前は知っていたが、そんな名前をつける感覚が僕にはよく
わからなくて読んだことはなかった。特に「乙女」が彼のキーワードと聞いて
いたので、特に読む必要も感じなかった。「ロリヰタ」が三島由紀夫賞候補に
なったと知ったときには少し気になったが、それでも縁のない作家だった。

だから僕の書くものとの共通性がわからなかった。もしかしたら僕が少女趣味
でセンチメンタルだからかとも思ったが、嶽本野ばら(ローマ字ではNovalaと
表記する)という筆名からはどうしても耽美的な雰囲気を感じてしまう。少な
くとも僕は耽美派ではない。

ところが僕は映画「下妻物語」を見てしまったのだ。そして、すっかり「下妻
物語」のトリコになったのである。ここ数年見た映画の中でもベストの作品だ
と僕は思った。いや、そんな問題ではない。はまってしまった、と告白しよう。
僕はヤンキー役の土屋アンナを見るために、繰り返しDVDを見ている。

何度見ても笑い転げる。涙ぐむ。さすがに一ヶ月の間に五度も見ると、もうい
いか、と思うけれど、しばらくするとまた見たくなる。ときどき、ヤンキー白
百合イチゴの口調でものを言っている。もちろん、独り言だ。「うっせーな、
気合いだよ、気合い」なんて言っている。

だから、僕は嶽本野ばらにまで興味を持ち、まず処女作「世界の終わりという
名の雑貨店」と「ミシン」を読んでみた。確かに耽美的だなあ、乙女チックだ
なあ、と思う。「耽溺」なんて言葉も浮かんでくる。

次に「下妻物語・完 ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件」を読んだ。
一気に読んだ。やめられなかった。傑作だと思った。ラストの数ページは涙な
くしては読めなかった。

「下妻物語・完 ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件」も映画化して
くれ、中島哲也さん、土屋アンナの白百合イチゴをもう一度見せてくれ…、と
僕は言いたくなった。

ラストシーン、関東鉄道の線路の上で立ち尽くす特攻服のイチゴと、電車の中
で真っ赤な特攻服を着て「パリコレ上等」と気合いを入れてつぶやく竜ヶ崎桃
子を僕はスクリーンで見てみたい。もちろん、イチゴは土屋アンナ以外には考
えられない。

●オーソドックスな友情物語

「下妻物語」は茨城県下妻市に住むふたりの少女の物語だ。竜ヶ崎桃子はやく
ざのオヤジを持ち、ロリータファッションに身を包みロココ時代に生きていれ
ばよかったと夢見る割には「人間は本来ひとりなの」と妙に醒めている高校生
である。

その桃子がロリータファッション購入の資金にするためにオヤジが始めた偽ブ
ランドの「ベル○ーチ」を売りに出し、それを買いにきたのが50CCの原付スク
ーターにまたがったヤンキー白百合イチゴだ。イチゴという名で「ヤンキーな
んかやってられっかよー」ということで、イチコと自称している。

「下妻物語」の面白さは、桃子とイチゴの掛け合いにある。ボケとツッコミの
漫才を見ているようだ。日本語が不得意なイチコ(おバカに設定されている)
は、何かというと言い間違う。「ハナムケ」を「ハナモゲ」と言い間違い、桃
子に指摘されると「ムケようがモゲようが鼻が痛ぇことに変わりはねぇんだよ」
と強がる。

桃子は人と深く関わりたくないというクールな人生を送っているが、イチコは
熱血で正義感にあふれ、どちらかと言えば古い義理人情の世界に生きている。
だからイチコは、何かと言えば「借りは必ず返すぜ」と言う。

しかし、桃子は「大切なものは人に貸しちゃいけないの」とクールに言い放つ。
「おめぇ、性格わりぃーな」と言われると「ねじ曲がってまーす」と屈託がな
い。「ダチ、いねぇだろ。さみしくねぇのか」と言われ、「ぜーんぜん」と首
を振る。桃子はその生き方に確信を持っているのだ。

だが、何かとまとわりつくイチゴに桃子は次第にほだされていく。代官山の伝
説の刺繍屋を探した挙げ句、見付からないまましょげて帰るイチゴを見て桃子
は彼女の特攻服に精魂を込めた刺繍を施す。何日も寝ずに仕上げた刺繍を見て
「マジ感激する」イチゴを見ながら桃子の胸に熱い何かが湧き上がる。

会えば悪態をつきあうふたり、喧嘩ばかりしているが信頼しあっているふたり、
僕は昔からそんな描き方をされる関係が好きだった。男女でも男同士でも、で
ある。「下妻物語」のふたりもそんな間柄だ。

 「桃子。──世界で認められるまでは、下妻に帰ってくるなよ」
 「認められなくても帰ってこないよ」
 「最後の最後まで、ムカつく野郎だな、お前」

友だちなんて必要ない──と思っていた桃子は、レディースチーム「舗爾威帝
劉(ポニーテール)」のケジメを受けることになったイチゴのために初めて原
付スクーターを駆り牛久大仏に向かって疾走する。

「下妻物語」はそのシーンから始まる。それは必然なのだ。友のためにひた走
るロリータファッションの少女。そのミスマッチが笑いを呼び、その精神性が
涙を誘う。伝統的な日本的感性であり、変わらぬ泣かせどころである。浪花節
と言ってもいい。

いくら時代が変わっても人が人のことを大切に想い、その人のために尽くそう
とする姿は美しい。現代的な、あまりに現代的な意匠でコミカルに展開される
「下妻物語」だが、ラストに至ってオーソドックスな精神の浄化をもたらせて
くれる。

だから、さらに感動的なラストを迎える完結編の映画が見たい。線路の上で立
ち尽くす特攻服のイチゴの映像が僕には浮かぶ。電車の中でイチゴの餞別であ
る真っ赤な特攻服を着て「パリコレ上等」と気合いを入れてつぶやく竜ヶ崎桃
子のアップに「完」の字を重ねたい。

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
もう何ヶ月も前の作業だけど、旧作を分類し、チョイスし、何度も並び替えた。
少し手を入れた。結局、160回までの中から40編を選び、気取って英文の章立
てにした。七つの章になった。すべて映画と本と音楽のタイトルからの引用だ。
しかし、本になったのを読むと、同じことばかり繰り返し書いているような気
がする。
▼十河さんの本「映画がなければ生きていけない」は、とうとう残数150冊を
切りました。ご購入はお早めに。読者のためのblogも開設しました。
<http://www.dgcr.com/books/>
デジクリ掲載の旧作が毎週金曜日に更新されています
<http://www.118mitakai.com/2iiwa/2sam007.html>

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■インターフェイスの旅[2] 
キャンセルボタンなんかいらない

鷹野雅弘
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Webで何か注文しようと意気込んでいながら、つい、キャンセルボタンをクリ
ックしてしまい、入力内容がすべてクリアされ、「やっぱり、もう、いいや」
と意欲を削がれたことがあると思います。

キャンセルボタンって、何のために必要なんでしょうか? ちなみに、私の場
合は、注文を思いとどまる場合、キャンセルボタンを押さずにブラウザを閉じ
てしまったり、そのままほかのサイトに行きます。

もしかしたら、テクニカルな要因で必要なことがあるかもしれませんが、これ
によって、「注文しようと思っていたけどやめてしまった」という、チャンス
ロス(機会損失)の金額を考えたら、こんなもの、とってしまった方がずっと
いいでしょう。

        …………………………………………………        

ところで、なぜ、間違えてキャンセルボタンを押してしまうのか、それは申し
込みボタンとキャンセルボタンの位置が、サイトによってまちまちだからなの
です。

次のページへ誘導する際、NEXT(次へ)ボタンの位置は、必ず右というのが
インターフェイスデザインの原則です。BACK(PREV、前に)は左に位置します。

なぜ右なのでしょうか? ブラウザの場合、基本的に横書きなので、右綴じと
同じ方向ということでしょうか。

一方、Webのフォームは、というと、たかだか10年ほどの歴史ですが、左に
[Submit]、右に[Cancel]がスタンダードとして受け継がれてきています。

そこで、インターフェイスの原則にのっとっている人は右に、Webの慣習に重
きをおく人は左にという事態が起こっている、という分析ができます。

デスクトップアプリケーションでは、書類やアプリケーションを閉じる場合、
「本当に閉じていいのですか?」というコンファームが求められますが、そこ
まで進化していないというだけの問題かもしれません。

最近、ディフェンシブ・デザインという考え方が生まれています。サイトにエ
ラーが起きるのを防止し、問題が起きてしまったときには訪問者がスムーズに
立ち戻れるように配慮してフォーム画面やエラーメッセージ、ヘルプ画面など
をでデザインする(帯から引用)というものです。

フォームのデザインひとつで、サイトの売上が左右されてしまうとしたら、こ
れはもう死活問題です。どこに配置するのか、どんな見てくれにするのか、を
さらにつきつめて、そもそも、そのボタンが必要なのか、を疑うことがスター
トラインだと考えます。

追伸
「住所は全角で」「電話番号では半角でハイフンをいれずに」等々、文字入力
も“試練”みたいになっているサイトが少なくありません。そんなの裏側でス
クリプト使ってやってよ!と強く思います。

参考:『ディフェンシブ・ウェブデザインの技術』毎日コミュニケーションズ
<http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4839916063/qid%3D1131065020/
249-2528161-9217938>

【たかのまさひろ】takano@swwwitch.com
トレーナー・テクニカルライター・デザイナー
株式会社スイッチ代表 <http://swwwitch.jp/>
モスバーガー店員から英会話塾講師、職業作詞家等、100以上の職種を経験後、
DTPやWebの制作、トレーニング、ライティングは飽きずに10年。

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■イベント案内
retired weapons
<http://www.retired.jp/>
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<石川淳哉発>

銃口に花が一本刺さった言葉少ななビジュアルをどこかで見たことはあります
か? 目黒通りに実物大の風船で出来た精巧な戦車を見たことがありますか?
Mixiで9月11日に大量に揃ったアイコンに気づいたことがありますか?
 retired =引退した、よりよい方向に生まれ変わった
 weapons =武器
2005.1.1にはじまった、このアートプロジェクトは、一人のアートディレクタ
ーと一人のプロデューサーがはじめたもの。22世紀に向けた無謀なまでのコミ
ュニケーションの新機軸を探す旅だ。
アートディレクター徳田祐司(http://www.tokudayuji.com)稀代のノンバー
バル表現手法の使い手。電通が誇る世界基準のADだ。
プロデューサー石川淳哉(http://www.dream-d.net/)「世界がもし100人の村
だったら」150万部売った仕掛け「2002 FIFA WORLDCUP PUBLIC VIEWING」選手
が誰一人いない国立競技場に合計20万人を集めた仕掛け、それがボクだ。
そんな二人が試行錯誤を重ねながらチャレンジしてきた、ある一つのカタチを
見ていただくことが出来る。

11月6日(日)まで、日本最大のデザインイベント『DesignTide in Tokyo
2005』<http://www.designtide.jp/> 書籍好きにはたまらない(みなさんも
復興計画にサインナップしたのでは?)青山ブックセンター本店にて。
<http://www.aoyamabc.co.jp/> とにかくボクは会期中すべて会場にいる。
みなさんにお会いできるとうれしい。

retired weapons exhibition @Design Tide in Tokyo 2005

11月2日(水)~5日(土)10時~22時
11月6日(日)10時~19時
青山ブックセンター本店
入場無料.Tシャツ、缶バッジ、カレンダー、シルクスクリーンなどの販売もし
ています。

retired weapons talk session @Design Tide in Tokyo 2005

【徳田祐司+石川淳哉】司会:渋谷聡子
11月5日(土)18時~19時
青山ブックセンター本店A空間
入場無料。先着100名様(定員超過の場合、入場制限させていただくことがあ
ります)トークセッション中の展示内容が変更になることがあります。整理券
を発行する予定です。会場が狭くてスミマセン。

retired weapons seeds of peace @Design Tide in Tokyo 2005

実際にお花の種を配ります。
会場にてシーズ オブ ピース(平和の種)を2万8千個無料配布します。
協賛:MTV、STIJL、WILLCOM、ベルシステム24、とくするメニュー、風船工房
+シェアアップ、dreamdesign

retired weapons messengers @Design Tide in Tokyo 2005

メッセージボードに想いを載せて写真を撮らせてください。世界中にあなたの
想いを届けます。会期中は、プリントアウトサービスをさせていただく予定で
す。機材協力:アップルコンピューター。とにかく一回見てくださいね。


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■編集後記(11/4)
・一昨日の朝8時過ぎに、近所で火事があった。風邪を引いて熱のある孫の相
手をしながら「ああ、あのサイレンは消防自動車だよ。どこかで火事があった
のかな」とのんきに話していたら、高層階に住む娘から「目の前で火事だよ!」
と電話が来た。そこではじめてカーテンをあけたら、南西方向約20メートルに
ものすごい煙があがっているではないか。ガラス戸を開けると、焼け焦げる臭
いとなんやら浮遊物も。世間は大騒ぎである。あわてて洗濯物をしまい込んで、
ガラス越しに見る煙のおそろしいこと。次から次と黒や灰色の煙が渦をまいて
立ち上がる。それは30分以上続いたと思う。娘情報では、高層階からは現場は
手が届きそうな近くで、その時間、マンションのテラスは花火大会以来のギャ
ラリーで鈴なりだという。ん! 右手に燃えさかる家屋、左手のマンションで
は人がぎっしり見物、これはすごい構図だ。さっそく撮影に、と思わないでも
なかったが、わたしはプレスじゃないんだ、人の不幸をおもしろがるような意
図で記録したってしょうがないと思って動かなかった。午後になって、犬の散
歩ルートから見ると、二階建て一軒だけが完全に燃えて、隣接のアパートや家
屋は多少焦げていたようだ。一家4人は無事だそうでよかった。その後、娘が
記録したムービーを見せられたが(ちゃんと撮っていたよ、わが娘は)、ぞっ
とするようなすごい火事だった。延焼しなかったのは奇跡的。   (柴田)

・アマゾン「なか見!検索」。ある程度は、タイトルや装丁、出版社で書籍の
善し悪しを決めているところはある。妖しげなものは手に取らないし、手に取
ってもぱらっと見たら判断できる。書店でも並べるものを取捨選択してくれて
いる。なので、本文検索で出てきた結果画像を見て、なんじゃこりゃ~! と。
トンデモ本だらけである。いちいちモニタに向って「そんなはずないって」
「何、その強引な結論へのジャンプ」「納得できないんですが……」などと突
っ込んでいる。検索かけて出てくる見知らぬ個人blogの方が説得力あるぞ。い
やまぁこれ(本)はこれで面白い。いろんな考え方の人がいるんだなと。アマ
ゾンは立ち読みできないのがネックであったが、今回の「なか見!検索」でク
リアできた感じ。特に目次が見られるのは助かる。     (hammer.mule)
<http://www.dgcr.com/>  Amazonリンク、どうかお使いください

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編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
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アシスト    鴨田麻衣子

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